JP2006309222A - 量子ドット導波層を含む光導波路および製造方法 - Google Patents

量子ドット導波層を含む光導波路および製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】導波において量子ドットを有する導波路または導波路構造を提供する。
【解決手段】平面導波路100は、第1のクラッド層101および複数の量子ドット103を含むガイド層すなわち活性層102を含む。活性層102上には、第2のクラッド層104が配置されている。第1および第2のクラッド層101および104は、それぞれ活性層102の屈折率よりも小さい屈折率を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は平面導波路に関し、特に量子ドットを有する平面導波路に関する。
量子ドットは、材料の電子または正孔のド・ブロイ波長より大きい寸法を有さない小さい粒子としてしばしば定義される。量子閉じ込め効果の結果として、量子ドットの電子物性は、対応するバルクの値とは異なり得る。これらの量子閉じ込め効果は、3次元にわたった電子および正孔の閉じ込めから生じる。例えば、量子ドットのサイズが減少するにつれて、量子閉じ込め効果は、エネルギーギャップにおける増加をもたらし得る。従って、量子ドットのサイズが減少するにつれて、量子ドットから放出された光は、高エネルギー側または短波長側にシフトする。量子ドットのサイズと量子ドットを形成する材料とを制御することによって、量子ドットの特性は、特定の用途用に調整され得る。
量子ドットドープされたガラス材料を使用して、距離を越えて信号の増幅を行うことに対する可能性が期待できる。この目的を達するために、エルビウム半導体光増幅器のように、量子ドットは信号増幅を介して利得を与え得る。或いは、レージングが実現され得る。有利なことには、量子ドット導波路型増幅器およびレーザは、GaAs由来の半導体構造よりも簡単であり安価である。
量子ドットを含むガラス材料が知られている。例えば、Borrelliなどによる米国特許第5,449,645号は、本願の出願人に譲渡されたものであり、硫化鉛(PbS)量子ドットを含むガラス材料を開示している。かかるガラス材料は、ガラス材料となる酸化物とともに、鉛および硫黄の先駆物質を含むバッチから製造される。その後、ガラスは2段階熱処理を受け、ガラス内部にナノ結晶性PbS相を生じる。ガラス内に作られた結晶性PbS粒子(結晶子として良く言及される)は、前に参照した量子ドットの寸法基準を満たす。従って、量子閉じ込め効果が実現される。この引例は、セレン化鉛(PbSe)量子ドットの形成を開示している。
PbSおよびPbSe量子ドットの1つの特有な利点は、約1.0μmからバルク材料のエネルギーギャップ2.5μmの間にエネルギーギャップを制御自在に位置づけることである。通常の通信波長は、大体1.5μmであり、これらの構造は、インライン増幅(in-line amplification)(例えば、ポンプ),レーザアプリケーションまたはそれら両方に対して実行可能な選択肢を与える。さらに、PbS量子ドットは、光通信学と相対的に強い光非線形性,温度依存性吸収および相対的に強い光ルミネセンスを前提として他の光アプリケーションとにおけるさまざまな用途での使用に対する可能性を有している。
量子ドット構造は、多くの有用な用途を有しているが、光をガイドすることがかかる用途の多くに必要不可欠である。特に、導波路構造によって与えられた光モード閉じ込めは、量子ドットの均一な励起をもたらし且つ多くの通信用途で要求されるように、長距離にわたって均一な励起をもたらすために有用である。
かかるように、導波において量子ドットを有する導波路または導波路構造を製造する活性層の方法が必要とされている。
実施例に従って、量子ドットを有する平面導波路を製造する方法は、ガラス材料を準備するステップと、第1のタイプのイオンを前記ガラス材料に選択的に導入するステップと、
を含み、前記第1のタイプのイオンは、当該ガラス中に存在する第2のタイプのイオンと置き換えられて、前記ガラス材料の選択された領域における屈折率を高めることを特徴とする。
他の実施例に従って、平面導波路は、第1のタイプの成分と量子ドットとを有するクラッド層を含む。当該平面導波路は、前記量子ドットと第2のタイプの成分とを有する活性層をも含み、当該第2のタイプの成分は、前記第1の成分を少なくとも部分的に置換することを特徴とする。
詳細な説明
以下の詳細な説明において、具体的な詳細を開示している実施例は、本発明の理解を与えるために説明されている。実施例は、説明の目的のために説明されており、限定する目的ではない。形式上のさまざまな変更および詳細が、添付の特許請求の範囲から逸脱することなく実施例になされ得る、ということを当業者は理解するであろう。さらに、周知の材料および方法の説明は、実施例の説明を不明瞭にさせないように省略され得る。それにもかかわらず、当業者の視野内にあるかかる材料および方法は、実施例に従って使用され得る。
図1は、実施例に基づいた平面導波路100の一部の斜視図である。平面導波路100は、第1のクラッド層101および複数の量子ドット103を含むガイド層すなわち活性層102を含む。活性層102上には、第2のクラッド層104が配置されている。第1および第2のクラッド層101および104は、それぞれ活性層102の屈折率よりも小さい屈折率を有している。
図1に示された実施例の導波路は、NaCa−ホウ化アルミノケイ酸塩(NaCa−boroaluminosilicate)ガラスを含み、このNaCa−ホウ化アルミノケイ酸塩は、約56%〜60%のSiO2,約4%〜6%のAl2O3,約16%〜18%のB2O3,約10%〜15%のNa2O,約9%〜10%のCaOおよび0.5%のPbSの範囲の組成を有する。
本願でさらに詳細に説明されているように、特定の実施例において、活性層102は、ナトリウムイオン(Na+)に対してカリウムイオン(K+)または銀イオン(Ag+)のイオン交換反応を受け、活性層すなわちガイド層102,202内への光閉じ込めを確実にするように屈折率を適切に上昇させる。或いは、イオン交換は、ガラスのナトリウムイオンに対してルビジウムイオン(Rb+)またはセシウムイオン(Cs+)であり得る。
実施例の説明は、PbS量子ドットおよび上述のイオン交換反応物質を含むガラス組成を対象にしているが、これらの材料は実例的であり、他の材料および量子ドット構造が特定の実施例において使用され得る、ということが強調される。例えば、別の量子ドット材料は、CuCl,CuBr2,Cu2O,AgCl,CdS,CdSe,CdTe,ZnO,ZnS,In23,PbSeまたはPbTeであるが、これらに限定されるものではない。
当業者には理解されるように、選択された量子ドット材料のエネルギーバンドギャップおよびボーア半径は、それらの光特性および閉じ込めのために選択される。明らかに、異なる用途は、異なる材料の選択を可能にさせる。特定の実施例において、チューニング範囲(波長)は、約1000nmから約2500nmである。量子ドット材料は、かかる波長範囲に対して適切なバンドギャップを与えるように選択される。所望のチューニング範囲に応じた同様の検討により、量子ドット材料は、チューニング範囲の所望の波長範囲と一致するバンドギャップエネルギーを有するように選択される。最終的に、これら代わりの量子材料の具体的な詳細は、Alexander L. Efrosなどによる「半導体ナノ結晶」(Kluwer Academic Press/Plenum Publishers(2004),18頁)に見出される。 この引例は、特に本願の明細書の内容に取り込まれる。
PbS量子ドット103は、約2.0nm〜約5.0nmの半径を有し、バルクのエキシトンボーア半径18nmよりも小さい。従って、量子ドットは、強い3次元閉じ込め制限が対応できる範囲である。さらに、量子ドットは、300Kで約0.4eVのバンドギャップを有し、近赤外スペクトルにわたったグランド励起状態遷移のチューニングを可能にする。もちろん、これは、約1300nmから約1550nmまでの通信伝達帯域を含む。
これらの望ましい特性に加えて、量子ドット102は、非線形光特性を与え、当該非線形特性は、ある用途(例えば、レーザ)におけるモードロックおよび改善された利得に有用である。
図2は、実施例に従って量子ドットのガラス材料から導波路を製造する方法のフローチャートである。この方法は、ステップ201でガラス材料を準備することを含む。特定の実施例において、ガラス材料は、前述したNaCa-ホウ化アルミノケイ酸塩のガラス材料である。ガラスは、シリカるつぼにおいて1350℃でバッチ材料から融解し、続いて研削,粉砕およびガラスの均質性を確実にするための2度のガラスの再融解が行われる。
ステップ202で、量子ドットの核形成および成長が行われる。特定の実施例において、核形成は、実例として完了したステップ201から約600℃で約6時間、ガラスを加熱することによって行われる。量子ドットの成長は、核形成後、約675℃で約1.5時間ガラスを加熱することによって行われる。この成長シーケンスは、約1550nmで1s−1s吸収を有するPbS量子ドットをもたらすこととなる。他の特定の実施例において、PbS量子ドットの成長を促進するための加熱は、655℃で約1時間〜約2時間の間、実施され得る。このことは、約1200nmの吸収端をもたらす。量子ドットのバンドギャップは、成長温度および時間における同様のバリエーションを使用して、異なる吸収端を与えるように設計され得る、ということが重視されている。さらに、他の熱処理が使用され得る、ということが重視される。
ステップ203で、実施例の量子ドット導波路構造の活性層を形成するために、マスキングシーケンスが実施される。実例的なマスキングシーケンスは、平面導波路の形成のためである。
最初に、ガラス表面が適切な溶剤を使用して洗浄され、次に脱イオン水(DI)リンス,DI超音波洗浄ステップおよび酸素プラズマ洗浄ステップが続けられ、これらの工程全ては、ガラス製造において周知である。特定の実施例において、酸素洗浄は、150W、100mtorrで実施される。
次に、標準的な蒸着または他の適切な堆積技術によって、マスキング材料がガラス表面上に堆積される。当該マスキング材料は、イオン交換工程において使用される溶融物質(例えば塩)に耐えることができなければならない。特定の実施例において、シリコンが使用される。或いは、チタンがマスキング材料として使用され得る。
シリコンの厚さは、約0.5μmである。次に、ガラスへのフォトレジスト密着性を改善するために、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)がガラス表面上に与えられる。HMDSの堆積後、ネガレジストを約0.2μmの厚さで被覆する。フォトレジストを堆積した後、このレジストは、実例として光クロスコネクト(OXC)ガイドレベルマスクを介してパターンがつけられる。
レジストにパターンがつけられた後、標準的な技術によって、シリコンにパターンがつけられる。例えば、パターニングは、450W,50mtorrで30sccmのSF6を介して実施される。その後、レジストは溶剤および150W,30mtorrで1分間のプラズマ酸素洗浄を使用して除去される。このことは、シリコンマスクにおける相対的に小さい開口または窓を有する、ガラスについての必須のマスキングを与える。当該開口または窓を介してイオン交換が行われ、屈折率についての所望の変化が実現される。
量子ドットを含むガラス材料の選択的な屈折率変化は、ガラスのイオン成分とステップ203で形成されたマスクにおける窓を介して導入されたイオン成分との間のイオン交換反応によって行われる。濃度勾配におけるイオンの熱分散は、イオン交換工程に対するメカニズムである。
特定の実施例において、KNO3の融解塩はカリウムイオンを与える。他の特定の実施例において、融解塩はAgNO3であり得る。さらに他の特定の実施例において、RbNO3またはCsNO3の融解塩が使用され得る。選択された塩に関わらず、イオン交換反応は、ガラス中のナトリウムイオンを屈折率を変えるイオンと置き換える。最後に、この交換は、ガラスにおける深さで行われ、ガラス密度およびロレンツーロレンツ方式によって計算された平均分極率を局所的に変えることによって屈折率の変化を作り出す。
特定の実施例において、ナトリウムに対するカリウムのイオン交換は、約450℃〜約500℃で約24時間の間、KNO3の槽中で実施される。特に、この処理はPbSドットのサイズ分布を変えるものではなく、従ってそれらの電気/光特性に影響を与えるものではない。
イオン交換の領域において、結果として生じる屈折率の増加は、温度および時間を変動させることによって変えることができ、もたらされた導波路の開口数(NA)が約0.10〜約0.22であるようにする。知られているように、NAは屈折率(Δn)の変化を示すものであり、当該変化は、Naに対して生じたイオン交換(例えばK)の量に依存している。後者は、槽中のイオン交換物質(例えばK)の濃度によって制御される。イオン交換量が大きくなればなるほど、屈折率の変化は大きくなる。
必然的に、イオン交換シーケンスが完了した後には、シリコンマスクが標準的な技術によって除去され、導波路が完成する。例えば、塩浴,DIリンスおよびDI超音波(DIsonification)でガラスを洗浄後、シリコンは300W,400mtorrで100sccmのO2を用いて除去される。
図3は、上述したカリウムイオン交換シーケンスを使用して製造された平面導波路を示すグラフである。カーブ301は、500℃、24時間で、KNO3を介したカリウムに対するナトリウムの交換に関して、深さ(距離)と屈折率のプロファイルを示している。最初に、例えばクラッド層101,104で、屈折率はNaCa−ホウ化アルミノケイ酸塩ガラスとほぼ同じままである。しかし、約48μmで、屈折率は約1.556まで増加し、その後、約80μmで約1.54μmまで減少する。従って、活性層(例えば102)およびクラッド層(101,104)の間での約0.02の屈折率差が実現される。これは、光閉じ込めのために十分である。
本実施例において、イオン交換の深さは、交換工程の時間および温度を変えることによって、約5μm〜約50μmの深さに製作され得る。従って、クラッド層101,104の厚さおよび活性層102の深さは、イオン交換工程を制御することによって制御される。特に、イオン交換の深さは、時間の平方根に比例するということは明白である。
カーブ302は、500℃、24時間でK−Naイオン交換を受けた後、続いて500℃、14時間でNaNO3を介してナトリウムのバック交換(back-exchange)が行われた平面導波路に対する屈折率を示している。もう1つの交換におけるカリウムに対するナトリウムのバック交換は、導波路の高屈折率活性層を有効に埋め込み、分散損失を最小化することとなる。かかるように、約48nmで作成された屈折率差は、約72nmで約1.54nmまで小さくなる。
導波路埋め込みは、表面から光を遠ざけることをもたらし、ダストスクラッチおよび指紋は、全て損失の原因となる。さらに、導波路によって支持された固有モード(モードプロファイルとしても言及される)のプロファイルが、入力ファイバおよび出力ファイバに容易に適合されるように、導波路埋め込みは、屈折率パターンの環状化を与えるようになされる。
図4は、銀−ナトリウムのイオン交換に起因する屈折率プロファイルを示している。この工程は、図3のステップ301〜304のカリウムを使用した製作とほとんど同じ方法で行われる。特に、ガラスサンプルは、1%のAgNO3および99%びNaNO3の槽中に約1時間の間導入される。結果として得られた導波路は、約0.22のNAを有する。
図5は、埋め込み工程の実験的実施例を示している。分かるように、1つのグラフは、バック/リバース交換工程が12時間にわたって生じるときの屈折率対深さを示している。もう1つのグラフは、バック/リバース交換工程が16時間にわたって生じるときの屈折率対深さを示している。定性的に、図5は、リバース交換の時間に応じて、導波路がガラス材料中のどの程度まで深く形成されるかを示している。特に、16時間バック交換工程にかけられた導波路は、さらに深く埋め込まれるが、活性層とクラッド層との間の屈折率差(約0.004)はより小さくなり、その結果、カーブ501の導波路よりも小さいNAを有することとなる。
図6は、1550nmレーザダイオードの導波路およびガイドモードの結果として得られるモードプロファイルを示している。特に、このモードは、実質的に楕円形であり、最大強度0.1〜0.9の最大強度の輪郭を有している。各輪郭線は、その近くの輪郭線から0.1の最大強度の差(デルタ)である。図6の概要から理解されるように、導波路のモードは、実質的に環状に対称的である。この対称性は、例えば光ファイバのような接続デバイスに効率を連結することに対して利益となるであろう。
分かるように、実施例の量子ドット導波路の1つの有用な用途は、増幅およびレージングである。図7は、実施例の平面導波路に対する光強度(I)対波長のグラフである。平面導波路は、導波路によって与えられた光閉じ込めによる、PbSドットからの増幅光および自然放出を与える。本実施例において、50mWでの1490nmレーザからの光は、導波路の活性層中に導入され、示されたような自然放出をもたらす。
この開示を考慮すると、さまざまな方法,デバイスおよびパラメータが、実例の目的で含まれているが、制限することを意味するものではない。この開示を考慮すると、当業者は、特許請求の範囲内であれば、彼ら自身の技術およびこれらの技術をもたらすために必要な設備を定めて、さまざまなデバイス例および方法例を実施することが出来る。
本発明は、添付の図面とともに詳細な説明から最も理解される。さまざまな機能は、必ずしも等しいスケールで描かれているとは限らない。実際に、寸法は、議論の明瞭化のために任意に増減され得る。
実施例に従った平面導波路の斜視図である。 実施例に従って光導波路を作成する方法のフローチャートである。 実施例に従った導波炉における屈折率対距離のグラフである。 実施例に従った導波炉における屈折率対距離のグラフである。 実施例に従った導波炉における屈折率対距離のグラフである。 実施例に従った導波路を横切る光モードの輪郭プロファイルである。 実施例に従った導波路の光強度対波長のグラフ表示である。

Claims (11)

  1. 量子ドットを含む導波路を製造する方法であって、
    ガラス材料を準備するステップと、
    第1のタイプのイオンを前記ガラス材料に選択的に導入するステップと、
    を含み、
    前記第1のタイプのイオンは、当該ガラス中に存在する第2のタイプのイオンと置き換えられて、前記ガラス材料の選択された領域における屈折率を高めることを特徴とする方法。
  2. 前記選択的に導入するステップは、前記ガラス材料の表面上にマスクを形成して、前記マスクにおける開口を介して前記第1のタイプのイオンを熱拡散させることをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記量子ドットは、硫化鉛(PbS)の量子ドットであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記選択的に導入するステップは、前記第1のタイプのイオンを含む槽中に前記ガラス材料を浸漬することをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記量子ドットは、CuClの量子ドット,CuBr2の量子ドット,Cu2Oの量子ドット,AgClの量子ドット,CdSの量子ドット,CdSeの量子ドット,CdTeの量子ドット,ZnOの量子ドット,ZnSの量子ドット,In23の量子ドット,PbSeの量子ドットおよびPbTeの量子ドットからなる群から選択される1または2以上であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 平面導波路であって、
    第1のタイプの成分と量子ドットとを有するクラッド層と、
    前記量子ドットと第2のタイプの成分とを有する活性層と、
    を含み、当該第2のタイプの成分は、前記第1の成分を少なくとも部分的に置換することを特徴とする平面導波路。
  7. 前記クラッド層はガラス材料を含み、前記第1のタイプの成分はナトリウムであること特徴とする請求項6に記載の平面導波路。
  8. 前記第2のタイプの成分は、銀,カリウム,ルビジウムおよびセシウムからなる郡から選択されることを特徴とする請求項7に記載の平面導波路。
  9. 前記ガラス材料は、NaCa−ホウ化アルミノケイ酸塩であることを特徴とする請求項6に記載の平面導波路。
  10. 前記量子ドットは、PbSの量子ドットであることを特徴とする請求項6に記載の平面導波路。
  11. 前記量子ドットは、CuClの量子ドット,CuBr2の量子ドット,Cu2Oの量子ドット,AgClの量子ドット,CdSの量子ドット,CdSeの量子ドット,CdTeの量子ドット,ZnOの量子ドット,ZnSの量子ドット,In23の量子ドット,PbSeの量子ドットおよびPbTeの量子ドットからなる群から選択される1または2以上であることを特徴とする請求項6に記載の平面導波路。
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