JP2006309010A - 液体画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 記録媒体に対して印刷動作以外のエージング動作時に不揮発性キャリア液によるバックアップローラの汚染を防止し、不使用時に、バックアップローラと近接していた中間転写媒体を離間することにより、バックアップローラに対向する中間転写媒体の永久歪みによる変形を防止することができる液体画像形成装置を提供する。
【解決手段】
液体画像形成装置は、トナーと不揮発性キャリア液を含む液体現像剤にて、感光体ドラムの潜像を現像し、得られたトナー像を、4次に亘って転写することにより紙に印刷するように構成されている。液体画像形成装置は、紙にトナー像を転写する3次転写手段10と、3次転写手段10とニップを有するバックアップローラ11とを備え、3次転写手段10を、バックアップローラ11から、接離可能に離間させる接離機構20を備える。
【選択図】 図4
【解決手段】
液体画像形成装置は、トナーと不揮発性キャリア液を含む液体現像剤にて、感光体ドラムの潜像を現像し、得られたトナー像を、4次に亘って転写することにより紙に印刷するように構成されている。液体画像形成装置は、紙にトナー像を転写する3次転写手段10と、3次転写手段10とニップを有するバックアップローラ11とを備え、3次転写手段10を、バックアップローラ11から、接離可能に離間させる接離機構20を備える。
【選択図】 図4
Description
本発明は、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ等に採用される液体画像形成装置に関する。
トナーと揮発性キャリア液を含む液体現像剤を用いて、感光体の潜像を現像し、得られたトナー像を転写することにより、紙等の記録媒体に印刷する液体画像形成装置では、特許文献1が公知である。特許文献1では、感光体表面に静電潜像を形成し、静電潜像が形成された感光体表面に液体現像剤を塗布して、液体現像剤により前記静電潜像を現像し、現像して形成されたトナー像の膜厚規制を行った後、トナー像固定手段にて感光体表面への付着力を高め、その後、トナー像からキャリア液を加熱手段にて加熱気化して除去するようにしている。そして、特許文献1では、前述のようにキャリア液を除去した後、中間転写媒体にトナー像を転写した後、前記中間転写媒体とバックアップローラ間を通過する記録媒体に前記トナー像を印刷するようにしている。
上記のような液体画像形成装置では、使用中及び不使用中においても、バックアップローラと中間転写媒体とが互いに接するようしている。しかし、使用中に加熱手段の加熱により、キャリア液が気化されて除去されているため、不使用中にバックアップローラに対してキャリア液が付着することがなく、バックアップローラにキャリア液汚損が生ずることはない利点がある。
特開2000−347520号公報
しかし、トナーと不揮発性キャリア液を含む液体現像剤を用いて、感光体の潜像を現像し、得られたトナー像を転写することにより、紙等の記録媒体に印刷する液体画像形成装置では、揮発性キャリア液を用いる場合と異なり、上記のように気化させて不揮発性キャリア液を除去することはできない。
従って、前記不揮発性キャリアを含む液体現像剤を用いて、複数の中間転写媒体を使用する3次転写方式や、4次転写方式の複数次転写方式の液体画像形成装置では、以下の問題が生ずる。
第1の問題は、不揮発性キャリア液は、絶縁性であるため、電界にてコントロールができず、非印刷時のエージング動作時に、複数の中間転写媒体間及び記録媒体が通過する中間転写媒体とバックアップローラ間は、該キャリア液の表面張力によって転写し、バックアップローラがキャリア液で汚染される。
なお、エージング動作時とは、液体現像剤を供給する供給ローラは液体現像剤が乗った状態となるが、感光体表面には静電潜像を形成せず、液体現像剤が感光体に供給されないようにしているときである。
第2の問題は、バックアップローラと接する中間転写媒体は、不使用期間が長くなるほど、バックアップローラと接する中間転写媒体の表面に永久歪みが発生する。すなわち、バックアップローラと接する中間転写媒体は、その表面に弾性層を有しているとともに、記録媒体へトナー像を転写させるため、高圧力でバックアップローラ側に付勢されている。このため、非駆動状態で長期間放置されると、永久歪みによる変形が弾性層に発生する。この弾性層の変形は、記録媒体へのトナー像の転写不良や、或いは、ジッタ画像が生ずる原因となる。
本発明の目的は、記録媒体に対して印刷動作以外のエージング動作時に不揮発性キャリア液によるバックアップローラの汚染を防止し、不使用時に、バックアップローラと近接していた中間転写媒体を離間することにより、バックアップローラに対向する永久歪みによる変形を防止することができる液体画像形成装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、トナーと不揮発性キャリア液を含む液体現像剤にて、像担持体上の潜像を現像し、得られたトナー像を、N(>2)次に亘って転写することにより記憶媒体に印刷する液体画像形成装置において、前記記憶媒体にトナー像を転写する(N−1)次中間転写媒体と、該(N−1)次中間転写媒体とニップを有するバックアップローラとを備え、前記(N−1)次中間転写媒体を、前記バックアップローラから、接離可能に離間させる接離手段を備えたことを特徴とする液体画像形成装置を要旨とするものである。請求項1の発明は、3次以上の複数次転写の液体画像形成装置であれば、容易に実現可能である。
請求項2の発明は、請求項1において、前記N次は、3次であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1において、前記N次は、4次であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項において、前記接離手段は、前記バックアップローラに対する(N−1)次中間転写媒体の押圧力を可変とされていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1において、前記N次は、4次であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項において、前記接離手段は、前記バックアップローラに対する(N−1)次中間転写媒体の押圧力を可変とされていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4において、記録媒体の種類を入力する入力手段と、前記入力手段により入力された記録媒体の種類に応じて、前記バックアップローラに対する(N−1)次中間転写媒体の押圧力を付与するように前記接離手段を制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、記録媒体に対してエージング動作時には、バックアップローラと(N−1)次中間転写媒体を離間することができるため、キャリア液によるバックアップローラの汚染を防止することができる。又、液体画像形成装置を使用していないときに、バックアップローラと(N−1)次中間転写媒体を離間すると、(N−1)次中間転写媒体の表面の永久歪みによる変形を防止することができる。
請求項2の発明によれば、得られたトナー像を、3次に亘って転写する液体画像形成装置において、請求項1の効果を実現できる。
請求項3の発明によれば、得られたトナー像を、4次に亘って転写する液体画像形成装置において、請求項1の効果を実現できる。
請求項3の発明によれば、得られたトナー像を、4次に亘って転写する液体画像形成装置において、請求項1の効果を実現できる。
請求項4の発明によれば、記録媒体の種類に応じて圧力を可変することにより、画像のつぷれない高画質画像を得ることができる。例えば、記録媒体が、コート紙のように表面が平滑となっている場合、コート紙に比較して表面に凹凸がある普通紙よりも中間記録媒体のバックアップローラに対する圧力を低くすることによって、画像がつぶれることが無くなり、高画質画像を得ることができる。
請求項5の発明によれば、入力手段にて入力した記録媒体の種類に応じて制御手段が、バックアップローラに対する(N−1)次中間転写媒体の押圧力を付与するように前記接離手段を制御することにより、請求項4の効果を実現できる。
(第1実施形態)
以下、本発明を、4次転写方式のタンデム型カラー画像形成装置(以下、単に液体画像形成装置という)に具体化した第1実施形態を図1〜5を参照して説明する。
以下、本発明を、4次転写方式のタンデム型カラー画像形成装置(以下、単に液体画像形成装置という)に具体化した第1実施形態を図1〜5を参照して説明する。
図1は、液体画像形成装置の概略図である。
液体画像形成装置は、図示しない給紙手段から記録媒体である紙を搬送するレジストローラ対3、ベルト搬送手段4、第1の画像形成手段5、第2の画像形成手段6、第3の画像形成手段7、第4の画像形成手段8、2次転写手段9、3次転写手段10、バックアップローラ11、定着手段12、接離機構20等から構成されている。
液体画像形成装置は、図示しない給紙手段から記録媒体である紙を搬送するレジストローラ対3、ベルト搬送手段4、第1の画像形成手段5、第2の画像形成手段6、第3の画像形成手段7、第4の画像形成手段8、2次転写手段9、3次転写手段10、バックアップローラ11、定着手段12、接離機構20等から構成されている。
レジストローラ対3は、液体画像形成装置の図示しないハウジングに対して回動自在に支持されるとともに、記録媒体搬送路上に設けられ、図示しない給紙手段から搬送されてきた紙を3次転写手段10及びバックアップローラ11へ搬送する。ベルト搬送手段4は、液体画像形成装置の図示しないハウジングに対して回動自在に支持された駆動ローラ41及び従動ローラ42と、この2つのローラに亘って掛け渡された無端状の中間転写ベルト43とからなる。中間転写ベルト43は、導電性の樹脂ベルトからなる。樹脂ベルトとすることにより、クリープ変形を少なくすることができる。樹脂ベルトとしては、例えば、ポリイミドを挙げることができるが、この材質に限定されるものではない。
中間転写ベルト43は、テンションローラ44にて適度なテンションを保っている。そして、この状態で、駆動ローラ41は図示しない駆動モータからその駆動力が伝達され、各画像形成手段における感光体ドラム51の周速とベルト搬送手段4の中間転写ベルト43の周速が等速になるように駆動されている。
図1に示す第1〜第4の画像形成手段5〜8は、図中左側からブラック(BK)、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)用のものであり、全てほぼ同じ構成のユニットである。ここでは、説明の便宜上、画像形成に関して代表して第1の画像形成手段5の構成を、図2を参照して説明する。なお、他の画像形成手段において、第1の画像形成手段5の構成と同一構成については同一符号を付す。
第1の画像形成手段5は、感光体ドラム51、主帯電装置52、露光手段としてのLPH(LED PRINT HEAD)53、液体現像装置54、1次転写手段55、クリーニング装置56、除電ランプ57から構成され、樹脂でできた筐体に組み付けることにより1つのユニットとなり、図示しない装置本体に取り付けられている。
感光体ドラム51はアモルファス・シリコンドラムを用いており、液体画像形成装置の図示しないハウジングに対して回動自在に支持されている。そして、感光体ドラム51は、現像位置での暗電位はおよそ300Vになるよう前記主帯電装置52により帯電される。この帯電した感光体ドラム51の表面にLPH53が画像情報に応じた光を照射することにより感光体ドラム51の表面に静電潜像が形成される。感光体ドラム51は像担持体に相当する。なお、LPH53はユニットの小型化のために採用しているがLSU(レーザスキャニングユニット)を用いても良い。
図2に示すように、液体現像装置54は、液体現像剤70を収容する収容タンク71を備えている。収容タンク71の内部には、現像剤担持体としての現像ローラ72と、塗布ローラ73と、汲み上げローラ74と、ドクタブレード75と、現像クリーニングブレード76と、一対の撹拌スクリュー77a、77bとが設けられている。現像ローラ72、塗布ローラ73、汲み上げローラ74、及び撹拌スクリュー77a、77bは、歯車列等からなる駆動伝達機構を介して駆動モータ(ともに図示しない)により回転駆動される。
液体現像剤70は、シリコーンオイル等の非極性の絶縁性液体からなるキャリア液中にトナーが高濃度で分散するように調整されている。撹拌スクリュー77a,77bは、前記液体現像剤70を循環・攪拌する。汲み上げローラ74は液体現像剤70にその一部が浸かっており、汲み上げた液体現像剤70を塗布ローラ73に接触回転して塗布ローラ73に液体現像剤70を塗布する。
そして、塗布ローラ73は、液体現像剤70を現像ローラ72上に塗布することにより、現像ローラ72上に液体現像剤70の薄層を形成する。感光体ドラム51上の現像領域Gにおいては、この液体現像剤70によって潜像が現像される)。又、現像後、現像ローラ72上に残留した液体現像剤70は現像クリーニングブレード76によって現像ローラ72上から除去される。
前記液体現像装置54は、前記液体現像剤を所定の濃度になるように撹拌混合して用い、現像ローラ72でこの液体現像剤を感光体ドラム51の光が照射された部分の静電潜像に適用することにより感光体ドラム51にトナー像を形成する。感光体ドラム51の暗電位が300Vで、現像バイアスは200V、露光後電位が20Vとなるように設定されている。即ち、暗電位は画像白部に相当し、露光後電位は画像黒部に相当し、この差がいわゆるコントラスト電位である。上記のように形成された静電潜像が現像されたトナー像は、前記1次転写手段55とのニップに対応した中間転写ベルト43に転写される。
前記1次転写手段55は本実施形態では転写ローラを用いており、液体画像形成装置の図示しないハウジングに対して回動自在に支持されている。そして、1次転写手段55は、前記感光体ドラム51の表面電位とは逆極性の電圧(すなわち、1次転写バイアス)が−300Vに設定され、印加されている。中間転写ベルト43は、1次中間転写媒体に相当する。
又、本実施形態では、感光体ドラム51と、中間転写ベルト43間は、圧力にて管理されており、中間転写ベルト43と感光体ドラム51との接触圧(すなわち、線圧)が、0.01Kg/mmとなるように、1次転写手段55が図示しないバネ等の付勢手段により、中間転写ベルト43を介して感光体ドラム51側に当接するように付勢されている。
感光体ドラム51上の転写されなかったトナーは次のプロセスのクリーニング装置56により掻き落とされる。クリーニング装置56のクリーニングケース61内には、クリーニングローラ62と、クリーニングブレード60が設けられている。クリーニングローラ62は、感光体ドラム51に対して圧接されていて、図示しない駆動モータにより、ニップにおいて感光体ドラム51の回転方向とカウンタ方向に回転される。クリーニングブレード60は、感光体ドラム51の回転方向におけるクリーニングローラ62の位置から下流側にて、感光体ドラム51に対しカウンタ当接することにより、感光体ドラム51上の未転写トナーを回収除去する。
感光体ドラム51は表面の残留電位を下げて均一にすべく除電ランプ57により除電されてその後は次の一連のプロセスに備える。このように画像形成する場合の電位設定は、感光体ドラム51の特性、トナーの性能、環境に応じて最適な値は変わるものである。液体画像形成装置は、上記第1の画像形成手段5と同様の方法で、第2〜第4の画像形成手段6〜8でマゼンタ、シアン、イエローに対応する画像を感光体ドラム上に現像し、中間転写ベルト43上に順次繰り返し、ずれなく転写することでフルカラー画像(すなわち、トナー像)の形成を行う。
再び図1に戻り、感光体ドラム51から転写後の画像形成等について説明する。2次中間転写媒体としての2次転写手段9は、本実施形態では、2次転写ローラからなり、液体画像形成装置の図示しないハウジングに対して回動自在に支持されている。2次転写手段9は、その回動軸9aに歯車9bが固定されており、図示しない駆動モータに対して作動連結された歯車機構(図示しない)を介して、ニップにおいて中間転写ベルト43の回転方向と同方向に回転される。
2次転写手段9と、中間転写ベルト43のニップ深さは、0.5mmとなるように2次転写手段9と、駆動ローラ41との中心間距離が管理されている。
又、2次転写ローラは、導電性ゴムから構成されている。導電性ゴムとしては、例えば、導電性NBR(ニトリルブチルゴム)を挙げることができる。2次転写手段9は、中間転写ベルト43の2次転写位置に配置されている。2次転写位置は2次転写手段9が駆動ローラ41と対向するとともに、中間転写ベルト43に対して圧接する位置である。駆動ローラ41は、導電性を有するように、金属製ローラからなり、グランド電位となるように接地されている。
又、2次転写ローラは、導電性ゴムから構成されている。導電性ゴムとしては、例えば、導電性NBR(ニトリルブチルゴム)を挙げることができる。2次転写手段9は、中間転写ベルト43の2次転写位置に配置されている。2次転写位置は2次転写手段9が駆動ローラ41と対向するとともに、中間転写ベルト43に対して圧接する位置である。駆動ローラ41は、導電性を有するように、金属製ローラからなり、グランド電位となるように接地されている。
一方、2次転写手段9には、2次転写バイアスが印加されている。本実施形態では、2次転写バイアスは、−400Vとされている。そして、2次転写手段9と、中間転写ベルト43とがニップにて当接されて互いに回転すると、電界と圧力の作用により、中間転写ベルト43から、2次転写手段9にフルカラー画像(すなわち、トナー像)が2次転写される。
中間転写ベルト43上の転写されなかったトナーは、中間転写クリーニングユニット13により、掻き落とされる。中間転写クリーニングユニット13は、中間転写クリーニングローラ13aと、中間転写クリーニングブレード13bとを備えている。中間転写クリーニングローラ13aは、中間転写ベルト43に対して圧接されていて、図示しない駆動モータにより、ニップにおいて中間転写ベルト43の回転方向と同方向に回転される。中間転写クリーニングブレード13bは、中間転写ベルト43の回転方向における中間転写クリーニングローラ13aの位置から下流側にて、中間転写ベルト43に対しカウンタ当接することにより、中間転写ベルト43上の未転写トナーを回収除去する。
次に、3次転写について説明する。
3次中間転写媒体としての3次転写手段10は、接離手段としての接離機構20により、バックアップローラ11に対して、接離可能に設けられている。図1に示すように3次転写手段10は、3次転写ローラからなり、円柱状の芯金10aの表面に対して、導電性の弾性層10bが所定の肉厚で形成されている。弾性層10bの表面には、トナー像の離型性を向上するためのコーティング層10cが形成されている。本実施形態では、弾性層10bの肉厚は、0.5mmとされている。
3次中間転写媒体としての3次転写手段10は、接離手段としての接離機構20により、バックアップローラ11に対して、接離可能に設けられている。図1に示すように3次転写手段10は、3次転写ローラからなり、円柱状の芯金10aの表面に対して、導電性の弾性層10bが所定の肉厚で形成されている。弾性層10bの表面には、トナー像の離型性を向上するためのコーティング層10cが形成されている。本実施形態では、弾性層10bの肉厚は、0.5mmとされている。
導電性の弾性層10bとしては、導電性ゴムが好ましい。導電性ゴムとしては、導電性ポリウレタンゴム、導電性シリコンゴム、導電性NBR(ニトリルブチルゴム)、導電性エピクロルヒドリンゴム、導電性フッ素ゴムを挙げることができる。コーティング層10cとして、フッ素系、ウレタン系のコーティング層が好ましい。
3次転写手段10には、3次転写バイアスが印加されている。本実施形態では、3次転写バイアスは、−600Vとされている。そして、3次転写手段10と、2次転写手段9とがニップにて当接されて互いに回転すると、電界と圧力の作用により、2次転写手段9から、3次転写手段10にフルカラー画像(すなわち、トナー像)が3次転写される。
ここで、接離機構20について説明する。
図4(a)、(b)に示すように接離機構20は、一対のアーム21、駆動軸22、一対のカム23、一対の押圧スプリング24を備えている。一対のアーム21は、その長手方向の中央部が2次転写手段9の回動軸9aの両端に対してそれぞれ揺動自在に支持されている。駆動ローラ41の下方において、駆動軸22が、液体画像形成装置の図示しないハウジングに対して回動自在に支持されており、駆動モータM(図3参照)により、正逆回転可能とされている。駆動モータMは、ステップモータからなる。一対のカム23は、駆動軸22の両端に固定されており、各アーム21の下端に対して、当接するように配置されている。そして、駆動軸22の正逆回転により、すなわち、駆動モータMの正逆回転により、アーム21を回動軸9aの周りで揺動自在可能である。
図4(a)、(b)に示すように接離機構20は、一対のアーム21、駆動軸22、一対のカム23、一対の押圧スプリング24を備えている。一対のアーム21は、その長手方向の中央部が2次転写手段9の回動軸9aの両端に対してそれぞれ揺動自在に支持されている。駆動ローラ41の下方において、駆動軸22が、液体画像形成装置の図示しないハウジングに対して回動自在に支持されており、駆動モータM(図3参照)により、正逆回転可能とされている。駆動モータMは、ステップモータからなる。一対のカム23は、駆動軸22の両端に固定されており、各アーム21の下端に対して、当接するように配置されている。そして、駆動軸22の正逆回転により、すなわち、駆動モータMの正逆回転により、アーム21を回動軸9aの周りで揺動自在可能である。
一対の押圧スプリング24は、一端が前記ハウジングに当接係止され、他端がアーム21の上端に当接係止されており、アーム21の上端をバックアップローラ11側に付勢している。そして、押圧スプリング24の付勢により、アーム21の下端がカム23に対して常時当接されるとともに、3次転写手段10がバックアップローラ11に対して当接可能とされている。
カム23は、駆動軸22が正逆回動すると、そのカムプロフィールにより、アーム21を介して3次転写手段10をバックアップローラ11に対して接離可能である。又、駆動モータMの回転量に応じて、カム23のカムプロフィールにより、バックアップローラ11に対する3次転写手段10の押圧力の可変が可能である。
前記3次転写手段10は、回転軸10dの両端が一対のアーム21の上端に対して回動自在に支持されるとともに、2次転写手段9の3次転写位置に配置されている。3次転写位置は2次転写手段9が3次転写手段10に対して圧接する位置である。そして、3次転写手段10と2次転写手段9は、そのニップ深さが0.5mmとなるように、アーム21に対して配置されている。
3次転写手段10は、その回転軸10dの一端に固定された歯車10eが、2次転写手段9の歯車9bに噛合されていることにより、ニップにおいて2次転写手段9の回転方向と同方向にかつ、同じ周速で回転される。
次に4次転写について説明する。
4次転写手段としてのバックアップローラ11は、例えばNBR(ニトリルブチルゴム)にエピクロルヒドリンを配合して形成された導電性ローラからなり、液体画像形成装置の図示しないハウジングに対して回動自在に支持されている。そして、バックアップローラ11は、図示しない駆動モータにより、ニップにおいて3次転写手段10の回転方向と同方向に回転される。バックアップローラ11には、4次転写バイアスが、定電流源11aにより印加されている(図1参照)。本実施形態では、定電流源11aにより、4次転写バイアスが印加され、3次転写手段10への流れ込み電流が−20μAになるように該バイアスが制御されている。なお、流れ込み電流の値は−20μAに限定するものではなく、他の値であってもよい。
4次転写手段としてのバックアップローラ11は、例えばNBR(ニトリルブチルゴム)にエピクロルヒドリンを配合して形成された導電性ローラからなり、液体画像形成装置の図示しないハウジングに対して回動自在に支持されている。そして、バックアップローラ11は、図示しない駆動モータにより、ニップにおいて3次転写手段10の回転方向と同方向に回転される。バックアップローラ11には、4次転写バイアスが、定電流源11aにより印加されている(図1参照)。本実施形態では、定電流源11aにより、4次転写バイアスが印加され、3次転写手段10への流れ込み電流が−20μAになるように該バイアスが制御されている。なお、流れ込み電流の値は−20μAに限定するものではなく、他の値であってもよい。
そして、バックアップローラ11と3次転写手段10が回転されて、バックアップローラ11と、3次転写手段10間に、記録媒体搬送路上のレジストローラ対3を介して搬送されてきた紙Pが通過する際に(図5参照)、電界と圧力の作用により、3次転写手段10から、紙にフルカラー画像(すなわち、トナー像)が4次転写される。この時、3次転写手段10の弾性層10bにより、紙表面の凹部への転写を容易に行うことができる。
この後、フルカラー画像が4次転写された紙Pは、バックアップローラ11,3次転写手段10から分離され、定着手段12に搬送される。定着手段12は、第1定着ローラ12a、第2定着ローラ12bを備えており、両ローラは、液体画像形成装置の図示しないハウジングに対して回動自在に支持されている。そして、各定着ローラには、図示しない定着ヒータが内蔵され、同定着ヒータは定着に必要な所定の温度に制御されている。この温度により、両ローラにて圧接されて通過する紙P上にフルカラー画像の定着処理がされる。そして、紙Pは、定着手段12で定着処理がなされた後に排出搬送路(図示しない)を介して排出トレイ(図示しない)に排出される。
次に、液体画像形成装置の電気的構成を図3を参照して説明する。
入力手段としての操作盤31は、コンピュータからなる制御装置30に対して接続されており、トナー像が転写される記録媒体(本実施形態では、紙P)の種類を入力可能とされている。制御装置30は、操作盤31から、紙Pの種類が入力されると、図示しないROMに予め記憶されたテーブルから設定された紙Pの種類に応じた駆動モータMの制御回転量を読み出し、読み出した制御回転量に基づいて、駆動回路32を介して、駆動モータMを回転制御する。ここで、前記テーブルは、紙Pの種類と、紙Pの種類に応じた制御回転量のデータからなる。紙Pの種類に応じた制御回転量が得られた場合、得られた制御回転量に基づいて駆動モータMが回転されると、カム23のカムプロフィールにより、紙Pの種類に応じた押圧力が、接離機構20により3次転写手段10を介して紙Pに付与される。
入力手段としての操作盤31は、コンピュータからなる制御装置30に対して接続されており、トナー像が転写される記録媒体(本実施形態では、紙P)の種類を入力可能とされている。制御装置30は、操作盤31から、紙Pの種類が入力されると、図示しないROMに予め記憶されたテーブルから設定された紙Pの種類に応じた駆動モータMの制御回転量を読み出し、読み出した制御回転量に基づいて、駆動回路32を介して、駆動モータMを回転制御する。ここで、前記テーブルは、紙Pの種類と、紙Pの種類に応じた制御回転量のデータからなる。紙Pの種類に応じた制御回転量が得られた場合、得られた制御回転量に基づいて駆動モータMが回転されると、カム23のカムプロフィールにより、紙Pの種類に応じた押圧力が、接離機構20により3次転写手段10を介して紙Pに付与される。
又、制御装置30は、駆動モータMを回転制御することにより、接離機構20を介して、3次転写手段10をバックアップローラ11に対して直接或いは紙Pを介在させて接する押圧位置(図5の二点鎖線で示す位置)から、バックアップローラ11に対して離間する離間位置(図5の実線で示す位置)に移動させることが可能である。なお、図5では、紙Pが、3次転写手段10とバックアップローラ11間を通過している状態を示している。
このように3次転写手段10を押圧位置から離間位置に移動させる制御を、制御装置30は、エージング動作時、液体画像形成装置の印刷が終了したときの印刷停止時や、液体画像形成装置の電源がオフされたときに実行する。又、制御装置30は、制御装置30が外部等からの印刷指令に応じて、図示しないが液体現像装置54や、ベルト搬送手段4等の印刷に必要な各装置の駆動モータの制御が可能とされている。制御装置30は、接離手段である接離機構20を制御する制御手段に相当する。
(第1実施形態の作用)
上記のように構成された液体画像形成装置は、該装置の電源がオフされた際や、又は印刷が終了した際、制御装置30が、駆動モータMを駆動制御して、接離機構20を介して、3次転写手段10を離間位置(図5の実線で示す位置)に位置させ、この状態を保持する。
上記のように構成された液体画像形成装置は、該装置の電源がオフされた際や、又は印刷が終了した際、制御装置30が、駆動モータMを駆動制御して、接離機構20を介して、3次転写手段10を離間位置(図5の実線で示す位置)に位置させ、この状態を保持する。
又、液体画像形成装置は、該装置の電源がオンとされ、制御装置30が外部等から印刷指令を受けた際、制御装置30は、印刷を開始する直前に公知のエージング動作を、液体現像装置54等に行わせる。このエージング動作時の状態では、制御装置30は、接離機構20を介して、3次転写手段10を離間位置(図5の実線で示す位置)に位置させ、この状態を保持する。この後、印刷を開始する際、制御装置30は、駆動回路32を介して、駆動モータMを回転させて、接離機構20を介して、3次転写手段10を離間位置から、押圧位置(図5の二点鎖線で示す位置)に位置させる。
なお、この押圧位置に3次転写手段10を位置させるとき、液体画像形成装置は、操作盤31にて紙Pの種類が入力されていると、図示しないROMに予め記憶されたテーブルから設定された紙Pの種類に応じた駆動モータMの制御回転量を読み出し、読み出した制御回転量に基づいて、駆動回路32を介して、駆動モータMを回転制御する。この結果、紙Pの種類に応じた制御回転量に基づいて駆動モータMが回転され、カム23のカムプロフィールにより、紙Pの種類に応じた押圧力が、接離機構20により3次転写手段10を介して、3次転写手段10とバックアップローラ11間を通過する紙Pに付与される。
例えば、操作盤31により、表面に凹凸の変位が大きいエンボス紙の種類が入力されていると、制御装置30は、テーブルに基づいてエンボス紙に対応した高い押圧力となる制御回転量が得られる。そして、この制御回転量に基づいて制御装置30が駆動モータMを回転制御することにより、接離機構20に設けられた3次転写手段10を介して、3次転写手段10とバックアップローラ11間を通過する紙Pに高い押圧力が付与される。
又、操作盤31により、表面に凹凸の変位が小さいコート紙の種類が入力されていると、制御装置30により、テーブルに基づいてコート紙に対応した低い押圧力となる制御回転量が得られる。そして、この制御回転量に基づいて制御装置30が駆動モータMを回転制御することにより、接離機構20に設けられた3次転写手段10を介して、3次転写手段10とバックアップローラ11間を通過する紙Pに低い押圧力が付与される。
このように、本実施形態では、紙Pに対してエージング動作時、液体画像形成装置の印刷が終了したときの印刷停止時や、液体画像形成装置の電源がオフされたときには、バックアップローラ11と、3次転写手段10(3次中間転写媒体)を離間することができる。このため、キャリア液によるバックアップローラ11の汚染を防止することができる。
又、液体画像形成装置を使用していないときに、バックアップローラ11と3次転写手段10(3次中間転写媒体)を離間すると、3次転写手段10の表面の弾性層10bの永久歪みによる変形を防止することができる。
(第2実施形態)
次に第2実施形態を図6〜8を参照して説明する。第2実施形態は、3次転写方式のタンデム型のカラー画像形成装置(以下、単に液体画像形成装置という)に具体化したものである。なお、第1実施形態と同一構成又は相当する構成については、同一符号を付してその詳細な説明を省略し、異なる構成を中心にして説明する。
次に第2実施形態を図6〜8を参照して説明する。第2実施形態は、3次転写方式のタンデム型のカラー画像形成装置(以下、単に液体画像形成装置という)に具体化したものである。なお、第1実施形態と同一構成又は相当する構成については、同一符号を付してその詳細な説明を省略し、異なる構成を中心にして説明する。
第2実施形態の液体画像形成装置は、図6に示すように、第1実施形態とは、第1〜第4の画像形成手段5〜8の並びの順序が、逆となるように配置され、中間転写ベルト43の回転方向が第1実施形態と逆にされているところが異なっている。
又、第1実施形態の中間転写クリーニングユニット13の構成は省略されている。
その代わりに、駆動ローラ41と第4の画像形成手段8の1次転写手段55の間に、テンションローラ45が設けられ、テンションローラ45と対向するように中間転写ベルト43に対してクリーニングブレード46がカウンタ当接され、クリーニングブレード46により、中間転写ベルト43上の未転写トナーを回収除去するようにされている。
その代わりに、駆動ローラ41と第4の画像形成手段8の1次転写手段55の間に、テンションローラ45が設けられ、テンションローラ45と対向するように中間転写ベルト43に対してクリーニングブレード46がカウンタ当接され、クリーニングブレード46により、中間転写ベルト43上の未転写トナーを回収除去するようにされている。
又、接離機構20の構成が、下記のように第1実施形態と異なっている。
図7(a)、(b)に示すように接離機構20の一対のアーム21は、駆動ローラ41の回動軸41aの両端に対してそれぞれ揺動自在に支持されている。又、各アーム21の上部には、3次転写手段10の代わりに、2次転写手段9の回動軸9aの両端がそれぞれ回動自在に支持されている。回動軸9aの一端に設けられた歯車9bが、駆動ローラ41の回動軸41aに設けられた歯車41bと噛合されていることにより、2次転写手段9は、ニップにおいて中間転写ベルト43の回転方向と同方向にかつ、同じ周速で回転される。
図7(a)、(b)に示すように接離機構20の一対のアーム21は、駆動ローラ41の回動軸41aの両端に対してそれぞれ揺動自在に支持されている。又、各アーム21の上部には、3次転写手段10の代わりに、2次転写手段9の回動軸9aの両端がそれぞれ回動自在に支持されている。回動軸9aの一端に設けられた歯車9bが、駆動ローラ41の回動軸41aに設けられた歯車41bと噛合されていることにより、2次転写手段9は、ニップにおいて中間転写ベルト43の回転方向と同方向にかつ、同じ周速で回転される。
そして、接離機構20のアーム21は、第1実施形態と同様に、カム23のカムプロフィールにより、揺動される。又、アーム21の揺動により、2次転写手段9をバックアップローラ11に対して直接或いは紙Pを介在させて接する押圧位置(図8の二点鎖線で示す位置)から、バックアップローラ11に対して離間する離間位置(図8の実線で示す位置)に移動させることが可能である。図8では、紙Pが、2次転写手段9とバックアップローラ11間を通過している状態を示している。
なお、第1実施形態では、定電流源11aは、バックアップローラ11に対して、4次転写バイアスとしてバイアスを印加したが、第2実施形態では、3次転写バイアスとして、バイアスを印加する。
又、図6に示すように2次転写手段9は、第1実施形態と異なり、円柱状の芯金9cの表面に対して、導電性の弾性層9dが所定の肉厚で形成されている。弾性層9dの表面には、トナー像の離型性を向上するためのコーティング層9eが形成されている。本実施形態では、弾性層9dの肉厚は、0.5mmとされている。導電性の弾性層9dとしては、導電性ゴムが好ましい。導電性ゴムとしては、導電性ポリウレタンゴム、導電性シリコンゴム、導電性NBR(ニトリルブチルゴム)、導電性エピクロルヒドリンゴム、導電性フッ素ゴムを挙げることができる。コーティング層9eとして、フッ素系、ウレタン系のコーティング層が好ましい。
第2実施形態において、1次転写バイアスは−300V、2次転写バイアスは、−400Vとされている。他の構成は、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
さて、上記のように構成された液体画像形成装置の作用及び効果の説明は、第1実施形態で説明した、文章中、「3次転写手段10」の語句を「2次転写手段9」と読み替えれば、同様となるため、説明を省略する。
さて、上記のように構成された液体画像形成装置の作用及び効果の説明は、第1実施形態で説明した、文章中、「3次転写手段10」の語句を「2次転写手段9」と読み替えれば、同様となるため、説明を省略する。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、下記のように変更しても良い。
○ 前記各実施形態では、中間転写ベルト43を設けたが、中間転写ベルト43の代わりに1次中間転写媒体として中間転写ドラムにて構成してもよい。
○ 前記各実施形態では、中間転写ベルト43を設けたが、中間転写ベルト43の代わりに1次中間転写媒体として中間転写ドラムにて構成してもよい。
○ 前記各実施形態では、操作盤31にて、記録媒体(本実施形態では、紙P)の種類を設定可能としたが、操作盤31に限定するものではなく、パソコンのキー入力装置を介して入力するようにしてもよい。
○ 又、前記実施形態では、記録媒体の種類を設定可能としたが、複数ある印刷の画質の中から選択できるようにしてもよい。この場合、制御装置30は、操作盤31から、複数ある印刷の画質の中から1つが設定されると、図示しないROMに予め記憶された画質テーブルから設定された記録媒体の種類に応じた駆動モータMの制御回転量を読み出し、読み出した制御回転量に基づいて、駆動回路32を介して、駆動モータMを回転制御する。ここで、前記画質テーブルは、画質の種類と、画質の種類に応じた制御回転量のデータからなる。画質の種類に応じた制御回転量が選択された場合、選択された制御回転量に基づいて駆動モータMが回転されると、カム23のカムプロフィールにより、画質の種類に応じた押圧力が、接離機構20により3次転写手段10を介して紙Pに付与される。
○ 前記実施形態では、操作盤31を入力手段としたが、記録媒体の種類を検出する記録媒体の種類検出センサ(例えば、紙に光を当てて、その反射率により、コート紙か、エンボス紙かを検出する光学センサ)を入力手段として、第1実施形態で述べた記録媒体搬送路や、給紙手段(図示しない)に設けてもよい。この場合、種類検出センサの検出結果に応じて、コート紙かエンボス紙かを制御装置30が決定し、この決定に基づいて、第1実施形態で説明したテーブルに基づいて、制御回転量を決定するようにする。このように構成しても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
9…2次転写手段(2次中間転写媒体)
10…3次転写手段(3次中間転写媒体)
10b…弾性層
11…バックアップローラ
20…接離機構(接離手段)
30…制御装置(制御手段)
31…操作盤(入力手段)
43…中間転写ベルト(1次中間転写媒体)
51…感光体ドラム(像担持体)
P…紙(記憶媒体)
10…3次転写手段(3次中間転写媒体)
10b…弾性層
11…バックアップローラ
20…接離機構(接離手段)
30…制御装置(制御手段)
31…操作盤(入力手段)
43…中間転写ベルト(1次中間転写媒体)
51…感光体ドラム(像担持体)
P…紙(記憶媒体)
Claims (5)
- トナーと不揮発性キャリア液を含む液体現像剤にて、像担持体上の潜像を現像し、得られたトナー像を、N(>2)次に亘って転写することにより記憶媒体に印刷する液体画像形成装置において、
前記記憶媒体にトナー像を転写する(N−1)次中間転写媒体と、該(N−1)次中間転写媒体とニップを有するバックアップローラとを備え、
前記(N−1)次中間転写媒体を、前記バックアップローラから、接離可能に離間させる接離手段を備えたことを特徴とする液体画像形成装置。 - 前記N次は、3次であることを特徴とする請求項1に記載の液体画像形成装置。
- 前記N次は、4次であることを特徴とする請求項1に記載の液体画像形成装置。
- 前記接離手段は、前記バックアップローラに対する(N−1)次中間転写媒体の押圧力を可変とされていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載の液体画像形成装置。
- 記録媒体の種類を入力する入力手段と、
前記入力手段により入力された記録媒体の種類に応じて、前記バックアップローラに対する(N−1)次中間転写媒体の押圧力を付与するように前記接離手段を制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の液体画像形成装置。
Priority Applications (1)
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