JP2006308914A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】再利用記録材上に残留するホッチキス針やクリップ等の金属製異物が再印刷時に画像形成装置の故障を招くことを簡単な構成で安価に防止することのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】記録材7を搬送させながら記録材7上に画像を形成する画像形成装置は、記録材7より電気抵抗が低い異物16が付着した記録材7が搬送された場合に、異物付着記録材7にて検出される電気抵抗変化から異物を検知して以後の画像形成工程を停止させる電気抵抗検知型異物検知手段を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真方式等の記録方式を用いて記録材に画像を形成する複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特に、使用される記録材に金属材料などで構成される導電性異物が付着していた際に生じる不具合を事前に防止する異物検出手段を備えた画像形成装置に関するものである。
従来、各種画像形成装置は、一般的に、普通紙(転写紙)、はがき、ボール紙、封書、OHP用のプラスチック製薄板等のシート状の記録材上に画像を形成するものであり、その画像形成装置の代表例として、電子写真方式を用いたプリンタ、複写機、ファクシミリ等の装置がある。
従来、画像形成装置は、図8に示すように、矢印方向に回転する像担持体としての感光ドラム2を備えており、感光ドラム2の表面を帯電ローラ1で一様に帯電させた後、レーザー等の露光手段3によって画像露光することにより、感光ドラム2上に潜像を形成する。次いで、この潜像は、現像ローラ5aを備えた現像装置4のトナーDによって現像されてトナー像として顕像化される。
また、感光ドラム2上のトナー像は、転写ローラ6と感光ドラム2で形成される転写ニップ部(転写部)Nまで感光ドラム2の回転によって搬送する。
一方、画像が記録される転写紙等の記録材7は、給紙ユニット7aから給紙ローラ対7c、及び、搬送ローラ対7d、7eなどを経て転写ニップ部Nまで搬送され、転写部において転写ローラ6により記録材7を搬送しながら感光ドラム2上のトナー像が記録材7に転写される。
最後に、トナー像が転写された記録材7は、加熱回転体13と定着ニップ部Hを形成する加圧回転体14で構成される定着装置12まで搬送され、加熱及び加圧されてトナー像が定着される。
このように、各種画像形成装置は、記録材上にトナー像を形成した後、定着装置によって記録材を加熱及び加圧してトナー像を溶融固着させて画像形成するものであり、特に、画像の定着方式としては熱効率及び安全性が良好な接触加熱型の定着装置が広く知られている。
従来は、主に金属製円筒芯金表面に離型性層を形成し、円筒内部にハロゲンヒータを内包する熱定着ローラと、金属芯金に耐熱性ゴムから成る弾性層を形成し、その表面に加圧側離型性層を形成して成る加圧ローラを加圧当接して構成される熱ローラ定着装置が用いられてきたが、近年、更に加熱効率の高い方式として、上記熱定着ローラの代わりにPI(ポリイミド)等の材質からなる低熱容量の耐熱性樹脂フィルムの表面に離型性層を形成した定着フィルムを用い、このフィルムの定着ニップ部の内側からセラミックヒータを当接させて加熱するフィルム加熱型定着装置が提案されている(例えば、特許文献1、2、3、4参照)。
更に、このフィルム加熱型定着装置の構成としては、フィルムの搬送に専用の搬送用ローラと従動ローラを用いてテンションを加えながら加圧ローラとの間でフィルムを搬送する方法と、円筒形フィルムを加圧ローラからの搬送力で駆動させる方法があり、前者はフィルムの搬送性能を高く保持できる利点を有し、後者は構成の簡略化に伴う低コストの定着装置を実現できる利点がある。
図9に後者の簡略化されたフィルム加熱型定着装置の構成例を示す。
フィルム加熱型定着装置12は、加熱回転体13と加圧回転体14とを備え、少なくとも一方の回転体は、100μm以下の耐熱性フィルムを備えている。本例の定着装置12は、加熱回転体13が定着フィルム13aを備え、定着フィルム13aは、内側に設けられたフィルムガイド13eに沿って回転可能としつつ、解除自在とされる加圧ステー13fによる押圧力により加圧ローラ14に加圧当接する。
定着フィルム13aは、PI基層13dと、電位を安定させるための導電層13cと、表面離型層13bと、を有し、定着ニップ部Hのフィルム内側には、セラミックヒータ15が設けられている。また、加圧ローラ14は、芯金14c、シリコンゴム層14b、表面離型層14aにて構成される。
また、近年、より加熱効率の高い方式として、上記PI(ポリイミド)等の材質からなる低熱容量の耐熱性樹脂の代わりにSUSのような金属をエンドレス形状に薄く加工したフィルムの表面に離型性層を形成した定着フィルムを用いるフィルム加熱型定着装置も提案されている。
以上のような加熱定着装置では、定着ニップ部に記録材を挟んで加圧しながら加熱するため、万一記録材上に異物が混入すると異物の大きさや硬さ及び形状によって定着装置の構成要素を傷つける危険が有り、特に、上記のフィルム加熱型定着装置では厚さ100μm以下の薄い耐熱性樹脂又は金属材料からなる定着フィルムを用いているため、単に表面が傷つくだけでなく、フィルムそのものに穴が空いてしまう現象(以下「フィルム破れ」という。)が発生し、明確な定着画像不良や装置のそのものの機能停止を招く危険があった。
図10及び図11は、このフィルム破れが、ホッチキス針16のついた記録材を送給された際に発生する例を説明するものである。
図10に示すように、ホッチキス針16がついた記録材7(特に針端部が表面側に露出している場合)が定着ニップ部Hに進入すると、図11に示すように、針16の端部がフィルム13a表面を突き刺し、そのまま下流側に引きずられて記録材7が排出された後にフィルム13aに穴13gが空いてしまい、以後の定着画像に部分的な定着不良と画像の乱れが生じると共に、使用につれて穴から亀裂が走り、最終的にはフィルム13aの破損に到る。
以上のように、異物が記録材上に付着することは通常の使用方法では余り多く発生し無かったが、近年、経済性や環境問題への意識向上につれて、一度作成され、回覧された書類をそのまま廃棄せずに、印刷されていない裏面を再利用するような活動が盛んになっており、一度回覧された書類の中にはホッチキス針やクリップで複数枚をまとめて閉じられた書類も含まれている。そのため、上記の書類の再利用の際、一度に多量の書類を扱う場合にはこれらのホッチキス針やクリップを一部除去し忘れ、これらの金属製異物を付けたまま印刷してしまう場合が増えており、その際フィルムを破損しまうというトラブルが多発するようになってきている。
画像形成装置に関して、従来このような記録材に異物が混入した際の対策としては、主に磁気センサなどに代表される専用の金属探知手段を設けたり、磁石を作用させて異物の除去を行うというような考案がなされている(例えば、特許文献5、6、7参照)。
しかしながら、金属探知手段を設けたり、磁石を設置することは、装置の複雑化やコストアップを招いていた。
特開昭63−313182号公報 特開平2−157878号公報 特開平4−44075号公報 特開平4−204980号公報 実開平4−58526号公報 特開平6−56326号公報 特開2000−1241号公報
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、環境問題や経費削減等への意識の高まりに伴い、使用後の書類の裏面への再印刷の機会が増えるにつれて生じやすくなった再利用記録材上に残留するホッチキス針やクリップ等の金属製異物が再印刷時に画像形成装置の故障を招くことを簡単な構成で安価に防止することのできる画像形成装置を提供することにある。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明の一態様によれば、記録材を搬送させながら該記録材上に画像を形成する画像形成装置において、
前記記録材より電気抵抗が低い異物が付着した前記記録材が搬送された場合に、前記異物付着記録材にて検出される電気抵抗変化から異物を検知して以後の画像形成工程を停止させる電気抵抗検知型異物検知手段を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明の他の態様によれば、像担持体に形成された現像剤像を搬送される記録材上に転写する転写手段と、前記記録材上の現像剤像を定着する定着手段と、を有する画像形成装置において、
前記記録材より電気抵抗が低い異物が付着した前記記録材が搬送された場合に、前記異物付着記録材が前記転写手段による転写工程へと進入した際、前記転写手段に流れる転写電流変化から異物を検知し、前記異物が前記定着手段に進入する前に装置を停止させる転写電流検知型異物検知手段を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明の更に他の態様によれば、像担持体に形成された現像剤像を搬送される記録材上に転写する転写手段と、前記記録材上の現像剤像を定着する定着手段と、を有する画像形成装置において、
前記記録材より電気抵抗が低く、且つ、前記異物より電気抵抗が高い導電性材料で作製された前記記録材を挟持搬送する導電性搬送手段と、
前記導電性搬送手段に所定電圧を印加する電圧印加手段と、
前記記録材より電気抵抗が低い異物が付着した前記記録材が搬送された場合に、前記導電性搬送手段に流れる電流を検出して異物を検知し、前記異物が前記転写手段に進入する前に装置を停止させる電流検知型異物検知手段と、
前記検知手段からの信号により異物付着記録材を除去するよう通知する通知手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明によれば、新たな構成要素を追加することなく画像形成装置内の基本構成要素を用いて安価に記録材の電気抵抗を検知する手段を設けることにより、記録材と電気抵抗の異なるホッチキス針などの導電性異物が記録材に付着していることを検知して装置を停止し、必要に応じて、異常を使用者に通知し、適正な方法でこの異物の除去を促すことで、画像及び装置に生じる不具合を防止することができる。本発明は、特に定着フィルムを用いる定着方式の装置において致命的な故障を招くフィルム破れ現象の防止が可能となる。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
図1は、本発明に係る異物検知手段を備えた画像形成装置の一実施例の概略構成を示す。図2は、本実施例の画像形成装置の転写工程を説明する断面図であり、図3は、異物検知手段を用いた画像形成装置の動作を説明するフローチャート図である。
先ず、図1参照すると、本実施例の画像形成装置は、電子写真方式のプリンタとされる。
本実施例のプリンタにおいては、帯電手段としての帯電ローラ1で像担持体としての感光ドラム2の表面を一様に所定の極性に帯電させた後、レーザー等の露光手段3によって感光ドラム2を露光した領域のみを除電して感光ドラム2上に潜像を形成する。
この潜像は、現像剤(トナー)Tを担持し搬送する現像剤担持体としての現像スリーブ5aを備えた現像装置4によって現像されてトナー像として顕像化される。
つまり、現像スリーブ5aに担持されたトナーDを、現像剤層厚規制部材としての現像ブレード5bと現像スリーブ5aの間で感光ドラム2の帯電表面と同極性に摩擦帯電させる。次いで、感光ドラム2と現像スリーブ5aが対向する現像ギャップ部AにおいてDCとAC電圧を重畳印加し、電界の作用によってトナーDを浮遊振動させつつ感光ドラム2の潜像形成部に選択的に付着させた後、このトナーDを転写ローラ6と感光ドラム2で形成される転写ニップ部Nまで感光ドラム2の回転によって搬送する。
一方、画像が記録される転写紙等の記録材7は、記録材収納箱7aから給送ローラ対7c(なお、下ローラはパッドでも良い)によって垂直搬送ローラ対7dまで先端部が送給された後、この垂直搬送ローラ対7dによって転写前搬送ローラ7eまで搬送されるか、または、手差しトレイ7bから給送ローラ対7cによって転写前搬送ローラ7eまで搬送されるか、のいずれかの経路を通して搬送される。
更に、記録材7は、転写前搬送ローラ7eによって転写上ガイド板9a及び転写下ガイド板9bの間に沿って予め規定された進入角度で、転写ローラ6が感光ドラム2に当接している転写ニップ部Nまで搬送される。
この転写前搬送ローラ7eから転写ニップ部Nまで記録材7が搬送されるまでの間には、感光ドラム2上の潜像形成開始タイミング決定に必要となる記録材7の先端通過タイミング検知用としてアームとフォトインタラプタなどで構成されるレジストセンサ7fが設けられる。
更にその下流側には、除電ブラシ8が搬送中の記録材7の背面側に接するように設けられ、接地されている。除電ブラシ8は、記録材7がこの領域に搬送されて来るまでに接触した種々の部材との摺擦によって該記録材7の表面が帯電している可能性があるため、静電的記録を行うに際して画像を乱す要因となるような不要な帯電を取り除く作用を成す。
転写部Nにおいて感光ドラム2上のトナーDを静電的に引き付けて記録材7側に移動させるためにトナーDと逆極性の高電圧が記録材7背面の転写ローラ6に印加され、記録材7の裏面にトナーDが静電的に引き付けられてトナー像が記録材7に転写されるとともに、記録材7の裏面はトナーDと逆極性に帯電され、転写されたトナーDを保持し続けるための転写電荷が記録材7の裏面に付与される。
最後に、トナー像が転写された記録材7は、転写ローラ8と感光ドラム2により挟持されて搬送され、加熱回転体13と定着ニップ部Hを形成する加圧回転体14で構成される定着装置12まで搬送される。ニップ部Hは、予め設定されている定着温度を保持するように加熱回転体13側に設けられたヒータによって温度制御されており、記録材7は、このニップ部Hで加熱及び加圧されてトナー像が定着される。
本実施例の定着装置12は、図9を参照して説明した従来の定着装置12と同様の構成及び機能を有するものである。従って、本実施例において、先に説明した従来の定着装置12の説明を援用し、本実施例の定着装置12の構成及び機能についてのここでの再度の説明は省略する。
尚、トナー像転写後の感光ドラム2の表面には極性の異なるトナー等の付着物が僅かに残るため、転写ニップ部Nを通過した後の感光ドラム2の表面は、クリーニング装置10に設けられた、感光ドラム2表面にカウンター当接されるクリーニングブレード10aによって付着物が掻き落とされる。感光ドラム2は、清掃された後、次の画像形成に備えて待機する。
尚、本実施例にて、上記帯電ローラ1、感光ドラム2、現像装置4、クリーニング装置10の各構成要素は一体化したカートリッジ11とされ、画像形成装置本体に着脱自在とされている。
本発明では、記録材7に付着した導電性異物の検知手段として電気抵抗検知型の検知手段を採用し、特に、本実施例では、電子写真方式の画像形成装置の基本的な構成要素である感光ドラム2と転写ローラ6で構成される転写工程部を利用し、転写ローラ6を流れる電流を電流検知手段にて検知する転写電流検知型の検知手段を採用している。そのために、特に新たな構成要素を追加する必要は無く、もっとも安価に実現できる。
本実施例における転写部について更に詳しく説明する。
本実施例にて、転写部を構成する転写ローラ6は、体積抵抗値を1×10〜1×1010Ω・cmに調整した中抵抗弾性層を有する導電性弾性ローラを用いる。この転写ローラ6を感光ドラム2に当接させ、該感光ドラム2と該転写ローラ6によって形成される圧接ニップ部である転写ニップ部Nで記録材7を挟持搬送させながら、電圧印加手段、即ち、高圧電源17にて転写ローラ6に転写電圧を印加する。これによって、記録材7にトナー像とは逆極性の電荷を付与して感光ドラム2上のトナー像を記録材7上に転写させる。
上記転写ローラ6は、ゴム・スポンジなどにカーボンなどの無機導電性粒子を分散させたり、界面活性剤などを練り込んだイオン導電性のゴムなどを用いるなど、抵抗値を適宜調整した弾性層を有するローラであり、この転写ローラ6の抵抗値が製造時のばらつき、温湿度、長期使用(耐久)による抵抗値変化などで1桁以上変化することは周知のことである。
このように抵抗変化する転写ローラ6に対し、常に最適な電流を流すためには「定電流印加方式」で転写ローラ6に対して転写電圧を印加することが考えられる。しかしながら、この場合は、装置の最大通紙幅よりも幅の狭い小サイズ記録材が使用されて転写ニップ部Nにおいてその長手に関して感光ドラム2と転写ローラ6が直接接触する非通紙領域部ができたときに、ここへ集中的に電流が流れて記録材7への電流供給が不足し、転写不良が発生するという問題がある。
そのため、多くの画像形成装置では記録材サイズによらず適正電流を流すために「定電圧印加方式」を行っている。定電圧印加方式では製造条件や環境によって変化する転写ローラの抵抗値に対し適正な電流を流すために、転写動作以前に、通紙時に転写ローラへ流す一定電流値を転写ローラに流し、そのときに発生する電圧を保持して転写時に印加する電圧制御方式(ATCV制御方式:ActIve Transfer Voltage Control )や、通紙前にある一定電流値を転写ローラに流し、そのときの発生電圧をあらかじめ決められた制御式に入れて算出した電圧を転写時に印加する電圧制御方式(PTVC制御方式:Programable Transfer Voltage Control)などによって通紙以前の転写系のインピーダンスを検知し、適正範囲の電流が流れるような転写電圧を印加している。
特に専用回路で構成され、印加できる電圧値が数個しかもてないATVC方式に比べて、PTVC制御方式はより精密な電圧制御が行え、また電圧制御のための回路を必要としないため、コスト的にも有利な電圧制御方式である。
このPTVC制御方式をいま少し詳しく説明すると、プリント前の非通紙時に感光ドラム表面を帯電させた状態で一定電流値を目標にPWM信号(パルス幅変調信号:Pulse Width Modulation)を段階的にあげて転写ローラに電圧を印加し、目標電流値に到達した電圧値をVt0としてホールドする。そのVt0値と、あらかじめ制御回路のCPU内にメモリしておいた転写出力テーブルまたは制御式から、前記Vt0値に適した印字時の転写電圧Vtを決定(より正確には前記目標電流と前記Vt0値から転写ローラ抵抗値を判定し、その抵抗値の転写ローラを用いた際に最も適正な画質が得られる転写電圧Vtを予め装置内部に記憶させてある転写出力テーブルから選択または制御式に代入して算出)して印字時にはその転写電圧Vtに対応したPWM信号を出力して転写ローラにVtを印加する制御方式である。
このように、一定電流値に対する各転写ローラの発生電圧Vt0を参照して印字時の転写電圧Vtを決定することで、転写ローラの抵抗値に応じて最適電圧を印字時に印加することができ、広い範囲の抵抗値の転写ローラで良好な画像を得ることができる。
本実施例ではこのような転写制御に用いる転写電流検知手段をそのまま利用して、記録材上の金属製異物検知を行うことを特徴としている。
つまり、本実施例では、図2の転写ニップ断面図に示すように、表面が画像パターンに応じて−100vから−600v程度のマイナス電位に帯電された感光ドラム2と、必要に応じて+6kv程度まで印加可能な転写電圧印加回路17により高電圧を印加される転写ローラ6との当接部に形成される転写ニップ部に進入した記録材7にクリップやホッチキス針などの金属製異物16が付着していた場合、各構成要素の電気抵抗範囲を、
・金属製異物16の体積抵抗値を10Ω・cm以下
・一方の記録材7の体積抵抗値を1011〜1014Ω・cm
・転写ローラ6の体積抵抗値を10〜1010Ω・cm
のように想定し、このような電気抵抗の大小関係にある系において、転写電圧印加回路中に設けられた電流検出手段18により、
・転写ローラ6と感光ドラム2間に記録材7が挟持搬送された状態で流れる最大電流
・転写ローラ6と感光ドラム2間に金属製異物付き記録材7が挟持搬送された状態で流れる最大電流
の各場合の両者の転写電流を検出し、結果をCPU19に予め設けられた参照閾値と比較して閾値以上の電流が流れた際には異物ありと判断して速やかに記録材7の搬送を停止させる。
このとき、判断基準となる転写電流の閾値としては、
・転写電流は通常環境でほぼ絶縁体である記録材7が高電圧を印加された転写ローラ6からニップ面積と搬送速度に応じた割合で単位時間あたりに受け取る電荷量に依存する。
・通常のクリップやホッチキス針などとされる金属製異物16と、転写ローラ6及び感光ドラム2表面との接触面積が非常に狭く、且つ高速で移動するため瞬間的な電流変化しか生じない。
等の理由から、上記各部材の抵抗値から単純に計算されるような値の変化量にはならず、装置の性能や構成によって異なり、更に温度/湿度など環境によっても大きく変化する。
本実施例では記録材7の搬送速度が266mm/秒で毎分45枚印刷可能な性能を有する装置を用い、23℃/50%の温度/湿度環境で評価した結果、金属製異物付着が無い場合に平均して15μAの転写電流が流れる構成に対し、ホッチキス針やクリップをつけて通紙した場合、22μA以上に転写電流の増加が観測されたため、上記閾値として通常転写電流の1.5倍以上の電流を検知した際に記録材7の搬送停止を行うように行うことで金属製異物16が定着ニップ部Hへ侵入することを防止できる。
以上説明したように、本実施例では、異物検出手段は、記録材7より電気抵抗が低く、且つ、異物より電気抵抗が高い導電性材料で作製された転写ローラ6、転写ローラ6に所定電圧を印加する電圧印加手段17、転写ローラ6に流れる電流を検出する電流検出手段18などにより構成される電気抵抗検知型検知手段、特に、転写電流検知型異物検知手段とされる。
以上の検知及び制御を取り入れた場合の装置の画像形成プロセスのフローチャートを図3に示す。画像形成プロセスは、下記の手順で処理される。
・まず、装置の電源がONされるとすぐに感光ドラム2と転写ローラ6を回転させながら転写ローラ6の抵抗測定を行う(S1〜S3)。
・使用可能な抵抗範囲で無い場合は異常と判断して装置を停止させ、画像形成を終了する(S5、S6)。使用可能な範囲の場合はその転写ローラ抵抗に適した最適転写電圧を選択し、実際に転写電圧を印加するタイミングが来るまで待機する(S7)。
・ここで、転写電圧の印加タイミングとしてはプリント信号を受けて、記録材の送給を開始した後、記録材7が転写工程部へ侵入するまでの途中経路に記録材先端検出用として設けられた記録材先端通過タイミング検出手段、即ち、レジストセンサ7fにより、このセンサ設定位置を記録材先端が通過した時刻をCPUに通知することで現像バイアス電圧印加タイミングとともに決定されるが、このとき、転写電圧印加タイミングとしては転写ニップ部に記録材が無い状態で高い転写電圧を印加すると対向する感光ドラム表面に不要な帯電を招いて次回の画像形成の障害となるため、記録材先端が十分転写ニップ部に進入してから電圧を印加するように設定する必要がある。
しかしながら、本実施例では記録材先端部に金属製異物16が付着することを想定しているため、転写電圧位置が記録材先端から離れすぎると例えばホッチキス針のような短い異物が先端よりに付着した場合には検知ミスを招く恐れがある。このため、本実施例では転写電圧印加タイミングは記録材先端に可能な限り近付けるように調整しており、最大限ずれても記録材先端から2mm以内に転写電圧が印加されるように設定されている。(S8〜S11)。
・このようにして転写中に転写電流の異常な変化を検知した場合(本実施例では通常の転写電流値の1.5倍以上の電流を検知した場合)には異物付着ありと判断して、その異物部分が定着ニップ部に侵入する前のタイミングで記録材搬送を停止させ、画像形成を終了する(S12、S13)。異物付着がないと判断された場合には、記録材7を定着ニップ部へと通紙し、画像形成を終了する(S14)。
・このとき、装置の反応速度として転写ニップ内で異物を検知して異物がニップ部内にある状態のまま瞬間的に記録材の搬送を停止させる能力があったとしても、あえてニップ外へ異物部分が抜け出した後に停止させた方がその後のジャム処理時に加わる外力によって感光ドラムや転写ローラ表面を損傷させる危険を回避できる。
尚、以上の実施例において、接触転写部材としての転写ローラ6は、鉄、SUS等の芯金上にEPDM、シリコーン、NBR、ウレタン等のゴムを用いたソリッド状(充填肉質)、または発泡スポンジ状の中抵抗弾性層を形成したゴムローラで、ローラ硬度25〜70度(AskerC/総荷重9.8N(1kg) 荷重時、以下同じ)、転写ローラ6の弾性体層は、一次加硫後に2次加硫し、その後表面を研磨して外径形状を所望の寸法としたものを用いている。
更に、より詳細には本実施例のPTVC制御方法は、転写電圧を制御するCPUでOUT端子より所望の転写出力電圧に対応したパルス幅を持つPWM信号を出力するもので、実際にはパルス幅に対応した転写出力テーブル(不図示)をCPU内にメモリしておき、このPWM信号は、不図示のローパスフィルタ(Low Pass Filter)によりDC化され、不図示のアンプにより増幅されて転写出力電圧Vtとなり、このとき流れた電流値Itに対応した信号がCPUのIN端子に入力され、CPU内で検知するという工程になっている。
この電流値Itは、転写高圧電源17に流れる電流値を電流検出回路18で検出し、不図示のA/Dコンバータでデジタル変換した値(以降、「転写AD値」と表記する)をCPUへ入力して、転写ローラに流れる電流値を判断している。
以上のPTVC検知は、転写用高圧電源17からの出力電圧を徐々に上昇させて、あらかじめ設定された一定電流値に転写電流が到達した時の電圧値をVt0としてホールドしており、ここでの検知結果に基づき、あらかじめCPU内に格納されている転写制御式1により転写時に印加する転写電圧の第1の目標値Vt1を決定する。
Vt1=αVt0+β・・・式1
ここで、
Vt0:PTVC検知時に、所定の検知電流を転写ローラに流したときに発生する発生電圧
α及びβ:転写の系によってあらかじめ設定する常数
Vt1決定後、画像形成のための準備が終了した時点で印字動作を開始し、感光ドラム上のトナー像と同期をとって記録材を転写ニップ部に給送する。
尚、本実施例では、記録材上の低抵抗の金属製異物検知のために上記電流検出回路を用いて転写工程中に記録材の抵抗も検知する構成としているが、記録材の搬送速度が速く、電流変化時間が極めて短くなる場合には別途ピ−クホールド回路を設け、電流検出回路の出力信号をこのピ−クホールド回路を介してCPU側に取り込むようにしても良い。
実施例2
本発明に係る異物検知手段を備えた画像形成装置の他の実施例について説明する。図4は、本実施例に係る画像形成装置の転写工程断面図であり、図5は、実施例1と同様に、電気抵抗検知型異物検知手段(即ち、転写電流検知型検知手段)を用いた画像形成装置の動作説明用フローチャート図である。本実施例の画像形成装置は、実施例1で説明した画像形成装置と同様の構成とされ、実施例1の説明を援用する。又、本実施例にて、実施例1と同じ構成及び機能を成す部材には同じ参照番号を付し、詳しい説明は省略する。
本実施例では記録材7に付着した導電性異物の検知手段として、実施例1と同様に感光ドラム2と転写ローラ6で構成される転写工程部を利用しており、特に新たな構成要素を追加する必要は無く、もっとも安価に実現できる。
本実施例の特徴は、金属製異物検知時に装置を停止させるだけの構成であった実施例1に対し、更に異物16の記録材7上の付着位置に応じ、停止させた後の記録材7の処理方法まで指示する機能を付与したことにある。
一度印刷された記録材7の裏面を有効利用するため画像形成装置に記録材7を裏返して再セットする際、記録材7の先端と後端を明確に認識しながらセットするとは限らず、むしろ先に表側に記録された内容と無関係な内容を印刷するため、先端と後端が入れ混ざった状態でセットされる場合が主流であると考えられる。
この場合、図4に示すように、記録材7が、記録材7の搬送方向に対して後端側に金属製異物16が付着して再送給されると、異物16を検知して停止できるのは記録材上に大半の画像を形成し終えた後となり、実際には異物16を検知してもニップを出てから停止することになるので全ての転写工程が完了してから装置を停止することになる。
この場合、装置の大きさや転写−定着間距離の設計によっても若干異なるが、転写後の記録材7を定着部まで別の搬送手段を設けて搬送させるような方式を用いない最近の大半の装置ではすでに転写が完了した記録材7の前半部、少なくとも先端部はすでに定着ニップ部Hを通過してしまっている。
実施例1のように記録材先端部で異物16を検知した場合には装置を停止してもこの記録材7を除去する際には装置の記録材搬送方向の上流側に除去すれば問題無いが、上述のように後端側で検知して先端側が定着ニップHを通過して挟まれた状態で停止した場合には、特に指示が無ければむしろ定着出口側に露出している記録材先端部を排紙方向に引き出すような処理を行いやすい。
この場合、当然ながら異物16を検知して装置を停止しているにも関わらず、人の手作業によって定着ニップHに異物16を通過させてしまうため、やはり定着フィルムの破損を招いてしまう。特に、このように人手によって加圧状態で停止している定着部に挟まれている記録材7を強引に引き抜く際のストレスの方が通常の定着工程でフィルムとローラが回転しながら送給されていく場合よりも定着フィルムに与えるダメージが大きく、実際の市場におけるフィルム破損ケースはむしろこの場合が主流と考えられる。
この点に鑑み、本実施例では、図5に示すようなフローチャートに従ってこのような後端側に異物が付着した場合の記録材の処理方法の指示を行うシステムを追加しており、下記の手順で進めていく。
・まず、装置の電源がONされるとすぐに感光ドラムと転写ローラを回転させながら転写ローラの抵抗測定を行う(S1〜S3)。
・使用可能な抵抗範囲で無い場合は異常と判断して装置を停止させ、画像形成を終了する(S5、S6)。使用可能な範囲の場合はその転写ローラ抵抗に適した最適転写電圧を選択して待機する(S7)。
・プリント信号を受けた際に記録材の送給を開始した後、レジストセンサ7fにより記録材先端検知位置を記録材先端が通過した時刻をCPUに通知して画像形成開始タイミングを合わせる準備を開始するとともにこの通過時刻t1をメモリに記憶させ、同時にタイマーを起動してこのt1からの経過時間の計測を開始する(S8〜S11)。
・現像、転写と各工程を進め(S12、S13)、この転写中に転写電流の異常な変化を検知した場合(本実施例では通常の転写電流値の1.5倍以上の電流を検知した場合)には異物付着ありと判断して、その異物部分が定着ニップ部に侵入する前のタイミングで記録材搬送を停止させるとともに異物を検知した時刻t2をメモリに記憶する(S14、S15)。
・t2−t1の演算結果またはタイマーの計測時間と、前記記録材先端検知位置−定着ニップ入り口間距離と装置の記録材搬送速度から予め算出されている記録材先端定着突入時間Tを比較する。
・t2−t1<Tの場合、装置を停止させ、実施例1と同様に、異物付着ありと判断して、その異物部分が定着ニップ部に侵入する前のタイミングで記録材搬送を停止させ、画像形成を終了する(S17)。
・t2−t1≧Tの場合、記録材先端はすでに定着ニップ部に侵入しており、記録材排出側に記録材先端が露出していれば記録材排出方向に引き抜かれる危険が高いのでこれを避けるため、装置を停止させた後、CPU19は、ディスプレー装置などを備えた通知手段19a(図4)により、使用者に対しエラー通知とともに記録材の排記録材処理方向を記録材搬送上流側に引き抜くよう指示し、画像形成を終了する(S18〜S19)。
通常、定着装置12における加熱回転体13と加圧回転体14とは、加圧ステー13f(図9)により互いに押圧されている。従って、好ましくは、定着装置12は、加圧ステー13fによる加圧を解除する加圧力解除手段(図示せず)を備えた構成とし、異物付着の記録材が検知された時には、通知手段19aは、加圧力解除手段により加熱回転体13と加圧回転体14との加圧力を解除してから異物付着記録材の除去を通知する。
・S14にて、異物付着がないと判断された場合には、記録材7を定着ニップ部へと通紙し、画像形成を終了する(S20)。
以上の構成により、金属性異物16が記録材後端部に付着したまま裏返して再印刷され、すでに定着ニップ部Hを記録材前半部が通過してしまった場合でも、装置本体によって適切なジャム処理方法が指示されるので定着部のフィルム破損を招くことを防止できるようになる。
尚、上記構成において転写電圧を切るタイミングとしては実施例1の記録材先端部に対する配慮と同様、金属製異物が記録材後端寄りに付着している事を想定して記録材後端2mm以内で切るように設定している。
実施例3
本発明に係る異物検知手段を備えた画像形成装置の他の実施例について説明する。図6は、本実施例に係る画像形成装置の転写工程断面図であり、図7は、電気抵抗検知型異物検知手段を用いた画像形成装置の動作説明用フローチャート図である。本実施例の画像形成装置は、実施例1で説明した画像形成装置と同様の構成とされ、実施例1の説明を援用する。又、本実施例にて、実施例1と同じ構成及び機能を成す部材には同じ参照番号を付し、詳しい説明は省略する。
本実施例の特徴は、記録材7に付着した導電性異物16の検知手段として、新たに転写工程の記録材搬送方向上流側に位置する記録材搬送ローラ対7e、7eを中抵抗の導電性ローラ対で構成し、記録材搬送ローラ用電圧印加手段20と記録材搬送ローラ用電流検出手段21を設けることにある。
つまり、本実施例では、異物検知手段は、記録材7より電気抵抗が低く、且つ、異物より電気抵抗が高い導電性材料で作製された記録材7を挟持搬送する記録材搬送ローラ対7e、7eなどとされる導電性搬送手段と、導電性搬送手段に所定電圧を印加する電圧印加手段20と、導電性搬送手段に流れる電流を検出する電流検出手段21と、にて構成される電気抵抗検知型異物検知手段、特に、記録材搬送ローラ対に流れる電流を検知する電流検知型異物検知手段とされる。
本実施例では、上記搬送ローラ対7e、7eを、既存の画像形成前に搬送されてきた記録材先端を一時的に停止したローラ対のニップ部に衝突させて記録材先端の平行性を揃える機能を有するレジストローラ対に置き換える事で安価に実現するとともに、カセット給送と手差し給送の全ての記録材に対応可能としている。
本実施例の特徴としては、定着ニップ部Hへの記録材上の金属製異物付着部の侵入を防止させるだけの構成であった実施例1及び実施例2に対し、更に転写ニップ部Nへの異物侵入防止機能を付与したことにある。
転写ニップ部Nにクリップやホッチキス針などの異物16の付いた記録材7が侵入した場合、剛体の感光ドラム2と弾性体の転写ローラ6で挟持搬送されるため、定着ニップ部Hに侵入した場合の定着フィルム破損のような継続使用不可能となる致命的な問題は生じないものの、感光ドラム表面を傷つける可能性は零ではなく、万一傷ついた場合、その位置や大きさによっては明確な画像傷として印刷後の記録材に残る場合が考えられ、やはり好ましく無い。
このため、本実施例では金属製異物16が転写ニップNに侵入する前にこれを検知して即座に記録材搬送を停止し、転写ニップ部Nへの異物16の侵入を防止する事を可能とする。従って、本実施例の上記構成では、体積抵抗10Ω・cm以下の金属製異物16の付着した体積抵抗1011〜1014Ω・cmの記録材7を転写工程前に挟持搬送する体積抵抗10〜1010Ω・cmの中抵抗ローラ対7e、7eで構成した際の記録材7と異物16の電気抵抗差に基づいて検知される。
このローラ対7e、7eの具体的な構成は、基本的には前記転写ローラ6と同一で各ローラ7e、7eの抵抗は、鉄、SUS等の芯金上にEPDM、シリコーン、NBR、ウレタン等のゴムを用いたソリッド状(充填肉質)、または発泡スポンジ状の弾性層を形成した中抵抗ゴムローラで、ローラ硬度25〜70度(AskerC/総荷重9.8N(1kg) 荷重時、以下同じ)、弾性体層は、一次加硫後に2次加硫し、その後表面を研磨して外径形状を所望の寸法としたものを用い、電圧印加電源20は、実際には前記転写用高圧電源17を流用している。
本実施例を用いて金属製異物検知を行う際のフローチャートは、図7に示すようになる。
・まず、装置の電源がONされるとすぐに導電性搬送ローラ7e、7eを回転させながら高圧電源20から所定電圧を通電して電流検出手段21で電流を測定することにより上下搬送ローラ7e、7eの合成抵抗測定を行う(S1〜S3)。
・基本的に転写ローラ6と同じ基準で搬送ローラ7e,7eの抵抗範囲を予め決定し、装置内の記憶手段に記憶させておいた参照テーブルを用いて、使用可能な抵抗範囲で無い場合は異常と判断して装置を停止させ、画像形成を終了する(S4〜S6)。使用可能な範囲の場合は、やはり転写ローラ6と同じ参照テーブルを用いてその導電性搬送ローラ抵抗に適した最適印加電圧を選択し、本構成では上下導電性ローラで常に電圧印加しても障害がないため、この電圧を印加しながら待機する。
・プリント信号を受けた際に記録材の送給を開始させ、このとき導電性搬送ローラ対7e,7eへ記録材7が侵入して記録材先端が通過した瞬間の予め予測されている高抵抗の記録材7による電流減少変化発生時刻をt0としてメモリに記憶させ、同時にタイマーを起動してこのt0からの経過時間の計測を開始する(S8〜S11)。
・次いで、ステップ14(S14)にて、t0以降この搬送中に導電性ローラ対の高圧回路に流れる電流の異常な変化を検知した場合(本実施例では通常の転写電流値の1.5倍以上の電流を検知した場合)には異物付着ありと判断して、その異物部分が定着ニップ部Hに侵入する前のタイミングで記録材搬送を停止させるとともに異物を検知した時刻t2をメモリに記憶する(S14、S15)。ステップ12、13(S12、S13)及びステップ20、21(S20、S21)については、後で説明する。
・t2−t0の演算結果またはタイマーの計測時間と、導電性ローラ対−定着ニップ入り口位置間距離と装置の記録材搬送速度から予め算出されている記録材先端転写突入時間T1を比較する(S16)。
・t2−t0<T1の場合、装置を停止させ、異物付着ありと判断して、その異物部分が転写ニップ部Nに侵入する前のタイミングで記録材搬送を停止させ、画像形成を終了する(S17)。
・t2−t0≧T1の場合、記録材先端はすでに転写ニップ部Nに侵入しており、異物部分が転写ニップ部Nに進入前に装置を停止し、記録材搬送を停止する(S18)。このとき転写ニップ部を形成する感光ドラムは、現在の主流の装置では本体寿命前に交換することを前提として本体と別ユニットに固定されて着脱可能となっているか、または本体寿命と同等の耐久性を有する高耐久性感光ドラムを本体側に固定している場合の2通りであり、転写ニップ部に記録材が停止して残った際に、前者の場合には感光ドラムを本体から取り外し、その際に形成される本体開口部から記録材を上流側へ除去するようになっており、後者の場合にも本体に固定されたドラムは転写ニップ部の当接状態を解除して感光ドラムを記録材搬送路から離間することができるように構成されているため、やはりこの離間状態で形成される本体開口部から記録材を上流側へ除去することが主流となっている。このため、通常、このような場合に装置を停止させた後、使用者に対しては転写ニップ部に記録材が残っていることを通知するとともにこの感光ドラムを少なくとも離間して本体に形成された開口部から記録材を取り出すように指示するだけで良く、特に記録材の除去方向を指定するまでも無い。ただし、転写-定着間距離が比較的短い小型の装置において、比較的長い記録材が使用され、記録材後端部に金属製異物が付着していた場合、装置と記録材の組み合わせによっては転写前に記録材後端部の搬送を停止させても記録材先端部がすでに定着ニップ部に進入し、且つ、記録材出口側に露出する場合が無いとは限らない。このような場合、すなわち、転写ニップ部の手前で記録材後端部を停止させつつ記録材先端部が定着ニップ部を通過して排紙検知センサ部で検知された場合には、記録材出口側に記録材先端が露出していれば記録材搬送方向に引き抜かれる危険が高いので、これを避けるため、装置を停止させた後(S18)、使用者に対し、通知手段19aにてエラー通知とともに記録材の排記録材処理方向を記録材搬送上流側に引き抜くよう指示する(S19)。
尚、上記手順に、ステップ12、13(S12、S13)及びステップ20、21(S20、S21)を追加することもできる。
即ち、もし記録材7の極先端部に金属製異物16が付着していた場合は導電性ローラ対7e、7eに流れている電流に対するわずかな電流減少の検出は困難なため、このローラ対の下流側に設けられている記録材先端通過タイミング検出手段、即ち、レジストセンサ7fで記録材先端通過時刻t1を検知した際、導電性ローラ対7e、7e−レジストセンサ7f位置間距離と装置の記録材搬送速度から予め算出されている記録材先端レジストセンサ突入時間T2を比較して(S12、S13)、
・t1−t0<T2の場合、金属製異物16が記録材7の極先端部に付着しているとみなし、直ちに装置を停止させ(S20)、通知手段19aにて使用者にエラー通知とともにレジストセンサの下流側から記録材を引き抜き除去する指示する(S21)。
・t1−t0≧T2の場合、上記ステップ14(S14)以降の手順に従って処理し、上記t2を検出するまで搬送を続ける。
本実施例においても、先の実施例と同様に、導電性記録材搬送ローラ対7e、7eを用いることにより、金属製異物が転写ニップに侵入する前に装置を停止して感光ドラム及び転写ローラを損傷することを防止できる。
本発明の異物検出装置を備えた画像形成装置の一実施例の概略構成図である。 本発明の画像形成装置の転写ニップ部への異物侵入を説明する図である。 本発明の画像形成装置の動作を説明する一実施例のフロ−チャート図である。 本発明の画像形成装置の転写ニップ部への異物侵入を説明する図である。 本発明の画像形成装置の動作を説明する他の実施例に係るフロ−チャート図である。 本発明の異物検出装置を備えた画像形成装置の他の実施例の概略構成図である。 本発明の画像形成装置の動作を説明する他の実施例に係るフロ−チャート図である。 従来の画像形成装置の構成を示す図である。 従来の画像形成装置の定着装置の構成を示す図である。 従来の画像形成装置の定着装置への異物侵入を説明する図である。 従来の画像形成装置の定着装置への異物侵入による定着フィルムの損傷を説明する図である。
符号の説明
2 感光ドラム(像担持体)
6 転写ローラ
7 記録材
7e 転写前搬送ローラ対(導電性ローラ対)
7f レジストセンサ(記録材先端通過検出手段)
12 定着装置
16 ホッチキス針(導電性異物)
17、20 高電圧電源
18、21 電流検知手段
19 CPU
19a 通知手段

Claims (16)

  1. 記録材を搬送させながら該記録材上に画像を形成する画像形成装置において、
    前記記録材より電気抵抗が低い異物が付着した前記記録材が搬送された場合に、前記異物付着記録材にて検出される電気抵抗変化から異物を検知して以後の画像形成工程を停止させる電気抵抗検知型異物検知手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記検知手段からの信号により前記異物付着記録材を除去するよう通知する通知手段を有することを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 前記電気抵抗検知型異物検知手段は、
    前記記録材より電気抵抗が低く、且つ、前記異物より電気抵抗が高い導電性材料で作製された前記記録材を挟持搬送する導電性搬送手段と、
    前記導電性搬送手段に所定電圧を印加する電圧印加手段と、
    前記導電性搬送手段に流れる電流を検出する電流検出手段と、
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記導電性搬送手段は、前記記録材を搬送する導電性ローラ又は導電性ローラ対であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記記録材の体積抵抗値は1011〜1014Ω・cmであり、前記異物の体積抵抗値は、10Ω・cm以下であり、前記導電性搬送手段の体積抵抗値は、10〜1010Ω・cmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  6. 像担持体に形成された現像剤像を搬送される記録材上に転写する転写手段と、前記記録材上の現像剤像を定着する定着手段と、を有する画像形成装置において、
    前記記録材より電気抵抗が低い異物が付着した前記記録材が搬送された場合に、前記異物付着記録材が前記転写手段による転写工程へと進入した際、前記転写手段に流れる転写電流変化から異物を検知し、前記異物が前記定着手段に進入する前に装置を停止させる転写電流検知型異物検知手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記検知手段からの信号により前記異物付着記録材を除去するよう通知する通知手段を有することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記転写工程の記録材搬送方向上流側に記録材先端通過タイミング検出手段を有し、該記録材先端通過タイミング検出手段による検知タイミングt1、前記転写工程における異物検知タイミングt2、前記記録材の前記記録材先端通過タイミング検出手段と前記定着手段間通過時間Tの間に、
    t2−t1≧T
    の関係が成り立つ場合、
    前記通知手段は、前記定着手段より記録材搬送方向上流側に前記異物付着記録材を除去するよう、記録材の除去方向を指定して通知することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記転写手段は、導電性ローラであることを特徴とする請求項6〜8のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  10. 前記定着手段は、加熱回転体と加圧回転体を備え、少なくとも一方の前記回転体は、厚さ100μm以下の耐熱性フィルムを備えていることを特徴とする請求項6〜9のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  11. 前記記録材の体積抵抗値は1011〜1014Ω・cmであり、前記異物の体積抵抗値は、10Ω・cm以下であり、前記転写手段の体積抵抗値は、10〜1010Ω・cmであることを特徴とする請求項6〜10のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  12. 像担持体に形成された現像剤像を搬送される記録材上に転写する転写手段と、前記記録材上の現像剤像を定着する定着手段と、を有する画像形成装置において、
    前記記録材より電気抵抗が低く、且つ、前記異物より電気抵抗が高い導電性材料で作製された前記記録材を挟持搬送する導電性搬送手段と、
    前記導電性搬送手段に所定電圧を印加する電圧印加手段と、
    前記記録材より電気抵抗が低い異物が付着した前記記録材が搬送された場合に、前記導電性搬送手段に流れる電流を検出して異物を検知し、前記異物が前記転写手段に進入する前に装置を停止させる電流検知型異物検知手段と、
    前記検知手段からの信号により異物付着記録材を除去するよう通知する通知手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  13. 前記導電性搬送手段は、導電性ローラ対であることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記定着手段は、加熱回転体と加圧回転体を備え、少なくとも一方の前記回転体は、厚さ100μm以下の耐熱性フィルムを備えていることを特徴とする請求項12又は13に記載の画像形成装置。
  15. 前記転写工程の記録材搬送方向上流側に記録材先端通過タイミング検出手段を有し、
    前記記録材先端通過タイミング検出手段の上流側に前記導電性搬送手段、前記電圧印加手段及び前記電流検知手段を有し、
    前記導電性搬送手段における異物検知タイミングt0、前記記録材先端通過タイミング検出手段による検知タイミングt1、前記記録材の前記導電性搬送手段と前記定着手段間通過時間T1、前記記録材の前記記録材先端通過タイミング検出手段と前記導電性搬送手段通過時間T2の間に、
    t1−t0<T2
    の関係が成り立つ場合には、装置を停止し、前記通知手段は、前記異物付着記録材を除去するよう記録材の除去方向を指定して通知し、
    t1−t0≧T2、且つ、t2−t0<T1
    の関係が成り立つ場合には、装置を停止し、
    t1−t0≧T2、且つ、t2−t0≧T1
    の関係が成り立つ場合には、装置を停止し、前記通知手段は、前記定着手段より記録材搬送方向上流側に前記異物付着記録材を除去するよう、記録材の除去方向を指定して通知する、
    ことを特徴とする請求項12〜14のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  16. 前記記録材の体積抵抗値は1011〜1014Ω・cmであり、前記異物の体積抵抗値は、10Ω・cm以下であり、前記導電性搬送手段の体積抵抗値は、10〜1010Ω・cmであることを特徴とする請求項12〜15のいずれかの項に記載の画像形成装置。
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