JP2006308294A - オートハンドラ - Google Patents

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Mitsuhiro Furuta
光弘 古田
Kentaro Hara
健太郎 原
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Abstract

【課題】 テープの張りを自動で調整可能なオートハンドラを実現する。
【解決手段】 前記第1のテンショナーに設けられ前記第1のテンショナーの位置を検出する第1の位置検出手段と、この第1の位置検出手段の検出信号から前記第1のスプロケットを回転して前記第1のプーリと前記第1のテンショナーとの間を通過するテープが水平に走行するように制御する第1の制御部とを具備する第1の制御手段と、前記第2のテンショナーに設けられ前記第2のテンショナーの位置を検出する第2の位置検出手段と、この第2の位置検出手段の検出信号から前記第4のスプロケットを回転して前記第2のテンショナーと前記第2のプーリとの間を通過するテープが水平に走行するように制御する第2の制御部とを具備する第2の制御手段とを具備したことを特徴とするオートハンドラである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、テープの張りを自動で調整可能なオートハンドラに関するものである。
更に詳述すれば、本発明は、テープ状デバイス用オートハンドラについてのものである。テープ状デバイス用オートハンドラはICテスタと接続してテープ状デバイスの電気的特性を測定し、分類する。テープ状デバイスには、例えばLCD(液晶ディスプレイ)の駆動用ICがある。
オートハンドラに関連する先行技術文献としては次のようなものがある。
特開2002−328151号公報
テープ状デバイス用オートハンドラは、リールに巻かれたテープ状デバイスを自動的に測定位置まで逐次搬送し、ICテスタのテスト結果にもとづいて選別する装置である。
図2は従来より一般に使用されている従来例の構成説明図である。
1はテープ状デバイス、2Aは供給リール、2Bは収容リール、3Aは第1のスプロケット、3Bは第4のスプロケット、4Aは第1のプーリ、4Bは第2のプーリ、5Aと5Bはガイド、6Aは第1のテンションプーリ、6Bは第2のテンションプーリ、7Aは第2のスプロケット、7Bは第3のスプロケット、8はテープクランプ、9と10はプッシャ、11はパンチユニット、12はプローブカード、12Aはプローブ、13はアタッチメントユニット,14はテストヘッド、15,15A,15Bはカメラ、15Cは画像処理装置である。
図2では、供給リール2Aに巻かれたテープ状デバイス1を収容リール2Bが巻き取る。
プッシャ9の両翼には第2・第3のスプロケット7A・7Bが配置され、第2のスプロケット7Aと第3のスプロケット7Bは同期回転してテープ状デバイス1を走行させる。 プッシャ9の下面にはテープクランプ8が配置され、テープ状デバイス1はプッシャ9とテープクランプ8間を走行する。
プッシャ10はプッシャ9を昇降させる。
プッシャ10は、テープクランプ8とプッシャ9で保持されたテープ状デバイス1を降下させ、前記テープ状デバイス1をプローブカード12に接触させて試験する。
図2のプローブカード12はプッシャ9と対向する形で装置に保持される。
プローブカード12とアタッチメントユニット13は機械的または電気的に分離可能に接続される。
ICテスタのテストヘッド14は、上部にアタッチメントユニット13を配置する。
図2では、テープ状デバイス1は第2・第3のスプロケット7A・7Bが同期して回転することによりテープ状デバイスのピッチ分送られ、供給リール2Aからテンションプーリ6A、第2・第3のスプロケット7A・7B、テンションプーリ6B、収容リール2Bの順に移動する。
第1のプーリ4Aは第1のスプロケット3Aと第1のテンションプーリ6A間に配置され、第2のプーリ4Bは第4のスプロケット3Bとテンションプーリ6B間に配置される。
第1・第2のプーリ4A・4Bは回転中心が固定され、円周面が転動してテープ状デバイス1を案内する。
ガイド5Aは第1のプーリ4Aと第1のテンションプーリ6A間に配置され、ガイド5Bは第2のテンションプーリ6Bと第2のプーリ4B間に配置される。ガイド5A・5Bはテープ状デバイス1を介在させ、テープ状デバイス1を案内する。
図2では、テープ状デバイス1の屈曲や波うちを防止するためテープ状デバイス1にある程度の張力をかける。
すなわち、第1のテンションプーリ6Aは、第1のプーリ4Aと第2のスプロケット7A間に配置され、テープ状デバイス1を上昇方向に押圧する。
第2のテンションプーリ6Bは、第3のスプロケット7Bと第2のプーリ4B間に配置され、テープ状デバイス1を上昇方向に押圧する。
ガイド5Aは回転中心を固定し、第1のプーリ4A第1のとテンションプーリ6A間に配置され、テープ状デバイス1を案内する。
ガイド5Bは回転中心を固定し、テンションプーリ6Bと第2のプーリ4B間に配置され、テープ状デバイス1を案内する。
パンチユニット11はガイド5Bと第2のプーリ4B間に配置される。
カメラ15Aは第1のプーリ4Aとガイド5A間に配置され、カメラ15Bはパンチユニット11と第2のプーリ4B間に配置される。
カメラ15Aとカメラ15Bは画像処理装置15Cに接続する。
カメラ15Aは測定前のテープ状デバイス1を撮像し、撮像データを画像処理装置15Cに送出する。
カメラ15Bはテープ状デバイス1を撮像し、カメラ15Aによる画像データと比較照合またはパンチユニット11の打ち抜き指令と比較照合する。
カメラ15はテストヘッド14の下方に配置され、テストヘッド14の中央中空穴を通して、テープ状デバイス1の画像を認識する。
カメラ15は画像処理装置15Cと接続され、テープ状デバイス1の接触位置を補正演算する。
要するに、図3に示す如く、テープ状デバイス1は、第1のスプロケット3Aから送り出され、第1のプーリ4Aで方向転換され、第1のテンションプーリ6Aを通り、第2のスプロケット7Aを通り、第3のスプロケット7Bを通り、第2のテンションプーリ6Bを通り、第2のプーリ4Bで方向転換され、第4の搬送用スプロケット3Bに巻取られる。
第1のテンションプーリ6Aは、第1のプーリ4Aと第2のスプロケット7Aとの間に設けられ、第1のプーリ4Aを通過したテープ1が水平に走行するようにテンションを印加する。
第1のプーリ4Aと第1のテンションプーリ6Aとの間で、テープ1を水平に走行させて、テープ1の測定前の状態をカメラ15Aで撮像するためである。
第2のテンションプーリ6Bは、第3のスプロケット7Bと第2のプーリ4Bとの間に設けられ、第2のテンションプーリ6Bを通り第2のプーリ4Bを通過する前のテープ1が水平に走行するようにテンションを印加する。
第2のテンションプーリ6Bから第2のプーリ4Bとの間で、テープ1を水平に走行させてテープ1の測定後の状態をカメラ15Bで撮像するためである。
以上の構成において、動作を説明する。第2・第3のスプロケット7A・7Bで位置決めされたテープ状デバイス1は、テープクランプ8とプッシャ9により固定される。
次に、プッシャ10はテープクランプ8とプッシャ9を一体にしてテープ状デバイス1を、プローブカード12のプローブ12Aにテープ状デバイス1が接触しない程度まで下降させる。
カメラ15はテープ状デバイス1の画像データを取り込み、テープ状デバイス1の位置の補正量を算出する。
画像データを取り込み後、テープ状デバイス1の位置を補正後、テープ状デバイス1をプローブカード12のプローブ12Aに接触するように下降させる。
次に、テープ状デバイス1がプローブ12Aに接触した状態で、ICテスタ側にオートハンドラからテストスタート要求信号を送る。
テストが終了するとプッシャ9・10は上昇し、第2・第3のスプロケット7A・7Bが回転して次のテープ状デバイス1が送られる。
図2では、第1・第2・第3・第4のスプロケット3A・7A・7B・3Bが反時計方向に同期して回転することにより、テープ状デバイス1は図2の左側から右側に送られていく。
図2では、テープ状デバイス1に無理な力が加わらないようにしているので、プッシャ9が降下前には、第2・第3のスプロケット7A・7B間のテープ状デバイス1はたわんでいる。
テープ状デバイス1のたわみをとって測定するため、図2では、第3のスプロケット7Bの回転を停止し、第2のスプロケット7Aを時計方法に逆回転する。
このような装置においては、テープ1を、第1のスプロケット3Aから、第1のプーリ4A、第1のテンションプーリ6A、第2のスプロケット7A、第3のスプロケット7B、第2のテンションプーリ6B、第2のプーリ4B、第4のスプロケット3Bにセットする。
次に、第1のプーリ4Aと第1のテンションプーリ6A間を水平にテープ1が走行するように調整する場合に、第1のスプロケット3Aをオペレータがマニアルで回転操作をして調整する。
テンションプーリ6Bと第2のプーリ4B間を水平にテープ1が走行するように調整する場合には、第4のスプロケット3Bをオペレータがマニアルで回転操作して調整する。
第1のスプロケット3A、あるいは、第4のスプロケット3Bを個々に操作しなくてはならず、また、テンションプーリ6A,6Bの正常位置を目視で確認していたため、オペレータ毎に判定基準が異なり、調整基準が曖昧であった。
本発明の目的は、上記の課題を解決するもので、テープの張りを自動で調整可能なオートハンドラを提供することにある。
更に、詳述すれば、テンショナー位置を検出し、搬送用スプロケットを動作させることにより、テープの張りを自動で調整可能とするオートハンドラを提供することにある。
このような課題を達成するために、本発明では、請求項1のオートハンドラにおいては、
第1のプーリと第2のスプロケットとの間に設けられ第1のスプロケットから第1のプーリを通過したテープが水平に走行するようにテンションを印加する第1のテンショナーと、第3のスプロケットと第2のプーリとの間に設けられ第2のプーリを通過する前のテープが水平に走行するようにテンションを印加する第2のテンショナーと、前記第2のプーリからのテープを巻取る第4のスプロケットとを具備するオートハンドラにおいて、
前記第1のテンショナーに設けられ前記第1のテンショナーの位置を検出する第1の位置検出手段と、この第1の位置検出手段の検出信号から前記第1のスプロケットを回転して前記第1のプーリと前記第1のテンショナーとの間を通過するテープが水平に走行するように制御する第1の制御部とを具備する第1の制御手段と、前記第2のテンショナーに設けられ前記第2のテンショナーの位置を検出する第2の位置検出手段と、この第2の位置検出手段の検出信号から前記第4のスプロケットを回転して前記第2のテンショナーと前記第2のプーリとの間を通過するテープが水平に走行するように制御する第2の制御部とを具備する第2の制御手段とを具備したことを特徴とする。
本発明の請求項2のオートハンドラにおいては、請求項1記載のオートハンドラにおいて、
前記第1の制御手段あるいは第2の制御手段のいずれか一方が使用されたことを特徴とする。
本発明の請求項1によれば、次のような効果がある。
テープの走行路に対して水平に保持するようテンション位置を自動でセッティングできるので、操作者の目視セッティングによるばらつきが回避できるオートハンドラが得られる。
自動で調整できるので、装置を使用中も調整できるオートハンドラが得られる。
本発明の請求項2によれば、次のような効果がある。
前記第1の制御手段あるいは第2の制御手段のいずれか一方が使用されたので、安価なオートハンドラが得られる。
以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例の要部構成説明図である。
図において、図2と同一記号の構成は同一機能を表す。
以下、図2との相違部分のみ説明する。
第1の制御手段31は、第1の位置検出手段311と第1の制御部312とを有する。
第1の位置検出手段311は、第1のテンションプーリ6Aに設けられ、第1のテンションプーリ6Aの位置を検出する。
第1のフィードバック制御部312は、第1の位置検出手段311の検出信号から、第1のスプロケット3Aを回転して、第1のプーリ4Aと第1のテンションプーリ6Aとの間を通過するテープ1が水平に走行するように制御する。
第2の制御手段32は、第2の位置検出手段321と第2の制御部322とを有する。
第2の位置検出手段321は、第2のテンションプーリ6Bに設けられ、第2のテンションプーリ6Bの位置を検出する。
第2の制御部322は、第2の位置検出手段321の検出信号から、第4のスプロケット3Bを回転して、第2のテンションプーリ6Bと第2のプーリ4Bとの間を通過するテープ1が水平に走行するように制御する。
以上の構成において、第1,第2のテンションプーリ6A,6Bの位置の検出手段311,321とその検出結果により、第1のスプロケット3Aあるいは第4のスプロケット3Bの回転を制御する制御装置312,322が設けられた。
そして、テープ1の適正な張りを与える第1,第2のテンションプーリ6A,6Bの位置を制御手段31,32が認識し、第1のスプロケット3Aあるいは第4のスプロケット3Bの回転を制御し、テープ1に適正な張りを与える。
具体的には、スプロケット3A〜7A間で、第1のテンションプーリ6Aが適正位置より上にあるときは、第1のスプロケット3Aを時計周りに回転し、テンショナー1の位置を適正位置まで自動調整する。
同様に、テンションプーリ6Aが適正位置より下にあるときは、第1のスプロケット3Aを反時計周りに回転し、第1のテンションプーリ6Aの位置を適正位置まで自動調整する。
スプロケット7B〜3B間で、第2のテンションプーリ6Bが適正位置より上にあるときは、第4のスプロケット3Bを反時計周りに回転し、テンショナー1の位置を適正位置まで自動調整する。
同様に、テンションプーリ6Aが適正位置より下にあるときは、第4のスプロケット3Bを時計周りに回転し、テンションプーリ6Aの位置を適正位置まで自動調整する。
この結果、
テープ1の走行路に対して水平に保持するようテンション位置を自動でセッティングできるので、操作者の目視セッティングによるばらつきが回避できるオートハンドラが得られる。
自動で調整できるので、装置を使用中も調整できるオートハンドラが得られる。
第1の制御手段あるいは第2の制御手段のいずれか一方が使用されるようにすれば、安価なオートハンドラが得られる。
なお、前述の実施例においては、第1,第2のテンションプーリ6A,6Bに付いて説明したが、これに限ることはなく、要するに、テンションを印加するテンショナーであれば良い。
なお、以上の説明は、本発明の説明および例示を目的として特定の好適な実施例を示したに過ぎない。
したがって本発明は、上記実施例に限定されることなく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、変形をも含むものである。
本発明の一実施例の要部構成説明図である。 従来より一般に使用されている従来例の構成説明図である。 図2の要部詳細説明図である。
符号の説明
1 テープ状デバイス
2A 供給リール
2B 収容リール
3A 第1のスプロケット
3B 第4のスプロケット
4A 第1のプーリ
4B 第2のプーリ
5A ガイド
5B ガイド
6A 第1のテンションプーリ
6B 第2のテンションプーリ
7A 第2のスプロケット
7B 第3のスプロケット
8 テープクランプ
9 プッシャ
10 プッシャ
11 パンチユニット
12 プローブガード
12A プローブ
13 アタッチメントユニット
14 テストヘッド
15 カメラ
15A カメラ
15B カメラ
15C 画像処理装置
31 第1の制御手段
311 第1の位置検出手段
312 制御部
32 第2の制御手段
321 第2の位置検出手段
322 制御部

Claims (2)

  1. 第1のプーリと第2のスプロケットとの間に設けられ第1のスプロケットから第1のプーリを通過したテープが水平に走行するようにテンションを印加する第1のテンショナーと、第3のスプロケットと第2のプーリとの間に設けられ第2のプーリを通過する前のテープが水平に走行するようにテンションを印加する第2のテンショナーと、前記第2のプーリからのテープを巻取る第4のスプロケットとを具備するオートハンドラにおいて、
    前記第1のテンショナーに設けられ前記第1のテンショナーの位置を検出する第1の位置検出手段と、この第1の位置検出手段の検出信号から前記第1のスプロケットを回転して前記第1のプーリと前記第1のテンショナーとの間を通過するテープが水平に走行するように制御する第1の制御部とを具備する第1の制御手段と、
    前記第2のテンショナーに設けられ前記第2のテンショナーの位置を検出する第2の位置検出手段と、この第2の位置検出手段の検出信号から前記第4のスプロケットを回転して前記第2のテンショナーと前記第2のプーリとの間を通過するテープが水平に走行するように制御する第2の制御部とを具備する第2の制御手段と
    を具備したことを特徴とするオートハンドラ。
  2. 前記第1の制御手段あるいは第2の制御手段のいずれか一方が使用されたこと
    を特徴とする請求項1記載のオートハンドラ。

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