JP2006308014A - 超低温容器構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】さらなる軽量化を実現することができる超低温容器構造体を提供する。
【解決手段】金属板同士が溶接されてなる超低温容器Tと、この超低温容器Tに取り付けられている配管P1〜P6等の付属部材とを備え、その一部がJISG4304,G4305で規定されているSUS304N2からなり、他部がSUS304等からなり、SUS304N2同士の溶接およびSUS304N2とSUS304等との溶接が、ステンレス協会規格521で規定されている溶接材料AD316LN,AY316LN,AYF316LNもしくはAS316LN、またはAD317LN,AY317LN,AYF317LNもしくはAS317LNからなる溶接ワイヤまたは溶接棒を用いて行われる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液化窒素等の液化ガスを収容する超低温容器を備えた超低温容器構造体に関するものである。
一般に、液化窒素,液化酸素,液化天然ガス等の液化ガスを収容する超低温容器は、配管等の付属部材が取り付けられているとともに、真空断熱空間を介して外殻に包囲されている。このような二重殻タンクには、地面上に固定され貯槽として用いられるタイプのものと、トレーラ等の車輛上に固定され輸送手段として用いられるタイプのものとがある。
特に、上記輸送タイプのものに対しては、輸送する液化ガスの重量を増加させ、輸送効率を向上させることが望まれている。しかしながら、トラックや列車による輸送では、積載重量に規制があるため、単に上記超低温容器を大きくすることはできない。そこで、本出願人は、上記二重殻タンクの真空断熱空間部分を軽量化し、輸送する液化ガスの重量を増加させたものを提案し出願している(特許文献1参照)。
特開平8−312879号公報
しかしながら、さらなる輸送効率の向上が望まれており、そのためには、上記二重殻タンクをさらに軽量化することが必要となる。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、さらなる軽量化を実現することができる超低温容器構造体の提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の超低温容器構造体は、金属板同士が溶接されてなる超低温容器と、この超低温容器に取り付けられている付属部材とを備えた超低温容器構造体であって、上記超低温容器を構成する金属板の一部もしくは上記付属部材の少なくとも一部が、下記の(A)または(B)からなり、それ以外の部分が、下記の(C)または(D)からなり、下記の(A)または(B)からなる部分同士の溶接および下記の(A)または(B)からなる部分と下記の(C)または(D)からなる部分との溶接が、下記の(a)または(b)からなる溶接ワイヤまたは溶接棒が用いられて行われているという構成をとる。
(A)日本工業規格(JIS)G4304(1999年)で規定されている材料SUS304N2。
(B)日本工業規格(JIS)G4305(1999年)で規定されている材料SUS304N2。
(C)日本工業規格(JIS)G4304(1999年)で規定されている材料SUS304,SUS304L,SUS316もしくはSUS316L。
(D)日本工業規格(JIS)G4305(1999年)で規定されている材料SUS304,SUS304L,SUS316もしくはSUS316L。
(a)ステンレス協会規格(SAS)521(1991年)で規定されている溶接材料AD316LN,AY316LN,AYF316LNもしくはAS316LN。
(b)ステンレス協会規格(SAS)521(1991年)で規定されている溶接材料AD317LN,AY317LN,AYF317LNもしくはAS317LN。
本発明者らは、液化ガスを収容する超低温容器とこの超低温容器に取り付けられている付属部材とを備えた超低温容器構造体をさらに軽量化すべく、その超低温容器構造体の材料について、鋭意研究を重ねた。しかしながら、液化ガスを収容する超低温容器については、超低温での強度等の機械的性質の観点から、それを構成する金属板の材料として使用できるものが高圧ガス保安法により定められており、その材料がステンレスである場合は、上記(C)または(D)となっている。このため、その(C)または(D)において具体的に列記されている材料を使用することが常識となっており、それ以外の材料を選択することはできなかった。それでも、本発明者らは、さらに鋭意研究を重ね、その研究の過程で、上記常識に反して、高圧ガス保安法では列記されていない上記(A)または(B)〔以下、上記(A)または(B)の材料を、単に「SUS304N2」と略す〕という材料の使用を考えた。このSUS304N2は、通常、水門戸あたりやクレーンのフック等に使用される材料であり、従来の超低温容器に使用される上記SUS304〔上記(C)または(D)参照〕と比較すると、引張強さが約33%大きい〔日本工業規格(JIS)G4304,G4305の規定では、上記SUS304の引張強さが520N/mm2 以上であるのに対し、上記SUS304N2のそれは690N/mm2 以上である〕。このため、上記金属板の材料としてSUS304N2を使用すると、そのSUS304N2からなる金属板の厚みを薄くすることができ、その結果、超低温容器を軽量化することができる。しかしながら、その材料を低温環境下で使用する発想も使用実績もなかった。そこで、本発明者らは、上記SUS304N2からなる金属板で超低温容器を作製し、さらに鋭意研究を重ねた。
一方、金属板を溶接する場合、その溶接に使用する溶接ワイヤまたは溶接棒の溶接材料は、通常、溶接する金属板の材料によって決まっている(推奨されている)。例えば、金属板の材料が上記SUS304N2である場合は、溶接材料として、ステンレス協会規格(SAS)521(1991年)で規定されているAD308N2,AY308N2,AYF308N2もしくはAS308N2(以下、上記4つを、単に「308N2」と略す)を使用することが常識となっている。
このため、その常識に従って、上記SUS304N2からなる金属板を用いた超低温容器の作製では、溶接材料として上記308N2を使用した。しかしながら、そのようにして作製された超低温容器では、高圧ガス保安法により要求される性能のうち、室温(25℃)での溶接継手の引張試験および曲げ試験は満足するものの、−150℃以下での溶接継手の衝撃試験は満足しないことがわかった。
そこで、本発明者らは、さらに鋭意研究を重ねた。その結果、上記常識に反して、上記SUS304N2からなる金属板同士の溶接における溶接材料として、使用が推奨されていない溶接材料である上記(a)〔以下、上記(a)のAD316LN,AY316LN,AYF316LNもしくはAS316LNを、単に「316LN」と略す〕または(b)〔以下、上記(b)のAD317LN,AY317LN,AYF317LNもしくはAS317LNを、単に「317LN」と略す〕を使用すると、室温(25℃)での溶接継手の引張試験および曲げ試験たけでなく、−150℃以下での溶接継手の衝撃試験も満足することを突き止めた。さらに、その溶接材料316LNまたは317LNは、上記SUS304N2からなる金属板と上記(C)または(D)からなる金属板との溶接においても、室温(25℃)での溶接継手の引張試験および曲げ試験たけでなく、−150℃以下での溶接継手の衝撃試験も満足することも見出し、本発明に到達した。
このように、本発明の超低温容器構造体では、常識に反する金属材料および溶接材料を使用している。すなわち、本発明の超低温容器構造体では、超低温容器に使用することを通常発想しない材料SUS304N2を超低温容器の一部等に使用しており、しかも、そのSUS304N2からなる金属板等同士の溶接およびSUS304N2からなる金属板等と従来より使用されている上記(C)または(D)からなる金属板等との溶接には、溶接ワイヤまたは溶接棒として、使用することを通常発想しない溶接材料316LNまたは317LNからなるものを使用している。
なお、従来より使用されている上記(C)または(D)からなる金属板等同士の溶接には、溶接ワイヤまたは溶接棒として、従来より推奨されている通常の溶接材料からなるものが使用される。すなわち、上記(C)または(D)のうち、金属板等がSUS304の場合は、溶接材料はAD308,AY308,AYF308もしくはAS308(以下、これら4種類を、単に「308」と略す)またはAD308L,AY308L,AYF308LもしくはAS308L(以下、これら4種類を、単に「308L」と略す)が使用され、金属板等がSUS304Lの場合は、溶接材料は上記308Lが使用され、金属板等がSUS316の場合は、溶接材料はAD316,AY316,AYF316もしくはAS316またはAD316L,AY316L,AYF316LもしくはAS316L(以下、これら4種類を、単に「316L」と略す)が使用され、金属板等がSUS316Lの場合は、溶接材料は上記316Lが使用される。
本発明の超低温容器構造体は、金属板等の材料として、SUS304N2〔上記(A)または(B)〕と、従来より使用されているSUS304等の材料〔上記(C)または(D)〕とが使用されており、そのSUS304N2同士の溶接およびSUS304N2とSUS304等との溶接には、溶接材料316LNまたは317LNからなる溶接ワイヤまたは溶接棒を使用している。このため、超低温容器構造体としての強度を保持しながらも、SUS304N2からなる金属板等の部材の厚みを薄くすることかでき、それによって軽量化することができる。その結果、本発明の超低温容器構造体を液化ガスの輸送に使用する場合には、収容する液化ガスの重量を増加させることができ、液化ガスの輸送効率を上昇させることができる。さらに、上記軽量化により、超低温容器の内容積を限られた重量の中で従来のものよりも大きくすることができ、これによっても、液化ガスの輸送効率を上昇させることができる。また、本発明の超低温容器構造体を地面上に固定される貯槽として使用する場合には、上記軽量化により、固定現場までの輸送および固定現場での固定作業を容易にすることができる。
特に、上記溶接がプラズマ溶接,TIG溶接またはサブマージアーク溶接で行われた場合には、溶接時に酸素の取り込みを少なくできるため、溶接継手部分の酸素含有量が少なくなっており、超低温容器は、低温じん性がより向上したものとなっている。
つぎに、本発明の実施の形態を図面にもとづいて詳しく説明する。
図1は、本発明の超低温容器構造体の第1の実施の形態を示している。この超低温容器構造体は、液化窒素,液化酸素等の液化ガスを収容するための超低温容器Tと、この超低温容器Tの内外を連通させる複数(図1では6本)の配管(付属部材)P1〜P6とを備えている。上記超低温容器Tは、略筒状の胴体部1と、この胴体部1の両端開口を密閉する略半球殻状の鏡板2とからなっており、上記配管P1〜P6は、上記超低温容器Tの胴体部1に溶接されている。また、上記超低温容器Tの胴体部1と鏡板2との接続部分に対応する外周面には、それら胴体部1と鏡板2との接続を補強するスティフナー(付属部材、図示せず)が溶接され、上記超低温容器Tの内周面および外周面には、超低温容器Tを補強する種々の補強部材(付属部材、図示せず)が溶接されている。そして、この実施の形態では、上記超低温容器Tの胴体部1がSUS304N2からなり、上記超低温容器Tの鏡板2,配管P1〜P6,スティフナーおよび補強部材がSUS304からなっている。さらに、SUS304N2からなるもの同士の溶接およびSUS304N2からなるものとSUS304からなるものとの溶接に用いる溶接ワイヤまたは溶接棒としては、溶接材料316LNまたは317LNからなるものが使用される。そして、上記超低温容器構造体は、真空断熱空間3を介して外殻4に包囲され、二重殻タンクとして、地面上,トレーラ上またはコンテナ内等に固定される。
なお、本発明において、上記「配管」とは、その配管P1〜P6に一体的に取り付けられているノズル,バルブ等の部品を含む意味である。また、上記各配管P1〜P6は、上記外殻4を貫通して設けられ、例えば、配管P1は過充填防止管、配管P2は通気管、配管P3は液充填管、配管P4は液面計頂部管、配管P5は液面計底部管、配管P6は液体取出管として設けられている。
つぎに、上記超低温容器構造体の製法について説明する。
上記超低温容器Tの胴体部1は、例えば、つぎのようにして作製される。すなわち、まず、SUS304N2からなる長方形金属板の長辺側を丸めて短辺同士を突き合わせ、その突き合わせ部分を、溶接材料316LNまたは317LNからなる溶接ワイヤまたは溶接棒を使用して溶接し(溶接線L1参照)、軸方向の長さが短い筒状体1aを作製する。ついで、その筒状体1aを複数(図1では4個)作製し、筒状体1aの開口周縁同士を突き合わせ、その突き合わせ部分を上記と同様に溶接する(溶接線L2参照)。このとき、短辺同士の溶接線L1が、隣接し合う筒状体1a同士で一直線状にならないようにすることが好適である。一直線状になると、強度が低下するからである。そして、この筒状体1a同士の溶接を胴体部1の長さになるまで繰り返す。このようにして、胴体部1が作製される。一方、上記超低温容器Tの鏡板2は、それぞれ、SUS304からなる1枚の金属板を略半球殻状に形成することにより作製する。そして、胴体部1(SUS304N2)の両端の開口周縁と鏡板2(SUS304)の開口周縁とを突き合わせ、その突き合わせ部分を上記と同様に、上記溶接材料316LNまたは317LNからなる溶接ワイヤまたは溶接棒を使用して溶接する(溶接線L3参照)。また、上記配管P1〜P6の取り付け位置に対応する胴体部1の部分に、開口部を形成し、必要に応じて、その開口部に予め配管P1〜P6を通しておく。なお、超低温容器Tの内部に設置する部品等は、上記鏡板2の溶接に先立って、所定の位置に適宜に設置しておく。
そして、上記超低温容器Tの胴体部1(SUS304N2)と上記配管P1〜P6(SUS304)との接続部分を、上記溶接材料316LNまたは317LNからなる溶接ワイヤまたは溶接棒を使用して、各配管P1〜P6の外周に沿って胴体部1に溶接する。
また、上記スティフナー(SUS304)および種々の補強部材(SUS304)も、上記超低温容器Tの所定の位置に溶接する。このとき、溶接部分が胴体部1(SUS304N2)の場合は、上記溶接材料316LNまたは317LNからなる溶接ワイヤまたは溶接棒を使用して溶接し、溶接部分が鏡板2(SUS304)の場合は、従来からSUS304同士の溶接に使用されている溶接材料308または308Lからなる溶接ワイヤまたは溶接棒を使用して溶接する。なお、超低温容器Tの内周面に溶接する補強部材は、上記鏡板2の溶接に先立って、溶接しておく。
上記超低温容器構造体の作製において、溶接方法としては、特に限定されないが、プラズマ溶接,TIG溶接,MIG溶接,サブマージアーク溶接等があげられる。好適には、プラズマ溶接,TIG溶接またはサブマージアーク溶接である。これら好適な方法では、溶接時に酸素の取り込みを少なくできるため、溶接継手部分の酸素含有量を少なくすることができ、低温じん性をより向上させることができるからである。
つぎに、上記金属板の板厚について説明すると、高圧ガス保安法により、要求される板厚が規定されている。例えば、上記超低温容器Tの胴体部1の板厚は、下記の(1)式のように規定されている。
Figure 2006308014
そして、上記(1)式を用いて、本発明における超低温容器Tのように金属板の材料としてSUS304N2を使用する場合と、従来の超低温容器TのようにSUS304を使用する場合とで、下記の条件の下、胴体部1の最小板厚(t)を計算すると、本発明における超低温容器Tの最小板厚t1 は、t1 =4.55mmとなり、従来の超低温容器Tの最小板厚t2 は、t2 =6.06mmとなる。この計算において、上記条件として、D=2100mm、SUS304N2の引張強さ=690N/mm2 、SUS304の引張強さ=540N/mm2 、安全率=3.5、η=1.0、P=0.8513(=0.75+0.1013)MPaとした。
このように、本発明における超低温容器Tは、従来のものと比較すると、上記条件下では、胴体部1の最小板厚を、1.51mm(約25%)薄くすることができる。その結果、本発明の超低温容器構造体は、軽量化することができる。
そして、下記の実施例に示すように、本発明における超低温容器Tは、引張強さ,曲げ強度および低温じん性にも優れており、高圧ガス保安法で規定される要求性能を満たす。このため、液化ガスを収容する超低温容器Tとして用いることができる。
したがって、本発明の超低温容器構造体を液化ガスの輸送に使用する場合には、上記軽量化により、超低温容器Tの内容積を、限られた重量の中で、従来のものよりも大きくすることができる。このため、輸送する液化ガスの重量を増加させることができ、さらなる輸送効率の向上を達成することができる。そして、その輸送効率向上の結果、液化ガスの輸送回数を減少させることができるようになり、輸送コストの軽減,交通渋滞の解消,ひいては地球温暖化の阻止に貢献することができるようになる。すなわち、本発明の超低温容器構造体は、液化ガスの輸送に使用する場合、地球環境にやさしいといえる。また、本発明の超低温容器構造体を地面上に固定される貯槽として使用する場合には、上記軽量化により、固定現場までの輸送および固定現場での固定作業を容易することができる。
本発明の超低温容器構造体の第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、スティフナーおよび補強部材もSUS304N2製としたものである。すなわち、超低温容器Tの胴体部1,スティフナーおよび補強部材がSUS304N2からなり、超低温容器Tの鏡板2および配管P1〜P6がSUS304からなっている。
このようにすると、新たにSUS304N2製としたスティフナーおよび補強部材の厚みも薄くすることができるため、超低温容器構造体をより軽量化することができる。
本発明の超低温容器構造体の第3の実施の形態は、上記第1の実施の形態における超低温容器Tの胴体部1をSUS304N2とSUS304の両方の材料で作製したものである。すなわち、上記超低温容器Tの胴体部1は、軸方向の長さが短い筒状体1aを複数突き合わせて作製されるが、その複数の筒状体1aのうちの一部をSUS304N2製とし、他部をSUS304製としたものである。
このようにすると、SUS304N2製とした筒状体1aの厚みを薄くすることができるため、その分、超低温容器構造体を軽量化することができる。
本発明の超低温容器構造体の第4の実施の形態は、上記第1の実施の形態における超低温容器Tの胴体部1の材料と鏡板2の材料とを入れ換えたものである。すなわち、超低温容器Tの胴体部1,配管P1〜P6,スティフナーおよび補強部材がSUS304からなり、超低温容器Tの鏡板2がSUS304N2からなっている。
この実施の形態では、超低温容器Tの胴体部1(SUS304)の作製の際には、溶接材料として、従来からSUS304同士の溶接に使用されている溶接材料308または308Lからなる溶接ワイヤまたは溶接棒を使用して溶接する。また、上記胴体部1と配管P1〜P6との接続部分も、SUS304同士の溶接となるため、上記溶接材料308または308Lからなる溶接ワイヤまたは溶接棒を使用して溶接する。それ以外は、上記第1の実施の形態と同様である。
そして、この第3の実施の形態では、第1の実施の形態における胴体部1と同様に、SUS304N2製とした、超低温容器Tの鏡板2の厚みを薄くすることができるため、その分、超低温容器構造体を軽量化することができる。
本発明の超低温容器構造体の第5の実施の形態は、上記第4の実施の形態において、2枚の鏡板2のうち、一方をSUS304N2製とし、他方をSUS304製としたものである。
このようにしても、SUS304N2製とした方の、超低温容器Tの鏡板2の厚みを薄くすることができるため、その分、超低温容器構造体を軽量化することができる。
なお、上記実施の形態以外にも、超低温容器TをSUS304製とし、配管P1〜P6,スティフナーおよび補強部材をSUS304N2製とする形態等にしてもよい。
また、上記各実施の形態では、超低温容器Tに取り付けられている付属部材として、配管P1〜P6,スティフナーおよび補強部材をあげたが、これらに限定されるものではない。
つぎに、実施例について従来例および比較例と併せて説明する。
SUS304N2からなる金属板(住友金属工業社製、NAR−304N2、厚み=6mm)の端縁同士を突き合わせ、その突き合わせ部分を、溶接材料316LNからなる溶接ワイヤ(日本ウエルディング・ロッド社製、WEL Auto TIG316LN)を用いてプラズマ溶接した。
SUS304N2からなる金属板(住友金属工業社製、NAR−304N2、厚み=6mm)とSUS304からなる金属板(住友金属工業社製、NAR−304R、厚み=6mm)の端縁同士を突き合わせ、その突き合わせ部分を、溶接材料316LNからなる溶接ワイヤ(日本ウエルディング・ロッド社製、WEL Auto TIG316LN)を用いてプラズマ溶接した。
〔従来例1〕
SUS304からなる金属板(住友金属工業社製、NAR−304R、厚み=8mm)の端縁同士を突き合わせ、その突き合わせ部分を、溶接材料308からなる溶接ワイヤ(日本ウエルディング・ロッド社製、WEL Auto TIG308)を用いてプラズマ溶接した。この従来例1は、従来の超低温容器構造体に使用されている金属板材料および溶接材料を使用しており、上記溶接材料308は、金属板材料がSUS304の場合に使用が推奨されている溶接材料である。
〔比較例1〕
SUS304N2からなる金属板(住友金属工業社製、NAR−304N2、厚み=6mm)の端縁同士を突き合わせ、その突き合わせ部分を、溶接材料308N2からなる溶接ワイヤ(日本ウエルディング・ロッド社製、WEL Auto TIG308N2)を用いてプラズマ溶接した。なお、上記溶接材料308N2は、金属板材料がSUS304N2の場合に使用が推奨されている溶接材料である。
〔溶接継手の引張試験〕
このようにして得られる実施例1,2、従来例1および比較例1の試験片に対して室温(25℃)で引張試験を行った。この試験片は、日本工業規格(JIS)Z3121(1993年)の1号試験片とした。また、試験方法は、日本工業規格(JIS)Z2241(1998年)に従い、引張強さ(N/mm2 )を求めた。そして、その結果を下記の表1に表記した。なお、この引張試験は、高圧ガス保安法で規定される要求性能〔溶接継手の引張強さが金属板の引張強さ(SUS304N2の引張強さは690N/mm2 、SUS304の引張強さは520N/mm2 )以上〕を満たすか否かを知る試験として行った。
〔溶接継手の表曲げおよび裏曲げ試験〕
また、実施例1,2、従来例1および比較例1の試験片に対して室温(25℃)で表曲げおよび裏曲げ試験を行った。各試験片は、日本工業規格(JIS)Z3122(1990年)の表曲げ試験片および裏曲げ試験片とした。また、試験の種類は、曲げ半径を板厚の2倍とするローラ曲げ試験方法とし、曲げた後の溶接部の表面を調べた。その結果、長さ3mm以上の割れがなく、かつ、長さ3mm以下の割れ長さの合計が7mm以下であるものを○、そうでないものを×として評価し、下記の表1に表記した。なお、この評価基準は、高圧ガス保安法で規定される要求性能である。
〔溶接継手の低温での衝撃試験〕
さらに、実施例1,2、従来例1および比較例1の試験片をそれぞれ3個ずつ作製し、液化窒素の沸点(大気圧)である−196℃において、溶接継手の衝撃試験を行った。各試験片は、日本工業規格(JIS)Z2202(1980年)の4号試験片とした。また、試験方法は、日本工業規格(JIS)Z2242(1993年)の金属材料試験方法に従った。そして、その衝撃の最低値および平均値を下記の表1に表記した。なお、この衝撃試験は、高圧ガス保安法で規定される要求性能(−150℃以下での溶接継手の衝撃試験における衝撃値の最低値が20J/cm2 以上かつ平均値が30J/cm2 以上)を満たすか否かを知る試験として行った。
Figure 2006308014
表1の結果から、実施例1,2では、従来例1と比較すると、板厚が25%薄いにもかかわらず、引張強さは、従来例1よりも高強度にでき、曲げ強度も低温での衝撃値(低温じん性)も、要求性能を満たすことがわかる。このことから、実施例1,2の金属板材料および溶接材料を使用した超低温容器は、従来の超低温容器と同様に、液化窒素等の液化ガスを収容するものとして使用できることがわかる。
また、実施例1と比較例1とを比較すると、金属板の材料が同じ(SUS304N2)で、溶接材料が異なっており(実施例1:316LN、比較例1:308N2)、その結果、低温での衝撃値(低温じん性)は、実施例1の方が大きくなっている。この理由は明らかではないが、316LN(実施例1)の方が308N2(比較例1)よりも、Ni含有濃度が高いからであると思われる。
なお、上記実施例1,2において、SUS304N2からなる金属板として、異なるメーカーのもの、すなわち、新日本製鐵社製のYUS304N−M1,YUS304N−M2および日本冶金工業社製のNAS304N2に対しても、上記実施例1,2と同様の傾向を示す結果が得られた。
また、上記実施例1,2において、溶接材料として、317LNからなる溶接ワイヤ(日本ウエルディング・ロッド社製、WEL Auto TIG317LN)を用いても、上記実施例1,2と同様の傾向を示す結果が得られた。
本発明の超低温容器構造体の一実施の形態を示す、一部が破断した側面図である。
符号の説明
T 超低温容器
P1〜P6 配管

Claims (3)

  1. 金属板同士が溶接されてなる超低温容器と、この超低温容器に取り付けられている付属部材とを備えた超低温容器構造体であって、上記超低温容器を構成する金属板の一部もしくは上記付属部材の少なくとも一部が、下記の(A)または(B)からなり、それ以外の部分が、下記の(C)または(D)からなり、下記の(A)または(B)からなる部分同士の溶接および下記の(A)または(B)からなる部分と下記の(C)または(D)からなる部分との溶接が、下記の(a)または(b)からなる溶接ワイヤまたは溶接棒が用いられて行われていることを特徴とする超低温容器構造体。
    (A)日本工業規格(JIS)G4304(1999年)で規定されている材料SUS304N2。
    (B)日本工業規格(JIS)G4305(1999年)で規定されている材料SUS304N2。
    (C)日本工業規格(JIS)G4304(1999年)で規定されている材料SUS304,SUS304L,SUS316もしくはSUS316L。
    (D)日本工業規格(JIS)G4305(1999年)で規定されている材料SUS304,SUS304L,SUS316もしくはSUS316L。
    (a)ステンレス協会規格(SAS)521(1991年)で規定されている溶接材料AD316LN,AY316LN,AYF316LNもしくはAS316LN。
    (b)ステンレス協会規格(SAS)521(1991年)で規定されている溶接材料AD317LN,AY317LN,AYF317LNもしくはAS317LN。
  2. 上記付属部材が、上記超低温容器の内外を連通させる配管,上記超低温容器を構成する略筒状の胴体部とこの胴体部の両端開口を密閉する略半球殻状の鏡板との接続を補強するスティフナーおよび上記超低温容器を補強する補強部材からなる群から選ばれる少なくとも一つである請求項1記載の超低温容器構造体。
  3. 上記溶接が、プラズマアーク溶接,TIG溶接またはサブマージアーク溶接である請求項1または2記載の超低温容器構造体。
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