JP2006307662A - 制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】CPUの監視機能を正常に動作させ、マイクロコンピュータによる制御を正常に実行させる。
【解決手段】
制御用CPUはCPU診断装置に許可信号を送信する。CPU診断装置は、制御信号をアクチュエータコントロール手段へ送信する。アクチュエータコントロール手段は、制御用CPU及びCPU診断装置から制御信号に基いて、アクチュエータ駆動信号を生成する。アクチュエータ監視手段は、アクチュエータ駆動信号に基いて、モニタ結果OK信号を生成する。制御用CPUは、モニタOK信号が生成されると、CPU診断装置に、制御遷移信号を送信する。そこで、CPU診断装置は、制御用CPUとの間で、質問及び応答を交信し、CPUの異常等を診断する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、自動車のエンジン制御システムに好適な制御装置に関し、特に、CPU診断機能を有する制御装置に関する。
一般に、自動車のエンジン制御装置では、マイクロコンピュータの故障によって車両が暴走したり運転性が損なわれることを防止するために、エンジン始動時にCPUの監視を行って動作保証を行う。CPUの動作を診断する技術として、例えば、特許文献1に提案されている例がある。
特許文献1に記載された例では、マイクロコンピュータは、出力制御を行う機能レベルとこの機能レベルをモニタリングするモニタリングレベルを有する。こうして、マイクロコンピュータは、少なくともエラーケース以外においては相互にその機能に影響を与えない2つのチャネルを有するため、2つの計算ユニットに匹敵する運転の確実性および利用度が達成される。
特許文献1には、マイクロコンピュータの機能動作を保証するために第3のレベルとウオッチドッグが設けられている。第3のレベルは、第1のレベルを実行する関数と第2のレベルを実行する関数と第2のレベルの動作検査を行う第3の関数によって構成されている。ウオッチドッグは、第3のレベルとの間で質問と応答を交信することによって、マイクロコンピュータの機能動作を判定するCPU診断装置である。ウオッチドッグは、CPUのエラー状態を検出したとき、アクチュエータの電源またはアクチュエータ信号をカットし、マイクロコンピュータによる制御を停止する。
特表平10−507805号
特許文献1に記載された例では、マイクロコンピュータの機能動作を検査するために、ウオッチドッグとCPUの間で質問と応答を交信する。ウオッチドッグは、例えば、質問と応答の間の時間偏差に基いて、マイクロコンピュータの機能を判定する。
しかしながら、ウオッチドッグがCPUに質問信号を送信するタイミングは、CPUに予め通知されていない。従って、CPUは、他の処理でビジー状態のとき、所定期間内にウオッチドッグに応答信号を送信することができない場合がある。ウオッチドッグは、所定期間内に応答信号を受信しない場合には、リセット信号を生成し、アクチュエータの電源またはアクチュエータ信号をカットする。即ち、マイクロコンピュータの機能が正常であっても、アクチュエータの電源またはアクチュエータ信号をカットし、マイクロコンピュータの制御を停止する。ウオッチドッグは、リセット信号が生成されなくなるまで、繰り返し、マイクロコンピュータの機能動作の検査を行う。それによって、エンジンの始動が遅れる。
これは、CPUがビジー状態であるか否かに拘らず、ウオッチドッグが、マイクロコンピュータの機能動作の検査を実行することが原因である。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、CPUの監視機能を正常に動作させ、マイクロコンピュータによる制御を正常に実行させることができる制御装置を提供することにある。
本発明によると、エンジンの始動時に、制御用CPUはCPU診断装置に許可信号を送信する。それによって、CPU診断装置は、制御信号をアクチュエータコントロール手段へ送信する。アクチュエータコントロール手段は、制御用CPU及びCPU診断装置から制御信号に基いて、アクチュエータ駆動信号を生成する。
アクチュエータ監視手段は、アクチュエータ駆動信号に基いて、アクチュエータの状態を判定し、モニタ結果OK信号を生成する。制御用CPUは、モニタOK信号が生成されると、CPU診断装置に、制御遷移信号を送信する。そこで、CPU診断装置は、制御用CPUとの間で、質問及び応答を交信し、CPUの異常等を診断する。
本発明によると、CPUの監視機能を正常に動作させ、マイクロコンピュータによる制御を正常に実行させることができる。
以下、本発明を自動車のエンジン制御装置に適用した場合について説明する。図1は、自動車のエンジン制御システムの構成例を示したものである。エンジン507は、ピストン507a、シリンダ507b、点火プラグ508、インジェクタ509を有し、これらはエンジン制御装置であるコントロールユニット515によって制御される。
燃焼室507cには、吸気管501と排気管519が接続されている。排気管519には、触媒520が設けられている。
吸気管501と排気管519は、バイパス管路である側路管525によって接続されている。側路管525には、排気ガスの再循環流量を調節するためのEGR弁524が設けられている。
エアクリーナ502の入口部502aから取り入れられた吸入空気は、空気流量計(エアフロセンサ)503、及び、スロットルボディ505を通って、コレクタ506に導かれる。コレクタ506に吸入された空気は、エンジン507の各シリンダ507bに接続された各吸気管501に分配された後、側路管525からの再循環空気、即ち、EGR空気と合流して各燃焼室507cに導かれる。従って、燃焼室507cに導入される空気流量Qcは、吸入空気流量QaとEGR空気流量Qeの合計である。
燃料タンク514の燃料は、燃料ポンプ510によって一次加圧され、燃圧レギュレータ512によって一定の圧力(例えば3kg/cm)に調圧され、燃料ポンプ511によって、より高い圧力に二次加圧され、燃圧レギュレータ513によって一定の圧力(例えば30kg/cm)に調圧されて、インジェクタ509に供給される。燃料はインジェクタ509から燃焼室507cに噴射される。点火プラグ508は、点火コイル522によって高電圧化された点火信号を入力し、火花を生成する。こうして燃焼室507cに噴射された燃料は、点火プラグ508によって点火される。燃焼室507cからの排気ガスの一部は、再循環空気として側路管525に導かれ、残りは、排気管519の触媒520を通って大気に排出される。
エアフロセンサ503によって検出された吸気流量を表す信号は、コントロールユニット515に供給される。スロットルボディ505には、吸気流量を制御する電制スロットル弁505aと電制スロットル弁505aの開度を検出するスロットルセンサ504が設けられている。電制スロットル弁505aは電制スロットルアクチュエータ526によって駆動される。スロットルセンサ504によって検出された電制スロットル弁505aの開度はコントロールユニット515に供給される。燃料ポンプ511の出口には、燃圧センサ523が設けられている。燃圧センサ523によって検出された燃料圧力は、コントロールユニット515に供給される。
クランク軸507dには、クランク角センサ(図示省略)が設けられている。クランク角センサによって検出されたクランク軸507dの回転位置を表す角度信号POSはコントロールユニット515に供給される。排気管519には、触媒520より上流の位置にて、空燃比(A/F)センサ518が設けられている。空燃比(A/F)センサ518によって検出された排気ガス検出信号はコントロールユニット515に供給される。
コントロールユニット515は、イグニッションスイッチ101からの起動信号とアクセル開度センサ(APS)521からのアクセル開度信号を入力し、EGR弁524、電制スロットルアクチュエータ526、燃料ポンプ510、燃圧レギュレータ513、インジェクタ509、点火コイル522、等に制御信号を供給する。
図2は、コントロールユニット515の主要部を示す。コントロールユニット515は、I/O回路基板601、ROM602、MPU603、及び、RAM604を含む。I/O回路基板601は、インターフェース回路とA/D変換器を有し、更に、インジェクタ駆動回路118、電制スロットル駆動回路119、及び、点火コイル駆動回路120を有する。
インターフェース回路は、空気流量計(エアフロセンサ)503、スロットルセンサ504、クランク角センサ516、空燃比(A/F)センサ518、アクセル開度センサ(APS)521、燃圧センサ523等からの信号を入力し、A/D変換器は、それらの信号のAD変換を行う。MPU603は、センサの入力信号に基いて各種の演算を行い、制御信号を生成し、それを、インジェクタ駆動回路118、電制スロットル駆動回路119、及び、点火コイル駆動回路120に供給する。これらの駆動回路118、119、120では、所定の演算処理を行い、この演算結果として各種の駆動信号605、606、607を生成する。この駆動信号605、606、607は、各インジェクタ509、電制スロットルアクチュエータ526、及び、点火コイル522に供給される。尚、I/O回路基板601は、燃料ポンプ510、EGR弁524等にも駆動信号608、609を供給する。
図3は、本発明によるコントロールユニット515の構成例を示す。コントロールユニット515は、制御用CPU102、CPU診断装置103、及び、アクチュエータコントロール手段104を有し、更に、インジェクタ駆動回路118、電制スロットル駆動回路119、及び、点火コイル駆動回路120を有する。制御用CPU102は、コア制御ブロック117とアクチュエータ監視手段105を有する。
本例によると、エンジンの始動時に、制御用CPU102はCPU診断装置103に許可信号106を送信する。それによって、CPU診断装置103は、制御信号112、113、114をアクチュエータコントロール手段104へ送信する。
アクチュエータコントロール手段104は、制御用CPU102及びCPU診断装置103からインジェクタ駆動回路制御信号109、112を入力し、インジェクタ駆動回路118に制御信号121を出力し、制御用CPU102及びCPU診断装置103から電制スロットル駆動回路制御信号110、113を入力し、電制スロットル駆動回路119に制御信号122を出力し、制御用CPU102及びCPU診断装置103から点火コイル駆動回路制御信号111、114を入力し、点火コイル駆動回路120に制御信号123を出力する。
アクチュエータ監視手段105は、インジェクタ駆動回路118、電制スロットル駆動回路119、及び、点火コイル駆動回路120からの状態信号124、125、126に基いて、燃料噴射量、スロットル開度および点火時期を監視する。アクチュエータ監視手段105は、モニタ結果OK信号115又はNG信号を生成すると、それをコア制御ブロック117に出力する。
制御用CPU102は、モニタOK信号115が生成されると、CPU診断装置103に、制御遷移信号108を送信する。そこで、CPU診断装置103は、制御用CPU102との間で、質問及び応答を交信し、CPUの異常等を診断する。例えば、CPU診断装置103は、制御用CPU102に問題信号116を送信し、制御用CPU102から回答信号107を受信する。問題信号116と回答信号107の偏差に基いて、制御用CPU102の状態を診断する。尚、CPU診断装置103と制御用CPU102の間で問答を繰り返し、それによって制御用CPU102の状態を診断する技術は、例えば、特許文献1に記載されているように既知であり、ここでは詳細に説明しない。
本例では、制御用CPU102からCPU診断装置103へ、許可信号106及び制御遷移要求信号108が送信されることによって、CPU診断装置103は、制御用CPU102の監視及び診断を行う。
こうして、本例では、制御用CPU102が、CPU診断装置103を制御するため、CPU診断装置103によるCPUの診断処理が、制御用CPU102のビジー状態等によって妨げられることがない。従って、エンジンの始動処理が迅速化される。
図4〜図8は、制御用CPU102とCPU診断装置103の間のデータ送受信及びそれぞれの制御状態を示す。
図4を参照して、制御用CPU102が制御処理202を実行中に、CPU診断装置103の初期化処理205が終了し、且つ、アクチュエータ監視手段105よりモニタ結果OK信号115が出力された場合を説明する。図4(a)は、イグニッションスイッチ101のオンオフ信号の状態を示し、図4(b)は、制御用CPU102の動作状態の推移を示し、図4(c)は、CPU診断装置103の動作状態の推移を示す。
先ず、図4(a)に示すように、イグニッションスイッチ101がオン信号を出力すると、図4(b)に示すように、制御用CPU102は初期化処理201を実行し、それが終了すると、CPU診断装置103にリセット信号150を送信する。制御用CPU102は、始動性に関する優先度が高い制御処理202を実行し、それが終了すると、CPU診断装置103に許可信号106を送信する。そこで制御用CPU102は、アクチュエータ監視手段105からモニタ結果OK信号115を待つ待ち状態203に入る。制御用CPU102は、アクチュエータ監視手段105からモニタ結果OK信号115を受信すると、CPU診断装置103に制御遷移要求信号108を送信し、制御状態204に遷移する。制御状態204では、制御用CPU102は、通常の制御処理とCPUの診断処理を行う。CPUの診断処理では、制御用CPU102は、CPU診断装置103との間で質問と応答を交信し、CPUの診断を行う。
図4(c)に示すように、CPU診断装置103は、制御用CPU102からリセット信号150を受信すると、初期化処理205を実行する。CPU診断装置103は、初期化処理205が終了すると、制御用CPU102から許可信号106を待つ待ち状態206に入る。CPU診断装置103は、許可信号106を受信すると、アクチュエータ制御信号出力処理207を実行し、通常の制御処理208を行う。アクチュエータ制御信号出力処理207では、CPU診断装置103は、制御信号112、113、114をアクチュエータコントロール手段104に送信する。
CPU診断装置103は、制御遷移要求信号108を受信すると、制御状態209に遷移する。制御状態209では、CPU診断装置103は、通常の制御処理とCPUの診断処理を行う。CPUの診断処理では、CPU診断装置103は、制御用CPU102との間で質問と応答を交信し、CPUの診断を行う。
図5を参照して、制御用CPU102が制御処理202を終了し、許可信号106をCPU診断装置103に送信したとき、CPU診断装置103の初期化処理205が終了していないため、許可信号106を繰返し送信し、且つ、モニタ結果OK信号115が送信された場合を説明する。
図5(a)は、イグニッションスイッチ101のオンオフ信号の状態を示し、図5(b)は、制御用CPU102の動作状態の推移を示し、図5(c)は、CPU診断装置103の動作状態の推移を示す。
先ず、図5(a)に示すように、イグニッションスイッチ101がオン信号を送信すると、図5(b)に示すように、制御用CPU102は初期化処理201を実行し、それが終了すると、CPU診断装置103にリセット信号150を送信する。制御用CPU102は、始動性に関する優先度が高い制御処理202を実行し、それが終了すると、CPU診断装置103に許可信号106を送信する。そこで制御用CPU102は、アクチュエータ監視手段105からモニタ結果OK信号115を待つ待ち状態203に入る。制御用CPU102は、許可信号106を送信してから所定時間T2経過してもアクチュエータ監視手段105からモニタ結果OK信号115を受信しない場合、許可信号106を、送信回数が“N”回なるまで所定時間T2毎に、CPU診断装置103へ送信する。ここでは、送信回数が“N”回になる前に、アクチュエータ監視手段105はモニタ結果OK信号115を出力したとする。制御用CPU102は、アクチュエータ監視手段105からモニタ結果OK信号115を受信すると、制御遷移要求信号108をCPU診断装置103へ送信し、制御状態204に遷移する。制御状態204では、制御用CPU102は、通常の制御処理とCPUの診断処理を行う。CPUの診断処理では、制御用CPU102は、CPU診断装置103との間で質問と応答を交信し、CPUの診断を行う。
図5(c)に示すように、CPU診断装置103は、制御用CPU102からリセット信号150を受信すると、初期化処理205を実行する。CPU診断装置103は、初期化処理205の実行中に許可信号106を受信する。CPU診断装置103は、初期化処理205が終了すると、CPU102から許可信号106を待つ待ち状態206に入る。CPU診断装置103は、送信回数が“N”回になる前に、許可信号106を受信すると、アクチュエータ制御信号出力処理207を実行し、それが終了すると通常の制御処理208を行う。CPU診断装置103は、制御用CPU102から制御遷移要求信号108を受信すると、制御状態209に遷移する。制御状態209では、CPU診断装置103は、通常の制御処理とCPUの診断処理を行う。CPUの診断処理では、CPU診断装置103は、制御用CPU102との間で質問と応答を交信し、CPUの診断を行う。
図6を参照して、制御用CPU102が制御処理202を終了し、許可信号106をCPU診断装置103に送信したとき、CPU診断装置103の初期化処理205が終わってないため許可信号106を繰返し送信し、且つ、モニタ結果OK信号115が出力されなかった場合を説明する。
図6(a)は、イグニッションスイッチ101のオンオフ信号の状態を示し、図6(b)は、制御用CPU102の動作状態の推移を示し、図6(c)は、CPU診断装置103の動作状態の推移を示す。
先ず、図6(a)に示すように、イグニッションスイッチ101がオン信号を送信すると、図6(b)に示すように、制御用CPU102は初期化処理201を実行し、それが終了すると、CPU診断装置103にリセット信号150を送信する。制御用CPU102は、始動性に関する優先度が高い制御処理202を実行し、それが終了すると、CPU診断装置103に許可信号106を送信する。そこで制御用CPU102は、アクチュエータ監視手段105からモニタ結果OK信号115を待つ待ち状態203に入る。制御用CPU102は、許可信号106を送信してからT2時間経過してもアクチュエータ監視手段105からモニタ結果OK信号115を受信しない場合、許可信号106を、送信回数が“N”回になるまでT2時間毎に、CPU診断装置103へ送信する。ここでは、送信回数が“N”回になっても、アクチュエータ監視手段105はモニタ結果OK信号115を出力しないとする。制御用CPU102は、CPU診断装置103にリセット信号150を送信する。制御用CPU102は、リセット信号150を送信すると、再度、初期化処理201を実行する。
図6(c)に示すように、CPU診断装置103は、制御用CPU102からリセット信号150を受信すると、初期化処理205を実行する。CPU診断装置103は、初期化処理205の実行中に許可信号106を受信する。CPU診断装置103は、初期化処理205が終了すると、制御用CPU102から許可信号106を待つ待ち状態206に入る。CPU診断装置103は、送信回数が“N”回になっても、制御遷移要求信号108を受信しない。CPU診断装置103は、リセット信号150を受信すると、再度、初期化処理205を実行する。
図7を参照して、CPU診断装置103が制御用CPU102から許可信号106を受信しなかった場合を説明する。
図7(a)は、イグニッションスイッチ101のオンオフ信号の状態を示し、図6(b)は、制御用CPU102の動作状態の推移を示し、図7(c)は、CPU診断装置103の動作状態の推移を示す。
先ず、図7(a)に示すように、イグニッションスイッチ101がオン信号を送信すると、図7(b)に示すように、制御用CPU102は初期化処理201を実行し、それが終了すると、CPU診断装置103にリセット信号150を送信する。制御用CPU102は、始動性に関する優先度が高い制御処理202を実行する。
図7(c)に示すように、CPU診断装置103は、制御用CPU102からリセット信号150を受信すると、初期化処理205を実行する。CPU診断装置103は、初期化処理205が終了すると、制御用CPU102から許可信号106を待つ待ち状態206に入る。CPU診断装置103は、所定時間T41が経過しても制御用CPU102から許可信号106を受信しないため、制御用CPU102にリセット要求信号151を送信する。
図8を参照して、CPU診断装置103が制御用CPU102から許可信号106を受信したが、所定時間経過しても制御用CPU102から制御遷移要求信号108を受信しない場合を説明する。
図8(a)は、イグニッションスイッチ101のオンオフ信号の状態を示し、図8(b)は、制御用CPU102の動作状態の推移を示し、図8(c)は、CPU診断装置103の動作状態の推移を示す。
先ず、図8(a)に示すように、イグニッションスイッチ101がオン信号を送信すると、図8(b)に示すように、制御用CPU102は初期化処理201を実行し、それが終了すると、CPU診断装置103にリセット信号150を送信する。制御用CPU102は、始動性に関する優先度が高い制御処理202を実行し、それが終了すると、CPU診断装置103に許可信号106を送信する。そこで制御用CPU102は、アクチュエータ監視手段105からモニタ結果OK信号115を待つ待ち状態203に入る。しかしながら、アクチュエータ監視手段105からモニタ結果OK信号115を受信しないから、制御遷移要求信号108を送信しない。
図8(c)に示すように、CPU診断装置103は、制御用CPU102からリセット信号150を受信すると、初期化処理205を実行する。CPU診断装置103は、初期化処理205が終了すると、制御用CPU102から許可信号106を待つ待ち状態206に入る。CPU診断装置103は、許可信号106を受信すると、アクチュエータ制御信号出力処理207を実行し、通常の制御処理208を行う。CPU診断装置103は、最後の許可信号106を受信してから所定時間T42経過しても制御遷移要求信号108を受信しないため、制御用CPU102にリセット要求信号151を送信する。
図9を参照して、制御用CPU102の処理を説明する。ステップ700で、制御用CPU102は、初期処理201の後に制御処理202を行い、判定ステップ701へ進み、CPU診断装置へ許可信号106が送信できるか否かを判定する。送信できなければ、ステップ700に戻り、制御処理202を行う。送信できれば、ステップ702で、CPU診断装置へ許可信号106を送信する。
次に、判定ステップ703へ進み、アクチュエータ監視手段105からモニタ結果OK信号115が出力されたかを判定する。モニタ結果OK信号115が出力されていない場合、判定ステップ704へ進み、許可信号106を送信してから所定時間T2、例えば、10msを経過したか否かを判定する。所定時間T2経過していない場合、ステップ703の判定処理に戻る。所定時間T2経過した場合、ステップ707に進み、カウンタ処理を行う。先ず、ステップ708でカウンタC7をカウントアップし、判定ステップ709へ進み、カウンタC7が所定回数“N”を超えたかを判定する。“N”を超えていない場合、ステップ703へ戻る。“N”を超えた場合、ステップ710に進み、リセット処理を実行する。
判定ステップ703の判定にて、モニタ結果OK信号115が出力された場合、ステップ705でCPU診断装置103へ制御遷移要求信号108を送信し、ENDステップ706で処理を終了する。
図10を参照して、CPU診断装置103の処理を説明する。ステップ800で、CPU診断装置103は、初期化処理205を終了した後、制御用CPU102から許可信号106を受信したか否かを判定する。受信していない場合、ステップ802に進み、カウンタ処理を行う。先ず、ステップ803でカウンタC91をカウントアップし、判定ステップ804へ進み、カウンタC91が所定時間T41を超えたか否かを判定する。所定時間T41を超えていない場合、判定ステップ800へ戻る。所定時間T41を超えた場合、ステップ809へ進み、制御用CPU102に、リセット要求信号151を送信し、ENDステップ811で処理を終了する。
判定ステップ800にて、許可信号106を受信した場合、ステップ801でアクチュエータ制御信号出力処理207を行い、判定ステップ805に進み、制御用CPU102から制御遷移要求信号108を受信したか否かを判定する。受信していない場合、ステップ806に進み、カウンタ処理を行う。先ず、ステップ807でカウンタC92をカウントアップし、判定ステップ808へ進み、カウンタC92が所定時間T42を超えたか否かを判定する。所定時間T42を超えていない場合、判定ステップ805に戻る。所定時間T42を超えた場合、ステップ809へ進み、制御用CPU102にリセット要求151を送信し、ENDステップ811で処理を終了する。
判定ステップ805にて制御遷移要求信号108を受信した場合、ステップ810で制御状態209に遷移し、ENDステップ811で処理を終了する。
以上の説明より、本発明のCPU診断装置は、割込みの高い処理を終了してから次の診断処理に移行するのでエンジン始動時処理を最適に分割でき、エンジンの始動を確保ができる。
以上本発明の例を説明したが、本発明は上述の例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲にて様々な変更が可能であることは当業者に容易に理解されよう。
本発明は、自動車のエンジン制御装置に利用して好適であるが、エンジン制御装置以外のアクチュエータ制御装置に適用することも可能である。
本発明の適用例である自動車のエンジン制御システムの全体構成を示す図である。 図1のエンジン制御装置(コントロールユニット)の内部構成を示す図である。 本発明のCPU診断装置を含むエンジン制御装置(コントロールユニット)の内部構成を示す図である。 本発明による制御システムの制御用CPUとCPU診断装置の動作のタイミングを示す図である。 本発明による制御システムの制御用CPUとCPU診断装置の動作のタイミングを示す図である。 本発明による制御システムの制御用CPUとCPU診断装置の動作のタイミングを示す図である。 本発明による制御システムの制御用CPUとCPU診断装置の動作のタイミングを示す図である。 本発明による制御システムの制御用CPUとCPU診断装置の動作のタイミングを示す図である。 本発明による制御システムの制御用CPUの動作を示す流れ図である。 本発明による制御システムのCPU診断装置の動作を示す流れ図である。
符号の説明
101…イグニッションスイッチ、102…制御用CPU、103…CPU診断装置、104…アクチュエータコントロール手段、105…アクチュエータ監視手段、106…許可信号、108…制御遷移要求信号、118…インジェクタ駆動回路、119…電制スロットル駆動回路、120…点火コイル駆動回路、201…初期化処理、202…制御処理、203…待ち状態、204…制御状態、205…初期化処理、206…待ち状態、207…アクチュエータ制御信号出力処理、208…制御処理、209…制御状態、501…吸気管、502…エアクリーナ、502a…入口部、503…空気流量計(エアフロセンサ)、504…スロットルセンサ、505…スロットルボディ、505a…電制スロットル弁、506…コレクタ、507…エンジン、507a…ピストン、507b…シリンダ、507c…燃焼室、507d…クランク軸、508…点火プラグ、509…インジェクタ、510…燃料ポンプ、511…燃料ポンプ、512…燃圧レギュレータ、513…燃圧レギュレータ、514…燃料タンク、515…コントロールユニット(エンジン制御装置)、518…空燃比(A/F)センサ、519…排気管、520…触媒、521…アクセル開度センサ(APS)、522…点火コイル、523…燃圧センサ、524…EGR弁、525…側路管、526…電制スロットルアクチュエータ

Claims (6)

  1. 主中央処理装置と、前記主中央処理装置の状態を外部から診断するCPU診断装置と、前記主中央処理装置と前記CPU診断装置の両出力に基づいて制御信号を生成するアクチュエータコントロール手段と、前記アクチュエータコントロール手段からの制御信号に基いてアクチュエータを駆動するためのアクチュエータ駆動信号を生成するアクチュエータ駆動回路と、前記アクチュエータ駆動信号をモニタし、その結果に基づき少なくともOKとNGの2つの状態の判定信号を生成するアクチュエータ監視手段と、を有する制御装置において、
    前記主中央処理装置は、前記CPU診断装置が前記主中央処理装置の診断を行う前に、前記CPU診断装置に許可信号を送信し、前記許可信号を送信した後に、前記アクチュエータ監視手段がモニタ結果OK信号を生成したとき、前記CPU診断装置に、前記主中央処理装置の異常の有無を診断する制御状態に遷移する制御遷移要求を出力することを特徴とする制御装置。
  2. 請求項1記載の制御装置において、前記主中央処理装置は、前記許可信号を出力してから所定時間が経過したとき、前記許可信号を所定時間毎に所定回回数まで前記CPU診断装置へ送信し、それでも前記アクチュエータ監視手段がモニタ結果OK信号を生成しないとき、前記CPU診断装置にリセット信号を出力することを特徴とする制御装置。
  3. 請求項1又は2の記載の制御装置おいて、前記CPU診断装置は、初期化処理が終了してから所定時間が経過しても前記CPU診断装置から前記許可信号を受信しない場合に、前記主中央処理装置にリセット要求信号を送信することを特徴とする制御装置。
  4. 請求項1、2又は3の記載の制御装置おいて、前記CPU診断装置は、前記許可信号を受信してから所定時間が経過しても前記主中央処理装置から前記制御遷移要求信号を受信しない場合、前記主中央処理装置にリセット要求信号を送信することを特徴とする制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項記載の制御装置おいて、前記主中央処理装置は、車両用のエンジンを制御するためのCPUを含む装置であることを特徴とする制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項記載の制御装置おいて、前記アクチュエータは、インジェクタ、電制スロットルアクチュエータ、及び、点火コイルの少なくともいずれかを含み、前記アクチュエータコントロール手段は、インジェクタ駆動回路、電制スロットル駆動回路、及び、点火コイル駆動回路の少なくともいずれか1つを制御することを特徴とする制御装置。
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