JP2006305971A - 混練装置 - Google Patents

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Kazutoshi Yokoo
和俊 横尾
Kenji Shinya
謙治 新屋
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幸司 新谷
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Abstract

【課題】 被混練材料の冷却性能の向上を図る。混練用材料の移動域における前半側および後半側の冷却温度の調整を個別に実施することを可能にする。
【解決手段】 ケーシング10内に投入された被混練材料を、ケーシング10内に配設された混練用ロータ20の回転よって混練する混練装置であって、混練用ロータ20の前半部21および後半部22に、この前半部21および後半部22に冷却媒体を流通させる互いに独立した第1冷却媒体通路25および第2冷却媒体通路26をそれぞれ形成している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ゴム、プラスチック等の被混練材料を混練する混練装置に関するものである。
従来のこの種の混練装置は、ケーシング内に投入された被混練材料を該ケーシング内の混練用ロータの回転よって混練するように構成されている。
材料の混練中においては、ケーシングに設けられた冷却媒体通路に水等の冷却媒体が流通され、これによって該ハウジング内の材料が冷却される。(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−264148号公報
最近においては、高発熱性の被混練材料が増加する傾向にあり、このため、被混練材料の冷却性能の向上が一層要求されるようになっている。
本発明の目的は、このような状況に鑑み、被混練材料の冷却性能の向上を図ることができ、かつ、混練用材料の移動域における前半側および後半側の冷却温度の調整を個別に実施することが可能な混練装置を提供することにある。
本発明は、ケーシング内に投入された被混練材料を、該ケーシング内に配設された混練用ロータの回転よって混練する混練装置であって、前記混練用ロータの前半部および後半部に、該前半部および後半部に冷却媒体を流通させる互いに独立した第1および第2冷却媒体通路をそれぞれ形成することによって上記目的を達成している。
この混練装置は、前記混練用ロータの前半部および後半部に回転動力を個別に与える動力源を備えてもよい。また、前記混練用ロータは、前記前半部および後半部が分離された構成を持たせることができる。
この混練装置は、前記第1および第2冷却媒体通路における前記冷却媒体の流通量を個別に調整する流量調整手段を備えることができる。また、前記ケーシングは、混練済み材料を下方に向かって排出する排出口を備えることができる。さらに、前記第1および第2冷却媒体通路は、前記冷却媒体が前記混練用ロータの翼部の表層部にも流通するように構成することができる。
本発明によれば、混練用ロータの前半部および後半部に、該前半部および後半部に冷却媒体を流通させる互いに独立した第1および第2冷却媒体通路をそれぞれ形成しているので、被混練材料の冷却性能の向上を図ることができる。また、混練用材料の移動域における前半側および後半側の冷却温度の調整を個別に実施することが可能である。
図1は、本発明に係る混練装置の実施形態を示している。
この混練装置は、ケーシング10と、該ケーシング10内に配設した混練用ロータ20とを備えている。ケーシング10の左端部上方には、被混練材料(たとえば、原料ゴムと、カーボンブラック、シリカ、オイル、薬品等の配合剤)を投入するための材料投入口11が、また、該ケーシング10の右端部下方には、混練終了物を排出する排出口12がそれぞれ設けられている。
混練用ロータ20は、前半部21と後半部22とに分割されている。ロータ前半部21のシャフト23の右端と、ロータ後半部22のシャフト24の左端は、図示していない結合手段で相互に結合され、かつ、上記シャフト23および24の左端部および右端部は、それぞれケーシング10の左端および右端において回転可能に支持されている。
ケーシング10の左端から突出した上記シャフト23の端部には、動力伝達機構30を介してモータ40の回転動力が伝達され、また、ケーシング10の右端から突出した上記シャフト24の右端部には、動力伝達機構31を介してモータ41の回転動力が伝達される。
上記シャフト23および24の内部には、それぞれ一連の冷却媒体通路25および26が設けられている。冷却媒体通路25は、シャフト23の左端から右端近傍まで延びた後に折り返されて上記左端に戻るように形成され、同様に、冷却媒体通路26は、シャフト24の右端から左端近傍まで延びた後に折り返されて上記右端に戻るように形成されている。
上記冷却媒体通路25は、入口が流量制御弁50およびポンプ51を介して冷却媒体タンク52に連通するとともに、出口が該タンク52に連通している。また、上記冷却媒体通路26は、入口が流量制御弁53およびポンプ54を介して冷却媒体タンク55に連通するとともに、出口が該タンク54に連通している。
図示していないが、この実施形態に係る混練装置においては、ケーシング10内に上記構成のロータ20が2つ平行に配列されている。したがって、この混練装置は、2軸連続混練装置としての構成を有している。なお、本発明は、ロータの配列個数によらず実施可能である。
この混練装置においては、図示していないコントローラによって上記モータ40、41が同期運転される。これにより、前記材料投入口11から投入された被混練材料は、上記ロータ前半部21およびロータ後半部22によって順次移送されながら混練された後、混練終了物として前記排出口12から排出される。
なお、上記平行に配列された2つのロータ20の前半部21相互間の動力伝達および後半部22相互間の動力伝達は、図示していない歯車等を介して行われる。また、排出口12から排出される混練終了物は、図示していない再練(リミル)用混練装置に投入される。このとき、上記排出口12が下方に向けられていることから、混練終了物を上記再練用混練装置の材料投入口の直接投入することができる。
混練中においては、ポンプ51、54が稼動されて、タンク52内の冷却媒体がロータ前半部21の冷却媒体通路25に循環流通するとともに、タンク55内の冷却媒体がロータ後半部22の冷却媒体通路26に循環流通する。この結果、被混練材料は、混練されている間にロータ前半部21およびロータ後半部22を介して冷却されることになる。なお、このとき、ケーシング10に設けられた図示していない冷却媒体通路にも冷却媒体が流される。
ロータ前半部21およびロータ後半部22にそれぞれ専用の冷却媒体通路25および26を設けたこの実施形態に係る混練装置によれば、ロータ20全体における伝熱性能の向上によって被混練材料を極めて効率よく冷却することが可能である。したがって、再練(リミル)回数を低減して、生産性の向上を図ることができる。
一方、この実施形態に係る混練装置においては、ロータ前半部21の冷却媒体通路25によって高冷却ゾーンを構成し、ロータ後半部22の冷却媒体通路26によって低冷却ゾーンを構成することができる。
すなわち、図示していないが、この混練装置は、タンク52、55内の冷却媒体の温度制御を行う手段と、流量制御弁50、53の開度を制御する手段とを備えている。したがって、タンク52、55内の冷却媒体の維持温度と、流量制御弁50、53の開度の少なくとも一方を適宜に設定することによって上記高冷却ゾーンと低冷却ゾーンを実現することができる。
上記高冷却ゾーンと低冷却ゾーンは、冷却媒体タンクが1つであっても実現可能である。なぜなら、冷却媒体通路25、26に同一温度の冷却媒体を循環させた場合でも、流量制御弁50、53の制御によって冷却媒体通路25に冷却媒体通路26よりも多量の冷却媒体を循環させることにより、上記高冷却ゾーンと低冷却ゾーンを実現することができるからである。
被混練材料は、混練当初における発熱温度が高いので、上記高冷却ゾーンおよび低冷却ゾーンを構成すれば、被混練材料の発熱変化に適合したより効率のよい冷却を実施することができる。
上記実施形態では、前述したように、ロータ前半部21のシャフト23の右端とロータ後半部22のシャフト24の左端とを結合手段で相互に結合させてある。しかし、上記シャフト23および24を結合しないで、それらの右端および左端を図示していない軸受けによって回動可能に支持するように構成しても良い。このように構成すれば、混練や被混練材料の移動がより円滑かつ効率よく行われるように、ロータ前半部21とロータ後半部22の回転数を個別に調整することが可能になる。
被混練材料の冷却効果を高めるには、上記ロータ20の翼部28の表層部を冷却することが望ましい。そこで、上記翼部28の表層部に図2および図3(図2のA−A断面図)に示すような冷却媒体通路280を設けている。
上記冷却媒体通路280は、前記シャフト23(24)の長手方向に配列する複数(この例では、複雑化を避けるため2つ)のディスク状空間部281と、これらのディスク状空間部281内にそれぞれ設けた中子282とによって構成されている。個々のディスク状空間部281は、シャフト23(24)の周面から翼部28の表層部まで延びるようにその深さが設定されている。
上記中子282は、内周面がシャフト23(24)の周面に当接するように、また、外周面がディスク状空間部281の内側面に対向するように、ディスク状空間部281内に嵌合や金属接合(溶接他)等の手段で固定されている。上記個々のディスク状空間部281に形成された冷却媒体通路280は、スパイラル状をなすように連接されて、一連の冷却媒体通路を構成している。
図3において、前記冷却媒体通路25(26)に送り込まれた冷却媒体は、翼部28側に向かう導入通路25a(26a)を通って上記スパイラル状の冷却媒体通路280の一端に流入した後、該通路280の他端から導出通路25b(26b)を通って排出される。この結果、翼部28の表層部に冷却媒体を流通させて、最も冷却を必要とする該表層部を効率よく冷却することが可能になる。
上記においては、冷却媒体通路280をディスク状空間部281と中子282とによって形成しているが、この冷却媒体通路280を図4のようにして形成することも可能である。
すなわち、この図4に示す翼部28は、周面に凹溝283を形成した内部部材284と、この内部部材283の表面全域を覆う外部部材285とで構成し、上記凹溝283と該凹溝283を覆う外部部材285とによって冷却媒体通路280を形成している。
上記外部部材285は、例えば、ステライトや鋼(例えば、SS400)からなる薄肉の金属板によって形成され、溶接、ロウ付、FSW接合等の適宜な接合手段を用いて内部部材284の外表面に密に被着される。この外部部材284の表面には、耐摩耗性(耐久性)確保のために、タングステンカーバイトWCを含有したNi基溶性合金等のコーティング材料を溶射施工しても良い。
本発明に係る混練装置を概念的に示す縦断面図である。 翼部に設けた冷却媒体通路を示す要部縦断面図である。 図2のA−A断面図である。 翼部に設けた冷却媒体通路の他の形成手法を示す要部縦断面図である。
符号の説明
10 ケーシング
11 材料投入口
12 排出口
20 混練用ロータ
21 ロータ前半部
22 ロータ後半部
23,24 シャフト
25,26 冷却媒体通路
28 翼部
40,41 モータ
50,53 流量制御弁
51,54 ポンプ
52,55 冷却媒体タンク
280 冷却媒体通路

Claims (6)

  1. ケーシング内に投入された被混練材料を、該ケーシング内に配設された混練用ロータの回転よって混練する混練装置であって、
    前記混練用ロータの前半部および後半部に、該前半部および後半部に冷却媒体を流通させる互いに独立した第1および第2冷却媒体通路をそれぞれ形成したことを特徴とする混練装置。
  2. 前記混練用ロータの前半部および後半部に回転動力を個別に与える動力源を備えることを特徴とする請求項1に記載の混練装置。
  3. 前記混練用ロータは、前記前半部および後半部が分離された構成を有することを特徴とする請求項2に記載の混練装置。
  4. 前記第1および第2冷却媒体通路における前記冷却媒体の流通量を個別に調整する流量調整手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の混練装置。
  5. 前記ケーシングは、混練済み材料を下方に向かって排出する排出口を備えることを特徴とする請求項1に記載の混練装置。
  6. 前記第1および第2冷却媒体通路は、前記冷却媒体が前記混練用ロータの翼部の表層部にも流通するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の混練装置。
JP2005133934A 2005-05-02 2005-05-02 混練装置 Withdrawn JP2006305971A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012107593A (ja) * 2010-11-19 2012-06-07 Hitachi Ltd 蒸気タービンバルブ
JP2016500589A (ja) * 2012-10-24 2016-01-14 フェニックス イノベーション テクノロジー インコーポレイテッド 温度制御サーモキネティックミキサ

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