JP2006305286A - フック - Google Patents

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Abstract

【課題】通勤時、通学時、また、乳幼児を連れて外出をする際に、荷重物を支持できる、常時携行可能な吊り下げ具を提供すること。
【解決手段】端部が吊り掛け可能に形成された吊り掛け部を有するフックであって、前記フックの少なくとも一部に連結孔を備え、該連結孔とホルダーリングとが連結されてなることを特徴とするフックとすること。また、当該フックは、ホルダーリングが開閉自在に構成されていること、連結孔とホルダーリングとが互いに直接連結されてなること、吊り掛け部が硬質ゴムまたは剛性体を少なくとも一部に用いられてなること、または、連結孔が硬質ゴムまたは剛性体を少なくとも一部に用いられてなることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、両端部が吊り掛け可能に形成された吊り掛け部を有するフックに関する。ささらに詳しくは、フックの少なくとも一部に連結孔を備え、該連結孔とホルダーリングとが連結されてなるフックに関する。
従来から、荷重物を吊り下げるために、フックに代表される吊り下げ具が用いられてきており、特に家庭用具(キッチン用具、洗濯用具)として幅広く用いられている。その中でも、例えば、特許文献1に示すように、簡単に外れることがなく、テーブルの縁などにも安定した取り付けを可能とするために、第1鉤部と第2鉤部の各基端部同士が回転軸を介して回転可能に連結されているとともに、第1鉤部の基端部は、同第1鉤部の回転に伴い第2鉤部の開口部を開閉するアームが一体に形成された吊り下げ具などが提案されている。
特開2001−200829号公報
しかしながら、例えば、鞄などの荷重物を持って通勤、通学をする場合や、荷物袋などの荷重物を片手に乳幼児を連れて外出をする場合に用いられる、常時携行可能な吊り下げ具に関する思想は皆無であった。
本発明は、上述の通り、通勤時、通学時、また、乳幼児を連れて外出をする際に、荷重物を支持できる、常時携行可能な吊り下げ具を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための本発明は、以下の構成からなる。すなわち、両端部が吊り掛け可能に形成された吊り掛け部を有するフックであって、前記フックの少なくとも一部に連結孔を備え、該連結孔とホルダーリングとが連結されてなることを特徴とするフックである。
また、本発明のフックは、吊り掛け部の一端部は支持部材に吊り掛け可能に形成されていること、ホルダーリングが開閉自在に構成されていること、連結孔とホルダーリングとが互いに直接連結されてなること、連結孔とホルダーリングとの連結が、弾性体、剛性体、繊維状体、鎖体、合成皮革、および天然皮革からなる群から選ばれる少なくとも一の構造体によるものであること、吊り掛け部と前記連結孔が一体的に形成されてなること、吊り掛け部と前記連結孔が溶接、接着、または螺子の嵌め込みにより接合されてなること、吊り掛け部が硬質ゴムまたは剛性体を少なくとも一部に用いられてなること、連結孔が硬質ゴムまたは剛性体を少なくとも一部に用いられてなることが好ましい。
本発明のフックは、少なくとも一部に連結孔を備え、該連結孔とホルダーリングとが連結されてなるため、ホルダーリングをフックの接続用部材として用いることでき、フックを携行が容易かつ簡便となる。また、本発明のフックが、該フックを構成する吊り掛け部の一端部が、例えば、乳幼児用の乳母車のハンドル部分や、車の手すり部分などの支持部材に吊り掛け可能に形成されている場合には、腕に過大な力をかけることなく荷重物を支持することができる。さらに、本発明のフックは、該フックを構成するホルダーリングが開閉自在に構成されている場合、より容易にホルダーリングを鞄などの荷重物の取手に接続させたり、乳幼児用の乳母車のハンドル部分に接続させたりすることができるので、携行がより容易となる。
なお、前記連結孔と前記ホルダーリングを互いに直接連結すると、別体の部材が不要となるので非常に経済的であり、一方、前記連結孔と前記ホルダーリングを弾性体、剛性体、繊維状体、鎖体、合成皮革、および天然皮革からなる群から選ばれる少なくとも一の構造体により連結すると、ホルダーリングと吊り掛け部との距離を長くすることが可能となるので、荷重物を支持する際に取り付け性などの機能が向上する。
以下、本発明の図面を用いてさらに詳細に説明する。なお、本発明が図面に記載の態様に限定される訳ではない。
本発明は、両端部が吊り掛け可能に形成された吊り掛け部2を有するフック1である。吊り掛け可能に形成された吊り掛け部2とは、鞄や荷物袋の取手などを引っ掛けて持ち上げることが可能な構造を有する部分や、乳母車のハンドルや車の手すり等に引っ掛けることが可能な構造を有する部分を意味する。かかる吊り掛け部2の形状としては、S字状の一端部、C字状の一端部などその種類は問わないが、荷重物を安定的に保持することができるS字状の一端部であることが好ましい。なお、吊り掛け部2は、両端部にそれぞれ1つずつある場合のみならず、一端部もしくは両端部に複数本の吊り掛け部2を有していても良い。
また、本発明のフック1は、吊り掛け部2が両端部に設けられているので、吊り掛け部2の一端部を、乳母車のハンドルや車の手すり等の支持部材に引っ掛けることが可能な構造とすることで、吊り掛け部2の他の一端部で鞄や荷物袋などの荷重物の取手を引っ掛けて保持することができ、好適に当該荷重物を支持することができる。
本発明のフック1の少なくとも一部には、連結孔3を有していることが必要である。フック1に連結孔3を設けることにより、鞄や荷物袋の取手や、乳母車のハンドルや車の手すり等に常時携行可能に支持できるホルダーリング4と連結することができる。
連結孔3とホルダーリング4と連結する手段としては、連結孔3とホルダーリング4とを互いに直接連結させたり、連結孔3とホルダーリング4を弾性体、剛性体、繊維状体、鎖体、合成皮革、天然皮革などの構造体により連結させたりすることが好ましい。中でも、ホルダーリング4を鞄や荷物袋の取手から取り外すこと無く支持しつつ、当該鞄や荷物袋の取手を吊り掛け部2の一端部に配し、吊り掛け部2の他の一端部を前記支持部材に引っ掛けたり、ホルダーリング4を乳母車のハンドルや車の手すり等から取り外すこと無く支持しつつ、乳母車のハンドルや車の手すり等を吊り掛け部2の一端部に配し、吊り掛け部2の他の一端部を鞄や荷物袋の取手に引っ掛けたり、また、鞄や荷物袋などの荷重物が軽量の場合には、ホルダーリング4を鞄や荷物袋の取手から取り外すこと無く支持しつつ、当該鞄や荷物袋の取手を吊り掛け部2の一端部に吊り掛けることなく、吊り掛け部2の他の一端部を前記支持部材に引っ掛けたり、ホルダーリング4を乳母車のハンドルや車の手すり等から取り外すこと無く支持しつつ、乳母車のハンドルや車の手すり等を吊り掛け部2の一端部に吊り掛けることなく、吊り掛け部2の他の一端部を鞄や荷物袋の取手に引っ掛けたりすることが容易な点に鑑みると、連結孔3とホルダーリング4を弾性体、剛性体、繊維状体、鎖体、合成皮革、天然皮革などの構造体により連結させたりすることがより好ましい。
ここで、本発明で言う弾性体とは、伸縮自在な構造体を意味し、コイルばねや、天然ゴム、二トリルゴム、バイトンゴム(フッ素ゴム)、ネオプレンゴム(クロロプレンゴム)、シリコーンゴム、ウレタンゴム、エチレンゴム、クロロスルフォン化エチレンゴム、カルレッツ、スチレン系熱可塑性エラストマー、オレフィン系熱可塑性エラストマーなどに代表されるゴム体や、ゴム状弾性糸などが例示される。
本発明で言う剛性体とは、衝撃などにより変形しにくい構造体を意味し、銅、アルミニウム、鉄、鉛などの金属、リン青銅、真ちゅう、ステンレスなどの合金、セラミックス材料(短繊維や長繊維等で強化されたセラミックス強化複合材料も含む)、ポリテトラフルオロエチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリプロピレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂などに代表される樹脂を主たる構成成分として含有する熱硬化性樹脂材料や熱可塑性樹脂材料などのプラスチック材料、または木材(合板も含む)などからなる構造体が例示される。なお、前記プラスチック材料に、ガラス繊維、炭素繊維、チタン酸カリウム繊維、炭化ケイ素繊維、セラミック繊維、金属繊維、窒化ケイ素繊維、アラミド繊維、ポリイミド繊維、ポリアミドイミド繊維、ポリベンゾチアゾール繊維、ポリベンゾイミダゾール繊維、液晶ポリエステル繊維などの繊維を配合することで耐衝撃性と強度、剛性に優れる繊維強化プラスチック材料とすることも望ましい。
本発明で言う繊維状体とは、繊維が集合して構成された構造体を意味し、織布、不織布などの布帛や、前記布帛をプラスチック材料で硬化したものが例示される。本発明で言う鎖体とは、単線あるいは細線を撚り合わせたワイヤや駒素子を連結した構造体を意味する。本発明で言う天然皮革とは、革製品に通常用いられている皮革であれば、その由来となる動物種は特に限定されないが、例えば、牛革、豚革、馬革、山羊革、羊革などの皮革が例示される。本発明で言う合成皮革とは、例えばタンニン革やクローム革などに代表される、合成樹脂や繊維製品を利用して得られる天然皮革に類似した外観を有する皮革であり、裏打材としての不織布、織布、編布、シート等から成る基体に樹脂溶液中の溶媒を除去したポリウレタン樹脂層がライニングされたものが例示され、ポリウレタン樹脂溶液中の溶媒の除去を熱により蒸発させることによってポリウレタン樹脂合成皮革を製造する乾式法や、ポリウレタン樹脂溶液中の溶媒を水中で抽出し乾燥させることによって合成皮革を製造する湿式法などで製造された皮革を意味する。
なお、連結孔3とホルダーリング4の連結に際しては、前記弾性体、前記剛性体、前記繊維状体、前記鎖体、前記合成皮革、前記天然皮革を単独で用いても良いが、これらを組み合わせて用いても良い。
このうち、上述した通り、ホルダーリング4を鞄や荷物袋の取手から取り外すこと無く支持しつつ、当該鞄や荷物袋の取手を吊り掛け部2の一端部に配し、吊り掛け部2の他の一端部を前記支持部材に引っ掛けたり、ホルダーリング4を乳母車のハンドルや車の手すり等から取り外すこと無く支持しつつ、乳母車のハンドルや車の手すり等を吊り掛け部2の一端部に配し、吊り掛け部2の他の一端部を鞄や荷物袋の取手に引っ掛けたり、また、鞄や荷物袋などの荷重物が軽量の場合には、ホルダーリング4を鞄や荷物袋の取手から取り外すこと無く支持しつつ、当該鞄や荷物袋の取手を吊り掛け部2の一端部に吊り掛けることなく、吊り掛け部2の他の一端部を前記支持部材に引っ掛けたり、ホルダーリング4を乳母車のハンドルや車の手すり等から取り外すこと無く支持しつつ、乳母車のハンドルや車の手すり等を吊り掛け部2の一端部に吊り掛けることなく、吊り掛け部2の他の一端部を鞄や荷物袋の取手に引っ掛けたりすることが容易であるという作用に鑑みれば、連結孔3とホルダーリング4の連結には、屈曲自在に構成され得る繊維状体、鎖体が特に好ましく用いられる。
一方で、ホルダーリング4は、鞄や荷物袋の取手や、乳母車のハンドルや車の手すり等に容易に取り付けることができることが好ましく、例えば、図3の(a),(b)に示す構造や、ボタンでとめる構造、マジックテープでとめる構造に例示されるように、開閉自在に構成されていることが好ましい。かかるホルダーリング4の材質については、鞄や荷物袋の取手や、乳母車のハンドルや車の手すり等への支持を安定にすることができれば特に制限はない。
また、吊り掛け部2の材質については特に制限は無いが、鞄などの荷重物を安定的に支持することを可能とするためには、硬質ゴム、または、金属、合金、またはプラスチック材料などの剛性体を少なくとも一部に用いることが好ましい。ここで、硬質ゴムまたは剛性体を少なくとも一部に用いるとは、一種または二種以上の硬質ゴム、または、一種または二種以上の剛性体のみを用いても良いが、芯材としての硬質ゴムの表面にビニル材、弾性体、プラスチック材料、繊維状体、合成皮革、天然皮革などの構造体からなる緩衝部材を被覆したものを用いたり、芯材としての剛性体の表面に硬質ゴムや、ビニル材、弾性体、プラスチック材料、繊維状体、鎖体、合成皮革、天然皮革などの構造体からなる緩衝部材を被覆したものを用いたりしても良いことを意味する。その中でも特に、吊り掛け部2の損傷を防止し、安全に持ち運びできるという点を考慮すると、吊り掛け部2の材質には、硬質ゴムを単独で用いるか、芯材としての硬質ゴムの表面に緩衝部材を被覆したものを用いるか、あるいは、芯材としての剛性体の表面に緩衝部材を被覆したもの用いることがより好ましい。
なお、硬質ゴムとは、高温下では軟化しているが常温下で硬化する性質を有するゴムや、硬度を高めたゴムが例示され、吊り掛け部2の剛直性をある程度維持するためには、かかる芯材としての硬質ゴムのJIS K 7215(1986)に記載のプラスチックのデュロメータ硬さ試験方法により求めた硬度が50度以上のものが好ましく、70度以上のものがより好ましく、さらに好ましくは90度以上のものである。また、緩衝部材とは、本発明のフック1を形成する前記吊り掛け部2と、他の物体との接触による衝撃を緩和させるために構成された部材を意味し、上述の通り、硬質ゴムや、ポリビニル化合物を主要成分として含有するビニル材、ゴムなどの弾性体、熱可塑性樹脂材料などに代表されるプラスチック材料や、繊維状体、鎖体、合成皮革、天然皮革などが例示されるが、製造工程を簡略化できるビニル材、弾性体、プラスチック材料などを用いることが好ましく用いられる。
芯材としての硬質ゴムまたは芯材としての剛性体の表面に緩衝部材を被覆する方法としては以下の方法などが例示される。すなわち、硬質ゴムや、ポリビニル化合物を主要成分として含有するビニル材、ゴムなどの弾性体、熱可塑性樹脂材料などに代表されるプラスチック材料を緩衝部材とする場合には、予め金型成形法などにより芯材としての硬質ゴムまたは芯材としての剛性体を挿入可能に成形された硬質ゴム、ビニル材、弾性体、またはプラスチック材料に、当該芯材としての硬質ゴムまたは当該芯材としての剛性体を挿入する方法や、芯材としての硬質ゴムまたは芯材としての剛性体の融点よりも低い融点を持つ硬質ゴム、ビニル材、弾性体、またはプラスチック材料の原料を溶融して溶融原料とし、該溶融原料の中に当該芯材としての硬質ゴムまたは当該芯材としての剛性体を導入した後、冷却により固化させる方法などが好ましく用いられる。また、さらに、緩衝部材としてビニル材またはプラスチック材料が用いられる場合には、予め芯材としての硬質ゴムまたは芯材としての剛性体を挿入可能に成形されたビニル材またはプラスチック材料に、当該芯材としての硬質ゴムまたは当該芯材としての剛性体を挿入した後に、該ビニル材または該プラスチック材料の周囲から加熱して該ビニル材または該プラスチック材料を収縮させ、当該芯材としての硬質ゴムまたは当該芯材としての剛性体に密着させる方法なども好ましく用いられる。
連結孔3の材質についても、吊り掛け部2の材質と同じく特に制限は無いが、ホルダーリング4を鞄や荷物袋の取手や、乳母車のハンドルや車の手すり等に支持する際に、フック1自体を安定的に支持できるようにするためには、吊り掛け部2の材質と同様に、前記硬質ゴム、または、金属、合金、またはプラスチック材料などの前記剛性体を少なくとも一部に用いることが好ましく、前記硬質ゴムを単独で用いるか、前記芯材としての硬質ゴムの表面に前記緩衝部材を被覆したものを用いるか、あるいは、前記芯材としての剛性体の表面に前記緩衝部材を被覆したもの用いることがより好ましい。
本発明のフック1には少なくとも一部に連結孔3を備えることを必須とするが、連結孔3とホルダーリング4と連結させて、フック1をホルダーリング4により鞄や荷物袋の取手や、乳母車のハンドルや車の手すり等に支持するに際し、図1、2に示すように、連結孔3を吊り掛け部2に取り付けると、フック1の重心の位置を連結孔3の位置からより下方にすることができるので、安定した支持を実現させやすく好ましい。
連結孔3を吊り掛け部2に取り付ける手段しては、吊り掛け部2と連結孔3を一体的に形成させる方法や、吊り掛け部2と連結孔3を溶接したり、接着固定したり、また連結孔3の一部を螺子の雄とし、吊り掛け部2の一部を螺子の雌となるように螺子切りをし、該雄と雌とを嵌合させたりする方法が好ましい。
吊り掛け部2と連結孔3を一体的に形成させる方法としては、吊り掛け部2と連結孔3が共にプラスチック材料で構成される場合、キャビティ金型やコア金型を用いて一体的に成形できる射出成形法が好ましく用いられる。また、吊り掛け部2と連結孔3が共に金属や合金で構成される場合、溶融金属を金型に注入して固化することで一体的に成形できる方法が好ましく用いられる。このように、吊り掛け部2と連結孔3を一体的に形成させることで、フック1の製造工程を簡略化できる。
また、吊り掛け部2と連結孔3が金属または合金の場合には、吊り掛け部2と連結孔3を溶接する方法が好ましく採用され、かかる方法としては、吊り掛け部2と連結孔3の境に溶融金属を注いで固化させること、半田付けをすることなどが例示される。この中でも、半田付けにより溶接する方法が簡便で好ましい。また、溶接する方法以外の方法としては、連結孔3の一部を螺子の雄とし、吊り掛け部2の一部を螺子の雌となるように螺子切りをし、該雄と雌とを嵌合させたりする方法が好ましく用いられる。かかる場合、連結孔3をあるフック1aから別のフック1bに付け替えることが可能であり、連結孔3やホルダーリング4の保有数よりも多数のフック1を使用することができ、経済的である。
また、吊り掛け部2の表面と連結孔3がプラスチック材料の場合には、吊り掛け部2と連結孔3を接着する方法が好ましく採用され、かかる方法としては、吊り掛け部2の表面と連結孔3の境に溶融状態の樹脂を注いで固化させること、接着剤を注いで乾燥固化させることなどが例示される。この中でも、接着剤を注いで乾燥固化させる接着方法が簡便で好ましい。
以下、具体的な実施例を挙げて、本発明の内容をさらに詳細に説明する。なお、本発明が実施例に記載の用途に限定して用いられる訳ではない。
(実施例1)
図4は、ホルダーリング4を鞄の取手に支持しつつ、吊り掛け部2の一端部を鞄の取手に吊り掛け、吊り掛け部2の他の一端部を車の前部座席の一部材に吊り掛けた場合のフック1の使用例を示す概念図である。連結孔3とホルダーリング4は合成皮革で連結されており、吊り掛け部2と連結孔3はそれぞれ、その表面が被覆ビニルで被覆されたステンレス合金で構成されている。本発明のフック1をこのように用いることで、鞄を座席に直接置く場合に比べ鞄の安定感が増し、しかも、例えば、鞄を持つ人の膝の上に支持する場合には不可避であった身体への負荷をかけることなく鞄を支持することができる。かかる実施の態様は、車の前部座席の一部材を交通機関の手摺と置き換えることなどにより、その適用範囲は拡がることとなる。
(実施例2)
図5は、ホルダーリング4を乳母車のハンドルに支持しつつ、吊り掛け部2の一端部を買い物袋の取手に吊り掛け、吊り掛け部2の他の一端部を乳母車のハンドルに吊り掛けた場合のフック1の使用例を示す概念図である。連結孔3とホルダーリング4は鉄製の鎖体で連結されており、吊り掛け部2と連結孔3はそれぞれ硬質ゴムで構成されている。本発明のフック1をこのように用いることで、乳母車に乳幼児を乗せて買い物をする際にも、乳母車を動かす人の両手を塞ぐことなく買い物袋を運ぶことができるので、乳母車に乗った乳幼児に目が行き届く上、腕に過大な力をかけることなく買い物袋を支持することができる。かかる実施の態様は、乳母車のハンドルを自転車のハンドルと置き換えることなどにより、その適用範囲は拡がることとなる。
このようにして得られたフックは、常時携行可能であり、鞄などの荷重物を持って通勤、通学をする場合や、荷物袋などの荷重物を片手に乳幼児を連れて外出をする場合に、腕に過大な力をかけることなく荷重物を支持することを可能にするので、より快適に生活を営むことができるのである。
(参考例)
また、本発明のフックの前面にキャラクター板やイラスト板を形成したり(例えば図6)、本発明のフック自体をャラクター板やイラスト板と一体化して形成したり(例えば図7)する場合には、装飾品としての機能も兼ね備えることとなる。そして、本発明のフックの一端部に複数本の吊り掛け部を形成する場合(例えば図8)には、同時に複数の荷重物を吊り掛けることができる。
本発明のフックは、腕に過大な力をかけることなく荷重物を支持することができる常時携行可能な吊り下げ具として用いられるが、応用分野がこれらに限定されるものではなく、釣具などの遊戯具、洗濯用具などの家庭用具などに応用できるものである。
さらに、本発明のフックの変形使用として、ホルダーリングを鞄や荷物袋の取手から取り外すこと無く支持しつつ、当該鞄や荷物袋の取手を吊り掛け部の一端部に吊り掛けた状態または吊り掛けない状態で、吊り掛け部の他の一端部に、折りたたみ傘などの軽量物を吊り掛け、鞄や荷物袋とともに当該折りたたみ傘などの軽量物を持ち運ぶことができる。
本発明の好ましい実施態様を示す全体図である。 本発明の他の好ましい実施態様を示す全体図である。 開閉自在に構成されたホルダーリングの好ましい一態様を示す図である。 本発明のフック(連結孔とホルダーリングを合成皮革で連結)を鞄の取手に支持し、鞄を車の前部座席の一部材に吊り掛けた場合の使用例を示す概念図である。 本発明のフック(連結孔とホルダーリングを鎖体で連結)を乳母車のハンドルに支持し、買い物袋を乳母車のハンドルに吊り掛けた場合の使用例を示す概念図である。 本発明の一実施態様であるフック(前面にイラスト板を形成)の全体図である。 本発明の一実施態様であるフック(フック自体をイラスト板と一体化して形成)の全体図である。 本発明の一実施態様である、一端部に複数本の吊り掛け部を有するフックの全体図である。
符号の説明
1 フック
2 吊り掛け部
3 連結孔
4 ホルダーリング
5 連結孔とホルダーリングとを連結する構造体
6 車の前部座席
7 車の前部座席の一部材
8 鞄
9 鞄の取手
10 乳母車
11 乳母車のハンドル
12 買い物袋
13 買い物袋の取手
14 イラスト板
15 フックと一体化したイラスト板

Claims (8)

  1. 両端部が吊り掛け可能に形成された吊り掛け部を有するフックであって、前記フックの少なくとも一部に連結孔を備え、該連結孔とホルダーリングとが連結されてなることを特徴とするフック。
  2. 吊り掛け部の一端部は支持部材に吊り掛け可能に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフック。
  3. ホルダーリングが開閉自在に構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のフック。
  4. 連結孔とホルダーリングとが互いに直接連結されてなるか、または、弾性体、剛性体、繊維状体、鎖体、合成皮革、および天然皮革からなる群から選ばれる少なくとも一の構造体により連結されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のフック。
  5. 吊り掛け部と前記連結孔が一体的に形成されてなることを特徴とする請求項1〜4に記載のフック。
  6. 吊り掛け部と前記連結孔が溶接、接着、または螺子の嵌め込みにより接合されてなることを特徴とする請求項1〜4に記載のフック。
  7. 吊り掛け部および/または連結孔が、硬質ゴムまたは剛性体を少なくとも一部に用いてなることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のフック。
  8. 吊り掛け部および/または連結孔が、硬質ゴムのみからなるからなるか、または、芯材としての硬質ゴムまたは芯材としての剛性体の表面に緩衝部材を被覆してなるものであることを特徴とする請求項7に記載のフック。
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