JP2006304689A - スピニングリールのドラグ機構 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 スピニングリールのフロントドラグ機構7は、リール本体2に回転不能かつ前後移動自在に装着されたスプール軸15と、スプール軸の先端に装着されたスプール4との間に配置されスプールの回転を制動する機構であって、第1ドラグ座金61と、第2ドラグ座金62a,62bと、ドラグつまみ63と、を備えている。第1ドラグ座金は、スプールに対して回転不能な座金である。第2ドラグ座金は、第1ドラグ座金とスプール軸方向に交互に並べて配置されスプール軸に対して回転不能な座金である。ドラグつまみは、スプール軸の前部にねじ込まれ、両ドラグ座金への押圧量を調整可能な金属製のつまみである。
【選択図】 図4
Description
<概略構成>
図1及び図2において、本発明の第1実施形態によるフロントドラグ機構7を有するスピニングリールは、釣り竿に装着されハンドル1を回転自在に支持するリール本体2と、ロータ3と、スプール4と、スプール軸15と、回転伝達機構5と、オシレーティング機構6と、フロントドラグ機構7とを備えている。ロータ3は、ベールアーム(釣り糸案内部の一例)44を有し、リール本体2の前部に前後軸回りに回転自在に装着されている。スプール4は、ロータ3に案内された釣り糸が外周面に巻き付けられるものであり、ロータ3の前部に前後移動自在に配置されている。スプール軸15は、リール本体2に前後方向に移動自在に装着され先端にスプール4がドラグ機構7を介して装着されたものである。回転伝達機構5は、ハンドル1の回転をロータ3に伝達するものである。オシレーティング機構6は、回転伝達機構5の回転に応じてスプール軸15を前後往復移動させて、釣り糸をスプール4に均一に巻き取るための機構である。なお、ハンドル1は、図1及び図3に示すリール本体2の左側と、図2に示すリール本体2の右側とのいずれにも装着可能である。
リール本体2は、図1及び図2に示すように、ロータ3やスプール4を支持するリールボディ2aと、リールボディ2aに着脱自在にねじ止め固定された蓋部材2bと、リールボディ2a及び蓋部材2bの後端部を覆うカバー部材2cとを主に有している。
回転伝達機構5は、図2に示すように、ハンドル1が固定されたハンドル軸10とともに回転するフェースギアからなるマスターギア11と、このマスターギア11に噛み合うピニオンギア12とを有している。マスターギア11は、ハンドル軸10が回転不能に装着されたマスターギア軸11aと一体形成されている。マスターギア軸11aは、リールボディ2a及び蓋部材2bに軸受(図示せず)により、リールボディ2a及び蓋部材2bに前後軸と食い違う左右の軸回りに回転自在に支持されている。
オシレーティング機構6は、図2に示すように、スプール4の中心部にフロントドラグ機構7を介して連結されたスプール軸15を回転伝達機構5の回転に連動して前後方向に移動させてスプール4を同方向に移動させるための機構である。オシレーティング機構6は、スプール軸15に平行に配置された螺軸21と、螺軸21に沿って前後方向に移動するスライダ22と、螺軸21の先端に固定された中間ギア(図示せず)とを有している。また、オシレーティング機構6は、スライダ22を前後軸方向に案内する第1及び第2ガイド軸29a,29bと、を有している。
ロータ3は、図2に示すように、円筒部30と、円筒部30の側方に互いに対向して設けられた第1ロータアーム31及び第2ロータアーム32とを有している。円筒部30と両ロータアーム31,32とは一体成形されている。
スプール4は、たとえば、アルミニウム合金製のものであり、ロータ3の第1ロータアーム31と第2ロータアーム32との間に配置されており、スプール軸15の先端にフロントドラグ機構7を介して装着されている。スプール4は、図3に示すように、外周に釣り糸が巻かれる筒状の糸巻胴部4aと、糸巻胴部4aの後端部に一体成形された大径筒状のスカート部4bと、糸巻胴部4aの前端部に配置された前フランジ部4cとを有している。
フロントドラグ機構7は、図3及び図4に示すように、スプール4とスプール軸15との間、具体的には、ドラグ収納凹部60内に配置され、スプール4の糸繰り出し方向への回転を制動してスプール4にドラグ力を作用させるための機構である。フロントドラグ機構7は、係止溝60dに係合する係止突起部61aを有し、スプール軸15に回転自在に装着される第1ドラグ座金61と、スプール軸15に回転不能に装着され第1ドラグ座金61の両側に配置された、たとえば2枚の第2ドラグ座金62a,62bと、スプール軸15にねじ込まれ両ドラグ座金61,62a,62bへの押圧量を可変に調整可能なドラグつまみ63と、各ドラグ座金61,62a,62bの間及び第2ドラグ座金62bとドラグ収納凹部60の底部との間にそれぞれ接触して配置された3枚のドラグディスク64a〜64cとを有している。また、フロントドラグ機構7は、ドラグ作動時に発音する第1発音機構65と、ドラグつまみ63とフランジ固定部材55との間に配置されたシール部材66とを有している。
釣りを行う前に魚の大きさや種類に合わせてドラグ力を調整する。ドラグ力を調整するには、ドラグつまみ63を回す。ドラグつまみ63をたとえば時計回りに回すとスプール軸15に螺合するナット部材77によりコイルばね72の付勢力が徐々に大きくなり、コイルばね72を介して押圧体71がドラグ座金62aを押圧する。これによりドラグ力が大きくなる。このとき、押圧体71とつまみ本体70との相対回転により第2発音機構75の音出しピン80が音出し穴76への衝突を所定間隔で繰り返し、歯切れがよい軽快なクリック音を発生する。
<概略構成>
図8において、本発明の一実施形態によるフロントドラグ機構を有するスピニングリールは、釣り竿に装着されハンドル110を回転自在に支持するリール本体101と、ロータ102と、スプール103と、スプール軸114と、回転伝達機構107と、オシレーティング機構108と、リアドラグ機構109とを備えている。ロータ102は、ベールアーム(釣り糸案内部の一例)104を有し、リール本体101の前部に前後軸回りに回転自在に装着されている。ベールアーム104には、釣り糸を案内するラインローラ105が装着されている。
この第2実施形態では、ドラグつまみ106は従来のように熱を伝達しにくい合成樹脂製ではなく金属製であるので、ドラグつまみ106の放熱性が高くなる。この結果、ドラグ座金119b,119cが収納されている空間を閉鎖するドラグつまみ106からドラグ座金119b,119cの熱が外部に放出されやすくなり、ドラグ座金119b,119cを効率よく冷却できるようになる。
(a)前記実施形態では、凹凸部を凹部で構成したが凸部で構成してもよい。凹凸部の形状は放射状や環状に限定されず、点在する凹部や凸部であってもよい。凹凸部は、ドラグつまみの表面積を増加できる構造であればどのような構成でもよい。
7、109 ドラグ機構
15,114 スプール軸
61,119c 第1ドラグ座金
62a,62b、119b 第2ドラグ座金
63,106 ドラグつまみ
71,122 押圧体
72,121 コイルばね
77 ナット部材
79 ナット収納部
81 つまみ部
82b,127d 凹凸部
101c 装着筒部
Claims (12)
- リール本体に回転自在かつ前後移動自在に装着され先端にスプールが回転不能に装着されたスプール軸と、前記リール本体との間に配置され前記スプールの回転を制動するスピニングリールのドラグ機構であって、
前記スプール軸に対して回転不能な第1ドラグ座金と、
前記第1ドラグ座金と前記スプール軸方向に交互に並べて配置され前記リール本体に対して回転不能な第2ドラグ座金と、
前記リール本体の後部にねじ込まれ、前記両ドラグ座金への押圧量を調整可能な金属製のドラグつまみと、
を備えたスピニングリールのドラグ機構。 - 前記リール本体は、後部に装着筒部を有し、
前記両ドラグ座金は前記装着筒部の内周部に配置され、
前記ドラグつまみは、前記装着筒部を覆うように有底筒状に形成されている、請求項1に記載のスピニングリールのドラグ機構。 - 前記ドラグつまみは、
前記装着筒部に回転自在かつ軸方向移動不能に装着された金属製のつまみ本体と、
前記つまみ本体に回転不能にかつ軸方向移動自在に連結されかつ前記装着筒部の内周部にねじ込まれる金属製の押圧体と、
前記押圧体と前記両ドラグ座金のいずれかとの間に配置されたコイルばねと、
を有する、請求項1又は2に記載のスピニングリールのドラグ機構。 - リール本体に回転不能かつ前後移動自在に装着されたスプール軸と、前記スプール軸の先端に装着されたスプールとの間に配置され前記スプールの回転を制動するスピニングリールのドラグ機構であって、
前記スプールに対して回転不能な第1ドラグ座金と、
前記第1ドラグ座金と前記スプール軸方向に交互に並べて配置され前記スプール軸に対して回転不能な第2ドラグ座金と、
前記スプール軸の前部にねじ込まれ、前記両ドラグ座金への押圧量を調整可能な金属製のドラグつまみと、
を備えたスピニングリールのドラグ機構。 - 前記ドラつまみは、
前記スプール軸の前部にねじ込まれる金属製のつまみ本体と、
前記つまみ本体に回転自在に連結され前記スプール軸に回転不能に装着された金属製の押圧体と、
前記つまみ本体と、前記押圧体との間に配置されたコイルばねと、
を有する、請求項4に記載のスピニングリールのドラグ機構。 - 前記つまみ本体は、
前記スプール軸の前部にねじ込まれる第1金属製のナット部材と、
前記ナット部材が回転不能かつ軸方向移動自在に係合する合成樹脂製のナット収納部と、
前記ナット収納部が回転不能に設けられる第2金属製のつまみ部と、
を有し、
前記押圧体は、前記つまみ本体に抜け止めされ、
前記コイルばねは、前記ナット部材と前記押圧体との間に配置されている、請求項5に記載のスピニングリールのドラグ機構。 - 前記第1金属はステンレス合金であり、前記第2金属は軽合金である、請求項6に記載のスピニングリールのドラグ機構。
- 前記ナット収納部と前記つまみ部とは一体成形されている、請求項6又は7に記載のスピニングリールのドラグ機構。
- 前記ドラグつまみは、アルミニウム合金又はマグネシウム合金製である、請求項1から8のいずれか1項に記載のスピニングリールドラグ機構。
- 前記ドラグつまみは、冷却用の凹凸部を有する、請求項1から9のいずれか1項に記載のスピニングリールのドラグ機構。
- 前記凹凸部は、前記ドラグつまみの前端面又は後端面に形成されている、請求項10に記載のスピニングリールのドラグ機構。
- 前記凹凸部は、前記ドラグつまみを前記スプール軸方向に貫通して形成されている、請求項10又は11に記載のスピニングリールのドラグ機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005131492A JP2006304689A (ja) | 2005-04-28 | 2005-04-28 | スピニングリールのドラグ機構 |
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Family Applications (1)
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JP2005131492A Pending JP2006304689A (ja) | 2005-04-28 | 2005-04-28 | スピニングリールのドラグ機構 |
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2005
- 2005-04-28 JP JP2005131492A patent/JP2006304689A/ja active Pending
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