JP2006304574A - 電源装置およびその制御方法 - Google Patents

電源装置およびその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006304574A
JP2006304574A JP2005126585A JP2005126585A JP2006304574A JP 2006304574 A JP2006304574 A JP 2006304574A JP 2005126585 A JP2005126585 A JP 2005126585A JP 2005126585 A JP2005126585 A JP 2005126585A JP 2006304574 A JP2006304574 A JP 2006304574A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
voltage
storage means
power storage
voltage battery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005126585A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Yoneda
修 米田
Nobuyuki Okabe
信之 岡部
Toshinori Ezaka
俊徳 江坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2005126585A priority Critical patent/JP2006304574A/ja
Publication of JP2006304574A publication Critical patent/JP2006304574A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

【課題】 二つの蓄電装置の状態や発電機の状態に応じて二つの蓄電装置が接続された電圧系間で電力授受を行ない、システム全体のエネルギ効率を向上させる。
【解決手段】 エンジン22が運転されているときには残容量や内部抵抗,開放端子電圧などの低圧バッテリ50や高圧バッテリ60の状態に応じて高圧バッテリ60の残容量SOCを中間値(例えば60%)となるように且つ低圧バッテリ50の充電が優先されるようにオルタネータ42を駆動して低圧バッテリ50を充放電すると共に高圧バッテリ60を充放電し、エンジン22が運転されていないときには残容量や内部抵抗,開放端子電圧などの低圧バッテリ50や高圧バッテリ60の状態に応じて高圧バッテリ60の残容量SOCが100%に近くなるようオルタネータ42を駆動して低圧バッテリ50と高圧バッテリ60とを充電する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電源装置およびその制御方法に関し、詳しくは、内燃機関を備えるシステムに組み込まれる電源装置およびその制御方法に関する。
従来、この種の電源装置としては、走行用のモータジェネレータに水溶液系二次電池を接続すると共に非水系二次電池をDC/DCコンバータを介してモータジェネレータに対して水溶液系二次電池と並列接続するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、非水系二次電池の電圧が水溶液系二次電池の電圧となるようDC/DCコンバータを制御することにより、回生時の電力を十分に受け入れることができるようにしている。
特開2001−313082号公報(図3,図5)
しかしながら、上述の電源装置では、非水系二次電池の電圧が水溶液系二次電池の電圧となるようDC/DCコンバータを制御するから、非水系二次電池の特性と水溶液系二次電池の特性とを十分に考慮するものではないから、全体としての効率が低下する場合が生じる。
本発明の電源装置およびその制御方法では、内燃機関からの動力により発電する発電機と異なる電圧系に接続された二つの蓄電装置を備える電源装置において、二つの蓄電装置の状態や発電機の状態に応じて二つの蓄電装置が接続された電圧系間における電力の授受を行なうことを目的の一つとする。また、本発明の電源装置およびその制御方法では、電源装置が組み込まれるシステム全体のエネルギ効率の向上を図ることを目的の一つとする。さらに、本発明の電源装置およびその制御方法では、電源装置が組み込まれるシステムの状態に応じて二つの蓄電装置の充放電を行なうことによりシステム全体のエネルギ効率を向上させることを目的の一つとする。
本発明の電源装置およびその制御方法は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明の電源装置は、
内燃機関を備えるシステムに組み込まれる電源装置であって、
前記内燃機関からの動力を用いて発電する発電手段と、
前記発電手段からの発電電力が供給される第1電圧系に接続された充放電可能な第1蓄電手段と、
前記第1電圧系とは電圧が異なる第2電圧系に接続された充放電可能な第2蓄電手段と、
前記第1電圧系への出力電圧を調整する第1電圧調整部と前記第2電圧系への出力電圧を調整する第2電圧調整部とを有し、前記第1電圧調整部による前記第1電圧系への出力電圧の調整と前記第2電圧調整部による前記第2電圧系への出力電圧の調整とにより前記第1電圧系と前記第2電圧系との間で電力の授受を行なう電力授受手段と、
前記第1蓄電手段の状態と前記第2蓄電手段の状態とに基づいて前記第1電圧系と前記第2電圧系との間の電力の授受が行なわれるよう前記発電手段と前記電力授受手段とを制御する制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の電源装置では、内燃機関からの動力を用いて発電する発電手段の第1電圧系に接続された充放電可能な第1蓄電手段の状態と、第1電圧系とは電圧が異なる第2電圧系に接続された充放電可能な第2蓄電手段の状態とに基づいて、第1電圧系と第2電圧系との間の電力の授受が行なわれるよう発電手段と第1電圧系と第2電圧系との間で電力の授受を行なう電力授受手段とを制御する。これにより、第1蓄電手段の特性と第2蓄電手段の特性に応じて第1蓄電手段と第2蓄電手段とを充放電することができる。この結果、効率よく充放電可能な蓄電手段を用いて充放電することにより、電源装置が組み込まれるシステム全体のエネルギ効率を向上させることができる。
こうした本発明の電源装置において、前記発電手段の駆動状態に基づいて該発電手段の最大発電電力を演算する最大発電電力演算手段と、前記第1電圧系に接続された電力消費機器により消費される消費電力を演算する消費電力演算手段と、を備え、前記制御手段は、前記演算された最大発電電力が所定発電電力未満であり且つ前記演算された消費電力が所定消費電力以上のときには前記第1電圧系から前記第2電圧系への電力の供給が制限されるよう前記電力授受手段を制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、第1電圧系に接続された電力消費機器への電力供給をより十分に行なうことができる。この場合、前記制御手段は、前記第2電圧系への電力の供給の制限として前記第2電圧調整部による前記第2電圧系への出力電圧が前記第2蓄電手段の出力電圧近傍となるよう前記電力授受手段を制御する手段であるものとすることでもきる。
また、本発明の電源装置において、前記第1蓄電手段は水溶液系二次電池であり、前記第2蓄電手段は非水系二次電池であり、前記第2電圧系は前記第1電圧系より高い電圧であるものとすることもできる。この場合、前記制御手段は、前記内燃機関の燃料噴射が行なわれて該内燃機関から動力を出力しているときには、前記第2蓄電手段の蓄電量が所定蓄電量より大きいときには該第2蓄電手段が放電され該第2蓄電手段の蓄電量が前記所定蓄電量より小さいときには該第2蓄電手段が充電されるように前記発電手段と前記電力授受手段とを制御し、前記内燃機関の燃料噴射が停止された状態で該内燃機関が回転しているときには前記第2蓄電手段が満充電に近づくように前記発電手段と前記電力授受手段とを制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、内燃機関の運転状態に応じて第2蓄電手段の充放電を行なうことができる。更にこの場合、前記制御手段は、前記内燃機関の運転の状態に拘わらず、前記第1蓄電手段が満充電に近づくように前記発電手段と前記電力授受手段とを制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、第1蓄電手段を満充電に近い状態にすることができる。
こうした内燃機関の運転状態に応じて第2蓄電手段を充放電する態様の本発明の電源装置において、前記第1蓄電手段の状態に基づいて該第1蓄電手段を充電すべき目標充電電力を設定する目標充電電力設定手段と、前記第2蓄電手段の状態に基づいて該第2蓄電手段を充放電すべき目標充放電電力を設定する目標充放電電力設定手段と、を備え、前記制御手段は、前記設定された目標充電電力の範囲内で前記第1蓄手段が充電されると共に前記設定された目標充放電電力の範囲内で前記第2蓄電手段が充放電されるよう制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、第1蓄電手段を過充電したり第2蓄電手段を過充放電したりするのを抑制することができる。
また、内燃機関の運転状態に応じて第2蓄電手段を充放電する態様の本発明の電源装置において、前記制御手段は、前記第1蓄電手段が優先的に充電されるよう制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、第1蓄電手段を優先的に充電することができる。
さらに、内燃機関の運転状態に応じて第2蓄電手段を充放電する態様の本発明の電源装置において、前記内燃機関の燃料噴射が停止された状態で該内燃機関が回転する非運転回転状態を予測する非運転回転状態予測手段を備え、前記制御手段は、前記非運転回転状態予測手段により前記非運転回転予測状態が予測されたときには、前記第2電圧系から前記第1電圧系に電力が供給されるよう前記電力授受手段を制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、第2蓄電手段における電力の受け入れ容量が増加するから、より多くの運動エネルギを電力として効率よく蓄えることができる。この結果、電源装置が組み込まれるシステム全体のエネルギ効率を向上させることができる。この場合、前記システムは車両であり、前記非運転回転状態予測手段は車速が所定車速以上のときに非運転回転状態を予測する手段であるものとすることもできる。
本発明の電源装置において、前記電力授受手段は、前記第1電圧調整部として前記第1電圧系への出力電圧を調整可能な第1のDC/DCコンバータと、前記第2電圧調整部として前記第2電圧系への出力電圧を調整可能な第2のDC/DCコンバータとを備える手段であるものとすることもできる。
本発明の電源装置の制御方法は、
内燃機関からの動力を用いて発電する発電手段と、前記発電手段からの発電電力が供給される第1電圧系に接続された充放電可能な第1蓄電手段と、前記第1電圧系とは電圧が異なる第2電圧系に接続された充放電可能な第2蓄電手段と、前記第1電圧系への出力電圧を調整する第1電圧調整部と前記第2電圧系への出力電圧を調整する第2電圧調整部とを有し前記第1電圧調整部による前記第1電圧系への出力電圧の調整と前記第2電圧調整部による前記第2電圧系への出力電圧の調整とにより前記第1電圧系と前記第2電圧系との間で電力の授受を行なう電力授受手段と、を備える電源装置の制御方法であって、
前記内燃機関の燃料噴射が行なわれて該内燃機関から動力を出力しているときには、前記第1蓄電手段については満充電に近づくように且つ前記第2蓄電手段については該第2蓄電手段の蓄電量が所定蓄電量より大きいときには該第2蓄電手段が放電され該第2蓄電手段の蓄電量が前記所定蓄電量より小さいときには該第2蓄電手段が充電されるように前記発電手段と前記電力授受手段とを制御し、
前記内燃機関の燃料噴射が停止された状態で該内燃機関が回転しているときには、前記第1蓄電手段も前記第2蓄電手段も共に満充電に近づくように前記発電手段と前記電力授受手段とを制御する
ことを要旨とする。
この本発明の電源装置の制御方法では、内燃機関の燃料噴射が行なわれて内燃機関から動力を出力しているときには、内燃機関からの動力を用いて発電する発電手段の第1電圧系に接続された充放電可能な第1蓄電手段については満充電に近づくように、第1電圧系とは電圧が異なる第2電圧系に接続された充放電可能な第2蓄電手段については第2蓄電手段の蓄電量が所定蓄電量より大きいときには第2蓄電手段が放電され第2蓄電手段の蓄電量が所定蓄電量より小さいときには第2蓄電手段が充電されるように、発電手段と第1電圧系と第2電圧系との間で電力の授受を行なう電力授受手段とを制御し、内燃機関の燃料噴射が停止された状態で内燃機関が回転しているときには、第1蓄電手段も第2蓄電手段も共に満充電に近づくように発電手段と電力授受手段とを制御する。したがって、内燃機関の状態に応じて第1蓄電手段を充電すると共に第2蓄電手段を充放電することができる。第1蓄電手段として電解質として液体を用いる液系二次電池を用い、第2蓄電手段として電解質として液体を用いない非液系二次電池を用いるものとすれば、電源装置が組み込まれるシステム全体のエネルギ効率を向上させることもできる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての電源装置40を搭載する自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例の自動車20は、図示するように、ガソリンにより駆動するエンジン22と、エンジン22からの動力を変速してデファレンシャルギヤ36を介して駆動輪38a,38bに出力するオートマチックトランスミッション24と、エンジン22やオートマチックトランスミッション24を制御する駆動用電子制御ユニット(以下、駆動用ECUという)28と、電源装置40と、を備える。
駆動用ECU28は、図示しないCPUを中心とするマイクロコンピュータとして構成されている。駆動用ECU28の図示しない入力ポートには、シフトポジションセンサ30からのシフトポジションSPや車速センサ32からの車速Vなどエンジン22やオートマチックトランスミッション24をコントロールするのに必要なデータがエンジン22やオートマチックトランスミッション24に取り付けられた各種センサから入力されている。また、駆動用ECU28の図示しない出力ポートからは、エンジン22をクランキングするスタータモータ26への駆動信号やエンジン22やオートマチックトランスミッション24の各種アクチュエータへの駆動信号,操舵装置(EPS)34への駆動信号などが出力されている。
電源装置40は、エンジン22のクランクシャフトに掛けられたベルト23によりその回転軸が接続されてエンジン22からの動力を用いて発電するオルタネータ42と、オルタネータ42に整流回路44を介して接続された低圧系の電力ライン46に接続されてオルタネータ42からの発電電力を充電すると共にスタータモータ26などの補機に電力を供給可能な低圧バッテリ50と、低圧系の電力ライン46に充電用DC/DCコンバータ56を介して接続されると共に同じく低圧系の電力ライン46にリレー68と放電用DC/DCコンバータ66とを介して接続された高圧バッテリ60と、電源装置40全体を制御する電源用電子制御ユニット70と、を備える。
低圧バッテリ50は、水溶液系の二次電池、例えば定格出力電圧が12Vの鉛蓄電池として構成されており、高圧バッテリ60は、非水系の二次電池、例えばリチウム二次電池として構成されている。なお、高圧バッテリ60が接続された高圧系の電力ライン48には、操舵装置(EPS)34が接続されており、操舵装置(EPS)34に高圧系から電力供給するようになっている。
電源用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロコンピュータとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムなどを記憶するROM74や一時的にデータを記憶するRAM76,図示しない入出力ポートや通信ポートを備える。電源用電子制御ユニット70には、オルタネータ42に取り付けられた温度センサ43からのオルタネータ温度Taやオルタネータ42に取り付けられた図示しない回転数センサからのオルタネータ回転数Na,低圧バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの低圧バッテリ温度Tb1や低圧バッテリ50の出力端子間に取り付けられた電圧センサ52からの低圧バッテリ電圧Vb1,低圧バッテリ50の出力端子近傍の電力ライン46に取り付けられた電流センサ54からの低圧バッテリ電流Ib1,低圧バッテリ50に取り付けられた温度センサ61からの高圧バッテリ温度Tb2,高圧バッテリ60の出力端子間に取り付けられた電圧センサ62からの高圧バッテリ電圧Vb2,高圧バッテリ60の出力端子近傍の電力ライン48に取り付けられた電流センサ64からの高圧バッテリ電流Ib2などが入力ポートを介して入力されている。また、電源用電子制御ユニット70からは、充電用DC/DCコンバータ56への制御信号や放電用DC/DCコンバータ66への制御信号,リレー68への駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。更に、電源用電子制御ユニット70は、駆動用ECU28と通信しており、必要に応じて駆動用ECU28とデータのやりとりを行なう。
次に、こうして構成された実施例の電源装置40の動作について説明する。図2および図3は、電源装置40の電源用電子制御ユニット70により実行される電力制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは所定時間毎(例えば、数msec毎)に繰り返し実行される。
電力制御ルーチンが実行されると、電源用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、温度センサ51からの低圧バッテリ温度Tb1や温度センサ61からの高圧バッテリ温度Tb2,低圧バッテリ50の残容量SOC1,高圧バッテリ60の残容量SOC2,オルタネータ42の回転数Na,温度センサ43からのオルタネータ温度Ta,スタータモータ26などの補機の駆動状態,エンジン22の運転状態,車速V,シフトポジションSPなど電力制御に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、低圧バッテリ50の残容量SOC1や高圧バッテリ60の残容量SOC2は、電流センサ54,64により検出された低圧バッテリ電流Ib1や高圧バッテリ電流Ib2の積算値に基づいて演算したものを入力するものとした。補機の駆動状態は、電源装置40の低圧系から電力供給を受けている補機のオンオフ状態を駆動用ECU28から通信により入力するものとした。エンジン22の運転状態としては燃料噴射制御や点火制御を行なってエンジン22から動力を出力して走行している状態にあるかエンジン22への燃料カットを実行していわゆるエンジンブレーキを作用させている状態にあるかを駆動用ECU28から通信により入力するものとした。車速VやシフトポジションSPは、駆動用ECU28に入力されたものを通信により入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、入力したオルタネータ回転数Naとオルタネータ温度Taとに基づいてオルタネータ42により現在発電可能な最大発電電力Pamaxを計算すると共に(ステップS110)、オン状態にある補機の定格消費電力を総和して駆動状態に基づいて補機により消費される補機消費電力Phを計算する(ステップS120)。ここで、最大発電電力Pamaxについては、実施例では、オルタネータ回転数Naとオルタネータ温度Taと最大発電電力Pamaxとの関係を実験などにより求めて予めマップとしてROM74に記憶しておき、オルタネータ回転数Naとオルタネータ温度Taとが与えられるとマップから対応する最大発電電力Pamaxを導出することにより計算するものとした。オルタネータ回転数Naとオルタネータ温度Taと最大発電電力Pamaxとの関係の一例を図4に示す。
次に、入力した低圧バッテリ50の残容量SOC1と低圧バッテリ温度Tb1とに基づいて低圧バッテリ50の内部抵抗R1を、高圧バッテリ60の残容量SOC1と高圧バッテリ温度Tb2とに基づいて高圧バッテリ60の内部抵抗R2を計算すると共に(ステップS130)、低圧バッテリ50の残容量SOC1に基づいて低圧バッテリ50の開放端子電圧OCV1を、高圧バッテリ60の残容量SOC2に基づいて高圧バッテリ60の開放端子電圧OCV2を計算する(ステップS140)。内部抵抗R1,R2については、実施例では、残容量SOCとバッテリ温度Tbと内部抵抗Rとの関係を低圧バッテリ50と高圧バッテリ60とに対して各々実験などにより求めて予めマップとしてROM74に記憶しておき、残容量SOCやバッテリ温度Tbが与えられると、マップから対応する内部抵抗Rを導出することにより計算するものとした。残容量SOCとバッテリ温度Tbと内部抵抗Rとの関係の一例を図5に示す。また、開放端子電圧OCV1,OCV2については、実施例では、残容量SOCと開放端子電圧OCVとの関係を低圧バッテリ50と高圧バッテリ60とに対して各々実験などにより求めて予めマップとしてROM74に記憶しておき、残容量SOCが与えられると、マップから対応する開放端子電圧OCVを導出することにより計算するものとした。残容量SOCと開放端子電圧OCVとの関係の一例を図6に示す。
続いて、エンジン22の運転状態からエンジン22が運転中であるか否かを判定する(ステップS150)。エンジン22が運転中であるときには、低圧バッテリ50の残容量SOC1に基づいて低圧バッテリ50を充電するための目標充電電力Pb1*を設定すると共に(ステップS160)、高圧バッテリ60の残容量SOC2に基づいて高圧バッテリ60を充放電するための仮充放電電力Pb2を設定し(ステップS170)、設定した目標充電電力Pb1*と仮充放電電力Pb2と補機消費電力Phとの和として必要発電電力Parqを計算する(ステップS180)。ここで、目標充電電力Pb1*は、実施例では、低圧バッテリ50の残容量SOC1と目標充電電力Pb1*との関係を予め定めてマップとしてROM74に記憶しておき、低圧バッテリ50の残容量SOC1が与えられると、マップから対応する目標充電電力Pb1*を導出することにより設定するものとした。低圧バッテリ50の残容量SOC1と目標充電電力Pb1*との関係の一例を図7に示す。図7の例では、目標充電電力Pb1*は、低圧バッテリ50の残容量SOC1が100%近くになるまでは一定の電力が設定され、残容量SOC1が100%に近づくと電力が値0に近づくように設定される。仮充放電電力Pb2は、実施例では、エンジン22が運転されている際の高圧バッテリ60の残容量SOC2と仮充放電電力Pb2との関係を予め定めてマップとしてROM74に記憶しておき、高圧バッテリ60の残容量SOC2が与えられると、マップから対応する仮充放電電力Pb2を導出することにより設定するものとした。エンジン22が運転されている際の高圧バッテリ60の残容量SOC2と仮充放電電力Pb2との関係の一例を図8に示す。図8の例では、仮充放電電力Pb2は、高圧バッテリ60の残容量SOC2が中間値(例えば60%)未満のときには高圧バッテリ60を充電する電力が設定され、高圧バッテリ60の残容量SOC2が中間値(例えば60%)以上のときには高圧バッテリ60を放電させる電力が設定される。このように、高圧バッテリ60の残容量SOC2が中間値以上のときに高圧バッテリ60を放電させるのは、いわゆるエンジンブレーキを作用させたときに車両の運動エネルギを電力として回生し、高圧バッテリ60に蓄えるためである。この点については後述する。
そして、計算した必要発電電力Parqが負の値であるか否か或いは最大発電電力Pamax未満であるか否かを判定する(ステップS190)。必要発電電力Parqが負の値であるときには、オルタネータ42による発電は不要と判断し、オルタネータ42の目標発電電力Pa*に値0を設定すると共に(ステップS200)、低圧バッテリ50の目標充電電力Pb1*と補機消費電力Phとの和に対して符号を反転させて高圧バッテリ60を充放電するための目標充放電電力Pb2*として設定する(ステップS210)。即ち、オルタネータ42の発電を停止し、高圧バッテリ60からの放電により低圧バッテリ50の目標充電電力Pb1*と補機消費電力Phとを賄うのである。必要発電電力Parqが値0以上で最大発電電力Pamax以下のときには、必要発電電力Parqをオルタネータ42の目標発電電力Pa*として設定すると共に(ステップS220)、仮充放電電力Pb2を高圧バッテリ60の目標充放電電力Pb2*として設定する(ステップS230)。即ち、必要発電電力Parqをオルタネータ42で発電し、目標充電電力Pb1*による低圧バッテリ50の充電と仮充放電電力Pb2による高圧バッテリ60の充放電とを伴って補機消費電力Phを賄うのである。また、必要発電電力Parqが最大発電電力Pamaxより大きいときには、オルタネータ42により必要発電電力Parqを発電することはできないから、最大発電電力Pamaxをオルタネータ42の目標発電電力Pa*として設定すると共に(ステップS240)、最大発電電力Pamaxから目標充電電力Pb1*と補機消費電力Phとを減じた値を目標充放電電力Pb2*として設定する(ステップS250)。即ち、必要発電電力Parqに対する発電電力の不足分を高圧バッテリ60の充放電で賄って目標充電電力Pb1*による低圧バッテリ50の充電と補機消費電力Phを賄うのである。このように、低圧バッテリ50の充電を高圧バッテリ60の充放電に対して優先的に行なうのは、実施例では、低圧バッテリ50の方が容量が小さいことと、鉛蓄電池は満充電の状態の方が残容量SOC1が中間値となる状態より劣化が遅く、逆に、リチウム二次電池はその残容量SOC2が中間値となる状態の方が満充電の状態より劣化が遅いことに基づく。
こうしてオルタネータ42の目標発電電力Pa*と低圧バッテリ50の目標充電電力Pb1*と高圧バッテリ60の目標充放電電力Pb2*とを設定すると、目標充放電電力Pb2*の符号を調べ(ステップS430)、目標充放電電力Pb2*が値0以上のときには、放電用DC/DCコンバータ66の作動は不要であるから、リレー68をオフすると共に放電用DC/DCコンバータ66の作動を停止し(ステップS440)、高圧バッテリ60の開放端子電圧OCV2と内部抵抗R2とに基づいて高圧バッテリ60が目標充放電電力Pb2*で充電されるよう充電用DC/DCコンバータ56の出力電圧Vout2を計算すると共に(ステップS450)、低圧バッテリ50の開放端子電圧OCV1と内部抵抗R1とに基づいて低圧バッテリ50が目標充電電力Pb1*で充電されるようオルタネータ42の出力電圧Vaを計算し(ステップS460)、高圧系の電力ライン48に計算した出力電圧Vout2が出力されるよう充電用DC/DCコンバータ56を制御すると共に目標発電電力Pa*が出力電圧Vaで出力されるようオルタネータ42を制御して(ステップS470)、本ルーチンを終了する。充電用DC/DCコンバータ56は、高圧バッテリ60を目標充放電電力Pb2*で充電するようその出力電圧Vout2を設定すればよいから、高圧バッテリ60の充電側の特性曲線(IV曲線)に対して目標充放電電力Pb2*となる電圧を出力電圧Vout2とすることができる。図9に充電用DC/DCコンバータ56の出力電圧Vout2を設定する様子の一例を示す。オルタネータ42は、低圧バッテリ50を目標充電電力Pb1*で充電するようその出力電圧Vaを設定すればよいから、低圧バッテリ50の充電側の特性曲線(IV曲線)に対して目標充電電力Pb1*となる電圧を出力電圧Vaとすることができる。図10にオルタネータ42の出力電圧Vaを設定する様子の一例を示す。なお、オルタネータ42の制御は、目標発電電力Pa*と出力電圧Vaから発電電流Iaを求め、出力電圧Vaと発電電流Iaとなるよう界磁電流Ifを調整することにより行なうことができる。また、実施例では、高圧バッテリ60の充電側の特性曲線(IV曲線)に対して目標充放電電力Pb2*となる電圧を充電用DC/DCコンバータ56の出力電圧Vout2として設定したり、低圧バッテリ50の充電側の特性曲線(IV曲線)に対して目標充電電力Pb1*となる電圧をオルタネータ42の出力電圧Vaとして設定するものとしたが、実際の充放電電力Pb1,Pb2を検出し、検出した充放電電力Pb1、Pb2が目標充放電電力Pb1*,Pb2*となるよう充電用DC/DCコンバータ56の出力電圧Vout2やオルタネータ42の出力電圧Vaをフィードバック制御するものとしてもよい。
ステップS430で目標充放電電力Pb2*が負の値であると判定されると、高圧バッテリ60を放電する必要から、リレー68をオンとすると共に充電用DC/DCコンバータ56の作動を停止し(ステップS480)、低圧バッテリ50の開放端子電圧OCV1と内部抵抗R1とに基づいて低圧バッテリ50が目標充電電力Pb1*で充電されるよう放電用DC/DCコンバータ66の出力電圧Vout1を計算すると共に(ステップS490)、計算した出力電圧Vout1をオルタネータ42の出力電圧Vaに設定し(ステップS500)、低圧系の電力ライン46に計算した出力電圧Vout1が出力されるよう放電用DC/DCコンバータ66を制御すると共に目標発電電力Pa*が出力電圧Vaで出力されるようオルタネータ42を制御して(ステップS510)、本ルーチンを終了する。放電用DC/DCコンバータ66は、低圧バッテリ50を目標充電電力Pb1*で充電するようその出力電圧Vout1を設定すればよいから、図10に例示したように、低圧バッテリ50の充電側の特性曲線(IV曲線)に対して目標充電電力Pb1*となる電圧を出力電圧Vout1とすることができる。なお、実施例では、低圧バッテリ50が目標充電電力Pb1*で充電されるよう放電用DC/DCコンバータ66の出力電圧Vout1を計算すると共に計算した出力電圧Vout1をオルタネータ42の出力電圧Vaに設定して放電用DC/DCコンバータ66とオルタネータ42とを制御するものとしたが、実際の充放電電力Pb1,Pb2を検出し、検出した充放電電力Pb1,Pb2が目標充放電電力Pb1*、Pb2*となるよう放電用DC/DCコンバータ66の出力電圧Vout1やオルタネータ42の出力電圧Vaをフィードバック制御するものとしてもよい。
このように、エンジン22が運転されている最中では、残容量SOC1や内部抵抗R1,開放端子電圧OCV1などの低圧バッテリ50の状態に応じて低圧バッテリ50を充電すると共に残容量SOC2や内部抵抗R2,開放端子電圧OCV2などの高圧バッテリ60の状態に応じて高圧バッテリ60を充放電することができる。しかも、オルタネータ42の最大発電電力Pamaxの範囲内で必要発電電力Parqをオルタネータ42により発電するから、オルタネータ42を過剰に駆動することがない。この結果、車両のエネルギ効率を向上させることができる。また、低圧バッテリ50を優先的に充電すると共に高圧バッテリ60を残容量SOC2が中間値(例えば60%)となるよう充放電するから、低圧バッテリ50の特性と高圧バッテリ60の特性とに応じて低圧バッテリ50と高圧バッテリ60とを充放電することができる。この結果、充放電の効率を良好なものとすることができる。さらに、高圧バッテリ60を残容量SOC2が中間値(例えば60%)となるよう充放電するから、車両の運動エネルギを電力として回生したときの受入容量を確保することができる。この結果、車両のエネルギ効率を向上させることができる。
ステップS150でエンジン22が運転中でない、即ち、燃料噴射制御を実施していないと判定されたときには、シフトポジションSPが走行用のポジションであるか否かを判定し(ステップS260)、走行用のポジションにないとき、即ちニュートラル(Nポジション)や駐車ポジション(Pポジション)のときには、オルタネータ42による発電は不能と判断し、オルタネータ42の目標発電電力Pa*に値0を設定すると共に低圧バッテリ50の目標充電電力Pb1*や高圧バッテリ60の目標充放電電力Pb2*にも値0を設定する(ステップS270,S290)。即ち、オルタネータ42による発電もしなければ、低圧バッテリ50の充電も行なわず、高圧バッテリ60の充放電も行なわないのである。
一方、シフトポジションSPが走行用のポジションであると判定されると、図7に例示した目標充電電力Pb1*の設定と同様に低圧バッテリ50の残容量SOC1に基づいて仮充電電力Pb1を設定すると共に(ステップS300)、高圧バッテリ60の残容量SOC2に基づいて仮充放電電力Pb2を設定し(ステップS310)、設定した仮充電電力Pb1と仮充放電電力Pb2と補機消費電力Phとの和として必要発電電力Parqを計算する(ステップS320)。ここで、仮充放電電力Pb2は、実施例では、エンジン22が燃料カットされている際の高圧バッテリ60の残容量SOC2と仮充放電電力Pb2との関係を予め定めてマップとしてROM74に記憶しておき、高圧バッテリ60の残容量SOC2が与えられると、マップから対応する仮充放電電力Pb2を導出することにより設定するものとした。エンジン22が燃料カットされている際の高圧バッテリ60の残容量SOC2と仮充放電電力Pb2との関係の一例を図11に示す。図11の例では、仮充放電電力Pb2は、高圧バッテリ60の残容量SOC2が100%近くなるまでは一定の電力が設定され、残容量SOC2が100%に近づくと電力が値0に近づくように設定される。エンジン22が燃料カットされシフトポジションSPが走行用のポジションであるときは、いわゆるエンジンブレーキを作用させているときである。このとき、オルタネータ42を作動させて発電し、低圧バッテリ50や高圧バッテリ60に蓄えれば、車両の運動エネルギを電力として回生して蓄えることになるから、車両全体としてのエネルギ効率が向上することになる。実施例では、できるだけ多くの運動エネルギを電力として回生して蓄えるために、エンジン22が運転されている際の高圧バッテリ60の残容量SOC2を調整すると共にエンジン22が燃料カットされている際には仮充放電電力Pb2を充電側の値に設定しているのである。
そして、最大発電電力Pamaxが仮充電電力Pb1と補機消費電力Phの和以上であるか否か或いは最大発電電力Pamaxが計算した必要発電電力Parq以下か否かを判定する(ステップS330)。最大発電電力Pamaxが仮充電電力Pb1と補機消費電力Phの和未満のときには、最大発電電力Pamaxをオルタネータ42の目標発電電力Pa*として設定すると共に(ステップS340)、最大発電電力Pamaxから補機消費電力Phを減じた値を低圧バッテリ50の目標充電電力Pb1*として設定し(ステップS350)、高圧バッテリ60の目標充放電電力Pb2*に値0を設定する(ステップS360)。即ち、オルタネータ42からの最大発電電力Pamaxで補機消費電力Phを賄いながら残余の発電電力で低圧バッテリ50を充電するのである。最大発電電力Pamaxが仮充電電力Pb1と補機消費電力Phとの和以上で必要発電電力Parq以下のときには、最大発電電力Pamaxをオルタネータ42の目標発電電力Pa*として設定すると共に(ステップS370)、仮充電電力Pb1を低圧バッテリ50の目標充電電力Pb1*として設定し(ステップS380)、最大発電電力Pamaxから仮充電電力Pb1と補機消費電力Phとを減じた値を高圧バッテリ60の目標充放電電力Pb2*として設定する(ステップS390)。即ち、オルタネータ42からの最大発電電力Pamaxで補機消費電力Phを賄うと共に低圧バッテリ50を仮充電電力Pb1で充電し、残余の発電電力で高圧バッテリ60を充電するのである。また、最大発電電力Pamaxが必要発電電力Parqより大きいときには、必要発電電力Parqをオルタネータ42の目標発電電力Pa*として設定すると共に(ステップS400)、仮充電電力Pb1を低圧バッテリ50の目標充電電力Pb1*として設定し(ステップS410)、仮充放電電力Pb2を高圧バッテリ60の目標充放電電力Pb2*として設定する(ステップS420)。即ち、オルタネータ42により必要発電電力Parqを発電し、その発電電力で補機消費電力Phを賄い、低圧バッテリ50を仮充電電力Pb1で充電すると共に高圧バッテリ60を仮充放電電力Pb2で充電するのである。
こうしてオルタネータ42の目標発電電力Pa*や低圧バッテリ50の目標充電電力Pb1*,高圧バッテリ60の目標充放電電力Pb2*を設定すると、上述したステップS430以降の処理を実行して本ルーチンを終了する。
このように、エンジン22が運転されていないときには、シフトポジションSPが走行用のポジションにあるときには、車両の運動エネルギの一部をオルタネータ42により電力として回生し、残容量SOC1や内部抵抗R1,開放端子電圧OCV1などの低圧バッテリ50の状態に応じて低圧バッテリ50を充電すると共に残容量SOC2や内部抵抗R2,開放端子電圧OCV2などの高圧バッテリ60の状態に応じて高圧バッテリ60を充電することができる。この結果、車両のエネルギ効率を向上させることができる。しかも、エンジン22が運転されているときには高圧バッテリ60の残容量SOC2を中間値(例えば60%)となるように高圧バッテリ60を充放電し、エンジン22が運転されていないときには残容量SOC2が100%に近くなるようできるだけ多くの電力を用いて高圧バッテリ60を充電するから、車両の運動エネルギの多くを電力として蓄えることができ、車両のエネルギ効率をより向上させることができる。また、オルタネータ42の最大発電電力Pamaxの範囲内で必要発電電力Parqをオルタネータ42により発電して低圧バッテリ50と高圧バッテリ60とを充電するから、低圧バッテリ50や高圧バッテリ60を過大な電力で充電したり過充電することがない。また、低圧バッテリ50を優先的に充電するから、低圧バッテリ50の特性と高圧バッテリ60の特性とに応じて低圧バッテリ50と高圧バッテリ60とを充電することができる。
以上説明した実施例の電源装置40によれば、残容量SOC1や内部抵抗R1,開放端子電圧OCV1などの低圧バッテリ50の状態に応じて低圧バッテリ50を充電すると共に残容量SOC2や内部抵抗R2,開放端子電圧OCV2などの高圧バッテリ60の状態に応じて高圧バッテリ60を充電することができる。しかも、オルタネータ42の最大発電電力Pamaxの範囲内で必要発電電力Parqをオルタネータ42により発電して低圧バッテリ50と高圧バッテリ60とを充放電するから、オルタネータ42を過剰に駆動することを抑制することができると共に低圧バッテリ50や高圧バッテリ60を過大な電力で充電したり過充電することがない。この結果、車両のエネルギ効率を向上させることができると共に低圧バッテリ50や高圧バッテリ60の劣化を抑制することできる。また、エンジン22が運転されているときには高圧バッテリ60の残容量SOC2を中間値(例えば60%)となるように高圧バッテリ60を充放電し、エンジン22が運転されていないときには残容量SOC2が100%に近くなるようできるだけ大きな電力を用いて高圧バッテリ60を充電するから、車両の運動エネルギの多くを電力として蓄えることができ、車両のエネルギ効率をより向上させることができる。さらに、低圧バッテリ50を優先的に充電するから、低圧バッテリ50の特性と高圧バッテリ60の特性とに応じて低圧バッテリ50と高圧バッテリ60とを充放電することができる。この結果、充放電の効率を良好なものとすることができる。
実施例の電源装置40では、残容量SOC1や内部抵抗R1,開放端子電圧OCV1などの低圧バッテリ50の状態に応じて低圧バッテリ50を充電すると共に残容量SOC2や内部抵抗R2,開放端子電圧OCV2などの高圧バッテリ60の状態に応じて高圧バッテリ60を充電するものとしたが、低圧バッテリ50の状態や高圧バッテリ60の状態を考慮すればよいから、低圧バッテリ50や高圧バッテリ60の状態を示すパラメータとして残容量SOC1,SOC2や内部抵抗R1,R2,開放端子電圧OCV1,OCV2などに限られず、如何なるパラメータを用いるものとしてもよいし、これらのパラメータの一部だけを用いるものとしても構わない。
実施例の電源装置40では、オルタネータ42の最大発電電力Pamaxの範囲内で必要発電電力Parqをオルタネータ42により発電するようオルタネータ42を駆動するものとしたが、オルタネータ42の駆動は、最大発電電力Pamaxや必要発電電力Parqの範囲内であればよいから、更にオルタネータ42の発電効率の高い電力を発電するようオルタネータ42を駆動するなど、他の電力を発電するようオルタネータ42を駆動するものとしても構わない。
実施例の電源装置40では、エンジン22が運転されているときには高圧バッテリ60の残容量SOC2を中間値(例えば60%)となるように高圧バッテリ60を充放電し、エンジン22が運転されていないときには残容量SOC2が100%に近くなるようできるだけ多くの電力を用いて高圧バッテリ60を充電するものとしたが、エンジン22が運転されているときの高圧バッテリ60の残容量SOC2の目標値は60%に限られず、50%や70%など中間値であれば如何なる値としても構わない。また、エンジン22が運転されていないときに残容量SOC2が100%に近くなるようできるだけ大きな電力を用いて高圧バッテリ60を充電するものに限られず、残容量SOC2が90%や95%程度に近づくように高圧バッテリ60を充電するものとしてもよいし、高圧バッテリ60を充電可能な電力の最大値より小さな電力で高圧バッテリ60を充電するものとしても構わない。
実施例の電源装置40では、低圧バッテリ50を優先的に充電するものとしたが、低圧バッテリ50の状態や高圧バッテリ60の状態に応じて低圧バッテリ50を優先的に充電しないものとしても構わない。例えば、エンジン22が運転されていないときには、低圧バッテリ50の残容量SOC1がある程度以上であることを条件に高圧バッテリ60を優先的に充電するものとしてもよい。こうすれば、充放電効率の高い高圧バッテリ60を優先的に用いることになるから、車両のエネルギ効率を更に向上させることができる。
実施例の電源装置40では、エンジン22の運転状態や低圧バッテリ50の状態,高圧バッテリ60の状態に基づいて低圧バッテリ50や高圧バッテリ60を充放電するものとしたが、これに加えて、オルタネータ42の状態やスタータモータ26などの補機の駆動状態に基づいて低圧バッテリ50や高圧バッテリ60を充放電するものとしても構わない。例えば、オルタネータ42による最大発電電力Pamaxが小さく、補機消費電力Phが大きいときには高圧バッテリ60の充電を制限して低圧バッテリ50が接続された低圧系に多くの発電電力が供給されるようにしてもよい。この場合の電力制御ルーチンの一例を図12に示す。図12のルーチンでは、最大発電電力Pamaxが閾値Paref未満で補機消費電力Phが閾値Phref以上のときには(ステップS600,S610)、高圧バッテリ60の開放端子電圧OCV2を充電用DC/DCコンバータ56の出力電圧Vout2に設定すると共に(ステップS620)、最大発電電力Pamaxを発電する電圧をオルタネータ42の出力電圧Vaに設定し(ステップS630)、出力電圧Vout2で作動するよう充電用DC/DCコンバータ56を制御すると共に出力電圧Vaで最大発電電力Pamaxの電力を発電するようオルタネータ42を制御して(ステップS640)、本ルーチンを終了する。こうすれば、オルタネータ42の最大発電電力Pamaxが小さく補機消費電力Phが大きいときにはオルタネータ42の発電電力の多くを低圧系に供給することができる。なお、この場合、最大発電電力Pamaxが閾値Paref以上のときや補機消費電力Phが閾値Phref未満のときには、図2に示した電力制御ルーチンのステップS150以降の処理を実行すればよい。
実施例では、内燃機関を備えるシステムとしてエンジン22を搭載した自動車20に電源装置40を搭載するものとしたが、内燃機関を備えるシステムであれば如何なるシステムに対しても電源装置40を組み込むことができるから、内燃機関を備える自動車に限定されるものではなく、自動車以外の車両や船舶,航空機などの移動体に組み込まれるものとしてもよいし、建設機械などの移動しないシステムに組み込まれるものとしてもよい。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、電源装置の製造産業などに利用可能である。
本発明の一実施例としての電源装置40を搭載する自動車20の構成の概略を示す構成図である。 電源用電子制御ユニット70により実行される電力制御ルーチンの一部の一例を示すフローチャートである。 電源用電子制御ユニット70により実行される電力制御ルーチンの一部の一例を示すフローチャートである。 オルタネータ回転数Naとオルタネータ温度Taと最大発電電力Pamaxとの関係の一例を示す説明図である。 残容量SOCとバッテリ温度Tbと内部抵抗Rとの関係の一例を示す説明図である。 残容量SOCと開放端子電圧OCVとの関係の一例を示す説明図である。 低圧バッテリ50の残容量SOC1と目標充電電力Pb1*との関係の一例を示す説明図である。 エンジン22が運転されている際の高圧バッテリ60の残容量SOC2と仮充放電電力Pb2との関係の一例を示す説明図である。 充電用DC/DCコンバータ56の出力電圧Vout2を設定する様子の一例を示す説明図である。 オルタネータ42の出力電圧Vaを設定する様子の一例を示す説明図である。 エンジン22が燃料カットされている際の高圧バッテリ60の残容量SOC2と仮充放電電力Pb2との関係の一例を示す説明図である。 変形例の電力制御ルーチンの一部の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
20 自動車、22 エンジン、23 ベルト、24 オートマチックトランスミッション、26 スタータモータ、28 駆動用電子制御ユニット(駆動用ECU)、30 シフトポジションセンサ、32 車速センサ、34 操舵装置(EPS)、36 デファレンシャルギヤ、38a,38b 駆動輪、40 電源装置、42 オルタネータ、43 温度センサ、44 整流回路、46,48 電力ライン、50 低圧バッテリ、51,61 温度センサ、52,62 電圧センサ、54,64 電流センサ、56 充電用DC/DCコンバータ、60 高圧バッテリ、66 放電用DC/DCコンバータ、68 リレー、70 電源用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM。

Claims (12)

  1. 内燃機関を備えるシステムに組み込まれる電源装置であって、
    前記内燃機関からの動力を用いて発電する発電手段と、
    前記発電手段からの発電電力が供給される第1電圧系に接続された充放電可能な第1蓄電手段と、
    前記第1電圧系とは電圧が異なる第2電圧系に接続された充放電可能な第2蓄電手段と、
    前記第1電圧系への出力電圧を調整する第1電圧調整部と前記第2電圧系への出力電圧を調整する第2電圧調整部とを有し、前記第1電圧調整部による前記第1電圧系への出力電圧の調整と前記第2電圧調整部による前記第2電圧系への出力電圧の調整とにより前記第1電圧系と前記第2電圧系との間で電力の授受を行なう電力授受手段と、
    前記第1蓄電手段の状態と前記第2蓄電手段の状態とに基づいて前記第1電圧系と前記第2電圧系との間の電力の授受が行なわれるよう前記発電手段と前記電力授受手段とを制御する制御手段と、
    を備える電源装置。
  2. 請求項1記載の電源装置であって、
    前記発電手段の駆動状態に基づいて該発電手段の最大発電電力を演算する最大発電電力演算手段と、
    前記第1電圧系に接続された電力消費機器により消費される消費電力を演算する消費電力演算手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記演算された最大発電電力が所定発電電力未満であり且つ前記演算された消費電力が所定消費電力以上のときには前記第1電圧系から前記第2電圧系への電力の供給が制限されるよう前記電力授受手段を制御する手段である
    電源装置。
  3. 前記制御手段は、前記第2電圧系への電力の供給の制限として前記第2電圧調整部による前記第2電圧系への出力電圧が前記第2蓄電手段の出力電圧近傍となるよう前記電力授受手段を制御する手段である請求項2記載の電源装置。
  4. 請求項1ないし3いずれか記載の電源装置であって、
    前記第1蓄電手段は、水溶液系二次電池であり、
    前記第2蓄電手段は、非水系二次電池であり、
    前記第2電圧系は前記第1電圧系より高い電圧である
    電源装置。
  5. 前記制御手段は、前記内燃機関の燃料噴射が行なわれて該内燃機関から動力を出力しているときには、前記第2蓄電手段の蓄電量が所定蓄電量より大きいときには該第2蓄電手段が放電され該第2蓄電手段の蓄電量が前記所定蓄電量より小さいときには該第2蓄電手段が充電されるように前記発電手段と前記電力授受手段とを制御し、前記内燃機関の燃料噴射が停止された状態で該内燃機関が回転しているときには前記第2蓄電手段が満充電に近づくように前記発電手段と前記電力授受手段とを制御する手段である請求項4記載の電源装置。
  6. 前記制御手段は、前記内燃機関の運転の状態に拘わらず、前記第1蓄電手段が満充電に近づくように前記発電手段と前記電力授受手段とを制御する手段である請求項5記載の電源装置。
  7. 請求項5または6記載の電源装置であって、
    前記第1蓄電手段の状態に基づいて該第1蓄電手段を充電すべき目標充電電力を設定する目標充電電力設定手段と、
    前記第2蓄電手段の状態に基づいて該第2蓄電手段を充放電すべき目標充放電電力を設定する目標充放電電力設定手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記設定された目標充電電力の範囲内で前記第1蓄手段が充電されると共に前記設定された目標充放電電力の範囲内で前記第2蓄電手段が充放電されるよう制御する手段である
    電源装置。
  8. 前記制御手段は、前記第1蓄電手段が優先的に充電されるよう制御する手段である請求項5ないし7いずれか記載の電源装置。
  9. 請求項5ないし8いずれか記載の電源装置であって、
    前記内燃機関の燃料噴射が停止された状態で該内燃機関が回転する非運転回転状態を予測する非運転回転状態予測手段を備え、
    前記制御手段は、前記非運転回転状態予測手段により前記非運転回転予測状態が予測されたときには、前記第2電圧系から前記第1電圧系に電力が供給されるよう前記電力授受手段を制御する手段である
    電源装置。
  10. 請求項9記載の電源装置であって、
    前記システムは車両であり、
    前記非運転回転状態予測手段は、車速が所定車速以上のときに非運転回転状態を予測する手段である
    電源装置。
  11. 前記電力授受手段は、前記第1電圧調整部として前記第1電圧系への出力電圧を調整可能な第1のDC/DCコンバータと、前記第2電圧調整部として前記第2電圧系への出力電圧を調整可能な第2のDC/DCコンバータとを備える手段である請求項1ないし10いずれか記載の電源装置。
  12. 内燃機関からの動力を用いて発電する発電手段と、前記発電手段からの発電電力が供給される第1電圧系に接続された充放電可能な第1蓄電手段と、前記第1電圧系とは電圧が異なる第2電圧系に接続された充放電可能な第2蓄電手段と、前記第1電圧系への出力電圧を調整する第1電圧調整部と前記第2電圧系への出力電圧を調整する第2電圧調整部とを有し前記第1電圧調整部による前記第1電圧系への出力電圧の調整と前記第2電圧調整部による前記第2電圧系への出力電圧の調整とにより前記第1電圧系と前記第2電圧系との間で電力の授受を行なう電力授受手段と、を備える電源装置の制御方法であって、
    前記内燃機関の燃料噴射が行なわれて該内燃機関から動力を出力しているときには、前記第1蓄電手段については満充電に近づくように且つ前記第2蓄電手段については該第2蓄電手段の蓄電量が所定蓄電量より大きいときには該第2蓄電手段が放電され該第2蓄電手段の蓄電量が前記所定蓄電量より小さいときには該第2蓄電手段が充電されるように前記発電手段と前記電力授受手段とを制御し、
    前記内燃機関の燃料噴射が停止された状態で該内燃機関が回転しているときには、前記第1蓄電手段も前記第2蓄電手段も共に満充電に近づくように前記発電手段と前記電力授受手段とを制御する
    電源装置の制御方法。
JP2005126585A 2005-04-25 2005-04-25 電源装置およびその制御方法 Pending JP2006304574A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005126585A JP2006304574A (ja) 2005-04-25 2005-04-25 電源装置およびその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005126585A JP2006304574A (ja) 2005-04-25 2005-04-25 電源装置およびその制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006304574A true JP2006304574A (ja) 2006-11-02

Family

ID=37472202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005126585A Pending JP2006304574A (ja) 2005-04-25 2005-04-25 電源装置およびその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006304574A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7816805B2 (en) 2007-11-22 2010-10-19 Denso Corporation Power supply system with multiphase motor and multiphase inverter
WO2011096404A1 (ja) * 2010-02-08 2011-08-11 カヤバ工業株式会社 建設機械の充電装置
JP2013095246A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Hitachi Automotive Systems Ltd 車両用電源装置
JP2013542132A (ja) * 2010-11-12 2013-11-21 フィアット グループ オートモビルズ エッセ.ピ.ア. オルタネータ電子制御システムを備える自動車電気システム
JP2017192170A (ja) * 2016-04-11 2017-10-19 トヨタ自動車株式会社 車両
CN108656932A (zh) * 2017-03-31 2018-10-16 比亚迪股份有限公司 混合动力汽车及其动力系统和发电控制方法
CN108656922A (zh) * 2017-03-31 2018-10-16 比亚迪股份有限公司 混合动力汽车及其动力系统和发电控制方法
CN108656919A (zh) * 2017-03-31 2018-10-16 比亚迪股份有限公司 混合动力汽车及其动力系统和发电控制方法
CN109530275A (zh) * 2018-12-04 2019-03-29 中国电力科学研究院有限公司 退役电池分选方法及系统
EP3604014A4 (en) * 2017-03-31 2021-01-20 BYD Company Limited HYBRID ELECTRIC VEHICLE AND RELATED POWER SYSTEM
DE102008023510B4 (de) 2007-05-17 2022-12-15 Denso Corporation Energieerzeugung-Steuergerät für die Verwendung in einem Fahrzeug

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008023510B4 (de) 2007-05-17 2022-12-15 Denso Corporation Energieerzeugung-Steuergerät für die Verwendung in einem Fahrzeug
US7816805B2 (en) 2007-11-22 2010-10-19 Denso Corporation Power supply system with multiphase motor and multiphase inverter
WO2011096404A1 (ja) * 2010-02-08 2011-08-11 カヤバ工業株式会社 建設機械の充電装置
JP2011166914A (ja) * 2010-02-08 2011-08-25 Kyb Co Ltd 建設機械の充電装置
CN102696165A (zh) * 2010-02-08 2012-09-26 萱场工业株式会社 建筑机械的充电装置
KR101504407B1 (ko) * 2010-02-08 2015-03-19 카야바 고교 가부시기가이샤 건설 기계의 충전 장치
US9124133B2 (en) 2010-02-08 2015-09-01 Kayaba Industry Co., Ltd. Charging apparatus for construction machine
JP2013542132A (ja) * 2010-11-12 2013-11-21 フィアット グループ オートモビルズ エッセ.ピ.ア. オルタネータ電子制御システムを備える自動車電気システム
JP2013095246A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Hitachi Automotive Systems Ltd 車両用電源装置
JP2016027980A (ja) * 2011-10-31 2016-02-25 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両用電源装置
JP2017192170A (ja) * 2016-04-11 2017-10-19 トヨタ自動車株式会社 車両
CN108656932A (zh) * 2017-03-31 2018-10-16 比亚迪股份有限公司 混合动力汽车及其动力系统和发电控制方法
CN108656919A (zh) * 2017-03-31 2018-10-16 比亚迪股份有限公司 混合动力汽车及其动力系统和发电控制方法
CN108656919B (zh) * 2017-03-31 2020-08-07 比亚迪股份有限公司 混合动力汽车及其动力系统和发电控制方法
CN108656922B (zh) * 2017-03-31 2020-08-07 比亚迪股份有限公司 混合动力汽车及其动力系统和发电控制方法
CN108656932B (zh) * 2017-03-31 2020-08-07 比亚迪股份有限公司 混合动力汽车及其动力系统和发电控制方法
EP3604011A4 (en) * 2017-03-31 2021-01-20 BYD Company Limited HYBRID ELECTRIC VEHICLE, ASSOCIATED POWER SUPPLY SYSTEM AND ASSOCIATED ELECTRIC POWER GENERATION CONTROL PROCESS
EP3604014A4 (en) * 2017-03-31 2021-01-20 BYD Company Limited HYBRID ELECTRIC VEHICLE AND RELATED POWER SYSTEM
CN108656922A (zh) * 2017-03-31 2018-10-16 比亚迪股份有限公司 混合动力汽车及其动力系统和发电控制方法
CN109530275A (zh) * 2018-12-04 2019-03-29 中国电力科学研究院有限公司 退役电池分选方法及系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006304574A (ja) 電源装置およびその制御方法
US7839116B2 (en) Power supply device, control method of power supply device, and motor vehicle equipped with power supply device
US10059286B2 (en) Electric power source system
EP3201036B1 (en) Battery system bi-stable relay control
JP2009248822A (ja) 蓄電量制御装置
WO2008041471A1 (fr) Véhicule hybride et procédé de commande de déplacement de véhicule hybride
JP2010280250A (ja) 動力発生源制御装置
US20100305793A1 (en) Method for starting a hybrid electric vehicle
JP2010123503A (ja) 充電制御装置
US20180091076A1 (en) Alternator control unit, alternator driving control method, and power supply management system for engine vehicle
JP2004320877A (ja) 駆動装置用の電力装置およびこれを備える自動車並びに電力装置の制御方法
US10498154B2 (en) Electric power system
US10604144B2 (en) Method and apparatus for controlling power of mild hybrid electric vehicle
JP2015180140A (ja) 車両用電源システム
JP2006230102A (ja) 電源装置およびこれを搭載する自動車並びに電源装置の制御方法
US11198368B2 (en) Vehicular charging control system
JP7373113B2 (ja) 車両用電源制御装置
JP7040367B2 (ja) 電源制御装置
JP6476936B2 (ja) 駆動制御装置
JP2006341708A (ja) ハイブリッド車の制御装置
JP2013082367A (ja) 電動車両の制御装置
JP6471599B2 (ja) 車両の発電制御装置
JP4930420B2 (ja) 車載用電源装置
CN108988715B (zh) 发电控制装置
JP2020045097A (ja) 動作モード制御装置、移動体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070919

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080718

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080729

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080924

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081021