JP2006304537A - モータの電磁ブレーキ制御装置 - Google Patents

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JP2006304537A JP2005124922A JP2005124922A JP2006304537A JP 2006304537 A JP2006304537 A JP 2006304537A JP 2005124922 A JP2005124922 A JP 2005124922A JP 2005124922 A JP2005124922 A JP 2005124922A JP 2006304537 A JP2006304537 A JP 2006304537A
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Hidenori Hasegawa
秀法 長谷川
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Abstract

【課題】ブレーキ開放保持電圧を可変とすることで、ブレーキ特性の経時変化によるブレーキの誤動作を防止し、さらにモータの動作開始時(電源投入時)にブレーキ開放電圧を変化させ、個々のブレーキごとに最適なブレーキ開放保持電圧を設定することができる電磁ブレーキ制御装置を提供する。
【解決手段】モータ制御装置によって駆動されるモータ16に設けられた電磁ブレーキ17に対し第1の電圧値を印加して電磁ブレーキ17を開放し、第1の電圧値より低い第2の電圧値を印加して電磁ブレーキ17の開放状態を保持するブレーキ電圧制御部13を備えた電磁ブレーキ制御装置において、ブレーキ電圧制御部13は、モータ16の動作中に電磁ブレーキ17が誤動作し、モータ16が過負荷状態になった場合には、第2の電圧値を所定の値だけ大きくして電磁ブレーキ17に印加する。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータに設けられた電磁ブレーキの制御装置に関する。
ロボットなどの駆動軸に利用されるモータを停止させるブレーキとしては一般に無励磁形電磁ブレーキが広く用いられている。
このブレーキは、電圧を印加することにより開放され、電圧を印加しないとブレーキがかかる機構となっている。しかしながらブレーキ開放にあたって最初にアーマチュアを引き付けるために大きな電圧を印加しなければならず、その後は開放状態を維持するために電圧を印加した状態を維持するので消費電力が大きく、発熱も大きい。
よって、従来の電磁ブレーキ制御装置には消費電力および発熱を抑制することを目的として、ブレーキを開放する際には大きな電圧を印加し、その後は低電圧へ下げるというものがあった(例えば、特許文献1参照)。
また、図6は従来のブレーキ制御装置のブロック図の一例である。図において、41はCPU、42はサーボアンプ、43はブレーキ開放定格電圧V1の電圧源、48はブレーキ保持低電圧V2の電圧源、49はブレーキ電圧切り替え部(スイッチ)、44はROM、45はRAM、46はモータ、47は電磁ブレーキである。従来は、一定のブレーキ開放定格電圧V1とブレーキ保持低電圧V2を用いて、ブレーキ開放時にはブレーキ開放定格電圧V1を印加し、一定時間後ブレーキ保持低電圧V2に切り替えるといった手法をとっていた。
特開平10−248282号公報
しかしながら、従来の電磁ブレーキ制御装置においては、ブレーキの経時変化や周囲環境の違い、動作中の環境変化などにより、一定の低電圧の印加によってブレーキの開放状態を維持できなくなり、駆動軸のモータが動作中にも関わらず、ブレーキが作動(誤動作)してしまうという問題があった。
また、ブレーキの特性の個体差によって、ブレーキ開放状態を維持できる電圧値にブレーキごとのばらつきが発生するため、一律に設定された低電圧値ではブレーキ開放状態を維持しきれない場合や、逆に必要以上に高い電圧を印加している場合があった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、ブレーキ開放保持電圧を可変とすることで、ブレーキ特性の経時変化によるブレーキの誤動作を防止し、さらにモータの動作開始時(電源投入時)にブレーキ開放電圧を変化させ、個々のブレーキごとに最適なブレーキ開放保持電圧を設定することができる電磁ブレーキ制御装置を提供する。
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成したのである。
請求項1に記載の発明は、モータ制御装置によって駆動されるモータに設けられた電磁ブレーキに対し第1の電圧値を印加して前記電磁ブレーキを開放し、前記第1の電圧値より低い第2の電圧値を印加して前記電磁ブレーキの開放状態を保持するブレーキ電圧制御部を備えた電磁ブレーキ制御装置において、前記ブレーキ電圧制御部は、前記モータの動作中に前記電磁ブレーキが誤動作し、前記モータが過負荷状態になった場合には、前記第2の電圧値を所定の値だけ大きくして前記電磁ブレーキに印加することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記ブレーキ電圧制御部は、前記電磁ブレーキに前記第1の電圧値を印加して前記電磁ブレーキを開放した後に徐々に印加電圧値を低下させ、動作中の前記モータが過負荷状態となった場合の印加電圧値と所定の値との和を前記第2の電圧値とすることを特徴とする。
本発明によると、モータ動作時に発生したブレーキ誤動作を検出し、即座にその誤動作状態を正常動作に戻すことができる。さらに、モータ動作開始時(電源投入時)に、ブレーキ開放保持の最適電圧値を設定することができ、ブレーキ特性の個体差や、経時変化、周囲環境変化があっても影響を受けないようにすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明の電磁ブレーキ制御装置のブロック図である。
図において、16はモータ、17はモータ16を停止させる電磁ブレーキであり、12はサーボアンプ、13はブレーキ17に印加する電圧を変化させるブレーキ開放電圧制御部である。また、14は制御プログラムや各種パラメータが記録されたROM、15はRAM、11はROM14内のプログラムに従ってブレーキ開放電圧制御部17やモータ16の動作を制御するCPUである。
装置の電源投入時、ROM14に記録されたパラメータの一部はRAM15に読み込まれ、RAM15の内容は必要に応じて書き換えられるようになっている。
図2は本発明のブレーキ制御装置を用いたモータの制御手順を示すフローチャートである。
まず、モータ動作開始に先立ち、予めRAM15に設定されている定格電圧Vrをブレーキ17に印加してブレーキを開放する(ステップ21)。定格電圧Vrの設定値は、電源投入時にROM14からRAM15へ読み出されている。
ブレーキ17が開放された後は、印加電圧を同じくRAM15に設定されているブレーキ開放状態の維持に必要な低電圧Vuに切り替える(ステップ22)。ただし、Vr>Vu>0であるとする。その後、CPU11はモータ16が過負荷になっていないかを監視する。具体的には、サーボアンプ12からモータ16へ出力される指令電流値およびモータ16からのフィードバック電流値、あるいはフィードバック電流値のみを監視する(ステップ23)。
モータの経時変化や周囲環境の違い、動作中の環境変化などにより、印加している一定の低電圧Vuではブレーキ開放を維持しきれなくなり、駆動軸の動作中にも関わらずブレーキが作動してしまうと、モータ16に過負荷がかかりフィードバック電流値が増大する。
一方、例えば本発明をロボットに適用したとすると、ロボットアームが周囲の物体と衝突した場合などにも同じくモータ16に過負荷がかかりフィードバック電流値が増大する。
CPU11はフィードバック電流値が予め設定された値にまで増大した場合にはモータ16が過負荷状態であると判断する。
以下に、モータ16が過負荷状態であることを検出した場合の処理を説明する。
モータ過負荷を検出したとき、CPU11はまず定格電圧Vrをブレーキ17に印加する(ステップ25)。定格電圧Vrを印加した後もモータ16が過負荷の状態であるときには、ブレーキ17の誤動作ではなく、ロボットアームの衝突などによる異常状態であると判断し、通常の過負荷処理としてロボット(モータ)の停止処理に移る(ステップ27)。
ブレーキ17に定格電圧Vrを印加してモータ16の過負荷状態が解除されたならばブレーキ17に印加している低電圧値Vuに問題があったと判断する。この場合はブレーキ17に印加する電圧を、Vuに予め設定されている電圧値Vαを加えた電圧(Vu+Vα)に切り替える(ステップ28)。ここで再度モータ過負荷を検出することがなければ動作を継続し、依然としてモータ過負荷を検出したならブレーキ17に何らかの異常があるものと判断してロボット(モータ)の停止処理に移る(ステップ27)。
図3は、ブレーキ17に印加する電圧の変化と図2のフローチャートとの対応を表す図である。図2におけるステップ21を原点としている。
図3は、モータ16が過負荷状態であることを検出後、ステップ28にてVuを切り替えることで過負荷状態が解消され、モータ16の動作を継続して場合を示している。
図4は、第2の実施例であるブレーキ開放保持電圧最適化の手順を示すフローチャートである。
初回の装置起動時(電源投入時)にブレーキ17を開放する際には、予めRAM15に設定されているブレーキ開放定格電圧Vrを印加する(ステップ32)。次にCPU11から対象となる駆動軸に対し、微小距離間隔の移動指令をサーボアンプ12に送出する(ステップ33)。このとき同時にブレーキ17に印加される電圧を徐々に下げるとともに、サーボアンプ12からのフィードバック電流値を監視する(ステップ34、35)。ブレーキ17が開放されている状態ではフィードバック電流値は一定となるが、ブレーキ17に印加される電圧が下がり、ブレーキの開放状態を維持できなくなるとブレーキがかかり、サーボアンプ12からのフィードバック電流値が増大する。
フィードバック電流値の増大を検出すると、CPU11は、その時点においてブレーキ17に印加されていた電圧値Vaを保持すると同時に移動指令の送出を解除する(ステップ36)。そしてVaに予め設定されている一定の安全値Vbを加えた電圧を、ブレーキ開放維持の低電圧値VuとしてRAM15に記憶する(ステップ37)。
図5は、ブレーキ17に印加する電圧の変化と図4のフローチャートとの対応を表す図である。図4におけるステップ32を原点としている。
このようにすることにより、電磁ブレーキの個体差に応じて最適なブレーキ保持低電圧Vuを設定することができる。また、一定期間ごとにこの最適化を行うことでブレーキ特性の経時変化にも対応した最適なブレーキ保持低電圧Vuを維持することができる。
本発明は、ロボットやNC工作機など、電磁ブレーキを備えたモータを用いたシステムに広く応用することができる。
本発明の電磁ブレーキ制御装置のブロック図 本発明のブレーキ制御装置を用いたモータの制御手順を示すフローチャート 電圧の変化と図2のフローチャートとの対応を示す図 本発明のブレーキ開放保持電圧最適化の手順を示すフローチャート 電圧の変化と図4のフローチャートとの対応を示す図 従来の電磁ブレーキ制御装置のブロック図
符号の説明
11 CPU
12 サーボアンプ
13 ブレーキ電圧制御部
14 ROM
15 RAM
16 モータ
17 電磁ブレーキ
41 CPU
42 サーボアンプ
43 ブレーキ開放定格電圧V1の電圧源
44 ROM
45 RAM
46 モータ
47 電磁ブレーキ
48 ブレーキ保持低電圧V2の電圧源
49 ブレーキ電圧切り替え部(スイッチ)

Claims (2)

  1. モータ制御装置によって駆動されるモータに設けられた電磁ブレーキに対し第1の電圧値を印加して前記電磁ブレーキを開放し、前記第1の電圧値より低い第2の電圧値を印加して前記電磁ブレーキの開放状態を保持するブレーキ電圧制御部を備えた電磁ブレーキ制御装置において、
    前記ブレーキ電圧制御部は、前記モータの動作中に前記電磁ブレーキが誤動作し、前記モータが過負荷状態になった場合には、前記第2の電圧値を所定の値だけ大きくして前記電磁ブレーキに印加することを特徴とする電磁ブレーキ制御装置。
  2. 前記ブレーキ電圧制御部は、前記電磁ブレーキに前記第1の電圧値を印加して前記電磁ブレーキを開放した後に徐々に印加電圧値を低下させ、動作中の前記モータが過負荷状態となった場合の印加電圧値と所定の値との和を前記第2の電圧値とすることを特徴とする請求項1に記載の電磁ブレーキ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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