JP2006303262A - 半導体モジュールの冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発熱体より下方の位置に漏れ液の排出路を設けるために、発熱体の周囲に経路形成のための空間が必要であり、その分装置が大型化する。
【解決手段】半導体モジュール10の放熱面14aに対向する部分に設けられ該半導体モジュールの放熱面の外周部に略対応する形状の縁部21を有する冷却液の収容部22と、上記半導体モジュールの放熱面の外周部及び上記縁部の間に該縁部に沿って介装された第1のシール部材23と、上記縁部から一体的に外側上方に伸びて上記半導体モジュールの外周部を隙間部40を介して包囲するように形成され、上記第1のシール部材から漏れた冷却液を該隙間部で受容する外周包囲部24と、上記隙間部及び外部を連通する排出路25とを備えるようにした。
【選択図】図1

Description

この発明は、半導体チップの高集積化、高密度化、大電力化に伴う発熱密度の増加に対応可能な液体冷却方式による放熱構造を有する半導体モジュールの冷却装置に関するものである。
従来の半導体モジュール、特にパワー半導体モジュールを基板側から冷却液で直接的に冷却するものとして、冷却液空間をシール材を介して半導体基板により封止し、冷却液の漏れが生じた場合には、漏出冷却液排出機構を上記半導体モジュール基板より低い位置に設けた半導体素子用冷却構造体がある(例えば特許文献1参照。)。
特開2003−31745号公報(第1頁、図1)
上記のように構成された従来の半導体モジュールの冷却装置においては、発熱体より下方の位置に漏れた冷却液の排出のために、半導体モジュールの周囲に排出路を形成するための空間が必要であり、その分装置が大型化するという課題があった。また、半導体モジュールの下部外周側に排出路を形成した場合には、投影面積は減少するものの、半導体モジュールの放熱面積の縮小化を招き、放熱が不十分になるという課題があった。
この発明は、上記のような従来技術の課題を解消するためになされたもので、装置の大型化を招くことなく放熱面積を広く確保でき、しかも冷却液の漏れが生じた場合でも、装置の内部への浸水を防止できる小型で簡素な半導体モジュールの冷却装置を提供することを目的としている。
この発明に係る半導体モジュールの冷却装置は、半導体モジュールの放熱面に対向する部分に配設され該半導体モジュールの放熱面の外周部に沿うように形成された縁部を有する冷却液の収容部と、上記半導体モジュールの放熱面の外周部及び上記縁部の上端部の間に介装された第1のシール部材と、上記縁部から一体的に外側上方に伸びて上記半導体モジュールの外周部を隙間部を介して包囲するように形成され、上記第1のシール部材から漏れた冷却液を該隙間部で受容する外周包囲部と、上記隙間部及び外部を連通する漏れた冷却液の排出路とを備えるように構成したものである。
この発明においては、冷却液の収容部を構成する縁部から一体的に外側上方に伸びて形成された外周包囲部と半導体モジュールの外周部との隙間部で漏れた冷却液を受容するようにしたことにより、簡素な構成で放熱面積を広く取れる一方、冷却装置の投影面積を小さくでき、装置の小型化が可能となり、しかも、隙間部に受入れた冷却液は排出路から外部へ容易に排出できるので、半導体モジュールの上面部を冷却液から保護できる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る半導体モジュールの冷却装置の要部を概念的に示す断面図である。図において、発熱源となるパワー半導体素子11はヒートスプレッダ12に図示しない半田により固着され、さらに絶縁層13と一体化されている。同時に絶縁層13は金属板14にも固着され、これらは一体化されてトランスファーモールドによりモールド材15を用いて一体成型されて半導体モジュール10を形成し、金属板14の図の下面部が放熱面14aを形成している。
半導体モジュールの冷却装置20は、上記半導体モジュール10の放熱面14aに対向する部分に形成され、該放熱面14aの外周部に略対応する形状の縁部21を有する冷却液30の収容部22と、上記放熱面14aの外周部及び上記縁部21の上端部21aの間に、縁部21に沿って介装された第1のシール部材23と、上記縁部21から一体的に外側上方に伸びて上記半導体モジュール10の外周部15aを隙間部40を介して包囲するように形成された外周包囲部24と、この外周包囲部24の上端部内側に形成された段部24aと半導体モジュール10の外周部15aとの間に設けられた隙間部40の上部を塞ぐ第2のシール部材26と、上記隙間部40及び外部を連通する排出路25によって構成されている。
なお、縁部21の上端部の一部である突起部21bは、この実施の形態1では、上記半導体モジュール10の下面部と当接しており、排出路25はその当接面位置A、即ち、半導体モジュール10の底面位置よりも上方に設けられている。また、半導体モジュールの冷却装置20としては、上記のほか、上記収容部22内に外部から冷却液30を循環させるための手段、冷却液の熱を外部に放出する放熱手段などを備えているが、これらについては図示を省略している。
また、第1、第2のシール部材23、26としては、すでに多くの分野で実用化されている例えばシリコン、アクリル、フッ素樹脂などを主成分とするゴム系材料を用いることができる。特に耐熱性、耐薬品性などの耐久性に優れた材料を選ぶことは望ましい。具体的にはオー(O)リングあるいはパッキンとして一般に呼称されている既製のシール部材を用いることもできる。また、冷却液30としては、例えば水、アルコール類など公知の各種氷点降下成分や防錆材などを加えた水溶液などは何れも特別な制限なく用いることができる。また、冷却液30は、ヒートパイプのように沸騰潜熱を利用するものであってもよい。
次に、上記のように構成された実施の形態1の動作について説明する。半導体モジュール10は冷却装置20に対して図示しない締結手段により所定の締付力で締結され、その締付力で第1のシール部材23が圧縮され、縁部21の上端部である突起部21bが上記半導体モジュール10の下面部と当接して気密が確保され、冷却装置20と一体化される。半導体モジュール10の金属板14と、冷却装置20の縁部21及び第1のシール部材23とで密閉容器状の収容部22が形成され、該収容部22を含む循環路内に冷却液30が充填される。半導体モジュール10の内部のパワー半導体素子11から発せられる熱は、金属板14の放熱面14aから冷却液30へ伝達され、冷却液は外部の図示しない放熱器で冷却され、再び収容部22に循環され、パワー半導体素子11が冷却される。
長期間の使用で、経年的あるいは機械的な特性変化により第1のシール部材23のシール機能が低下すると、冷却液30が該第1のシール部材23のシール部を通過して外部に漏れ出す可能性がある。この実施の形態1では、万一漏れ出した冷却液30は、半導体モジュール10の側面部に形成された隙間部40に受容され、半導体モジュール10の底面位置である当接面位置Aよりも高い位置に設けられた排出路25から外部に排出される。また隙間部40の上部に設けられた第2のシール部材26は、漏れた冷却液が半導体モジュール10の上面部に達するのを防止し、半導体モジュール10の上面側に漏れた冷却液が浸水するのを防止する2重の安全対応で設けられたもので、運転中に装置が大きく傾くなどの虞がない場合には省略してもよい。
なお、従来装置では漏れた冷却液の排出路が半導体モジュールの底面位置とほぼ平行な面内に形成されるのに対し、本発明においては、冷却液が漏れ出した場合に、外部へ排出する排出路25が、半導体モジュールの底面位置より上部側に形成されることにより、装置の床面積を抑制することが可能となる。このことは、装置の床面積を同じとする制約下においては、図に示す熱伝達範囲Lをより広げることが可能となるので、発熱源のパワー半導体素子11の温度をより低く抑制できる。このことは半導体の寿命をより延伸させることにつながり、従って耐久性、信頼性が高められる。
またこの実施の形態1では、二重の封止部材としての第2のシール部材26を、半導体モジュール10の外周部15aの上端部と外周包囲部24の上部内周面の間に設けたことにより、この2重シールのために必要な空間を特別に用意する必要がない。これらの構造とすることで、より小型、高耐久性を有し、かつ浸水防止機能を有す半導体モジュールの冷却装置を得ることができる。
上記のように、この実施の形態1によれば、冷却液30の収容部22を構成する縁部21から一体的に外側上方に伸びて形成された外周包囲部24と半導体モジュールの外周部15aとの間の隙間部40で、漏れた冷却液を受容するようにしたことにより、半導体モジュール10の放熱面14aの放熱面積を広く取れる一方、漏れた冷却液を受容する隙間部40の面積が小さくできることにより装置を小型化することが可能となり、しかも、隙間部40に受入れた冷却液は排出路25から外部へ容易に排出できるので、半導体モジュールの上面部を漏れた冷却液から保護できる。
この発明の実施の形態1に係る半導体モジュールの冷却装置の要部を概念的に示す断面図である。
符号の説明
10 半導体モジュール、 11 パワー半導体素子、 12 ヒートスプレッダ、 13 絶縁層、 14 金属板、 14a 放熱面、 15 モールド材、 15a 外周部、 20 冷却装置、 21 縁部、 21a 上端部、 21b 突起部、 22 収容部、 23 第1のシール部材、 24 外周包囲部、 24a 段部、 25 排出路、 26 第2のシール部材、 30 冷却液、 40 隙間部。

Claims (2)

  1. 半導体モジュールの放熱面に冷却液を接触させて該半導体モジュールから発生する熱を奪熱するものにおいて、上記半導体モジュールの放熱面に対向する部分に配設され該半導体モジュールの放熱面の外周部に沿うように形成された縁部を有する冷却液の収容部と、上記半導体モジュールの放熱面の外周部及び上記縁部の上端部の間に介装された第1のシール部材と、上記縁部から一体的に外側上方に伸びて上記半導体モジュールの外周部を隙間部を介して包囲するように形成され、上記第1のシール部材から漏れた冷却液を該隙間部で受容する外周包囲部と、上記隙間部で受容した冷却液を上記外周包囲部の外に排出する排出路とを備えたことを特徴とする半導体モジュールの冷却装置。
  2. 上記半導体モジュールの外周部の上端部と上記外周包囲部の上部内周面との間に上記半導体モジュールの外周部に沿って介装された第2のシール部材を備えてなることを特徴とする請求項1記載の半導体モジュールの冷却装置。
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