JP2006298453A - プラスチック容器の密封装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流動物を充填したプラスチック容器を上部空間の空気残りを少なくして密封する際に、充填物の噴出現象が起きることを防止し得るプラスチック容器の密封装置を提供する。
【解決手段】流動物が充填されたプラスチック容器Aの胴部を押圧手段2によって押圧し、容器A内で充填物の液面を上昇させると共に容器Aの上部空間を少なくし、その開口部を封止手段3によって封止する容器Aの密封装置1において、前記封止手段3の配設位置の直下に前記容器Aの開口部を強制的に拡開する拡開手段12を配設してあることを特徴とするプラスチック容器の密封装置1とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラスチック容器の密封装置に係り、詳しくはプラスチック容器の開口部の閉塞状態を前もって確実に解除しておくようにしたプラスチック容器の密封装置に関する。
従来より、軟質プラスチック製の容器や袋(以下、単に「容器」という)に流動性を有する食品、医薬品、洗剤及び塗料等(以下、単に「流動物」という)を充填物として密封されたものが製造され販売に供されている。これらの製品は、その充填物が食品や医薬品である場合、充填物の腐敗、変性、劣化等の品質上の問題発生を避けるために容器や袋内の上部空間(ヘッドスペース)部に可能な限り空気残りがないように充填物で満たして密封して製されている。
その方法として、たとえば、容器内の空気残りをなくすために袋内を充填物で満杯にし、充填物を溢れ出させながら袋の開口部を封止する方法や、あるいは容器内に充填物を所定量充填した後、容器の胴部を押圧して容器内で充填物の液面を上昇させてできるだけ上部空間を少なくした状態で容器の開口部を溶着密封する技法があり、この技法は例えば特許文献1(特開2003−291902号公報)に提案されている。
特開2003−291902号公報
しかしながら、上記充填物を容器から溢れ出させて密封する技法は容器の外周りが充填物で汚されたり、あるいは密封シール部に充填物が残留し、シール不良の要因になるのでプラスチック容器の密封技法としては適切ではなかった。また、特許文献1に記載の技法は容器内の空気残りを少なくするひとつの技法として評価できるものの次のような問題を有する。
すなわち、充填物の入った容器の胴部を押圧してヘッドスペースの空気を抜く際に容器から空気と共に充填物が一緒に噴き出し、装置及びその周辺を汚す現象が生ずる。
この現象は、容器が軟質のプラスチック製の袋体である場合にしばしば見受けられるものであった。
本発明者は、この要因を掴むために密封されるまでの工程を詳しく観察した結果、容器に流動物を充填処理した後で容器の表裏を形成しているフィルム同士が固く密着(以下、たんに「ブロッキング」ともいう)したり、容器が折れ曲がったりする場合があり、これにより容器の開口部付近が閉塞されてしまうものが発生することによることをつきとめた。
また、このように容器の開口部付近が閉塞状態になった容器はその胴部を所定の圧力で押圧し続けてもヘッドスペース内の空気をスムーズに抜くことが難しく、所定以上の大きな押圧力が付加された時にはじめてブロッキング等が解除され容器の開口部から一気に空気が噴出するものであることを知得した。そして、その時、充填物の一部が空気と共に容器外に一気に噴出して、密封装置の周辺まで汚すことになることもあわせて確認した。本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、流動物を充填したプラスチック容器を上部空間の空気残りを少なくして密封する際に充填物の噴出現象が起きることをなくしたプラスチック容器の密封装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明のプラスチック容器の密封装置は、流動物を充填されたプラスチック容器の胴部を押圧手段によって押圧し、容器内で充填物の液面を上昇させると共に容器の上部空間を少なくし、その開口部を封止手段によって封止する容器の密封装置において、前記封止手段の配設位置の直下に前記容器の開口部を強制的に拡開する拡開手段を配設してあることを特徴とする。
このような構造の密封装置とすることで、ブロッキング等により開口部を閉塞された容器であっても、その胴部が押圧される前に開口部を空気の通路として確実に拡開できるので押圧によって空気が一度に噴出することはなくなり、容器の周辺を汚すことをなくすことができるのでよい。この際、拡開手段を容器の開口部をその表裏から吸着し、離隔させるバキュームパッドを用いた構造とすることで、押圧力と共に容器の外側からもブロッキングを解除する方向に力が働くので、弱い押圧力で容器の上部の空気抜きができ、容器内の充填物の液面をスムーズに上昇させることができる。
本発明のプラスチック容器の密封装置は、容器の封止手段の配設位置の直下に容器の開口部を強制的に拡開する拡開手段を配設してあるので、流動物を充填されたプラスチック容器の開口部が閉塞された状態であっても、押圧前に空気の通路を確保できる。従って容器の押圧によって大量の空気が一度に噴出することもなくなり、充填物を飛散させることもなく、容器を能率よく密封処理できる。
また、拡開手段としてバキュームパッドを用いることで、従来の密封装置をそのまま活用してコンパクトでコストが安く、製造能率のよい密封装置として提供できる。
以下、本発明のプラスチック容器の密封装置を図面に示す実施の形態を参照して説明する。
図1は、本発明プラスチック容器の密封装置内に、流動物を充填されその開口部が閉塞状態になった容器を配置した状態の一実施例を示す正面説明図であり、図2は、図1中の容器の閉塞状態が拡開手段によって解除され、押圧手段の作動により充填物の液面が上昇する状態を示す正面説明図である。また、図3は、図2の押圧手段の動作が進み充填物の液面が更に上昇する状態を示す正面説明図である。図4は、容器の上部空間が少なくなり、その開口部が封止手段で封止される状態を示す正面説明図である。図1において、本実施例におけるプラスチック容器の密封装置1は、プラスチック容器Aの開口部を熱溶着する一対の加熱ヒータ5,5を備えた一対のエアシリンダ4、4から成る封止手段3とその直下に配設された一対のバキュームパッド(吸着部材)6、6を備えた拡開手段12と容器Aの胴部を押圧する押圧手段2を有した構造としてある。また、容器Aの上部空間と相対する位置に充填物の上昇をその液面で感知し得る液面センサ8が配設されている。本実施例における押圧手段2は容器Aの胴部を複数箇所にわたり順次押圧できるように、押圧板7、7a、7bはそれぞれ別異の摺動部材9に支持してある。また、バキュームパッド6,6はバキューム管10,10を介して図示しないバキュームポンプに接続してあり、容器Aの表裏を吸着し互いに離隔する方向に移動できる構造としてある。
次に本発明を実施例の作用に基づき説明する。
図1に示すように流動物を充填された軟質のプラスチック容器Aがその開口部を閉塞状態で密封装置1内へ供給される。次に図示しない容器Aの感知装置の指示により、拡開手段12が作動し、バキュームパッド6,6が容器Aの胴部に接近し、押圧板7,7a、7bが順次胴部を圧迫することにより、充填物の液面が上昇し容器Aの上部空間の空気は容器A内に停滞することなく拡開された開口部から押し出される。
充填物の液面が所定の位置に達すると液面感知センサ8がこれを感知することで押圧手段2が停止し、同時に封止手段3のエアシリンダ4,4が作動する。これにより、容器Aの開口部は加熱ヒータ5,5に挟圧されて封止される(図4参照)。
なお、本発明においては拡開手段12のバキュームパッド6,6の離隔距離は、容器Aのブロッキングが解除できる程度としてあればよく、容器口部を可能な限り拡開することを意味するものではないことは無論のことである。従って、本実施例ではバキュームパッド6,6の吸着後の離隔距離は2mm程とされている。
本発明プラスチック容器の密封装置内に流動物を充填されその開口部が閉塞状態になった容器を配置した状態の一実施例を示す正面説明図。 図1中の容器の閉塞状態が拡開手段によって解除され、押圧手段の作動によって充填物の液面が上昇する状態を示す正面説明図。 図2の押圧手段の動作が進み充填物の液面が更に上昇する状態を示す正面説明図。 本発明プラスチック容器の上部空間が少なくなり、その開口部が封止手段で封止される状態を示す正面説明図。
符号の説明
1.密封装置
2.押圧手段
3.封止手段
4.エアシリンダ
5.加熱ヒータ
6.バキュームパッド(吸着手段)
7.押圧板
8.液面感知センサ
9.摺動部材
10.バキューム管
11.支持部材
12.拡開手段
A.容器

Claims (2)

  1. 流動物を充填されたプラスチック容器の胴部を押圧手段によって押圧し、容器内で充填物の液面を上昇させると共に容器の上部空間を少なくし、その開口部を封止手段によって封止する容器の密封装置において、前記封止手段の配設位置の直下に前記容器の開口部を強制的に拡開する拡開手段を配設してあることを特徴とするプラスチック容器の密封装置
  2. 前記拡開手段は容器の開口部をその表裏から吸着し離隔させるバキュームパッドである請求項1記載のプラスチック容器の密封装置
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