JP2006297978A - 車両のリヤバンパ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両が加速又は減速しても、ステップ用ステー又はステップ板から異音を発生せず、またステップ板を利用した車両の荷室等への出入りが容易になる。
【解決手段】 バンパ用アーム13の基端がシャシフレーム12のサイドメンバ12aの後部に取付けられ、車幅方向に延びるバンパ本体14がバンパ用アーム13の先端に取付けられる。バンパ用アーム13は、基端がサイドメンバ12aの後部に取付けられ後方かつ斜め下方に延びる第1アーム21と、基端が第1アーム21の先端に連設され後方かつ水平方向に延びる第2アーム22とを有する。基端が第1アーム21に取付けられ後方かつ水平方向に延び更に第1アーム21より変形抵抗の小さいステップ用ステー16の先端がバンパ本体14の後面より後方に突出し、車幅方向に延び第1アーム21より変形抵抗の小さい単一のステップ板17がステップ用ステー16の上面に取付けられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両、特に小型トラックに適したリヤバンパ構造に関するものである。
従来、車体フレームの後部にステーを介してリヤバンパが取付けられ、リヤバンパに上下方向に旋回自在にステップが設けられ、ステップに旋回高位置と旋回低位置とのいずれの位置でもステップ段を構成する段部が形成されたバン型車両のリヤステップ装置(例えば、特許文献1参照。)が開示されている。このバン型車両のリヤステップ装置では、ステップが略Z字型に形成され、上下端に2段の水平な段部を有する。
このように構成されたバン型車両のリヤステップ装置では、ステップを状況に応じて高位置又は低位置に旋回させ、ステップ段部を利用して容易かつ安全にバンボデー内に乗降できるようになっている。
実開平6−63440号公報(請求項1、段落[0008]、段落[0011])
しかし、上記従来の特許文献1に示されたバン型車両のリヤステップ装置では、車両の加速又は減速に伴ってステップが回動して異音を発生するおそれがあり、またステップを低位置に旋回した状態では下側の水平な段部の路面からの高さが低すぎる不具合があった。
これらの点を解消するために、図3に示すように、基端がシャシフレーム2の一対のサイドメンバ2aの後部に取付けられ後方かつ斜め下方に延びる一対のバンパ用アーム3の先端に、車幅方向に延びる単一のバンパ本体4がそれぞれ取付けられ、基端が一対のサイドメンバ2aの後端下方に一対のブラケット5を介して取付けられ後方かつ水平方向に延びる一対のステップ用ステー6の上面に、車幅方向に延びる単一のステップ板7が取付けられたリヤバンパ及びステップ構造が考えられる。このリヤバンパ及びステップ構造では、一対のバンパ用アーム3が、一対のサイドメンバ2aの後部から後方かつ斜め下方にそれぞれ延びる一対の第1アーム3aと、これらの第1アーム3aの先端(後端)から後方かつ水平方向にそれぞれ延びる一対の第2アーム3bとを有する。また一対のステップ用ステー6は一対のサイドメンバ2aより低くかつ一対の第2アーム3bより高い位置に配設され、一対のステップ用ステー6の先端が単一のバンパ本体4の後面より後方に突出するように構成される。
しかし、図3に示すリヤバンパ及びステップ構造を小型トラックに適用しようとすると、サイドメンバ2aと第2アーム3bとの鉛直方向の間隔が狭いため、ステップ用ステー6をサイドメンバ2aに直接取付けることが難しく、取付けることができたとしてもその取付作業に多くの時間を要する問題点があった。
一方、図4に示すように、基端がシャシフレーム2の一対のサイドメンバ2aの後部に取付けられ後方かつ斜め下方に延びる一対のバンパ用アーム3の先端に、後方かつ水平方向に延びる一対のステップ用ステー8が取付けられ、これらのステップ用ステー8の先端(後端)に、車幅方向に延びる単一のバンパ本体4が取付けられ、更にこのバンパ本体4の上面に、車幅方向に延びる単一のステップ板7が取付けられたリヤバンパ構造が考えられる。このリヤバンパ構造では、一対のバンパ用アーム3が、一対のサイドメンバ2aの後部から後方かつ斜め下方にそれぞれ延びる一対の第1アーム3aと、これらの第1アーム3aの先端(後端)から後方かつ水平方向にそれぞれ延びる一対の第2アーム3bとを有する。またステップ用ステー8の横断面形状と第2アーム3bの横断面形状は同一に形成され、一対のステップ用ステー8の基端は一対の第2アーム3bの先端にそれぞれ取付けられる。
しかし、図4に示すリヤバンパ構造では、車両の後退時に、運転者の不注意によりステップ板7及びバンパ本体4がプラットホーム等に衝突させると、ステップ板7のみならず、バンパ本体4、ステップ用アーム8及びバンパ用アーム3をも交換しなければならず、修理に多くの費用を要する問題点があった。
本発明の目的は、車両が加速又は減速しても、ステップ用ステー又はステップ板から異音を発生せず、またステップ板を利用した車両の荷室等への出入りを容易に行うことができる、車両のリヤバンパ構造を提供することにある。
本発明の別の目的は、サイドメンバと第2アームとの鉛直方向の間隔が狭くても、ステップ用ステーを第1アームに比較的容易に取付けることができ、また車両の後退時に、運転者の不注意によりステップ板がプラットホーム等に衝突しても、ステップ板、或いはステップ板及びステップ用ステーのみの交換で済む、車両のリヤバンパ構造を提供することにある。
請求項1に係る発明は、図1及び図2に示すように、基端がシャシフレーム12の一対のサイドメンバ12aの後部にそれぞれ取付けられた一対のバンパ用アーム13,13と、車幅方向に延びて設けられ一対のバンパ用アーム13,13の先端に取付けられた単一のバンパ本体14とを備えた車両のリヤバンパ構造の改良である。
その特徴ある構成は、一対のバンパ用アーム13,13が、基端が一対のサイドメンバ12aの後部にそれぞれ取付けられ後方かつ斜め下方にそれぞれ延びる一対の第1アーム21,21と、基端が一対の第1アーム21,21の先端にそれぞれ連設され後方かつ水平方向にそれぞれ延びる一対の第2アーム22,22とを有し、基端が一対の第1アーム21,21にそれぞれ取付けられ後方かつ水平方向にそれぞれ延び先端が単一のバンパ本体14の後面より後方に突出し更に一対の第1アーム21,21より変形抵抗の小さい一対のステップ用ステー16,16と、車幅方向に延びて設けられ一対の第2ステップ用ステー16,16の上面に取付けられ更に一対の第1アーム21,21より変形抵抗の小さい単一のステップ板17とを更に備えたところにある。
この請求項1に記載された車両のリヤバンパ構造では、ステップ板17をサイドメンバ12aより低くかつバンパ本体14より高い、路面から最適な高さに設定したので、作業者等が車両10の荷室10a等に入るときには、最初の一歩をステップ板17に乗せ、次の一歩を荷室10a等の床板に乗せることにより、スムーズに荷室10a等に入ることができ、作業者が車両10の荷室10a等から出るときには、最初の一歩をステップ板17に下ろし、次の一歩を路面15に下ろすことにより、スムーズに荷室10a等から出ることができる。またサイドメンバ12aと第2アーム22との鉛直方向の間隔が狭くても、比較的長い第1アーム21にステップ用ステー16の基端を取付けるため、その取付作業を比較的容易に行うことができる。更に車両10の後退時に、運転者の不注意によりステップ板17がプラットホーム等に衝突しても、ステップ板17、或いはステップ板17及びステップ用ステー16のみが変形し、第1アーム21は変形しないので、ステップ板17、或いはステップ板17及びステップ用ステー16のみの交換で済む。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明であって、更に図1及び図2に示すように、第1アーム21に水平方向に並んで2又は3個の第1通孔21a,21aが形成され、2又は3個の第1通孔21a,21aに対向するようにステップ用ステー16の基端に2又は3個の第2通孔16a,16aが形成され、2又は3個の第1通孔21a,21aと2又は3個の第2通孔16a,16aにそれぞれ2又は3本のボルト23,23を挿通して2又は3個のナット24,24をそれぞれ螺合することにより、ステップ用ステー16の基端が第1アーム21に取付けられたことを特徴とする。
この請求項2に記載された車両のリヤバンパ構造では、第1アーム21に水平方向に並んで2個又は3個の第1通孔21a,21aを形成するだけであるため、第1アーム21の強度を殆ど低下させることがなく、これらの第1通孔21a,21aを利用してステップ用ステー16の基端を第1アーム21に取付けたので、作業者等がステップ板17に乗っても、ステップ用ステー17を水平状態に保つことができる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明であって、更に図1及び図2に示すように、単一のバンパ本体14又は第2アームに突条26又は突起が上方に向って突設され、突条26又は突起が一対のステップ用ステー16の中央下面を受けるように構成されたことを特徴とする。
この請求項3に記載された車両のリヤバンパ構造では、ステップ用ステー16の基端が第1アーム21に取付けられるとともに、ステップ用ステー16の中央が突条26又は突起により支持されるため、作業者等が重い荷物を持ってステップ板17に乗っても、ステップ用ステー16を水平状態に確実に保つことができる。
以上述べたように、本発明によれば、バンパ用アームが、サイドメンバの後部から後方かつ斜め下方に延びる第1アームと、第1アームの先端から後方かつ水平方向に延びる第2アームとを有し、第1アームから後方かつ水平方向に延び一対の第1アームより変形抵抗の小さい一対のステップ用ステーの先端が単一のバンパ本体の後面より後方に突出し、更に車幅方向に延び一対の第1アームより変形抵抗の小さい単一のステップ板を一対のステップ用ステーの上面に取付けたので、ステップ板が路面から最適な高さに設定されており、作業者等のステップ板を利用した車両の荷室等への出入りをスムーズに行うことができる。また車両が加速又は減速するとステップから異音を発する従来のバン型車両のリヤステップ装置と比較して、本発明では、車両が加速又は減速しても、ステップ用ステー又はステップ板から異音を発生することはない。またサイドメンバと第2アームとの鉛直方向の間隔が狭くても、比較的長い第1アームにステップ用ステーの基端を取付けるため、その取付作業を比較的容易に行うことができるとともに、車両の後退時に、運転者の不注意によりステップ板がプラットホーム等に衝突しても、ステップ板、或いはステップ板及びステップ用ステーのみの交換で済むので、修理に要する費用が比較的少なくて済む。
また第1アームに水平方向に並んで2又は3個の第1通孔を形成し、2又は3個の第1通孔に対向するようにステップ用ステーの基端に2又は3個の第2通孔を形成し、2又は3個の第1通孔と2又は3個の第2通孔に2又は3本のボルトを挿通して2又は3個のナットを螺合することにより、ステップ用ステーの基端を第1アームに取付ければ、第1アームに形成される第1通孔が2個又は3個と少ないため、第1アームの強度を殆ど低下させることがなく、これらの第1通孔を利用してステップ用ステーの基端を第1アームに取付けたので、作業者等がステップ板に乗っても、ステップ用ステーを略水平状態に保つことができる。
更に単一のバンパ本体又は第2アームに突条又は突起を上方に向って突設し、突条又は突起が一対のステップ用ステーの中央下面を受けるように構成すれば、ステップ用ステーの基端を第1アームに取付け、ステップ用ステーの中央を突条又は突起が支持するため、作業者等が重い荷物を持ってステップ板に乗っても、ステップ用ステーを水平状態に確実に保つことができる。
次に本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、車両10は、後部に箱型荷室10aを有する小型トラックであり、この小型トラック10の後部には、後続の乗用車が小型トラック10の下に潜り込むのを阻止するための強化型のリヤバンパ11が設けられる。このリヤバンパ11は、基端がシャシフレーム12の一対のサイドメンバ12aの後部にそれぞれ取付けられた一対のバンパ用アーム13,13と、これらのバンパ用アーム13,13の先端に取付けられた単一のバンパ本体14とを備える。このバンパ本体14は車幅方向に延びて設けられる。また一対のバンパ用アーム13,13は、基端が一対のサイドメンバ12aの後部にそれぞれ取付けられた一対の第1アーム21,21と、基端が一対の第1アーム21,21の先端にそれぞれ一体的に設けられた一対の第2アーム22,22とを有する。一対の第1アーム21,21は基端から先端にかけて後方かつ斜め下方にそれぞれ延びるように設けられ、一対の第2アーム22,22は基端から先端にかけて後方かつ水平方向にそれぞれ延びるように設けられる。また第2アーム22の基端を第1アーム21の先端に溶接することにより第2アーム22が第1アーム21に一体的に形成される。単一のバンパ本体14は一対の第2アーム22,22の後端に取付けられる。これによりバンパ本体14の高さが路面15(図1)より高くかつサイドメンバ12aより低い高さ、即ち路面15及びサイドメンバ12a間の中間の高さに設定される。ここで、バンパ本体の高さを路面15及びサイドメンバ12a間の中間の高さに設定したのは、小型トラック10の後方から乗用車が追突したときに、乗用車の前面が上記バンパ本体14の後面に当接して、乗用車が小型トラック10の下に潜り込むのを阻止するためである。
一対の第1アーム21,21の中央下部には、一対のステップ用ステー16,16の基端がそれぞれ取付けられ、これらのステップ用ステー16,16は基端から先端にかけて後方かつ水平方向にそれぞれ延びるように設けられる(図1及び図2)。ステップ用ステー16は第1アーム21より僅かな間隔をあけて上方に位置するように構成される。これにより後述するステップ板17の上面板部17aの高さが路面15から最適な高さに設定される。また一対のステップ用ステー16,16の先端は単一のバンパ本体14の後面より所定の長さ(400mm以下)だけ後方に突出し、かつ箱型荷室(図1)の後面より所定の長さ(150mm以上)だけ後方に突出するように構成される。ここで、ステップ用ステー16の先端をバンパ本体14の後面より所定の長さ(400mm以下)だけ後方に突出させたのは、バンパ本体14後面の車両後端からの距離が400mm以内でなければならないという法規制によるものであり、ステップ用ステー16の先端を箱型荷室10aの後面より所定の長さ(150mm以上)だけ後方に突出させたのは、作業者等の足が箱型荷室10aに邪魔されずに安定して乗るようにするためである。また一対のステップ用ステー16,16の上面には単一のステップ板17が取付けられる。このステップ板17は、車幅方向に延びて設けられ作業者等が乗る上面板部17aと、上面板部17aの後縁に連設され一対のステップ用ステー16,16の後面を覆う後面板部17bと、後面板部17bの下縁に連設され前方に折返された折返し板部17cとを有する。
ステップ用ステー16及びステップ板17は第1アーム21より変形抵抗が小さく設定される。ここで、ステップ用ステー16及びステップ板17の変形抵抗とは、小型トラック10が後進してステップ板17の後面がプラットホーム等に衝突したときにステップ用ステー16及びステップ板17が塑性変形するまでの抗力をいい、第1アーム21の変形抵抗とは、小型トラック10が後進してステップ板17の後面がプラットホーム等に衝突したときにステップ用ステー16及びステップ板17を介して第1アーム21に伝達される荷重(力)により第1アーム21が塑性変形するまでの抗力をいう。具体的には、ステップ板17の後面に水平方向かつ前向きの荷重(力)を徐々に増大させた場合、ステップ板17が塑性変形を開始する荷重(力)をAとし、ステップ用ステー16が塑性変形を開始する荷重(力)をBとし、第1アーム21が塑性変形を開始する荷重(力)をCとするとき、A<B<Cという関係が成り立つように各部材の強度が設定される。これにより、ステップ板17はステップ用ステー16より変形抵抗が小さく設定され、ステップ用ステー16は第1アーム21より変形抵抗が小さく設定される。ステップ板17の変形抵抗を最も小さくするには、鋼板より引張り強度や曲げ強度の小さいアルミ板にて形成することが好ましく、ステップ用ステー16の変形抵抗をステップ板17より大きく第1アーム21より小さくするには、比較的厚さの薄い鋼板によりアングル状に形成することが好ましく、第1アーム21の変形抵抗を最も大きくするには、比較的厚さの厚い鋼板によりチャンネル状に形成することが好ましい。なお、ステップ用ステー16及びステップ板17は、ステップ板17の上面に重い荷物を持った作業者等が乗っても変形しない強度を有するように設定される。
一方、第1アーム21に水平方向に並んで2個の第1通孔21a,21aが形成され、これらの第1通孔21a,21aに対向するようにステップ用ステー16の基端に2個の第2通孔16a,16aが形成される(図1)。また2個の第1通孔21a,21aと2個の第2通孔16a,16aには、図2に示すように、それぞれ2本のボルト23,23を挿通してこれらのボルト23,23の突出部に2個のナット24,24をそれぞれ螺合することにより、ステップ用ステー16の基端が第1アーム21に取付けられる。更に単一のバンパ本体14には単一の突条26が上方に向って突設される(図1)。この突条26はバンパ本体14の長手方向に沿って、即ち車幅方向に延びて設けられ、一対のステップ用ステー16,16の中央下面をそれぞれ受けるように構成される。
このように構成された小型トラックのリヤバンパ構造の動作を説明する。
ステップ板17がサイドメンバ12aより低くかつバンパ本体14より高い、路面15から最適な高さに設定されているので、作業者等が小型トラック10の箱型荷室10aに入るときには、最初の一歩をステップ板17に乗せ、次の一歩を箱型荷室10aの床板に乗せることにより、スムーズに箱型荷室10aに入ることができ、作業者が上記箱型荷室10aから出るときには、最初の一歩をステップ板17に下ろし、次の一歩を路面15に下ろすことにより、スムーズに箱型荷室10aから出ることができる。また小型トラック10では、サイドメンバ12aと第2アーム22との鉛直方向の間隔が狭いけれども、比較的長い第1アーム21にステップ用ステー16の基端を取付けるため、その取付作業を比較的容易に行うことができる。また小型トラック10の後退時に、運転者の不注意によりステップ板17がプラットホーム等に衝突しても、ステップ板17、或いはステップ板17及びステップ用ステー16のみが変形し、第1アーム21は変形しないので、ステップ板17、或いはステップ板17及びステップ用ステー16のみの交換で済む。この結果、修理に要する費用が僅かで済む。また第1アーム21に水平方向に並んで2個の第1通孔21a,21aを形成するだけであるため、第1アーム21の強度は殆ど低下しない。更にこれらの第1通孔21a,21aを利用してステップ用ステー16の基端を第1アーム21に取付けるとともに、ステップ用ステー16の中央を突条26が支持するため、作業者等が重い荷物を持ってステップ板17に乗っても、ステップ用ステー16を水平状態に確実に保つことができる。
なお、この実施の形態では、車両として後部に箱型荷室を有する小型トラックを挙げたが、後部に荷台を有する小型トラックでもよい。
また、この実施の形態では、第2アームの基端を第1アームの先端に溶接することにより第2アームを第1アームに一体的に形成したが、第1及び第2アームの最終形状の展開状態で鋼板を打抜いた後に、この打抜いた板をプレス成形することにより第2アームを第1アームに一体的に形成してもよい。
また、この実施の形態では、第1アームに水平方向に並んで2個の第1通孔を形成し、2個の第1通孔に対向するようにステップ用ステーの基端に2個の第2通孔を形成し、2個の第1通孔と2個の第2通孔に2本のボルトを挿通して2個のナットを螺合することにより、ステップ用ステーの基端を第1アームに取付けたが、第1アームに水平方向に並んで3個の第1通孔を形成し、3個の第1通孔に対向するようにステップ用ステーの基端に3個の第2通孔を形成し、3個の第1通孔と3個の第2通孔に3本のボルトを挿通して3個のナットを螺合することにより、ステップ用ステーの基端を第1アームに取付けてもよい。
更に、この実施の形態では、単一のバンパ本体に突条を上方に向って突設し、この突条が一対のステップ用ステーの中央下面を受けるように構成したが、単一のバンパ本体に一対の突起を一対のステップ用ステーに向って上方にそれぞれ突設し、これらの突条が一対のステップ用ステーの中央下面をそれぞれ受けるように構成してもよく、或いは一対の第2アームに単一の突条を上方に向って突設したり、又は一対の第2アームに一対の突起を一対のステップ用ステーに向って上方にそれぞれ突設することにより、突条又は一対の突起が一対のステップ用ステーの中央下面をそれぞれ受けるように構成してもよい。
本発明実施形態の車両のリヤバンパを含む車両の要部側面図である。 そのリヤバンパを含む車両の要部斜視図である。 従来例を示す図1に対応する要部側面図である。 別の従来例を示す図1に対応する要部側面図である。
符号の説明
10 小型トラック(車両)
12 シャシフレーム
12a サイドメンバ
13 バンパ用アーム
14 バンパ本体
16 ステップ用ステー
16a 第2通孔
17 ステップ板
21 第1アーム
21a 第1通孔
22 第2アーム
23 ボルト
24 ナット
26 突条

Claims (3)

  1. 基端がシャシフレーム(12)の一対のサイドメンバ(12a)の後部にそれぞれ取付けられた一対のバンパ用アーム(13,13)と、車幅方向に延びて設けられ前記一対のバンパ用アーム(13,13)の先端に取付けられた単一のバンパ本体(14)とを備えた車両のリヤバンパ構造において、
    前記一対のバンパ用アーム(13,13)は、基端が前記一対のサイドメンバ(12a)の後部にそれぞれ取付けられ後方かつ斜め下方にそれぞれ延びる一対の第1アーム(21,21)と、基端が前記一対の第1アーム(21,21)の先端にそれぞれ連設され後方かつ水平方向にそれぞれ延びる一対の第2アーム(22,22)とを有し、
    基端が前記一対の第1アーム(21,21)にそれぞれ取付けられ後方かつ水平方向にそれぞれ延び先端が前記単一のバンパ本体(14)の後面より後方に突出し更に前記一対の第1アーム(21,21)より変形抵抗の小さい一対のステップ用ステー(16,16)と、
    車幅方向に延びて設けられ前記一対のステップ用ステー(16,16)の上面に取付けられ更に前記一対の第1アーム(21,21)より変形抵抗の小さい単一のステップ板(17)と
    を更に備えたことを特徴とする車両のリヤバンパ構造。
  2. 第1アーム(21)に水平方向に並んで2又は3個の第1通孔(21a,21a)が形成され、前記2又は3個の第1通孔(21a,21a)に対向するようにステップ用ステー(16)の基端に2又は3個の第2通孔(16a,16a)が形成され、前記2又は3個の第1通孔(21a,21a)と前記2又は3個の第2通孔(16a,16a)にそれぞれ2又は3本のボルト(23,23)を挿通して2又は3個のナット(24,24)をそれぞれ螺合することにより、前記ステップ用ステー(16)の基端が前記第1アーム(21)に取付けられた請求項1記載の車両のリヤバンパ構造。
  3. 単一のバンパ本体(14)又は第2アームに突条(26)又は突起が上方に向って突設され、前記突条(26)又は前記突起が一対のステップ用ステー(16)の中央下面を受けるように構成された請求項1又は2記載の車両のリヤバンパ構造。
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