JP2006297415A - バリ除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 管の内周面全体を均等に平滑にするようにバリを除去する。
【解決手段】 管(90)の胴部を固定する固定手段(12、14)と、該固定手段(12、14)により固定された管の端部(95)から該管の内部に進入して端部(95)における管の内周面(92)を部分的に押圧する内周面押圧手段(30)と、該内周面押圧手段(30)を管の内周面(92)に沿って周方向に公転させる公転手段(16)とを具備し、内周面押圧手段(30)が管の内周面(92)を押圧しつつ公転することにより管の端部(95)における内周面(92)のバリ(96)を除去するようにしたバリ除去装置(10)が提供される。さらに、内周面押圧手段により押圧される管の内周面に対応する位置における管の外周面(91)を押圧する外周面押圧手段(18)を具備し、外周面押圧手段は公転手段によって管の外周面に沿って周方向に公転されるようにしてもよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、切断された管の切断面に生じたバリ、すなわち切断バリを除去するのに用いられるバリ除去装置に関する。
配管工事などの種々の分野において、高速切断機または丸鋸などによって管は要求される長さに切断されている。切断後の管の切断面においては、管の内周面縁部から管の内側に延びる切断バリがしばしば発生する。このような切断バリは、管と他の管または継手等とを連結するのを困難にするだけでなく、流体が管内を円滑に流れなくなるなどの不具合を招くことがある。このため、通常は切断バリを除去した後で、管を他の管に連結するようにしている。
しかしながら、このようなバリ除去作業は、金属製のヤスリ、リーマまたは切削工具を用いて作業者が手作業で行うので、管の内周面全体を均等に平滑にするのは困難であり、また除去作業自体、煩雑であるので、作業時間の遅延につながる。さらに、このような手作業でのバリ除去作業によって作業者が怪我をする事態も生じうる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、管の内周面全体を均等に平滑にすることのできるバリ除去装置を提供して作業時間の遅延を防止することを目的とする。
前述した目的を達成するために1番目に記載の発明によれば、管の胴部を固定する固定手段と、該固定手段により固定された前記管の端部から該管の内部に進入して前記端部における前記管の内周面を部分的に押圧する内周面押圧手段と、該内周面押圧手段を前記管の内周面に沿って周方向に公転させる公転手段とを具備し、前記内周面押圧手段が前記管の内周面を押圧しつつ公転することにより前記管の端部における前記内周面のバリを除去するようにしたバリ除去装置が提供される。
すなわち1番目の発明においては、内周面押圧手段が管の内周面を押圧するので、管の内周面端部に生じたバリが押しつぶされ、それにより、バリの除去が行われるようになる。また、内周面押圧手段を管の内周面に沿って公転させることにより管の内周面全体が均等な力で押圧され、その結果、管の内周面は均等に平滑になる。1番目の発明においては、このような作業を自動的に行うことができるので、作業者の怪我および作業時間の遅延を回避することも可能である。
2番目の発明によれば、1番目の発明において、さらに、前記内周面押圧手段により押圧される前記管の内周面に対応する位置における該管の外周面を押圧する外周面押圧手段を具備し、該外周面押圧手段は前記公転手段によって前記管の外周面に沿って周方向に公転される。
すなわち2番目の発明においては、内周面押圧手段と外周面押圧手段とで管の厚さ部分を挟む構成としているので、内周面押圧手段を安定して動作させられ、また、内周面押圧手段からの押圧力が管の内周面に確実に伝わるようになり、その結果、バリの押しつぶしを確実に行うことができる。
3番目の発明によれば、1番目または2番目の発明において、前記内周面押圧手段はテーパが付けられたテーパローラであり、該テーパローラの小径側端部が前記管の端部から前記管の内部に進入するようになっており、前記テーパローラの中心軸線は前記管の中心軸線に対して鋭角をなして傾斜している。
すなわち3番目の発明においては、内周面押圧手段が管の内周面に沿って公転することにより、鋭角のリード角でもって、テーパローラのより大径側部分が管の内周面を押圧するようになり、その結果、バリの押しつぶしがより確実に行われるようになる。
4番目の発明によれば、1番目から3番目のいずれかの発明において、前記管の端部に対応する前記外周面押圧手段の一部分が面取り加工されている。
すなわち4番目の発明においては、バリ除去作業と共に、外周面押圧手段の面取り部分によって管の端部が外側にフレア状に広がるような加工を同時に行うことが可能となる。
5番目の発明によれば、1番目から4番目のいずれかの発明において、さらに、前記固定手段により固定された前記管を切断する切断手段を具備し、該切断手段による前記管の切断時には、前記切断手段は前記管を挟んで前記外周面押圧手段に対向する位置に配置される。
すなわち5番目の発明においては、固定手段により固定された管を切断した後で、管を取外すことなしに、バリ除去作業を連続して行うことができる。また、管の切断時には、切断手段と対向した位置に外周部押圧手段が位置することになるので、切断手段からの力が管に加わりやすくなり、その結果、管を容易に切断することができるようになる。
各発明によれば、管の内周面全体を均等に平滑にするようにバリを除去し、作業時間の遅延を防止することができるという共通の効果を奏しうる。
さらに、2番目の発明によれば、内周面押圧手段からの押圧力が管の内周面に確実に伝わるようになり、その結果、バリの押しつぶしを確実に行うことができるという効果を奏しうる。
さらに、3番目の発明によれば、鋭角のリード角でもって、テーパローラのより大径側部分が管の内周面を押圧するようになり、その結果、バリの押しつぶしがより確実に行われるという効果を奏しうる。
さらに、4番目の発明によれば、バリ除去作業と、フレア状に広がるような加工とを同時ことができるという効果を奏しうる。
さらに、5番目の発明によれば、管を切断した後で、管を取外すことなしに、バリ除去作業を連続して行うことができるという効果を奏しうる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面において同一の部材には同一の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺および形状を適宜変更している。
図1(a)は、本発明の第一の実施形態に基づくバリ除去装置の側断面図である。図1(a)に示されるように、バリ除去装置10は、ベース11から延びるよう設置された固定円板15と、この固定円板15の一側に隣接して配置された回転円板16とを含んでいる。固定円板15および回転円板16の各中心孔には共通のギア17が挿入されており、それにより、固定円板15および回転円板16は互いに同心に配置されるようになる。ギア17は固定円板15の中心孔においては自由回転可能に挿入されており、回転円板16の中心孔においては該中心孔に固定されるよう挿入されている。従って、ギア17の回転時には、固定円板15は停止状態のままであり、回転円板16はギア17と一緒に回転するようになる。なお、ギア17には、後述する管90を挿入することのできる中心孔17aが形成されている。
図1に示されるように、固定円板15内においてギア17の外周面は、支持軸23回りに回転する他のギア24と係合している。さらに、このギア24はベース11内において支持軸21回りに回転するギア22に係合している。図面には示さないものの支持軸21はモータの出力軸に連結されており、図示しないモータの駆動力は支持軸21、ギア22、支持軸23およびギア24を通じてギア17に伝達される。また、モータは、図示しない制御装置に接続されていてもよい。
また、固定円板15から遠方側に位置する回転円板16の端面においては、支持軸19が回転円板16の中心軸線から半径方向にずれた位置から回転円板16の端面に対して垂直に延びている。この支持軸19には、硬質の部材からなる押圧ローラ18が自由回転可能に取付けられている。
さらに、別の支持軸29が支持軸19よりも半径方向外側において回転円板16の端面から延びている。支持軸29回りで回動可能に取付られた回動レバー28が支持軸29に沿って摺動できるようになっている。回動レバー28の先端付近から回転円板16に向かって延びる別の支持軸27が、支持軸27の基端において回動可能に設けられている。さらに、この支持軸27には、テーパが付けられたテーパローラ30が設けられている。図示されるように、テーパローラ30の中心軸線C2は支持軸27の中心軸線に一致している。テーパローラ30は支持軸27に固定されていてもよく、また自由回転可能に支持軸27に取付られていてもよい。図1(a)に示されるように、回動レバー28の長さは回転円板16の半径に概ね等しい。従って、回動レバー28を図1(a)に示されるように回動させたときには、支持軸27が管90の内部に対応した位置まで移動するようになる。
図2(a)はテーパローラの側面図であり、図2(b)はテーパローラの正面図である。これら図面に示されるようにテーパローラ30は端面31、32の間に傾斜周面33を備えた略円錐台形状をなしている。このテーパローラ30は比較的硬質の材料から形成されており、好ましい実施形態においてはテーパローラ30はSUJ2から形成されている。テーパローラ30の傾斜周面33は平滑面である必要はなく、傾斜周面33が或る程度の表面粗さを有していても良い。
大径側の端面32には段部35が設けられており、段部35から小径側の端面31に亙って傾斜周面33が広がっている。図2(a)に示されるように、この傾斜周面33の母線とテーパローラ30の中心軸線C2に対して平行な線分との間のなす角度A2は鋭角であり、好ましい実施形態においてはこの角度A2は約5°である。
再び図1(a)を参照すると、固定円板15の他側には固定リング12が固定円板15と同心に取付られている。図示されるように固定リング12の中心孔はギア17の中心孔17aに概ね一致している。固定リング12には、該固定リング12の外周面から内周面まで延びる貫通孔13が形成されている。これら貫通孔13にはネジ14を螺合することのできるネジ山が形成されている。図1等においては一つの貫通孔13のみしか示されていないが、外周面から内周面まで延びる複数の貫通孔13が固定リング12に形成されていてもよい。
次いで、本発明の第一の実施形態に基づくバリ除去装置10の動作について説明する。はじめに、図示しない切断装置によって所望の長さに切断された管90をバリ除去装置10に設置する。バリ除去装置10に設置される管90の端部95は切断面であり、管90内部に向かって延びる複数の切断バリ96が端部95において管90の内周面92全体に形成されているものとする。
図1(a)に示されるように、管90をギア17の中心孔17aに挿入し、切断された管90の端部95を押圧ローラ18の位置に概ね一致させる。その後、固定リング12の貫通孔13にネジ14を通し、ネジ14の先端を管90の外周面91に当接させることにより、管90をバリ除去装置10に固定する。これにより、管の中心軸線C1は固定円板15、回転円板16、ギア17の中心軸線に一致するようになる。また、このときには、押圧ローラ18の周面が管90の端部95における外周面91を押圧した状態となる。
次いで、回動レバー28を回転円板16に向かって支持軸29上を摺動させることにより、テーパローラ30を元位置からバリ除去位置まで移動させる。図1(a)において実線で示されるバリ除去位置では、テーパローラ30が端部95から管90の内部に部分的に進入した状態となる。
次いで、回動レバー28を支持軸29回りに回動させて、テーパローラ30の傾斜周面33を端部95における管90の内周面92に押圧させる。図示されるように、このときには、テーパローラ30と押圧ローラ18とが管90の厚さ部分を挟んで対向して位置するようになる。次いで、バリ除去装置の頂部からみた部分断面図である図1(b)に示されるように、水平面内において支持軸27を支持軸27の基端回りに回動させる。これにより、図1(b)に示されるように管90の中心軸線C1とテーパローラ30の中心軸線C2とが鋭角A1をなすようになる。好ましい実施形態においては角度A1は3°から10°の範囲にある。さらに、角度A1が5°であるのがより好ましく、このときにはテーパローラ30の母線と管90の内周面92とが互いに略平行になる。
管90の内周面92を押圧した状態で、テーパローラ30が管90の厚さ部分を挟んで押圧ローラ18と対向する位置に配置されると、ベース11の支持軸21に接続された図示しないモータが駆動される。
図3は本発明の第一の実施形態に基づくバリ除去装置の略正面図であり、理解を容易にするために回動レバー28、支持軸29、ギア17などを省略している。図示しないモータの駆動力は、支持軸21、ギア22、支持軸23、ギア24を通じてギア17に伝達され、回転円板16がギア17(図3には示さない)と一緒に矢印C3方向に回転するようになる。
前述したように、押圧ローラ18の支持軸19が回転円板16の中心からずれた位置において回転円板16に取り付けられており、テーパローラ30に関連づけられた支持軸29は押圧ローラ18の支持軸19よりも半径方向外側において回転円板16に取り付けられている。従って、回転円板16が回転することにより、押圧ローラ18およびテーパローラ30は、支持軸19、29の回転円板16に対する各取付位置から回転円板16の中心までの距離を半径として公転運動するようになる。すなわち、テーパローラ30および押圧ローラ18は管90の厚さ部分を挟んだ状態で、管90の内周面92および外周面91をそれぞれ押圧しながらこれら内周面92および外周面91に沿って一緒に公転することになる。
テーパローラ30の傾斜周面33が管90の内周面92を押圧すると、その押圧箇所における切断バリ96は押しつぶされるので、切断バリ96が除去されることとなる。そして、前述したように回転円板16によってテーパローラ30を公転させると、端部95における切断バリ96は管90の内周面92に沿って次々と押しつぶされるようになる。前述したように、テーパローラ30の公転時には押圧ローラ18がテーパローラ30に対向した状態で一緒に公転する。つまり、押圧ローラ18はテーパローラ30からの押圧力を受ける受けローラとしての役目を果たすことができるので、テーパローラ30からの押圧力は管90の内周面92に確実に伝わり、内周面92の切断バリ96の押しつぶしが確実に行われる。
また、図1(b)に示されるように、管90の中心軸線C1とテーパローラ30の中心軸線C2とが互いに鋭角A1をなすように傾斜していて、テーパローラ30の母線と管90の内周面92とが概ね平行になる。その結果、テーパローラ30の公転時には鋭角のリード角でもって、テーパローラ30の大径側端部32により近い部分が管90の内周面92を押圧するようになり、それにより、バリの押しつぶしがより確実に行われる。
この作業を管90の内周面92全体にわたって少なくとも一回行うと、管90の内周面92は全体的に均等に平滑となり、切断バリ96が除去されるようになる。従来技術においてはこのようなバリ除去作業は作業者が行っていたので、作業者が不注意によって怪我をしたり、作業時間が遅延することが生じていたが、本発明においてはこのようなバリ除去作業をバリ除去装置10によって自動的に行うことができるので、作業者の怪我および作業時間の遅延を回避することが可能となる。
図4(a)および図4(b)は本発明の第二の実施形態に基づくバリ除去装置の部分拡大図である。これら図面に示されるように本実施形態においては、回転円板16からみて遠方側に位置する押圧ローラ18の端面18bの縁部に切欠部または面取部18aが形成されている。本実施形態においては、図4(a)に示されるように、管90の端部95が押圧ローラ18の端面18bと同一平面になるように管90を設置する。そして、前述したのと同様に回転円板16を回転させて管90のバリ除去作業を行うと、管90の端部95はテーパローラ30の傾斜周面33に押されて面取部18aの領域まで湾曲するようになる(図4(b)を参照されたい)。その結果、管90の端部95は外方にフレア状に広がるようになるので、本実施形態においては管90の内周面92における切断バリ96の除去と、管90の端部95をフレア状にする加工との両方を同時に行うことが可能となる。
さらに、図5および図6は本発明の第三の実施形態に基づくバリ除去装置の側断面図である。第三の実施形態においては、支持軸19、29と同様に別の支持軸41が支持軸19とは反対側の領域において回転円板16から延びている。この支持軸41に取り付けられたギア42はギア44に係合している。さらに、切断ホイール60がギア44から回転円板16に向かって延びる支持軸45に取り付けられている。この切断ホイール60は図示しないモータにより回転するものとする。図示されるように、切断ホイール60は、該切断ホイール60の回転面Sが押圧ローラ18の厚さ部分の概ね中心を通るように配置されている。
第三の実施形態においては、回動レバー28を支持軸27回りに回動させてテーパローラ30を図5に示される後退位置まで後退させた後、管90をギア17の中心孔17aに挿入する。管90の端部95が切断ホイール60の回転面Sから所望の距離だけ突出するように管90を位置決めし、ネジ14を用いてバリ除去装置10に固定する。図5に示されるように、管90を固定すると、管90の胴部は切断ホイール60と押圧ローラ18との間に配置されるようになる。
次いで、切断ホイール60用のモータ(図示しない)によって切断ホイール60を支持軸45回りに回転させる。押圧ローラ18が切断ホイール60の反対側において管90を支持しているので、切断ホイール60の切断力は管90に直接的に伝わり、切断ホイール60に当接していた管90の一部分が切断される。切断ホイール60を支持軸45回りに回転させるのとほぼ同時に回転円板16を前述したのと同様に回転させる。これにより、押圧ローラ18が切断ホイール60の反対側において管90を支持した状態で、押圧ローラ18と切断ホイール60とが管90の外周面91に沿って公転するようになる。その結果、回転円板16が少なくとも一回転すると、管90は回転面Sを切断面として切断される。
当然のことながら、回転面Sに対応する管90の新規切断面には前述したのと同様な切断バリ96’が管90の内側に向かって形成されることになる。次いで、図6を参照して分かるように、回動レバー28を支持軸29回りに回動させ、後退位置にあるテーパローラ30を管90の中心軸線C1付近まで移動させる。次いで、回動レバー28をテーパローラ30と一緒に回転円板16に向かって支持軸29上を摺動させ、図6に示されるようにテーパローラ30の傾斜周面33を管90の端部95に押圧させる。その後、第一の実施形態において説明したのと同様な手法でバリ除去作業を行う。すなわち、第三の実施形態に基づくバリ除去装置10においては、ネジ14により一旦固定した管90を取り外すことなしに、切断ホイール60による管90の切断と、テーパローラ30によるバリ除去作業とを行うことができる。本実施形態においては、管90の切断作用およびバリ除去作業の両方は回転円板16を回転することにより行われるので、回転円板16を回転させたまま、切断作業とバリ除去作業との両方を連続的に行うこともでき、それにより、作業時間の遅延をさらに少なくすることが可能となる。
図面を参照して説明した実施形態においては、略円錐台形状のローラ、つまりテーパローラ30を使用しているが、テーパローラ30の代わりに円筒状のローラを使用して管90のバリを除去するようにしてもよい。また、切断バリ96、96’を押しつぶすことにより、これらバリを除去するものとして説明したが、結合剤により結合された多数の砥粒を含むテーパローラ30の傾斜周面33によって管90の内周面92を研削し、それにより、切断バリ96、96’を除去するようにしてもよい。このような場合であっても、本発明の範囲に含まれるのは明らかである。
(a)本発明の第一の実施形態に基づくバリ除去装置の側断面図である。(b)図1(a)に示されるバリ除去装置の頂部から見た部分断面図である。 (a)テーパローラの側面図である。(b)テーパローラの正面図である。 本発明の第一の実施形態に基づくバリ除去装置の略正面図である。 (a)本発明の第二の実施形態に基づくバリ除去装置の部分拡大図である。(b)本発明の第二の実施形態に基づくバリ除去装置の他の部分拡大図である。 本発明の第三の実施形態に基づくバリ除去装置の側断面図である。 図5に示されるバリ除去装置の他の側断面図である。
符号の説明
10 バリ除去装置
11 ベース
12 固定リング
13 貫通孔
14 ネジ
15 固定円板
16 回転円板
17 ギア
18 押圧ローラ
18a 面取部
18b 端面
28 回動レバー
30 テーパローラ
31、32 端面
33 傾斜周面
60 切断ホイール
90 管
91 外周面
92 内周面
95 端部
96、96’ 切断バリ
C1 中心軸線
C2 中心軸線
S 回転面

Claims (5)

  1. 管の胴部を固定する固定手段と、
    該固定手段により固定された前記管の端部から該管の内部に進入して前記端部における前記管の内周面を部分的に押圧する内周面押圧手段と、
    該内周面押圧手段を前記管の内周面に沿って周方向に公転させる公転手段とを具備し、前記内周面押圧手段が前記管の内周面を押圧しつつ公転することにより前記管の端部における前記内周面のバリを除去するようにしたバリ除去装置。
  2. さらに、前記内周面押圧手段により押圧される前記管の内周面に対応する位置における該管の外周面を押圧する外周面押圧手段を具備し、該外周面押圧手段は前記公転手段によって前記管の外周面に沿って周方向に公転される請求項1に記載のバリ除去装置。
  3. 前記内周面押圧手段はテーパが付けられたテーパローラであり、該テーパローラの小径側端部が前記管の端部から前記管の内部に進入するようになっており、
    前記テーパローラの中心軸線は前記管の中心軸線に対して鋭角をなして傾斜している請求項1または2に記載のバリ除去装置。
  4. 前記管の端部に対応する前記外周面押圧手段の一部分が面取り加工されている請求項1から3のいずれか一項に記載のバリ除去装置。
  5. さらに、前記固定手段により固定された前記管を切断する切断手段を具備し、該切断手段による前記管の切断時には、前記切断手段は前記管を挟んで前記外周面押圧手段に対向する位置に配置される請求項1から4のいずれか一項に記載のバリ除去装置。
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