JP2006296477A - 医用システム及び医用装置監視方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 自動起動/自動終了する医用装置を正確に特定することが可能な医用システム及び医用装置監視システムを提供する。
【解決手段】 医用システム100の監視装置10におけるユーザ/装置情報管理部12は、医療施設の出入口に設置した入退室検出部11が検出したユーザ識別情報に基づきユーザの勤務状態を設定する。次いで、ユーザ/装置情報管理部12は、前記ユーザの勤務状態及び過去のアクセス履歴に基づいて予め設定された医用装置20に対する前記ユーザのアクセス権に基づいて起動/終了の対象となる医用装置20を特定し、更に、特定した医用装置20の稼動状態に基づいて設定した医用装置20を起動するための指示信号を起動/終了制御部15に供給する。そして、起動/終了制御部15は、設定された前記医用装置20の電源部21に対して起動/終了制御信号を供給し、電源部21のON/OFFを制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】 医用システム100の監視装置10におけるユーザ/装置情報管理部12は、医療施設の出入口に設置した入退室検出部11が検出したユーザ識別情報に基づきユーザの勤務状態を設定する。次いで、ユーザ/装置情報管理部12は、前記ユーザの勤務状態及び過去のアクセス履歴に基づいて予め設定された医用装置20に対する前記ユーザのアクセス権に基づいて起動/終了の対象となる医用装置20を特定し、更に、特定した医用装置20の稼動状態に基づいて設定した医用装置20を起動するための指示信号を起動/終了制御部15に供給する。そして、起動/終了制御部15は、設定された前記医用装置20の電源部21に対して起動/終了制御信号を供給し、電源部21のON/OFFを制御する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、医用装置のアクセス履歴等に基づき、その起動/終了あるいはログイン/ログアウトの制御を行なう医用システム及び医用装置監視方法に関する。
医用画像診断技術は、近年のコンピュータ技術の発展に伴って実用化されたX線CT装置やMRI装置などによって急速な進歩を遂げ、今日の医療において必要不可欠なものとなっている。
上述の画像診断装置をはじめとする医用装置を用い患者に対して検査あるいは治療を行なう場合、高性能化に伴なって複雑化した医用装置を使用可能な状態に立ち上げるために多くの時間を費やしていた。即ち、上述の医用装置を用いて検査や治療を行なう医師や検査技師(以下では、これらをユーザと呼ぶ。)が医用装置の電源を投入(起動)してから検査や治療を開始するまでに無視できない無駄な時間が発生していた。又、検査終了後の電源切断(終了)においても同様であり、医用装置の起動/終了における待ち時間は検査効率あるいは治療効率を著しく低下させていた。
このような問題点を解決するために、ユーザ識別情報の検出が可能な識別情報検出装置を施設内の好適な位置に設置し、この識別情報検出装置において検出されたユーザ識別情報に基づき、前記識別情報検出装置から離れて設置され前記ユーザが所有あるいは管理する機器の電源を自動投入(自動起動)する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、電源投入(起動)された医用装置や医用情報装置を用いて検査/治療/診断を行なう場合、従来は、如何なるユーザも特別な制約を受けることなく装置に対するログインが可能であったが、近年では、ユーザIDやパスワード等から認証されたユーザに対してのみ装置の使用(ログイン)を許可することにより患者個人情報等の漏洩を防止している。
特開平10−268960号公報
上述の自動起動方法は、医用装置とこの医用装置を使用するユーザが常に対応付けられている場合には有効であるが、比較的大きな医療施設におけるユーザは常に同じ医用診断装置を用いて検査/治療を行なうとは限らないため、予め自動起動する医用装置の特定は柔軟に行わなくてはならない。又、検査終了後の電源切断(終了)にて発生する無駄時間に対する改善方法はこれまで講じられていない。
一方、医用装置のログインにおいて従来行なわれてきた認証は、ユーザIDあるいはパスワード等のユーザ識別情報を用いた単一認証であり、本来ログインが許可されない第3者にユーザ識別情報が漏洩した場合には、この第3者は、制約無しで全ての医用装置に対するログインが可能となるため十分なセキュリティを確保することが困難であった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、過去のアクセス履歴等に基づいて医用装置の起動/終了あるいはログイン/ログアウトを制御することにより、自動起動/自動終了する装置の正確な特定、あるいは、ログインにおけるセキュリティレベルの向上が可能な医用システム及び医用装置監視方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る本発明の医用システムは、患者に対して検査あるいは治療を行なう医用装置と、医療施設におけるユーザの入退室を検出する入退室検出手段と、前記ユーザの前記医用装置に対するアクセス履歴データを保管するアクセス履歴データ記憶手段と、前記アクセス履歴データに基づいて前記ユーザの前記医用装置に対するアクセス権を設定あるいは更新するアクセス権更新手段と、前記入退室検出手段によって得られた入退室検出データと前記アクセス権更新手段によって設定あるいは更新された前記ユーザの前記医用装置に対するアクセス権に基づいて前記医用装置に対する駆動あるいは終了の是非を判定するユーザ/装置情報管理手段と、このユーザ/装置情報管理手段の判定結果に基づいて前記医用装置を起動あるいは終了するための制御信号を前記医用装置に供給する起動/終了制御手段を備えたことを特徴としている。
一方、請求項10に係る本発明の医用装置監視方法は、アクセス権更新手段が医用装置に対するユーザのアクセス履歴データに基づいて前記ユーザの前記医用装置に対するアクセス権を設定あるいは更新するステップと、入退室検出手段が医療施設における前記ユーザの入退室を検出するステップと、ユーザ/装置情報管理手段が前記入退室の検出データ及び前記アクセス権に基づいて前記医用装置に対する駆動あるいは終了の是非を判定するステップと、起動/終了制御手段が前記ユーザ/装置情報管理手段の判定結果に基づいて前記医用装置を起動あるいは終了するための制御信号を前記医用装置に供給するステップと、前記医用装置が前記制御信号に基づいて起動あるいは終了するステップを有することを特徴としている。
又、請求項11に係る本発明の医用装置監視方法は、入退室検出手段が医療施設におけるユーザの入退室を検出するステップと、医用装置が前記ユーザのユーザ識別情報を入力するステップと、ユーザ/装置情報管理手段が前記医用装置において入力されたユーザ識別情報と前記入退室の検出結果に基づく前記ユーザの勤務状態に基づいて前記医用装置に対するログインの是非を判定するステップと、前記医用装置が前記ユーザ/装置情報管理手段の判定結果に基づいてログインするステップを有することを特徴としている。
本発明によれば、過去のアクセス履歴に基づいて医用装置の起動/終了あるいはログインを制御することにより、自動起動/自動終了すべき装置が正確に特定でき、又、ログインにおけるセキュリティレベルが向上する。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
以下に述べる本発明の実施例の第1の特徴は、医療施設の出入口に設置された入退室検出部により検出されたユーザ識別情報に基づくユーザの勤務状態と、過去のアクセス履歴に基づいて設定された医用装置に対するユーザのアクセス権とから前記ユーザが使用可能な医用装置を特定し、次いで、特定した医用装置の稼動状態情報に基づいて自動起動/自動終了する医用装置を設定することにある。
又、本発明の実施例の第2の特徴は、医用装置の入力部において入力されたユーザ識別情報と、前記入退室検出部により検出されたユーザ識別情報に基づくユーザの勤務状態と、過去のアクセス履歴に基づいて設定された医用装置に対するユーザのアクセス権に基づいて医用装置に対するログインを行なうことにある。
尚、以下に述べる実施例の医用システムに備えられた複数の医用装置は、例えば、MRI装置、X線CT装置、X線診断装置、超音波診断装置等の画像診断装置の場合について述べるがこれに限定されるものではなく、分析装置、検査装置あるいは治療装置であっても構わない。
(医用システムの構成)
本発明の実施例における医用システムの構成につき図1を用いて説明する。図1は、医用システムの全体構成を示すブロック図であり、この医用システム100は、患者に対して画像データの生成と表示を行なう複数の医用装置A(20a)乃至医用装置E(20e)(以下では、これらを纏めて医用装置20と呼ぶ。)と、これらの医用装置20のアクセス履歴情報に基づいてその起動/終了及びログイン/ログアウトを制御する監視装置10を有している。
本発明の実施例における医用システムの構成につき図1を用いて説明する。図1は、医用システムの全体構成を示すブロック図であり、この医用システム100は、患者に対して画像データの生成と表示を行なう複数の医用装置A(20a)乃至医用装置E(20e)(以下では、これらを纏めて医用装置20と呼ぶ。)と、これらの医用装置20のアクセス履歴情報に基づいてその起動/終了及びログイン/ログアウトを制御する監視装置10を有している。
監視装置10は、病院等の医療施設における医療従事者用出入口に設けられユーザを含む医療従事者の医療施設に対する出入(入退室)を検出する入退室検出部11と、この入退室の情報に基づくユーザの勤務状態情報、医用装置20に対するユーザのアクセス権情報及びアクセス履歴データ、医用装置20の稼動状態情報等の管理を行ない、更に、医用装置20に対する起動/終了及びログインの是非を判定するユーザ/装置情報管理部12と、ユーザの勤務状態情報、医用装置20に対するユーザのアクセス権情報及びアクセス履歴データ、医用装置20の稼動状態情報等を保管するユーザ/装置情報記憶部13を備えている。
又、監視装置10は、医用装置20の前記アクセス履歴データに基づいて医用装置20に対するアクセス権の更新を行なうアクセス権更新部14と、ユーザ/装置情報管理部12から供給される起動/終了の指示信号に基づいて医用装置20における電源のON/OFFを制御する起動/終了制御部15を備えている。
監視装置10の入退室検出部11は、ユーザが保有するIDカードとの交信を行なう。即ち、入退室検出部11は、ユーザが医療施設の医療従事者専用出入口を通過する際、このユーザが所有するIDカードに電磁波を照射して内部の微小記憶デバイス(ナノチップ)に保存されたユーザIDを非接触で読み出し、ユーザ/装置情報管理部12に供給する。
次に、ユーザIDを読み出すことによりユーザの入退室を検出する入退室検出部11とユーザが保有するIDカードの具体例につき図2を用いて説明する。
図2に示した入退室検出部11は、アンテナ111と駆動回路112とデータ復調回路113を備えている。そして、駆動回路112は、アンテナ111より第1の周波数の電磁波を放射するための駆動信号を生成し、アンテナ111は、前記駆動信号によって駆動されてユーザのIDカード30に対し第1の周波数の電磁波を照射すると共に、このIDカード30から放射される第2の周波数の電波を受信して電気信号に変換する。又、データ復調回路113は、アンテナ111から供給される電気信号を復調してユーザIDを検出する。
一方、IDカード30は、入退室検出部11のアンテナ111から照射された第1の周波数の電磁波を受信するアンテナ31と、このアンテナ31によって前記電磁波を変換して得られた第1の周波数の電気信号を整流・平滑化して直流電圧を生成する電源回路32と、ユーザIDの情報が予め保管されている微小記憶デバイス33を備え、更に、微小記憶デバイス33に記憶されたユーザID情報を読み出すためのクロックパルスを生成するクロック生成回路34と、読み出したユーザID情報を第2の周波数で変調してアンテナ31に供給するデータ変調回路35を備えている。そして、電源回路32で生成された直流電圧は、微小記憶デバイス33、クロック生成回路34及びデータ変調回路35の各々に供給される。
図1に戻って、ユーザ/装置情報管理部12は、上述の入退室検出部11から供給されたユーザIDの情報に基づいて、医療従事者専用出入口を通過して医療施設に入退室したユーザを認識する。そして、入室した場合には当該ユーザの勤務状態を「通常勤務」と判定し、後述するユーザ/装置情報記憶部13の勤務状態情報記憶回路131に保管されている前記ユーザの勤務状態を「不在」から「通常勤務」に更新する。一方、退室した場合にはその勤務状態を「通常勤務」から「不在」に更新する。
又、ユーザ/装置情報管理部12は、ユーザの勤務状態、医用装置20に対して予め設定されたアクセス権、医用装置20の稼動状態等の情報に基づいて医用装置20に対する起動/終了の是非を判定する。又、医用装置20から供給されるユーザ識別情報に基づいてユーザ認証を行ない、更に、このユーザ認証結果と上述の勤務状態及びアクセス権に基づいて医用装置20に対するログインの是非を判定する。
そして、例えば、医用装置A(20a)に対する起動/終了及びログインを許可した場合には、後述のユーザ/装置情報記憶部13における稼動状態情報記憶回路133及びアクセス履歴データ記憶回路134に保管されている医用装置A(20a)の稼動状態とアクセス履歴を更新する。
一方、ユーザ/装置情報記憶部13は、複数のユーザAX乃至ユーザEXに対する勤務状態の情報が保管されている勤務状態情報記憶回路131と、ユーザAX乃至ユーザEXの医用装置20に対するアクセス権の情報が保管されているアクセス権情報記憶回路132と、医用装置20の稼動状態の情報が保管されている稼動状態情報記憶回路133と、医用装置20における過去のアクセス履歴のデータが保管されているアクセス履歴データ記憶回路134を備えている。
図3は、例えば、ユーザID「10000AX」のユーザAXが医療従事者専用出入口から入室する以前において、ユーザ/装置情報記憶部13の各記憶回路に予め保管されているユーザAX乃至ユーザEXの勤務状態及びアクセス権と医用装置20の稼動状態を模式的に示したものである。
図3(a)は、ユーザAX乃至ユーザEXのユーザID「10000AX」乃至「10000EX」とその勤務状態を示している。但し、勤務状態は、医療従事者専用出入口から入室した場合の「通常勤務」と、他の出入口から入室した場合あるいは医療施設に不在の場合の「不在」に分類され、更に、緊急勤務の場合には出入口の場所に依存しない「緊急勤務」が別途設定される。即ち、図3(a)では、ユーザAXの入室以前にユーザID「1000BX」のユーザBXが「通常勤務」で、又、ユーザID「1000EX」のユーザEXが「緊急勤務」で当該医療施設に入室している場合を示している。
又、図3(b)は、ユーザAX乃至ユーザEXのユーザID「10000AX」乃至「10000EX」と医用装置A乃至医用装置Eに対するアクセス権を示している。尚、図3(b)における○印はアクセス権が設定されている場合、又、×印はアクセス権が設定されていない場合を示しており、例えば、ユーザID「1000AX」のユーザAXに対し医用装置A及び医用装置Bに対するアクセス権が設定され、ユーザID「1000BX」のユーザBXに対し医用装置B及び医用装置Cに対するアクセス権が夫々設定されている。
そして、図3(c)は、医用装置A乃至医用装置Eにおける稼動状態、即ち、ログイン中のユーザ数(以下では、ログインユーザ数と呼ぶ。)を示している。この場合、ユーザAXが当該医療施設に入室する以前にユーザBX及びユーザEXによってログインされた医用装置B及び医用装置Dにおいてログインユーザ数「1」が記録されている。
一方、図4は、ユーザ/装置情報記憶部13のアクセス履歴データ記憶回路134に保管されている医用装置A乃至医用装置Eのアクセス履歴データを模式的に示したものであり、夫々の医用装置をアクセスしたユーザのユーザIDとアクセス年月日が記録されている。
次に、図3及び図4に示した各種情報を用いてユーザ/装置情報管理部12の機能を具体的に説明する。ユーザ/装置情報管理部12は、先ず、上述の入退室検出部11から供給されたユーザID「10000AX」の情報に基づき、図3(a)に示したユーザAXの勤務状態「不在」を「通常勤務」に更新する。
次いで、ユーザ/装置情報管理部12は、図3(b)のアクセス権においてユーザAXがアクセス可能な医用装置A及び医用装置Bを特定し、この医用装置A及び医用装置Bにおける稼動状態を図3(c)の装置稼動状態情報に基づいて調査する。そして、未だログインが行なわれていない、即ち、ログインユーザ数が「0」の医用装置Aを自動起動の対象装置に設定する。
次に、ユーザAXが医用装置A(20a)を用いて医療行為(画像データの収集と出力)を行なう場合、ユーザ/装置情報管理部12は、ユーザAXの勤務状態及び医用装置A(20a)に対するアクセス権と医用装置A(20a)から供給されるユーザ識別情報に基づいてユーザ認証を行ない医用装置A(20a)に対するログインを許可する。そして、アクセス履歴データ記憶回路134に保管されている医用装置A(20a)のアクセス履歴データにユーザID「10000AX」とアクセス年月日「2005−3−15」のアクセスログ(アクセス記録)を追加し、更に、稼動状態情報記憶回路133に保管されている医用装置Aのログインユーザ数「0」を「1」に更新する。
一方、ユーザAXが医用装置A(20a)に対してログアウトを行ない医療従事者専用の出入口から退室した場合、ユーザ/装置情報管理部12は、稼動状態情報記憶回路133における医用装置Aのログインユーザ数「1」を「0」に更新し、更に、入退室検出部11から供給されたユーザID「10000AX」の退室情報に基づき、勤務状態情報記憶回路131におけるユーザAXの勤務状態「通常勤務」を「不在」に更新する。
次いで、ユーザ/装置情報管理部12は、アクセス権情報記憶回路132のアクセス権においてユーザAXがアクセス可能であった医用装置A(20a)及び医用装置B(20b)を特定し、更に、稼動状態情報記憶回路133における医用装置A(20a)及び医用装置B(20b)のログインユーザ数を読み出す。そして、ログインユーザ数が「0」の医用装置A(20a)を終了対象装置に設定する。
再び図1に戻って、アクセス権更新部14は、ユーザ/装置情報記憶部13のアクセス履歴データ記憶回路134に保管されている医用装置20のアクセス履歴データにおけるユーザID及びアクセス年月日を定期的に読み出し、最終アクセス(ログイン)年月日に対して所定期間(例えば1ヶ月)以上前のアクセスログにより設定されたアクセス権を消滅させる。例えば、図4に示した医用装置Aのアクセス履歴データにおいて、最終アクセス年月日「2005−3−15」より1ヶ月以上前にアクセスしたユーザBX及びユーザEXのアクセス権は図3(b)のアクセス権データにおいて消滅している。
一方、図1の起動/終了制御部15は、ユーザ/装置情報管理部12が起動あるいは終了を許可した医用装置20に対して起動/終了制御信号を供給し、医用装置20における電源のON/OFFを制御する。
次に、医用装置20の各々は、電源部21と、ユーザ識別情報等の入力を行なう入力部24と、画像データを生成する画像データ生成部25と、生成した画像データを表示出力あるいは印刷出力する出力部26と、上述の医用装置20の各ユニットを統括的に制御する制御部27を備えている。尚、以下では、医用装置20(即ち、医用装置A(20a)乃至医用装置E(20e))の中の医用装置A(20a)についてのみ説明するが、医用装置B(20b)乃至医用装置E(20e)も略同様のユニットを備えている。
医用装置A(20a)の電源部21は、この医用装置A(20a)の各ユニットに対し駆動エネルギーの供給を行ない、そのON/OFFの切り換えは監視装置10の起動/終了制御部15が供給する制御信号に従って行なわれる。
一方、入力部24は、図示しない操作パネル上にキーボード、トラックボール、マウス、カードリーダ等の入力デバイスと表示パネルを備えたインタラクティブなインターフェースである。そして、上述の入力デバイスを用いてユーザIDやユーザパスワード等のユーザ識別情報の入力が行なわれる。又、ログインが許可された医用装置A(20a)を用いて画像データの収集を行なう場合、患者情報の入力、画像表示モードの選択、画像データ生成条件の設定、更には、画像データ生成開始コマンド等の各種コマンド信号の入力が入力部24において行なわれる。但し、ユーザ識別情報の入力は上述の方法に限定されるものではなく、例えば、指紋等による生体認証法を用いても構わない。
そして、画像データ生成部25は、図示しない検出器等を用いて収集した生体からの信号に基づいて画像データを生成し、得られた画像データは、出力部26に設けられた図示しないCRTや液晶パネルあるいは印刷器において表示出力あるいは印刷出力される。
次に、本実施例の医用システムにおける医用装置20の起動/終了手順及びログイン/ログアウト手順につき図5乃至図8のフローチャートを用いて説明する。
尚、以下の説明においてもユーザID「10000AX」のユーザAXが医用装置A(20a)に対して起動/終了及びログイン/ログアウトする場合について述べるが、これに限定されない。
(起動手順)
図5に示したフローチャートを用いて本実施例における医用装置A(20a)の起動手順について説明する。
図5に示したフローチャートを用いて本実施例における医用装置A(20a)の起動手順について説明する。
ユーザAXが医療施設における医療従事者専用の出入口を通過して入室する際、この出入口近傍に設けられた監視装置10の入退室検出部11は、ユーザAXが所有しているIDカードに対し電磁波を照射してユーザID「10000AX」を非接触にて読み取る。そして、このユーザIDに基づいてユーザAXの入室を検出し、その検出結果をユーザ/装置情報管理部12に供給する(図5のステップS1)。
ユーザID「10000AX」を受信したユーザ/装置情報管理部12は、ユーザ/装置情報記憶部13の勤務状態情報記憶回路131に保管されているユーザAXの勤務状態「不在」を「通常勤務」に更新する(図5のステップS2)。
次いで、ユーザ/装置情報管理部12は、ユーザ/装置情報記憶部13のアクセス権情報記憶回路132に保管されているユーザAXのアクセス権情報に基づいてユーザAXがアクセス可能な医用装置A(20a)及び医用装置B(20b)を特定し(図5のステップS3)、更に、ユーザ/装置情報記憶部13の稼動状態情報記憶回路133に保管されている装置の稼動状態情報に基づいて前記医用装置A(20a)及び医用装置B(20b)における稼動状態を調査する(図5のステップS4)。そして、ログインユーザ数が「0」の医用装置A(20a)を自動起動の対象装置に設定し、この医用装置A(20a)を起動するための指示信号を起動/終了制御部15に供給する。
前記指示信号の供給を受けた起動/終了制御部15は、起動制御信号を医用装置A(20a)の電源部21に供給し、OFF状態にあった電源部21をON状態に切り換える(図5のステップS5)。
(ログイン/ログアウト手順)
次に、本実施例の医用装置A(20a)に対するログイン及びログアウトの手順につき図6のフローチャートを用いて説明する。
次に、本実施例の医用装置A(20a)に対するログイン及びログアウトの手順につき図6のフローチャートを用いて説明する。
電源部21が起動された医用装置A(20a)の入力部24においてユーザAXはログイン要求信号を入力し(図6のステップS11)、このログイン要求信号を制御部27を介して受信した監視装置10のユーザ/装置情報管理部12は、ユーザ識別情報の要求信号を医用装置A(20a)における入力部24の表示パネルに表示する。
次いで、ユーザAXは、この要求信号に従い、入力部24のカードリーダに自己のIDカードを挿入することによりユーザIDを入力し、更に、キーボードを用いてユーザパスワードの入力を行なう(図6のステップS12)。そして入力部24から入力されたこれらのユーザ識別情報は、制御部27を介して監視装置10のユーザ/装置情報管理部12に供給される。
医用装置A(20a)から上述のユーザ識別情報が供給されたユーザ/装置情報管理部12は、これらの情報に基づいてユーザ認証を行なう(図6のステップS13)。そして、ユーザAXが認証された場合には、ユーザ/装置情報記憶部13の勤務状態情報記憶回路131に保管されているユーザAXの勤務状態情報に基づき、ユーザAXの医用装置A(20a)に対するログインの是非を判定する(図6のステップS14)。
そして、上述の勤務状態情報においてユーザAXの勤務状態が「通常勤務」であることが判明した場合、ユーザ/装置情報管理部12は、ユーザ/装置情報記憶部13のアクセス権情報記憶回路132に保管されているユーザAXの医用装置A(20a)に対するアクセス権の有無を調べ(図6のステップS15)、アクセス権が有る場合には、ログインの許可信号を医用装置A(20a)の制御部27に供給し(図6のステップS16)、稼動状態情報記憶回路133における医用装置A(20a)のログインユーザ数「0」を「1」に更新する(図6のステップS17)。
一方、ログインの許可信号を受信した制御部27は、医用装置A(20a)の各ユニットを制御して画像データの生成と出力を開始する(図6のステップS18)。
尚、上述のステップS14においてユーザAXの勤務状態が「緊急勤務」であった場合、ユーザAXによる医用装置A(20a)へのログインはアクセス権情報記憶回路132のアクセス権情報に依存せずに許可され(図6のステップS16)、稼動状態情報記憶回路133における医用装置A(20a)のログインユーザ数は「0」から「1」へ更新される(図6のステップS17)。一方、上記勤務状態が「不在」の場合、医用装置A(20a)に対するログインは拒否される(図6のステップS19)。
次に、ステップS18における画像データの生成と出力が終了したならば、ユーザAXは、医用装置A(20a)の入力部24においてログアウト要求信号を入力し(図6のステップS20)、このログアウト要求信号を制御部27を介して受信した監視装置10のユーザ/装置情報管理部12は、ユーザ/装置情報記憶部13の稼動状態情報記憶回路133における医用装置A(20a)のログインユーザ数を「1」から「0」へ更新する(図6のステップS21)。一方、ログアウト要求信号を入力部24より受信した制御部27は、医用装置A(20a)の各ユニットを制御してログアウトする(図6のステップS22)。
(終了手順)
次に、図7に示したフローチャートを用いて本実施例における医用装置A(20a)の終了手順について説明する。
次に、図7に示したフローチャートを用いて本実施例における医用装置A(20a)の終了手順について説明する。
医用装置A(20a)のログアウトを終了させたユーザAXが医療施設における医療従事者専用出入口を通過して退室する際、監視装置10の入退室検出部11は、ユーザAXが所有しているIDカードからユーザID「10000AX」を非接触にて読み取る。そして、このユーザIDに基づいてユーザAXの退室を検出し、その検出結果をユーザ/装置情報管理部12に供給する(図7のステップS41)。
ユーザID「10000AX」を受信したユーザ/装置情報管理部12は、ユーザ/装置情報記憶部13の勤務状態情報記憶回路131に保管されている勤務状態情報におけるユーザAXの勤務状態「通常勤務」を「不在」に更新する(図7のステップS42)。
次いで、ユーザ/装置情報管理部12は、ユーザ/装置情報記憶部13のアクセス権情報記憶回路132に保管されているユーザAXのアクセス権データに基づいてユーザAXがアクセス可能な医用装置A(20a)及び医用装置B(20b)を特定し(図7のステップS43)、更に、ユーザ/装置情報記憶部13の稼動状態情報記憶回路133に保管されている医用装置A(20a)及び医用装置B(20b)のログインユーザ数を調べる。そして、ログインユーザ数が「0」になっている医用装置A(20a)を終了するための指示信号を起動/終了制御部15に供給する(図7のステップS44)。
前記指示信号の供給を受けた起動/終了制御部15は、終了制御信号を医用装置A(20a)の電源部21に供給し(図7のステップS45)、ON状態にある電源部21をOFF状態に切り換える(図7のステップS46)。尚、ユーザBXによる医用装置(B)20bのログアウトが、ユーザAXによる医用装置A(20a)のログアウトより先に行なわれた場合、ユーザ/装置情報管理部12は、上述のステップS44においてログインユーザ数が「0」になっている医用装置A(20a)及び医用装置B(20b)を終了するための指示信号を起動/終了制御部15に供給してもよいが、起動/終了制御部15は、未だON状態にある医用装置A(20a)の電源部21に対してのみ終了のための制御信号を供給する。
尚、上述の起動手順の説明では、医用装置A(20a)に対するアクセス権が既に設定されている場合について述べたが、例えば、ユーザBXが医用装置A(20a)を初めて使用する場合、あるいはアクセス権の設定期間以上の時間間隔を経て使用する場合のログイン手順につき図8のフローチャートを用いて説明する。
ユーザBXは、先ず、医用装置B(20b)の電源部21を手動にてON状態に切り換え、入力部24においてログイン要求信号を入力する(図8のステップS51)。このログイン要求信号を制御部27を介して受信した監視装置10のユーザ/装置情報管理部12は、ユーザ識別情報の要求信号を医用装置A(20a)における入力部24の表示パネルに表示する。次いで、この要求信号に従がってユーザAXが入力部24において入力したユーザ識別情報は制御部27を介してユーザ/装置情報管理部12に供給される(図8のステップS52)。
医用装置A(20a)から上述のユーザ識別情報が供給された監視装置10のユーザ/装置情報管理部12は、これらの情報に基づいてユーザ認証を行なう(図8のステップS53)。そして、ユーザBXが認証された場合には、ユーザ/装置情報記憶部13の勤務状態情報記憶回路131に保管されているユーザBXの勤務状態情報に基づき、ユーザBXの医用装置A(20a)に対するログインの是非を判定する(図8のステップS54)。
そして、勤務状態情報によりユーザBXの勤務状態が「通常勤務」であることが判明した場合、ユーザ/装置情報管理部12は、ユーザ/装置情報記憶部13のアクセス権情報記憶回路132に保管されているユーザBXの医用装置A(20a)に対するアクセス権の有無を調べる(図8のステップS55)。そして、アクセス権が無いことが判明したならば医用装置A(20a)に対するアクセス権を有するユーザ(例えば、ユーザAX)を検索し、ユーザAXに医用装置A(20a)に対するログイン許可の申請依頼を行なう(図8のステップS56)。
一方、ユーザBXよりログイン許可の申請依頼を受けたユーザAXは、医用装置A(20a)の入力部24においてユーザBXのログイン申請を行ない(図8のステップS57)、ユーザ/装置情報管理部12によってログインが許可されたならば(図8のステップS58)、既に述べたログイン手順に基づいて医用装置A(20a)に対するログインユーザ数の更新(図8のステップS59)及び医用画像データの生成及び出力(図8のステップS60)が行なわれる。
(変形例1)
次に、本実施例におけるログイン手順の第1の変形例につき図9乃至図11を用いて説明する。
次に、本実施例におけるログイン手順の第1の変形例につき図9乃至図11を用いて説明する。
医用装置20が当該医療施設において使用される場合、ユーザは使用する医用装置20を順次変更(ローテーション)して検査スケジュールを設定する場合がある。図9は、本変形例における医用システム200の全体構成を示すブロック図であり、図1に示した上述の実施例における医用システム100との差異は、ユーザAX乃至ユーザEXに対する医用装置A(20a)乃至医用装置E(20e)の装置ローテーションデータを保管しているローテーションデータ記憶回路135が監視装置10のユーザ/装置情報記憶部13に新たに備えられていることにある。
一方、図10は、医用装置20に対するログインに際し、ユーザAX乃至ユーザEXのユーザ識別情報、勤務状態、アクセス権及び装置ローテーションに基づくログイン許可の手順を示したフローチャートであり、図11は、ユーザAX乃至ユーザEXが使用する医用装置A(20a)乃至医用装置E(20e)が月単位で設定された装置ローテーションデータを模式的に示している。
例えば、電源部21が起動された医用装置A(20a)の入力部24においてユーザAXはログイン要求信号を入力し(図10のステップS61)、このログイン要求信号を制御部27を介して受信したユーザ/装置情報管理部12は、ユーザ識別情報の要求信号を医用装置A(20a)における入力部24の表示パネルに表示する。
次いで、ユーザAXは、この要求信号に従い、入力部24においてユーザ識別情報を入力し(図10のステップS62)、入力されたユーザ識別情報は、制御部27を介してユーザ/装置情報管理部12に供給される。
医用装置A(20a)から上述のユーザ識別情報が供給されたユーザ/装置情報管理部12は、これらの情報に基づいてユーザ認証を行なう(図10のステップS63)。そして、ユーザAXが認証された場合には、ユーザ/装置情報記憶部13の勤務状態情報記憶回路131に保管されているユーザAXの勤務状態情報に基づき、医用装置A(20a)に対するログインの是非を判定する(図10のステップS64)。
そして、前記勤務状態情報によりユーザAXの勤務状態が「通常勤務」であることが判明した場合、ユーザ/装置情報管理部12は、ユーザ/装置情報記憶部13のアクセス権情報記憶回路132に保管されているユーザAXの医用装置A(20a)に対するアクセス権の有無を調べ(図10のステップS65)、アクセス権が有る場合には、更に、ローテーションデータ記憶回路135に保管されている装置ローテーションデータ(図9参照)と照合する(図10のステップS66)。そして、装置ローテーションデータおいて設定された医用装置A(20a)へのログインに対する許可信号を医用装置A(20a)の制御部27に供給し(図10のステップS67)、稼動状態情報記憶回路133における医用装置A(20a)のログインユーザ数を「0」から「1」へ更新する(図10のステップS68)。
一方、上述のステップS65においてユーザAXの医用装置A(20a)に対するアクセス権が設定されていない場合、あるいは装置ローテーションデータにおいて医用装置A(20a)の使用が予定されていない場合には、ユーザ/装置情報管理部12は、ユーザAXの医用装置A(20a)に対するログインを拒否する(図10のステップS69)。
(変形例2)
次に、本実施例におけるログイン手順の第2の変形例につき図12のフローチャートを用いて説明する。
次に、本実施例におけるログイン手順の第2の変形例につき図12のフローチャートを用いて説明する。
本変形例におけるログイン手順の図6に示した実施例におけるログイン手順に対する差異は、装置に対するログインの失敗回数に制限を付加したことにある。尚、図12に示した本変形例のフローチャートにおいて、図6と同一のステップは同一の符号を付加し詳細な説明を省略する。
電源部21が起動された医用装置A(20a)の入力部24においてユーザAXはログイン要求信号を入力し(図12のステップS11)、入力部24よりユーザIDとユーザパスワードを入力する(図12のステップS12)。そして入力部24から入力されたこれらのユーザ識別情報は、制御部27を介して監視装置10のユーザ/装置情報管理部12に供給される。
医用装置A(20a)から上述のユーザ識別情報が供給されたユーザ/装置情報管理部12は、これらの情報に基づいてユーザ認証を行なう(図12のステップS13)。
そして、ユーザAXが認証されなかった場合、即ち、認証に失敗した場合、ユーザ/装置情報管理部12は、予め設定された認証失敗の許容回数NとユーザAXの認証失敗回数nを比較し(図12のステップS30)、認証失敗回数nが許容回数N以下の場合にはユーザAXのユーザ認証失敗回数nをn+1に更新し(図12のステップS31)、ユーザAXに対してログイン要求信号の再入力あるいはユーザ識別情報の再入力を促す。
一方、認証失敗回数nが許容回数より大きい場合にはユーザAX及びシステム管理者に対して警告信号を発生し(図12のステップS32)、ログインを拒否する(図12のステップS19)。
以上述べた本発明の実施例によれば、医療施設に対するユーザの入退室情報に基づいて所望の医用装置を自動起動あるいは自動終了することが可能となるため、装置の立ち上げや終了において費やされるユーザの無駄時間が大幅に短縮される。従がって、診断効率あるいは治療効率が向上し、ユーザの負担が軽減される。
又、医用装置の自動起動あるいは自動終了に際し、起動/終了する医用装置の特定は、予め設定されたアクセス権の他に、ユーザの勤務状態や装置稼動状態に基づいて行なわれるため、所望の医用装置を正確に起動/終了することが可能となる。
更に、ユーザの医用装置に対するアクセス権は、過去のアクセス履歴に基づいて設定あるいは更新されるため、例えば、装置ローテーションにより使用装置が定期的に更新されるような場合においても好適な医用装置の特定が可能となる。
一方、上述の実施例における医用装置へのログイン許可は、ユーザ識別情報のみならず、ユーザの勤務状態、ユーザの医用装置に対するアクセス権、更には、医用装置の稼動状況に基づいて行なわれるため、厳しいセキュリティ管理のもとで診断あるいは治療を行なうことが可能となる。
又、上述の実施例の第1の変形例における医用装置へのログイン許可は、ユーザ識別情報、ユーザの勤務状態、ユーザの医用装置に対するアクセス権、医用装置の稼動状況の他に装置ローテーションの情報に基づいて行なわれるため、セキュリティレベルを更に向上することができる。
又、ユーザ認証されたユーザがアクセス権の無い医用装置に対してログインを行なう場合、他のユーザからのログイン申請により上記ログインを容易に行なうことができる。
一方、上述の第2の変形例によれば、使用が許可された装置に対してのみログインが可能となると共に、ログインに失敗した場合にはユーザ及びシステム管理者に対して警告が発生されるためセキュリティレベルを更に強化することができる。
以上、本発明の実施例について述べてきたが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、変形して実施することが可能である。例えば、上述の実施例とその変形例では、ユーザAX乃至ユーザEXの医用装置20に対するアクセス履歴データが保管されているアクセス履歴データ記憶回路134は、監視装置10のユーザ/装置情報記憶部13に備えられている場合について述べたが、図13に示すように医用装置20の各々に備えられていてもよい。但し、この場合、監視装置10はユーザ/装置情報記憶部13のアクセス権情報記憶回路132に保存されているアクセス権を更新するために、医用装置20の起動を定期的に行なう必要がある。
一方、上述の実施例の説明では、医用装置20の各々に対し1人のユーザがログインする場合について述べたが、複数のユーザがログインしてもよい。この場合、稼動状態情報記憶回路133の稼動情報におけるログインユーザ数は「2」以上の値をとり得る。
尚、監視装置10のユーザ/装置情報管理部12が医用装置20から供給されるユーザ識別情報に基づいてユーザ認証を行なう際、ユーザ/装置情報記憶部13の図示しないユーザ登録データ記憶回路に保管されているユーザ登録データとの照合によるユーザ認証が好適であるが、これに限定されない。
10…監視装置
11…入退室検出部
12…ユーザ/装置情報管理部
13…ユーザ/装置情報記憶部
14…アクセス権更新部
15…起動/終了制御部
20…医用装置
21…電源部
22…アクセス履歴記憶部
24…入力部
25…画像データ生成部
26…出力部
27…制御部
131…勤務状態情報記憶回路
132…アクセス権情報記憶回路
133…稼動状態情報記憶回路
134…アクセス履歴データ記憶回路
100、200、300…医用システム
11…入退室検出部
12…ユーザ/装置情報管理部
13…ユーザ/装置情報記憶部
14…アクセス権更新部
15…起動/終了制御部
20…医用装置
21…電源部
22…アクセス履歴記憶部
24…入力部
25…画像データ生成部
26…出力部
27…制御部
131…勤務状態情報記憶回路
132…アクセス権情報記憶回路
133…稼動状態情報記憶回路
134…アクセス履歴データ記憶回路
100、200、300…医用システム
Claims (11)
- 患者に対して検査あるいは治療を行なう医用装置と、
医療施設におけるユーザの入退室を検出する入退室検出手段と、
前記ユーザの前記医用装置に対するアクセス履歴データを保管するアクセス履歴データ記憶手段と、
前記アクセス履歴データに基づいて前記ユーザの前記医用装置に対するアクセス権を設定あるいは更新するアクセス権更新手段と、
前記入退室検出手段によって得られた入退室検出データと前記アクセス権更新手段によって設定あるいは更新された前記ユーザの前記医用装置に対するアクセス権に基づいて前記医用装置に対する駆動あるいは終了の是非を判定するユーザ/装置情報管理手段と、
このユーザ/装置情報管理手段の判定結果に基づいて前記医用装置を起動あるいは終了するための制御信号を前記医用装置に供給する起動/終了制御手段を
備えたことを特徴とする医用システム。 - 前記入退室検出手段は、前記ユーザを特定し、その入室と退室を区別して検出することを特徴とする請求項1記載の医用システム。
- 前記入退室検出手段は、前記ユーザの特定とその入室及び退室を非接触で検出することを特徴とする請求項2記載の医用システム。
- 前記アクセス権履歴データ記憶手段は、少なくとも前記ユーザの前記医用装置に対するアクセス年月日とユーザ識別情報を保存することを特徴とする請求項1記載の医用システム。
- 前記アクセス権更新手段は、更新時期を基準とした所定期間内における前記ユーザの前記医用装置に対するアクセスの有無に基づいて前記アクセス権を設定あるいは更新することを特徴とする請求項1記載の医用システム。
- 前記ユーザ/装置情報管理手段は、前記医用装置の稼動状態と、前記入退室検出データに基づく前記ユーザの勤務状態と、前記ユーザの前記医用装置に対するアクセス権に基づいて前記医用装置に対する駆動あるいは終了の是非を判定することを特徴とする請求項1記載の医用システム。
- 前記医用装置はユーザ識別情報を入力する入力手段を備え、前記ユーザ/装置情報管理手段は、前記入力手段から入力されたユーザ識別情報と、前記入退室検出データに基づく前記ユーザの勤務状態、前記ユーザの前記医用装置に対するアクセス権及び前記医用装置の装置ローテーションの少なくとも何れかに基づいて前記医用装置に対するログインの是非を判定することを特徴とする請求項1記載の医用システム。
- 前記医用装置は制御手段を備え、前記制御手段は、前記ユーザ/装置情報管理手段から供給されるログイン許可信号に基づいて前記医用装置をログインすることを特徴とする請求項7記載の医用システム。
- 前記ユーザ/装置情報管理手段は、前記稼動状態の情報におけるログインユーザ数が「0」となった前記医用装置に対して起動あるいは終了を許可することを特徴とする請求項6記載の医用システム。
- アクセス権更新手段が医用装置に対するユーザのアクセス履歴データに基づいて前記ユーザの前記医用装置に対するアクセス権を設定あるいは更新するステップと、
入退室検出手段が医療施設における前記ユーザの入退室を検出するステップと、
ユーザ/装置情報管理手段が前記入退室の検出データ及び前記アクセス権に基づいて前記医用装置に対する駆動あるいは終了の是非を判定するステップと、
起動/終了制御手段が前記ユーザ/装置情報管理手段の判定結果に基づいて前記医用装置を起動あるいは終了するための制御信号を前記医用装置に供給するステップと、
前記医用装置が前記制御信号に基づいて起動あるいは終了するステップを
有することを特徴とする医用装置監視方法。 - 入退室検出手段が医療施設におけるユーザの入退室を検出するステップと、
医用装置が前記ユーザのユーザ識別情報を入力するステップと、
ユーザ/装置情報管理手段が前記医用装置において入力されたユーザ識別情報と前記入退室の検出結果に基づく前記ユーザの勤務状態に基づいて前記医用装置に対するログインの是非を判定するステップと、
前記医用装置が前記ユーザ/装置情報管理手段の判定結果に基づいてログインするステップを
有することを特徴とする医用装置監視方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005118595A JP2006296477A (ja) | 2005-04-15 | 2005-04-15 | 医用システム及び医用装置監視方法 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009072030A3 (en) * | 2007-12-04 | 2009-12-17 | Koninklijke Philips Electronics, N.V. | Method of operating a medical device |
JP2018027606A (ja) * | 2016-08-19 | 2018-02-22 | コクヨ株式会社 | パンチ |
JP2019198545A (ja) * | 2018-05-18 | 2019-11-21 | キヤノンメディカルシステムズ株式会社 | 機能制御装置、医用機器及び機能制御方法 |
-
2005
- 2005-04-15 JP JP2005118595A patent/JP2006296477A/ja not_active Withdrawn
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