JP2007117383A - 遠隔操作システム及び遠隔操作方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 不用意な遠隔操作に伴なって発生する医療装置の医療従事者等に対する危害を防止する。
【解決手段】 医療装置に接続された遠隔操作制御装置1の操作画面データ取得部11は、医療装置に表示中の操作画面データを取得し、ネットワーク3を介して遠隔操作端末装置2に供給する。遠隔操作端末装置2の操作情報取得部23は、操作部22に表示された前記操作画面データに対する操作部22の操作情報を取得して遠隔操作制御装置1に供給する。一方、遠隔操作制御装置1の操作画面認識部12及び操作デバイス認識部13は、前記操作画面データあるいはこの操作画面データ上の操作デバイスが遠隔操作において安全性の確保を要する特定操作画面データあるいは特定操作デバイスであるか否かを認識し、操作情報変換部14は、この認識結果に基づき前記操作情報を用いた遠隔操作用指示信号(擬似操作指示信号)の生成を制御する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、遠隔操作システム及び遠隔操作方法に係り、特に、医療装置の操作説明あるいは保守等を遠隔操作にて行なうことを可能とした遠隔操作システム及び遠隔操作方法に関する。
X線診断装置やX線CT装置、あるいはMRI装置等の医用画像診断装置をはじめとする各種医療装置は、コンピュータ技術の発展に伴って急速な進歩を遂げ、今日の医療において必要不可欠なものとなっている。このような医療装置では、新規に開発された診断/治療機能を適時アップグレードすることにより、医師や検査技師等の医療従事者(以下では、操作者と呼ぶ。)に対し常に最新の医療技術を提供している。
ところで、医療装置において高頻度に繰り返される各種機能のアップグレードに伴なって新たな操作方法の習得が要求され、医療装置を取り扱う操作者の負担が増大するという問題点を有していた。特に、装置の高性能化に伴なって複雑化する操作を従来のような操作説明書を用いて習得する方法は多大の時間を要し、又、経験豊富な他の操作者の支援を得ながら習得する方法も困難になりつつある。
一方、医療装置の製造元あるいは販売元には装置の操作方法に関する質問に対して対応可能なサービスセンターが設けられ、操作者から操作方法に関する問い合わせを受けたサービスセンターの担当者は、当該操作者に対し電話あるいは直接出向いて操作指導を行なってきた。しかしながら、電話による方法では操作に関する詳細な内容を正確に伝達することが困難なため操作上のトラブルが発生し易く、又、医療施設に直接出向く方法は、特に、サービスセンターが医療施設に対して離れた場所に置かれている場合には、操作者の質問や要求に対して即座に対応することが出来ないため診断/治療効率を低下させるという問題点を有していた。
このような問題点に対し、医療施設に設置された医療装置の操作部とサービスセンターに設置された端末装置を電話回線等のネットワークを介して接続することにより、サービスセンターの担当者は、医療装置の操作画面データと略同一の操作画面データが表示された前記端末装置にて医療装置を遠隔操作しながら医療施設の操作者に対し操作方法の指導を行なう方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。又、このような、医療装置の遠隔操作により、操作者に対する操作方法の指導のみならず、装置の保守点検も適時行なうことが出来るため、常に最良の状態で診断/治療を行なうことが可能となり修復に要する時間も従来と比較して大幅に短縮される。
特開2002−306451号公報
X線診断装置、X線CT装置、MRI装置等の大型医療機器に対する操作指示信号の中には、ガントリ、保持器、寝台(天板)等の移動機構を操作するための操作指示信号やX線、RF波、磁場等のエネルギー発生機構を操作するための操作指示信号が含まれている。そして、これらの操作指示信号は、通常、他の操作指示信号と同様にして、移動機構やエネルギー発生機構を有する医療装置本体が設置されている検査室に隣接した操作室の操作部にて入力される。従って、医療装置の操作者は、検査室における他の医療従事者の有無を確認しながら移動機構やエネルギー発生機構に対する操作指示信号を入力することができる。
一方、サービスセンターの担当者が医療装置から供給された前記操作画面データに基づいて医療装置の遠隔操作を行なう際、医療装置の操作部から供給される操作画面データには、検査室における前記医療従事者の情報が含まれないため、サービスセンターの担当者は、移動機構やエネルギー発生機構の近傍で作業している医療従事者の存在を知ることはできない。
このため、サービスセンター担当者の遠隔操作によって医療装置の操作指導や保守を行なう際、前記担当者の不用意な操作により移動機構やエネルギー発生機構が動作し、これらの機構の近傍で作業している医療従事者に対して危害を与える可能性があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、医療施設に設置された医療装置の操作指導や保守をサービスセンターからの遠隔操作によって行なう際、サービスセンターの担当者によって不用意な操作が行なわれた場合においても医療施設の医療従事者に対する危害を防止し、正確かつ安全な操作指導や保守を行なうことが可能な遠隔操作システム及び遠隔操作方法を提供することにある。
上述の課題を解決するために、請求項1に係る本発明の遠隔操作システムは、医療装置の操作画面データの全領域あるいは一部の領域を取得する操作画面データ取得手段と、前記操作画面データ取得手段が取得した操作画面データを、ネットワークを介し受信して表示する表示手段と、表示された前記操作画面データにおける所望の操作デバイスを入力デバイスを用いて選択あるいは操作する際に発生する操作情報を取得する操作情報取得手段と、前記医療装置のシステム状態情報に基づき、前記操作画面データが遠隔操作において安全性の確保を要する特定操作画面データか否かを認識する操作画面認識手段と、前記ネットワークを介して前記操作情報取得手段から供給された前記操作情報を前記操作画面認識手段の認識結果に基づいて所定フォーマットに変換し遠隔操作用の擬似操作指示信号を生成する操作情報変換手段を備え、前記操作情報変換手段は、前記操作画面データが特定操作画面データの場合には前記擬似操作指示信号を生成しないことを特徴としている。
又、請求項2に係る本発明の遠隔操作システムは、医療装置の操作画面データの全領域あるいは一部の領域を取得する操作画面データ取得手段と、前記操作画面データ取得手段が取得した操作画面データを、ネットワークを介して受信して表示する表示手段と、表示された前記操作画面データにおける所望の操作デバイスを入力デバイスを用いて選択あるいは操作する際に発生する操作情報を取得する操作情報取得手段と、前記医療装置のシステム状態情報に基づき、前記操作画面データが遠隔操作において安全性の確保を要する特定操作画面データか否かを認識する操作画面認識手段と、前記ネットワークを介して前記操作情報取得手段から供給された前記操作情報に基づき、前記入力デバイスが選択あるいは操作した前記操作デバイスが遠隔操作において安全性の確保を要する特定操作デバイスか否かを認識する操作デバイス認識手段と、前記ネットワークを介して前記操作情報取得手段から供給された前記操作情報を前記操作画面認識手段及び前記操作デバイス認識手段の認識結果に基づいて所定フォーマットに変換し遠隔操作用の擬似操作指示信号を生成する操作情報変換手段を備え、前記操作情報変換手段は、前記操作画面データが特定操作画面データであり、更に、この特定操作画面データにおいて前記入力デバイスが選択あるいは操作した前記操作デバイスが特定操作デバイスの場合には前記擬似操作指示信号を生成しないことを特徴としている。
更に、請求項7に係る本発明の遠隔操作システムは、医療装置の操作画面データの全領域あるいは一部の領域を取得する操作画面データ取得手段と、前記操作画面データ取得手段が取得した操作画面データを、ネットワークを介して受信して表示する表示手段と、表示された前記操作画面データにおける所望の操作デバイスを入力デバイスを用いて選択あるいは操作する際に発生する操作情報を取得する操作情報取得手段と、前記医療装置において入力される指示信号に基づいて遠隔操作許可信号を生成する遠隔操作許可手段と、前記ネットワークを介して前記操作情報取得手段から供給された前記操作情報を前記遠隔操作許可信号に基づいて所定フォーマットに変換し遠隔操作用の擬似操作指示信号を生成する操作情報変換手段を備えたことを特徴としている。
一方、請求項9に係る本発明の遠隔操作方法は、操作画面データ取得手段が、医療装置の操作画面データの全領域あるいは一部の領域を取得するステップと、表示手段が、前記操作画面データ取得手段が取得した操作画面データを、ネットワークを介し受信して表示するステップと、操作情報取得手段が、表示された前記操作画面データにおける所望の操作デバイスを入力デバイスを用いて選択あるいは操作する際に発生する操作情報を取得するステップと、操作画面認識手段が、前記医療装置のシステム状態情報に基づき、前記操作画面データが遠隔操作において安全性の確保を要する特定操作画面データか否かを認識するステップと、操作情報変換手段が、前記ネットワークを介して前記操作情報取得手段から供給された前記操作情報を前記操作画面認識手段の認識結果に基づいて所定フォーマットに変換し遠隔操作用の擬似操作指示信号を生成するステップを有することを特徴としている。
又、請求項10に係る本発明の遠隔操作方法は、操作画面データ取得手段が、医療装置の操作画面データの全領域あるいは一部の領域を取得するステップと、表示手段が、前記操作画面データ取得手段が取得した操作画面データを、ネットワークを介し受信して表示するステップと、操作情報取得手段が、表示された前記操作画面データにおける所望の操作デバイスを入力デバイスを用いて選択あるいは操作する際に発生する操作情報を取得するステップと、操作画面認識手段が、前記医療装置のシステム状態情報に基づき、前記操作画面データが遠隔操作において安全性の確保を要する特定操作画面データか否かを認識するステップと、前記操作画面データが特定操作画面データと認識された場合、操作デバイス認識手段が、前記ネットワークを介して前記操作情報取得手段から供給された前記操作情報に基づき、前記入力デバイスが選択あるいは操作する前記操作デバイスが遠隔操作において安全性の確保を要する特定操作デバイスか否かを認識するステップと、操作情報変換手段が、前記ネットワークを介して前記操作情報取得手段から供給された前記操作情報を前記操作画面認識手段の認識結果に基づいて所定フォーマットに変換し遠隔操作用の擬似操作指示信号を生成するステップを有することを特徴としている。
本発明によれば、医療施設に設置された医療装置の操作指導や保守をサービスセンターからの遠隔操作によって行なう際、サービスセンターの担当者によって不用意な操作が行なわれた場合においても医療施設の医療従事者等に対する危害を防止し、正確かつ安全な操作指導や保守を行なうことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
以下に述べる本発明の第1の実施例では、X線診断装置に接続され、このX線診断装置と共に医療施設に設置された遠隔操作システムの遠隔操作制御装置がX線診断装置の操作部に表示されている操作画面データを取得し、ネットワークを介して接続されたサービスセンターにおける遠隔操作システムの遠隔操作端末装置に供給する。そして、遠隔操作端末装置は、自己の操作部に表示された操作画面データに対してサービスセンターの担当者が行なう入力操作における操作情報を取得して前記遠隔操作制御装置に供給する。
次いで、遠隔操作制御装置は、前記操作情報に基づいてX線診断装置に対する遠隔操作用の操作指示信号(擬似操作指示信号)を生成する際に、前記操作画面データが遠隔操作において使用不可な操作画面データ(特定操作画面データ)であるか否かをX線診断装置のシステム状態に基づいて認識し、この操作画面データが予め登録された特定操作画面データの場合には、遠隔操作端末装置から供給された操作情報が遠隔操作において使用不可な操作デバイス(特定操作デバイス)に対応するか否かを予め設定された特定操作デバイスの領域情報に基づいて認識する。そして、予め登録された特定操作デバイスと認識した場合には操作情報に基づく擬似操作指示信号の生成を止める。
一方、前記操作画面データが特定操作画面データでない場合、あるいは前記操作デバイスが特定操作デバイスでない場合には、前記操作情報を所定フォーマットに変換して擬似操作指示信号を生成しX線診断装置に供給する。
尚、以下では、遠隔操作システムと接続される医療装置としてX線診断装置を例に説明するが、X線CT装置、MRI装置、核医学装置等の他の画像診断装置であってもよく、又治療装置のような他の医療装置であっても構わない。
(システムの構成)
本発明の第1の実施例における遠隔操作システムの構成につき図1乃至図5を用いて説明する。尚、図1は、循環器用のX線診断装置に接続された遠隔操作システムを示しており、図2は遠隔操作システムの全体構成を示すブロック図である。
図1において、遠隔操作システム100と接続されたX線診断装置200は、被検体に対しX線を照射すると共に前記被検体を透過したX線の投影データに基づいて画像データの生成と表示を行なう撮影部210と、被検体に対するX線照射や各種移動機構の操作を行なう操作部220と、撮影部210及び操作部220を制御するシステム制御部230を備えている。
X線診断装置200の撮影部210は、被検体に対してX線を発生するX線発生部211と、このX線発生部211に印加する電圧/電流等の制御を行なう高電圧発生部212と、被検体を透過したX線を2次元的に検出すると共にこの検出結果に基づいてX線投影データを生成するX線検出部213と、生成されたX線投影データに基づいて画像データを生成する画像データ生成部214と、得られた画像データを表示する表示部215を備え、更に、被検体を載置する天板216と、X線発生部211の図示しないX線管とX線検出部213を保持するCアーム(保持部)217と、Cアーム217及び天板216の移動とその制御を行なうCアーム/天板移動機構部218を備えている。
X線診断装置200の操作部220は、入力部221と表示部222を有しインタラクティブなインターフェースを構成している。操作部220の入力部221は、キーボード、トラックボール、ジョイスティック、マウス等の入力デバイスを備え、被検体情報(患者情報)の入力、X線撮影条件や表示条件の設定を行ない、更に、X線照射を実行するための操作指示信号の入力や天板216及びCアーム217を移動するための操作指示信号の入力を表示部222に表示された操作画面データを用いて行なう。
一方、操作部220の表示部222は表示パネルを供え、システム制御部230の記憶回路に予め保管されたアプリケーションソフトウェアに基づいて所定の操作画面データを表示する。そして、この操作画面データに示された各種の操作レバーや操作ボタン等(以下では、操作デバイスと呼ぶ。)の中から入力部221の入力デバイスが選択した操作デバイスに対応した操作指示信号を生成し、システム制御部230を介して撮影部210の各ユニットに供給する。
そして、システム制御部230は、図示しないCPUと記憶回路を備え、前記記憶回路には各種操作画面データを生成するためのソフトウェアプログラムが予め保管されている。一方、前記CPUは、操作部220の入力部221から供給された入力情報や設定情報を前記記憶回路に一旦保存した後、これらの情報に基づいて上述の各ユニットを統括的に制御し、X線撮影による画像データの生成と表示を行なう。尚、上述のソフトウェアプログラムの保管はシステム制御部230の記憶回路に限定されるものではなく、別途設けられた図示しないX線診断装置200の共通記憶領域に予め保管されていてもよい。
次に、上述のX線診断装置200と接続されている本実施例の遠隔操作システム100はネットワーク3を介して接続された遠隔操作制御装置1と遠隔操作端末装置2を備えており、通常、遠隔操作制御装置1は、X線診断装置200が設置された医療施設内に、又、遠隔操作端末装置2は、この医療施設から離れたサービスセンター内に設置されるが、これに限定されるものではなく、例えば、X線診断装置200及び遠隔操作制御装置1と遠隔操作端末装置2は同じ医療施設内の離れた場所に設置されていてもよい。
そして、X線診断装置200の操作部220に表示された操作画面データは、システム制御部230を介して遠隔操作システム100の遠隔操作制御装置1に供給される。一方、遠隔操作制御装置1において生成された遠隔操作用の操作指示信号(以下では、擬似操作指示信号と呼び、X線診断装置200の操作部220から供給される操作指示信号と区別する。)は、X線診断装置200のシステム制御部230を介して撮影部210の各ユニットに供給される。
次に、本実施例における遠隔操作システム100の具体的な構成につき図2のブロック図を用いて説明する。
図2に示す遠隔操作システム100は、既に述べたようにネットワーク3を介して接続された遠隔操作制御装置1と遠隔操作端末装置2を備え、遠隔操作制御装置1は医療施設に、又、遠隔操作端末装置2はサービスセンターに夫々設置されている。尚、図2は、遠隔操作システム100の機能ブロック図を示したものであり、通常、遠隔操作制御装置1における各ユニットの機能はサーバソフトウェアにより、又、遠隔操作端末装置2における各ユニットの機能はクライアントソフトウェアによって夫々実現される。
遠隔操作制御装置1は、操作画面データ取得部11と、操作画面認識部12と、操作デバイス認識部13と、操作情報変換部14を備え、更に、認証部15と、I/F制御部16と、入出力I/F17を備えている。
操作画面データ取得部11は、図示しない制御回路と記憶回路を備え、これらはX線診断装置200のシステム制御部230に接続されている。そして、X線診断装置200の操作部220に表示された操作画面データと同一の操作画面データをシステム制御部230を介して所定時間間隔で取得し、この操作画面データの全領域あるいは1部の領域を自己の記憶回路に保存して遠隔操作用の操作画面データを生成する。
操作画面認識部12は、操作画面データ取得部11によって取得された操作画面データがX線診断装置200の如何なるシステム状態において操作部220に表示されたものであるかを認識する機能を有している。X線診断装置200のシステム制御部230から供給された操作画面データは、このX線診断装置200の各システム状態(例えば、起動、検査予約、天板移動、Cアーム移動、X線照射、画像データ生成、画像データ処理等)に対する操作者の操作(操作指示信号の入力)に伴なって順次更新され、これらの操作画面データの中には、遠隔操作において安全性の確保を要するシステム状態(例えば、X線照射やCアーム/天板移動)における操作画面データ(以下では、これらを特定操作画面データと呼ぶ。)が含まれている。
この操作画面認識部12は、取得された操作画面データの所定領域から抽出した比較対象データと上述のシステム状態に対して予め生成された参照データを比較することにより、前記操作画面データが如何なるシステム状態に帰属するものであるかを認識する。更に、この操作画面認識部12は、サービスセンター担当者による遠隔操作に先立ち、各システム状態における操作画面データの特徴領域を抽出し上述の参照データを予め生成する機能を有している。
次に、操作画面認識部12の機能を図3に示した機能ブロック図を用いて更に詳しく説明する。即ち、操作画面認識部12は、システム状態情報取得部121と画面判別部122を備えている。
システム状態情報取得部121は、X線診断装置200のシステム状態の情報を取得する。具体的な取得方法として、(1)X線診断装置200のシステム状態情報を保持しているシステム制御部230の記憶回路にアクセスする方法、(2)X線診断装置200のシステム状態情報を保持しているアプリケーションを照会する方法、(3)X線診断装置200のソフトウェアが出力しているログを定期的にチェックする方法、(4)実行中のアプリケーションソフトウェアの一覧データを取得する方法等がある。又、上述の方法を組み合わせて用いることにより更に正確なシステム状態の情報を取得することができる。
次に、画面判別部122は、サービスセンター担当者による遠隔操作に先立ち、システム状態情報取得部121が取得したシステム状態における操作画面データに対して所定の特徴領域を設定し、この特徴領域における操作画面データを抽出して参照データを生成する。次いで、サービスセンター担当者による遠隔操作において操作画面データ取得部11が取得した操作画面データの前記特徴領域を抽出して比較対象データを生成し、この比較対象データと予め生成された前記参照データを比較することにより当該操作画面データが如何なるシステム状態に帰属したものであるかを認識する。
この画面判別部122は、図3の機能ブロック図に示すように遠隔操作制御装置1の操作画面データ取得部11が取得した遠隔操作用の操作画面データを保存する操作画面データ記憶部181と、この操作画面データを順次表示する操作画面データ表示部182と、操作画面データ表示部182に表示された複数の操作画面データの中から、システム状態情報取得部121のシステム状態情報に基づいて特定操作画面データを選択する操作画面データ選択部183を備え、更に、操作画面データの判別に有効な特徴を有している領域を特徴領域として設定する特徴領域設定部184と、この特徴領域の位置情報をシステム状態に対応した識別情報と共に保存する特徴領域記憶部185と、操作画面データの前記特徴領域を抽出して参照データを生成する参照データ生成部186と、生成した参照データを保存する参照データ記憶部187を備えている。そして、上述の各ユニットによって特定操作画面データを含む操作画面データに対する特徴領域の設定と参照データの生成が遠隔操作に先立って行なわれる。
更に、画面判別部122は、比較対象データ生成部191と同一性判定部192を備えている。比較対象データ生成部191は、サービスセンター担当者による遠隔操作においてシステム状態情報取得部121から供給されたX線診断装置200のシステム状態の情報に基づき、特徴領域記憶部185において予め保管されている当該システム状態の操作画面データに対する特徴領域の位置情報を読み出す。次いで、操作画面データ取得部11から供給された操作画面データの前記特徴領域を抽出して比較対象データを生成する。
一方、同一性判定部192は、システム状態情報取得部121から供給されたX線診断装置200のシステム状態情報に基づいて参照データ記憶部187に予め保管されている当該システム状態の参照データを読み出す。次いで、比較対象データ生成部191が生成した比較対象データと前記参照データを比較することにより、このとき操作画面データ取得部11から供給された操作画面データが当該システム状態における操作画面データであるか否かを判定する。
例えば、比較対象データと参照データとの相関値を算出し、この相関値が予め設定した閾値より大きな場合には、システム状態情報取得部121から供給された前記操作画面データは当該システム状態における操作画面データであると判定する。
図4は、上述の操作画面認識部12の機能を模式的に示したものであり、ここでは、システム状態a1乃至a4において予め生成された参照データc1乃至c4と、システム状態a1における操作画面データの領域R1乃至R4から得られた比較対象データb1乃至b4との比較を行なう場合について説明する。
即ち、図4(a)は、遠隔操作時にシステム状態情報取得部121から供給されたシステム状態a1における操作画面データA1を示しており、この操作画面データA1に設定された領域R1乃至R4は、特徴領域記憶部185に予め保管されたシステム状態a1乃至a4の操作画面データにおける特徴領域の位置を示している。
一方、図4(b)は、比較対象データ生成部191が、操作画面データA1の領域R1乃至R4を抽出して生成した比較対象データb1乃至b4、図4(c)は、参照データ記憶部187に予め保管されているシステム状態a1乃至a4の参照データc1乃至c4、更に、図4(d)は、同一性判定部192が比較対象データと参照データとの比較に基づいて判定した操作画面データの同一性を示している。
この図に示すように、操作画面データA1の特徴領域R1から得られた比較対象データb1とシステム状態a1の参照データc1との一致度が高い場合、同一性判定部192は、上述の操作画面データA1がシステム状態a1に帰属しているものと判定する。
そして、遠隔操作時にシステム状態情報取得部121から供給された操作画面データA1が操作画面認識部12によって遠隔操作において安全性の確保を要するシステム状態に帰属すると判定された場合には、この操作画面データを特定操作画面データと認識し、所定の画面識別情報が付加される。
図2に戻って、遠隔操作制御装置1の操作デバイス認識部13は、サービスセンター担当者のX線診断装置200に対する遠隔操作に先立ち、特定操作画面データにおいて安全性を確保する必要がある操作デバイス(例えば、X線照射ボタンやCアーム/天板移動ボタン等があり、以下では、これらを特定操作デバイスと呼ぶ。)の領域を予め設定する機能を有している。
この操作デバイス認識部13は、図5の機能ブロック図に示すように操作画面データ取得部11が取得した遠隔操作用の操作画面データを保存する操作画面データ記憶部131と、この操作画面データを順次表示する操作画面データ表示部132と、表示された各種操作画面データの中から特定操作画面データを選択して所定の識別情報を付加する操作画面データ選択部133と、選択した特定操作画面データにおいて特定操作デバイスの領域を指定するデバイス領域指定部134と、指定された操作デバイスの領域情報を保存するデバイス領域情報記憶部135を備えている。
そして、上述の各ユニットを有した操作デバイス認識部13は、特定操作画面データにおける特定操作デバイスの領域を指定し、その特定操作デバイスの領域情報を特定操作画面データの画面識別情報と共にデバイス領域情報記憶部135に予め保存する。
更に、操作デバイス認識部13は、デバイス位置判定部136を備え、サービスセンター担当者による遠隔操作において、遠隔操作端末装置2からネットワーク3を介して供給された操作情報における入力デバイスの位置座標とデバイス領域情報記憶部135に予め保管されている特定操作デバイスの領域情報を比較することにより、特定操作画面データ上で遠隔操作端末装置2の入力デバイスが選択した操作デバイスが特定操作デバイスであるか否かを判定する。
即ち、操作情報における入力デバイスの位置座標が特定操作デバイスの領域内に位置する場合には、前記入力デバイスが選択した操作デバイスは特定操作デバイスであると認識する。
再び図2に戻って、操作情報変換部14は、操作画面認識部12による操作画面データの認識結果あるいは操作デバイス認識部13による操作デバイスの認識結果に基づき、遠隔操作端末装置2からネットワーク3を介して供給された操作情報の擬似操作指示信号への変換可否を判定する。
そして、操作画面データ取得部11が取得した操作画面データが特定操作画面データでない場合、あるいは特定操作画面データと認識された操作画面データにおいて入力デバイスが選択した操作デバイスが特定操作デバイスでない場合には、操作情報変換部14は、前記操作情報を所定フォーマットに変換してX線診断装置200に対する擬似操作指示信号を生成する。そして、X線診断装置200の操作部220から入力される操作指示信号に替わり操作情報変換部14が生成した擬似操作指示信号に基づいてX線診断装置200の動作が制御される。
一方、前記操作画面データが特定操作画面データと認識され、更に、この特定操作画面データにおいて入力デバイスが選択した操作デバイスが特定操作デバイスと認識された場合には、操作情報変換部14は、前記操作情報に基づく擬似操作指示信号の生成を止める。このとき、必要に応じて擬似操作指示信号が生成されなかった旨を示す情報(警告情報)をX線診断装置200の操作部220あるいは遠隔操作端末装置2の操作部22に表示して操作者やサービスセンター担当者に報知する。
この場合、上述の報知は、操作画面データに文言(警告情報)を重畳して表示するアプリケーションを起動することにより、X線診断装置200の操作部220と遠隔操作端末装置2の操作部22の何れにおいても擬似操作指示信号の生成中止を示す文言を観察することができる。尚、Foreground色とBackground色を所定間隔で入れ替えて点滅表示する方法、文字を拡大する方法、Foreground色を変更する方法等によって上述の文言を表示することにより操作者やサービスセンター担当者に対し確実に報知することができる。
尚、上述の操作情報は擬似操作指示信号の種類によって異なるが、例えば、キーボードのキーに関する操作情報として、キーの種類、アクションの種類(PRESS/RELEASE)及びアクションの持続時間等が有り、マウスに関する操作情報として、マウスボタンの種類、アクションの種類(PRESS/RELEASE、MOVE/DRUG)、アクションの持続時間、操作画面に対するマウスポインタのX座標及びY座標、タブレット型入力デバイスにおける押下圧力、タブレット型入力デバイスに対する水平方向及び垂直方向の傾き、タッチスクリーンやタブレットのID等が有る。
次に、認証部15は、図示しない制御回路と記憶回路を備え、この記憶回路には、遠隔操作制御装置1に対する遠隔操作が許可されたサービスセンター担当者の識別情報(例えば、担当者IDや担当者パスワード)が予め登録されている。そして、前記制御回路は、ネットワーク3を介して遠隔操作端末装置2から供給された前記識別情報と前記記憶回路に保管されている登録情報を照合することによってサービスセンター担当者の認証を行なう。
又、認証部15は、遠隔操作端末装置2から供給された接続要求信号を受信したならば、サービスセンター担当者の識別情報(担当者識別情報)の入力を遠隔操作端末装置2に対して要求する。
I/F制御部16は、認証部15における認証結果に基づいてサービスセンターの担当者が用いる遠隔操作端末装置2とX線診断装置200に接続された遠隔操作制御装置1との接続を制御する。即ち、サービスセンター担当者の登録が確認された場合には入出力I/F17を制御して遠隔操作制御装置1と遠隔操作端末装置2を接続する。
又、入出力I/F17は、操作画面データ取得部11がX線診断装置200から取得した操作画面データを、ネットワーク3を介して遠隔操作端末装置2に送信し、遠隔操作端末装置2がネットワーク3を介して出力した操作情報を受信して操作情報変換部14に供給する。更に、遠隔操作端末装置2からネットワーク3を介して出力されたサービスセンター担当者の識別情報を受信して認証部15に供給し、その認証結果に基づいてI/F制御部16が出力した制御信号に従い遠隔操作制御装置1と遠隔操作端末装置2の接続/遮断を行なう。
この場合、入出力I/F17は、ネットワーク(通信回線)3の種類(例えば、28.8Kbpsモデム、56Kbpsモデム、広帯域(128Kbps乃至1.5Mbps)、LAN(10Mbps以上)など)を選択し、選択した通信回線に対応させて操作画面データの品質を制御する。具体的には、操作画面データの色数や大きさ(サイズ)の変更、操作画面データの更新間隔の変更、更には、操作画面データの圧縮処理や暗号化処理に対応させて通信回線の選択を行なう。
次に、遠隔操作端末装置2は、入出力I/F21と、操作部22と、操作情報取得部23を備えている。
入出力I/F21は、ネットワーク3を介して遠隔操作制御装置1の操作画面データ取得部11から供給された操作画面データを受信して操作部22の表示部25に供給し、操作部22の入力部24における入力デバイスの操作に基づいて操作情報取得部23が取得した操作情報や、操作部22の入力部24にて入力されたサービスセンター担当者の識別情報を、ネットワーク3を介して遠隔操作制御装置1に供給する。
遠隔操作端末装置2の操作部22は、入力部24と表示部25を有しインタラクティブなインターフェースを構成している。操作部22の表示部25は表示パネルを供え、ネットワーク3及び入出力I/F21を介して遠隔操作制御装置1の操作画面データ取得部11から供給された操作画面データを表示する。この場合、操作画面データはwebブラウザや専用アプリケーション上に表示される。
一方、操作部22の入力部24は、キーボードやマウスなどの入力デバイスを備え、X線診断装置200の指定、サービスセンター担当者の識別情報の入力、表示部25に表示された操作画面データにおける所望操作デバイスの選択と操作等を行なう。但し、操作デバイスの操作は、入力部24における入力デバイスの移動や各種アクション(例えば、マウスの左クリック、中クリック、右クリック、ダブルクリック、ドラッグ&ドロップ、キーボードにおけるキーのPRESS/RELEASE等)によって行なわれる。
又、接続を希望するX線診断装置200の指定は、例えば、X線診断装置200のIPアドレスあるいはニックネーム等のホスト名によって行なわれ、サービスセンター担当者の識別は担当者IDや担当者パスワードによって行なわれる。
操作情報取得部23は、操作部22の入力部24における入力デバイスが上述の移動や各種アクションを行なう際に出力する位置情報等の操作情報を取得し、入出力I/F21及びネットワーク3を介して遠隔操作制御装置1に供給する。尚、上述の入力デバイスの移動や各種アクションに関わる操作情報を検知するための仕組みは、通常、オペレーティングシステムにより提供されており、操作情報取得部23は、このとき検知された操作情報を取得して遠隔操作制御装置1に供給する。
(遠隔操作の手順)
次に、本実施例における遠隔操作の手順につき、図6のフローチャートを用いて説明する。但し、ここでもX線診断装置200の保守あるいは操作説明を目的とした遠隔操作の手順について述べるが、これに限定されない。
X線診断装置200の保守あるいは操作説明を行なうサービスセンターの担当者は、先ず、遠隔操作端末装置2の操作部22において医療装置のIPアドレスあるいはホスト名を入力することによりX線診断装置200を指定し、操作部22は、この入力信号に従いX線診断装置200に接続されている遠隔操作制御装置1の認証部15に対し接続要求信号を供給する。
次いで、操作部22は、認証部15から供給された担当者識別情報の要求信号に応じてサービスセンター担当者が入力した自己の担当者識別情報を認証部15に供給する。一方、認証部15は、遠隔操作端末装置2から供給された担当者識別情報と自己の記憶回路に予め保管されている登録情報との照合によってサービスセンター担当者の認証を行ない、認証された場合には、遠隔操作端末装置2と遠隔操作制御装置1を接続する(図6のステップS1)。
上述の接続が終了したならば、遠隔操作制御装置1の操作画面データ取得部11は、X線診断装置200の操作部220に表示されている操作画面データと同一の操作画面データを、システム制御部230を介して取得する(図6のステップS2)。そして、この操作画面データにおける全領域あるいは1部の領域のデータを用いて遠隔操作用の操作画面データを生成して操作画面認識部12及び操作デバイス認識部13に供給し、更に、遠隔操作端末装置2に供給する。
遠隔操作端末装置2の操作部22は、遠隔操作制御装置1の操作画面データ取得部11がネットワーク3を介して供給した操作画面データを受信し、表示部25に所定フォーマットで表示する。次いで、サービスセンターの担当者は、表示された操作画面データを観察し、入力部24に設けられた入力デバイスを用いて前記操作画面データ上の所望操作デバイスを選択して所定の操作を行なう(図6のステップS3)。
そして、操作情報取得部23は、このとき前記入力デバイスが出力する位置情報等の操作情報を取得し、遠隔操作制御装置1の操作デバイス認識部13及び操作情報変換部14に供給する(図6のステップS4)。
一方、操作画面認識部12のシステム状態情報取得部121は、X線診断装置200よりそのシステム状態の情報を取得する(図6のステップS5)。
次いで、操作画面認識部12の画面判別部122における比較対象データ生成部191は、前記システム状態の情報に基づいて、当該システム状態の操作画面データに対して予め設定された特徴領域の位置情報を特徴領域記憶部185から読み出す。そして、操作画面データ取得部11から供給された操作画面データにおける特徴領域のデータを前記位置情報に基づいて抽出し比較対象データを生成する。
次いで、この比較対象データと参照データ記憶部187に予め保管されている参照データを比較することにより操作画面データがX線診断装置200の如何なるシステム状態に帰属するかを認識し、その認識結果を操作情報変換部14に供給する(図6のステップS6)。
このとき操作画面データが、遠隔操作において安全性の確保を要するシステム状態における特定操作画面データと認識された場合、操作デバイス認識部13は、自己のデバイス領域情報記憶部135に予め保管されている特定操作デバイスの領域情報をその識別情報を用いて読み出し、この領域情報と遠隔操作端末装置2からネットワーク3を介して供給された操作情報における入力デバイスの位置座標を比較することにより特定操作画面データ上で遠隔操作端末装置2の入力デバイスが選択した操作デバイスが特定操作デバイスであるか否かを認識する(図6のステップS7)。
そして、操作画面データ取得部11が取得した操作画面データがステップS6において操作画面認識部12により特定操作画面データでないと認識された場合、あるいは特定操作画面データと認識された操作画面データにおいて入力デバイスが選択した操作デバイスがステップS7において操作デバイス認識部13により特定操作デバイスでないと認識された場合には、操作情報変換部14は、前記操作情報を所定フォーマットに変換してX線診断装置200に対する擬似操作指示信号を生成し、X線診断装置200は、この擬似操作指示信号に従って所定の動作を行なう(図6のステップS8)。
一方、前記操作画面データが操作画面認識部12により特定操作画面データと認識され、更に、この特定操作画面データにおいて入力デバイスが選択した操作デバイスが操作デバイス認識部13により特定操作デバイスと認識された場合、操作情報変換部14は、前記操作情報に基づく擬似操作指示信号の生成を止める。(図6のステップS9)。
更に、擬似操作指示信号が生成されなかったことを示す情報(警告情報)をX線診断装置200の操作部220あるいは遠隔操作端末装置2の操作部22に表示して操作者やサービスセンターの担当者に報知する(図6のステップS10)。
(変形例1)
次に、本実施例の第1の変形例につき、図7及び図8を用いて説明する。この変形例における遠隔操作システム110は、図1と同様の各ユニットを有する遠隔操作制御装置1と遠隔操作端末装置2を仲介する中継端末4が新たに設けられ、中継端末4は、通常、遠隔操作制御装置1と同様にして医療施設内に設置される。
中継端末4は、遠隔操作制御装置1の入出力I/F17と接続され、遠隔操作制御装置1の操作画面データ取得部11から供給される操作画面データを受信するとともに後述の中継端末4の操作情報変換部44が変換した操作情報を遠隔操作制御装置1の操作情報変換部14に供給する入出力I/F41と、入出力I/F41が受信した操作画面データの全領域あるいは一部の領域を取得して新たな操作画面データを生成する操作画面データ取得部42を備えている。
更に、中継端末4は、ネットワーク3を介して遠隔操作端末装置2の入出力I/F21に接続され、操作画面データ取得部42が生成した操作画面データを遠隔操作端末装置2の操作部22に供給するとともに遠隔操作端末装置2の操作情報取得部23が取得した操作情報を受信する入出力I/F43と、入出力I/F43が受信した操作情報を必要に応じて変換する操作情報変換部44を備えている。但し、遠隔操作端末装置2の操作情報取得部23にて取得された操作情報が中継端末4を介して遠隔操作制御装置1の操作情報変換部14に直接供給される場合には、中継端末4の操作情報変換部44は省略される。
遠隔操作制御装置1及び中継端末4にて生成される操作画面データと遠隔操作端末装置2の操作部22において表示される操作画面データを図8に示す。図8(a)は、遠隔操作制御装置1の操作画面データ取得部11において生成された操作画面データP1と、中継端末4の操作画面データ取得部42にて生成された操作画面データP2であり、図8(b)は、遠隔操作端末装置2の操作部22に表示された操作画面データP3を示している。この図8に示すように、中継端末4の操作画面データ取得部42は、遠隔操作制御装置1から供給された操作画面データP1を含む新たな操作画面データP2を生成し、遠隔操作端末装置2の操作部22は、この操作画面データP2を含む新たな操作画面データを生成して表示部25に表示する。この変形例に示すように中継端末4を遠隔操作制御装置1と遠隔操作端末装置2の間に設けることにより、例えば、外部からネットワーク3を介して行なわれる不正アクセスに対しセキュリティを向上させることができる。
(変形例2)
次に、本実施例における第2の変形例につき図9のブロック図を用いて説明する。この変形例では、図2に示した遠隔操作制御装置1に対して操作画面データの変換を行なう操作画面データ変換部18が新たに追加されており、遠隔操作制御装置1aの操作画面データ取得部11が取得した操作画面データが特定操作画面データと認識された場合、この特定操作画面データを変換して警告信号を生成しサービスセンター担当者に報知する。即ち、操作画面データ取得部11は、X線診断装置200の操作部220に表示された操作画面データと同一の操作画面データを、システム制御部230を介して取得し、操作画面認識部12は、この操作画面データが特定操作画面データであるか否かを認識する。
そして、特定操作画面データと認識した場合、操作画面データ変換部18は、操作画面データにおける枠色の変更や注意文言の所定位置(例えば、操作画面データのトップ/ボトム/ミドル、右/中央/左)への表示を行なうための変換処理を行ない、変換後の操作画面データ(特定操作画面データ)を、ネットワーク3を介して遠隔操作端末装置2に供給して操作部22の表示部25に表示する。
又、特定操作画面データと認識した場合、操作画面データ変換部18は、操作デバイス認識部13によって認識された特定操作デバイスのデバイス領域の情報(形状、位置座標、サイズ等)を取得し、特定操作画面データ上に特定操作デバイスの領域情報を重畳するための変換処理を行なって遠隔操作端末装置2に供給する。更に、入力デバイスポインタの特定デバイス領域外への移動(退避)、特定操作デバイスの色調変更あるいは点滅等を行なうための変換処理を行ってもよい。
以上述べた本発明の第1の実施例によれば、医療施設に設置されたX線診断装置等の医療装置に対する操作指導や保守をサービスセンターからの遠隔操作によって行なう際、サービスセンターの担当者によって不用意な操作が行なわれた場合においても医療施設の医療従事者に対する危害を防止し、正確かつ安全な操作指導や保守を行なうことができる。
又、遠隔操作において安全性の確保を要する特定操作画面データの判別を行なう際、医療装置から取得されるシステム状態情報のみならず、取得された操作画面データの特徴領域における比較対象データと予め設定された当該システム状態における参照データとの比較による確認を行なっているため、特定操作画面データを正確かつ詳細に判別することができる。
更に、前記特定操作画面データにおいて予め設定された特定操作デバイスの位置情報と入力デバイスの位置情報を比較することにより入力デバイスが選択あるいは操作した操作画面データ上の操作デバイスが特定操作デバイスであるか否かを判別しているため、擬似操作指示信号の生成可否を更に詳細に制御することが可能となる。
一方、本実施例の第1の変形例によれば、中継端末を設けた遠隔操作システムの遠隔操作により正確かつ安全な操作指導や保守を行なうとともに高いセキュリティを確保することができる。
又、本実施例の第2の変形例によれば、遠隔操作制御装置から供給された操作画面データが特定操作画面データであった場合、あるいは、特定操作画面データにおける操作デバイスが特定操作デバイスであった場合には、特定操作画面データや特定操作デバイスの情報が遠隔操作端末装置2の操作部22において表示されるため、操作部22における入力デバイスの操作の可否を事前に把握することができる。このため、入力デバイスの無駄な操作がなくなりサービスセンター担当者の負荷が軽減される。
尚、上述の実施例では遠隔操作において安全性の確保を要する特定操作画面データと特定操作デバイスの認識を行なう場合について述べたが、特定操作画面データの認識結果に基づいて擬似操作指示信号の生成を制御してもよい。この方法によれば、確認作業が短縮されるため、擬似操作指示信号の生成を短時間で行なうことができる。
又、上述の特定操作画面データの認識において、医療装置から取得するシステム状態情報に基づいて擬似操作指示信号の生成を制御してもよい。この方法によれば、参照データを予め設定する必要がないため医療装置の操作説明や保守に対する事前の作業が省略され、医療施設の操作者における負担が軽減するのみならず遠隔操作の効率を向上させることができる。
更に、上述の実施例における特定操作画面データの認識は、操作画面データ取得部11から供給された操作画面データにおける比較対象データと予め設定された特定操作画面データにおける参照データとの比較によって行なったが、この方法に限定されない。例えば、操作画面データ取得部11から供給された操作画面データにおける比較対象データと予め設定された操作画面データにおける参照データとの比較によって詳細なシステム状態を判定し、このシステム状態に対応して付加した識別情報(識別番号)と予め登録された特定操作画面データの識別情報を照合することによって前記操作画面データが特定操作画面データであるか否かを認識してもよい。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。尚、第1の実施例と同様にして以下に示す第2の実施例でも遠隔操作システムと接続される医療装置としてX線診断装置を例に説明するが他の医療装置であっても構わない。
この第2の実施例では、上述の第1の実施例と同様にして、X線診断装置に接続されこのX線診断装置と共に医療施設に設置された遠隔操作制御装置がX線診断装置の操作部に表示されている操作画面データと同一の操作画面データを取得し、ネットワークを介して接続されたサービスセンターにおける遠隔操作端末装置に供給する。次いで、遠隔操作端末装置は、自己の操作部に表示された操作画面データに対してサービスセンターの担当者が行なう入力操作に基づき操作情報を取得して遠隔操作制御装置に供給する。
この操作情報に基づいてX線診断装置に対する擬似操作指示信号を生成する際に、遠隔操作制御装置は、X線診断装置から供給された各種指示信号に基づいて遠隔操作許可信号を生成し、この遠隔操作許可信号を遠隔操作制御装置あるいはこの遠隔操作制御装置を構成する所定のユニットに供給して擬似操作指示信号の生成を制御する。
(システムの構成)
本発明の第2の実施例における遠隔操作システムの全体構成につき図10のブロック図を用いて説明する。但し、図10において、図2に示した第1の実施例の遠隔操作システム100と略同一の機能を有するユニットは同一の符号を付加しその詳細な説明を省略する。
図10に示す遠隔操作システム300は、ネットワーク3を介して接続された遠隔操作制御装置1bと遠隔操作端末装置2を備え、遠隔操作制御装置1bは医療施設に、又、遠隔操作端末装置2はサービスセンターに夫々設置されている。
遠隔操作制御装置1bは、操作画面データ取得部11と、操作情報変換部19と、認証部15と、I/F制御部16と、入出力I/F17と、遠隔操作許可部20を備えている。
操作画面データ取得部11は、X線診断装置200の操作部220に表示された操作画面データと同一の操作画面データを所定時間間隔で取得し、この操作画面データの全領域あるいは1部の領域を自己の記憶回路に保存して遠隔操作用の操作画面データを生成する。
遠隔操作許可部20は、X線診断装置200の操作部220にて入力され、システム制御部230を介して供給された後述の各種指示信号に基づいて擬似操作指示信号の生成を制御するための遠隔操作許可信号を生成する。
一方、操作情報変換部19は、遠隔操作端末装置2からネットワーク3を介して供給された操作情報の擬似操作指示信号への変換可否を前記遠隔操作許可信号に基づいて判定する。そして、操作画面データ取得部11が取得した操作画面データが特定操作画面データでない場合(即ち、遠隔操作を許可する遠隔操作許可信号が遠隔操作許可部20より供給された場合)、操作情報変換部19は、前記操作情報を所定フォーマットに変換して医療装置に対する擬似操作指示信号を生成する。
一方、前記操作画面データがX線診断装置200によって特定操作画面データと認識された場合(即ち、遠隔操作を禁止する遠隔操作許可信号が供給された場合)、操作情報変換部19は、前記操作情報に基づく擬似操作指示信号の生成を止め、その旨を示す情報を遠隔操作端末装置2の操作部22に表示してサービスセンター担当者に報知する。
尚、上述の実施例では、遠隔操作制御装置1bにおける操作情報変換部19が遠隔操作許可部20から供給された遠隔操作許可信号を受信し、この遠隔操作許可信号に基づいて遠隔操作端末装置2から供給される操作情報に基づく擬似操作指示信号の生成を制御する場合について述べたが、これに限定されるものではなく、前記遠隔操作許可信号に基づいて遠隔操作端末装置全体や入出力I/F17等のユニットを制御し擬似操作指示信号の生成を制御してもよい。
ところで上述の遠隔操作許可信号は、例えば、以下に述べるような方法によって生成される。第1の方法は、遠隔操作制御装置1bにおけるサーバソフトウェアの起動/終了を指示するトリガ信号に基づいて生成する方法である。サーバソフトウェアは、通常、X線診断装置200の起動とともに動作を開始するように制御されており、このサーバソフトウェアによる初期化処理とクライアントソフトウェアとの接続/認証を経て遠隔操作が開始される。遠隔操作許可部20は、サーバソフトウェアの起動/終了を行なう際にX線診断装置200の操作部220から入力されるトリガ信号に基づいて遠隔操作許可信号を生成する。
具体的には、入力デバイスのファンクションキーにサーバソフトウェアの起動/終了を割り付けておき、それらのキーの選択によりサーバソフトウェアの起動/終了が行なわれる。このサーバソフトウェアは、常駐型のソフトウェア(サービス、バックグランドプロセス/デーモン)の形態で動作させることが多く、オペレーティングシステムが提供する常駐型ソフトウェア起動制御の仕組みを用いてサーバソフトウェアによる起動/終了の制御を行なう。
第2の方法は、遠隔操作許可信号により遠隔操作制御装置1bと遠隔操作端末装置2の接続を制御するための遠隔操作許可信号をX線診断装置200の操作部220から入力されるトリガ信号に基づいて生成する方法である。具体的には、操作部220における入力デバイスのファンクションキーに遠隔操作制御装置1bの入出力I/F17の遮断/通過を予め割り付けておき、それらのキーが選択されたならば遠隔操作制御装置1bと遠隔操作端末装置2の接続を制御することにより擬似操作指示信号の生成を制御する。近年のオペレーティングシステムは、パーソナルファイアウォール機能(パケットフィルタリング機能)を提供しているので、遠隔操作制御装置1bにおけるサーバソフトウェアによって入出力I/F17の制御が可能となる。
第3の方法は、サーバソフトウェアとクライアントソフトウェアの起動/終了、遮断/通過の制御は行わずに、X線診断装置200の操作部220から入力されるトリガ信号に基づいて遠隔操作許可信号を生成し操作情報変換部19を制御する方法である。具体的には、入力デバイスのファンクションキーに操作情報変換に対するON/OFFを予め割り付けておき、これらのキーの選択により操作情報変換部19を制御する。遠隔操作許可部20から、操作情報変換部19への遠隔操作許可信号の伝達は、オペレーティングシステムが提供する指示信号やメッセージ、割り込みなどによって実現される。
第4の方法は、サーバソフトウェアとクライアントソフトウェアの起動/終了、遮断/通過の制御は行わずに、X線診断装置200の操作部220から入力されるトリガ信号に基づいて遠隔操作許可信号を生成し医療安全に関わる遠隔操作を制御する方法である。具体的には、入力デバイスのファンクションキーに操作情報変換のON/OFFを予め割り付けておき、これらのキーの選択により医療安全に関わる遠隔操作に対して操作情報変換部19を制御することにより擬似操作指示信号の生成を制御する。遠隔操作許可部20から、操作情報変換部19への遠隔操作許可信号の伝達は、オペレーティングシステムが提供する指示信号、メッセージ、あるいは割り込みなどにより実現できる。
以上述べた本発明の第2の実施例によれば、医療施設に設置されたX線診断装置等の医療装置に対する操作指導や保守をサービスセンターからの遠隔操作によって行なう際、サービスセンターの担当者によって不用意な操作が行なわれた場合においても医療施設の医療従事者に対する危害を防止し、正確かつ安全な操作指導や保守を行なうことができる。
又、遠隔操作を行なうための擬似操作指示信号の生成は医療装置に表示される操作画面データを観察した操作者によって入力される指示信号に基づいて行なわれるため確実に制御することが可能となる。
以上、本発明の実施例について述べてきたが、本発明は上述の実施例に限定されるものでは無く、変形して実施することが可能である。
X線診断装置と接続された本発明の第1の実施例における遠隔操作システムを示す図。 本発明の第1の実施例における遠隔操作システムの全体構成を示すブロック図。 同実施例における操作画面認識部の機能を示す機能ブロック図。 同実施例における操作画面認識部の機能を模式的に示す図。 同実施例における操作デバイス認識部の機能を示す機能ブロック図。 同実施例における遠隔操作の手順を示すフローチャート。 同実施例の第1の変形例における遠隔操作システムの全体構成を示すブロック図。 同変形例における操作画面データの具体例を示す図。 本発明の第1の実施例の第2の変形例における遠隔操作システムの全体構成を示すブロック図。 本発明の第2の実施例における遠隔操作システムの全体構成を示すブロック図。
符号の説明
1、1a、1b…遠隔操作制御装置
2…遠隔操作端末装置
3…ネットワーク
11、42…操作画面データ取得部
12…操作画面認識部
13…操作デバイス認識部
14、19、44…操作情報変換部
15…認証部
16…I/F制御部
17、21、41、43…入出力I/F
18…操作画面データ変換部
20…遠隔操作許可部
22…操作部
23…操作情報取得部
24…入力部
25…表示部
121…システム状態情報取得部
122…画面判別部
131、181…操作画面データ記憶部
132、182…操作画面データ表示部
133、183…操作画面データ選択部
134…デバイス領域指定部
135…デバイス領域情報記憶部
136…デバイス位置判定部
184…特徴領域設定部
185…特徴領域記憶部
186…参照データ生成部
187…参照データ記憶部
191…比較対象データ生成部
192…同一性判定部
100、110、120、300…遠隔操作システム
200…X線診断装置

Claims (10)

  1. 医療装置の操作画面データの全領域あるいは一部の領域を取得する操作画面データ取得手段と、
    前記操作画面データ取得手段が取得した操作画面データを、ネットワークを介し受信して表示する表示手段と、
    表示された前記操作画面データにおける所望の操作デバイスを入力デバイスを用いて選択あるいは操作する際に発生する操作情報を取得する操作情報取得手段と、
    前記医療装置のシステム状態情報に基づき、前記操作画面データが遠隔操作において安全性の確保を要する特定操作画面データか否かを認識する操作画面認識手段と、
    前記ネットワークを介して前記操作情報取得手段から供給された前記操作情報を前記操作画面認識手段の認識結果に基づいて所定フォーマットに変換し遠隔操作用の擬似操作指示信号を生成する操作情報変換手段を備え、
    前記操作情報変換手段は、前記操作画面データが特定操作画面データの場合には前記擬似操作指示信号を生成しないことを特徴とする遠隔操作システム。
  2. 医療装置の操作画面データの全領域あるいは一部の領域を取得する操作画面データ取得手段と、
    前記操作画面データ取得手段が取得した操作画面データを、ネットワークを介して受信して表示する表示手段と、
    表示された前記操作画面データにおける所望の操作デバイスを入力デバイスを用いて選択あるいは操作する際に発生する操作情報を取得する操作情報取得手段と、
    前記医療装置のシステム状態情報に基づき、前記操作画面データが遠隔操作において安全性の確保を要する特定操作画面データか否かを認識する操作画面認識手段と、
    前記ネットワークを介して前記操作情報取得手段から供給された前記操作情報に基づき、前記入力デバイスが選択あるいは操作した前記操作デバイスが遠隔操作において安全性の確保を要する特定操作デバイスか否かを認識する操作デバイス認識手段と、
    前記ネットワークを介して前記操作情報取得手段から供給された前記操作情報を前記操作画面認識手段及び前記操作デバイス認識手段の認識結果に基づいて所定フォーマットに変換し遠隔操作用の擬似操作指示信号を生成する操作情報変換手段を備え、
    前記操作情報変換手段は、前記操作画面データが特定操作画面データであり、更に、この特定操作画面データにおいて前記入力デバイスが選択あるいは操作した前記操作デバイスが特定操作デバイスの場合には前記擬似操作指示信号を生成しないことを特徴とする遠隔操作システム。
  3. 操作画面データ変換手段を備え、前記操作画面認識手段が前記操作画面データを特定操作画面データと認識した場合、あるいは、前記操作デバイス認識手段が前記特定操作画面データにおける操作デバイスを特定操作デバイスと認識した場合には、前記操作画面データ変換手段は、前記操作画面データに警告情報を付加するための変換処理を行ない、前記表示手段は、変換処理後の前記操作画面データを表示することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した遠隔操作システム。
  4. 前記操作画面認識手段は、少なくとも遠隔操作において安全性の確保を要するシステム状態における特定操作画面データに対し設定された特徴領域の領域情報が保管されている特徴領域記憶手段と、前記特定操作画面データの前記特徴領域を抽出して生成した参照データが保管されている参照データ記憶手段と、前記操作画面データ取得手段によって取得された操作画面データの前記特徴領域を抽出して比較対象データを生成する比較対象データ生成手段と、前記比較対象データと前記参照データの同一性を判定する同一性判定手段を備え、この同一性判定手段の判定結果に基づいて前記操作画面データが特定操作画面データか否かを認識することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した遠隔操作システム。
  5. 前記操作デバイス認識手段は、少なくとも前記特定操作画面データにおける特定操作デバイスの領域情報が予め保管されているデバイス領域情報記憶手段と、ネットワークを介して供給された前記操作情報における入力デバイスの位置情報と前記特定操作デバイスの領域情報の位置関係を判定するデバイス位置判定手段を備え、前記デバイス位置判定手段の判定結果に基づいて前記操作デバイスが特定操作デバイスか否かを認識することを特徴とする請求項2記載の遠隔操作システム。
  6. 前記操作デバイス認識手段は、前記特定操作画面データにおける特定操作デバイスの領域内に前記入力デバイスの位置座標が含まれている場合、前記操作デバイスを特定操作デバイスと認識することを特徴とする請求項5記載の遠隔操作システム。
  7. 医療装置の操作画面データの全領域あるいは一部の領域を取得する操作画面データ取得手段と、
    前記操作画面データ取得手段が取得した操作画面データを、ネットワークを介して受信して表示する表示手段と、
    表示された前記操作画面データにおける所望の操作デバイスを入力デバイスを用いて選択あるいは操作する際に発生する操作情報を取得する操作情報取得手段と、
    前記医療装置において入力される指示信号に基づいて遠隔操作許可信号を生成する遠隔操作許可手段と、
    前記ネットワークを介して前記操作情報取得手段から供給された前記操作情報を前記遠隔操作許可信号に基づいて所定フォーマットに変換し遠隔操作用の擬似操作指示信号を生成する操作情報変換手段を
    備えたことを特徴とする遠隔操作システム。
  8. 前記表示手段は、前記操作情報変換手段が前記擬似操作指示信号を生成しない場合には、その旨を示す警告情報を表示することを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項7の何れか1項に記載した遠隔操作システム。
  9. 操作画面データ取得手段が、医療装置の操作画面データの全領域あるいは一部の領域を取得するステップと、
    表示手段が、前記操作画面データ取得手段が取得した操作画面データを、ネットワークを介し受信して表示するステップと、
    操作情報取得手段が、表示された前記操作画面データにおける所望の操作デバイスを入力デバイスを用いて選択あるいは操作する際に発生する操作情報を取得するステップと、
    操作画面認識手段が、前記医療装置のシステム状態情報に基づき、前記操作画面データが遠隔操作において安全性の確保を要する特定操作画面データか否かを認識するステップと、
    操作情報変換手段が、前記ネットワークを介して前記操作情報取得手段から供給された前記操作情報を前記操作画面認識手段の認識結果に基づいて所定フォーマットに変換し遠隔操作用の擬似操作指示信号を生成するステップを
    有することを特徴とする遠隔操作方法。
  10. 操作画面データ取得手段が、医療装置の操作画面データの全領域あるいは一部の領域を取得するステップと、
    表示手段が、前記操作画面データ取得手段が取得した操作画面データを、ネットワークを介し受信して表示するステップと、
    操作情報取得手段が、表示された前記操作画面データにおける所望の操作デバイスを入力デバイスを用いて選択あるいは操作する際に発生する操作情報を取得するステップと、
    操作画面認識手段が、前記医療装置のシステム状態情報に基づき、前記操作画面データが遠隔操作において安全性の確保を要する特定操作画面データか否かを認識するステップと、
    前記操作画面データが特定操作画面データと認識された場合、操作デバイス認識手段が、前記ネットワークを介して前記操作情報取得手段から供給された前記操作情報に基づき、前記入力デバイスが選択あるいは操作する前記操作デバイスが遠隔操作において安全性の確保を要する特定操作デバイスか否かを認識するステップと、
    操作情報変換手段が、前記ネットワークを介して前記操作情報取得手段から供給された前記操作情報を前記操作画面認識手段の認識結果に基づいて所定フォーマットに変換し遠隔操作用の擬似操作指示信号を生成するステップを
    有することを特徴とする遠隔操作方法。
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