JP2006296206A - 草刈機のフリーナイフ - Google Patents

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一夫 中西
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Abstract

【課題】
フリーナイフを有する草刈機において、フリーナイフの形状を変えることで良好な刈上り状態をより長く維持させることである。
【解決手段】
草刈機を構成する縦駆動軸5に一体に取付けた細長形状のナイフステー13の長手方向の両端部に連結ボルト14を介して前記縦駆動軸5の周方向に回動可能にそれぞれ連結され、前記縦駆動軸5の回転によりナイフステー13と一体回転して、草木類に対する衝突により、ナイフステー13に対してその回転方向と逆方向に回動して前記草木類を刈り取る構成の草刈機のフリーナイフN1 であって、少なくとも刃部N1aの部分が刃先側に向けて幅広となった形状とする。
【選択図】 図7

Description

本発明は、草刈機の縦駆動軸に一体に取付けたナイフ取付部材、或いは横駆動軸に一体に取付けた各ブラケットに前記各軸の回転方向に沿って回動可能に支持されて、駆動軸の回転により草木類に対して遠心力により衝撃的に叩き付けて、草木類を刈り取る構成の草刈機のフリーナイフに関するものである。
なお、本明細書において、「刈込み性」又は「刈込み性能」とは、高速回転しているフリーナイフが遠心力の作用により草木類に対して衝撃的に叩き付けられることにより、草木類に対してフリーナイフが喰い込んで切断する性能をいう。また、「刈上り状態」とは、草木類を刈り取った後の果樹園等の草木類が生えていた場所全体の見栄えをいう。
最初に、本発明に係る図面である図1ないし図5を援用して、従来のフリーナイフN’について説明する。図1は、本発明に係るフリーナイフNを備えた乗用草刈機の平面図であり、図2は、同じく側面図であり、図3は、乗用草刈機の前輪28及び後輪29に対するナイフユニットNUの配置を示す平面図であり、図4は、ナイフユニットNUの一部を分解した斜視図であり、図5は、ナイフユニットNUとナイフカバー31との関係を示す斜視図であり、図6は、図3のA矢視図である。図1ないし図5に示される乗用草刈機は、主として果樹園の下草類を刈り取るためのものであって、機体1の前部及び中央部にハンドル2及び運転座席3がそれぞれ設けられ、機体1の後部にエンジン4が搭載され、機体1の直下に縦駆動軸5を中心に水平面内で回転するナイフユニットNUが平行リンク機構6により一定範囲内で昇降可能に配設された構成である。エンジン4の回転はトランスミッション(図示せず)により減速されて、その出力軸7は、前記機体1の下方に垂直となって突出していて、前記出力軸7に取付けられたプーリー8と、ナイフユニットNUの縦駆動軸5の上端部に取付けられたプーリー9との間に無端ベルト11が掛装され、エンジン4の動力によりナイフユニットNUは、時計方向に回転させられる。なお、図1において12は、テンションプーリーを示す。
従来のナイフユニットNU’は、ナイフステー13の長手方向の両端部に、板状をしたフリーナイフN’〔図7(ロ)参照〕が連結ボルト14を介して前記縦駆動軸5の周方向に回動可能に連結された構成である。前記ナイフステー13は、細長い板状であって、縦駆動軸5の下端部に一体に連結された状態で、長手方向の中央部の連結部が最も高くなるように長手方向に沿った複数の部分が屈曲されている。即ち、ナイフステー13の長手方向の両端部には、それぞれ円形の挿通孔15が設けられていると共に、フリーナイフN’の基端部であって、幅方向の中央には、連結ボルト14の基端部に一体形成された四角形状の被嵌合部14aに対応した四角孔16が形成されている。ナイフステー13の両端部の下面にそれぞれフリーナイフN’を配置した状態で、フリーナイフN’の四角孔16に連結ボルト14の被嵌合部14aを挿入嵌合させて、フリーナイフN’の裏面に連結ボルト14の頭部14bを当接させると共に、ナイフステー13の挿通孔15に挿通されて上方に突出した連結ボルト14の軸部14cにナットカバー17を嵌め込んで、連結ボルト14の軸部14cにナット18を螺合させると、ナイフステー13の両端部にそれぞれフリーナイフN’及び連結ボルト14が該連結ボルト14の軸部14cを中心にして回動可能に連結される。なお、図4において19は、ナイフステー13の挿通孔15に嵌合されるカラーを示す。
また、ナイフステー13の長手方向の中央部には、縦駆動軸5の下端の螺子部5aを挿通する第1挿通孔21が形成されていると共に、第1挿通孔21の両側には、カップ状をした巻付防止板22をナイフ取付座23と一体にしてナイフステー13に取付けるための一対のボルト24を挿通する一対の第2挿通孔25が形成されている。縦駆動軸5は前記ナイフ取付座23にキー(図示せず)を介して連結されることにより、縦駆動軸5はナイフ取付座23を介してナイフステー13に一体に取付けられて、縦駆動軸5の駆動回転により、両端部にフリーナイフN’が回動可能に連結されたナイフステー13が前記縦駆動軸5を中心にして回転する。この構造により、縦駆動軸5の回転トルクをナイフステー13に伝達され易くしている。なお、図4において、26は、ナイフステー13の下面から突出した縦駆動軸5の螺子部5aと螺合されるナットを示し、27は、ボルト24に嵌め込まれるワッシャーを示す。
また、ナイフステー13は、図2に示されるように、側面視において緩やかなハの字状となるように、第1挿通孔21に対して点対称形状となるように細長い板体を一対の第1折曲げ部13a及び一対の第2折曲げ部13bで下方に向けて折り曲げて形成されている。一対の第1折曲げ部13aは、ナイフステー13の長手方向に対して直交しているが、一対の第2折曲げ部13bは、フリーナイフN’の刃部Na’が所定のすくい角(α)を有するように、ナイフステー13の長手方向に対して僅かに傾斜して折り曲げられている(図3参照)。なお、図7において、C1 は、ナイフステー13の回転中心を示し、C2 は、ナイフステー13に対するフリーナイフN’の回動中心(連結ボルト14の軸心)を示し、Rは、ナイフステー13の回転方向を示す。
そして、機体1の走行中において、エンジン4の動力が縦駆動軸5に伝達されて、ナイフステー13が縦駆動軸5と一体となって回転すると、ナイフステー13の両端部に回動可能に連結された各フリーナイフN’は、遠心力によりナイフステー13をそのまま長手方向に延長した部分に配置され、フリーナイフN’が草木類に衝突状態で叩き付けられると、フリーナイフN’は、図3で2点鎖線で示されるように、草木類に衝突することによる負荷によりナイフステー13の回転方向Rと逆方向にナイフステー13に対して回動して前記衝突力を緩和しながら、草木類が刈り取られ(切断され)、刈り取られた草木類は、遠心力の作用により機体1の側方及び後方に排出される。フリーナイフN’は、草木類に対して叩き付けられてこれを刈り取って負荷がなくなった後は、遠心力により元の位置に復帰する。なお、図1ないし図3において、28,29は、それぞれ乗用草刈機の前輪、及び後輪を示し、Pは、機体1の進行方向を示す。ナイフユニットNUは、機体1の下部における前輪28と後輪29の間に配置されたナイフカバー31で覆われ、該ナイフカバー31は、複数のブラケット30を介して機体1の下面に取付けられる。
従来のフリーナイフN’は、図7(ロ)に示されるように、刃元から刃先にかけて幅が一定していて、刃先部分における幅方向の両端部に、それぞれ刃部が互いに逆の面に形成されている(特許文献1参照)。そして、フリーナイフN’は、その使用時間に応じて刃部Na’が磨耗し、一方の刃部が一定限度以上に磨耗した場合には、刈残り部が発生する等して、草木類をきれいに刈り取れなくなるので、フリーナイフN’を上下反転させて、別の刃部Na’を使用して刈り取り作業を行っている。また、刃部Na’が一定以上磨耗すると、フリーナイフN’の質量低下と、この磨耗部分がフリーナイフN’の先端部であることとが相乗して、フリーナイフN’の遠心力が低下して、草木類を刈り取るのに十分な遠心力が得られなくなる。このため、フリーナイフN’の有する遠心力が草木類を刈り込む負荷に負けてしまい、草木類をきれいに刈り取れなくなって、刈上り状態が悪くなる。
一方、ハンマーナイフと称されるフリーナイフを備えた草刈機においても、ほぼ同様の問題が発生していた。この草刈機は、機体の先端に草刈ユニットが取付けられ、前記草刈ユニットは、横駆動軸に多数のブラケットが軸方向及び周方向の双方に所定間隔をおいて一体に取付けられ、各ブラケットに正面視でY字形をしたハンマーナイフと称されるフリーナイフが回動可能に取付けられ、フリーナイフをアッパーカット回転又はダウンカット回転させて、堤防の法面等において比較的背丈の高い草木類をフリーナイフの衝突による衝撃力により刈り取る構成である。この草刈機においても、駆動軸の配置方向に対応してハンマーナイフの回動方向が異なるのみで、刃部の磨耗に関しては、縦駆動軸を有する上記草刈機とほぼ同様の問題が発生していた。
ここで、フリーナイフN’は、最良の刈上り状態がより長く続くことが望ましく、このために、材質的に耐久性を有するものを選択したり、或いは両刃部の部分のみに焼入れ等の熱処理を施して切れ味を高め、耐久時間を長くしているのが現状であるが、使用材質の選択、熱処理のみで、最良の刈上り状態を長く持続させるには一定の限界があった。
実開平6−61020号公報
本発明は、フリーナイフを有する草刈機において、フリーナイフの形状を変えることで良好な刈上り状態をより長く維持させることを課題としている。
上記課題を解決するための請求項1の発明は、草刈機を構成する縦駆動軸に一体に取付けた細長形状のナイフ取付部材の長手方向の両端部に連結部材を介して前記縦駆動軸の周方向に回動可能にそれぞれ連結され、前記縦駆動軸の回転によりナイフ取付部材と一体回転して、草木類に対する衝突により、ナイフ取付部材に対してその回転方向と逆方向に回動して前記草木類を刈り取る構成の草刈機のフリーナイフであって、前記フリーナイフは、少なくとも刃部の部分が刃先側に向けて幅広になっているか、又は刃部の部分が回動中心の部分の幅よりも広くなっていることを特徴としている。
請求項1の発明に係るフリーナイフは、幅が一定の従来形状のフリーナイフに比較して、刃部の部分が刃先側に向けて幅広になっている分、刈り込み時の負荷を受けフリーナイフが後方に回動しても、フリーナイフの回転方向に対する刃部の角度が直角に近い状態となり、しかもこの状態の持続時間が長いために、草木類に対して刃部がより直角(垂直)に近い状態で接触して刈り込むことができて、刈上り状態が良好となる。また、刃部が磨耗してフリーナイフの左右形状が非対称になっても、遠心力を受けて高速回転しているフリーナイフは、左右バランスが取れた位置に自然に収まろうとするため、一部が磨耗したフリーナイフの刃部は、従来形状のフリーナイフに比較して、回転方向に対してより押し出された形状となる。このため、刈り込み時の負荷を受けても、刈上り状態は良好となる。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記フリーナイフは、幅が一体のフリーナイフに比較して、その重心位置が刃先側にずれた形状になっていることを特徴としているため、切断時におけるフリーナイフの遠心力が大きくなる。このため、請求項2の発明によれば、請求項1の発明の作用効果に加えて、ナイフ取付部材の回転によりフリーナイフが草木類に叩き付けられた場合に、草木類を刈り取るための負荷によりフリーナイフがナイフ取付部材の回転方向と逆方向に回転させられるのを阻止する耐負荷力(実質的には切断力)が大きくなって、草木類を確実に刈り取る(切断する)ことができて、刈上り状態が良好となる。
また、請求項3の発明は、草刈機を構成する縦駆動軸に一体に取付けたナイフ取付部材の外周部に連結部材を介して前記縦駆動軸の周方向に回動可能にそれぞれ連結され、前記縦駆動軸の回転によりナイフ取付部材と一体回転して、草木類に対する衝突により、ナイフ取付部材に対してその回転方向と逆方向に回動して前記草木類を刈り取る構成の草刈機のフリーナイフであって、前記フリーナイフは、幅が一定の形状のフリーナイフに比較して、その重心位置が刃先側にずれた形状になっていることを特徴としている。このため、請求項3の発明によれば、請求項2の発明の独自の「遠心力の増大により草木類に対する切断力が大きくなって、草木類を確実に刈り取れる」という効果を奏する。
また、請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明において、前記フリーナイフは、等脚台形状であって、ナイフ取付部材の長手方向に沿った対称線に対して左右対称形状であるために、回転時における左右バランスが良好となって、高速回転しても、振れ、振動等の発生が少ない。
また、請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかの発明において、前記フリーナイフは、刃先側に向けて板厚が厚くなっていることを特徴としているため、遠心力の増大による刈込み力(切断力)の増大の効果、及び耐久時間が長くなる効果の双方が一層に大きくなる。
また、請求項6の発明は、正面視で略Y字状をしていて、草刈機を構成する横駆動軸の軸方向及び周方向の双方に所定間隔をおいて一体に取付けた多数のブラケットにそれぞれ前記横駆動軸の周方向に回動可能に取付けられて、前記横駆動軸の回転により草木類に対して衝撃力を加えて、該草木類を切断する構成の草刈機のフリーナイフであって、前記フリーナイフは、少なくとも刃部の部分の幅が刃先側に向けて広くなっていることを特徴としている。
請求項6の発明のフリーナイフを備えた草刈機は、草木類に対してフリーナイフを下方に向けて衝撃力を加えて切断する構成であって、堤防の法面等において比較的背丈の高い草木類の刈り取りを行う場合に使用されるものであるが、このフリーナイフの刃部の部分の幅を刃先側に向けて広くすることにより、請求項1又は2の発明と同様の効果が奏される。
本発明に係るフリーナイフは、幅が一定の従来形状のフリーナイフに比較して、少なくとも刃部の部分が刃先側に向けて幅広になっている分だけ、刈り込み時の負荷に対する衝撃切断力が大きくなって、刈上り状態が良好になると共に、良好な刈上り状態が得られる時間が長くなる。また、刃部の一部が磨耗して形状的に左右アンバランスとなったフリーナイフは、従来形状のフリーナイフに比較して刃部の部分が刃先側に向けて広くなっている分、遠心力の作用により刃部が回転方向により突出した位置で収まるために、フリーナイフの回転方向に対する刃部の角度がより直角に近い状態を保持するため、刈上り状態が良好となる。
また、従来形状のフリーナイフに比較して、その重心位置が刃先側(先端側)にずれた形状にすると、ずれた分だけ、切断時におけるフリーナイフの遠心力が大きくなるため、ナイフ取付部材の回転によりフリーナイフが草木類に叩き付けられた場合に、草木類を刈り取るための負荷によりフリーナイフがナイフ取付部材の回転方向と逆方向に回転させられるのを阻止する耐負荷力(実質的には切断力)が大きくなって、草木類を確実に刈り取る(切断する)ことができて、刈上り状態が良好となる。
以下、本発明を実施するための複数の最良形態を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。なお、上記「背景技術」の項目で説明済の部分との重複説明を避けて、本発明独自の部分についてのみ説明する。
図7(イ),(ロ)は、それぞれ本発明に係るフリーナイフN1 及び従来のフリーナイフN’がナイフステー13に連結された状態の平面図である。従来のフリーナイフN’の幅が基端から先端(刃先)にかけて一定である(即ち、全長に亘って一定である)のに対して、本発明に係るフリーナイフN1 は、全体が等脚台形状に形成されていて、基端から先端にかけて、その幅が漸次広くなっている。なお、フリーナイフN1 の板厚は、全長に亘って一定である。
本発明に係るフリーナイフN1 は、全体が等脚台形状に形成されていて、基端から先端にかけて、その幅が漸次広くなっているために、従来形状のフリーナイフN’に比較して、刈り込み時の負荷を受けフリーナイフN1 が後方に回動しても、フリーナイフN1 の回転方向に対する刃部N1aの角度が直角に近い状態となり、しかもこの状態の持続時間が長いために、草木類に対して刃部N1aがより直角(垂直)に近い状態で接触して刈り込むことができて、刈上り状態が良好となる。また、図9は、(イ),(ロ)は、それぞれ本発明と従来の各フリーナイフN1 ,N’の刃部N1a, Na'が同一量だけ磨耗して左右非対称形状になった状態で、遠心力により左右バランスした状態を示す図である。図9において、刃部N1aが磨耗してフリーナイフN1 の左右形状が非対称になっても、遠心力を受けて高速回転しているフリーナイフN1 は、左右バランスが取れた位置に自然に収まろうとするため、一部が磨耗したフリーナイフN1 の刃部は、従来形状のフリーナイフN’に比較して、回転方向に対してより押し出された形状になると共に、各フリーナイフN1 ,N’の刃部N1a,Na'と草木類Tとの衝突角度β,β’とは、(β>β’)の関係が成立する。このため、フリーナイフN1 が刈り込み時の負荷を受けても、刈上り状態は良好となる。
また、本発明に係るフリーナイフN1 は、全体が等脚台形状に形成されているために、その重心位置(G)とナイフステー13の回転中心(C1 )との間の距離(r)が、従来のフリーナイフN’の重心位置(G’)と前記回転中心(C1 )との間の距離(r’)よりも大きくなる(図7参照)。その結果、草刈作業時における本発明に係るフリーナイフN1 の遠心力は、従来のフリーナイフN’の遠心力よりも大きくなって、ナイフステー13の回転によりフリーナイフN1 が草木類に叩き付けられた場合に、草木類を刈り取るための負荷によりフリーナイフN1 がナイフステー13の回転方向と逆方向に回転させられるのを阻止する耐負荷力(実質的には切断力)が大きくなって、草木類をきれいに刈り取る(切断する)ことができる。また、フリーナイフN1 が等脚台形状をしていて、ナイフステー13の長手方向に沿った対称線に対して左右対称であるために、ナイフユニットNUの高速回転時における回転バランスが良好であるため、高速回転による振れ、振動等の発生が少なくなって、草木類の刈上り状態が良好となる。
図10(イ),(ロ)は、それぞれ本発明と従来の各フリーナイフN1 ,N’の刃部N1a, Na'が同一量だけ磨耗して、本発明のフリーナイフN1 の刃部N1aが回転方向Rと略直交した状態を示す図である。図10において、フリーナイフN1 の刃部N1aと草木類Tとの衝突角度(β)は略90°であって、(β>β’)の関係が成立している。図10において、フリーナイフにおいては、草木類に対する刃部の衝突角度(別の面から把握すると、フリーナイフN1 の回転方向に対するその刃部N1aの角度)も刈込み性能に大きな影響を与える一要因であって、本発明に係るフリーナイフN1 は所定量だけ磨耗した状態において、その刃部N1aの端縁がナイフステー13の長手方向にほぼ沿って、草木類Tに対する衝突角度(β)が略90°に近くなって、草木類に対するフリーナイフN1 の刈込み性の良好な状態となる。即ち、使用当初において刃部Na’の端縁がナイフステー13の長手方向に沿っている従来のフリーナイフN’では、草木類に対するフリーナイフN’の衝突角度が最良角度である略90°を維持しているのは、使用初期のみである。これに対して、本発明に係るフリーナイフN1 では、刃部N1aが所定量磨耗した後において草木類に対するフリーナイフN’の衝突角度が最良角度である略90°となる(図10参照)ので、その前後においても90°に近い状態となっていて、衝突角度が最良である時間は、従来のフリーナイフN’に比較して大幅に長くなる。従って、草木類に対する衝突角度からして刈込み性の良好な状態が長く維持できて、フリーナイフN1 の刃部N1aが所定量磨耗しても、良好な刈込み性が維持されて、草木類の刈上り状態を長時間に亘って良好に維持できる。なお、草木類に対するフリーナイフN’の衝突角度の最良角度が略90°である理由は、90°よりも大幅に小さな角度の鋭角の場合は、草木類に対してフリーナイフの刃部が傾斜角度を有して衝突するために、衝突力の一部が刃部の方向に沿って切断に係わらない分力となって発生して、草木類に対する刃部のすべりが生ずるからである。
ここで、本発明の作用効果の確認のために、草木類の刈込み時における本発明に係るフリーナイフN1 と従来のフリーナイフN’との遠心力の大きさについて比較する。各フリーナイフN1 ,N’の基端の幅(W)及び長さ(L)は同一として、フリーナイフN1 の長手方向に対する等脚辺の傾斜角度を(θ)とし、各フリーナイフN1 ,N’の質量をm,m’、各重心をG,G’、ナイフステー13の回転中心(C1 )から各重心G,G’までの距離をr,r’とし、草刈ナイフCN,CN’が角速度(ω)で回転する場合の各フリーナイフN1 ,N’の遠心力F,F’は、次の通りである。
F=m×r×ω2 (F’=m’×r’×ω2
このように、フリーナイフN1 に作用する遠心力は、質量(m)とナイフステー13の回転中心(C1 )から重心Gまでの距離(r)の積に比例する。ここで、傾斜角度(θ)を有するフリーナイフN1 の重心(G)の位置が、従来のフリーナイフN’の重心(G’)の位置に対して前記回転中心(C1 )から離れることに起因して遠心力が大きくなる効果を「半径効果」と称すると共に、質量の増大により遠心力が大きくなる効果を「質量効果」と称し、傾斜角(θ)が1°〜10°の範囲における「半径効果」及び「質量効果」は、図8に記載の通りである。また、「質量効果」は、各フリーナイフN1 ,N’の板厚が全長に亘って一定であるので、その面積の増加分となる。
また、「半径効果」及び「質量効果」をそれぞれa(%),b(%)とすると、遠心力の増加分は、以下の通りとなり、これを「トータル効果」と称する。下記の計算式から分かるように、「トータル効果」は、「半径効果」と「質量効果」の相乗効果となって現れるため、フリーナイフN1 の全体形状の変更のみによってもたらされる効果は多大である。
〔(1+a/100)×(1+b/100)−1〕=(a+b+a×b)/100
ここで、フリーナイフN1 の前記傾斜角度(θ)に関しては、3°〜8°が好ましい。3°以下の場合には、その形状からして遠心力増大の効果が乏しく、8°以上の場合には、遠心力増大の効果は得られる反面、草刈ナイフCN(ナイフステー13)の高速回転時における回転バランスが悪くなって、振れ及びこれに起因する振動が発生して、草刈類の刈込み性能を低下させる恐れがあるからである。即ち、フリーナイフN1 の遠心力が大きくなることは、ナイフステー13の両端部の下面に配置してあるフリーナイフN1 が前記ナイフステー13の下面の幅方向の一方に密着し易くなって、フリーナイフ13に対する回動抵抗が大きくなると共に、前記すくい角(α)が小さくなろうとして、その確保も難しくなる。また、ナイフステー13に施されている折曲げ部13a,13bを伸ばそうとする力が大きくなって、ナイフステー13の回転ブレも大きくなる。
また、図11(イ)〜(ハ)に、本発明に係る別のフリーナイフN2 〜N4 が示されている。フリーナイフN2 は、その基端の回動中心の部分と、刃部が形成された残りの部分とで幅を大きく異ならしめることにより、遠心力増大の効果を発揮させる形状である。フリーナイフN3 は、前記フリーナイフN1 において一方側の脚辺のみに傾斜角度を付した形状であり、傾斜角度を付した側の刃部が所定量だけ磨耗した状態で、最も回転バランスが良好となる利点を有する。フリーナイフN4 は、前記フリーナイフN1 において刃先部(先端部)の一面に重り部32を一体に形成して、遠心力増大の効果を更に大きくしたものである。
更に、図12(イ),(ロ)に、本発明に係る更に別のフリーナイフN5 ,N6 が示されている。フリーナイフN5 は、前記フリーナイフN1 において、基端部から刃先部(先端部)にかけて板厚を徐々に厚くしたものであり、遠心力増大による切断力増大の効果が更に大きくなる。フリーナイフN6 は、前記フリーナイフN1 において、ナイフステー13に連結された状態における長手方向の中央部を境に刃先部が基端部よりも厚くなるように板厚が急激に変化したものであり、この板厚変化によっても、遠心力増大による切断力増大の効果が更に大きくなる。
また、フリーナイフの幅は一定であるが、その板厚のみが刃先側に向けて厚くなるようにした場合にも、遠心力増大による切断力増大の効果が奏される。
また、図13(イ),(ロ)に示される各フリーナイフN7 ,N8 は、前記フリーナイフN1 の外形と同一であるが、その中心部に1つの孔33又は2つの孔34を形成して、刃部N7a,N8aの幅が刃先に向けて広くなる状態を確保したままで、全体質量を小さくすることにより、重心位置の変動をなくすか、或いは逆にフリーナイフN1 の重心位置よりもナイフステー13の回転中心の側に移動させて、遠心力を小さくしたものである。また、図13(ハ),(ニ)に示される各フリーナイフN9 ,N10は、前記フリーナイフN1 の外形と同一であるが、刃先側の端部中央に三日月状の切欠き35又は鈍角三角形状の切欠き36を設けて、上記各フリーナイフN7 ,N8 と同一の効果を図らんとしたものである。なお、N9a,N10a は、各フリーナイフN9 ,N10の刃部を示す。
また、図14(イ)は、ハンマーナイフと称されるフリーナイフN21を備えた草刈機の横駆動軸41の部分の断面図であり、同(ロ)は、同(イ)のB矢視図である。横駆動軸41には、軸方向及び周方向の双方に沿って所定間隔をおいてブラケット42が一体に取付けられていて、各ブラケット42に正面視でY字状をしたフリーナイフN21が連結ピン43を介して横駆動軸41の周方向に回動可能に連結されている。そして、図14(イ)に示されるように、フリーナイフN21は、基端部から刃先部(先端部)に向けてその幅が徐々に広くなっている。このため、堤防の法面等において、横駆動軸41を中心にして各フリーナイフN21が高速回転して、草木類に対して上方から下方に向けて叩き付けるように作用することにより、草木類が切断される。このようなフリーナイフN21においても、その刃部N21a の幅が刃先に向けて広くなっているために、遠心力の増大によって切断力も大きくなる。
また、図15は、本発明に係るフリーナイフN31を備えた芝刈機の芝刈ユニットUの平面図である。芝刈ユニットUは、縦駆動軸51の下端部に一体に取付けられたナイフ取付用回転円板52と、該回転円板52の外周部であって、その下方に連結ボルト53を介して回動可能に取付けられた複数(実施形態では4個)のフリーナイフN31とを備えている。芝刈機の機体(図示せず)が矢印Pの方向に移動しながら前記芝刈ユニットUの縦駆動軸51が高速回転して、その外周部に取付けられた複数のフリーナイフN31が芝生に衝撃的に接触することにより芝生を切断すると共に、前記フリーナイフN31がナイフ取付用回転円板52の回転方向Rと逆方向に回動して前記衝突力を緩和しながら、芝生を連続的に刈り取るものである。この芝刈ユニットUにおいても、フリーナイフN31の刃部N31a の形状が刃先に向けて幅広になっていると、前記実施例1と同様の作用効果が奏されて、芝生に対する切断力が大きくなって、その刈上り状態が良好となる。
また、フリーナイフの刃部の幅が刃先に向けて広くなると、幅が一定の形状の従来のフリーナイフに比較して、刃部の磨耗代が大きくなって、耐用時間(使用可能時間)が長くなるという効果もある。
本発明に係るフリーナイフNを備えた乗用草刈機の平面図である。 同じく側面図である。 乗用草刈機の前輪28及び後輪29に対するナイフユニットNUの配置を示す平面図である。 ナイフユニットNUの一部を分解した斜視図である。 ナイフユニットNUとナイフカバー31との関係を示す斜視図である。 図3のA矢視図である。 (イ),(ロ)は、それぞれ本発明に係るフリーナイフN1 及び従来のフリーナイフN’がナイフステー13に連結された状態の平面図である。 本発明に係るフリーナイフN1 の脚辺の傾斜角度(θ)の変化に対する「半径効果」、「質量効果」及び「トータル効果」の変化を示す表である。 (イ),(ロ)は、それぞれ本発明と従来の各フリーナイフN1 ,N’の刃部N1a, Na'が同一量だけ磨耗して左右非対称形状になった状態で、遠心力により左右バランスした状態を示す図である。 (イ),(ロ)は、それぞれ本発明と従来の各フリーナイフN1 ,N’の刃部N1a, Na'が同一量だけ磨耗して、本発明のフリーナイフN1 の刃部N1aが回転方向Rと略直交した状態を示す図である。 (イ)〜(ハ)は、それぞれ本発明に係るフリーナイフN2 ,同N3 ,同N4 を示す正面図〔但し(ハ)は、断面図と対図となっている〕である。 (イ),(ロ)は、それぞれ本発明に係るフリーナイフN5 ,同N6 の正面図と断面図との対図である。 (イ)〜(ニ)は、それぞれ本発明に係るフリーナイフN7 ないしN10の正面図である。 (イ)は、ハンマーナイフと称されるフリーナイフN21を有する草刈機の横駆動軸41の断面図であり、(ロ)は、(イ)のB矢視図である。 本発明に係るフリーナイフN31を備えた芝刈機の芝刈ユニットUの平面図である。
符号の説明
CN:草刈ナイフ
G:フリーナイフの重心位置
1 〜N10,N21,N31:フリーナイフ
1a:フリーナイフの刃部
T:草木類
α:フリーナイフのすくい角
β:草木類に対するフリーナイフの刃部の衝突角度
θ:フリーナイフの脚辺の傾斜角度
5:縦駆動軸
13:ナイフステー(ナイフ取付部材)
14:連結ボルト(連結部材)
41:横駆動軸
42:ブラケット
43:連結ピン(連結部材)
51:縦駆動軸
52:ナイフ取付用回転円板(ナイフ取付部材)
53:連結ボルト(連結部材)

Claims (6)

  1. 草刈機を構成する縦駆動軸に一体に取付けたナイフ取付部材の外周部に連結部材を介して前記縦駆動軸の周方向に回動可能にそれぞれ連結され、
    前記縦駆動軸の回転によりナイフ取付部材と一体回転して、草木類に対する衝突により、ナイフ取付部材に対してその回転方向と逆方向に回動して前記草木類を刈り取る構成の草刈機のフリーナイフであって、
    前記フリーナイフは、少なくとも刃部の部分が刃先側に向けて幅広になっているか、又は刃部の部分が回動中心の部分よりも幅広になっていることを特徴とする草刈機のフリーナイフ。
  2. 前記フリーナイフは、幅が一定の形状のフリーナイフに比較して、その重心位置が刃先側にずれた形状になっていることを特徴とする請求項1に記載の草刈機のフリーナイフ。
  3. 草刈機を構成する縦駆動軸に一体に取付けたナイフ取付部材の外周部に連結部材を介して前記縦駆動軸の周方向に回動可能にそれぞれ連結され、
    前記縦駆動軸の回転によりナイフ取付部材と一体回転して、草木類に対する衝突により、ナイフ取付部材に対してその回転方向と逆方向に回動して前記草木類を刈り取る構成の草刈機のフリーナイフであって、
    前記フリーナイフは、幅が一定の形状のフリーナイフに比較して、その重心位置が刃先側にずれた形状になっていることを特徴とする草刈機のフリーナイフ。
  4. 前記フリーナイフは、等脚台形状であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の草刈機のフリーナイフ。
  5. 前記フリーナイフは、刃先側に向けて板厚が厚くなっていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の草刈機のフリーナイフ。
  6. 正面視で略Y字状をしていて、草刈機を構成する横駆動軸の軸方向及び周方向の双方に所定間隔をおいて一体に取付けた多数のブラケットにそれぞれ前記横駆動軸の周方向に回動可能に取付けられて、前記横駆動軸の回転により草木類に対して衝撃力を加えて、前記草木類を切断する構成の草刈機のフリーナイフであって、
    前記フリーナイフは、少なくとも刃部の部分の幅が刃先側に向けて広くなっていることを特徴とする草刈機のフリーナイフ。
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