JP2013051886A - 草刈機の草刈刃 - Google Patents
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Abstract
【課題】刈刃部および刃先の研磨が不要な草刈機の草刈刃を提供する。
【解決手段】草刈機の草刈刃10は、プロペラ状に回転する刈刃本体12と、刈刃部14とを備えるものである。刈刃部14は、鋸目状に形成された複数の刃先14a,14b,14cを有する。草刈刃10を回転させると、先頭の刃先14aによって草が刈り取られる。刃先14aの角部が摩耗・磨滅すると、磨滅した刃先14aの角部に代わり、刃先14aの後方の刃先14bの角部が草を刈り取る。また、刃先14bの角部が摩耗・磨滅すると、磨滅した刃先14bの角部に代わり、後尾の刃先14cの角部が現れる。これにより、刈刃部14が磨滅するまで、研磨をすることなく、草の刈取作業を行うことができる。
【選択図】図4
【解決手段】草刈機の草刈刃10は、プロペラ状に回転する刈刃本体12と、刈刃部14とを備えるものである。刈刃部14は、鋸目状に形成された複数の刃先14a,14b,14cを有する。草刈刃10を回転させると、先頭の刃先14aによって草が刈り取られる。刃先14aの角部が摩耗・磨滅すると、磨滅した刃先14aの角部に代わり、刃先14aの後方の刃先14bの角部が草を刈り取る。また、刃先14bの角部が摩耗・磨滅すると、磨滅した刃先14bの角部に代わり、後尾の刃先14cの角部が現れる。これにより、刈刃部14が磨滅するまで、研磨をすることなく、草の刈取作業を行うことができる。
【選択図】図4
Description
本発明は、プロペラ状に回転して草を刈り取る草刈機の草刈刃に関するものである。
乗用式の草刈機において、プロペラ状に回転して草を刈り取る草刈刃が用いられている。図5は、従来の草刈機の草刈刃の平面図である。草刈刃50は、板状のものである。草刈刃50の中心には図示しない草刈機の回転軸が固定される軸穴50aが形成されている。草刈刃50は、刈刃本体52と、刈刃本体52の両端部に形成される刈刃部54とから構成されている。軸穴50aを中心にプロペラ状に回転する草刈刃50は、地面に対峙するように草刈機に取り付けられている。刈刃部54の面(カッター部)には、回転時に接触する草を刈り取る刃先54aが形成されている。図5中の矢印は回転方向を示すものであり、図5において、草刈刃50は時計回り(右回り)に回転する。
草刈刃50は鋼材で形成されているため、刈刃部54は、草を刈り取る際、草との摩擦によって刈刃部54の角部や刃先54aが摩耗・摩滅する(図5の点線部分)。刈刃部54が磨滅すると、切れ味が悪くなるため、従来は、刈刃部54および刃先54aが磨滅する度に刈刃部54および刃先54aを研磨していた。また、研磨の度に、草刈機から草刈刃50を脱着していた。研磨・脱着作業は面倒であり、作業効率を低下させる原因となっていた。
上記問題を解消するため、刈刃部を有する草刈機の草刈刃が提供されている(例えば、特許文献1及び2)
特許文献1の草刈機用刃は、その刈刃部を三味線のバチ(撥)のように先端に向かってその幅を徐々に大きく形成したものである。これにより、草刈刃50が図5に示す磨滅後の形状になるまで、すなわち切れ味が鈍くなるまでの使用時間を延ばすことができるため、作業効率を改善することができる。
特許文献2の草刈機の草刈刃は、図5の刈刃部54の刃先54aに超硬合金製のチップをロウ付けしたものである。これにより、刈刃部54および刃先54aの摩耗および切れ味の低下を抑制することができる。
しかし、特許文献1の草刈機用刃では、刈刃部が図5に示す磨滅後の形状になると、刈刃部の研磨が必要となる。
また、特許文献2の草刈機の草刈刃では、刈刃部にロウ付けした超硬合金製のチップがはがれ落ちるおそれがある。チップがはがれ落ち、刈刃部が摩耗すると、研磨が必要となる。
また、特許文献2の草刈機の草刈刃では、刈刃部にロウ付けした超硬合金製のチップがはがれ落ちるおそれがある。チップがはがれ落ち、刈刃部が摩耗すると、研磨が必要となる。
本発明は、上記問題を解決するものであって、刈刃部および刃先の研磨が不要な草刈機の草刈刃を提供することを目的とするものである。
本発明の草刈機の草刈刃は、プロペラ状に回転する板状の刈刃本体と、その刈刃本体の先端に鋸目状に複数の刃先を設ける刈刃部とを備えるようにしたものである。
また、前記刈刃本体の端部に前記刈刃部を着脱可能に取り付けるようにしたものである。
また、前記刃先に超硬チップを取り付けるようにしたものである。
また、前記刈刃本体の端部に前記刈刃部を着脱可能に取り付けるようにしたものである。
また、前記刃先に超硬チップを取り付けるようにしたものである。
本発明の草刈機の草刈刃は、プロペラ状に回転する刈刃本体の先端に鋸目状に形成される刃先を複数設ける刈刃部を有するものである。刈刃部の刃先は、先頭の刃先、その後方の刃先、そして後尾の刃先の順に摩耗・磨滅するように形成されている。これにより、前方の刃先が磨滅しても、その磨滅した刃に代わり後方の刃先が草を刈り取ることから、摩耗した刃先を研磨する必要がなく、また草刈刃の切れ味が低下することもない。本発明の草刈刃は、刈刃部が磨滅するまで研磨することなく使用することができることから、本発明により作業効率の高い草刈機の草刈刃を提供することができる。
また、草刈刃を取り付けたまま刈刃部を交換できるように、刈刃部を刈刃本体に着脱可能に取り付ける。これにより、草刈刃の脱着作業による作業効率の低下を防止することができる。
また、刈刃に人口ダイヤモンド等の超硬チップを取り付けることにより、刃先の磨滅を抑制することができる。
また、草刈刃を取り付けたまま刈刃部を交換できるように、刈刃部を刈刃本体に着脱可能に取り付ける。これにより、草刈刃の脱着作業による作業効率の低下を防止することができる。
また、刈刃に人口ダイヤモンド等の超硬チップを取り付けることにより、刃先の磨滅を抑制することができる。
本発明は、草刈刃の刈刃部を研磨することなく、草刈りできることを実現するものである。
本発明の草刈機の草刈刃を図に基づいて説明する。図1は、本発明の草刈機の草刈刃の正面図である。図2は、本発明の草刈機の草刈刃の平面図である。図3は、図2の刈刃部の拡大図である。図4は、図2の刈刃部の使用状態を表わす図である。図2乃至図4中の矢印は、草刈刃および刈刃部の回転方向を示すものである。
本発明の草刈機の草刈刃10は、刈刃本体12と、刈刃部14とを備えるものである。刈刃本体12は、板状のものであり、図5の草刈刃50と同様、軸穴10aを中心にプロペラ状に回転するものである。
刈刃部14は、刈刃本体12の先端に設けられている(図1、図2)。刈刃部14は、鋸目状に形成された複数の刃先14a,14b,14cを有する(図3)。図3の先頭の刃先14a,その後方の刃先14b,後尾の刃先14cは、同じ形状・大きさのものであり、刈刃本体12の先端に丸鋸の歯のように形成されている。草刈刃10が回転すると、先頭の刃先14aにより草が刈り取られる。
本発明の草刈機の草刈刃10は、刈刃本体12と、刈刃部14とを備えるものである。刈刃本体12は、板状のものであり、図5の草刈刃50と同様、軸穴10aを中心にプロペラ状に回転するものである。
刈刃部14は、刈刃本体12の先端に設けられている(図1、図2)。刈刃部14は、鋸目状に形成された複数の刃先14a,14b,14cを有する(図3)。図3の先頭の刃先14a,その後方の刃先14b,後尾の刃先14cは、同じ形状・大きさのものであり、刈刃本体12の先端に丸鋸の歯のように形成されている。草刈刃10が回転すると、先頭の刃先14aにより草が刈り取られる。
図1乃至図4では、刈刃部14は、刈刃本体12と刈刃本体12と別個に形成されており、ボルト16aとナット16bを用いて、刈刃本体12に着脱可能に固定(締結)されている。刈刃本体12および刈刃部14には、ボルト16aを挿入する貫通穴が設けられている(図示せず)。図1乃至図4において、ボルト16aは、刈刃部14および刈刃本体12の下面側から貫通穴に挿入され、刈刃本体12の上面側に現れるボルト16aにナット16bが取付けられている。ボルト16aには、六角穴付ボルト(キャップボルト)を使用するのが好ましい。六角ボルトでは、その頭部の六角形部分が摩耗し、刈刃部14を着脱できないおそれがある。六角穴付ボルトは、円柱形の頭部に六角形の穴が形成されているものであり、頭部の六角形部分が摩耗することはなく、刈刃部14の着脱が可能となる。刈刃部14の着脱(締め付け又は取り外し)の際には、六角棒スパナ(六角レンチ)を使用する。なお、ボルト16aは、四角穴付ボルトであってもよい。
これにより、草刈機から草刈刃10を取り外すことなく、刈刃部14を新しいものに交換することができ、草刈刃10の脱着作業による作業効率の低下を防止できる。
なお、図1乃至図4の刈刃部14は、2.8mm〜3.0mmの厚さを有するものであるが、この厚さに限定するものではない。
これにより、草刈機から草刈刃10を取り外すことなく、刈刃部14を新しいものに交換することができ、草刈刃10の脱着作業による作業効率の低下を防止できる。
なお、図1乃至図4の刈刃部14は、2.8mm〜3.0mmの厚さを有するものであるが、この厚さに限定するものではない。
刃先14a,14b,14cには、丸鋸の刃(超硬刃)と同様、超硬チップ18を取り付ける(図3)。これにより、刈刃部14および刃先14a,14b,14cの磨滅を抑制することができ、従来の草刈刃に比べ切れ味を長期間持続させることができる。
本発明の草刈機の草刈刃の使用状態を図4に基づいて説明する。
本発明の草刈機の草刈刃10を回転させると、先頭の刃先14aによって草が刈り取られる。刃先14aの角部が摩耗・磨滅すると、磨滅した刃先14aの角部に代わり、刃先14aの後方の刃先14bの角部が草を刈り取る(図4(a))。このとき、草刈りは、刃先14aと刃先14bによって行われる。
刃先14aが磨滅し、刃先14bの角部が摩耗・磨滅すると、磨滅した刃先14bの先端に代わり、後尾の刃先14cの角部が草を刈り取る(図4(b))。このとき、草刈りは、刃先14bと刃先14cによって行われる。
刃先14bが磨滅すると、刃先14cによって草刈りが行われる(図4(c))。
以上のように、本発明では、前方の刃先14aや刃先14bが摩耗・磨滅しても、磨滅した部分に代わって後方の刃先14bや刃先14cが草刈りを行う。また、前方の刃先14a,14bの摩耗によって、切れ味が低下することもない。
従って、本発明の草刈機の草刈刃によると、刈刃部が磨滅するまで、刈刃部を研磨することなく刈取作業を行うことができ、また、研磨に伴う草刈刃の脱着作業も不要となることから、従来の草刈刃より作業効率の良い草刈刃を提供することができる。
本発明の草刈機の草刈刃10を回転させると、先頭の刃先14aによって草が刈り取られる。刃先14aの角部が摩耗・磨滅すると、磨滅した刃先14aの角部に代わり、刃先14aの後方の刃先14bの角部が草を刈り取る(図4(a))。このとき、草刈りは、刃先14aと刃先14bによって行われる。
刃先14aが磨滅し、刃先14bの角部が摩耗・磨滅すると、磨滅した刃先14bの先端に代わり、後尾の刃先14cの角部が草を刈り取る(図4(b))。このとき、草刈りは、刃先14bと刃先14cによって行われる。
刃先14bが磨滅すると、刃先14cによって草刈りが行われる(図4(c))。
以上のように、本発明では、前方の刃先14aや刃先14bが摩耗・磨滅しても、磨滅した部分に代わって後方の刃先14bや刃先14cが草刈りを行う。また、前方の刃先14a,14bの摩耗によって、切れ味が低下することもない。
従って、本発明の草刈機の草刈刃によると、刈刃部が磨滅するまで、刈刃部を研磨することなく刈取作業を行うことができ、また、研磨に伴う草刈刃の脱着作業も不要となることから、従来の草刈刃より作業効率の良い草刈刃を提供することができる。
10 草刈刃
12 刈刃本体
14 刈刃部
14a、14b、14c 刃先
12 刈刃本体
14 刈刃部
14a、14b、14c 刃先
本発明の草刈機の草刈刃は、プロペラ状に回転する板状の刈刃本体と、その刈刃本体の先端に設ける刈刃部であって当該刈刃部の先端に回転方向の草を刈り取るための複数の刃先を鋸目状に形成するものとを備え、前方の刃先が回転方向の草を刈り取るように設け、刈刃部及び前方の刃先が摩耗・磨滅したときに前方の刃先が磨滅した部分に代わって後方の刃先が草を刈り取るように設けるようにしたものである。
また、前記刈刃本体の端部に前記刈刃部を着脱可能に取り付けるようにしたものである。
また、前記刃先に超硬チップを取り付けるようにしたものである。
また、前記刈刃本体の端部に前記刈刃部を着脱可能に取り付けるようにしたものである。
また、前記刃先に超硬チップを取り付けるようにしたものである。
Claims (3)
- プロペラ状に回転する板状の刈刃本体と、その刈刃本体の先端に鋸目状に複数の刃先を設ける刈刃部とを備えることを特徴とする草刈機の草刈刃。
- 前記刈刃本体の端部に前記刈刃部を着脱可能に取り付けることを特徴とする請求項1記載の草刈機の草刈刃。
- 前記刃先に超硬チップを取り付けることを特徴とする請求項1記載の草刈機の草刈刃。
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