JP2006296156A - 電源装置 - Google Patents

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Shigeru Yamaguchi
繁 山口
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】待機用電源とメイン電源の2系統をもつ電源装置において、停電復帰時に大きな突入電流が流れ、パワーリレーが損傷や破壊する恐れがあった。
【解決手段】電源装置において、交流電源1の異常時にリレー(RY2)3を遮断することおよびリレー(RY1)4とリレー(RY2)3の駆動電源を同系統とし、待機電源停止時には両リレーをOFFすることにより大きな突入電流が流れること防止し、パワーリレーの損傷や破壊の防止を実現することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源装置、特に待機電源の停電復帰時の保護に関するものである。
図5は、未公開自社出願の特願2003−349255号に記載された従来の電源装置を示すものである。
図5に示すように、本電源装置は交流電源1と、突入電流を防止するための非線形抵抗2と、リレー(RY2)3と、リレー(RY1)4と、リレーOFF時の電源である待機用電源5と、リレーON時の電源であるメイン電源6と、両リレーを駆動するリレー駆動手段7と、リレー(RY2)3を駆動させるためのRY2駆動電源8と、リレー(RY1)4を駆動させるためのRY1駆動電源9から構成されている。
前記電源装置では待機時の制御用電源である待機用電源5と、両リレーON時の電源とであるメイン電源6が複合した2電源システムで、リレー駆動手段7の電源電圧は両電源より供給されていた。
また、図3に示すように、それぞれのリレーは交流電源1投入後電源1が起動し、リレー駆動手段7の電源電圧のRY1駆動電源8が供給され、リレー駆動手段7によって、リレー(RY1)4をONさせ、非線形抵抗2を通ってメイン電源6へ電圧が供給され、メイン電源6が起動し、RY2駆動電源9が供給され、リレー駆動手段7によってRY2がONするものであった。
しかしながら、前記従来の構成では、図4に示すように、待機用電源5とメイン電源6が動作時に停電などによって交流電源1が遮断されたとき、場合によっては待機電源5が先に停止する場合がある。そのとき、メイン電源6は動作を継続し、リレー駆動手段7の電源電圧は供給されるため、リレー駆動手段7は、リレー(RY1)4と、リレー(RY2)3を駆動し続けようとするが、待機用電源5は停止しているため、リレー(RY1)3はOFFとなる。リレー(RY2)3がON、リレー(RY1)4がOFFとなっている区間で交流電源1が復帰したとき、リレー駆動手段7は、両方のリレーを駆動しつづけようとしているため、待機用電源5が動作すると同時にRY1がONする。そのときRY2はONしているために大きな突入電流が流れ、場合によっては両リレーが損傷、破壊に至るという課題を有していた。
本発明は前記従来の課題を解決するもので、入力の交流電圧1の異常時に、RY2とRY1の損傷や破壊を防止することを可能とした電源装置を提供することを目的としている。
前記従来の課題を解決するために、本発明の電源装置は、入力の交流電圧の異常時に、第2のリレーをOFFすることにより、交流電圧が正常となったときに第2のリレーと第1のリレーに流れる突入電流を防ぐことを可能としている。
本発明の電源装置は、入力の交流電圧の異常時に、第2のリレーをOFFすることによ
り、交流電圧が正常となったときに第2のリレーと第1のリレーに流れる突入電流を防ぐことを実現することができる。
第1の発明は交流電源と、突入電流を防止するための非線形抵抗と、第1のリレーと、第2のリレーと、リレーOFF時の電源である待機用電源と、リレーON時の電源であるメイン電源と、両リレーを駆動するリレー駆動手段と、第1のリレーを駆動させるための第1の駆動電源と、第2のリレーを駆動させるための第2の駆動電源と、前記交流電源の異常時に第2のリレーを遮断する手段とを備えた電源装置とすることにより、入力の交流電圧の異常時に、第2のリレーをOFFすることにより、交流電圧が正常となったときに第2のリレーと第1のリレーに流れる突入電流を防ぐことを実現することができる。
第2の発明は、特に第1の発明で、交流電源の異常時に第2のリレーを遮断する手段として、第1のリレーの駆動電圧を検出する駆動電圧検出手段を設け、前記第1のリレーの駆動電圧が所定の電圧を下回った場合、第2のリレーの接点をOFFすることにより、交流電圧が正常となったときの突入電流を防ぐことができる。
第3の発明は、特に第1の発明で、交流電源の異常時に第2のリレーを遮断する手段として、第1のリレーと第2のリレーの駆動電源を同系統とし、待機電源停止時には両リレーをOFFすることにより、交流電圧が正常となったときの突入電流を防ぐことができる。
第4と第5の発明は、特に第1〜3の発明で、第1のリレーの駆動電圧を検出する手段としてコンパレータあるいはマイコンを用いるものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における電源装置の構成図を示すものである。図1において、交流電源1と、突入電流を防止するための非線形抵抗2と、この非線形抵抗の入っていないラインに直列に入れた第1のリレー(RY1)4と、非線形抵抗の入ったラインに直列に入れた第2のリレー(RY2)3と、リレーOFF時の電源である待機用電源5と、リレーON時の電源であるメイン電源6と、両リレーを駆動するリレー駆動手段7と、RY2を駆動させるためのRY2駆動電源8と、RY1を駆動させるためのRY1駆動電源9と、RY1駆動電源9の電圧を検出するRY1駆動電圧検出手段10から構成されている。以上のように構成された電源装置について、以下その動作、作用を説明する。
待機用電源5とメイン電源6が動作時に停電などによって交流電源1が遮断されたとき、待機用電源5が先にOFFになる場合において、RY1駆動電圧検出手段10によって、RY1の電源電圧を検知し、所定の電圧を下回った場合、リレー(RY2)3をOFFし、交流電圧復帰時に大きな突入電流が流れるのを防止する。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2における電源装置の構成図を示すものである。図2において、交流電源1と、突入電流を防止するための非線形抵抗2と、リレー(RY2)3と、リレー(RY1)4と、リレーOFF時の電源である待機用電源5と、リレーON時の電源であるメイン電源6と、両リレーを駆動するリレー駆動手段7と、RY2とRY1を駆動させるためのRY1駆動電源9から構成されている。以上のように構成された電源装置について、以下その動作、作用を説明する。
待機用電源5とメイン電源6が動作時に停電などによって交流電源1が遮断されたとき、待機用電源5が先にOFFになる場合において、またリレー駆動手段7への電源供給を待機電源からのみとし、またRY1の駆動電源とRY2の駆動電源を同一としRY1駆動電源9から供給することで、待機電源停止時には両リレーが同時にOFFし、待機電源停止時にはリレー駆動手段7の電源供給もなくなるため駆動信号もOFFとなり、電源復帰時には図3に示すように、通常の電源起動動作をし、交流電圧復帰時に大きな突入電流が流れるのを防止する。
以上のように、本発明にかかる電源装置は、待機用電源とメイン電源の2電源システムの電源装置全てにおいて適用可能である。
本発明の実施の形態1における電源装置の構成図 本発明の実施の形態2における電源装置の構成図 本発明の電源装置の起動時の制御フローチャート 本発明の電源装置の入力交流電圧異常時の動作フローチャート 従来の電源装置の構成図
符号の説明
1 交流電源
2 非線形抵抗
3 リレー(RY2)
4 リレー(RY1)
5 待機用電源
6 メイン電源
7 リレー駆動手段
8 RY1駆動電源
9 RY2駆動電源
10 RY1駆動電圧検出手段

Claims (5)

  1. 交流電源と、突入電流を防止するための非線形抵抗と、この非線形抵抗の入っていないラインに直列に入れた第1のリレーと、前記非線形抵抗の入ったラインに直列に入れた第2のリレーと、リレーOFF時の電源である待機用電源と、リレーON時の電源であるメイン電源と、両リレーを駆動するリレー駆動手段と、前記第1のリレーを駆動させるための第1のリレー駆動電源と、前記第2のリレーを駆動させるための第2のリレー駆動電源と、前記交流電源の異常時に第2のリレーを遮断する遮断手段とを備えたことを特徴とする電源装置。
  2. 交流電源の異常時に第2のリレーを遮断する手段として、第1のリレーの駆動電圧を検出する駆動電圧検出手段を設け、前記第1のリレーの駆動電圧が所定の電圧を下回った場合、第2のリレーの接点をOFFすることを特徴とした請求項1に記載の電源装置。
  3. 交流電源の異常時に第2のリレーを遮断する手段として、第1のリレーと第2のリレーの駆動電源を同系統とし、待機電源停止時には両リレーをOFFすることを特徴とした請求項1に記載の電源装置。
  4. 第1のリレーの駆動電圧を検出する手段としてコンパレータを用いることを特徴とした請求項1〜3のいずれか1項に記載の電源装置。
  5. 第1のリレーの駆動電圧を検出する手段としてマイコンを用いることを特徴とした請求項1〜3のいずれか1項に記載の電源装置。
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