JP2006259185A - ヒータ温度制御装置、加熱定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ヒータ電流をオン/オフする第1の電流遮断手段4をヒータ電流ループ内に備え、その第1の電流遮断手段4の制御を制御手段3にて行うヒータ温度制御装置において、ヒータ電流ループ内にさらに第2の電流遮断手段5とヒータ電流を検出する電流検出器11を備え、第2の電流遮断手段5は、第1の電流遮断手段4を制御する制御信号と電流検出器11の信号出力のアンド条件にて、遮断制御を実行するようにした。
【選択図】 図1
Description
図6は従来のヒータ温度制御装置の構成図である。ヒータ1はその近傍のサーミスタ2により温度検知され、CPU3にその情報が伝えられる。このサーミスタ2のフィードバック信号により、CPU3は第1のスイッチ(SW1)4のオン/オフ制御を行い、目的の温度となるように制御する。
また、この第1のスイッチ4がショートモードで故障してCPU3による制御ができなくなった場合を考えて、サーミスタ信号がある値以上となるとオフになる信号をコンパレータ6により作成し、このコンパレータ6の出力信号と、第1のスイッチ4の制御信号とをAND回路7に入力し、AND回路7の出力により第2のスイッチ(SW2)5を制御するようにしている。
CPU3の出力がオフで且つコンパレータ6の出力がオフのとき、第2のスイッチ5はオフされる。即ち、CPU3が第1のスイッチ4をオフしようとしているのにヒータ1の温度がある一定値以上になった場合、フェールセーフ機能として第2のスイッチ5をオフするようにしている。符号8はヒューズを示す。
またサーミスタ2のヒータ1に対する浮きが発生すると適正に温度制御できなくなり、フェールセーフ機能が働かないという欠点があった。
そこで、本発明は上記したような実情を鑑みてなされたものであり、コンパレータ出力をオフさせる設定温度の高低に関わらず、的確にフェールセーフ機能を働かせ、信頼性を高めることができるヒータ温度制御装置、加熱定着装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載のヒータ温度制御装置において、前記ヒータ温度を検出するサーミスタを備え、前記第2の電流遮断手段は、前記第1の電流遮断手段を制御する前記制御手段からの制御信号と、前記サーミスタの出力信号のアンド条件により遮断制御が実行されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1に記載のヒータ温度制御装置において、前記ヒータ温度を検出するサーミスタと、前記ヒータ電流ループ内に設けられ、前記ヒータ電流を遮断する第3の電流遮断手段と、を備え、第3の電流遮断手段は、前記第1の電流遮断手段を制御する前記制御手段からの制御信号と前記サーミスタの出力信号のアンド条件により遮断制御が実行されることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1に記載のヒータ温度制御装置において、前記制御手段からのパルス入力によりローレベルを維持するローレベル維持回路を備え、前記第1の電流遮断手段は、前記制御手段からの制御信号と前記ローレベル維持回路の信号出力のアンド条件により遮断制御が実行されることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項2に記載のヒータ温度制御装置において、前記制御手段からのパルス入力によりローレベルを維持するローレベル維持回路を備え、第2の電流遮断手段は、前記制御手段からの制御信号と前記ローレベル維持回路の信号出力のアンド条件により遮断制御が実行されることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項3に記載のヒータ温度制御装置において、前記制御手段からのパルス入力によりローレベルを維持するローレベル維持回路を備え、第3の電流遮断手段は、前記制御手段からの制御信号と前記ローレベル維持回路の信号出力のアンド条件により遮断制御が実行されることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載のヒータ温度制御装置を備えている加熱定着装置を特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7に記載の加熱定着装置を備えている画像形成装置を特徴とする。
図1は本発明の第1実施形態に係るヒータ温度制御装置の構成図である。
第1実施形態では、電流検出器(電流センサ)11をヒータ1の電流ループ上に挿入し、ヒータ1へ電流が流れた場合、オフとなる出力信号を作成し、この電流検出器11の出力信号と、第1のスイッチ4の制御信号とをAND回路7に入力し、AND回路7の出力により第2のスイッチ5を制御するようにしている。
ここで、第1のスイッチ4がショートモードで故障してCPU3による制御ができなくなった場合、第1のスイッチ4の制御信号はオフとなり、また電流検出器11の出力信号もオフとなり、両信号共にオフとなった場合、第2のスイッチ5はオープン状態となる。
即ち、CPU3が第1のスイッチ4をオフしようとしているにもかかわらず、ヒータ1への電流が検出された時、フェールセーフ機能として瞬時に第2のスイッチ5がオープンとなるように構成している。
従って、このような第1実施形態によれば、サーミスタ2のフィードバック信号により、ヒータ1の温度を制御するための第1のスイッチ4がショートモードで故障した場合、第1のスイッチ4の制御信号と電流検出器11の出力から異常を瞬時に検出でき、発煙、発火などを防ぐことができる。
図2は本発明の第2実施形態に係るヒータ温度制御装置の構成図である。
第2実施形態ではフェールセーフ機能をさらに高めるようにしたものである。
第1のスイッチ4がショートモードで壊れる場合、その原因として過電流が流れることが考えられるが、その場合、電流検出器11も同時に壊れる可能性がある。この場合を考えて、ヒータ1の温度がある値以上になったらオフとなる信号を、サーミスタ2の出力信号とコンパレータ6の出力信号により作成し、2つのAND回路7−1、7−2とOR回路12を介して第2のスイッチ5に入力し、第2のスイッチ5を制御するようにしている。即ち、第1のスイッチ4の制御信号がオフで、且つ、電流検出器11の出力がオフの場合、あるいは、第1のスイッチ4の制御信号がオフで、且つコンパレータ6の出力がオフの場合、フェールセーフ機能として第2のスイッチ5がオープンとなるように構成している。
従って、このような第2実施形態によれば、サーミスタ2のフィードバック信号により、ヒータ1の温度を制御するための第1のスイッチ4がショートモードで故障し、さらに電流検出器11も故障した場合、サーミスタ信号から作られるハード的な異常検出信号を別に設けたことにより異常を検出でき、発煙、発火などを防ぐことができるようになる。
従って、このような第3実施形態によれば、サーミスタ2のフィードバック信号により、ヒータ1の温度を制御するための第1のスイッチ4がショートモードで故障し、さらに第2のスイッチ5も故障した場合でも、第3のスイッチ13で異常を防止でき、発煙、発火などを防ぐことができる。
図4は本発明の第4実施形態に係るヒータ温度制御装置の構成図である。
第4実施形態では、後述するローレベル維持回路(PCT1)14、第1のスイッチ4側のAND回路7−1、第2のスイッチ5側のAND回路7−2を備えている。ローレベル維持回路14はAND回路7−1側に接続されている。
ここで、上記したローレベル維持回路の構成について説明しておく。
図5はローレベル維持回路の構成図である。ローレベル維持回路14は、トランジスタ21、抵抗R22、コンデンサC23から構成されており、パルス入力24により出力がローレベルとなる。定期的なパルス入力が途絶えると、出力はHレベルとなる。
図4に示す第4実施形態では、CPU3が定期的なパルスをローレベル維持回路14に送り、第1のスイッチを、AND回路7−1を介してイネーブル状態となるよう維持する。CPU3が何らかの要因で暴走しパルスが途絶えると、第1のスイッチ4は強制的にディスエーブル状態(オフ)となり、ヒータ1への連続通電がストップする。ここで第2のスイッチ5、あるいは図3に示す第3のスイッチ13をオフとしてもよい。
このように構成すればCPU3が何らかの要因で暴走状態に陥り、さらにハード的フェールセーフ機能も失われた場合に、CPU3の暴走を検知し、ヒータ誤動作を防ぐことができる。
Claims (8)
- ヒータ電流ループ内に設けられ、前記ヒータ電流を遮断する第1の電流遮断手段と、該第1の電流遮断手段の制御を行う制御手段とを備えたヒータ温度制御装置であって、前記ヒータ電流ループ内に設けられ、前記ヒータ電流を遮断する第2の電流遮断手段と、前記ヒータ電流を検出する電流検出手段と、を備え、第2の電流遮断手段は、前記第1の電流遮断手段を制御する前記制御手段からの制御信号と前記電流検出手段の信号出力のアンド条件により遮断制御が実行されることを特徴とするヒータ温度制御装置。
- 請求項1に記載のヒータ温度制御装置において、前記ヒータ温度を検出するサーミスタを備え、前記第2の電流遮断手段は、前記第1の電流遮断手段を制御する前記制御手段からの制御信号と、前記サーミスタの出力信号のアンド条件により遮断制御が実行されることを特徴とするヒータ温度制御装置。
- 請求項1に記載のヒータ温度制御装置において、前記ヒータ温度を検出するサーミスタと、前記ヒータ電流ループ内に設けられ、前記ヒータ電流を遮断する第3の電流遮断手段と、を備え、第3の電流遮断手段は、前記第1の電流遮断手段を制御する前記制御手段からの制御信号と前記サーミスタの出力信号のアンド条件により遮断制御が実行されることを特徴とするヒータ温度制御装置。
- 請求項1に記載のヒータ温度制御装置において、前記制御手段からのパルス入力によりローレベルを維持するローレベル維持回路を備え、前記第1の電流遮断手段は、前記制御手段からの制御信号と前記ローレベル維持回路の信号出力のアンド条件により遮断制御が実行されることを特徴とするヒータ温度制御装置。
- 請求項2に記載のヒータ温度制御装置において、前記制御手段からのパルス入力によりローレベルを維持するローレベル維持回路を備え、第2の電流遮断手段は、前記制御手段からの制御信号と前記ローレベル維持回路の信号出力のアンド条件により遮断制御が実行されることを特徴とするヒータ温度制御装置。
- 請求項3に記載のヒータ温度制御装置において、前記制御手段からのパルス入力によりローレベルを維持するローレベル維持回路を備え、第3の電流遮断手段は、前記制御手段からの制御信号と前記ローレベル維持回路の信号出力のアンド条件により遮断制御が実行されることを特徴とするヒータ温度制御装置。
- 請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載のヒータ温度制御装置を備えていることを特徴とする加熱定着装置。
- 請求項7に記載の加熱定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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JP2005076117A JP2006259185A (ja) | 2005-03-16 | 2005-03-16 | ヒータ温度制御装置、加熱定着装置及び画像形成装置 |
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US20100104297A1 (en) * | 2008-10-24 | 2010-04-29 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus and control method therefor |
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JPH04232984A (ja) * | 1990-12-28 | 1992-08-21 | Ricoh Co Ltd | 記録装置 |
JP2004110707A (ja) * | 2002-09-20 | 2004-04-08 | Ricoh Co Ltd | ヒータの温度制御装置 |
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- 2005-03-16 JP JP2005076117A patent/JP2006259185A/ja active Pending
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