JP2006296074A - 自動車用電気接続箱 - Google Patents

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友紀貴 齋藤
Yoshihiro Isshiki
義博 一色
Toshiya Shirota
敏也 城田
Jun Yamaguchi
潤 山口
Shinya Kai
慎也 甲斐
Yoshihiko Nakahama
佳彦 中浜
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Abstract

【課題】 自動車用電気接続箱の放熱性と妨げずに防水性を高める。
【解決手段】 プリント基板のプリント導体面側に電子部品が実装されていると共に他面側にバスバーが固定され、該バスバー固定面に絶縁層を介して金属製放熱板からなるヒートシンク26が一体的に組みつけられているパワーディストリビュータ(PD)がケース内部に収容され、前記ヒートシンクは、前記ケースに設けられた開口に位置されて露出されていると共に、前記ケースに取り付けるロアカバー13を設け、該ロアカバーには前記ケースから露出されるヒートシンクを囲む開口部を設け、該開口部の周縁に前記ヒートシンクに下方から当接するシール枠部15を環状に設け、該シール枠部とヒートシンクの対向面の間に水封止用のパッキン材17を介在させている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車用電気接続箱に関し、特に、ヒートシンクが組み付けられたパワーディストリビュータを収容した電気接続箱の防水性を高めるものである。
近年、自動車用電気接続箱には、プリント基板上に基板リレー等の電子部品を集約的に実装すると共に裏面にバスバーを固定しているパワーディストリビュータ(PD)を搭載している場合があり、PDは発熱量が大きく、電気接続箱内の高温化が問題となる。
例えば、特開平2002−315148号(特許文献1)では、図6に示すように、ケース1の内部に、配電回路を構成する導体板2が略同一平面上に配置され、該導体板2上に半導体スイッチング素子3が実装されるとともに、ケース1の外面に、複数のフィン4aを並設した放熱部材4を固定し、該放熱部材4と前記導体板2を熱的に接続させて、ケース1外へ放熱できる構成としている。
前記構成のパワーディストリビュータは、ケース1内の熱を外部へ放出することはできるが、前記専用のケース1に収容したパワーデストリビュータを、さらに、電気接続箱のケースあるいはカバー内に収容されると、前放熱板から放出される熱により、電気接続箱内が高温化し、他の電子部品等に支障をきたす恐れがある。
前記防熱板をケースやカバーから外方へ突出させて、金属パネルからなる車体と接続し、車体を放熱材として利用することにより、電気接続箱内の昇温抑制を図る場合もある。
しかしながら、放熱板をケースやカバーから外方に突出すると、突出部の隙間からケースやカバー内部に浸水が発生する恐れがある。特に、被水領域のエンジンルームに電気接続箱を搭載する場合、防水対策を施す必要がある。
特開2002−315148号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたもので、パワーディストリビュータからの熱を効率よく放熱でき、かつ、高い防水性も備えた自動車用電気接続箱の提供を課題としている。
前記課題を解決するために、本発明は、プリント基板のプリント導体面側に電子部品が実装されていると共に他面側にバスバーが固定され、該バスバー固定面に絶縁層を介して金属製放熱板からなるヒートシンクが一体的に組みつけられているパワーディストリビュータ(PD)がケース内部に収容され、
前記ヒートシンクは、前記ケースに設けられた開口に位置されて露出されていると共に、前記ケースに取り付けるロアカバーを設け、該ロアカバーには前記ケースから露出されるヒートシンクを囲む開口部を設け、該開口部の周縁に前記ヒートシンクに下方から当接するシール枠部を環状に設け、該シール枠部とヒートシンクの対向面の間に水封止用のパッキン材を介在させていることを特徴とする自動車用電気接続箱を提供している。
このように、ロアカバーに開口を設け、該開口にヒートシンクを露出させることにより、ヒートシンクからの放熱性を確保できる。かつ、開口の周縁に水密用のパッキン材をシール枠部に嵌合して該ヒートシンクに圧接することにより、開口の周縁とヒートシンクとの隙間を塞ぎ、カバー内への浸水を確実に防止できる。
前記シール枠部は、ヒートシンクを囲む前記開口部の全周に環状に設けら、該シール枠部に嵌合するパッキン材は発泡ウレタンなどの材料で作製することが好ましい。
ロアカバーに設ける前記シール枠部にパッキン材を充填することで、パッキン材の位置ズレや脱落を防止でき、より安定した防水性を確保することができるうえ、パッキン材取り付けの作業性も向上する。
前記ロアカバーの環状のシール枠部の内外周壁の先端を嵌合する二重溝を、前記ヒートシンクの下面に設けていることが好ましい。
これにより、前記シール枠部の両側壁がヒートシンクの二重溝に係止されて、シール枠部とヒートシンクとの水平方向の位置ズレを防止でき、パッキン材の位置ズレおよび脱落を防止できる。また、パッキン材の取付作業においては、該パッキン材をヒートシンク側に貼り付けておいても、シール枠部側に貼り付けておいてもよい。
上述したように、本発明によれば、ロアカバーに設けられた開口部により放熱性を確保する一方で、該開口部とヒートシンクとの隙間からの浸水に対しては、前記シール枠部とヒートシンクとの間にパッキン材を介在させることにより高い防水性を確保することができる。また、前記シール枠部の先端面に環状溝を形成し、該環状溝にパッキン材を嵌めこむことにより、パッキン材の位置ズレや脱落を防ぎ、シール枠部先端面とヒートシンクとの間に確実にパッキン材を介在させて、より安定した防水性を実現することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図4は本発明の第1実施形態に係る自動車用電気接続箱10を示す。本実施形態では、自動車用電気接続箱10は、ケース11内部に、パワーディストリビュータ20と、バスバー31と絶縁板32とを交互に積層した積層体30とを収容し、該ケース11の上面側をアッパーカバー12で、該ケース11の下面側をロアカバー13で覆っている。
また、パワーディストリビュータ20に一体的に組みつけられているヒートシンク(金属製放熱板)26を、アッパーカバー12の周壁12aとロアカバー13の周壁13aの間に設けられたヒートシンク突出口18から外方へ突出させている。
詳しくは、ケース11は、図1に示すように、アッパーケース11Aとロアケース11Bからなり、ロアケース11Bの底壁11b上にパワーディストリビュータ20を配置するとともに、該パワーディストリビュータ20と並列に記積層体30を固定している。
前記パワーディストリビュータ20は、図2に示すように、プリント基板21の上面側に配電回路を形成する複数のプリント導体22を配置し、該プリント導体22には基板リレー23などの電子部品を実装していると共に、プリント基板21の下面側には、複数のバスバー24を固定し、該バスバー24の下面側には絶縁層25を介してヒートシンク26を一体的に組みつけている。このパワーディストリビュータ20のプリント導体22およびバスバー24と、積層体30のバスバー31とは電気的に接続されている。
前記パワーディストリビュータ20は、図1および図2に示すように、上部がアッパーケース11Aでカバーされるが、ロアケース11Bの底壁11bはパワーディストリビュータ20に対向する箇所のほぼ全面を開口部11cとしている。この開口部11cからヒートシンク26を露出させ、かつ、ヒートシンク26の一端側を延在してケース11の外方へ突出させている。
詳しくは、ヒートシンク26は、アッパーケース11Aの周壁11aの下端から突出させて水平に延在し、その先端を下方へ屈曲させて垂直部27を形成し、該垂直部27の下端をさらに水平方向に屈曲させて車体固定部28を形成している。該車体固定部28にはボルト孔29を穿設し、該ボルト孔29にボルト40を差し込んで、ヒートシンク26を車体Bに接触させて締め付け固定することにより、発熱量の大きいパワーディストリビュータ20の熱を車体Bに伝導して放熱する構成としている。
前記ロアカバー13には、図3に示すように、前記ヒートシンク26の配置領域のほぼ全面を開口部14とし、該開口部14の全周縁には、シール枠部15を環状に連続させて設けている。このシール枠部15は、図1にも示すように、ロアカバー13にケース11を収容した状態において、前記ロアケース11Bの開口部11cの周縁部11dよりも外側(開口部の内側)に位置するとともに、前記ヒートシンク26に下方から当接するように形成されている。
また、図3にも示すように、シール枠部15は上面開口の凹溝からなり、その内部に発泡ウレタン製で環状の水封止用パッキン材17を嵌めこみ、接着剤で貼り付けている。
一方、ヒートシンク26の対向面26a(図例では下面)には、図4に示すように、ロアカバー13のシール枠部15と対向する位置に内外二重の環状凹部26b、26cを形成し、該環状凹部26b、26cに、シール枠部15の内外側部15a、15bを挿入係止させるようにしている。
前記アッパーカバー12の周壁12aは、図1に示すように、その周壁12aに沿って内側リブ12bを設けて二重壁構造とし、この周壁12aと内側リブ12bとの間に周壁シール材41を差し込み、さらに前記ロアカバー13の周壁13aの上端部を内嵌させて、アッパカバー12とロアカバー13とを結合している。
前記ヒートシンク26を突出させるヒートシンク突出口18では、図3にも示すように、ロアカバー13の周壁13aに沿ってシール材嵌合凹部13bを設けている。このシール材嵌合凹部13bと、アッパーカバー12の周壁12aと内側リブ12bとの間に、ヒートシンク26を貫通させたゴムシール材42を嵌めこんで、ヒートシンク突出口18をゴムシール材42でシールしている。該ゴムシール材42にはスリット42aを設け、該スリット42aにヒートシンク26を貫通させ、ヒートシンク26の全周にゴムシール材42を密着させている。
前記構成の自動車用電気接続箱10は、ヒートシンク26の下面26aを、ケース11の開口部11cおよびロアカバー13の開口部14から外部へと露出して、パワーディストリビュータ20から発生する熱を効率よく放熱できる。また、開口部14の周縁に形成したシール枠部15に嵌合するパッキン材17をヒートシンク26の下面26aに密着させているため、シール性が高まり、ヒートシンク26の下面26aとロアカバーのシール枠部15との隙間から電気接続箱10内へ浸水することを防止できる。
また、前記パッキン材17の位置は、シール枠部15の両側壁をヒートシンク26の凹部26b、26bに嵌めこみで係止することで、ずれを発生させず、防水性能を高めることができる。
図5は本発明の第2実施形態を示している。
本実施形態では、ヒートシンク26の下面26aを、環状凹部26b、26cを形成しない平坦面としている。この平坦な下面26aに、予めパッキン材17を接着剤で環状に貼り付けておき、該ヒートシンク26の下方からロアカバー13を取り付けるときに、ロアカバー13のシール枠部15にパッキン材17が嵌め込んでいる。
本実施形態のおいても、前記開口部14の周縁では、ロアカバー13のシール枠部15とヒートシンク26の下面26aとがパッキン材17を介して密着するため、シール性を確保することができる。
本発明の第一実施形態に係る自動車用電気接続箱の説明図である。 図1に示す自動車用電気接続箱の要部の拡大説明図である。 図1に示すロアカバーの要部斜視図である。 図1に示すヒートシンクの下面側の要部斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る自動車用電気接続箱の要部を示す説明図である。 従来例の図である。
符号の説明
10 電気接続箱
11 ケース
11B ロアケース
11C 開口部
13 ロアカバー
14 開口部
15 シール枠部
16 環状溝
17 パッキン材
20 パワーディストリビュータ
26 ヒートシンク
30 積層体

Claims (2)

  1. プリント基板のプリント導体面側に電子部品が実装されていると共に他面側にバスバーが固定され、該バスバー固定面に絶縁層を介して金属製放熱板からなるヒートシンクが一体的に組みつけられているパワーディストリビュータ(PD)がケース内部に収容され、
    前記ヒートシンクは、前記ケースに設けられた開口に位置されて露出されていると共に、前記ケースに取り付けるロアカバーを設け、該ロアカバーには前記ケースから露出されるヒートシンクを囲む開口部を設け、該開口部の周縁に前記ヒートシンクに下方から当接するシール枠部を環状に設け、該シール枠部とヒートシンクの対向面の間に水封止用のパッキン材を介在させていることを特徴とする自動車用電気接続箱。
  2. 前記ロアカバーの環状のシール枠部の内外周壁の先端を嵌合する溝を、前記ヒートシンの下面に設けている請求項1に記載の自動車用電気接続箱。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014220925A (ja) * 2013-05-09 2014-11-20 住友電装株式会社 リレーユニット
JP2019117061A (ja) * 2017-12-26 2019-07-18 ファナック株式会社 ロータリエンコーダおよびロータリエンコーダの製造方法

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