JP2006295656A - 映像音声記録再生装置、及び映像音声記録再生方法 - Google Patents

映像音声記録再生装置、及び映像音声記録再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】圧縮映像音声データと、管理情報データを、別ファイルに記録する装置において、異常終了した圧縮映像音声データと、管理情報データを、再生可能な状態に高速に修復することが可能な映像音声記録再生方法、並びに装置を提供する。
【解決手段】管理情報データを再生成する管理情報データ再作成部113、管理情報データの無効部分を削除してデータを再構成する管理情報データ再構成部114、映像音声データの無効部分を削除してデータを再構成する映像音声データ再構成部115、映像音声データ、および管理情報データの有効領域を検出する有効領域検出部116を備え、有効領域検出部116によって検出したデータの有効領域を利用し、不足する管理情報データのみを管理情報データ再作成部113で作成し、過剰な無効データを管理情報データ再構成部114、及び映像音声データ再構成部115を用いて削除して、高速に不整合を修復する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、圧縮映像音声データと、管理情報データを別ファイルに記録する装置において、動画像記録中に電源瞬断等により記録が異常終了した際、異常終了した圧縮映像音声データを再生可能な状態に高速に修復する、映像音声記録再生装置、及び映像音声記録再生方法に関するものである。
従来の動画像記録中に電源瞬断等により記録が異常終了した際、異常終了した圧縮映像音声データを再生可能な状態に修復する方法、並びに装置は、正常記録完了を表すフラグを準備し、記録中はフラグをリセットしておき、記録終了時、管理情報データの記録が完了した際フラグをセットする。その正常記録完了を表すフラグをチェックし、フラグがセットされていない状態であれば、異常終了状態と判別し、圧縮映像音声データから、管理情報データを作成しなおしている。(例えば、特許文献1参照)
図15において、1501は正常記録完了を表すフラグ、1502は管理情報データ、1503は管理情報データ1502におけるファイル単位の情報、1504は、ファイル単位の情報1503におけるファイル番号情報、1505はファイル単位の情報1503におけるファイルのスタートアドレス情報、1506はファイル単位の情報1503におけるファイルのエンドアドレス情報、1507はファイル単位の情報1503におけるファイル名情報である。
記録中は、フラグ1501をリセットしておき、記録終了時、ファイル番号情報1504、ファイルのスタートアドレス情報1505、ファイルのエンドアドレス情報1506、ファイル名情報1507を、管理情報データ1502に追記し、追記が完了した時点で、フラグ1501をセットする。よって、フラグ1501がセットされている状態が、不整合のない状態を表す。
次に、記録/再生を行う場合は、まずフラグ1501をチェックする。フラグ1501がセットされている状態であれば、記録/再生処理を継続するが、フラグ1501がリセット状態であれば、記録/再生処理の前に、まず不整合状態を修復する。不整合状態の修復のためには、まず、管理情報データ1502を読み込み、次に、記録媒体内に存在するファイル(映像音声データファイル)をサーチして、管理情報データ1502に記録されていないファイル名を持つファイル(映像音声データファイル)を検出する。次に、検出したファイル(映像音声データファイル)のスタートアドレス、エンドアドレスを取得して、ファイル番号情報1504、ファイルのスタートアドレス情報1505、ファイルのエンドアドレス情報1506、ファイル名情報1507を、管理情報データ1502に追記し、追記が完了した時点で、フラグ1501をセットして修復処理を完了し、その後、記録/再生処理を行う。
たとえば、SDメモリカードに、MPEG形式の圧縮映像音声データを記録する装置において、この従来技術を用いて、動画像記録中に電源瞬断等により記録が異常終了した際、異常終了した圧縮映像音声データを、再生可能な状態に修復する場合は、圧縮映像音声データと、管理情報データを個別にファイルに記録しており、残存している両ファイルの情報は、整合性がとれていないため、いったん残存している管理情報データを破棄し、残存している圧縮映像音声データを解析して、管理情報データを作成しなおすこととなる。
特開2001−266547号公報(第2−5頁、図3)
しかしながら、前記従来の構成では、映像音声データと、管理情報データに不整合が発覚した際、映像音声データより管理情報データを作成しなおすため、管理情報データが複雑で、なおかつ、記録している映像音声データの時間に比例して管理情報データが増加する場合、修復のために必要な時間が長時間になり、記録/再生処理を、すぐさま開始できないという課題を有していた。
また、バッテリ駆動の装置においては、修復のために必要な時間が長時間になると、修復中に再び電源断の状態に陥ってしまう可能性があるため、AC電源に接続してからでないと、修復処理を実行できないといった制約がつき、使い勝手の悪い装置になってしまうという課題も有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、管理情報データ内の情報を元に、映像音声データと、管理情報データとの不整合を修復することにより、高速に不整合状態を修復することが可能な、映像音声記録再生装置、及び映像音声記録再生方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1にかかる映像音声記録再生装置は、ランダムアクセス可能な記録媒体に、映像音声データと、前記映像音声データを再生する上での管理情報データを、別途記録し、前記管理情報データを用いて、前記映像音声データを再生する映像音声記録再生装置において、前記映像音声データと、前記管理情報データを、前記ランダムアクセス可能な記録媒体に読み書きするデータアクセス手段と、前記映像音声データと、前記管理情報データの不整合を検出する不整合検出手段と、前記不整合検出手段において不整合を検出した際、前記映像音声データと、前記管理情報データを解析し、不整合状態を解析する不整合状態解析手段と、不整合状態解析手段において解析した情報に従い、前記管理情報データ内の情報を元に、前記映像音声データと、前記管理情報データの不整合を修復する不整合修復手段とを備える、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2にかかる発明は、請求項1記載の映像音声記録再生装置において、前記映像音声データと、前記管理情報データは、前記映像音声データの記録中に、それぞれ所定の間隔で前記ランダムアクセス可能な記録媒体に書き込む、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3にかかる発明は、請求項1記載の映像音声記録再生装置において、前記映像音声データは、MPEG形式で圧縮されたデータであり、前記管理情報データは、前記映像音声データにおけるGOP(Group Of Picture)単位の情報を有し、前記GOP単位の情報は、前記映像音声データの該当するGOPのデータサイズ情報を有する、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4にかかる発明は、請求項1記載の映像音声記録再生装置において、前記管理情報データは、前記映像音声データの記録中に、1つもしくは2つ以上の一時ファイルとして、前記ランダムアクセス可能な記録媒体に書き込み、前記映像音声データの記録の完了時に、前記一時ファイルを再構成して、管理情報データファイルとする、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5にかかる発明は、請求項2、請求項3、または請求項4記載の映像音声記録再生装置において、前記不整合検出手段は、システム起動直後、前記ランダムアクセス可能な記録媒体への初期アクセス時、あるいは、記録、再生、もしくは編集動作の開始前のいずれかに、不整合検出処理を行う、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項6にかかる発明は、請求項5記載の映像音声記録再生装置において、前記不整合検出手段は、前記映像音声データの第1のデータサイズと、前記管理情報データ内のGOP単位のデータサイズ情報の総和からなる第2のデータサイズとを比較し、一致していなければ不整合として検出する、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項7にかかる発明は、請求5記載の映像音声記録再生装置において、前記不整合検出手段は、前記映像音声データの記録中に作成される前記管理情報データの一時ファイルが存在していれば、不整合として検出する、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項8にかかる発明は、請求項2、請求項3、または請求項4記載の映像音声記録再生装置において、前記不整合状態解析手段は、前記映像音声データの第1のデータサイズと、前記管理情報データ内のGOP単位のデータサイズ情報の総和からなる第2のデータサイズとを比較し、前記第1のデータサイズが前記第2のデータサイズより大きい場合は、管理情報データ不足判定を行い、前記第1のデータサイズが前記第2のデータサイズより小さい場合は、管理情報データ過剰判定を行う、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項9にかかる発明は、請求項2、請求項3、または請求項4記載の映像音声記録再生装置において、前記不整合修復手段は、前記映像音声データ、および前記管理情報データから、管理情報データを再度作成する管理情報データ再作成手段と、前記映像音声データ、および前記管理情報データの有効領域を検出する有効領域検出手段と、前記管理情報データのうち、指定GOPに該当する管理情報データまでを有効管理情報データとし、それ以降の管理情報データを削除して管理情報データを再構成する管理情報データ再構成手段と、前記映像音声データのうち、指定GOP境界の終端部分までを有効映像音声データとし、それ以降の映像音声データを削除して映像音声データを再構成する映像音声データ再構成手段とを備える、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項10にかかる発明は、請求項9記載の映像音声記録再生装置において、前記不整合修復手段は、前記不整合状態解析手段において管理情報データ不足判定が行われた場合、前記管理情報データ再作成手段により、不足している管理情報データ箇所のみを作成し、前記有効領域検出手段により、前記映像音声データと、前記管理情報データの有効領域を検出し、前記管理情報データと、前記管理情報データ再作成手段により作成した管理情報データとを結合して管理情報データを再構成し、前記映像音声データ再構成手段により、前記再構成した管理情報データにおける最後のGOP境界の終端部分を指定して映像音声データを再構成して、整合のとれた映像音声データと、管理情報データを再構成する、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項11にかかる発明は、請求項9記載の映像音声記録再生装置において、前記不整合修復手段は、前記不整合状態解析手段において管理情報データ過剰判定が行われた場合、前記有効領域検出手段により、前記映像音声データと、前記管理情報データの有効領域を検出し、前記映像音声データ再構成手段により、前記映像音声データにおける最後のGOP境界の終端部分を指定して映像音声データを再構成し、前記管理情報データ再構成手段により、前記映像音声データ再構成手段により再構成した映像音声データにおける最後のGOPを指定して管理情報データを再構成して、整合のとれた映像音声データと、管理情報データを再構成する、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項12にかかる映像音声記録再生方法は、ランダムアクセス可能な記録媒体に、映像音声データと、前記映像音声データを再生する上での管理情報データを、別途それぞれ所定の間隔で記録し、前記管理情報データを用いて、前記映像音声データを再生する映像音声記録再生方法において、システム起動直後、前記ランダムアクセス可能な記録媒体への初期アクセス時、あるいは、記録、再生、もしくは編集動作の開始前のいずれかに、前記映像音声データと、前記管理情報データの不整合を検出し、該不整合を検出した際、前記映像音声データと、前記管理情報データを解析して、該不整合状態を解析し、前記不整合状態を解析した情報に従い、前記管理情報データ内の情報を元に、前記映像音声データと、前記管理情報データの不整合を修復する、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項13にかかる発明は、請求項12記載の映像音声記録再生方法において、前記映像音声データは、MPEG形式で圧縮されたデータであり、前記管理情報データは、前記映像音声データにおけるGOP単位の情報を有し、前記GOP単位の情報は、前記映像音声データの該当するGOPのデータサイズ情報を有する、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項14にかかる発明は、請求項12記載の映像音声記録再生方法において、前記管理情報データは、前記映像音声データの記録中に、1つもしくは2つ以上の一時ファイルとして、前記ランダムアクセス可能な記録媒体に書き込み、前記映像音声データの記録の完了時に、前記一時ファイルを再構成して、管理情報データファイルを作成する、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項15にかかる発明は、請求項13または請求項14記載の映像音声記録再生方法において、前記不整合の検出は、前記映像音声データの第1のデータサイズと、前記管理情報データ内のGOP単位のデータサイズ情報の総和からなる第2のデータサイズとを比較し、一致していなければ不整合として検出する、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項16にかかる発明は、請求項13または請求項14記載の映像音声記録再生方法において、前記不整合の検出は、前記映像音声データの記録中に作成される前記管理情報データの一時ファイルが存在していれば、不整合として検出する、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項17にかかる発明は、請求項13または請求項14記載の映像音声記録再生方法において、前記不整合状態の解析は、前記映像音声データの第1のデータサイズと、前記管理情報データ内のGOP単位のデータサイズ情報の総和からなる第2ののデータサイズとを比較し、前記第1のデータサイズが前記第2のデータサイズより大きい場合は、管理情報データ不足判定を行い、前記第1のデータサイズが前記第2のデータサイズより小さい場合は、管理情報データ過剰判定を行う、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項18にかかる発明は、請求項13または請求項14記載の映像音声記録再生方法において、前記不整合の修復は、前記不整合状態の解析の結果、管理情報データ不足判定が行われた場合、不足している管理情報データ箇所のみを、前記映像音声データ、および前記管理情報データから再度作成し、前記映像音声データと、前記管理情報データの有効領域を検出し、前記管理情報データと、不足している管理情報データ箇所の作成した管理情報データを結合して管理情報データを再構成し、再構成した管理情報データにおける最後のGOP境界の終端部分までを有効映像音声データとし、それ以降の映像音声データを削除して映像音声データを再構成し、整合のとれた映像音声データと、管理情報データを再構成する、ことを特徴とするものである。
また、本発明の請求項19にかかる発明は、請求項13または請求項14記載の映像音声記録再生方法において、前記不整合の修復は、不整合状態の解析の結果、管理情報データ過剰判定が行われた場合、前記映像音声データと、前記管理情報データの有効領域を検出し、映像音声データにおける最後のGOP境界の終端部分までを有効映像音声データとし、それ以降の映像音声データを削除して映像音声データを再構成し、再構成した映像音声データにおける最後のGOPに該当する管理情報データまでを有効管理情報データとし、それ以降の管理情報データを削除して管理情報データを再構成して、整合のとれた映像音声データと、管理情報データを再構成する、ことを特徴とするものである。
本発明にかかる映像音声記録再生装置、あるいは映像音声記録再生方法によれば、管理情報データ内に、映像音声データにおけるGOP単位のデータサイズ情報を備え、管理情報データ内の情報と、映像音声データサイズを解析することにより、管理情報データが過剰に存在していることによる不整合状態か、あるいは、管理情報データが不足していることによる不整合状態か、を判断することができ、管理情報データが過剰に存在していることによる不整合状態の場合は、管理情報データ内の情報の解析と、映像音声データサイズのチェックにより、管理情報データと、映像音声データの有効データ部分を確認し、不要部分を削除することにより、高速に不整合状態を修復することができる。
また、管理情報データが不足していることによる不整合状態の場合は、管理情報データ内の情報の解析と、映像音声データサイズのチェックにより、管理情報データと、映像音声データの有効データ部分を確認し、映像音声データの不要部分を削除することと、不足部分の管理情報データのみを映像音声データから作成して再構成することにより、高速に不整合状態を修復することができる。
以下に、本発明の映像音声記録再生方法、並びに装置の実施の形態を、図面とともに詳細に説明する。
なお、以下の各実施の形態では、説明の対象とする記録媒体に、SDメモリカードを選んでいる。何故なら、SDメモリカードへの動画像の記録は、映像音声データをMPEG形式で圧縮した圧縮映像音声データとして記録し、なおかつ、記録された圧縮映像音声データを再生するための管理情報データをも同時に記録し、圧縮映像音声データ、及び管理情報データは、それぞれ別ファイルに記録する所定の規則を備えており、本発明の特徴の説明に適しているからである。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による映像音声記録再生装置のブロック図である。
図2は、本発明の実施の形態1における記録再生編集制御の開始時の処理を表したチャート図を示す。
まず、図1、図2を用いて、本発明の映像音声記録再生方法、並びに映像音声記録再生装置の構成と、記録再生編集制御開始時の不整合検出処理から、不整合修復処理の再生リスト自動登録処理の概要を説明する。
図1において、101は映像音声記録再生装置本体、102は入力アナログ映像音声データをデジタルデータに変換するA/D変換部、103はデジタルデータに変換された映像音声データを符号化し圧縮する符号化部、104は映像音声データを符号化し圧縮する際の情報を使用して管理情報データを作成する管理情報データ作成部、105は一時的に一定量のデータを格納するバッファメモリを備え、記録媒体にデータを読み書きするデータアクセス部、106はランダムアクセス可能な記録媒体部、107は再生時、記録媒体部106内の映像音声データにおける、いずれの部分を読み出し再生するかを、記録媒体部106内の管理情報データを解析して判断する管理情報データ解析部、108は記録媒体部106から読み出された映像音声データを復号化して伸長する復号化部、109は伸長されたデジタル映像音声データを、アナログデータに変換するD/A変換部、110は記録媒体部106内に記録された管理情報データと、映像音声データの不整合の有無を検出する不整合検出部、111は不整合検出部110において不整合が検出された場合、どのような不整合状態であるかを解析する不整合状態解析部、112は記録媒体部106内に記録された管理情報データと、映像音声データの不整合を修復する不整合修復部、113は不整合修復部112における、記録媒体部106内に記録された映像音声データから管理情報データを再生成する管理情報データ再作成部、114は不整合修復部112における、記録媒体部106内に記録された管理情報データの無効部分を削除して管理情報データを再構成する管理情報データ再構成部、115は不整合修復部112における、記録媒体部106内に記録された映像音声データの無効部分を削除して映像音声データを再構成する映像音声データ再構成部、116は不整合修復部112における、記録媒体部106内に記録された映像音声データ、および管理情報データの有効領域を検出する有効領域検出部である。
通常、映像音声記録再生装置における記録再生制御における記録は、まず入力されたアナログ映像音声データを、A/D変換部102においてデジタルデータに変換した後、符号化部103において圧縮し、圧縮映像音声データを作成する。また、管理情報データ作成部104において、符号化の際の情報を使用して管理情報データも作成する。作成した圧縮映像音声データと、管理情報データは、それぞれ所定の間隔でそれぞれ別ファイルとして、データアクセス部105を介して記録媒体部106に記録する。なお、所定の間隔とは、例えば、符号化部103がMPEG形式で圧縮する際は、圧縮映像音声データは、MPEGのデータ構造におけるパックデータサイズのN倍分のデータが、バッファメモリに蓄積された際、例えば1パックのデータサイズが2キロバイトである場合N=50とすると100キロバイト分のデータがバッファメモリに蓄積された際、に記録する間隔になる。また、管理情報データは、GOP単位のデータがM回分バッファメモリに蓄積された際、例えば1GOPが約0.5秒間隔である場合M=20とすると約10秒分バッファメモリに蓄積された際、に記録する間隔になる。よって、圧縮映像音声データと、管理情報データは、非同期で記録媒体部106に記録する。
また、通常、映像音声記録再生装置における記録再生制御における再生は、記録媒体部106に記録されている管理情報データをデータアクセス部105を介して読み出したのち解析し、再生する圧縮映像音声データのファイル先頭からの位置を取得し、その情報を元に、再生する圧縮映像音声データを記録媒体部106からデータアクセス部105を介して読み出し、復号化部108において伸長し、伸長したデジタル映像音声データをD/A変換部109においてアナログデータに変換した後、出力する。
ただし、記録中に、電源瞬断等により記録が異常終了した場合、圧縮映像音声データと、管理情報データは、非同期で記録媒体部106に記録されているため、異常終了後の記録媒体部106内の圧縮映像音声データと、管理情報データは、不整合状態に陥っている可能性が極めて高い状態となる。記録媒体部106内の圧縮映像音声データと、管理情報データが不整合状態に陥っている場合、継続して記録/再生/編集処理を行った場合、予期せぬ処理結果に陥る可能性があり、記録媒体部106内の各種データが破壊されてしまう可能性がある。
よって、システム起動後、まずは記録媒体部106内の圧縮映像音声データと、管理情報データが不整合状態に陥っているか否かを確認し、不整合状態に陥っている場合、修復作業を実施した後、記録/再生/編集処理を行う必要がある。
以下、図2に示す、本実施の形態1における記録再生編集制御開始時の処理、を示すフローを参照して説明する。
記録/再生/編集処理を開始する際、まずは、システム起動直後か否かをチェックする(ステップ201)。
システム起動直後でない場合、記録媒体部106に既にアクセス済みか否かをチェックする(ステップ202)。
システム起動直後、あるいは、記録媒体部106に初めてアクセスする場合、不整合検出部110において、記録媒体部106内の圧縮映像音声データと、管理情報データに不整合がないかをチェックする(ステップ203)。
その結果、不整合が検出された場合、もしくは、記録媒体部106に既にアクセス済みで、かつ不整合状態検出済みの場合、不整合状態の解析、および修復を実施するか否かを決定する(ステップ206)。
基本的には、不整合を検出した場合、不整合状態の解析、および修復を実施するが、使用者の設定、もしくは操作により、不整合が発生している時点で、記録/再生/編集処理を中断する処理を実施してもよい。
よって、不整合状態の解析、および修復を実施しないと決定した場合、記録/再生/編集処理を実施せず、エラーとして記録/再生/編集処理を終了する(ステップ209)。
また、不整合状態の解析、および修復を実施すると決定した場合、不整合状態解析部111において、不整合状態が管理情報データ不足状態か、不整合状態が管理情報データ過剰状態か、の解析を行う(ステップ207)。
その結果をもって、不整合修復部112において、記録媒体部106内の圧縮映像音声データと、管理情報データの不整合状態を修復する(ステップ208)。
なお、不整合状態解析部111において、管理情報データ不足状態の不整合状態と解析された場合、不整合修復部112内の管理情報データ再作成部113を用いて、不足している管理情報データ箇所のみを再作成し、既存の管理情報データと、再作成した管理情報データを結合して管理情報データを再構成し、不整合修復部112内の映像音声データ再構成部115を用いて、再構成した管理情報データにおける最後のGOP境界の終端部分以降の映像音声データを削除して映像音声データを再構成し、記録媒体部106内の圧縮映像音声データと、管理情報データの不整合状態を修復する。
また、不整合状態解析部111において、管理情報データ過剰状態の不整合状態と解析された場合、不整合修復部112内の映像音声データ再構成部115を用いて、映像音声データにおける最後のGOP境界の終端部分以降の映像音声データを削除して、映像音声データを再構成し、再構成した映像音声データにおける最後のGOPに該当する管理情報データまでを有効管理情報データとし、それ以降の管理情報データを削除して管理情報データを再構成し、記録媒体部106内の圧縮映像音声データと、管理情報データの不整合状態を修復する。このように、不整合状態を修復した後、記録/再生/編集処理を実施する(ステップ210)。
次に、本実施の形態1における、SDメモリカードに記録する圧縮映像音声データと、管理情報データのデータ構造に関して説明する。
まず、MPEG形式の圧縮映像音声データの構造に関して、図を用いて説明する。図3は、MPEG形式のES(Elementary Stream)構造を表した図である。また、図4は、MPEG形式のPES(Packetized Elementary Stream)構造を表した図である。また、図5は、MPEG形式のPS(Program Stream)構造を表した図である。
図3において、301はシーケンスヘッダ、302はシーケンスエンドコード、303〜308はGOPの境界である。
図4において、401はパケット、402はパケットの構成データであるパケットヘッダ、403はパケットの構成データであるパケットデータである。パケットデータは、図3におけるESを分割して配置したデータにより構成される。なお、MPEG形式で圧縮されている映像音声データが、MPEG形式のPESの場合、図3におけるGOPの先頭は、図4におけるパケットの先頭となる。
図5において、501は先頭のパック、502は先頭以外のパック、503はパックの構成データであるパックヘッダ、504は先頭のパックのみの構成データであるシステムヘッダ、505はパックの構成データであるパケットである。図5におけるパケットは、図4におけるPESにより構成される。なお、MPEG形式で圧縮されている映像音声データがMPEG形式のPSの場合、図3において説明したGOPの先頭は、図5におけるパックの先頭となる。
なお、SDメモリカードに記録する圧縮映像音声データがMPEG2形式で圧縮されているものの場合(SD Video規格に準拠して記録する圧縮映像音声データの場合)、MPEG形式のPS(Program Stream)構造で圧縮映像音声データは構成され、かつ1パックは1パケットで構成され、かつ1パケットは2キロバイトであるため、GOP境界は2キロバイト境界に配置される。なお、以下の実施の形態1における圧縮映像音声データは、MPEG形式のPS構造で、かつ1パックは1パケットで構成されているものを用いて説明する。
次に、本実施の形態1における、1つの圧縮映像音声データに対応する管理情報データの構造に関して、図を用いて説明する。図6は、1つの圧縮映像音声データに対応する管理情報データの構造図を示す。図7は、圧縮映像音声データと、管理情報データ内の情報との関係図を示す。
図6において、601は管理情報データにおける圧縮映像音声データの記録時間に依存せず、常に一定サイズの情報量を格納する固定情報領域、602、603は管理情報データにおける圧縮映像音声データの記録時間に依存して情報量が変化する第1の可変情報領域、第2の可変情報領域であり、第1の可変情報領域602は、所定のフィールド間隔の検索位置情報であり、映像信号がNTSCの場合、600フィールド間隔(10秒間隔)、映像信号がPALの場合、500フィールド間隔(10秒間隔)、の検索位置情報を格納する。また、第2の可変情報領域603は、GOP単位の情報を格納する。また、604は管理情報データファイルのデータサイズ情報、605は映像音声データの作成日時情報、606は映像音声データにおける映像データの属性情報、607は映像音声データにおける音声データの属性情報、608は第1の可変情報領域602における検索位置情報数、609は第2の可変情報領域603におけるGOP情報数、610は第1の可変情報領域602における検索位置情報、611は第2の可変情報領域603におけるGOP情報である。また、612は検索位置情報610における検索位置が存在するGOPの位置情報であり、圧縮映像音声データにおける先頭のGOPを“1”、次のGOPを“2”として、検索位置が存在するGOPの位置番号をあらわす。613は検索位置情報610における検索位置のフィールドまでのオフセットを、検索位置が存在するGOPの先頭からのフィールド数で表す。614は検索位置情報610における検索位置が存在するGOPの開始位置情報であり、圧縮映像音声データの先頭から検索位置が存在するGOPの先頭までのオフセットをパック数で表す。また、615はGOP情報611におけるGOP内の第1番目の参照ピクチャ、即ち、通常GOP内の第1番目のIピクチャ、のデータサイズを、パック数で表す。616はGOP情報611におけるGOPの再生時間を表す。617はGOP情報611におけるGOPのデータサイズをパック数で表す。
図7において、701、702、703は、所定のフィールド間隔の検索位置であり、704、705は所定のフィールド間隔を表す。図6における検索位置情報610は、所定のフィールド間隔の検索位置701を表す情報であり、所定のフィールド間隔704、705は、映像信号がNTSCの場合600フィールド間隔(10秒間隔)、映像信号がPALの場合、500フィールド間隔(10秒間隔)となる。また、706、707、708、709は、GOP境界であり、GOP境界706は、圧縮映像音声データの先頭である。また、710は圧縮映像音声データの先頭から検索位置が存在するGOPの先頭までのオフセット、711はGOP内の第1番目の参照ピクチャ(通常GOP内の第1番目のIピクチャ)のデータサイズ、712はGOPの先頭から検索位置のフィールドまでのオフセット、713はGOPのデータサイズを表す。
よって、図6に示す検索位置情報610における検索位置のフィールドまでのオフセット613は、図7におけるGOPの先頭から検索位置のフィールドまでのオフセット712となり、図6に示す検索位置情報610における検索位置が存在するGOPの開始位置情報614は、図7における圧縮映像音声データの先頭から検索位置が存在するGOPの先頭までのオフセット710となり、図6に示すGOP情報611におけるGOP内の第1番目の参照ピクチャ、即ち、通常GOP内の第1番目のIピクチャ、のデータサイズ615は、GOP内の第1番目の参照ピクチャ、即ち、通常GOP内の第1番目のIピクチャ、のデータサイズ711となり、図6に示すGOP情報611におけるGOPのデータサイズ617は、図7におけるGOPのデータサイズ713となる。
なお、映像データの属性情報606、および音声データの属性情報607は、圧縮映像音声データの再生時の伸長処理の際に使用する情報であり、検索位置情報数608、GOP情報数609、第1の可変情報領域602、および第2の可変情報領域603の情報は、圧縮映像音声データの特殊再生時の、再生対象の圧縮映像音声データ位置を取得する際に使用する情報である。
次に、本実施の形態1における、記録中の圧縮映像音声データと、管理情報データの記録方法とに関して、図8を用いて説明する。
図8は、記録中と、記録完了時のデータファイル状態を表す。図8において、801は記録中の圧縮映像音声データファイル、802は記録中の第1の一時管理情報データファイル、803は記録中の第2の一時管理情報データファイル、804は記録完了時の圧縮映像音声データファイル、805は記録完了時の管理情報データファイル、806は管理情報データにおける固定情報領域、807は管理情報データにおける第1の可変情報領域、808は管理情報データにおける第2の可変情報領域である。
図6において示したように、1つの圧縮映像音声データに対応する管理情報データには、圧縮映像音声データの記録時間に依存して情報量が変化する第1の可変情報領域602、第2の可変情報領域603があるため、記録中は、管理情報データにおける固定情報領域806及び第1の可変情報領域807により構成する第1の一時管理情報データファイル802と、第2の可変情報領域808により構成する第2の一時管理情報データファイル803の、2つの一時管理データファイルに随時記録を行い、記録が完了した時点で、第1の一時管理情報データファイル802と、第2の一時管理情報データファイル803を結合して、管理情報データファイル805として確立し、一時管理情報データファイルを削除する。よって、記録中は、3つのファイルに随時データを記録することになる。
なお、上記において説明したように、それぞれのファイルに記録するデータは、所定の間隔毎で記録するため、通常記録中は、3つのファイル内のデータは非同期で記録されているため、圧縮映像音声データと、管理情報データの、情報の同期がとれていない状態である。
よって、記録中に電源瞬断等により記録が異常終了した場合、再起動後、残存している第1の一時管理情報データファイル802と、第2の一時管理情報データファイル803を結合して、管理情報データファイルを作成しても、該管理情報データファイルは、残存している圧縮映像音声データファイル801と、不整合状態に陥っている可能性が極めて高い状態であり、第1の残存している一時管理情報データファイル802と、第2の一時管理情報データファイル803を、そのまま使用することができない。よって、再起動後、記録/再生/編集処理を開始するためには、不整合の有無を確認し、不整合を検出した場合、修復処理を行う必要がある。
次に、本実施の形態1における不整合検出方法に関して、図9、図10を用いて説明する。図9は、一時管理情報データファイルの有無により不整合を検出する処理を表したチャート図、図10は、管理情報データ内の情報解析により不整合を検出する処理を表したチャート図である。
まず、圧縮映像音声データファイルに対応する管理情報データファイルが存在するか否かをチェックする(ステップ901)。
存在しない場合、その時点で不整合状態と判定し、検出処理を終了する(ステップ903)。
存在する場合、圧縮映像音声データファイルに対応する一時管理情報データファイルが存在するか否かをチェックする(ステップ902)。
上記において、図8を用いて説明したように、記録中は、第1の一時管理情報データファイル802と、第2の一時管理情報データファイル803に随時データを記録し、記録完了時に、第1の一時管理情報データファイル802と、第2の一時管理情報データファイル803を結合し、管理情報データファイル805として確立し、一時管理情報データファイルを削除する。
よって、一時管理情報データファイルが存在しない場合、記録完了状態と判断し、整合状態と判定し、検出処理を終了する(ステップ904)。
一時管理情報データファイルが存在する場合、ファイルの状態は、記録中の状態であるため、不整合状態と判定し、検出処理を終了する(ステップ903)。
また、本実施の形態1において、管理情報データ内の情報解析を用いてより精度の高い不整合検出を行う場合の、該不整合検出の処理を、図10のフローを用いて説明する。
本方法においては、まず、圧縮映像音声データファイルに対応する管理情報データファイルが存在するか否かをチェックする(ステップ1001)。
存在しない場合、その時点で不整合状態と判定し、検出処理を終了する(ステップ1006)。
存在する場合、管理情報データ内のGOPのデータサイズ、即ち、図6におけるGOP情報611におけるGOPのデータサイズ617、の総和Aを求め(ステップ1002)、次に圧縮映像音声データファイルのデータサイズBを取得し(ステップ1003)、算出したデータサイズAと、取得したBを比較し(ステップ1004)、一致する場合、整合状態と判定し(ステップ1005)、一致しない場合、不整合状態と判定し(ステップ1006)、検出処理を終了する。
次に、本実施の形態1における不整合解析方法に関して、図11を用いて説明する。図11は不整合解析手段における不整合解析処理を表したチャート図を示す。
まず、管理情報データ内のGOPのデータサイズ、即ち、図6におけるGOP情報611におけるGOPのデータサイズ617、の総和Aを求める(ステップ1101)。
次に、圧縮映像音声データファイルのデータサイズBを取得し(ステップ1102)、算出したデータサイズAと、取得したBとを比較し(ステップ1103)、算出したデータサイズAが取得したBより大きい場合、管理情報データが過剰な不整合状態と判定し(ステップ1105)、また、算出したデータサイズAが取得したBより小さい場合、管理情報データが不足した不整合状態と判定し(ステップ1104)、解析処理を終了する。
次に、本実施の形態1における不整合修復処理における、圧縮映像音声データ、および管理情報データの有効領域検出処理、管理情報データ再作成処理、管理情報データ再構成処理、及び映像音声データ再構成処理、に関して、図12、図13を用いて説明する。
図12は、管理情報データが不足した不整合状態時の圧縮音声データファイルと、第1の一時管理情報データファイル、第2の一時管理情報データファイル、のファイルデータ構造状態を示す。図13は、管理情報データが過剰である場合の、不整合状態時の圧縮音声データファイルと、第1の一時管理情報データファイル、第2の一時管理情報データファイル、のファイルデータ構造状態を示す。
図12において、1201は圧縮映像音声データファイル、1202は第1の一時管理情報データファイル、1203は第2の一時管理情報データファイル、1204は圧縮映像音声データファイル1201における先頭GOPデータ、1205は圧縮映像音声データファイル1201におけるGOPデータ構造が満たされた最終GOPデータ、1206は圧縮映像音声データファイル1201におけるGOPデータ構造が満たされていないGOPデータ、1207は第1の一時管理情報データファイル1202における固定情報領域、1208は第1の一時管理情報データファイル1202における可変情報領域内の最終検索位置_N−2情報、1209および1210は第1の一時管理情報データファイル1202の可変情報領域に記録されるべきであった不足データ部分、1211は第2の一時管理情報データファイル1203における可変情報領域内の先頭GOP_1情報、1212は第2の一時管理情報データファイル1203における可変情報領域内の最終GOP_M−1情報、1213は第2の一時管理情報データファイル1203の可変情報領域に記録されるべきであった不足データ部分である。
図13において、1301は圧縮映像音声データファイル、1302は第1の一時管理情報データファイル、1303は第2の一時管理情報データファイル、1304は圧縮映像音声データファイル1301における先頭GOPデータ、1305は圧縮映像音声データファイル1301におけるGOPデータ構造が満たされた最終GOPデータ、1306は圧縮映像音声データファイル1301におけるGOPデータ構造が満たされていないGOPデータ、1307は第1の一時管理情報データファイル1302における固定情報領域、1308は第1の一時管理情報データファイル1302における可変情報領域内の使用可能最終検索位置_N情報、1309は第1の一時管理情報データファイル1302の可変情報領域内における過剰データ部分、1310は第2の一時管理情報データファイル1303における可変情報領域内の先頭GOP_1情報、1311は第2の一時管理情報データファイル1303における可変情報領域内の使用可能最終GOP_M情報、1312および1313は第2の一時管理情報データファイル1303の可変情報領域内における過剰データ部分である。
まず、上記圧縮映像音声データ、および管理情報データの有効領域検出処理、および管理情報データ再作成処理に関して説明する。管理情報データ再作成処理は、管理情報データが不足している場合に行われる処理であるため、図12を用いて説明する。まず、圧縮映像音声データの有効領域検出処理と、第2の一時管理情報データファイル1203における管理情報データの不足部分の再作成処理に関して説明する。
第2の一時管理情報データファイル1203における可変情報領域内の先頭GOP_1情報1211から、最終GOP_M−1情報1212までのGOPサイズ情報617を加算することで、圧縮映像音声データファイル1201におけるM−1番目のGOPの終端までのサイズを算出する。圧縮映像音声データファイル1201におけるM−1番目のGOPの終端までのサイズは、圧縮映像音声データファイル1201におけるM番目のGOP先頭位置に一致するため、M番目のGOP先頭位置を取得できる。取得したM番目のGOP先頭位置から、圧縮映像音声データファイル1201のデータを解析し、圧縮映像音声データファイル1201の終端まで、M番目以降の管理情報データのGOP情報を随時作成する。
また、圧縮映像音声データファイル1201における最後のGOPであるM+1番目の管理情報データのGOP情報を作成する際、圧縮映像音声データファイル1201におけるM+1番目のGOPデータを解析した際、シーケンスエンドコードを検出した場合は、GOPデータ構造が確立していると判断し、M+1番目のGOPまでの圧縮映像音声データ、及び管理情報データを有効とするが、シーケンスエンドコードを検出しなかった場合は、GOPデータ構造が確立していないと判断し、M+1番目のGOPの圧縮映像音声データ、及び管理情報データを無効とし、M番目までの圧縮映像音声データ、及び管理情報データを、有効データとする。
図12において、M+1番目のGOPデータ1206は、GOPデータ構造を満たしていないため、シーケンスエンドコードの検出はされない。よって、M番目のGOPまでの圧縮映像音声データ、及び管理情報データを、有効データとする。
また次に、第1の一時管理情報データファイル1202における管理情報データの不足部分を再作成する。
上記処理により、M番目の圧縮映像音声データが有効データと判明したので、第2の一時管理情報データファイル1203における可変情報領域内の先頭GOP_1情報1211から再作成したGOP_M情報1213までのGOP再生時間情報616を加算することで、M番目のGOPまでの圧縮映像音声データの再生時間長(=C)を算出する。第1の一時管理情報データファイル1202における可変情報領域内の検索位置情報は、所定のフィールド間隔の検索位置情報であり、映像信号がNTSCの場合、600フィールド間隔(10秒間隔)、映像信号がPALの場合、500フィールド間隔(10秒間隔)の検索位置情報である。よって、M番目のGOPまでの圧縮映像音声データの再生時間長(=C)より、第1の一時管理情報データファイル1202における可変情報領域内の検索位置情報の不足部分がないかをチェックする。チェックの方法は、M番目のGOPまでの圧縮映像音声データの再生時間長(=C)を、所定のフィールド間隔(10秒)で割ったものに1加算した個数(=D)が、本来第1の一時管理情報データファイル1202における可変情報領域内の検索位置情報として存在すべき情報となり、その数値(=D)から、実際に存在する第1の一時管理情報データファイル1202における可変情報領域内の検索位置情報数を減算したものが、不足する個数分となる。図12においては、検索位置_N−1情報1209、および検索位置_N情報1210が不足データ部分であったとする。
次に、検索位置_N−1情報1209、および検索位置_N情報1210を再作成する。検索位置_N−1情報1209、および検索位置_N情報1210は、既存の第2の一時管理情報データファイル1203内の可変情報領域内GOP情報(M−1番目のGOP情報)、及び再作成したGOP情報(M番目のGOP情報)より再作成する。検索位置_N−1情報1209、および検索位置_N情報1210に相当する検索位置、すなわち、圧縮映像音声データの先頭からのオフセット時間は、それぞれ、10x(N−1)秒、10xN秒となる。これらの検索位置が存在するGOP情報が何番目のGOP情報かを、可変情報領域内GOP情報におけるGOPのデータサイズ617を解析して求めることにより、検索位置情報610におけるGOPの位置情報612、及び検索位置情報610におけるGOPの開始位置情報614、を作成する。
次に、検索位置情報610におけるフィールド情報613を作成するため、まず、検索位置が存在するGOPの開始地点までの時間を算出する。これは、検索位置が存在するGOPの1つ前までのGOPの再生時間情報の総和(=E)で表すことができる。そして、検索位置が存在するGOPの開始地点(=E)と、検索位置地点間のオフセット時間(=F)を算出し、オフセット時間(=F)に映像信号がNTSCの場合、60(映像信号がPALの場合50)を乗算したものが、検索位置情報610におけるフィールド情報613となる。このようにして、第1の一時管理情報データファイル1202における管理情報データの不足部分を、再作成する。
次に、上記管理情報データの有効領域検出処理、および管理情報データ再構成処理に関して説明する。管理情報データ再構成処理は、管理情報データが過剰に存在している場合に行われる処理であるため、図13を用いて説明する。
まず、第2の一時管理情報データファイル1303における管理情報データの過剰部分の確認を行う。第2の一時管理情報データファイル1303における可変情報領域内の先頭GOP_1情報1310から、最終GOP_M+2情報1313までのGOPサイズ情報617を、加算する。加算したサイズ値と、圧縮映像音声データファイル1301のデータサイズとを比較する。比較の結果、圧縮映像音声データファイル1301のデータサイズの方が小さい場合、第2の一時管理情報データファイル1303における可変情報領域内の先頭GOP_1情報1310から、GOP_M+1情報1312までのGOPサイズ情報617を加算し、同じくサイズ値と、圧縮映像音声データファイル1301のデータサイズとを比較する。この処理を、比較した結果が同値となる、もしくは圧縮映像音声データファイル1301のデータサイズの方が大きくなるまで、繰り返す。比較した結果が同値となった、もしくは圧縮映像音声データファイル1301のデータサイズの方が大きくなった時点での、終端GOP情報を有効GOP情報とし、それ以降のGOP情報を過剰部分とする。
図13においては、GOP_M情報1311までを、有効GOP情報、GOP_M+1情報1312、GOP_M+2情報1313を、過剰部分であったとする。その場合は、過剰部分であるGOP_M+1情報1312、GOP_M+2情報1313を削除して、第2の一時管理情報データファイル1303における管理情報データの再構成を行う。
また、次に第1の一時管理情報データファイル1302における管理情報データの過剰部分の確認を行う。
上記処理により、M番目の圧縮映像音声データが有効データと判明したので、第2の一時管理情報データファイル1303における可変情報領域内の先頭GOP_1情報1310から、GOP_M情報1311までのGOP再生時間情報616を加算することで、M番目のGOPまでの圧縮映像音声データの再生時間長(=C)を算出する。第1の一時管理情報データファイル1302における可変情報領域内の検索位置情報は、所定のフィールド間隔の検索位置情報であり、映像信号がNTSCの場合、600フィールド間隔(10秒間隔)、映像信号がPALの場合、500フィールド間隔(10秒間隔)、の検索位置情報である。よって、M番目のGOPまでの圧縮映像音声データの再生時間長(=C)より、第1の一時管理情報データファイル1302における可変情報領域内の検索位置情報の過剰部分がないかをチェックする。チェックの方法は、M番目のGOPまでの圧縮映像音声データの再生時間長(=C)を、所定のフィールド間隔(10秒)で割ったものに1加算した個数分(=D)が、本来第1の一時管理情報データファイル1302における可変情報領域内の検索位置情報として存在すべき情報となり、実際に存在する第1の一時管理情報データファイル1302における可変情報領域内の検索位置情報数から算出した数値(=D)を減算したものが、過剰する個数分となる。
図13においては、検索位置_N+1情報1309が過剰部分であったとする。よって、過剰部分である検索位置_N+1情報1309を削除して、第1の一時管理情報データファイル1302における管理情報データの再構成を行う。
次に、本実施の形態1における、映像音声データ再構成処理に関して説明する。映像音声データ再構成処理は、管理情報データの過不足に関係ない処理であるため、図12を用いて説明する。
上記管理情報データ再作成処理に関しての説明において、圧縮映像音声データの有効領域検出処理である、M番目のGOPまでの圧縮映像音声データが有効データとする判断処理は、すでに記載しているため、説明は割愛する。
第2の一時管理情報データファイル1203における可変情報領域内の先頭GOP_1情報1211から、再作成したGOP_M情報1213までのGOPサイズ情報617を加算することで、圧縮映像音声データファイル1201におけるM番目のGOPの終端までのサイズを算出する。M番目のGOPの終端以降が無効データであるため、M番目のGOPの終端以降を削除して、圧縮映像音声データファイル1201の再構成を行う。
次に、本実施の形態1における不整合解析結果に応じた不整合修復処理に関して、図14を用いて説明する。図14は、不整合修復処理を表したチャート図を示す。
まず、管理情報データが不足している不整合状態の不整合解析処理に関して説明する。不整合状態解析部111によって解析された不整合状態が、管理情報データ不足か、それとも管理情報データ過剰かをチェックし(ステップ1401)、管理情報データ不足の不整合状態と判定されているものであれば、まず、管理情報データ再作成部113により、不足している管理情報データ部分のみ管理情報データを再作成し(ステップ1402)、有効領域検出部116により、圧縮映像音声データ、および管理情報データの有効領域を検出する(ステップ1403)。なお、ステップ1402と、ステップ1403の処理(圧縮映像音声データ、および管理情報データの有効領域検出処理、および管理情報データ再作成処理)の詳細に関しては、上記において、図12を用いて説明したので説明を割愛する。
次に、上記再作成した管理情報データと、既存の管理情報データを結合し、整合のとれた管理情報データに再構成する(ステップ1404)。
次に、再構成した整合のとれた管理情報データから圧縮音声映像データの有効データ境界を算出し(ステップ1405)、映像音声データ再構成部115により、算出した圧縮音声映像データの有効データ境界以降を削除し、整合のとれた圧縮音声映像データを再構成して(ステップ1406)、不整合状態の修復を完了する。なお、ステップ1405と、ステップ1406の処理(映像音声データ再構成処理)の詳細に関しては、上記において、図12を用いて説明したので説明を割愛する。
次に、上記管理情報データが過剰に存在している不整合状態の不整合解析処理に関して説明する。
不整合状態解析部111によって解析された不整合状態が、管理情報データ不足か、それとも管理情報データ過剰かをチェックし(ステップ1401)、管理情報データ過剰の不整合状態と判定されているものであれば、まず、有効領域検出部116により、圧縮映像音声データ、および管理情報データの有効領域を検出し(ステップ1407)、管理情報データ再構成部114により、過剰部分の管理情報データを削除し、整合のとれた管理情報データに再構成する(ステップ1408)。
なお、ステップ1407と、ステップ1408の処理、即ち、管理情報データの有効領域検出処理、および管理情報データ再構成処理、の詳細に関しては、上記において、図13を用いて説明したので説明を割愛する。
次に、再構成した整合のとれた管理情報データから、圧縮音声映像データの有効データ境界を算出し(ステップ1405)、映像音声データ再構成部115により、算出した圧縮音声映像データの有効データ境界以降を削除し、整合のとれた圧縮音声映像データを再構成して(ステップ1406)、不整合状態の修復を完了する。なお、ステップ1405と、ステップ1406の処理、即ち、映像音声データ再構成処理、の詳細に関しては、上記において、図12を用いて説明したので説明を割愛する。
このような構成になる本実施の形態1による映像音声記録再生装置及び映像音声記録再生方法によれば、映像音声データと管理情報データを解析し、管理情報データが過剰に存在していることになる不整合状態であるか、管理情報データ過剰が不足していることによる不整合状態であるかを判定し、管理情報データが過剰に存在していることによる不整合状態の場合は、管理情報データ内の情報の解析と、映像音声データサイズのチェックを行って、管理情報データと、映像音声データの、有効データ部分を確認し、かつ不要部分を削除することにより、高速に不整合状態を修復することができ、また、管理情報データが不足していることによる不整合状態の場合は、管理情報データ内の情報の解析と、映像音声データサイズのチェックを行って、管理情報データと、映像音声データの、有効データ部分を確認し、かつ映像音声データの不要部分を削除することと、不足部分の管理情報データのみを、映像音声データから作成して再構成することとにより、高速に不整合状態を修復することができる。
本発明にかかる映像音声記録再生方法、並びに装置は、動画像記録中に電源瞬断等により記録が異常終了した際、異常終了した圧縮映像音声データを再生可能な状態に高速に修復する機能を有するものであり、圧縮映像音声データと、管理情報データを別ファイルに記録し、管理情報データを用いて、圧縮映像音声データを再生、及び編集する映像音声記録再生方法、並びに装置等に有用である。
本発明の実施の形態1による映像音声記録再生方法、並びに映像音声記録再生装置のブロック図 本発明の実施の形態1における、記録再生編集制御開始時の処理を表したチャート図 MPEG形式のES(Elementary Stream)の構造図 MPEG形式のPES(Packetized Elementary Stream)の構造図 MPEG形式のPS(Program Stream)の構造図 本発明の実施の形態1における、圧縮映像音声データに対応する管理情報データの構造図 本発明の実施の形態1における、圧縮映像音声データと、管理情報データ内の情報との関係図 本発明の実施の形態1における、記録中と記録完了時のデータファイル状態を示す図 本発明の実施の形態1における、一時管理情報データファイルの有無により不整合を検出する処理を表したチャート図 本発明の実施の形態1における、管理情報データ内の情報解析により不整合を検出する処理を表したチャート図 本発明の実施の形態1における、不整合解析手段における不整合解析処理を表したチャート図 本発明の実施の形態1における、管理情報データが不足した不整合状態時のファイルデータ構造図 本発明の実施の形態1における、管理情報データが過剰の不整合状態時のファイルデータ構造図 本発明の実施の形態1における、不整合修復処理を表したチャート図 従来の映像音声記録再生方法、並びに映像音声記録再生装置のブロック図
符号の説明
101 映像音声記録再生装置本体
105 データアクセス部
106 記録媒体
110 不整合検出部
111 不整合状態解析部
112 不整合修復部
113 管理情報データ再作成部
114 管理情報データ再構成部
115 映像音声データ再構成部
116 有効領域検出部
801、804、1201、1301 圧縮映像音声データ
802、1202、1302 第1の一時管理情報データファイル
803、1203、1303 第2の一時管理情報データファイル
611、1211、1212、1213、1310、1311、1312、1313 GOP情報
617 GOPのデータサイズ情報

Claims (19)

  1. ランダムアクセス可能な記録媒体に、映像音声データと、該映像音声データを再生する上での管理情報データを別途記録し、前記管理情報データを用いて、前記映像音声データを再生する映像音声記録再生装置において、
    前記映像音声データと、前記管理情報データを、前記ランダムアクセス可能な記録媒体に読み書きするデータアクセス手段と、
    前記映像音声データと、前記管理情報データの不整合を検出する不整合検出手段と、
    前記不整合検出手段において不整合を検出したとき、前記映像音声データと、前記管理情報データを解析し、不整合状態を解析する不整合状態解析手段と、
    前記不整合状態解析手段において解析した情報に従い、前記管理情報データ内の情報を元に、前記映像音声データと、前記管理情報データの不整合を修復する不整合修復手段とを備える、
    ことを特徴とする映像音声記録再生装置。
  2. 請求項1記載の映像音声記録再生装置において、
    前記映像音声データと、前記管理情報データは、前記映像音声データの記録中に、それぞれ所定の間隔で、前記ランダムアクセス可能な記録媒体に書き込む、
    ことを特徴とする映像音声記録再生装置。
  3. 請求項1記載の映像音声記録再生装置において、
    前記映像音声データは、MPEG形式で圧縮されたデータであり、
    前記管理情報データは、前記映像音声データにおけるGOP(Group Of Picture)単位の情報を有し、
    前記GOP単位の情報は、前記映像音声データの該当するGOPのデータサイズ情報を有する、
    ことを特徴とする映像音声記録再生装置。
  4. 請求項1記載の映像音声記録再生装置において、
    前記管理情報データは、前記映像音声データの記録中に、1つもしくは2つ以上の一時ファイルとして、前記ランダムアクセス可能な記録媒体に書き込み、
    前記映像音声データの記録の完了時に、前記一時ファイルを再構成して、管理情報データファイルを作成する、
    ことを特徴とする映像音声記録再生装置。
  5. 請求項2、請求項3、または請求項4記載の映像音声記録再生装置において、
    前記不整合検出手段は、システム起動直後、前記ランダムアクセス可能な記録媒体への初期アクセス時、あるいは、記録、再生、もしくは編集動作の開始前のいずれかに、不整合検出処理を行う、
    ことを特徴とする映像音声記録再生装置。
  6. 請求項5記載の映像音声記録再生装置において、
    前記不整合検出手段は、前記映像音声データの第1のデータサイズと、前記管理情報データ内のGOP単位のデータサイズ情報の総和からなる第2のデータサイズとを比較し、一致していなければ不整合として検出する、
    ことを特徴とする映像音声記録再生装置。
  7. 請求5記載の映像音声記録再生装置において、
    前記不整合検出手段は、前記映像音声データの記録中に作成される前記管理情報データの一時ファイルが存在していれば、不整合として検出する、
    ことを特徴とする映像音声記録再生装置。
  8. 請求項2、請求項3、または請求項4記載の映像音声記録再生装置において、
    前記不整合状態解析手段は、前記映像音声データの第1のデータサイズと、前記管理情報データ内のGOP単位のデータサイズ情報の総和からなる第2のデータサイズとを比較し、
    前記第1のデータサイズが前記第2のデータサイズより大きい場合は、管理情報データ不足判定を行い、前記第1のデータサイズが前記第2のデータサイズより小さい場合は、管理情報データ過剰判定を行う、
    ことを特徴とする映像音声記録再生装置。
  9. 請求項2、請求項3、または請求項4記載の映像音声記録再生装置において、
    前記不整合修復手段は、前記映像音声データ、および前記管理情報データから、管理情報データを再度作成する管理情報データ再作成手段と、
    前記映像音声データ、および前記管理情報データの有効領域を検出する有効領域検出手段と、
    前記管理情報データのうち、指定GOPに該当する管理情報データまでを有効管理情報データとし、それ以降の管理情報データを削除して管理情報データを再構成する管理情報データ再構成手段と、
    前記映像音声データのうち、指定GOP境界の終端部分までを有効映像音声データとし、それ以降の映像音声データを削除して映像音声データを再構成する映像音声データ再構成手段と、を備える、
    ことを特徴とする映像音声記録再生装置。
  10. 請求項9記載の映像音声記録再生装置において、
    前記不整合修復手段は、前記不整合状態解析手段において管理情報データ不足判定が行われた場合、
    前記管理情報データ再作成手段により、不足している管理情報データ箇所のみを、作成し、
    前記有効領域検出手段により、前記映像音声データと、前記管理情報データの有効領域を検出し、
    前記管理情報データと、前記管理情報データ再作成手段により再作成した管理情報データとを結合して管理情報データを再構成し、
    前記映像音声データ再構成手段により、前記再構成した管理情報データにおける最後のGOP境界の終端部分を指定して映像音声データを再構成して、整合のとれた映像音声データと、管理情報データとを再構成する、
    ことを特徴とする映像音声記録再生装置。
  11. 請求項9記載の映像音声記録再生装置において、
    前記不整合修復手段は、前記不整合状態解析手段において管理情報データ過剰判定が行われた場合、
    前記有効領域検出手段により、前記映像音声データと、前記管理情報データの有効領域を検出し、
    前記映像音声データ再構成手段により、前記映像音声データにおける最後のGOP境界の終端部分を指定して映像音声データを再構成し、
    前記管理情報データ再構成手段により、前記映像音声データ再構成手段により再構成した映像音声データにおける最後のGOPを指定して管理情報データを再構成して、整合のとれた映像音声データと、管理情報データを再構成する、
    ことを特徴とする映像音声記録再生装置。
  12. ランダムアクセス可能な記録媒体に、映像音声データと、前記映像音声データを再生する上での管理情報データを、別途それぞれ所定の間隔で記録し、前記管理情報データを用いて、前記映像音声データを再生する映像音声記録再生方法において、
    システム起動直後、前記ランダムアクセス可能な記録媒体への初期アクセス時、あるいは、記録、再生、もしくは編集動作の開始前のいずれかに、前記映像音声データと前記管理情報データの不整合を検出し、
    該不整合を検出した際、前記映像音声データと、前記管理情報データを解析して、該不整合状態を解析し、
    前記不整合状態を解析した情報に従い、前記管理情報データ内の情報を元に、前記映像音声データと、前記管理情報データの不整合を修復する、
    ことを特徴とする映像音声記録再生方法。
  13. 請求項12記載の映像音声記録再生方法において、
    前記映像音声データは、MPEG形式で圧縮されたデータであり、
    前記管理情報データは、前記映像音声データにおけるGOP単位の情報を有し、
    前記GOP単位の情報は、前記映像音声データの該当するGOPのデータサイズ情報を有する、
    ことを特徴とする映像音声記録再生方法。
  14. 請求項12記載の映像音声記録再生方法において、
    前記管理情報データは、前記映像音声データの記録中に、1つもしくは2つ以上の一時ファイルとして、前記ランダムアクセス可能な記録媒体に書き込み、
    前記映像音声データの記録の完了時に、前記一時ファイルを再構成して、管理情報データファイルを作成する、
    ことを特徴とする映像音声記録再生方法。
  15. 請求項13または請求項14記載の映像音声記録再生方法において、
    前記不整合の検出は、前記映像音声データの第1のデータサイズと、前記管理情報データ内のGOP単位のデータサイズ情報の総和からなる第2のデータサイズとを比較し、一致していなければ不整合として検出する、
    ことを特徴とする映像音声記録再生方法。
  16. 請求項13または請求項14記載の映像音声記録再生方法において、
    前記不整合の検出は、前記映像音声データの記録中に作成される前記管理情報データの一時ファイルが存在していれば、不整合として検出する、
    ことを特徴とする映像音声記録再生方法。
  17. 請求項13または請求項14記載の映像音声記録再生方法において、
    前記不整合状態の解析は、前記映像音声データの第1のデータサイズと、前記管理情報データ内のGOP単位のデータサイズ情報の総和からなる第2のデータサイズとを比較し、
    前記第1のデータサイズが前記第2のデータサイズより大きい場合は、管理情報データ不足判定を行い、前記第1のデータサイズが前記第2のデータサイズより小さい場合は、管理情報データ過剰判定を行う、
    ことを特徴とする映像音声記録再生方法。
  18. 請求項13または請求項14記載の映像音声記録再生方法において、
    前記不整合の修復は、前記不整合状態の解析の結果、管理情報データ不足判定が行われた場合、
    不足している管理情報データ箇所のみを、前記映像音声データ、および前記管理情報データから再度作成し、
    前記映像音声データと、前記管理情報データの有効領域を検出し、
    前記管理情報データと、不足している管理情報データ箇所の作成した管理情報データとを結合して管理情報データを再構成し、
    再構成した管理情報データにおける最後のGOP境界の終端部分までを有効映像音声データとし、それ以降の映像音声データを削除して映像音声データを再構成し、
    整合のとれた映像音声データと、管理情報データを再構成する、
    ことを特徴とする映像音声記録再生方法。
  19. 請求項13または請求項14記載の映像音声記録再生方法において、
    前記不整合の修復は、前記不整合状態の解析の結果、管理情報データ過剰判定が行われた場合、
    前記映像音声データと、前記管理情報データの有効領域を検出し、
    前記映像音声データにおける最後のGOP境界の終端部分までを有効映像音声データとし、それ以降の映像音声データを削除して映像音声データを再構成し、
    該再構成した映像音声データにおける最後のGOPに該当する管理情報データまでを有効管理情報データとし、それ以降の管理情報データを削除して管理情報データを再構成して、整合のとれた映像音声データと、管理情報データを再構成する、
    ことを特徴とする映像音声記録再生方法。
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