JP2006295538A - Rfid搭載携帯機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 RFID搭載携帯機器の向きを変えてリーダ/ライタとの通信を再度行わなくて済むようにする。
【解決手段】 携帯機器に搭載されたIC6は、第1スイッチ3および第2スイッチ4を介して、第1アンテナ1または第2アンテナ2に接続される。第1アンテナ1および第2アンテナ2は、それぞれ、携帯機器の互いに反対側を向く面に配置される。また、ホール素子5は、第1アンテナ1の近傍に配置される。ホール素子5は、リーダ/ライタからの電磁界を検出していないときには、IC6と第2アンテナ2とを接続させるように、第1スイッチ3および第2スイッチ4を制御する。また、電磁界を検出しているときには、IC6と第1アンテナ1とを接続させるように、第1スイッチ3および第2スイッチ4を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、RFID(Radio Frequency Identification)を備えたRFID搭載携帯機器に関する。
RFID搭載携帯機器として、例えば、特許文献1に記載されたRFID機能付き携帯機器がある。特許文献1では、RFIDのアンテナを1つ備えた携帯機器が記載されている。
また、特許文献2には、2つ以上のアンテナが切り替えメカニズムに電気的に接続され、アンテナを切り替えることが記載されている。
また、特許文献3には、ホール素子とアンテナとの組み合わせを4組配置し、非接触ICカードから発生された搬送波の磁界の変化を各ホール素子で検出して、非接触ICカードの位置を検出する技術が記載されている。
また、特許文献4には、人体頭部方向への電波放射を低減することができる携帯無線装置が記載されている。特許文献4には、このような携帯無線装置の例として、折り畳み式携帯無線装置が記載されている。特許文献4に記載された折り畳み式携帯無線装置は、ホール素子と磁石との組み合わせを用いて、折り畳み式携帯無線装置の開閉を検出する。また、特許文献4には、切り替え回路により、折り畳み式携帯無線装置が備える2つのアンテナのいずれかを選択することが記載されている。
また、特許文献5には、リーダ/ライタ用アンテナを磁性体上に配置する構造の模式図が記載されている。
特開2004−320571号公報(段落0019、図1および図3) 特表2003−536296号公報(段落0041、図6) 特表2004−132890号公報(段落0097−0102、図20および図21) 特表2003−283393号公報(段落0100−0105、図11) 特表2004−38552号公報(段落0015、図3)
特許文献1に記載されたRFID機能付き携帯機器のRFIDを用いてリーダ/ライタとの間で通信を行う場合、RFIDのアンテナがリーダ/ライタの方向に向いていなければ、通信が不安定になってしまったり、あるいは通信を行えない。従って、リーダ/ライタとの間で確実に通信を行うためには、携帯機器のユーザは、携帯機器に設けられたRFIDのアンテナをリーダ/ライタの方向に向けなければならない。しかし、ユーザは、RFIDが設けられた面とは反対側の面をリーダ/ライタにかざしてしまうことがよくある。この場合、携帯機器の向きを変えて通信を再度行わなければならない。すると、通信が完了するまでに時間がかかってしまうという不都合が生じる。例えば、自動改札機に設けられたリーダ/ライタとの間で通信を行う場合、携帯機器のRFIDのアンテナが設けられた面とは反対側をリーダ/ライタにかざしてしまうと、携帯機器の向きを変えて通信を再度行う必要があり、自動改札機を通過するのに時間がかかってしまう。特に、ユーザが急いでいるときには、このような状態は好ましくない。また、渋滞時にこのような状況が生じると、さらに渋滞を悪化させてしまう。
また、携帯機器に設けられるRFIDの構成は、簡易な構成であることが好ましい。
そこで、本発明は、RFID搭載携帯機器の向きを変えてリーダ/ライタとの通信を再度行わなくて済むようにすることを目的とする。また、RFID搭載携帯機器に搭載されるRFIDの構成を簡易化することを目的とする。
本発明によるRFID搭載携帯機器は、RFIDのアンテナを備えたRFID搭載携帯機器であって、RFIDのアンテナとして複数のアンテナを当該RFID搭載携帯機器の筐体の異なる面に備え、複数のアンテナのうちのいずれかのアンテナを介して、当該RFID携帯機器の外部に存在するリーダ/ライタと通信を行う通信部を備えたことを特徴とする。そのような構成によれば、筐体の異なる面にRFIDのアンテナが備えられているので、通信部は、リーダ/ライタに向けられた面のアンテナを介して、リーダ/ライタと通信を行うことができる。その結果、ユーザは、RFID搭載携帯機器の向きを変えてリーダ/ライタとの通信を再度行わなくて済む。
RFIDのアンテナとして2つのアンテナを筐体の一の面と、一の面の反対側の面に備え、通信部に接続されるアンテナを切り替えるアンテナ切り替え部と、一の面に備えられたアンテナの近傍に配置され電磁界が生じているか否かを判定する電磁界判定部とを備え、電磁界判定部が、電磁界が生じていると判定したときに、アンテナ切り替え部に通信部と一の面のアンテナとを接続させ、電磁界が生じていないと判定したときに、アンテナ切り替え部に通信部と一の面の反対側の面のアンテナとを接続させる構成であってもよい。そのような構成によれば、一の面がリーダ/ライタに向けられた場合であっても、その反対側の面がリーダ/ライタに向けられた場合であっても、通信部は、リーダ/ライタと通信を行うので、ユーザは、RFID搭載携帯機器の向きを変えてリーダ/ライタとの通信を再度行わなくて済む。
通信部が、複数のアンテナに接続され、各アンテナのうち当該通信部に入力する電圧の電圧値が最も高いアンテナを選択し、選択したアンテナを介してリーダ/ライタとの通信を行う構成であってもよい。そのような構成によれば、通信部が、リーダ/ライタに向けられた面のアンテナを介してリーダ/ライタと通信を行うので、ユーザは、RFID搭載携帯機器の向きを変えてリーダ/ライタとの通信を再度行わなくて済む。また、アンテナ切り替え部や電磁界判定部を備える必要がないので、簡易な構成とすることができる。
RFIDのアンテナとして2つのアンテナを筐体の一の面と、一の面の反対側の面に備えた構成であってもよい。
RFID搭載携帯機器は、折り畳み可能な携帯機器であり、折り畳まれた状態で互いに反対側を向く2つの面にそれぞれ1つずつアンテナを備え、折り畳まれた状態で互いに対向する2つの面の一方に1つのアンテナを備えた構成であってもよい。そのような構成によれば、折り畳まれた状態であっても、開かれた状態であっても、ユーザは、RFID搭載携帯機器の向きを変えてリーダ/ライタとの通信を再度行わなくて済む。
各アンテナ毎に、アンテナの筐体内部側に磁性体を備えた構成であってもよい。そのような構成によれば、リーダ/ライタからの電磁波の受信効率を向上させることができ、また、アンテナ後方への電磁波の輻射を防止することができる。
本発明によれば、RFIDのアンテナとして複数のアンテナをRFID搭載携帯機器の筐体の異なる面に備え、複数のアンテナのうちのいずれかのアンテナを介して、RFID携帯機器の外部に存在するリーダ/ライタと通信を行う通信部を備えた構成であるので、ユーザは、RFID搭載携帯機器の向きを変えてリーダ/ライタとの通信を再度行わなくて済む。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、RFID搭載携帯機器が、折り畳み式の携帯電話機である場合を例にして説明する。従って、以下の説明では、RFID搭載携帯機器を、RFID搭載携帯電話機あるいは単に携帯電話機と記す。
実施の形態1.
図1は、第1の実施の形態におけるRFID搭載携帯電話機が備えるRFIDのアンテナおよびRFIDのICの接続回路の例を示す説明図である。第1の実施の形態における携帯電話機は、RFIDのアンテナとして、第1アンテナ1と、第2アンテナ2とを備える。また、携帯電話機は、RFIDのIC(以下、単にICと記す。)6を備え、IC6と2つのRFIDのアンテナとの接続状態を切り替える第1スイッチ3および第2スイッチ4を備える。また、携帯電話機は、第1アンテナ1の近傍にホール素子5を備える。
第1スイッチ3は、2つのポートS1−1,S1−2を備え、同様に、第2スイッチ4も、2つのポートS2−1,S2−2を備える。第1アンテナ1の一方の端子は、第1スイッチ3のポートS1−1に接続され、第1アンテナ1の他方の端子は、第2スイッチ4のポートS2−1に接続される。第2アンテナ2の一方の端子は、第1スイッチ3のポートS1−2に接続され、第2アンテナ2の他方の端子は、第2スイッチ4のポートS2−2に接続される。
第1スイッチ3の各ポートS1−1,S1−2に接続された各アンテナの端子のいずれか一方が、第1スイッチ3の状態に応じてIC6に接続される。同様に、第2スイッチ4の各ポートS2−1,S2−2に接続された各アンテナの端子のいずれか一方が、第2スイッチ4の状態に応じてIC6に接続される。
ホール素子5は、第1アンテナ1の近傍で電磁界が生じているか否かを検出し、その検出結果に基づいて、第1スイッチ3および第2スイッチ4を制御する。ホール素子5は、電磁界を検出していないときには、第1スイッチ3のポートS1−2を介して、IC6と第2アンテナ2の一方の端子を接続させ、第2スイッチ4のポートS2−2を介して、IC6と第2アンテナ2の他方の端子とを接続させる。すなわち、ホール素子5は、電磁界を検出していないときには、IC6と第2アンテナ2とを接続させる。また、ホール素子5は、電磁界を検出しているときには、第1スイッチ3のポートS1−1を介して、IC6と第1アンテナ1の一方の端子を接続させ、第2スイッチ4のポートS2−1を介して、IC6と第1アンテナ1の他方の端子とを接続させる。すなわち、ホール素子5は、電磁界を検出しているときには、IC6と第1アンテナ1とを接続させる。
IC6は、第1スイッチ3および第2スイッチ4によって接続されている方のアンテナを用いて、リーダ/ライタ(図示せず。)との間で通信を行う。
第1アンテナ1およびホール素子5は、携帯電話機の筐体の1つの面(説明の便宜上、表側面と記す。)に配置される。そして、第2アンテナ2は、第1アンテナ1が配置された表側面とは反対側の面(説明の便宜上、反対側面と記す。)に配置される。各アンテナの配置に関しては、図3および図4を用いて後述する。
ホール素子5がリーダ/ライタからの電磁界を検出しない場合、IC6は第2アンテナ2に接続されている。その状態から、表側面がリーダ/ライタに向けられると、ホール素子5は、リーダ/ライタからの電磁界を検出する。すると、ホール素子5は、IC6に接続されるアンテナを切り替え、上述のように、IC6と第1アンテナ1とを接続させる。そして、IC6は、第1アンテナ1を用いてリーダ/ライタとの通信を行う。一方、反対側面がリーダ/ライタに向けられた場合、ホール素子5は、リーダ/ライタからの電磁界を検出できない。そのため、ホール素子5は、IC6が第2アンテナ2に接続された状態を維持する。その結果、IC6は、第2アンテナ2を用いてリーダ/ライタとの通信を行う。よって、携帯電話機のユーザが、表側面と反対側面のいずれの面をリーダ/ライタに向けたとしても、IC6は、リーダ/ライタとの間で安定した通信を行うことができる。
図2は、各アンテナ1,2、各スイッチ3,4、IC6、およびホール素子5を実装する基板を示す説明図である。携帯電話機は、第1アンテナ配線基板9と、第2アンテナ配線基板10と、部品実装基板11とを備える。
第1アンテナ配線基板9には、第1アンテナ1が例えば銅箔によって形成され、また、ホール素子5が実装される。ホール素子5は、例えば、第1アンテナ1の中央に実装される。また、第1アンテナ配線基板9の裏側(携帯電話機の筐体の内部側)には、第1の磁性体7が、第1アンテナ配線基板9に接するように配置される。
また、第2アンテナ配線基板10には、第2アンテナ2が例えば銅箔によって形成される。第2アンテナ配線基板10の裏側(携帯電話機の筐体の内部側)には、第2の磁性体8が、第2アンテナ配線基板10に接するように配置される。
部品実装基板11には、第1スイッチ3と第2スイッチ4とIC6とが実装される。また、部品実装基板11は、携帯電話機の筐体内部において、第1の磁性体7と第2の磁性体8との間に配置される。
第1の磁性体7は、第1アンテナ配線基板9が配置される表側面がリーダ/ライタに向けられているときに、第1アンテナ1におけるリーダ/ライタからの電磁波の受信効率を向上させる。また、部品実装基板11および第2アンテナ2への電磁波の輻射を防止する。同様に、第2の磁性体8は、第2アンテナ配線基板10が配置される反対側面がリーダ/ライタに向けられているときに、第2アンテナ2におけるリーダ/ライタからの電磁波の受信効率を向上させる。また、部品実装基板11および第1アンテナ1への電磁波の輻射を防止する。
また、磁性体を設けることにより、反対側面がリーダ/ライタに向けられているときに、ホール素子5がリーダ/ライタからの電磁界を検出しない構成としている。
図3および図4は、携帯電話機における第1アンテナ配線基板9および第2アンテナ配線基板10の配置位置の例を示す説明図である。なお、図3および図4では、各アンテナ1,2およびホール素子5の図示を省略している。折り畳み式の携帯電話機は、キー操作部45を有する第1筐体42と、正面LCD部46を有する第2筐体43とを備える。第1筐体42と第2筐体43は、ヒンジ部41によって開閉可能に接続される。正面LCD部46は、携帯電話機が開いた状態で使用される表示部である。なお、第1筐体42において、キー操作部45が配置される面とは反対側に、電池44が配置される。また、第2筐体43において、正面LCD部46が配置される面とは反対側に、背面LCD部47が設けられる。背面LCD部47は、携帯電話機が折り畳まれた状態で外側を向くように配置される表示部である。
携帯電話機が折り畳まれた状態で互いに反対側を向く面には、それぞれ磁性体が接するように設けられたアンテナ配線基板が配置される。図3および図4では、折り畳まれた状態で外側を向く第1筐体42の面(キー操作部45とは反対側の面)に、第1アンテナ配線基板9および第1の磁性体7を配置し、折り畳まれた状態で外側を向く第2筐体43の面(正面LCD部46とは反対側の面)に、第2アンテナ配線基板10および第2の磁性体8を配置した場合の例を示している。既に述べたように、磁性体7,8は、それぞれアンテナ配線基板9,10に接するようにアンテナ配線基板9,10の裏側(筐体の内部側)に配置される。
第1アンテナ配線基板9および第1の磁性体7は、電池44の配置位置と重ならないように配置される(図3、図4(a)参照。)。
また、図2では、図示を省略しているが、第2アンテナ配線基板10および第2の磁性体8は、中央部をくり抜いて形成される。また、第2アンテナ配線基板10上には、くり抜かれる中央部を囲むようにして第2アンテナ2が形成される。そして、そのくり抜かれた領域に背面LCD部47が配置される(図3、図4(b)参照。)。
また、図3および図4では、図示を省略しているが、携帯電話の筐体内部には、部品実装基板11(図2参照。)も配置される。部品実装基板11は、第1筐体42の内部に配置されてもよいし、第2筐体43の内部に配置されてもよい。
次に、図1から図4を参照して、動作について説明する。
携帯電話機を所持するユーザがリーダ/ライタから離れていて、IC6とリーダ/ライタとの通信が行われない状況では、第1アンテナ配線基板9上のホール素子5は、電磁界を検出しない。従って、ホール素子5は、第1スイッチ3のポートS1−2を介して、IC6と第2アンテナ2の一方の端子を接続させ、第2スイッチ4のポートS2−2を介して、IC6と第2アンテナ2の他方の端子とを接続させる。この結果、IC6は、第2アンテナ2に接続された状態となっている。その後、ユーザが携帯電話機をリーダ/ライタに近づけたとする。
このとき、携帯電話機が、折り畳まれた状態で、第1筐体42の第1アンテナ配線基板9が配置された面をリーダ/ライタに向けられたとする。すると、第1アンテナ1およびホール素子5もリーダ/ライタに向けられ、ホール素子5は、リーダ/ライタからの電磁界を検出する。従って、ホール素子5は、第1スイッチ3のポートS1−1を介して、IC6と第1アンテナ1の一方の端子を接続させ、第2スイッチ4のポートS2−1を介して、IC6と第1アンテナ1の他方の端子とを接続させる。この結果、IC6に接続されるアンテナは、第2アンテナ2から第1アンテナ1に切り替えられる。IC6は、第1アンテナ1に接続され、第1アンテナ1を用いて、リーダ/ライタとの通信を行う。
また、逆に、携帯電話機が、折り畳まれた状態で、第2筐体43の第2アンテナ配線基板10が配置された面をリーダ/ライタに向けられたとする。この場合、第2アンテナ2がリーダ/ライタに向けられる。また、ホール素子5は、リーダ/ライタが存在する方向とは、反対側を向くので、リーダ/ライタからの電磁界を検出しない。よって、携帯電話機がリーダ/ライタから離れているときと同様に、ホール素子5は、IC6と第2アンテナ2とを接続させた状態を維持する。IC6は、第2アンテナ2に接続され、第2アンテナ2はリーダ/ライタに向けられているので、IC6は、第2アンテナ2を用いて、リーダ/ライタとの通信を行う。
以上のように、第1アンテナ1が設けられた面がリーダ/ライタに向けられているときには、ホール素子5により、IC6は第1アンテナ1に接続される。逆に、第2アンテナ2が設けられた反対側の面がリーダ/ライタに向けられているときには、ホール素子5により、IC6は第2アンテナに接続される。従って、第1アンテナ1が設けられた面がリーダ/ライタに向けられていても、その反対側の面がリーダ/ライタに向けられていても、IC6とリーダ/ライタは安定した通信を行うことができる。よって、ユーザは、携帯電話機の向きを変えて、リーダ/ライタとの通信を再度やり直さずに済む。
上記の例では、第1アンテナ配線基板9および第1の磁性体7を第1筐体42に配置し、第2アンテナ配線基板10および第2の磁性体8を第2筐体43に配置する場合を示した。第1アンテナ配線基板9および第1の磁性体7を第2筐体43に配置し、第2アンテナ配線基板10および第2の磁性体8を第1筐体42に配置してもよい。この場合、第1アンテナ配線基板9および第1の磁性体7は、中央部をくり抜いて形成され、そのくり抜かれた領域に背面LCD部47が配置される。また、このとき、ホール素子5は、第1アンテナ配線基板9上のくり抜かれていない領域に配置すればよい。
本実施の形態において、通信部は、IC6によって実現される。また、アンテナ切り替え部は、第1スイッチ3および第2スイッチ4によって実現される。電磁界判定部は、ホール素子5によって実現される。
実施の形態2.
図5は、第2の実施の形態におけるRFID搭載携帯電話機が備えるRFIDのアンテナおよびRFIDのICの接続回路の例を示す説明図である。第1の実施の形態と同様の構成部については、図1と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。ただし、IC6の動作は、第1の実施の形態と一部異なる。図5に示すように、第2の実施の形態では、スイッチ3,4やホール素子5(図1参照。)は、設けられない。第1アンテナ1および第2アンテナ2は、それぞれスイッチを介さずにIC6に接続される。
IC6は、第1アンテナ1または第2アンテナ2を用いて、リーダ/ライタ(図示せず。)との間で通信を行う。この点に関しては、第1の実施の形態と同様である。ただし、通信に用いるアンテナをIC6が選択する点で、第1の実施の形態と異なる。
一方のアンテナのみからIC6に電圧が入力された場合、IC6は、そのアンテナを選択し、選択したアンテナを用いてリーダ/ライタと通信を行う。例えば、第1アンテナ1のみからIC6に電圧が入力された場合、IC6は、第1アンテナ1を用いてリーダ/ライタと通信を行う。このとき、第2アンテナ2から信号が入力されたとしても、IC6は、その信号を無視する。同様に、第2アンテナ2のみからIC6に電圧が入力された場合、IC6は、第2アンテナ2を用いてリーダ/ライタと通信を行う。このとき、第1アンテナ1から信号が入力されたとしても、IC6は、その信号を無視する。
また、2つのアンテナからそれぞれ電圧が入力された場合、IC6は、入力される電圧の電圧値が高い方のアンテナを選択し、選択したアンテナを用いてリーダ/ライタと通信を行う。例えば、第1アンテナ1から入力される電圧の電圧値の方が高い場合、IC6は、第1アンテナ1を用いてリーダ/ライタと通信を行う。このとき、第2アンテナ2から信号が入力されたとしても、IC6は、その信号を無視する。また、第2アンテナ2から入力される電圧の電圧値の方が高い場合、IC6は、第2アンテナ2を用いてリーダ/ライタと通信を行う。このとき、第1アンテナ1から信号が入力されたとしても、IC6は、その信号を無視する。
図6は、各アンテナ1,2およびIC6を実装する基板を示す説明図である。第1の実施の形態と同様の構成部については、図2と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
第1アンテナ配線基板9には、第1の実施の形態と同様に、第1アンテナ1が例えば銅箔によって形成される。同様に、第2アンテナ配線基板10には、第2アンテナ2が形成される。
部品実装基板11には、IC6が実装される。部品実装基板11は、第1の実施の形態と同様に、携帯電話機の筐体内部において、第1の磁性体7と第2の磁性体8との間に配置される。
また、第1の磁性体7は、第1アンテナ配線基板9に接するように第1アンテナ配線基板9の裏側(筐体の内部側)に配置される。第2の磁性体8も、同様に、第2アンテナ配線基板10の裏側に配置される。
各基板の配置位置は、第1の実施の形態と同様であるので、第1の実施の形態で示した図3および図4を用いて説明する。第1アンテナ配線基板9および第1の磁性体7は、折り畳まれた状態で外側を向く第1筐体42の面(キー操作部45とは反対側の面)に配置される(図3、図4(a)参照。)。
また、第2アンテナ配線基板10および第2の磁性体8は、折り畳まれた状態で外側を向く第2筐体43の面(正面LCD部46とは反対側の面)に配置される。第2アンテナ配線基板10および第2の磁性体8は、中央部をくり抜いて形成され、くり抜かれる中央部を囲むようにして第2アンテナ2が形成される。そして、そのくり抜かれた領域に背面LCD部47が配置される(図3、図4(b)参照。)。
また、部品実装基板11(図6参照。図3および図4では図示せず。)は、第1筐体42の内部に配置されてもよいし、第2筐体43の内部に配置されてもよい。
次に、図5、図6および図3、図4を参照して、動作について説明する。
携帯電話機を所持するユーザがリーダ/ライタから離れている場合、各アンテナ1,2はいずれもリーダ/ライタからの電磁波を受信せず、IC6には、どちらのアンテナからも電圧が入力されない。このとき、IC6は、何も動作しない。その後、ユーザが携帯電話機をリーダ/ライタに近づけたとする。
このとき、携帯電話機が、折り畳まれた状態で、第1筐体42の第1アンテナ配線基板9が配置された面をリーダ/ライタに向けられたとする。すると、第1アンテナ1は、リーダ/ライタからの電磁波を受信し、IC6に電圧を入力する。一方、第2アンテナ2は、リーダ/ライタの存在方向とは逆方向を向いているので、リーダ/ライタからの電磁波を受信せず、IC6に電圧を入力しない。また、第2アンテナ2がリーダ/ライタからの電磁波を受信したとしても、第1アンテナ1がIC6に入力する電圧よりも少ない電圧しかIC6に入力しない。IC6は、入力される電圧の電圧値が高い第1アンテナ1を選択し、第1アンテナ1を用いてリーダ/ライタと通信を行う。このとき、IC6は、第2アンテナ2から信号が入力されても、その信号を無視する。
また、逆に、携帯電話機が、折り畳まれた状態で、第2筐体43の第2アンテナ配線基板10が配置された面がリーダ/ライタに向けられたとする。すると、第2アンテナ2は、リーダ/ライタからの電磁波を受信し、IC6に電圧を入力する。一方、第1アンテナ1は、リーダ/ライタの存在方向とは逆方向を向いているので、リーダ/ライタからの電磁波を受信せず、IC6に電圧を入力しない。また、第1アンテナ1がリーダ/ライタからの電磁波を受信したとしても、第2アンテナ2がIC6に入力する電圧よりも少ない電圧しかIC6に入力しない。IC6は、入力される電圧の電圧値が高い第2アンテナ2を選択し、第2アンテナ2を用いてリーダ/ライタと通信を行う。このとき、IC6は、第1アンテナ1から信号が入力されても、その信号を無視する。
以上のように、第1アンテナ1が設けられた面がリーダ/ライタに向けられているときには、IC6は、第1アンテナ1を用いてリーダ/ライタと通信を行う。また、第2アンテナ2が設けられた面がリーダ/ライタに向けられているときには、IC6は、第2アンテナ2を用いてリーダ/ライタと通信を行う。従って、第1アンテナ1が設けられた面がリーダ/ライタに向けられていても、その反対側の面がリーダ/ライタに向けられていても、IC6とリーダ/ライタは安定した通信を行うことができる。よって、ユーザは、携帯電話機の向きを変えてリーダ/ライタとの通信を再度やり直さずに済む。また、本実施の形態では、ホール素子5、第1スイッチ3および第2スイッチ4を設ける必要がないので、携帯電話機に搭載されるRFIDの構成を簡易化することができる。
以上の説明では、第1アンテナ配線基板9および第1の磁性体7を第1筐体42に配置し、第2アンテナ配線基板10および第2の磁性体8を第2筐体43に配置する場合を示した。第1アンテナ配線基板9および第1の磁性体7を第2筐体43に配置し、第2アンテナ配線基板10および第2の磁性体8を第1筐体42に配置してもよい。この場合、第1アンテナ配線基板9および第1の磁性体7は、中央部をくり抜いて形成され、そのくり抜かれた領域に背面LCD部47が配置される。
次に、第1の実施の形態および第2の実施の形態の変形例について説明する。第1の実施の形態および第2の実施の形態では、ユーザが、折り畳まれた状態の携帯電話機をリーダ/ライタにかざすものとして説明した。本変形例では、ユーザが、開かれた状態の携帯電話機をリーダ/ライタにかざすものとする。本変形例では、携帯電話機に配置される基板の位置が、第1の実施の形態や第2の実施の形態と異なる。他の点に関しては、第1の実施の形態または第2の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
図7は、本変形例における第1アンテナ配線基板9および第2アンテナ配線基板10の配置位置の例を示す説明図である。第1アンテナ配線基板9および第1の磁性体7は、第1筐体42におけるキー操作部45とは反対側の面に配置される。また、第2アンテナ配線基板10および第2の磁性体8は、第1筐体42におけるキー操作部45側の面に配置される。第2アンテナ配線基板10および第2の磁性体8は、中央部をくり抜いて形成され、くり抜かれる中央部を囲むようにして第2アンテナ2(図7において図示せず。)が形成される。そして、そのくり抜かれた領域にキー操作部45を配置する。また、図7では図示していないが、部品実装基板が第1筐体42の内部に配置される。
以上のような構成により、キー操作部45側がリーダ/ライタに向けられた場合、IC6(図7において図示せず。)は、第1の実施の形態(あるいは第2の実施の形態)と同様に第2アンテナを用いてリーダ/ライタと通信を行う。逆に、キー操作部45の反対側の面がリーダ/ライタに向けられた場合、IC6は、第1の実施の形態(あるいは第2の実施の形態)と同様に第1アンテナを用いてリーダ/ライタと通信を行う。従って、キー操作部45側がリーダ/ライタに向けても、その反対側をリーダ/ライタに向けても、IC6はリーダ/ライタと安定した通信を行うことができる。よって、ユーザは、携帯電話機の向きを変えて、リーダ/ライタとの通信を再度やり直さずに済む。
また、図7では、第1アンテナ配線基板9および第1の磁性体7をキー操作部45の反対側の面に配置し、第2アンテナ配線基板10および第2の磁性体8をキー操作部45側の面に配置する場合を示した。第1アンテナ配線基板9および第1の磁性体7をキー操作部45側の面に配置し、第2アンテナ配線基板10および第2の磁性体8をキー操作部45側の反対側の面に配置してもよい。この場合、第1アンテナ配線基板9および第1の磁性体7は、中央部をくり抜いて形成され、そのくり抜かれた領域にキー操作部45が配置される。
実施の形態3.
図8は、第3の実施の形態におけるRFID搭載携帯電話機が備えるRFIDのアンテナおよびRFIDのICの接続回路の例を示す説明図である。第2の実施の形態と同様の構成部については、図5と同一の符号を付して示す。図8に示すように、IC6には、第1アンテナ1、第2アンテナ2の他に、さらに第3のアンテナ21も接続される。なお、各アンテナはスイッチを介さずにIC6に接続され、ホール素子は設けられない。
IC6は、第2の実施の形態と同様に、通信に用いるアンテナを選択する。1つのアンテナのみからIC6に電圧が入力された場合、IC6は、そのアンテナを選択して、選択したアンテナを用いてリーダ/ライタと通信を行う。例えば、第3アンテナ21のみからIC6に電圧が入力された場合、IC6は、第3アンテナ21を用いてリーダ/ライタと通信を行う。このとき、他のアンテナ1,2から信号が入力されたとしても、IC6はその信号を無視する。第1アンテナ1のみあるいは第2アンテナ2のみからIC6に電圧が入力された場合も同様である。
また、複数のアンテナからそれぞれ電圧が入力された場合、IC6は、入力される電圧の電圧値が最も高いアンテナを選択し、選択したアンテナを用いてリーダ/ライタと通信を行う。例えば、第3アンテナ21から入力される電圧の電圧値が最も高い場合、IC6は、第3アンテナ21を用いてリーダ/ライタと通信を行う。このとき、他のアンテナ1,2から信号が入力されたとしても、IC6はその信号を無視する。第1アンテナ1からの電圧の電圧値が最も高い場合や、第2アンテナ2からの電圧の電圧値が最も高い場合も同様である。
図9は、各アンテナ1,2,21およびIC6を実装する基板を示す説明図である。第2の実施の形態と同様の構成部については、図6と同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施の形態では、携帯電話機は、第1アンテナ配線基板9、第2アンテナ配線基板10、部品実装基板11に加えて、さらに第3アンテナ配線基板22を備える。第3アンテナ配線基板22には、第3アンテナ21が例えば銅箔によって形成される。第3アンテナ配線基板の裏側(携帯電話機の筐体の内部側)には、第3の磁性体23が、第3アンテナ配線基板22に接するように配置される。
図10は、携帯電話機における第1アンテナ配線基板、第2アンテナ配線基板、および第3アンテナ配線基板の配置位置の例を示す説明図である。第1アンテナ配線基板9および第1の磁性体7は、第1筐体42におけるキー操作部45とは反対側の面に配置される。
また、第2アンテナ配線基板10および第2の磁性体8は、折り畳まれた状態で互いに対向する2つの面の一方に配置される。図10に示す例では、第2アンテナ配線基板10および第2の磁性体8が、第1筐体42におけるキー操作部45側の面に配置される場合を示している。第2アンテナ配線基板10および第2の磁性体8は、中央部をくり抜いて形成され、くり抜かれる中央部を囲むようにして第2アンテナ2(図10において図示せず。)が形成される。そして、そのくり抜かれた領域にキー操作部45を配置する。
同様に、第3アンテナ配線基板22および第3の磁性体23は、第2筐体43における背面LCD部47側の面に配置される。第3アンテナ配線基板22および第3の磁性体23は、中央部をくり抜いて形成され、くり抜かれる中央部を囲むようにして第3アンテナ21(図10において図示せず。)が形成される。そして、そのくり抜かれた領域に背面LCD部47を配置する。
なお、部品実装基板11(図9参照。図10において図示せず。)は、第1筐体42の内部に配置されてもよいし、第2筐体43の内部に配置されてもよい。
次に、図8から図10を参照して、動作について説明する。
携帯電話機を所持するユーザがリーダ/ライタから離れている場合、各アンテナ1,2,21はいずれもリーダ/ライタからの電磁波を受信せず、IC6には、どのアンテナからも電圧が入力されない。このとき、IC6は、何も動作しない。その後、ユーザが携帯電話機をリーダ/ライタに近づけたとする。
このとき、携帯電話機が、折り畳まれた状態で、第1筐体42の第1アンテナ配線基板9が配置された面をリーダ/ライタに向けられたとする。すると、第1アンテナ1は、リーダ/ライタからの電磁波を受信し、IC6に電圧を入力する。第2アンテナ2や第3アンテナ21は、リーダ/ライタの方に向けられていないので、リーダ/ライタからの電磁波を受信せず、IC6に電圧を入力しない。また、第2アンテナ2や第3アンテナ21がリーダ/ライタからの電磁波を受信したとしても、第1アンテナ1がICに入力する電圧よりも少ない電圧しかIC6に入力しない。IC6は、入力される電圧の電圧値が高い第1アンテナ1を選択し、第1アンテナ1を用いてリーダ/ライタと通信を行う。このとき、IC6は、他のアンテナ2,21から信号が入力されても、その信号を無視する。
また、携帯電話機が、折り畳まれた状態で、第2筐体43の第3アンテナ配線基板22が配置された面がリーダ/ライタに向けられたとする。すると、第3アンテナ21は、リーダ/ライタからの電磁波を受信し、IC6に電圧を入力する。第1アンテナ1や第2アンテナ2は、リーダ/ライタの方向に向けられていなかったり、あるいは、筐体に覆われた状態になっているので、リーダ/ライタからの電磁波を受信せず、IC6に電圧を入力しない。また、第1アンテナ1や第2アンテナ2がリーダ/ライタからの電磁波を受信したとしても、第3アンテナ21がICに入力する電圧よりも少ない電圧しかIC6に入力しない。IC6は、入力される電圧の電圧値が高い第3アンテナ21を選択し、第3アンテナ21を用いてリーダ/ライタと通信を行う。このとき、IC6は、他のアンテナ1,2から信号が入力されても、その信号を無視する。
また、携帯電話機が、開かれた状態で、電池44や背面LCD部47が存在する側がリーダ/ライタに向けられたとする。すると、第1アンテナ1および第3アンテナ21が、リーダ/ライタからの電磁波を受信し、IC6に電圧を入力する。IC6は、入力される電圧の電圧値の高い方のアンテナ(第1アンテナ1と第3アンテナ21のいずれか一方)を選択し、選択したアンテナを用いてリーダ/ライタと通信を行う。IC6は、選択したアンテナ以外の他の2つのアンテナから信号が入力されても、その信号を無視する。
また、携帯電話機が、開かれた状態で、キー操作部45や正面LCD部46が存在する側がリーダ/ライタに向けられたとする。すると、第2アンテナ2は、リーダ/ライタからの電磁波を受信し、IC6に電圧を入力する。第1アンテナ1や第3アンテナ21は、リーダ/ライタの存在方向とは逆方向を向いているので、リーダ/ライタからの電磁波を受信せず、IC6に電圧を入力しない。また、第1アンテナ1や第3アンテナ21がリーダ/ライタからの電磁波を受信したとしても、第2アンテナ2がIC6に入力する電圧よりも少ない電圧しかIC6に入力しない。IC6は、入力される電圧の電圧値が高い第2アンテナ2を選択し、第2アンテナ2を用いてリーダ/ライタと通信を行う。このとき、IC6は、他のアンテナ1,21から信号が入力されても、その信号を無視する。
以上のように、携帯電話機が折り畳まれているときには、第1アンテナ1が設けられた面がリーダ/ライタに向けられていても、その反対側の面がリーダ/ライタに向けられていても、IC6とリーダ/ライタは安定した通信を行うことができる。また、携帯電話機が開かれているときには、第2アンテナ2が設けられた面がリーダ/ライタに向けられていても、その反対側の面がリーダ/ライタに向けられていても、IC6とリーダ/ライタは安定した通信を行うことができる。そして、携帯電話機が開かれていて、第1アンテナ1および第3アンテナ21が設けられた面がリーダ/ライタに向けられたとしても、IC6は、各アンテナからの電圧値に基づいて1つのアンテナを選択し、他の2つのアンテナからの信号は無視する。従って、携帯電話機が折り畳まれていたとしても、開かれていたとしても、ユーザは、ユーザは、携帯電話機の向きを変えて、リーダ/ライタとの通信を再度やり直さずに済む。
なお、第2および第3の実施の形態において、通信部は、IC6によって実現される。
第1の実施の形態におけるRFID搭載携帯電話機が備えるRFIDのアンテナおよびRFIDのICの接続回路の例を示す説明図である。 各アンテナ、各スイッチ、IC、およびホール素子を実装する基板を示す説明図 第1アンテナ配線基板および第2アンテナ配線基板の配置位置の例を示す説明図である。 第1アンテナ配線基板および第2アンテナ配線基板の配置位置の例を示す説明図である。 第2の実施の形態におけるRFID搭載携帯電話機が備えるRFIDのアンテナおよびRFIDのICの接続回路の例を示す説明図である。 各アンテナおよびICを実装する基板を示す説明図である。 第1の実施の形態および第2の実施の形態の変形例における第1アンテナ配線基板および第2アンテナ配線基板の配置位置の例を示す説明図である。 第3の実施の形態におけるRFID搭載携帯電話機が備えるRFIDのアンテナおよびRFIDのICの接続回路の例を示す説明図である。 各アンテナおよびICを実装する基板を示す説明図である。 第1アンテナ配線基板、第2アンテナ配線基板、および第3アンテナ配線基板の配置位置の例を示す説明図である。
符号の説明
1 第1アンテナ
2 第2アンテナ
3 第1スイッチ
4 第2スイッチ
5 ホール素子
6 IC
7 第1の磁性体
8 第2の磁性体
9 第1アンテナ配線基板
10 第2アンテナ配線基板
11 部品実装基板

Claims (6)

  1. RFIDのアンテナを備えたRFID搭載携帯機器であって、
    RFIDのアンテナとして複数のアンテナを当該RFID搭載携帯機器の筐体の異なる面に備え、
    前記複数のアンテナのうちのいずれかのアンテナを介して、当該RFID携帯機器の外部に存在するリーダ/ライタと通信を行う通信部を備えた
    ことを特徴とするRFID搭載携帯機器。
  2. RFIDのアンテナとして2つのアンテナを筐体の一の面と、前記一の面の反対側の面に備え、
    通信部に接続されるアンテナを切り替えるアンテナ切り替え部と、
    前記一の面に備えられたアンテナの近傍に配置され電磁界が生じているか否かを判定する電磁界判定部とを備え、
    前記電磁界判定部は、電磁界が生じていると判定したときに、前記アンテナ切り替え部に通信部と前記一の面のアンテナとを接続させ、電磁界が生じていないと判定したときに、前記アンテナ切り替え部に通信部と前記一の面の反対側の面のアンテナとを接続させる
    請求項1に記載のRFID搭載携帯機器。
  3. 通信部は、複数のアンテナに接続され、各アンテナのうち当該通信部に入力する電圧の電圧値が最も高いアンテナを選択し、選択したアンテナを介してリーダ/ライタとの通信を行う
    請求項1に記載のRFID搭載携帯機器。
  4. RFIDのアンテナとして2つのアンテナを筐体の一の面と、前記一の面の反対側の面に備えた
    請求項3に記載のRFID搭載携帯機器。
  5. RFID搭載携帯機器は、折り畳み可能な携帯機器であり、
    折り畳まれた状態で互いに反対側を向く2つの面にそれぞれ1つずつアンテナを備え、
    折り畳まれた状態で互いに対向する2つの面の一方に1つのアンテナを備えた
    請求項3に記載のRFID搭載携帯機器。
  6. 各アンテナ毎に、アンテナの筐体内部側に磁性体を備えた
    請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載のRFID搭載携帯機器。
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