JP2006295447A - イメージセンサの駆動制御装置およびこれを用いた画像読取装置 - Google Patents

イメージセンサの駆動制御装置およびこれを用いた画像読取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006295447A
JP2006295447A JP2005111965A JP2005111965A JP2006295447A JP 2006295447 A JP2006295447 A JP 2006295447A JP 2005111965 A JP2005111965 A JP 2005111965A JP 2005111965 A JP2005111965 A JP 2005111965A JP 2006295447 A JP2006295447 A JP 2006295447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel transfer
dummy
effective
image
pixels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005111965A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Murakoshi
大 村越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2005111965A priority Critical patent/JP2006295447A/ja
Priority to US11/400,523 priority patent/US20060262362A1/en
Publication of JP2006295447A publication Critical patent/JP2006295447A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/401Compensating positionally unequal response of the pick-up or reproducing head
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • H04N25/62Detection or reduction of noise due to excess charges produced by the exposure, e.g. smear, blooming, ghost image, crosstalk or leakage between pixels
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/701Line sensors
    • H04N25/7013Line sensors using abutted sensors forming a long line

Abstract

【課題】 システムの変更を最小限に抑えながら、スミアやブルーミングによる画質の劣化を防止する。
【解決手段】 有効画素から信号電荷の読取を行う有効画素転送期間に有効画素転送パルスを出力し、有効画素転送期間経過後であってダミー画素から信号電荷の読取を行うダミー画素転送期間に、有効画素転送パルスよりもクロック周波数が高いダミー画素転送パルスを出力する。このダミー画素転送期間が、ダミー画素転送パルスを有効画素読取パルスのクロック周波数にしたときのダミー画素数分のパルス数を出力するのに必要な期間と等しくなるように設定されている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、CCD等のイメージセンサを駆動するための駆動制御装置およびこれを用いて蓄積性蛍光体シートから放射線画像を取得する画像読取装置に関するものである。
ある種の蛍光体に放射線(X線、α線、β線、γ線、電子線、紫外線等)を照射したとき、この放射線エネルギーの一部が蛍光体中に蓄積される。この蛍光体に可視光等の励起光を照射すると、蓄積されたエネルギーに応じて蛍光体が輝尽発光を示すことが知られており、このような性質を示す蛍光体は蓄積性蛍光体と呼ばれる。この蓄積性蛍光体を利用して、人体等の被写体の放射線画像情報を一旦蓄積性蛍光体のシートに記録し、この蓄積性蛍光体シートに励起光を照射して輝尽発光光を生じさせ、得られた輝尽発光光を光電的に読み取って画像信号を得る画像読取装置が提案されている。
この輝尽発光光を検出するセンサとして、たとえばCCD等の複数の画素を有するイメージセンサを用いたラインセンサが知られている。ラインセンサは、1つのイメーシセンサを用いる場合のみならず複数のイメージセンサを用いる場合がある。複数のイメージセンサを用いる場合、複数のイメージセンサが、その一部が互いに重複するように複数配置された構造を有している。そして、各イメージセンサから得られた放射線画像をそれぞれ位置合わせすることにより、1枚の放射線画像が得られるようになっている(たとえば特許文献1参照)。
さらに、特許文献1において、イメージセンサの境界部をある画素分オーバーラップさせ、別々の2つのイメージセンサが同一箇所を読み取り、オーバーラップ部分の一方の出カレベルに他方の出力レベルを合わせることにより、リアルタイムの補正を行うようにしている。
ところで、CCD等のイメージセンサから信号電荷を出力するためのイメージセンサヘの駆動制御方法として様々な方法が提案されている(たとえば特許文献2、3参照)。特許文献2、3においては、ダミー画素転送期間におけるクロック周波数を有効画素転送期間におけるクロック周波数よりも高く設定することにより、1ライン周期を短くして読取の高速化を図っている。
特開2002-77548号公報 特開2002-44373号公報 特開2004-172854号公報
特許文献1において、オーバーラップする先頭画素の信号が後段画素信号の影響を受けない範囲では良好なツナギ処理を行うことができる。しかし、たとえばスミアやブルーミング等後段画素信号の影響を受ける場合には補正によって前ラインとの格差のために帯状の横スジが発生してしまうという問題がある。よって、特許文献1の補正方法の場合であっても、スミアやブルーミング防止対策を行う必要がある。
また、特許文献2、3の方法においては、スミアやブルーミング防止対策が不十分であるとともに、1ライン周期を変更しなければならないため、イメージセンサから出力された信号電荷を処理するための信号処理手段および画像処理手段の処理タイミングを変更しなければならず、大掛かりなシステム変更が必要となってしまうという問題がある。
そこで、本発明は、システムの変更を最小限に抑えながら、スミアやブルーミングによる画質の劣化を防止することができるイメージセンサの駆動制御装置およびこれを用いた画像読取装置を提供することを目的とするものである。
本発明のイメージセンサの駆動制御装置は、複数の有効画素と複数のダミー画素とを直線上に配列したイメージセンサから各有効画素に蓄積された信号電荷を転送部からシフト転送させる駆動制御装置において、有効画素から信号電荷の読取を行う有効画素転送期間に有効画素転送パルスを出力し、有効画素転送期間経過後であってダミー画素から信号電荷の読取を行うダミー画素転送期間に、有効画素転送パルスよりもクロック周波数が高いダミー画素転送パルスを出力するものであり、ダミー画素転送期間が、ダミー画素転送パルスを有効画素読取パルスのクロック周波数にしたときのダミー画素数分のパルス数を出刃するのに必要な期間と等しくなるように設定されているものであることを特徴とするものである。
ここで、ダミー画素転送期間において、ダミー画素転送パルスがダミー画素数よりも多いパルス数を出力するものであってもよいし、ダミー画素数と同じパルス数を出力するものであってもよい。
なお、ダミー画素転送パルスのクロック周波数は、有効画素転送パルスよりもクロック周波数が高ければよいが、有効画素転送パルスのクロック周波数の2倍であることが好ましい。
また、ダミー画素転送パルスのクロック周波数が、ブルーミングにより信号電荷が溢れたときに発生する擬信号が出現する画素数から求められる時定数に基づいて決定されるものであってもよい。
また、本発明の画像読取装置は、放射線源から被写体に照射され該被写体を透過した放射線を放射線画像として記録した蓄積性蛍光体シートヘの励起光の照射により、該蓄積性蛍光体シートから発せられる輝尽発光光をラインセンサにより検出して得られた放射線画像を補正する画像読取装置において、ラインセンサが、複数の有効画素と複数のダミー画紫とを直線上に配列したイメージセンサと、各有効画素に蓄積された信号電荷を転送部からシフト転送させる駆動制御装置とを備えたものであり、駆動制御装置が、有効画素から信号電荷の読取を行う有効画素転送期間に有効画素転送パルスを出力し、有効画素転送期間経過後であってダミー画素から信号電荷の読取を行うダミー画素転送期間に、有効画素転送パルスよりもクロック周波数が高いダミー画素転送パルスを出力するものであり、ダミー画素転送期間が、ダミー画素転送パルスを有効画素読取パルスのクロック周波数にしたときのダミー画素数分のパルス数を出力するのに必要な期間と等しくなるように設定されているものであることを特徴とするものである。
ここで、ラインセンサは、複数のイメージセンサを有するものであってもよいし、1つのイメージセンサを有するものであってもよい。
本発明のイメージセンサの駆動制御装置によれば、有効画素転送期間経過後であってダミー画素から信号電荷の読取を行うダミー画素転送期間に、有効画素転送パルスよりもクロック周波数が高いダミー画素転送パルスを出力するものであり、ダミー画素転送期間が、ダミー画素転送パルスを有効画素読取パルスのクロック周波数にしたときのダミー画素数分のパルス数を出力するのに必要な期間と等しくなるように設定されていることにより、従来のイメージセンサにおいて設定されている1ライン周期の長さを変えずにダミー画素転送パルス数を増やしイメージセンサに残存する残存電荷の排出をより多くすることができるため、信号処理手段や画像処理手段等のシステム変更を行うことなく、ブルーミングおよびスミアによる画質の劣化を防止することができる。
なお、ダミー画素転送パルスのクロック周波数が、有効画素転送パルスのクロック周波数の2倍である場合、残存電荷の排出をより多くすることができるため、ブルーミングおOよびスミアによる画質の劣化を防止することができる。
また、ダミー画素転送パルスのクロック周波数が、ブルーミングにより信号電荷が溢れたときに発生する擬信号が出現する画素数から求められる時定数に基づいて決定されるものであれば、ブルーミングおよびスミアによる画質の劣化を生じる画素に対し、確実に残存電荷の除去を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の画像読取装置の実施形態について説明する。図1は画像読取装置の好ましい実施の形態を示す構成図である。なお、図1(a)は画像読取装置の斜視図、図1(b)は(a)に示した画像読取装置のI−I線断面図をそれぞれ示している。
図1の画像読取装置1は、放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シート(以下、シートという)50を載置して矢印Y方向に搬送する走査ベルト50Aと、線幅略100μmの線状の2次励起光(以下、単に励起光という)Lを蓄積性蛍光体シート50表面に略平行に発する励起光源11と、励起光源11から射出された励起光Lが蓄積性蛍光体シート50に照射されたときに、蓄積性蛍光体シート50において発光する輝尽発光光Mを光電変換する複数のイメージセンサ22が配列されたラインセンサ20と、ラインセンサ20の各イメージセンサ22から出力された信号を蓄積性蛍光体シート50の移動に応じて順次読取ることにより、蓄積性蛍光体シート50に蓄積記録された放射線画像情報を表す画像信号を得る信号取得手段29とを備えている。
励起光源11と蓄積性蛍光体シート50との間には、励起光源11から出射された線状の励起光Lを集光するコリメータレンズおよび一方向にのみビームを拡げるトーリックレンズの組合せからなる光学系12と、光学系12から射出された励起光Lを蓄積性蛍光体シート50表面側に反射するダイクロイックミラー14と、ダイクロイックミラー14により反射された線状の励起光Lを、蓄積性蛍光体シート50土に矢印X方向に沿って延びる線状(たとえば線幅100μm)に集光する屈折率分布型レンズアレイ(多数の屈折率分布型レンズが配列されてなるレンズであり、以下、第1のセルフォックレンズアレイという)15とが配置されている。
第1のセルフォックレンズアレイ15は、線状の励起光Lが集光されて蓄積性蛍光体シート50から発せられる、蓄積記録された放射線画像情報に応じた輝尽発光光Mを平行光束にしてダイクロイックミラー14側に射出するようになっている。また、ダイクロイックミラー14は蓄積性蛍光体シート50から射出された輝尽発光光Mを透過するようになっている。
さらに、ダイクロイックミラー14とラインセンサ20との間には、ダイクロイックミラー14を透過した輝尽発光光Mを、各イメージセンサ22の受光面に集光させる第2のセルフォックレンズアレイ16と、第2のセルフォックレンズアレイ16を透過した輝尽発光光Mに混在する、蓄積性蛍光体シート50表面で反射した励起光Lをカットし輝尽発光光Mを透過させる励起光カットフィルタ17とが配置されている。
ラインセンサ20は、図2と図3に示すように、長軸方向(図1の矢印X方向)に沿って多数の画素21が一列に配列された複数のイメージセンサ22A〜22Eを、その一部が互いに重複するように長軸方向に複数配列することにより構成されている。画素21としては、たとえばアモルファスシリコンセンサ、CCDセンサまたはMOSイメーシセンサ等を適用することができる。ここで、各イメージセンサ22A〜22Eは、図4(a)に示すように、複数の有効画素21Rと複数のダミー画素21D(オプティカルブラック)とを直線上に配列した構造を有し、各有効画素21Rに蓄積された信号電荷を転送部からシフト転送させるようになっている。
各イメージセンサ22A〜22Eからの信号電荷の読み取りは、駆動制御装置40により制御されている。この駆動制御装置40は、たとえばFPGA(Field Programmable Gatearray)からなっており、図4(b)に示すように各イメージセンサ22を2相駆動方式により駆動するようになっている。
次に、画像読取装置1の動作例について説明する。まず、走査ベルト50Aが矢印Y方向に移動することにより、この走査ベルト50A上に載置された、放射線画像情報が蓄積記録された蓄積性蛍光体シート50を矢印Y方向に搬送される。一方、励起光源11から矢印X方向に沿って延びる線状の励起光Lが蓄積性蛍光体シート50表面に対して略平行に出射される。この励起光Lは、光学系12、ダイクロイックミラー14、第1のセルフオックレンズアレイを介して蓄積性蛍光体シート50上に集光される。
蓄積性蛍光体シート50に入射した線状の励起光Lは、その集光域の蓄積性蛍光体を励起するとともに集光域から蓄積性蛍光体シート50内部に入射して集光域の近傍部分に拡散し、集光域の近傍部分の蓄積性蛍光体も励起する。この結果、蓄積性蛍光体シート50の集光域およびその近傍から、蓄積記録されている放射線画像情報に応じた強度の輝尽発光光Mが発光する。
蓄積性蛍光体シート50から発光した輝尽発光光Mは、第1のセルフォックレンズアレイ15により平行光束とされ、ダイクロイックミラー14を透過し、第2のセルフオックレンズアレイ16により、ラインセンサ20を構成する各イメージセンサ22の受光面に集光される。この際、第2のセルフォックレンズアレイ16を透過した輝尽発光光Mに混在する、蓄積性蛍光体シート50表面で反射した励起光Lが励起光カットフィルタ17によりカットされる。
ラインセンサ20の各イメージセンサ22において、受光された輝尽発光光Mが光電変換され信号取得手段29に入力される。信号取得手段29において入力された信号がA/D変換されるとともに、蓄積性蛍光体シート50の部位に対応させて記憶されることにより、蓄積性蛍光体シート50に蓄積記録された放射線画像を表す放射線画像データPが取得される。
ここで、ラインセンサ20におけるイメージセンサ22の重複部分においては得られる信号が重複する。信号取得手段29は、特開2002−77548号公報に示すように、この重複した領域ORにおいて、イメージセンサの境界部をある画素分オーバーラップさせ、別々の2つのイメージセンサが同一箇所を読み取り、オーバーラップ部分の一方の出カレベルに他方の出力レベルを合わせることにより、リアルタイムの補正を行うようにしている。オーバーラップする先頭画素の信号が後段画素信号の影響を受けない範囲では良好なツナギ処理を行うことができる。
しかし、図5(A)のように、イメージセンサ22Bの後段画素側において高線量の放射線を検出したとき、図5(B)に示すように、たとえばスミアやブルーミング等後段画素信号の影響を受ける場合には補正によって前ラインとの格差のために帯状の横スジが発生してしまうという問題がある。このとき、画像読取装置1では、S/N比の向上の見地からフォトダイオードの受光面積を大きくすることが行われている。しかし、受光面積を拡大すると暗電流によるノイズが増加してしまうとともに、画素間の電荷蓄積容量のばらつきが増加してしまうという問題がある。
よって、ブルーミング防止のために転送路容量を大きくすることが必要となる。転送路容量の増大化は転送路ポテンシャルを深く形成し転送振幅をアップする方法があるが、MOS層表面近傍に電荷トラップができやすい性質がある。同時に、狭い領域で大きな電荷を扱う場合には、その表面近傍を通過する電荷が増加するため、トラップされる電荷が増火する。そして、トラップされた電荷は転送の都度ある確率でトラップからしみ出し、画像情報は尾引きのような偽信号が発生してしまう。たとえば数MHz〜数10MHzといった一般的な転送速度においては、先頭画素から数十画素〜数百面劇こわたって重畳されてしまう。単一のセンサを用いて画像を構成する場合には、光学的なフレアの影響でほとんど視認することができないが、複数のイメージセンサで読み取った画像をつなぎ合わせて画像を構成する場合には、画像のムラとして表れてしまうという問題がある。
そこで、スミアやブルーミングによる画質の劣化を防止するため、駆動制御装置40は、図6に示すようなタイミングにより各イメージセンサ22A〜22Eを駆動制御するようになっている。図6において駆動制御装置40は、図6(A)のような転送部23における転送ゲートのON/OFFを切り替えるためのパルスφTGと、図6(B)のリセットパルスφRGと、図6(C)の転送パルスφ1、φ2と、図6(D)のアンプのON/OFFを切り替えるアンプ駆動パルスφLとを出力するようになっている。そして、転送パルスφ1、リセットパルスφRG、アンプ駆動パルスφLは、立ち上がりタイミングが同期するように駆動制御されている。
ここで、1ライン周期は、ダミー画素21Dから信号電荷の読み取りを行うための第1ダミー画素転送期間DR1と、第1ダミー画素転送期間DR1の経過後に有効画素21Rから信号電荷の読取を行う有効画素転送期間DRと、有効画素転送期間DRの経過後にダミー画素21Dから信号電荷の読み取りを行うための第2ダミー画素転送期間DR2とからなっている。そして、駆動制御装置40は、転送パルスφ1、φ2として、第1ダミー画素転送期間DR1においては第1ダミー画素転送パルスφD1を出力し、有効画素転送期間DRにおいては有効画素転送パルスφRを出力し、第2ダミー画素転送期間DR1においては第2ダミー画素転送パルスφD2を出力するようになっている。
第1ダミー画素転送パルスφD1と有効画素転送パルスφRとは、同一のクロック周波数を有しており、第1ダミー画素転送パルスφD1は第1ダミー画素転送期間DR1においてダミー画素21Dの画素数分のパルス数を出力するようになっており、有効画素転送パルスφRは有効画素転送期間DRにおいて有効画素21Rの画素数分のパルス数を出力するようになっている。このときの有効画素転送パルスφRのクロック周波数は、読み取りに必要な転送周波数に設定されている。
一方、第2ダミー画素転送パルスφD2は、有効画素転送パルスφRよりもクロック周波数が高くなっており、第1ダミー画素転送パルスφD1は第1ダミー画素転送期間DR1においてダミー画素21Dの画素数分のパルス数もしくは画素数よりも多いパルス数を出力するようになっている。
さらに、ダミー画素転送期間DR2は、図7に示すような第2ダミー画素転送パルスφD2を有効画素読取パルスのクロック周波数にしたときのダミー画素21Dの画素数のパルス数を出力するのに必要な期間DR20に等しくなるように設定されている。これにより、従来のイメージセンサにおける第2ダミー画素転送期間DR2の長さを変えずに第2ダミー画素転送パルスφD2のパルス数を増やし、イメージセンサ22A〜22Eに残存する残存電荷の排出をより多くすることができるため、信号処理手段や画像処理手段等のシステム変更を行うことなく、ブルーミングおよびスミアによる画質の劣化を防止することができる。
すなわち、第2ダミー画素転送パルスφD2のクロック周波数を図7のように有効画素転送パルスφRと同一のクロック周波数で駆動しながらパルス数を増やした場合、第2ダミー画素転送期間DR2の長さを長くなるため、スループットが悪化してしまう。一方、ダミー画素21Dの転送である故にクロック周波数を高くしてもそれによる画質の劣化を生じることなく、溢れた信号電荷の排出を促進することができ、ブルーミングおよびスミアによる画質の劣化を防止することができる。
なお、第2ダミー画素転送パルスφD2のクロック周波数が、有効画素転送パルスφRのクロック周波数の2倍である場合、残存電荷の排出をより多くすることができるため、ブルーミングおよびスミアによる画質の劣化を防止することができる。
このとき、ダミー画素転送パルスのクロック周波数が、ブルーミングにより信号電荷が溢れたときに発生する擬信号が出現する画素数から求められる時定数に基づいて決定されるものであってもよい。すると、第2ダミー画素転送期間DR2において、実際に擬信号が生じてしまう画素数分だけ(図5(B)参照)パルス数を出力することができるようなクロック周波数に設定することができるため、ブルーミングおよびスミアによる画質の劣化を生じる画素に対し、確実に残存電荷の除去を行うことができる。
本発明の実施の形態は上記実施の形態に限定されない。たとえば図2、図3において、複数のイメージセンサ22A〜22Eを用いたラインセンサ20の場合について例示しているが、1つのイメージセンサを用いたラインセンサ20の場合であっても上述した駆動制御装置40を適用することができる。
本発明の画像読取装置の好ましい実施の形態を示す構成因 図1のラインセンサの構成例を示す模式図 図1のラインセンサの構成例を示す模式図 イメージセンサの一例を示す模式図 イメージセンサで読み取られた放射線画像のノイズの発生状態を示す模式図 図1の駆動制御装置が発生する各種パルスの一例を示すグラフ 従来の駆動制御装置が発生する各種パルスの一例を示すクラフ
符号の説明
1 画像読取装置
20 ラインセンサ
21Dダミー画素
21R有効画素
22A〜22Eイメージセンサ
40 駆動制御装置
50 蓄積性蛍光体シート
DR 有効画素転送期間
DR2 第2ダミー画素転送期間
φD1 第1ダミー画素転送パルス
φD2 第2ダミー画素転送パルス

Claims (5)

  1. 複数の有効画素と複数のダミー画素とを直線上に配列したイメージセンサから前記各有効画素に蓄積された信号電荷を転送部からシフト転送させる駆動制御装置において、
    前記有効画素から信号電荷の読取を行う有効画素転送期間に有効画素転送パルスを前記転送部に出力し、
    前記有効画素転送期間経過後であって前記ダミー画素から信号電荷の読取を行うダミー画素転送期間に、前記有効画素転送パルスよりもクロック周波数が高いダミー画素転送パルスを前記転送部に出力するものであり、
    前記ダミー画素転送期間が、前記ダミー画素転送パルスを前記有効画素読取パルスのクロック周波数にしたときの前記ダミー画素数分のパルス数を出力するのに必要な期間と等しくなるように設定されているものであることを特徴とするイメージセンサの駆動制御装置。
  2. 前記ダミー画素転送パルスのクロック周波数が、前記有効画素転送パルスのクロック周波数の2倍であることを特徴とする請求項1または2に記載のイメージセンサの駆動制御装置。
  3. 前記ダミー画素転送パルスのクロック周波数が、ブルーミングにより信号電荷が溢れたときに発生する擬信号が出現する画素数から求められる時定数に基づいて決定されるものであることを特徴とする諸求項1または2に記載のイメージセンサの駆動制御装置。
  4. 放射線源から被写体に照射され該被写体を透過した放射線を放射線画像として記録した蓄積性蛍光体シートヘの励起光の照射により、該蓄積性蛍光体シートから発せられる輝尽発光光をラインセンサにより検出して放射線画像を取得する画像読取装置において、
    前記ラインセンサが、複数の有効画素と複数のダミー画素と、該複数の有効画素から信号電荷を転送部とを備えたイメージセンサと、前記各有効画素に蓄積された信号電荷を転送部からシフト転送させる駆動制御装置とを備えたものであり、
    該駆動制御装置が、
    前記有効画素から信号電荷の読取を行う有効画素転送期間に有効画素転送パルスを出力し、
    前記有効画素転送期間経過後であって前記ダミー画素から信号電荷の読取を行うダミー画素転送期間に、前記有効画素転送パルスよりもクロック周波数が高いダミー画素転送パルスを出力するものであり、
    前記ダミー画素転送期間が、前記ダミー画素転送パルスを前記有効画素読取パルスのクロック周波数にしたときの前記ダミー画素数分のパルス数を出力するのに必要な期間と等しくなるように設定されているものであることを特徴とする画像読取装置。
  5. 前記ラインセンサが、複数のイメージセンサを有するものであることを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
JP2005111965A 2005-04-08 2005-04-08 イメージセンサの駆動制御装置およびこれを用いた画像読取装置 Withdrawn JP2006295447A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005111965A JP2006295447A (ja) 2005-04-08 2005-04-08 イメージセンサの駆動制御装置およびこれを用いた画像読取装置
US11/400,523 US20060262362A1 (en) 2005-04-08 2006-04-10 Image sensor drive control unit and image readout apparatus using the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005111965A JP2006295447A (ja) 2005-04-08 2005-04-08 イメージセンサの駆動制御装置およびこれを用いた画像読取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006295447A true JP2006295447A (ja) 2006-10-26

Family

ID=37415545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005111965A Withdrawn JP2006295447A (ja) 2005-04-08 2005-04-08 イメージセンサの駆動制御装置およびこれを用いた画像読取装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20060262362A1 (ja)
JP (1) JP2006295447A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008301443A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Ricoh Co Ltd 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置
JP5053869B2 (ja) * 2008-01-10 2012-10-24 キヤノン株式会社 固体撮像装置、撮像システム、及び固体撮像装置の駆動方法
JP5665107B2 (ja) * 2009-06-25 2015-02-04 Nec東芝スペースシステム株式会社 撮像装置、撮像方法及び撮像回路

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002044373A (ja) * 2000-07-28 2002-02-08 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法及び記憶媒体
JP2002077548A (ja) * 2000-09-05 2002-03-15 Fuji Photo Film Co Ltd 放射線画像情報読取装置の信号補正方法
JP2004172854A (ja) * 2002-11-19 2004-06-17 Seiko Epson Corp イメージセンサコントローラ、電子機器、及びイメージセンサの制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20060262362A1 (en) 2006-11-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10277850B2 (en) Solid-state imaging device for a distance sensor transferring charges from one pixel while resetting another pixel in a same period
US9807332B2 (en) Image capturing apparatus and method for controlling the same
WO2013027340A1 (ja) 撮像装置
JP5010637B2 (ja) 画像補正方法および画像補正装置
CN103460105B (zh) 成像装置及其自动对焦控制方法
WO2017086181A1 (ja) 光パルス検出装置、光パルス検出方法、放射線計数装置、および生体検査装置
US8340246B2 (en) X-ray imaging apparatus and method for reducing X-ray scattering
JP2006295447A (ja) イメージセンサの駆動制御装置およびこれを用いた画像読取装置
JP3574602B2 (ja) 3次元画像入力装置
US11056528B2 (en) Image sensor with phase-sensitive pixels
EP1136842A2 (en) Radiation image read-out apparatus
WO2020027221A1 (ja) 撮像装置、及びそれに用いられる固体撮像素子
JP2005181244A (ja) 光量分布補正方法およびバイオチップ読取装置
JP2005065233A (ja) 燐層内に記憶された情報を読み取るための方法
JP4717490B2 (ja) 放射線画像補正方法および装置
JP2003087529A (ja) 画像読取方法および装置
JP2004117685A (ja) 放射線像読取装置
JP4440885B2 (ja) 撮像装置
JP3971755B2 (ja) センサアレイを制御する方法及び装置
US20150189147A1 (en) Image sensing apparatus
EP1355483A1 (en) Method of and apparatus for correcting image sharpness in image reading system
JP2003101726A (ja) 放射線画像読取方法および装置
JP2002072378A (ja) 画像信号補正方法および装置
JP2006292923A (ja) 画像読取装置
JP2009014675A (ja) 撮影制御装置及びその制御方法、並びに、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061209

A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080701