JP2006295373A - 電圧発生回路、利得制御回路および送信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】温度依存性の小さい電流I1が、入力電圧VCAに応じた電流差を有する2つの電流(I2,I3)に分割される。また、熱電圧Vtと所定の関係を持つ温度特性を有した電流I6が、当該分割の割合とほぼ等しい割合で2つの電流(I7,I8)に分割される。そして、この電流I7およびI8の差を電圧に変換することによって、制御電圧VCが得られる。これにより、制御電圧VCは、熱電圧Vtと所定の関係を持つ温度特性に設定されるとともに、入力電圧VCAに応じて任意に調節可能となる。
【選択図】 図3
Description
図10に示す電圧発生回路は、演算増幅器(OPアンプ)303,304と、npnトランジスタ301,302と、n型MOSトランジスタ309,310,311と、抵抗305,306,307と、定電流回路308と、定電圧回路312とを有する。
n型MOSトランジスタ309のゲートは、n型MOSトランジスタ310および311のゲートと接続されており、これらのトランジスタによってカレントミラー回路が構成される。そのため、n型MOSトランジスタ310および311のドレインには、定電流回路308の電流と同じ電流が流れる。
他方、n型MOSトランジスタ309〜311によって構成されるカレントミラー回路により、n型MOSトランジスタ310および311のドレイン電流はほぼ等しい一定の電流に設定される。そのため、抵抗306および307に流れる電流の差は、抵抗305に流れる電流の約2倍になる。
その結果、端子Ta−Tb間に入力される電圧VCAと、端子Tc−Td間より出力される制御電圧VCとの比は、抵抗305の抵抗値と抵抗306および307の並列抵抗値との比に応じた一定の値になる。
ところが、例えば上述の特許文献1において示されている可変利得回路では、エミッタが共通に接続されたトランジスタ対のベース間に制御電圧を印加し、この制御電圧に応じてトランジスタ対の各トランジスタに流れる電流の割合を調節することにより、利得を調節している。そのため、制御電圧に対する利得特性は、熱電圧Vtの温度特性に応じて変化する。熱電圧Vtは、ボルツマン定数k、電子の電荷量q、絶対温度Tによって‘Vt=kT/q’として表される温度に比例した定数であり、トランジスタの温度特性に関与する。
したがって、図10に示す従来の電圧発生回路をこのような温度依存性を持つ可変利得回路に適用すると、温度に応じて利得が変動してしまうという不都合が生じる。
上記電圧フォロワ回路は、上記第1のノードと上記第2のノードとの電圧差に応じた電圧が、対をなす制御端子に入力され、対をなす第1端子が互いに接続され、対をなす第2端子から第1の電流および第2の電流を出力する第1のトランジスタ対と、上記第1のトランジスタ対の対をなす第1端子に上記第1の基準電流を供給する第1の電流供給回路と、上記第1の電流と上記第2の電流との差を上記第2のノードに出力する電流差出力回路とを有しても良い。
上記第2の電流分割回路は、上記第1のトランジスタ対の制御端子に入力される電圧が、対をなす制御端子に入力され、対をなす第1端子が互いに接続され、対をなす第2端子から第3の電流および第4の電流を出力する第2のトランジスタ対と、上記第2のトランジスタ対の対をなす第1端子に上記第2の基準電流を供給する第2の電流供給回路とを有しても良い。
図1に示す送信装置は、ローカル発振器11と、シングル−差動変換回路12と、分周回路13と、乗算回路16および17と、電圧電流変換部14および15と、加算回路18と、制御電圧発生回路19と、可変利得回路20,21,22と、ドライブ回路23とを有する。
乗算回路16および電圧電流変換部14を含む回路は、本発明の第1のミキサ部の一実施形態である。
乗算回路17および電圧電流変換部15を含む回路は、本発明の第2のミキサ部の一実施形態である。
加算回路18は、本発明の加算部の一実施形態である。
制御電圧発生回路19、可変利得回路20,21,22、ドライブ回路23を含む回路は、本発明の利得制御部の一実施形態である。
可変利得回路20,21,22は、それぞれ本発明の可変利得回路の一実施形態である。
電圧電流変換部15は、差動電圧として供給されるQ成分の変調信号VMOD_Qを、差動電流としての変調信号IMOD_Qに変換する。
乗算回路17は、電圧電流変換部15から差動電流として供給されるQ成分の変調信号IMOD_Qと、分周回路13から出力されるQ成分のローカル信号LO_Qとを掛け合わせて、Q成分のローカル変調信号Q_MIXを生成する。
ローカル発振器11において発生したローカル発振信号LOは、シングル−差動変換回路12において差動信号に変換された後、分周回路13において2分の1に分周されて、I成分のローカル信号LO_IおよびQ成分のローカル信号LO_Qに変換される。乗算回路16では、I成分のローカル信号LO_Iと、電圧電流変換部14において差動電圧から差動電流に変換された変調信号IMOD_Iとが掛け合わされて、ローカル変調信号I_MIXが生成される。乗算回路17では、Q成分のローカル信号LO_Qと、電圧電流変換部15において差動電圧から差動電流に変換された変調信号IMOD_Qとが掛け合わされて、ローカル変調信号Q_MIXが生成される。このローカル変調信号I_MIXおよびQ_MIXが加算回路18において加算されることにより、直交変調信号MIXが生成される。直交変調信号MIXは、縦続された可変利得回路20,21,22によって、制御電圧発生回路19の制御電圧VCに応じた利得で増幅され、更にドライブ回路23において増幅された後、送信信号としてアンテナ等の負荷24に供給される。
図2に示す可変利得回路は、npnトランジスタ52,53,59,60,61,62,69,70と、n型MOSトランジスタ72,73,74と、抵抗54,55,57,58,63,64,65,66,67,68と、キャパシタ50,51と、定電流回路71と、定電圧回路75とを有する。
キャパシタ50,51、npnトランジスタ52,53、抵抗54,55,57,58を含む回路は、本発明の差動電流出力回路の一実施形態である。
npnトランジスタ59および60の対は、本発明の第3のトランジスタ対の一実施形態である。
npnトランジスタ61および62の対は、本発明の第4のトランジスタ対の一実施形態である。
抵抗63,…,68を含む回路は、本発明の出力回路の一実施形態である。
npnトランジスタ61および62のエミッタは互いに接続されるとともに、そのコレクタは抵抗68を介して互いに接続される。npnトランジスタ61のコレクタは抵抗66を介してVCC線に接続され、npnトランジスタ62のコレクタは抵抗67を介してVCC線に接続される。
npnトランジスタ59および62のベースは端子T5に共通接続され、npnトランジスタ60および61のベースは端子T6に共通接続される。
端子T6は、定電圧回路75によって所定の電圧に保持される。
npnトランジスタ70のコレクタはVCC線に接続され、そのエミッタは端子T4に接続され、そのベースはnpnトランジスタ62のコレクタに接続される。
npnトランジスタ53のコレクタは、npnトランジスタ61および62の共通エミッタに接続され、そのエミッタは抵抗58を介してGND線に接続され、そのベースはキャパシタ51を介して端子T2に接続される。
npnトランジスタ52および53のベース間には、抵抗54および55が直列に接続され、その接続中点が定電圧回路56によって所定の電圧に保持される。
n型MOSトランジスタ73は、npnトランジスタ70のエミッタからグランド電位GNDへ一定の電流を流す。n型MOSトランジスタ74は、npnトランジスタ69のエミッタからグランド電位GNDへ一定の電流を流す。
端子T1に入力される信号の交流成分は、キャパシタ50を介してnpnトランジスタ52のベースに入力される。npnトランジスタ52のコレクタには、この交流成分に応じた電流が流れる。
また、端子T2に入力される信号の交流成分は、キャパシタ51を介してnpnトランジスタ53のベースに入力される。npnトランジスタ53のコレクタには、この交流成分に応じた電流が流れる。
このnpnトランジスタ52および53に流れる電流の差は、端子T1−T2間に印加される入力電圧Vinに応じて変化する。
また、npnトランジスタ53に流れる電流は、npnトランジスタ61および62の共通エミッタに入力され、端子T5−T6間の制御電圧VCに応じた割合で各々のトランジスタに分流する。分流した電流は、抵抗66〜68により構成される抵抗回路網において電圧に変換され、npnトランジスタ70のエミッタ・フォロワ回路を介して端子T4に出力される。
これにより、端子T1−T2間に印加される入力電圧Vinは、制御電圧VCに応じた利得によって増幅されて、端子T3−T4から出力される。
以上が、可変利得回路20,21,22の説明である。
図3に示す制御電圧発生回路19は、npnトランジスタ101,…,104と、p型MOSトランジスタ105,106と、差動増幅回路107と、定電流回路108,109と、定電圧回路112と、抵抗110,111,113とを有する。
pnpトランジスタ101,102、定電流回路108、p型MOSトランジスタ105,106、差動増幅回路107、および抵抗113を含む回路は、本発明の第1の電流分割回路の一実施形態である。
pnpトランジスタ101,102、定電流回路108、p型MOSトランジスタ105,106、および差動増幅回路107を含む回路は、本発明の電圧フォロワ回路の一実施形態である。
抵抗113は、本発明の第1の抵抗の一実施形態である。
pnpトランジスタ101および102の対は、本発明の第1のトランジスタ対の一実施形態である。
定電流回路108は、本発明の第1の電流供給回路の一実施形態である。
差動増幅回路107は、本発明の差動増幅回路の一実施形態である。
p型MOSトランジスタ105および106を含む回路は、本発明の電流差出力回路の一実施形態である。
npnトランジスタ103,104、および定電流回路109を含む回路は、本発明の第2の電流分割回路の一実施形態である。
npnトランジスタ103および104の対は、本発明の第2のトランジスタ対の一実施形態である。
定電流回路109は、本発明の第2の電流供給回路の一実施形態である。
抵抗110および111は、本発明の電流電圧変換回路の一実施形態である。
すなわち、n型MOSトランジスタ105および106はカレントミラー回路を構成しており、npnトランジスタ103のコレクタから出力される電流I3と等しい電流をノードN2に出力する。
npnトランジスタ105および106のゲートは互いに接続されており、そのエミッタはVCC線に接続される。p型MOSトランジスタ105のドレインは、自身のゲートに接続されるとともに、npnトランジスタ102のコレクタに接続される。n型MOSトランジスタ106のドレインは、npnトランジスタ101のコレクタとともにノードN2に接続される。
差動増幅回路107は、ノードN2の電圧がノードN1の電圧より高い場合、npnトランジスタ101のベース電圧をnpnトランジスタ102のベース電圧より高くし、逆にノードN2の電圧がノードN1の電圧より低い場合、npnトランジスタ101のベース電圧をnpnトランジスタ102のベース電圧より低くする。
npnトランジスタ103および104のベース間には、npnトランジスタ101および102のベース間と同じ電圧が入力される。すなわち、npnトランジスタ103のベースはnpnトランジスタ102のベースに接続され、npnトランジスタ104のベースはnpnトランジスタ101のベースに接続される。
npnトランジスタ103のコレクタは抵抗110を介してVCC線に接続され、npnトランジスタ104のコレクタは抵抗111を介してVCC線に接続される。
図4に示す定電流回路108は、基準電圧発生回路120と、差動増幅回路114と、p型MOSトランジスタ115,116と、n型MOSトランジスタ118,119と、抵抗117とを有する。
差動増幅回路114は、p型MOSトランジスタ115のドレイン電圧と基準電圧Vrefとの差を増幅し、p型MOSトランジスタ115のゲートに入力する。差動増幅回路114は、p型MOSトランジスタ115のドレイン電圧が基準電圧Vrefより高くなるとp型MOSトランジスタ115のゲート電圧を高くし、逆にp型MOSトランジスタ115のドレイン電圧が基準電圧Vrefより低くなるとp型MOSトランジスタ115のゲート電圧を低くする。
n型MOSトランジスタ118のドレインはp型MOSトランジスタ116のドレインに接続され、そのソースはGND線に接続され、そのゲートは自身のドレインに接続される。
n型MOSトランジスタ119のゲートはn型MOSトランジスタ118のゲートに接続され、そのソースはGND線に接続され、そのドレインから電流I1を出力する。
差動増幅回路114は、基準電圧Vrefとp型MOSトランジスタ105のドレイン電圧とが等しくなるようにp型MOSトランジスタ115のゲートを駆動する。そのため、p型MOSトランジスタ115に流れる電流は、抵抗117の抵抗値と基準電圧Vrefに比例する。
p型MOSトランジスタ115および116のゲート−ソース間の電圧は等しいため、p型MOSトランジスタ115の電流とp型MOSトランジスタ116の電流はトランジスタのサイズに応じた比例関係にある。また、n型MOSトランジスタ118および119はカレントミラー回路を構成しているため、n型MOSトランジスタ118に流れる電流とn型MOSトランジスタ119の電流も比例関係にある。
以上により、n型MOSトランジスタ119に流れる電流I1は、抵抗117の抵抗値と基準電圧Vrefに比例した電流となる。
ここで、抵抗117の温度係数が非常に小さいものとすると、電流I1は温度に依らずほぼ一定の電流になる。
図5に示す定電流回路109は、基準電圧発生回路124と、抵抗122と、npnトランジスタ121および123とを有する。
npnトランジスタ123のエミッタはGND線に接続され、そのベースはnpnトランジスタ121のベースに接続され、そのコレクタから電流I6を出力する。
一方、npnトランジスタ121と123はカレントミラー回路を構成しているため、npnトランジスタ123に流れる電流は抵抗122に流れる電流と等しくなる。したがって、定電流回路109の出力電流I6の温度特性は、熱電圧Vtと所定の関係を持った温度特性になる。
図6に示す差動増幅回路107は、npnトランジスタ151および152と、p型MOSトランジスタ154,155,160,161と、抵抗156,157,159,162,163と、キャパシタ158と、定電流回路153とを有する。
npnトランジスタ151のベースはノードN2に接続され、そのコレクタはp型MOSトランジスタ154を介してVCC線に接続される。npnトランジスタ152のベースはノードN1に接続され、そのコレクタはp型MOSトランジスタ155を介してVCC線に接続される。
npnトランジスタ151および152のコレクタ間には、抵抗156および157が直列に接続されるとともに、キャパシタ158および抵抗159が直列に接続される。抵抗156および157の接続中点は、p型MOSトランジスタ154および155のゲートに接続される
p型MOSトランジスタ161のソースはVCC線に接続され、そのドレインは抵抗163を介してGND線に接続され、そのゲートはnpnトランジスタ152のコレクタに接続される。
p型MOSトランジスタ160および161のドレインが差動増幅回路107の差動出力となっており、p型MOSトランジスタ160のドレインがnpnトランジスタ101のベース、p型MOSトランジスタ161のドレインがnpnトランジスタ102のベースにそれぞれ接続される。
これにより、ノードN1およびN2の電圧差が増幅されて、npnトランジスタ101および102のベースに出力される。
I5 = VCA/R1 ・・・ (1)
Ic1 = I2−I3 = I5 =VCA/R1 ・・・ (2)
Ic2 = Ic1×(I6/I1) ・・・ (3)
VC = VCA×(R2/R1)×(I6/I1) ・・・ (4)
また、電流I1は、例えば図4に示すような回路によって温度変化が非常に小さくなるのに対して、電流I6は、例えば図5に示すような回路によって熱電圧Vtと所定の関係にある温度特性を有する。そのため、制御電圧VCは、熱電圧Vtと所定の関係にある温度特性を有する。
これにより、制御電圧VCを入力電圧VCAに応じて任意に調節できるとともに、その温度特性を、熱電圧Vtの温度特性と所定の関係を持つ所定の温度特性に設定することができる。
制御電圧VCが50mVの場合について2つの図を比較すると、図10に示す回路を用いた場合では温度変化によってゲインが5dBもバラツキいているのに対し、図6に示す回路を用いた場合ではゲインのバラツキが2dBまで抑制されている。
これらのシミュレーションは、1段の可変利得回路について行ったものであり、縦続接続された可変利得回路の段数が増えるほど、本実施形態による温度バラツキの改善効果は更に顕著になる。
図10に示す回路では、端子Taの電圧とnpnトランジスタ301のエミッタ電圧とが等しくなるように制御されるため、npnトランジスタ301のベース電圧は端子Taよりしきい値分だけ高い電圧に設定する必要がある。例えば、npnトランジスタのベース−エミッタ電圧を0.7Vとした場合、端子Taの電圧は‘VCC−0.7V’より高くすることができない。したがって、例えば電源電圧を1.8Vまで低下させると、入力電圧VCAの振幅が大幅に制限されてしまい、利得の制御範囲が狭まってしまうという不利益が生じる。
したがって、本実施形態によれば、低い電源電圧でも制御電圧VCを正常に発生することが可能になる。これにより、電源の低電圧化を図りつつ、低歪みで低ノイズの信号増幅を行うことができる利得制御回路ならびに送信装置の実現が可能になる。
例えば、差動増幅回路107の出力コモンモード電圧をバンドギャップ電圧付近に設定することによって、図9に示すように定電流回路109を抵抗109Aに置き換えることも可能である。この場合も、抵抗109Aに流れる電流I6Aは、熱電圧Vtの温度特性と所定の関係を持つ。
Claims (11)
- 所定の温度特性を有し、入力電圧に応じて変化する電圧を発生する電圧発生回路であって、
第1の温度特性を有する第1の基準電流を、上記入力電圧に応じた電流差を有する2つの電流に分割する第1の電流分割回路と、
上記第1の電流分割回路における上記分割の割合に応じた割合で、第2の温度特性を有する第2の基準電流を分割する第2の電流分割回路と、
上記第2の電流分割回路において分割された2つの電流の差を電圧に変換する電流電圧変換回路と
を具備する電圧発生回路。 - 上記第1の電流分割回路は、
第1のノードの電圧と第2のノードの電圧とが等しくなるように、当該第1のノードに入力される電圧に応じて当該第2のノードの電圧を制御する電圧フォロワ回路と、
上記第1のノードと上記第2のノードとの間に、上記入力電圧の入力端子を介して接続される第1の抵抗と、
を有し、
上記電圧フォロワ回路は、
上記第1のノードと上記第2のノードとの電圧差に応じた電圧が、対をなす制御端子に入力され、対をなす第1端子が互いに接続され、対をなす第2端子から第1の電流および第2の電流を出力する第1のトランジスタ対と、
上記第1のトランジスタ対の対をなす第1端子に上記第1の基準電流を供給する第1の電流供給回路と、
上記第1の電流と上記第2の電流との差を上記第2のノードに出力する電流差出力回路と
を有し、
上記第2の電流分割回路は、
上記第1のトランジスタ対の制御端子に入力される電圧が、対をなす制御端子に入力され、対をなす第1端子が互いに接続され、対をなす第2端子から第3の電流および第4の電流を出力する第2のトランジスタ対と、
上記第2のトランジスタ対の対をなす第1端子に上記第2の基準電流を供給する第2の電流供給回路と
を有する
請求項1に記載の電圧発生回路。 - 上記第1の電流供給回路は、上記第1のトランジスタ対の対をなす第1端子と基準電位との間に上記第1の温度特性を有した一定の電流を流す第1の定電流回路を含み、
上記第2の電流供給回路は、上記第2のトランジスタ対の対をなす第1端子と上記基準電位との間に上記第2の温度特性を有した一定の電流を流す第2の定電流回路を含む、
請求項2に記載の電圧発生回路。 - 上記第1の電流供給回路は、上記第1のトランジスタ対の対をなす第1端子と基準電位との間に上記第1の温度特性を有した一定の電流を流す第1の定電流回路を含み、
上記第2の電流供給回路は、上記第1のトランジスタ対の対をなす第1端子と基準電位との間に接続される第2の抵抗を含む、
請求項2に記載の電圧発生回路。 - 上記電流差出力回路は、上記第1の電流と等しい電流を上記第2のノードに出力するカレントミラー回路を含む、
請求項2に記載の電圧発生回路。 - 上記第1の電流分割回路は、上記第1のノードと上記第2のノードとの電圧差を増幅し、当該増幅した電圧を上記第1のトランジスタ対の対をなす制御端子に入力する差動増幅回路を含む、
請求項2に記載の電圧発生回路。 - 入力される制御電圧に応じて利得を制御する利得制御回路であって、
第1の温度特性を有する第1の基準電流を、上記制御電圧に応じた電流差を有する2つの電流に分割する第1の電流分割回路と、
上記第1の電流分割回路における上記分割の割合に応じた割合で、第2の温度特性を有する第2の基準電流を分割する第2の電流分割回路と、
上記第2の電流分割回路において分割された2つの電流の差を電圧に変換する電流電圧変換回路と、
上記電流電圧変換回路において変換された電圧に応じて利得が変化する可変利得回路と
を具備する利得制御回路。 - 上記第1の電流分割回路は、
第1のノードの電圧と第2のノードの電圧とが等しくなるように、当該第1のノードに入力される電圧に応じて当該第2のノードの電圧を制御する電圧フォロワ回路と、
上記第1のノードと上記第2のノードとの間に、上記制御電圧の入力端子を介して接続される第1の抵抗と、
を有し、
上記電圧フォロワ回路は、
上記第1のノードと上記第2のノードとの電圧差に応じた電圧が、対をなす制御端子に入力され、対をなす第1端子が互いに接続され、対をなす第2端子から第1の電流および第2の電流を出力する第1のトランジスタ対と、
上記第1のトランジスタ対の対をなす第1端子に上記第1の基準電流を供給する第1の電流供給回路と、
上記第1の電流と上記第2の電流との差を上記第2のノードに出力する電流差出力回路と
を有し、
上記第2の電流分割回路は、
上記第1のトランジスタ対の制御端子に入力される電圧が、対をなす制御端子に入力され、対をなす第1端子が互いに接続され、対をなす第2端子から第3の電流および第4の電流を出力する第2のトランジスタ対と、
上記第2のトランジスタ対の対をなす第1端子に上記第2の基準電流を供給する第2の電流供給回路と
を有し、
上記可変利得回路は、
入力信号に応じた電流差を有する第5の電流および第6の電流を出力する差動電流出力回路と、
上記電流電圧変換回路において変換された電圧が、対をなす制御端子に入力され、対をなす第1端子が互いに接続され、当該接続点に上記第5の電流を入力し、対をなす第2端子から各々電流を出力する第3のトランジスタ対と、
上記電流電圧変換回路において変換された電圧が、対をなす制御端子に入力され、対をなす第1端子が互いに接続され、当該接続点に上記第6の電流を入力し、対をなす第2端子から各々電流を出力する第4のトランジスタ対と、
上記第3のトランジスタ対の対をなす第2端子の各出力電流と、上記第4のトランジスタ対の対をなす第2端子の各出力電流とに基づいて、上記入力信号に比例するとともに上記電流電圧変換回路の変換電圧に応じて当該比例のゲインが変化する出力信号を生成する出力回路と
を有する、
請求項7に記載の利得制御回路。 - 上記第1の電流供給回路は、上記第1のトランジスタ対の対をなす第1端子と基準電位との間に上記第1の温度特性を有した一定の電流を流す第1の定電流回路を含み、
上記第2の電流供給回路は、上記第2のトランジスタ対の対をなす第1端子と上記基準電位との間に上記第2の温度特性を有した一定の電流を流す第2の定電流回路を含む、
請求項8に記載の利得制御回路。 - 上記第1の電流供給回路は、上記第1のトランジスタ対の対をなす第1端子と基準電位との間に上記第1の温度特性を有した一定の電流を流す第1の定電流回路を含み、
上記第2の電流供給回路は、上記第1のトランジスタ対の対をなす第1端子と基準電位との間に接続される第2の抵抗を含む、
請求項8に記載の利得制御回路。 - 所定の周波数を有する第1の信号と第1の変調信号とを混合する第1のミキサ部と、
上記第1の信号に直交する第2の信号と第2の変調信号とを混合する第2のミキサ部と、
上記第1のミキサ部および第2のミキサ部でそれぞれ混合された信号を加算する加算部と、
上記加算部の出力信号を増幅するとともに、入力される制御電圧に応じて当該増幅の利得を制御する利得制御部と
を具備し、
上記利得制御部は、
第1の温度特性を有する第1の基準電流を、上記制御電圧に応じた電流差を有する2つの電流に分割する第1の電流分割回路と、
上記第1の電流分割回路における上記分割の割合に応じた割合で、第2の温度特性を有する第2の基準電流を分割する第2の電流分割回路と、
上記第2の電流分割回路において分割された2つの電流の差を電圧に変換する電流電圧変換回路と、
上記電流電圧変換回路において変換された電圧に応じて利得が変化する可変利得回路と
を有する、
送信装置。
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JP2008271503A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-11-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 参照電流回路 |
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- 2005-04-07 JP JP2005110826A patent/JP2006295373A/ja active Pending
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