JP2006294909A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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浩一 竹内
Masayuki Sato
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Abstract

【課題】所望する微細な加工形状を得るための半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】ナイトライド膜103及びレジストパターン104を覆うアモルファスカーボン膜にスパッタリングを行って、レジストパターン104の側壁上にアモルファスカーボン膜106を形成する。レジストパターン104とアモルファスカーボン膜106とをマスクにして、シリコン基板上101、酸化膜102及びナイトライド膜103をパターニングする。
【選択図】図1D

Description

本発明は半導体装置の製造方法に関する。
今日の半導体装置では、微細加工技術の進歩に伴い、150nm前後の設計ルールでのゲート電極、コンタクトホール、素子分離のパターニングが可能となっている。上記設計ルールで半導体装置を製造する場合には、パターニングしたい下地膜上にレジスト膜を形成し、例えば、波長248nmのKrFエキシマレーザ光や、波長193nmのArFエキシマレーザ光を用いてレジスト膜に露光を行った後に、レジスト膜に現像を行って、上記下地膜上にレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとして用いて下地膜のパターニングを行う。
しかし、上記レジストパターンの幅が100nmより狭くしようとすると、露光時における光コントラストやレジスト組成不均一などの問題により、レジストパターンの側壁の形状が一定しなくなる。つまり、上記レジストパターンの側壁の形状が作製する度に異なってしまう。また、上記レジストパターンの側壁の形状不良が発生してしまう。換言すると、上記レジストパターンの側壁が逆テーパ状になってしまう。
図3A〜図3Cに、レジストパターンの側壁が逆テーパになる半導体装置の製造方法の製造工程図を示す。
上記半導体装置の製造方法では、まず、図3Aに示すように、シリコン基板上301に酸化膜302及びナイトライド膜303を順次形成した後、ナイトライド膜303上にレジスト膜を形成する。
次に、上記レジスト膜を露光、現像して、リッジ形状を有するレジストパターン304を形成する。
次に、上記レジストパターン304をマスクとして用いて、図3Bに示すように、シリコン基板上301、酸化膜302及びナイトライド膜303をエッチングすることにより、トランジスタ形成領域307を形成した後、図3Cに示すように、レジストパターン304を除去する。
このような半導体装置の製造方法によれば、図3Aに示すように、レジストパターン304の側壁が逆テーパ状になっている。つまり、上記レジストパターン304の上部の線幅は所望値Aとなるが、レジストパターン304の下部の線幅は所望値Aよりも狭いA−2aとなっている。このため、上記レジストパターン304を用いて形成したトランジスタ形成領域307の線幅も所望Aよりも狭いA−2aとなってしまう。ここで、上記所望値Aは100nm未満の値とする。
図4A〜図4Cに、レジストパターンの側壁が逆テーパになる他の半導体装置の製造方法の製造工程図を示す。
上記半導体装置の製造方法では、まず、図4Aに示すように、シリコン基板407に素子分離絶縁膜408及びソース・ドレイン拡散領域412を形成した後、シリコン基板407上に、酸化膜から成るゲート絶縁膜409を形成する。
次に、上記ゲート絶縁膜409上にゲート電極410を形成すると共に、このゲート電極410の両側にサイドウォール411を形成する。
次に、上記ゲート絶縁膜409、ゲート電極410及びサイドウォール411を覆うように層間絶縁膜413を形成し、この層間絶縁膜413上にレジスト膜を形成する。
次に、上記レジスト膜を露光、現像することにより、貫通穴417を有するレジストパターン414を形成する。
次に、上記レジストパターン414をマスクとして用いて、図4Bに示すように、層間絶縁膜413のエッチングを行うことにより、層間絶縁膜413にコンタクトホール418を形成した後、図4Cに示すように、レジストパターン414を除去する。
このような半導体装置の製造方法によれば、図4Aに示すように、貫通穴417の壁面が逆テーパ状となっている。つまり、上記貫通穴417の開口部の幅は所望値Bとなるが、貫通穴417の層間絶縁膜413近傍の幅は所望値Bよりも広いB+2dとなってしまう。このため、上記レジストパターン414を用いて形成したコンタクトホール418の開口幅も所望値Bよりも広いB+2dとなってしまう。ここで、上記所望値Bは100nm未満の値とする。
上記コンタクトホール418の開口幅がB+2dとなると、コンタクト抵抗値が設計値から外れて、電気回路の動作不良を引き起こしてしまう。
上記レジストパターン304,414は検査で不良品と検出されないため、レジストパターン304,414の形成後に検査を行っても、所望としないトランジスタ形成領域307やコンタクトホール418が形成されてしまう。
ところで、特開2004−87689号公報(特許文献1)には、レジストパターンの側壁のエッジラフネスを改修する方法が記載されている。この特開2004−87689号公報では、レジストパターンを形成した後、レジストパターンの軟化温度より高い耐熱温度を有する膜でレジストパターンを覆う。そして、上記膜及びレジストパターンに、上記軟化温度以上かつ上記耐熱温度以下の加熱処理を施す。これにより、上記レジストパターンがリフローされて、レジストパターンの側壁が改修される。
しかしながら、特開2004−87689号公報の方法では、リフローしたレジストパターンの幅は所望値からずれてしまうため、結局、所望としないトランジスタ形成領域やコンタクトホールが形成されてしまう。
特開2004−87689号公報
そこで、本発明の課題は、所望する微細な加工形状を得るための半導体装置の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の半導体装置の製造方法は、
被加工物上にレジスト膜を形成する工程と、
上記レジスト膜を露光、現像することにより、上記被加工物の一部を露出させるレジストパターンを形成する工程と、
上記被加工物の一部と上記レジストパターンとを覆う被覆膜を形成する工程と、
上記レジストパターンの側壁上にある上記被覆膜の側壁上被覆部が残るように、上記被覆膜をスパッタエッチングまたは異方性エッチングを行う工程と、
上記レジストパターンと上記側壁上被覆部とをマスクにして上記被加工物をパターニングする工程と、
上記レジストパターンと上記側壁上被覆部とを除去する工程と
を備えたことを特徴としている。
上記構成の半導体装置の製造方法によれば、上記レジストパターンの側壁上にある被覆膜の側壁上被覆部が残るように、被覆膜をスパッタエッチングまたは異方性エッチングを行うことによって、レジストパターンの形状不良を側壁上被覆部で修正できる。したがって、上記レジストパターンと側壁上被覆部とをマスクにして被加工物をパターニングすることにより、被加工物を所望の形状に加工することができる。つまり、所望する微細な加工形状を得ることができる。
また、上記パターニングした被加工物は、そのまま半導体装置の一部として使うことも可能である。
また、上記パターニングした被加工物をハードマスクとして使うことにより、被加工物下の層をパターニングすることも可能である。
また、上記被覆膜の成膜は、レジストの耐熱温度以下の成膜が可能な光励起CVDや、スパッタリングや、イオン蒸着や、高密度プラズマCVD装置で行える。
一実施形態の半導体装置の製造方法では、
上記レジストパターンは貫通穴を有する。
一実施形態の半導体装置の製造方法では、
上記貫通穴の断面積は、上記レジストパターンの上記被加工物とは反対側の表面から上記被加工物に近づくに従って大きくなり、
上記貫通穴の壁面は凹凸を有する。
ここで、上記断面積とは、レジストパターンの表面に平行な面による断面積を意味する。
上記貫通穴の壁面は凹凸を有する。
一実施形態の半導体装置の製造方法では、
上記貫通穴の壁面は、上記貫通穴の深さ方向と略平行であり、凹凸を有する。
一実施形態の半導体装置の製造方法では、
上記レジストパターンはリッジ形状を有する。
一実施形態の半導体装置の製造方法では、
上記レジストパターンの厚み方向に垂直な幅は、上記レジストパターンの上記被加工物とは反対側の表面から上記被加工物に近づくに従って広くなり、
上記レジストパターンの側壁は凹凸を有する。
一実施形態の半導体装置の製造方法では、
上記レジストパターンの側壁は、上記レジストパターンの厚み方向と略平行であり、凹凸を有する。
一実施形態の半導体装置の製造方法では、
上記被覆膜は無機質の膜である。
この明細書で無機質とは、炭素化合物を含まなく、かつ、単一元素、または、単一元素の混合物を言う。上記無機質の一例としてはアモルファスカーボンがある。
一実施形態の半導体装置の製造方法では、
上記無機質の膜はカーボンを含む。
上記実施形態の半導体装置の製造方法によれば、上記無機質の膜はカーボンを含むので、被加工物にダメージを与えないガスにより分解でき、レジストパターンと一緒に除去が可能である。
一実施形態の半導体装置の製造方法では、
上記被覆膜の膜厚は1nm〜60nmの範囲内である。
一実施形態の半導体装置の製造方法では、
上記被覆膜は第1ガスと第2ガスとを用いたプラズマCVDで形成し、
上記第1ガスはC(Xは1〜4のうちのいずれかの整数であり、且つ、Yは1〜10のうちのいずれかの整数である)を含み、
上記第2ガスはAr、He、N、H及びXeのうちのいずれか1つを含む。
一実施形態の半導体装置の製造方法では、
上記第1ガスはC、C、C、C及びCのいずれか1つを含む。
一実施形態の半導体装置の製造方法では、
上記プラズマCVDは、20〜100℃の範囲内の基板温度、且つ、100W〜2000Wの範囲内の高周波出力で行う。
一実施形態の半導体装置の製造方法では、
上記スパッタエッチングは、Ar、He、N、H及びXeのうちのいずれか1つを用いて行う。
一実施形態の半導体装置の製造方法では、
上記スパッタエッチングは、1000W〜10000Wの範囲内の高周波出力で行う。
一実施形態の半導体装置の製造方法では、
上記スパッタエッチングまたは異方性エッチングは、上記レジストパターンの表面側の部分をマスクにして行う。
一実施形態の半導体装置の製造方法では、
上記被覆膜を形成する工程と、上記スパッタエッチングまたは異方性エッチングを行う工程とを、夫々、複数回行う。
一実施形態の半導体装置の製造方法では、
上記側壁上被覆部を上記レジストパターンと共に酸素プラズマ中で分解除去する。
上記実施形態の半導体装置の製造方法によれば、上記側壁上被覆部をレジストパターンと共に酸素プラズマ中で分解除去するから、製造工程数の増加を防ぐことができる。
本発明の半導体装置の製造方法によれば、レジストパターンの側壁上にある被覆膜の側壁上被覆部が残るように、被覆膜をスパッタエッチングまたは異方性エッチングを行うことによって、レジストパターンの形状不良を側壁上被覆部で修正できるので、レジストパターンと側壁上被覆部とをマスクにして被加工物をパターニングすることにより、所望する微細な加工形状を得ることができる。
以下、本発明の半導体装置の製造方法を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1A〜図1Fに、本発明の第1実施形態の半導体装置の製造方法の製造工程図を示す。
上記半導体装置の製造方法では、まず、図1Aに示すように、シリコン基板101上に、酸化膜102及びナイトライド膜103を順次形成する。このシリコン基板101、酸化膜102及びナイトライド膜103は被加工物の一例である。
次に、上記ナイトライド膜103上にレジスト膜を形成し、このレジスト膜を露光、現像することにより、形成したい素子分離パターンに対応するレジストパターン104を形成する。
上記レジストパターン104はリッジ形状を有し、レジストパターン104の側壁は逆テーパ状となっている。このため、上記レジストパターン104の上部(シリコン基板101とは反対側の部分)の幅は所望値Aと略等しいが、レジストパターン104の下部(シリコン基板101側の部分)の幅はAより狭いA―2aとなっている。また、上記レジストパターン104の側壁には凹凸が形成されている。ここで、上記所望値Aは100nm未満の値とする。
次に、図1Bに示すように、上記ナイトライド膜103及びレジストパターン104上に、被覆膜の一例としての膜厚bのアモルファスカーボン膜105を成膜する。これにより、上記レジストパターン104の上部のひさし下の空間cにもアモルファスカーボン膜105が成膜される。このアモルファスカーボン膜105の成膜条件は以下のようになっている。
成膜設備 : プラズマCVD(化学蒸気堆積)
基板温度 : 20℃〜100℃
膜厚 : 1nm〜60nm
第1ガス : C 1SLM〜10SLM
(X=1〜4のいずれかの整数、且つ、Y=1〜10のいずれかの整数)
第2ガス : Ar 1SLM〜10SLM
高周波出力: 100W〜2000W
真空度 : 1Torr〜10Torr
上記ナイトライド膜103及びレジストパターン104上に堆積させる膜は、アモルファスカーボン膜105に限定されず、カーボンを含む膜であればよい。
また、上記Cとしては、C、C、C、C、Cのうちのどれか1種類を使用することができる。
また、上記アモルファスカーボン膜105は、真空を保持したチャンバー内に、CH結合またはCF結合またはCHF結合を有したガスと、Ar(アルゴン)またはHe(ヘリウム)またはN(窒素)またはH(水素)またはXe(キセノン)と導入し、プラズマ放電をさせて成膜してもよい。
また、上記ナイトライド膜103及びレジストパターン104上に堆積させる膜の膜厚は、レジスト変形の大きさに対応するように設定すればよい。
次に、図1Cに示すように、スパッタリングを行い、アモルファスカーボン膜105にアルゴンイオンを照射する。これにより、上記レジストパターン104の側壁近傍のアモルファスカーボンがアルゴンイオンで跳ね飛ばされて空間cに堆積し、空間cのアモルファスカーボン膜105の膜厚が増加する。
引き続いて、上記スパッタリングを行うことによって、空間c以外のアモルファスカーボン膜105を除去して、図1Dに示すように、レジストパターン104と、側壁上被覆部の一例としてのアモルファスカーボン膜106とから成るパターンを形成する。このパターンの形状は所望のマスク形状に略等しい。つまり、上記パターンの線幅は、積層方向において略一定であり、所望値Aと略等しい。また、上記パターンの側壁は略平滑になっている。また、上記スパッタリングの除去条件は以下のようになっている。
スパッタリング設備 : プラズマCVD
基板温度 : 20〜100℃
ガス : Ar 0.1SLM〜3SLM
高周波出力 : 1000W〜10000W
真空度 : 0.1Torr〜5Torr
上記アモルファスカーボン膜106を得るためのスパッタリングは、上記条件に限定されず、真空を保持したチャンバー内に、ArもしくはHeもしくはNもしくはHの単一ガスまたはこれらの複合ガスを導入し、プラズマ放電させて行ってもよい。このようなプラズマ放電によるスパッタリングは、カーボンを有した膜のエッチング処理にも用いることができる。
また、上記アモルファスカーボン膜106は、真空蒸着とスパッタリングとを1〜10回繰り返すか、または、真空蒸着とエッチングを1〜10回繰り返して、形成してもよい。
次に、上記レジストパターン104とアモルファスカーボン膜106とから成るパターンをマスクとして用いたエッチングを行うことによって、図1Eに示すように、シリコン基板上101、酸化膜102及びナイトライド膜103をエッチングし、トランジスタ形成領域107を形成する。このトランジスタ形成領域107の両側の空間は素子分離領域を形成するために用いられる。
次に、図1Fに示すように、アモルファスカーボン膜106をレジストパターン104と共にOプラズマアッシングで除去する。このOプラズマアッシングの条件は次のようになっている。
除去設備 : プラズマアッシング
基盤温度 : 100℃〜300℃
ガス : O 1SLM〜5SLM
高周波出力: 1000W〜3000W
真空度 : 0.5Torr〜3Torr
このように、上記レジストパターン104とアモルファスカーボン膜106とから成るパターンをマスクとして用いたエッチングを行うことによって、トランジスタ形成領域107の幅を所望値Aと略等しくすることできる。
また、上記トランジスタ形成領域107の線幅は積層方向において略一定となっている。
なお、図3Cの従来のトラジスタ形成領域307の線幅は所望値Aの80%〜60%になってしまう。
上記第1実施形態では、ナイトライド膜103上にレジスト膜を形成したが、ナイトライド膜103上に有機または無機の反射防止膜を形成した後、この反射防止膜上にレジスト膜を形成してもよい。
上記第1実施形態では、レジストパターン104の壁面が傾斜していたが、レジストパターン104の壁面がレジストパターン104の厚さ方向と略平行であっても、アモルファスカーボン膜106によってレジストパターン104の壁面の凹凸を略無くすことができる。
(第2実施形態)
図2A〜図2Fに、本発明の第1実施形態の半導体装置の製造方法の製造工程図を示す。
上記半導体装置の製造方法では、まず、図2Aに示すように、シリコン基板207に素子分離絶縁膜208及びソース・ドレイン拡散領域212を形成した後、シリコン基板207上に、酸化膜から成るゲート絶縁膜209を形成する。上記ソース・ドレイン拡散領域212はシリコン基板207の導電型と異なる導電型を有している。例えば、上記シリコン基板207の導電型がn型である場合、ソース・ドレイン拡散領域212の導電型はp型である。逆に、上記シリコン基板207の導電型がp型である場合、ソース・ドレイン拡散領域212の導電型はn型である。
次に、上記ゲート絶縁膜209上にゲート電極210を形成すると共に、このゲート電極210の両側にサイドウォール211を形成する。
次に、上記ゲート絶縁膜209、ゲート電極210及びサイドウォール211を覆うように層間絶縁膜213を形成する。この層間絶縁膜213は被加工物の一例である。
次に、上記層間絶縁膜213上にレジスト膜を形成し、このレジスト膜に露光、現像を行うことにより、貫通穴217を有するレジストパターン214を形成する。上記貫通穴217は、形成したいコンタクトホールに対応している。
上記レジストパターン214の側壁は逆テーパ状となっている。つまり、上記貫通穴217の壁面形状は逆テーパ状となっている。このため、上記貫通穴217の開口幅は所望値Bと略等しいが、貫通穴217の層間絶縁膜213近傍の幅は所望値Bよりも広いB+2dとなっている。また、上記貫通穴217の壁面には凹凸が形成されている。ここで、上記所望値Bは100nm未満の値とする。
次に、上記レジストパターン214を用いて、図2Bに示すように、層間絶縁膜213のエッチングを行うことにより、層間絶縁膜213にコンタクトホール218を形成する。
次に、上記層間絶縁膜213及びレジストパターン214上に膜厚eのアモルファスカーボン膜215を成膜する。これにより、上記レジストパターン214の開口部のひさし下の空間fにもアモルファスカーボン膜215が成膜される。このアモルファスカーボン膜215の成膜条件は上記実施形態1のアモルファスカーボン膜105の成膜条件と同様である。
次に、図2Cに示すように、スパッタリングを行い、アモルファスカーボン膜215にアルゴンイオンを照射する。これにより、上記層間絶縁膜213上のアモルファスカーボンがアルゴンイオンで跳ね飛ばされて空間fに堆積し、空間fのアモルファスカーボン膜215の膜厚が増加する。
引き続いて、上記スパッタリングを行うことによって、空間f以外のアモルファスカーボン膜215を除去して、図2Dに示すように、レジストパターン214と、側壁上被覆部の一例としてのアモルファスカーボン膜216とから成るパターンを形成する。このパターンの形状は所望のマスク形状に略等しい。つまり、上記パターンの開口幅は、積層方向において略一定であり、所望値Bと略等しい。また、上記パターンの貫通穴の壁面は略平滑になっている。また、上記スパッタリングの条件は、上記第1実施形態のアモルファスカーボン膜106を形成するために行ったスパッタの条件と同様である。
次に、上記レジストパターン214とアモルファスカーボン膜216とから成るパターンをマスクとして用いたエッチングを行うことによって、図2Eに示すように、層間絶縁膜213にコンタクトホール218を形成する。
次に、上記アモルファスカーボン膜216をレジストパターン214と共にOプラズマアッシングで除去する。このOプラズマアッシングの条件は上記第1実施形態のOプラズマアッシングと同様である。
このように、上記レジストパターン214とアモルファスカーボン膜216とから成るパターンをマスクとして用いたエッチングを行うことによって、コンタクトホール218の開口部の幅を所望値Bと略等しくすることができる。
なお、開口幅が150nm〜300nm程度の貫通穴を有するレジストパターンを形成すると、露光時における光コントラストの問題、または、レジスト組成不均一などの問題により、上記貫通穴の壁面は本実施形態のような逆テーパ状になる。このため、上記レジストパターンを用いて形成したコンタクホールの幅は所望値の120%〜140%になってしまう。したがって、図4Cの従来のコンタクホールの幅も所望値Bの120%〜140%となってしまう。
上記第2実施形態では、層間絶縁膜213上にレジスト膜を形成したが、層間絶縁膜213上に有機または無機の反射防止膜を形成した後、この反射防止膜上にレジスト膜を形成してもよい。
上記第2実施形態では、貫通穴217の壁面が傾斜していたが、貫通穴217の壁面が貫通穴217の深さ方向と略平行であっても、アモルファスカーボン膜216によって貫通穴217の壁面の凹凸を略無くすことができる。
本発明の半導体装置の製造方法は、半導体レーザやIC(集積回路)等の様々な半導体装置の製造に用いることができる。
図1Aは本発明の第1実施形態の半導体装置の製造方法の一製造工程図である。 図1Bは本発明の第1実施形態の半導体装置の製造方法の一製造工程図である。 図1Cは本発明の第1実施形態の半導体装置の製造方法の一製造工程図である。 図1Dは本発明の第1実施形態の半導体装置の製造方法の一製造工程図である。 図1Eは本発明の第1実施形態の半導体装置の製造方法の一製造工程図である。 図1Fは本発明の第1実施形態の半導体装置の製造方法の一製造工程図である。 図2Aは本発明の第2実施形態の半導体装置の製造方法の一製造工程図である。 図2Bは本発明の第2実施形態の半導体装置の製造方法の一製造工程図である。 図2Cは本発明の第2実施形態の半導体装置の製造方法の一製造工程図である。 図2Dは本発明の第2実施形態の半導体装置の製造方法の一製造工程図である。 図2Eは本発明の第2実施形態の半導体装置の製造方法の一製造工程図である。 図2Fは本発明の第2実施形態の半導体装置の製造方法の一製造工程図である。 図3Aは従来の半導体装置の製造方法の一製造工程図である。 図3Bは上記従来の半導体装置の製造方法の一製造工程図である。 図3Cは上記従来の半導体装置の製造方法の一製造工程図である。 図4Aは他の従来の半導体装置の製造方法の一製造工程図である。 図4Bは上記他の従来の半導体装置の製造方法の一製造工程図である。 図4Cは上記他の従来の半導体装置の製造方法の一製造工程図である。
符号の説明
101,207 シリコン基板
102 酸化膜
103 ナイトライド膜
104,214 レジストパターン
105,106,215,216 アモルファスカーボン膜
208 素子分離領域
209 ゲート絶縁膜
210 ゲート電極
211 サイドウォール
212 ソース・ドレイン拡散領域
213 層間絶縁膜

Claims (18)

  1. 被加工物上にレジスト膜を形成する工程と、
    上記レジスト膜を露光、現像することにより、上記被加工物の一部を露出させるレジストパターンを形成する工程と、
    上記被加工物の一部と上記レジストパターンとを覆う被覆膜を形成する工程と、
    上記レジストパターンの側壁上にある上記被覆膜の側壁上被覆部が残るように、上記被覆膜をスパッタエッチングまたは異方性エッチングを行う工程と、
    上記レジストパターンと上記側壁上被覆部とをマスクにして上記被加工物をパターニングする工程と、
    上記レジストパターンと上記側壁上被覆部とを除去する工程と
    を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記レジストパターンは貫通穴を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項2に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記貫通穴の断面積は、上記レジストパターンの上記被加工物とは反対側の表面から上記被加工物に近づくに従って大きくなり、
    上記貫通穴の壁面は凹凸を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項2に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記貫通穴の壁面は、上記貫通穴の深さ方向と略平行であり、凹凸を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記レジストパターンはリッジ形状を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項5に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記レジストパターンの厚み方向に垂直な幅は、上記レジストパターンの上記被加工物とは反対側の表面から上記被加工物に近づくに従って広くなり、
    上記レジストパターンの側壁は凹凸を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項5に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記レジストパターンの側壁は、上記レジストパターンの厚み方向と略平行であり、凹凸を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記被覆膜は無機質の膜であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 請求項8に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記無機質の膜はカーボンを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記被覆膜の膜厚は1nm〜60nmの範囲内であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記被覆膜は第1ガスと第2ガスとを用いたプラズマCVDで形成し、
    上記第1ガスはC(Xは1〜4のうちのいずれかの整数であり、且つ、Yは1〜10のうちのいずれかの整数である)を含み、
    上記第2ガスはAr、He、N、H及びXeのうちのいずれか1つを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 請求項11に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記第1ガスはC、C、C、C及びCのいずれか1つを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  13. 請求項11に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記プラズマCVDは、20〜100℃の範囲内の基板温度、且つ、100W〜2000Wの範囲内の高周波出力で行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記スパッタエッチングは、Ar、He、N、H及びXeのうちのいずれか1つを用いて行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  15. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記スパッタエッチングは、1000W〜10000Wの範囲内の高周波出力で行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  16. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記スパッタエッチングまたは異方性エッチングは、上記レジストパターンの表面側の部分をマスクにして行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  17. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記被覆膜を形成する工程と、上記スパッタエッチングまたは異方性エッチングを行う工程とを、夫々、複数回行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  18. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    上記側壁上被覆部を上記レジストパターンと共に酸素プラズマ中で分解除去することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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JP2013510445A (ja) * 2009-11-09 2013-03-21 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 半導体の異方性エッチングプロセス
CN112053948A (zh) * 2020-08-31 2020-12-08 上海华虹宏力半导体制造有限公司 氧化膜的工艺方法

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