JP2006293668A - 風水情報提供システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 ユーザからの移動に関する入力に応じて、風水に基づき移動についての吉凶情報を提供する風水情報提供システムを提供する。
【解決手段】
風水情報提供システム10は、風水に基づいて所定の期間に渡って所定の時点ごとに求めた方位の吉凶に関する情報を格納する吉凶情報格納手段600〜800と、前記ユーザからの時期の入力を受け付ける時期入力手段と、前記吉凶情報格納手段600〜800において、前記入力された時期における吉方位及び凶方位を検索する吉凶検索手段28と、前記検索された吉方位及び凶方位を前記ユーザに提示する提示手段とを備える。
【選択図】 図2
【解決手段】
風水情報提供システム10は、風水に基づいて所定の期間に渡って所定の時点ごとに求めた方位の吉凶に関する情報を格納する吉凶情報格納手段600〜800と、前記ユーザからの時期の入力を受け付ける時期入力手段と、前記吉凶情報格納手段600〜800において、前記入力された時期における吉方位及び凶方位を検索する吉凶検索手段28と、前記検索された吉方位及び凶方位を前記ユーザに提示する提示手段とを備える。
【選択図】 図2
Description
本発明は、利用者に風水思想に基づく方位学的な吉凶情報を提供する風水情報提供システムに関する。
古代中国に起源を有する風水は、地相術や方位術とも呼ばれ、自然界の風と気の流れを用いて運気を上げることを基本思想とする。この風水は、現代においても、例えば家屋の方位や間取り、インテリアなどの吉凶を判断する1つの指針として広く支持されている。
従来、風水に基づくアドバイスや情報を得るには、相談者が風水専門家のもとに出向き、状況を説明して個別に相談を行う必要があった。近年では、インターネットに公開されたホームページで風水に関する情報を提供するサービスも存在するが、そのようなサービスで提供される情報は一般的なものに留まり、相談者それぞれの状況に合わせた具体的な吉凶情報、及びそれに基づくアドバイスを提供することはできていない。そのため、相談者にとっては自分の状況にあった適切な情報及びアドバイスを得ることができず、事業者にとっては、風水に基づくアドバイスを、ユーザに対する各種商品の販売促進手段として利用することが不可能な状況であった。
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みて、相談者が転居又は外出等の行動予定の情報を入力することにより、各人の状況に合わせた風水に基づく具体的なアドバイスを提示するシステムを提供することを目的とする。更に、本発明は、風水に基づくアドバイスを不動産物件の販売促進に役立てられるよう、相談者に対し、風水的な観点から最適な転居先物件の候補を提示するシステムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、ユーザからの移動に関する入力に応じて、風水に基づき移動についての吉凶情報を提供する風水情報提供システムであって、
風水に基づいて、所定の期間に渡って所定の時点ごとに求めた方位の吉凶に関する情報を格納する吉凶情報格納手段と、
ユーザからの時期の入力を受け付ける時期入力手段と、
吉凶情報格納手段において、入力された時期における吉方位及び凶方位を検索する吉凶検索手段と、
検索された吉方位及び凶方位をユーザに提示する提示手段と
を備える風水情報提供システムを提供する。
風水に基づいて、所定の期間に渡って所定の時点ごとに求めた方位の吉凶に関する情報を格納する吉凶情報格納手段と、
ユーザからの時期の入力を受け付ける時期入力手段と、
吉凶情報格納手段において、入力された時期における吉方位及び凶方位を検索する吉凶検索手段と、
検索された吉方位及び凶方位をユーザに提示する提示手段と
を備える風水情報提供システムを提供する。
請求項2の発明は、請求項1記載の風水情報提供システムであって、ユーザの移動が引越しであり、更に、
住所を含む不動産物件情報を格納する不動産情報格納手段と、
ユーザからの現住所の入力を受け付ける現住所入力手段と、
不動産情報格納手段において、現住所に対して決定された吉方位にあたる住所を有する不動産物件を検索する物件検索手段と、
検索された不動産物件をユーザに提示する提示手段と
を備える風水情報提供システムを提供する。
住所を含む不動産物件情報を格納する不動産情報格納手段と、
ユーザからの現住所の入力を受け付ける現住所入力手段と、
不動産情報格納手段において、現住所に対して決定された吉方位にあたる住所を有する不動産物件を検索する物件検索手段と、
検索された不動産物件をユーザに提示する提示手段と
を備える風水情報提供システムを提供する。
請求項3の発明は、請求項1記載の風水情報提供システムであって、ユーザの移動が外出であり、吉凶情報格納手段が方位の吉凶及び方位の特徴を含む風水情報提供システムにおいて、更に、
移動目的と方位の特徴とを関連付けて格納する特徴格納手段と、
住所及び外出目的を含む外出先情報を格納する外出先情報格納手段と、
ユーザからの現住所の入力を受け付ける現住所入力手段と、
ユーザからの外出目的の入力を受け付ける目的入力手段と、
特徴格納手段において、入力された外出目的に応じた特徴を決定する特徴決定手段と、
吉凶検索手段により検索された吉方位であって、特徴決定手段により決定された特徴を有する方位を決定する吉方位決定手段と、
外出先情報格納手段において、現住所から見て決定された吉方位にあたる住所を有し、ユーザにより入力された外出目的を有する外出先を検索する外出先検索手段と、
検索された外出先をユーザに提示する提示手段と
を備える風水情報提供システムを提供する。
移動目的と方位の特徴とを関連付けて格納する特徴格納手段と、
住所及び外出目的を含む外出先情報を格納する外出先情報格納手段と、
ユーザからの現住所の入力を受け付ける現住所入力手段と、
ユーザからの外出目的の入力を受け付ける目的入力手段と、
特徴格納手段において、入力された外出目的に応じた特徴を決定する特徴決定手段と、
吉凶検索手段により検索された吉方位であって、特徴決定手段により決定された特徴を有する方位を決定する吉方位決定手段と、
外出先情報格納手段において、現住所から見て決定された吉方位にあたる住所を有し、ユーザにより入力された外出目的を有する外出先を検索する外出先検索手段と、
検索された外出先をユーザに提示する提示手段と
を備える風水情報提供システムを提供する。
請求項4の発明は、ユーザからの移動に関する入力に応じて、風水に基づき移動についての吉凶情報を提供する風水情報提供システムであって、
風水に基づいて、所定の期間に渡って所定の時点ごとに求めた方位の吉凶に関する情報を格納する吉凶情報格納手段と、
ユーザからの現住所及び目的地の入力を受け付ける目的地入力手段と、
目的地の現住所に対する方位を決定する方位決定手段と、
吉凶情報格納手段において、決定された方位が吉方位となる時期を検索する時期検索手段と、
検索された時期をユーザに提示する提示手段と
を備える風水情報提供システムを提供する。
風水に基づいて、所定の期間に渡って所定の時点ごとに求めた方位の吉凶に関する情報を格納する吉凶情報格納手段と、
ユーザからの現住所及び目的地の入力を受け付ける目的地入力手段と、
目的地の現住所に対する方位を決定する方位決定手段と、
吉凶情報格納手段において、決定された方位が吉方位となる時期を検索する時期検索手段と、
検索された時期をユーザに提示する提示手段と
を備える風水情報提供システムを提供する。
請求項5の発明は、請求項4記載の風水情報提供システムであって、ユーザの移動が引越しであり、更に、
住所及び入居可能時期を含む不動産物件情報を格納する不動産情報格納手段と、
不動産情報格納手段において、住所が目的地にあって、入居可能時期が吉方位となる時期より前である不動産物件を検索する物件検索手段と、
検索された不動産物件をユーザに提示する提示手段と
を備える風水情報提供システムを提供する。
住所及び入居可能時期を含む不動産物件情報を格納する不動産情報格納手段と、
不動産情報格納手段において、住所が目的地にあって、入居可能時期が吉方位となる時期より前である不動産物件を検索する物件検索手段と、
検索された不動産物件をユーザに提示する提示手段と
を備える風水情報提供システムを提供する。
請求項6の発明は、請求項4記載の風水情報提供システムであって、ユーザの移動が外出であり、吉凶情報格納手段が方位の吉凶及び方位の特徴を含む風水情報提供システムにおいて、更に、
移動目的と方位の特徴とを関連付けて格納する特徴格納手段と、
住所及び外出目的を含む外出先情報を格納する外出先情報格納手段と、
ユーザからの外出目的の入力を受け付ける目的入力手段と、
特徴格納手段において、入力された外出目的に応じた特徴を決定する特徴決定手段と、
吉凶情報格納手段において、方位決定手段により決定された方位が吉方位であって特徴決定手段により決定された特徴を有する方位となる時期を決定する時期決定手段と、
決定された時期をユーザに提示する提示手段と、
を備える風水情報提供システムを提供する。
移動目的と方位の特徴とを関連付けて格納する特徴格納手段と、
住所及び外出目的を含む外出先情報を格納する外出先情報格納手段と、
ユーザからの外出目的の入力を受け付ける目的入力手段と、
特徴格納手段において、入力された外出目的に応じた特徴を決定する特徴決定手段と、
吉凶情報格納手段において、方位決定手段により決定された方位が吉方位であって特徴決定手段により決定された特徴を有する方位となる時期を決定する時期決定手段と、
決定された時期をユーザに提示する提示手段と、
を備える風水情報提供システムを提供する。
請求項7の発明は、ユーザからの移動に関する入力に応じて、風水に基づき移動についての吉凶情報を提供する風水情報提供システムであって、
風水に基づいて、所定の期間に渡って所定の時点ごとに求めた方位の吉凶に関する情報を格納する吉凶情報格納手段と、
ユーザからの時期及び目的地を含まない移動予定の入力を受け付ける予定入力手段と、
吉凶情報格納手段において、吉方位を有する所定期間内の時期を検索する吉方位時期検索手段と、
検索された時期及び当該時期における吉方位をユーザに提示する提示手段と
を備える風水情報提供システムを提供する。
風水に基づいて、所定の期間に渡って所定の時点ごとに求めた方位の吉凶に関する情報を格納する吉凶情報格納手段と、
ユーザからの時期及び目的地を含まない移動予定の入力を受け付ける予定入力手段と、
吉凶情報格納手段において、吉方位を有する所定期間内の時期を検索する吉方位時期検索手段と、
検索された時期及び当該時期における吉方位をユーザに提示する提示手段と
を備える風水情報提供システムを提供する。
請求項8の発明は、請求項7記載の風水情報提供システムであって、ユーザの移動が引越しであり、更に、
住所を含む不動産物件情報を格納する不動産情報格納手段と、
ユーザからの現住所の入力を受け付ける現住所入力手段と、
不動産情報格納手段において、現住所に対して検索された吉方位にあたる住所を有する不動産物件を検索する物件検索手段と、
検索された不動産物件を、吉方位時期検索手段により検索された時期と関連付けてユーザに提示する提示手段と
を備える風水情報提供システムを提供する。
住所を含む不動産物件情報を格納する不動産情報格納手段と、
ユーザからの現住所の入力を受け付ける現住所入力手段と、
不動産情報格納手段において、現住所に対して検索された吉方位にあたる住所を有する不動産物件を検索する物件検索手段と、
検索された不動産物件を、吉方位時期検索手段により検索された時期と関連付けてユーザに提示する提示手段と
を備える風水情報提供システムを提供する。
請求項9の発明は、請求項7記載の風水情報提供システムであって、ユーザの移動が外出であり、吉凶情報格納手段が方位の吉凶及び方位の特徴を含む風水情報提供システムにおいて、更に、
外出目的と方位の特徴とを関連付けて格納する特徴格納手段と、
住所及び外出目的を含む外出先情報を格納する外出先情報格納手段と、
ユーザからの現住所の入力を受け付ける現住所入力手段と、
ユーザからの外出目的の入力を受け付ける目的入力手段と、
特徴格納手段において、入力された外出目的に応じた特徴を決定する特徴決定手段と、
吉凶情報格納手段において、吉方位であって決定された特徴を有する方位を有する所定期間内の時期を決定する吉方位時期決定手段と、
外出先情報格納手段において、現住所から見て決定された時期における吉方位であって決定された特徴を有する方位にあたる住所を有し、ユーザにより入力された外出目的を有する外出先を検索する外出先検索手段と、
検索された外出先を、吉方位時期決定手段により決定された時期と関連付けてユーザに提示する提示手段と
を備える風水情報提供システムを提供する。
外出目的と方位の特徴とを関連付けて格納する特徴格納手段と、
住所及び外出目的を含む外出先情報を格納する外出先情報格納手段と、
ユーザからの現住所の入力を受け付ける現住所入力手段と、
ユーザからの外出目的の入力を受け付ける目的入力手段と、
特徴格納手段において、入力された外出目的に応じた特徴を決定する特徴決定手段と、
吉凶情報格納手段において、吉方位であって決定された特徴を有する方位を有する所定期間内の時期を決定する吉方位時期決定手段と、
外出先情報格納手段において、現住所から見て決定された時期における吉方位であって決定された特徴を有する方位にあたる住所を有し、ユーザにより入力された外出目的を有する外出先を検索する外出先検索手段と、
検索された外出先を、吉方位時期決定手段により決定された時期と関連付けてユーザに提示する提示手段と
を備える風水情報提供システムを提供する。
本発明によれば、インターネットに公開されたホームページを介して、相談者それぞれの状況に合わせた風水に基づく具体的な情報、及び移動先の候補を提供することが可能である。
以下、本発明に係る風水情報提供システムを、実施の形態を用いて具体的に説明する。
風水やそれに類する方位学には多くの流派が存在するが、本実施の形態では、特に高根黒門著「活盤奇門遁甲精義」に記載されている奇門遁甲と呼ばれる手法を用いて方位の吉凶を判断する。この奇門遁甲では、所定の期間に属する日時の年、月、日、時それぞれについて、干支暦と呼ばれる特殊な暦を用いて干支及び局数を調べ、それをもとに一定のルールに従って、それぞれの日時における各方位の点数、吉凶、八門、八神等と呼ばれる要素を決定する。決定されたこれらの要素を年、月、日、時と対応付けて表示した表を、それぞれ年盤、月盤、日盤、時盤と呼び、これらの盤から読み取られる点数、吉凶、八門及び八神の組合せに基づいて、特定の年、月、日又は時における方位の吉凶を診断する。また、場合によっては、診断対象者の性別及び生年月日から割り出された本名掛と呼ばれる要素を加味して診断を行うこともある。以下では、風水のロジックとして上記の奇門遁甲を用いる実施の形態を説明するが、本発明はその他の風水、方位学等の手法を用いても実現可能である。
風水やそれに類する方位学には多くの流派が存在するが、本実施の形態では、特に高根黒門著「活盤奇門遁甲精義」に記載されている奇門遁甲と呼ばれる手法を用いて方位の吉凶を判断する。この奇門遁甲では、所定の期間に属する日時の年、月、日、時それぞれについて、干支暦と呼ばれる特殊な暦を用いて干支及び局数を調べ、それをもとに一定のルールに従って、それぞれの日時における各方位の点数、吉凶、八門、八神等と呼ばれる要素を決定する。決定されたこれらの要素を年、月、日、時と対応付けて表示した表を、それぞれ年盤、月盤、日盤、時盤と呼び、これらの盤から読み取られる点数、吉凶、八門及び八神の組合せに基づいて、特定の年、月、日又は時における方位の吉凶を診断する。また、場合によっては、診断対象者の性別及び生年月日から割り出された本名掛と呼ばれる要素を加味して診断を行うこともある。以下では、風水のロジックとして上記の奇門遁甲を用いる実施の形態を説明するが、本発明はその他の風水、方位学等の手法を用いても実現可能である。
図1は、本発明に係る風水情報提供システムの一つの実施の形態の構成を概略的に示す図である。図1において、風水情報提供システム10は、ネットワーク11を介して、複数のユーザ端末12−1〜12−N(Nは正の整数)とサーバ13とを相互に接続することにより構成されている。このようなシステムにおいて、風水情報を希望するユーザは、ユーザ端末12−1〜12−Nからネットワーク11を介してサーバ13にアクセスし、室内の家具の配置、引越しや外出の予定等の必要な情報を入力して、それに対応する風水情報を得ることが可能である。
図1のネットワーク11は、公衆電話網、閉域IP通信網、インターネット網、ケーブル網、専用回線網、WAN又はLANなどを含む任意のネットワークであってよい。
ユーザ端末12−1〜12−Nは、風水情報提供システム10を利用して風水情報を得ようとするユーザが利用する端末であり、CPU120と、記憶装置121と、入力装置122と、表示装置123と、通信装置124とを備える。CPU120は、記憶装置121、入力装置122、表示装置123及び通信装置124を制御し、記憶装置121は、入力装置122を利用して入力された情報及びサーバ13からダウンロードされた情報と、例えばそれらの情報を表示装置123に表示するための汎用ブラウザ等のプログラムとを記憶する。入力装置122は、キーボード、マウス、プッシュボタン、タッチパネル等を含んでもよく、表示装置123はディスプレイ等を含む。通信装置124は、ネットワーク11を介してユーザ端末12−1〜12−Nとサーバ13とを通信させる機能を有する。以下の実施の形態では、ユーザ端末12−1〜12−Nの例として汎用ブラウザを搭載したパーソナル・コンピュータを利用する構成を説明するが、ユーザ端末に、例えば携帯電話機等の移動体端末を用いることも可能である。
ユーザ端末12−1〜12−Nは、風水情報提供システム10を利用して風水情報を得ようとするユーザが利用する端末であり、CPU120と、記憶装置121と、入力装置122と、表示装置123と、通信装置124とを備える。CPU120は、記憶装置121、入力装置122、表示装置123及び通信装置124を制御し、記憶装置121は、入力装置122を利用して入力された情報及びサーバ13からダウンロードされた情報と、例えばそれらの情報を表示装置123に表示するための汎用ブラウザ等のプログラムとを記憶する。入力装置122は、キーボード、マウス、プッシュボタン、タッチパネル等を含んでもよく、表示装置123はディスプレイ等を含む。通信装置124は、ネットワーク11を介してユーザ端末12−1〜12−Nとサーバ13とを通信させる機能を有する。以下の実施の形態では、ユーザ端末12−1〜12−Nの例として汎用ブラウザを搭載したパーソナル・コンピュータを利用する構成を説明するが、ユーザ端末に、例えば携帯電話機等の移動体端末を用いることも可能である。
サーバ13は、CPU130と、記憶装置131と、入力装置132と、出力装置133と、通信装置134とを備え、物理的に1台のマシンで実現されても、複数台のマシンを用いて実現されてもよい。サーバ13は、ユーザ端末12−1〜12−Nとネットワーク11を介して接続可能であればいずれの場所に設置されてもよいが、一般には、風水情報提供システム10の運営企業により運営され、該運営企業のセンタに設置される。
サーバ13は、風水情報提供システム10の機能を実現するための機能実現手段として、図2に示すように、送受信部20と、制御部21と、端末表示画面ファイル記憶部22と、認証部23と、ユーザ情報登録検索部24と、不動産物件情報作成部25と、外出先情報作成部26と、地図情報作成部27と、風水情報作成部28と、ユーザ情報DB30(本明細書ではデータベースを「DB」と表記する。)と、不動産物件情報DB31と、外出先情報DB32と、地図情報DB33と、風水情報DB34とを備える。
送受信部20は、サーバ13のCPU130により実現され、ネットワーク11を介したサーバ13と外部との通信を実行及び制御する。制御部21は、サーバ13内部の機能実現手段及びDB相互の連携を制御して、ユーザ端末12−1〜12−Nからの入力情報を受付け、該入力情報に対応した風水情報を作成して、必要な不動産物件情報及び地図情報とともにユーザ端末12−1〜12−Nに送信する。このような送受信部20及び制御部21の機能の一部は、汎用オペレーティング・システムと、一般的なウェブ・サーバ及び/又はメール・サーバとを利用して実現されてもよい。
端末表示画面ファイル記憶部22は、サーバ13の記憶装置131に格納され、サーバ13からユーザ端末12−1〜12−Nに送信されて表示装置123に表示される画面情報を蓄積するもので、具体的には、HTML、cHTML又はjava等で作成された汎用又は専用のブラウザで表示可能な形式のファイルや、電子メールとして送信可能な形式のファイルを含む。
認証部23は、サーバ13のCPU130により実現され、ユーザ情報DB30を参照して、ユーザ端末から送信されるユーザID及びパスワードの認証を行う。サーバ13は、それらの認証結果に応じて、ユーザIDを送信したユーザ端末12−1〜12−Nに対し次の動作を要求する。
ユーザ情報登録検索部24は、ユーザ情報DB30にユーザ情報を登録し、ユーザ情報DB30に登録された情報を検索するものであり、サーバ13のCPU130により実現される。
不動産物件情報作成部25、外出先情報作成部26、地図情報作成部27及び風水情報作成部28は、それぞれに対応する不動産物件情報DB31、外出先情報DB32、地図情報DB33及び風水情報DB34から必要な情報を検索して取り出し、該情報に基づいてユーザ端末12−1〜12−Nに返信する情報を作成するものであり、サーバ13のCPU130により実現される。
ユーザ情報DB30、不動産物件情報DB31、外出先情報DB32、地図情報DB33及び風水情報DB34は、風水情報提供システム10の処理に必要なデータを格納するデータベースである。ユーザ情報DB30には、風水情報提供システム10の利用を希望するユーザが登録処理を行う都度、ユーザ情報が登録されるが、システムの利用開始に先立って、サーバ13の入力装置132を介して直接に、又は通信装置133を介してネットワーク経由で、ユーザ情報を登録してもよい。不動産物件情報DB31、外出先情報DB32、地図情報DB33及び風水情報DB34には、システムの利用開始前に、それぞれ必要な情報が登録される。風水情報提供システム10の利用開始後も、必要に応じて上記各DBの情報を追加・修正することが可能である。
図3の(a)、(b)及び(c)は、それぞれ、ユーザ情報DB30に含まれるユーザ情報テーブル300、不動産物件情報DB31に含まれる不動産物件情報テーブル310、及び外出先情報DB32に含まれる外出先情報テーブル320の一例を示す。図3の(a)に例示されるユーザ情報テーブル300は、ユーザごとに、ユーザID301、ユーザ名302、メールアドレス303、現住所304及びパスワード305を含む。ユーザID301は風水情報提供システム10においてユーザを識別するための一意の文字列である。また、本システムの一部の機能の利用を有料とする場合、ユーザ情報テーブルに、クレジットカード番号306及びその有効期限307の情報を持たせてもよい。
図3の(b)において、不動産物件情報テーブル310は、物件ごとに、物件ID311、物件名312、住所313、入居可能時期314、価格315、専有面積316、間取り317、施工主318及び説明319を含む。物件ID311は風水情報提供システム10において物件を識別するための一意の文字列であり、入居可能時期314は、ユーザが物件を購入した場合の入居可能時期を示す。また、説明319には、物件の詳細情報の説明文が含まれる。
図3の(c)において、外出先情報テーブル320は、外出先ごとに、外出先ID321、外出先名322、住所323、用途324及び説明325を含む。外出先ID321は風水情報提供システム10において外出先を識別するための一意の文字列であり、用途324は、その外出先に適した用途であって、ユーザの外出目的に適した外出先の候補を提示するために登録される情報である。説明325には、その外出先の詳細情報の説明文が含まれる。なお、図3はユーザ情報DB30、不動産物件情報DB31及び外出先DB32に含まれるテーブルの一例であり、ユーザ情報DB30、不動産物件情報DB31及び外出先DB32は、他の様々なデータ及びテーブルを含んでよいことに注意すべきである。
地図情報DB33は、ユーザ端末12−1〜12−Nの表示装置123に表示可能な画像形式の地図データを保有しており、住所の指定を含む地図データ要求に応じて、指定された住所を地図の中央に設定した地図データを返す。地図データ要求では、更に、地図の縮尺、表示範囲等を指定することも可能である。地図情報DB33は、サーバ13の記憶装置131に格納してもよいが、ネットワークを介してサーバ13がアクセス可能である外部の地図データ提供サービス会社が保有するDBを、地図情報DB33として利用しても良い。
図4〜9は、風水情報DB34に格納されるテーブルの一例を示す。風水情報DB34は、住居室内の家具配置、住居の立地条件、月、日、時等の様々な条件に応じた風水に基づく吉凶情報等を格納するDBである。風水情報DB34は、例えば、図4〜9に例示されるような室内配置テーブル400、宅盤テーブル410、立地条件テーブル500、月盤テーブル600、日盤テーブル700、時盤テーブル800及び開運願望テーブル900を含む。
図4の(a)において、室内配置テーブル400は、結果ID401と、本命掛402と、方位403と、名称404と、鑑定文405とを含む。結果ID401は、風水情報提供システム10において室内配置による鑑定結果を識別するための一意の文字列であり、本命掛402は鑑定対象であるユーザの本命掛を示す。本命掛とは、鑑定対象者の生年月日から算出され、風水で方位や色などの吉凶を判断するために利用されるもので、男女それぞれに8種類ずつの本命掛がある。方位403には、鑑定対象となる室内配置の方位であって、北、北西、西、南西、南、南東、東、北東のいずれかが含まれる。名称404は、風水において特定の本命掛と方位との組合せに付けられている名称である。鑑定文405は、それぞれの結果ID401に対応する鑑定結果の説明を含む。
図4の(b)において、宅盤テーブル410は、本命掛411と、方位412〜419とを含む。宅盤とは、風水において室内の方位の吉凶をあらわすために利用される表の一種である。本命掛411は、室内配置テーブル400に含まれる本命掛402と同様であり、方位412〜419は、北、北西、西、南西、南、南東、東、北東のそれぞれの方位を示す。即ち、方位1 412は北、方位2 412は北西を示す。
図5の立地条件テーブル500は、立地条件501と鑑定文502とを含む。立地条件501は風水で重視される住宅の特徴的な立地条件であり、鑑定文は個々の立地条件501に対する風水による鑑定結果の説明である。
図6の月盤テーブル600は、年601、月602、各方位の点数603−1〜603−8、各方位の吉凶604−1〜604−8、及び解説文605を含む。各方位の点数603−1〜603−8及び各方位の吉凶604−1〜604−8には、対応する月の干支に基づいて風水により決定された方位ごとの点数及び吉凶が格納される。
図7において、日盤テーブル700は、年701、月702及び日703と、各方位の点数704−1〜704−8、各方位の吉凶705−1〜705−8、各方位の八門706−1〜706−8及び各方位の八神707−1〜707−8と、解説文708とを含む。各方位の点数、吉凶、八門及び八神は、月盤テーブル600の各方位の点数及び吉凶と同様に、対応する月及び日の干支に基づいて風水により決定される。なお、八門及び八神とは、本実施の形態で利用している奇門遁甲において方位の吉凶を決定するために利用される要素であり、他の実施の形態においては、別の要素を利用することも可能である。
図8において、時盤テーブル800は、年801、月802、日803及び時804と、各方位の点数805−1〜805−8、各方位の吉凶806−1〜806−8、各方位の八門807−1〜807−8及び各方位の八神808−1〜808−8と、解説文809とを含む。時804は、風水において用いられる、1日を構成する13の時間帯のいずれかを示し、各方位の点数、吉凶、八門及び八神は、月盤テーブル600の各方位の点数603−1〜603−8及び各方位の吉凶604−1〜604−8と同様に、対応する時の干支に基づいて風水により決定される。
図9において、開運願望テーブル900は、ユーザの持つ開運願望を満たすために最適な方位を示すものであり、カテゴリ901と、開運願望902と、八門903と、八神904とを含む。カテゴリ901はユーザの開運願望の属するカテゴリであり、八門903及び八神904は、ユーザの開運願望を達成する上で吉となる八門及び八神の配置を示すものである。
なお、上に説明した図4〜9は、風水情報DB34に含まれるテーブルの一例に過ぎず、風水情報DB34は、図4〜9に示された以外の様々なテーブルを含んでもよいことに注意すべきである。また、図4〜9の各テーブルは、例示された以外の様々なデータを含んでもよく、更に複数枚のテーブルに分割されてもよい。
以下、風水情報提供システム10を用いて実現される処理について説明する。
風水情報提供システム10の利用開始にあたり、まず、ユーザ登録処理が実行される。具体的には、風水に基づく情報の提供を希望する顧客が、ユーザ端末12−1〜12−Nのいずれかである例えばユーザ端末12−1を用いてサーバ13にアクセスし、ユーザ登録を要求すると、サーバ13の制御部21は、端末表示画面ファイル記憶部22に格納されたユーザ登録画面を取り出してユーザ端末12−1に送信する。当該画面においてユーザが所定の登録情報を入力し、送信処理を行うと、ユーザ端末12−1からサーバ13に登録情報が送信される。サーバ13の送受信部20が該情報を受取ると、制御部21は、ユーザ情報登録検索部24を制御してユーザ情報の登録を行う。即ち、ユーザ情報登録検索部24は、未だユーザに割当てられていない1つのユーザIDを当該ユーザに割当て、受取った登録情報を該ユーザIDと対応付けて、ユーザ情報DB30に登録する。
風水情報提供システム10の利用開始にあたり、まず、ユーザ登録処理が実行される。具体的には、風水に基づく情報の提供を希望する顧客が、ユーザ端末12−1〜12−Nのいずれかである例えばユーザ端末12−1を用いてサーバ13にアクセスし、ユーザ登録を要求すると、サーバ13の制御部21は、端末表示画面ファイル記憶部22に格納されたユーザ登録画面を取り出してユーザ端末12−1に送信する。当該画面においてユーザが所定の登録情報を入力し、送信処理を行うと、ユーザ端末12−1からサーバ13に登録情報が送信される。サーバ13の送受信部20が該情報を受取ると、制御部21は、ユーザ情報登録検索部24を制御してユーザ情報の登録を行う。即ち、ユーザ情報登録検索部24は、未だユーザに割当てられていない1つのユーザIDを当該ユーザに割当て、受取った登録情報を該ユーザIDと対応付けて、ユーザ情報DB30に登録する。
こうして登録されたユーザが風水情報提供システム10にアクセスすると、制御部21は、端末表示画面ファイル記憶部22に格納された認証画面をユーザ端末12−1に送信してユーザID及びパスワードの入力を促し、ユーザ端末から送信されるユーザID及びパスワードをもとに、認証部23にユーザの認証を実行させる。認証部23は、受取ったユーザID及びパスワードを、ユーザ情報DB30に格納されたユーザID301及びパスワード305と照合してユーザの認証を行う。ただし、風水情報提供システム10において、会員登録は行わなくてもよく、所定のメニューを利用する場合にのみ要求してもよい。その場合、ユーザ認証は実行されないか、登録を要するメニューの実行を要求した後に実行される。
ユーザ認証が成功すると、制御部21は、ユーザ端末表示画面ファイル記憶部22に格納されたメニュー画面を取り出して、ユーザ端末12−1に送信する。図14は、風水提供システム10においてユーザ端末12−1〜12−Nに表示されるメニュー画面の一例である。本実施の形態において、風水情報提供システム10は、(1)室内配置鑑定、(2)立地条件鑑定、(3)出張風水鑑定、(4)メール風水鑑定、(5)引越し診断、(6)外出診断、(7)風水カレンダーの計7種類の処理を実行することが可能である。各メニューにおける処理の概要は以下の通りである。
(1)室内配置鑑定:ユーザに生年月日、性別及び室内の家具等の配置を入力させ、それらの情報を基に、風水による鑑定を行う。
(2)立地条件鑑定:ユーザに家の立地条件を入力させ、該情報を基に、風水による鑑定を行う。
(2)立地条件鑑定:ユーザに家の立地条件を入力させ、該情報を基に、風水による鑑定を行う。
(3)出張風水鑑定:現住居及び購入予定物件の出張風水鑑定の申込みを受け付ける。
(4)メール風水鑑定:ユーザから鑑定希望物件の状況を説明したメールを受取り、風水鑑定を行う。
(4)メール風水鑑定:ユーザから鑑定希望物件の状況を説明したメールを受取り、風水鑑定を行う。
(5)引越し診断:希望の引越し時期に対し、風水により吉方位及び凶方位を診断する。又は、希望の引越し場所に対し、風水により最適な引越し時期を診断する。更に、吉方位にあり適切な時期に入居可能な物件の情報を提示する。
(6)外出診断:所定の外出先及び目的に対し、風水により最適な日時を診断する。又は、所定の日時及び目的に対し、風水により最適な外出先を診断する。更に、ユーザの外出目的に応じて、適切な外出日時及び外出先の組合せを提示する。
(7)風水カレンダー:月に一度、次月の吉方位又は吉日の情報をメール配信する。
上記メニューの処理の詳細について、以下に説明する。
(1)室内配置鑑定
図10は、風水情報提供システム10における室内配置鑑定処理の詳細を示す。この処理は、ユーザが図14のメニュー画面において室内配置鑑定1401を選択し、ステップ1001において、ユーザ端末12−1からサーバ13に室内配置鑑定要求を示す信号が送信されることにより開始する。該要求がサーバ13の送受信部20に受信されると、制御部21は、ステップ1002において、端末表示画面ファイル記憶部22に格納された生年月日性別入力画面を取り出し、該画面を、送受信部20を介してユーザ端末12−1に送信して、表示装置123に表示させる。
上記メニューの処理の詳細について、以下に説明する。
(1)室内配置鑑定
図10は、風水情報提供システム10における室内配置鑑定処理の詳細を示す。この処理は、ユーザが図14のメニュー画面において室内配置鑑定1401を選択し、ステップ1001において、ユーザ端末12−1からサーバ13に室内配置鑑定要求を示す信号が送信されることにより開始する。該要求がサーバ13の送受信部20に受信されると、制御部21は、ステップ1002において、端末表示画面ファイル記憶部22に格納された生年月日性別入力画面を取り出し、該画面を、送受信部20を介してユーザ端末12−1に送信して、表示装置123に表示させる。
ユーザが、生年月日性別入力画面において、入力装置122を利用して生年月日及び性別を入力し、送信ボタンをクリックすると、ステップ1003において、ユーザ端末12−1からサーバ13に対し、ユーザの生年月日及び性別を示す情報が送信される。サーバ13の送受信部20が該情報を受信すると、制御部21は、ステップ1004において、風水情報作成部28を制御し、該情報からユーザの本命掛を示す番号を決定させる。具体的に、風水情報作成部28は、制御部21からユーザの生年月日及び性別を受取ると、男性の場合には西暦の生年の4桁を全て加えた数字から11を引き、女性の場合には西暦の生年の4桁を全て加えた数字に4を加え、それぞれ10を越えた場合には9を引いて、当該ユーザの本命掛を示す番号を算出する。
次に、ステップ1005において、サーバ13の制御部21は、端末表示画面ファイル記憶部22に格納された室内配置入力画面を取り出し、該画面を、送受信部20を介してユーザ端末12−1に送信する。図15は、ユーザ端末12−1の表示装置123に表示される室内配置入力画面の一例である。
図15の画面は、室内配置入力欄1501と、家具アイコン1502と、方位磁石1503と、鑑定ボタン1504とを含む。ユーザは、まず、入力装置122を用いて方位磁石1503を操作し、磁石の針が差す方角が実際の部屋の方角に合うよう設定する。次いで、室内配置入力欄1501において、実際の部屋の中で家具が置いてある位置と対応する位置にマウスによるドラッグ・アンド・ドロップを用いて家具アイコン1502を配置した上で、鑑定ボタン1504をクリックする。すると、ステップ1006において、ユーザ端末12−1からサーバ13に、方位磁石1503の向きから割り出された部屋の方位情報と、家具アイコン1502の位置から算出された各家具の位置情報とが送信される。
サーバ13の送受信部20が該情報を受信すると、制御部21は、風水情報作成部28を制御して、室内に配置された各家具の方位の吉凶を決定させる。具体的に、風水情報作成部28は、まず、ステップ1007において、受取った部屋の方位情報を用いて、部屋の中心を原点とし、正のX軸が部屋の真北方向に伸びる二次元座標を作成する。その上で、ステップ1006で送信された各家具の位置情報を用いて各家具を該座標上に位置付け、正のX軸との角度に基づいて、各家具の方位を決定する。ここで、家具の方位は、北、北西、西、南西、南、南東、東、北東のいずれかに決定され、それぞれの方位と対応する1〜8の番号で表される。例えば、北は1、北西は2という番号で表される。
各家具の方位が決定されると、ステップ1008において、例えばベッド及び入り口のような重要な要素について、ステップ1004で求められた本命掛とステップ1007で求められた方位とに基づく鑑定結果が決定される。例えば、本命掛を示す番号が「5」であり、ベッドの方位を示す番号が「4」である場合、ベッドの室内配置の鑑定結果の番号は「0504」となり、同様に、入り口の方位を示す番号が「6」である場合、入り口の室内配置の鑑定結果を示す番号は「0506」となる。次いで、風水情報作成部28は、風水情報DB34の室内配置テーブル400から、結果ID401が「0504」及び「0506」である行の方位403及び鑑定文405をそれぞれ読み出す。
更に、風水情報作成部28は、ステップ1009において、室内の各方位の吉凶を決定する。風水情報作成部28は、ステップ1004で決定された本命掛を用いて、風水情報DB34に格納された宅盤テーブル410から、室内の各方位の吉凶を決定する。例えば、ユーザの本命掛を示す番号が「1」である場合、宅盤テーブル410にて、本命掛411が「1」である行のデータを参照することにより、例えば「北」を示す方位1が「小吉」であり、北東を示す方位2が「中凶」であることがわかる。
ステップ1007で決定された各家具の方位と、1008で読み出された重要な要素の方位に対する鑑定文405と、ステップ1009で決定された各方位の吉凶は、ステップ1010において、端末表示画面ファイル記憶部22から取り出された鑑定結果画面に埋め込まれ、ユーザ端末12−1に送信される。図16は、ユーザ端末12−1の表示装置123に表示される室内配置鑑定結果画面の一例である。
図16には、家具方位吉凶情報1601と、方位磁石1602と、重要家具の方位1606と、重要家具の鑑定文1607とが含まれる。方位磁石1602は、ステップ1006で送信された方位情報をもとに、図15の室内配置入力画面でユーザが設定したのと同様に設定される。家具方位吉凶情報1601は、室内における方位の吉凶と各家具の配置とを示すものであり、北、北西、西、南西、南、南東、東、北東の8つのエリアに分割されている。各エリアは、異なる色又は模様等により識別され、それぞれの色又は模様と吉凶との対応が凡例1605に示される。例えば、図16において、網掛けで示される南のエリア1603は、凡例1605を参照することにより「小吉」であることがわかり、左下がりの斜線で示される南西のエリア1604は「最大吉」であることがわかる。また、重要家具の方位1606及び鑑定文1607は、例えばベッド及び入り口のような重要な要素の方位と、それに対する鑑定文を示す。
(2)立地条件鑑定
図11は、風水情報提供システム10における立地条件鑑定処理の詳細を示すブロック図である。この処理は、ユーザが図14のメニュー画面において立地条件鑑定1402を選択し、ステップ1101において、ユーザ端末12−1からサーバ13に立地条件鑑定要求が送信されることにより開始する。該要求がサーバ13の送受信部20に受信されると、制御部21は、ステップ1102において、端末表示画面ファイル記憶部22に格納された立地条件入力画面を取り出し、該画面を送受信部20を介してユーザ端末12−1に送信する。
図11は、風水情報提供システム10における立地条件鑑定処理の詳細を示すブロック図である。この処理は、ユーザが図14のメニュー画面において立地条件鑑定1402を選択し、ステップ1101において、ユーザ端末12−1からサーバ13に立地条件鑑定要求が送信されることにより開始する。該要求がサーバ13の送受信部20に受信されると、制御部21は、ステップ1102において、端末表示画面ファイル記憶部22に格納された立地条件入力画面を取り出し、該画面を送受信部20を介してユーザ端末12−1に送信する。
図17は、ユーザ端末12−1の表示装置123に表示される立地条件入力画面の一例である。図17の例において、立地条件入力画面には、複数の立地条件パターン1701と、それぞれに対する説明文1702とが表示される。ユーザが説明文1702を参照しながら、立地条件パターン1701のうち鑑定対象の物件の立地条件と一致するものをクリックすると、ステップ1103において、ユーザ端末12−1からサーバ13に立地条件情報が送信される。サーバ13の送受信部20が該情報を受信すると、制御部21は、ステップ1104において、風水情報作成部28を制御して、風水情報DB34の立地条件テーブル500から、受信した立地条件501に対応する鑑定文502を取り出す。取り出された鑑定文は、ステップ1105において、端末表示画面ファイル記憶部22から取り出された鑑定結果画面に埋め込まれてユーザ端末12−1に送信され、表示装置123に表示される。
(3)出張風水鑑定
風水情報提供システム10における出張風水鑑定処理は、ユーザが図14に例示されるメニュー画面において出張風水鑑定1403を選択し、ユーザ端末12−1からサーバ13に出張風水鑑定要求が送信されることにより開始する。該要求がサーバ13の送受信部20に受信されると、制御部21は、端末表示画面ファイル記憶部22に格納された出張風水鑑定申込み画面を取り出し、該画面を送受信部20を介してユーザ端末12−1に送信する。ユーザがユーザ端末12−1において、出張風水鑑定申込み画面に所定の事項を入力して送信処理を行うと、申込み情報がサーバ13に送信され、ユーザの現住居又は購入予定物件への出張風水鑑定の申込みがなされる。
風水情報提供システム10における出張風水鑑定処理は、ユーザが図14に例示されるメニュー画面において出張風水鑑定1403を選択し、ユーザ端末12−1からサーバ13に出張風水鑑定要求が送信されることにより開始する。該要求がサーバ13の送受信部20に受信されると、制御部21は、端末表示画面ファイル記憶部22に格納された出張風水鑑定申込み画面を取り出し、該画面を送受信部20を介してユーザ端末12−1に送信する。ユーザがユーザ端末12−1において、出張風水鑑定申込み画面に所定の事項を入力して送信処理を行うと、申込み情報がサーバ13に送信され、ユーザの現住居又は購入予定物件への出張風水鑑定の申込みがなされる。
(4)メール風水鑑定
風水情報提供システム10におけるメール風水鑑定処理は、上記の出張風水鑑定処理とほぼ同様である。この処理は、ユーザが図14に例示されるメニュー画面においてメール風水鑑定1404を選択し、ユーザ端末12−1からサーバ13にメール風水鑑定要求が送信されることにより開始する。該要求がサーバ13の送受信部20に受信されると、制御部21は、端末表示画面ファイル記憶部22に格納されたメール風水鑑定申込み画面を取り出し、該画面を送受信部20を介してユーザ端末12−1に送信する。ユーザがユーザ端末12−1において、メール風水鑑定申込み画面に所定の事項を入力し、送信処理を行うと、申込みに関する情報がサーバ13に送信され、その後、電子メールのやりとりを経て、風水鑑定が実行される。
風水情報提供システム10におけるメール風水鑑定処理は、上記の出張風水鑑定処理とほぼ同様である。この処理は、ユーザが図14に例示されるメニュー画面においてメール風水鑑定1404を選択し、ユーザ端末12−1からサーバ13にメール風水鑑定要求が送信されることにより開始する。該要求がサーバ13の送受信部20に受信されると、制御部21は、端末表示画面ファイル記憶部22に格納されたメール風水鑑定申込み画面を取り出し、該画面を送受信部20を介してユーザ端末12−1に送信する。ユーザがユーザ端末12−1において、メール風水鑑定申込み画面に所定の事項を入力し、送信処理を行うと、申込みに関する情報がサーバ13に送信され、その後、電子メールのやりとりを経て、風水鑑定が実行される。
(5)引越し診断
図12は、風水情報提供システム10における引越し診断処理の詳細を示すブロック図である。この処理は、ユーザが上記の図14に例示されるメニュー画面において引越し診断1405を選択し、ステップ1201において、ユーザ端末12−1からサーバ13に引越し診断要求が送信されることにより開始する。該要求がサーバ13の送受信部20に受信されると、制御部21は、ステップ1202において、端末表示画面ファイル記憶部22に格納された引越し条件入力画面を取り出し、該画面を送受信部20を介してユーザ端末12−1に送信して、表示装置123に表示させる。
図12は、風水情報提供システム10における引越し診断処理の詳細を示すブロック図である。この処理は、ユーザが上記の図14に例示されるメニュー画面において引越し診断1405を選択し、ステップ1201において、ユーザ端末12−1からサーバ13に引越し診断要求が送信されることにより開始する。該要求がサーバ13の送受信部20に受信されると、制御部21は、ステップ1202において、端末表示画面ファイル記憶部22に格納された引越し条件入力画面を取り出し、該画面を送受信部20を介してユーザ端末12−1に送信して、表示装置123に表示させる。
ユーザが、引越し条件入力画面において所望の引越し条件を入力し、送信処理を行うと、ステップ1203において、ユーザ端末12−1からサーバ13に引越し条件情報が送信される。ここで、引越し条件情報には、希望の引越し時期又は引越し場所の有無と、ユーザの現住所と、引越し先の物件に対して希望する価格、専有面積、間取り等の希望物件情報とが含まれる。ユーザは、希望の引越し時期又は引越し場所のいずれかが決定している場合には、具体的な日時又は住所を記入するが、いずれも未定の場合には指定しなくてもよい。本実施の形態において、希望の引越し時期は月単位で指定し、希望の引越し場所は、都道府県レベルや市町村レベルで指定する。
ステップ1203で希望の引越し時期が送信された場合、サーバ13の送受信部20が該情報を受信すると、制御部21は、ステップ1204において、風水情報作成部28を制御し、風水情報DB34に格納された月盤テーブル600を用いて、希望の引越し時期に対する方位の吉凶情報を検索させる。具体的に、風水情報作成部28は、まず、月盤テーブル600から、指定された月における全方位の点数603−1〜603−8、全方位の吉凶604−1〜604−8、及び解説文605を取り出す。その上で、風水情報作成部28は、指定された月における吉方位及び凶方位を決定する。例えば、引越し希望時期が2005年7月である場合、北東が吉方位であり、東及び南が凶方位であることが決定される。ここで、指定された月に複数の吉方位又は凶方位が存在する場合には、複数の吉方位又は凶方位が決定され、逆に、指定された月に吉方位が存在しない場合には、風水のロジックに従ってお勧めの方位に決定される。例えば、本実施の形態では、点数の最も多い方位をお勧めの方位とする。以上のステップにより、風水情報作成部28は、指定された月の全方位の吉凶情報と、解説文と、当該月の吉方位及び凶方位のデータを作成する。
制御部21は、次に、ステップ1205において、ユーザ情報登録検索部24及び地図情報作成部27を制御して、ステップ1204で決定された吉方向及び凶方位を示す地図を作成させる。具体的に、制御部21は、まず、ユーザ情報登録検索部24を制御して、ユーザ情報DB30から、診断を求めるユーザの現住所304を取り出し、該情報を、ステップ1204で決定された吉方位及び凶方位の情報とともに地図情報作成部27に渡す。地図情報作成部27は、地図情報DB33からユーザの現住所を中心とする地図の画像データを取り出した上で、該地図上に、ユーザの吉方位及び凶方位を表示させた地図データを作成する。その後、ステップ1206において、制御部21は、ステップ1205で作成された地図データと、ステップ1204で取り出された全方位の吉凶情報及び解説文とを、端末表示画面ファイル記憶部22から取り出された時期指定引越し診断結果画面ファイルに埋め込んで、ユーザ端末12−1に送信する。
図18は、表示装置123に表示される時期指定引越し診断結果画面の一例である。図18の画面は、希望の引越し時期1801と、当該月の月盤1802と、解説文1803と、地図1804と、当該月の吉方位1805及び凶方位1806と、物件紹介ボタン1807とを含む。希望の引越し時期1801、月盤1802及び解説文1803は、次の物件紹介画面を開いた際にも参照可能とするため、図18に示す通り、別画面で開くことが望ましい。ユーザ端末12−1において、記憶装置121に格納された汎用ブラウザ等の表示プログラムのプロセスを同時に2つ起動し、それぞれに異なる情報を表示させることにより、別画面での表示が可能である。
月盤1802は、ステップ1204で検索された希望月の全方位の吉凶情報を図示するものである。月盤1802は真南を上として八方位を示す8つのエリアに分かれており、各エリアの色や模様を変えることにより、当該エリアに対応する方位の吉凶を表示する。解説文1803は、やはりステップ1204において月盤テーブル600から検索された解説文605である。また、地図1804は、ステップ1205で地図情報作成部27が作成した地図データであり、ユーザが希望する引越し月における吉方位1805及び凶方位1806が表示されている。ユーザが吉方向1805及び凶方向1806の表示を確認した後で、物件紹介ボタン1807をクリックすると、ステップ1207において、ユーザ端末12−1からサーバ13に物件紹介要求が送信される。該要求を受信すると、制御部21は、ステップ1208において、不動産物件情報作成部25を制御して、不動産物件情報DB31からユーザに最適な物件の候補を検索させる。具体的に、不動産物件情報作成部25は、まず、制御部21からユーザの現住所及び吉方位の情報を受取り、それらの情報をもとに現住所から見て吉方位となるエリアの緯度経度を算出して、不動産物件情報DB31から該エリア内の物件を検索する。次いで、不動産物件情報作成部25は、吉方位にある物件のなかから更に、ステップ1203で送信された価格、専有面積、間取り等の希望条件を満たす物件を検索する。検索された物件は、ステップ1209において、送受信部20を介してユーザ端末12−1に送信される。
図19は、ユーザ端末12−1の表示装置123に表示される物件紹介画面の例である。物件紹介画面には、図19に示すように、物件名1901、現住所からの方位1902が表示される。図18の時期指定引越し診断結果画面で表示されていた希望の引越し時期1801、月盤1802及び解説文1803は、図19に示すように引き続き表示されることが望ましい。物件紹介画面には、また、各物件について住所をもとに計算された現住所からの距離1903を表示してもよく、各物件の住所やその他の情報を表示してもよい。更に、物件紹介画面の例えば物件名の箇所に別のウェブページへのハイパーリンクを設け、物件名をクリックすると、該物件の更なる詳細情報を提供するページが表示されるようにしてもよい。これは、ユーザが図19の画面で物件名1901をクリックした際に、ユーザ端末12−1からサーバ13に地図データの要求が送信され、サーバ13において地図情報作成部27が、地図情報DB33を用いて指定された物件を含む地図データを作成し、ユーザ端末12−1に送信することにより実現可能である。
ステップ1203において希望の引越し場所が送信された場合、サーバ13の送受信部20が該情報を受信すると、制御部21は、ステップ1211において、風水情報作成部28を制御し、風水情報DB34に格納された月盤テーブル600を用いて、希望の引越し場所への引越しが吉となる1つ以上の月を決定させる。具体的に、風水情報作成部28は、ユーザの現住所と引越し希望場所の住所から算出された角度に基づいて現住所に対する引越し希望場所の方位を求めた上で、図6に示される風水情報DB34の月盤テーブル600を用いて、当該方位が吉方位となる月を決定する。例えば、引越し希望場所が北東にある場合、吉となる月は2005年6月、7月及び12月であることがわかる。
風水情報作成部28が制御部21に吉となる月の情報を返すと、制御部21は、ステップ1212において、ユーザ情報登録検索部24及び地図情報作成部27を制御して、希望の引越し場所を示す地図を作成させる。具体的に、制御部21は、まず、ユーザ情報登録検索部24を制御して、ユーザ情報DB30から診断を求めるユーザの現住所304を取り出し、該情報を、ステップ1203で送信された希望の引越し場所の情報とともに地図情報作成部27に渡す。地図情報作成部27は、地図情報DB33からユーザの現住所を中心とする地図の画像データを取り出し、該地図上に、ステップ1203で送信された希望の引越し場所を表示した上で、希望の引越し場所のある方位に吉方位の表示をした画像データを作成する。その後、ステップ1213において、制御部21は、地図情報作成部27が作成した地図データを、端末表示画面ファイル記憶部22から取り出された場所指定引越し診断結果画面ファイルに埋め込んで、ユーザ端末12−1に送信する。
図20は、表示装置123に表示される場所指定引越し診断結果画面の一例である。場所指定引越し診断結果画面としては、まず、地図2001と、吉方位2002と、1つ以上の最適な時期2003と、物件紹介ボタン2004とを含むメイン画面2011が表示されるが、メイン画面2011においてユーザが最適な時期2003のうちの1つを選択すると、選択された最適な時期2005と、当該月の月盤2006と、解説文2007とを含むサブ画面2012が表示されるようにしてもよい。この場合、ユーザが最適な時期2003のうちの1つを選択した際に、ユーザ端末12−1からサーバ13に対し、指定した時期に対する吉凶情報の要求が送信され、サーバ13にて風水情報作成部28が月盤テーブル600から当該月の全方位の吉凶情報604−1〜604−8及び解説文605を取り出した上で、送受信部20を介してユーザ端末12−1に送信するよう構成される。
ユーザが最適な時期2003を選択してから物件紹介ボタン2004をクリックすると、ステップ1214において、ユーザ端末12−1からサーバ13に物件紹介要求が送信される。該要求を受信すると、制御部21は、ステップ1215において、不動産物件情報作成部25を制御して、不動産物件情報DB31からユーザに最適な物件の候補を検索させる。具体的に、不動産物件情報作成部25は、ユーザの希望する引越し場所と、ユーザが選択した最適な引越し月との情報を受取り、図3に示された不動産物件情報テーブル310において、住所313がユーザの希望する引越し場所にあり、入居可能時期314が選択された最適な月より前であって、更に、価格315、専有面積316及び間取り317がステップ1203で送信された希望条件に合致する物件を検索する。検索された不動産物件情報は、ステップ1216において、送受信部20を介してユーザ端末12−1に送信される。ここでユーザ端末12−1の表示装置123に表示される物件紹介画面は、図19とほぼ同様である。
ステップ1203において、希望の引越し時期及び引越し場所がいずれも入力されなかった場合、サーバ13の送受信部20がユーザ端末12−1からの引越し条件情報を受信すると、制御部21は、ステップ1221において、風水情報作成部28を制御し、風水情報DB34に格納された月盤テーブル600において、現在からなるべく近い月であって吉方位のある月を所定の数だけ抽出させる。所定の数は、例えば3つなどと予め設定しておく。又は、結果として出力する月の数を限定する代わりに、又はそれに加えて、検索の対象となる期間を限定することも可能である。例えば、所定数を3に設定した場合、引越し診断要求が出されたのが2005年6月であれば、検索結果は、北東の吉方位を持つ2005年7月と、西に吉方位を持つ2005年8月と、西に吉方位を持つ2005年9月になる。風水情報作成部28は、このように吉方位のある1つ以上の月を決定すると、月盤テーブル600から、検索された月のうちで最も近い月における全方位の吉凶情報604−1〜604−8と、解説文605とを取り出す。
次に、制御部21は、ステップ1222において、ユーザ情報登録検索部24及び地図情報作成部27を制御して、ステップ1221で検索された最も近い月の吉方向を示す地図を作成させる。具体的に、制御部21は、まず、ユーザ情報登録検索部24を制御して、ユーザ情報DB30から、診断を求めるユーザの現住所304を取り出し、該情報を、ステップ1221で決定された吉方位の情報とともに地図情報作成部27に渡す。地図情報作成部27は、地図情報DB33からユーザの現住所を中心とする地図の画像データを取り出した上で、該地図上にステップ1221で決定された吉方位を表示させた地図データを作成する。その後、ステップ1223において、制御部21は、地図情報作成部27が作成した地図データと、ステップ1221で取り出された最も近い月の全方位の吉凶情報及び解説文とを、端末表示画面ファイル記憶部22から取り出された引越し診断結果画面ファイルに埋め込んで、ユーザ端末12−1に送信する。
図21は、表示装置123に表示される引越し診断結果画面の一例である。図21の引越し診断結果画面には、最適な時期2101、月盤2102及び解説文2103を含むサブ画面2112と、地図2104、吉方位2105、最適な引越し時期及び方位の組合せ2106及び物件紹介ボタン2107を含むメイン画面2111とが表示される。2つ以上の吉方位を有する月もあるため、最適な引越し時期及び方位の組合せ2106において、1つの月に対し2つ以上の方位が表示される場合もある。最適な時期2101、月盤2102及び解説文2103は、次の物件紹介画面を開いた際にも参照可能とするために、図21にあるように別画面で開くようにすることが望ましい。
ユーザ端末12−1に最初に表示される際、最適な時期2101には、ステップ1221で検索された吉方位を有する月のうちで現在から最も近い月が表示され、月盤2102には当該月の全方位の吉凶情報が、解説文2103には当該月に対する解説文がそれぞれ表示される。また、地図2104は、ステップ1222で地図情報作成部27が作成した地図データであり、ユーザ端末12−1に最初に表示される時点では、ステップ1221で検索された月のうちで最も近い月における吉方位2105が表示される。
この画面において、ユーザが最適な引越し時期及び方位の組合せ2106の1つを選択すると、サブ画面2112に表示された最適な時期2101、月盤2102及び解説文2103と、吉方位2105との表示が、選択された月に対応するものに変更される。これは、ユーザが最適な引越し時期及び方位の組合せ2106のうちの1つを選択した際に、ユーザ端末12−1からサーバ13に対し選択された時期に対する吉凶情報の要求が送信され、サーバ13において風水情報作成部28が月盤テーブル600から当該月の全方位の吉凶情報604−1〜604−8と解説文605とを取り出した上で、送受信部20を介してユーザ端末12−1に送信するよう風水情報提供システム10を構成することにより実現される。
ユーザが最適な引越し時期及び方位の組合せ2106を選択後、物件紹介ボタン2107をクリックすると、ステップ1224において、ユーザ端末12−1からサーバ13に物件紹介要求が送信される。該要求を受信すると、制御部21は、ステップ1225において、不動産物件情報作成部25を制御して、不動産物件情報DB31からユーザに最適な物件の候補を検索させる。具体的に、不動産物件情報作成部25は、ユーザの現住所と、選択された最適な引越し時期及び方位の組合せとの情報を受取り、現住所に対して吉方位となるエリアの経度緯度を算出して、不動産物件情報DB31から該エリア内の物件を検索する。更に、不動産物件情報作成部25は、該範囲内の物件の中から、入居可能時期314が選択された時期より前であって、ステップ1203で入力された希望条件を満たす物件を検索する。検索された不動産物件情報は、ステップ1226において、送受信部20を介してユーザ端末12−1に送信される。ここでユーザ端末12−1の表示装置123に表示される物件紹介画面は、図19とほぼ同様である。
(6)外出診断
図13は、風水情報提供システム10における外出診断処理の詳細を示すブロック図である。この処理は、ユーザが図14のメニュー画面において外出診断1406を選択し、ステップ1301において、ユーザ端末12−1からサーバ13に外出診断要求が送信されることにより開始する。該要求がサーバ13の送受信部20に受信されると、制御部21は、ステップ1302において、風水情報作成部28を制御して図9の開運願望テーブル900から全てのカテゴリ及び開運願望の情報を取り出し、それらの情報を端末表示画面ファイル記憶部22から取り出された目的入力画面に埋め込んで、送受信部20を介してユーザ端末12−1に送信し、表示装置123に表示させる。
図13は、風水情報提供システム10における外出診断処理の詳細を示すブロック図である。この処理は、ユーザが図14のメニュー画面において外出診断1406を選択し、ステップ1301において、ユーザ端末12−1からサーバ13に外出診断要求が送信されることにより開始する。該要求がサーバ13の送受信部20に受信されると、制御部21は、ステップ1302において、風水情報作成部28を制御して図9の開運願望テーブル900から全てのカテゴリ及び開運願望の情報を取り出し、それらの情報を端末表示画面ファイル記憶部22から取り出された目的入力画面に埋め込んで、送受信部20を介してユーザ端末12−1に送信し、表示装置123に表示させる。
この目的入力画面において、ユーザは、「恋愛」「仕事」「結婚」等のカテゴリごとに並べられた開運願望の一覧の中から、特に開運を願う項目を1つ選択する。例えば、「仕事」のカテゴリであれば、「就職運を上げたい」「今抱えている仕事を成功させたい」といった開運願望が選択肢として提示される。ユーザが目的入力画面において所望の目的を選択し、送信ボタンをクリックすると、ステップ1303において、ユーザ端末12−1からサーバ13に目的情報が送信される。この目的情報をサーバ13の送受信部20が受信すると、制御部21は、次に、ステップ1304において、端末表示画面ファイル記憶部22に格納された外出情報入力画面を取り出し、該画面を、送受信部20を介してユーザ端末12−1に送信して、表示装置123に表示させる。
ユーザが、外出情報入力画面において所定の外出情報を入力し、送信ボタンをクリックすると、ステップ1305において、ユーザ端末12−1からサーバ13に外出情報が送信される。ここで、外出情報は、例えばデート、レジャー、ビジネス・勉強といった外出目的と、外出目的に応じた外出先種別とのほかに、宿泊の有無、帰宅日といった詳細情報を含む。詳細情報は、指定された外出目的及び外出先種別に応じて入力を要求することが可能である。例えば、外出目的として「デート」が選択された場合に、当該外出目的に応じた外出先種別である「遊園地」「ドライブ」「映画」又は「食事」のいずれかを選択させ、更に、外出先種別が「遊園地」又は「ドライブ」の場合にのみ、宿泊の有無、帰宅日の入力を要求することが可能である。外出情報は、希望の外出日時又は外出場所のいずれかを含んでもよいが、いずれも含まなくてもよい。希望の外出場所は、方位を割り出せるよう、都道府県等のおおよその住所を入力することにより指定される。
ステップ1305において希望の外出日時が送信された場合、サーバ13の送受信部20が外出情報を受信すると、制御部21は、ステップ1311において、風水情報作成部28を制御し、日盤又は時盤のいずれを利用すべきかを決定させる。利用すべき盤は、例えば外出先種別が「遊園地」又は「ドライブ」である場合には日盤、「映画」又は「食事」である場合には時盤が選択される等、ステップ1305で送信された外出情報に応じて決定されるよう予めプログラムで設定しておく。次に、ステップ1312において、風水情報作成部28は、ステップ1311で決定された日盤テーブル700又は時盤テーブル800のいずれかから、希望の外出日時における全方位の点数、吉凶、八門、八神及び解説文を取り出す。即ち、日盤テーブル700を用いる場合には、指定された外出日における各方位の点数704−1〜704−8、吉凶705−1〜705−8、八門706−1〜706−8、八神707−1〜707−8及び解説文708を取り出し、時盤テーブル800を用いる場合には、指定された外出日時における各方位の点数805−1〜805−8、吉凶806−1〜806−8、八門807−1〜807−8、八神808−1〜808−8及び解説文809を取り出す。
次に、風水情報作成部28は、ステップ1313において、指定日時における吉方位を決定する。吉方位の決定には、ステップ1305で送信された外出日時の他に、ステップ1303で送信された目的情報が加味される。ここでは、ステップ1303において「恋愛」カテゴリの「元恋人と復活したい」との開運願望が送信され、ステップ1305において、「外出目的:デート、外出先種別:遊園地、希望の外出日時:2005年4月5日午前11時」との外出情報が送信されている場合を例にとって説明する。風水情報作成部28は、まず、図7に示される日盤テーブル700を用いて、指定された日における吉方向が北西であることを決定する。指定された日時に吉方位がない場合、風水ロジックに従ってお勧めの方位が決定される。例えば、本実施の形態において、風水情報作成部28は、八門に「死門」が入っている方位又は八神に「匂陳」が入っている方位を除いて、最も点数が高い方位をお勧め方位に決定するようプログラムされる。
次に、風水情報作成部28は、ステップ1303で送信された目的情報をもとにユーザの開運願望を特定し、図9の開運願望テーブル900を参照して、当該開運願望に対応する吉方位を決定する。この例では、ユーザが「恋愛」カテゴリの「元恋人と復活したい」との開運願望を持っているため、風水情報作成部28は、吉方位のなかでも八神に「六合」が入っている方位がユーザの開運願望に適していることを決定する。そこで、風水情報作成部28は、ステップ1312において日盤テーブル700から取り出した全方位の吉凶情報を調べ、吉方位の中で、八神に「六合」が入っている北西をユーザに最適な吉方位と決定する。
風水情報作成部28が指定された外出日時の吉方位を決定すると、制御部21は、ステップ1314において、ユーザ情報登録検索部24及び地図情報作成部27を制御して、ステップ1312及び1313で決定された方位の吉凶を示す地図を作成させる。具体的に、制御部21は、まず、ユーザ情報登録検索部24を制御して、ユーザ情報DB30から、診断を求めるユーザの現住所304を取り出し、該情報を、ステップ1212で検索された凶方位及びステップ1213で決定された吉方位の情報とともに地図情報作成部27に渡す。地図情報作成部27は、地図情報DB33からユーザの現住所を中心とする地図の画像データを取り出し、該地図上に、希望の外出日時の吉方位及び凶方位を表示させた地図データを作成する。その後、ステップ1315において、制御部21は、ステップ1314で作成された地図データと、ステップ1312で取り出された解説文と、ステップ1312及び1313で決定された吉凶情報とを、端末表示画面ファイル記憶部22から取り出された日時指定外出診断結果画面ファイルに埋め込んで、ユーザ端末12−1に送信する。
図22は、表示装置123に表示される日時指定外出診断結果画面の一例である。図22の画面は、開運カテゴリ2201と、希望の外出日時2202と、日盤2203と、解説文2204と、地図2205と、指定日時の吉方位2206及び凶方位2207と、詳細診断ボタン2208とを含む。開運カテゴリ2201、希望の外出日時2202、日盤2203及び解説文2204は、次の詳細診断画面を開いた際にも参照可能とするために、図22にあるように別画面で開くようにすることが望ましい。
図22において、開運カテゴリ2201は、ステップ1303で目的情報として送信される、ユーザの開運願望の属するカテゴリである。日盤2203は、ステップ1312で検索された希望の外出日の全方位の吉凶情報を図示する。ステップ1311において時盤を利用すべきことが決定された場合には、日盤2203の代わりに希望の外出日時に対応する時盤が表示される。日盤2203は真南を上として八方位を示す8つのエリアに分かれており、各エリアの色や模様を変えることにより、当該エリアが対応する方位の吉凶を表示する。解説文2204は、やはりステップ1312において日盤テーブル700から検索された解説文708である。また、地図2205は、ステップ1314で地図情報作成部27が作成した地図データであり、ユーザが希望する外出日における吉方位2206及び凶方位2207が表示されている。ユーザが吉方向2206及び凶方向2207の表示を確認した後で、詳細診断ボタン2208をクリックすると、ステップ1316において、ユーザ端末12−1からサーバ13に詳細診断要求が送信される。
該要求を受信すると、制御部21は、ステップ1317において、外出先情報作成部26を制御して、外出先情報DB32からユーザに最適な外出先の候補を検索させる。具体的に、外出先情報作成部26は、まず、ユーザの現住所及び吉方位の情報を受取り、それらの情報をもとに吉方位となるエリアの緯度経度を算出して、外出先情報DB32から該エリア内の外出先を検索する。次いで、外出先情報作成部26は、吉方位にある外出先のなかから、更に、ステップ1303で入力された外出目的と用途324が合致する外出先を検索する。検索された外出先は、ステップ1318において、送受信部20を介してユーザ端末12−1に送信される。
図23は、ユーザ端末12−1の表示装置123に表示される詳細診断画面の例である。図23の画面には、希望の外出日時2301及び外出先名2302が表示される。図22の日時指定外出診断結果画面で表示されていた開運カテゴリ2201、希望の外出日時2202、日盤2203及び解説文2204は、図23に示すように、引き続き表示されることが望ましい。詳細診断画面には、また、各外出先について住所をもとに計算された自宅からの距離2303を表示してもよく、外出先の住所やその他の情報を表示してもよい。
更に、詳細診断画面の例えば外出先名2302の箇所に別のウェブページへのハイパーリンクを設け、物件名をクリックすると、該物件の地図データを提供するページが表示されるようにしてもよい。これは、ユーザが図23の画面で外出先名2302をクリックした際に、ユーザ端末12−1からサーバ13に地図データの要求が送信され、サーバ13において地図情報作成部27が、地図情報DB33を用いて指定された外出先を含む地図データを作成し、ユーザ端末12−1に送信することにより実現可能である。
ステップ1305において、希望の外出場所が送信された場合、サーバ13の送受信部20がユーザ端末12−1から外出情報を受信すると、制御部21は、ステップ1321において、風水情報作成部28を制御し、目的情報に応じた吉方位を決定させる。具体的に、風水情報作成部28は、ステップ1303で送信された目的情報からユーザが有する開運願望を特定し、開運願望テーブル900を参照して、当該開運願望に最適な吉方位を決定する。
次いで、制御部21は、ステップ1322において、ユーザ情報登録検索部24及び風水情報作成部28を制御して、ステップ1305で送信された希望の外出場所が吉方位となる1つ以上の日時を決定する。具体的に、制御部21は、まず、ユーザ情報登録検索部24を制御して、ユーザ情報DB30から、診断を求めるユーザの現住所304を取り出させ、該情報を、ステップ1305で送信された外出情報とともに風水情報作成部28に受渡す。風水情報作成部28は、ステップ1305で送信された外出目的及び外出先種別から、日盤又は時盤のいずれを利用すべきかを決定し、希望の外出場所の住所から、希望の外出場所がユーザの自宅から見てどの方位にあるかを算出して、決定された日盤又は時盤のいずれかにおいて、希望の外出場所がユーザの開運願望に対応する吉方位となる日時を特定する。
ステップ1321及び1322を、ステップ1303で送信された目的情報が「恋愛」カテゴリの「関係を深めたい」との開運願望を示しており、ステップ1305で送信された外出目的が「デート」、外出先種別が「食事」、希望の外出場所が北の方位にある場合を例に説明する。まず、ステップ1321において、風水情報作成部28は、開運願望テーブル900を用いて、「関係を深めたい」との開運願望に対する吉方位が、吉方位であって八門に「生門」が入っている方位であることを決定する。次に、ステップ1322において、風水情報作成部28は、ステップ1311と同様の方法で時盤を利用すべきことを決定する。更に、風水情報作成部28は、ユーザの現住所と希望の外出場所の住所とを用いて、希望の外出場所がユーザの自宅の北にあることを決定する。その後、風水情報作成部28は、時盤テーブル800において、北が吉方位になっており、且つ北の八門に「生門」が入っている日時を検索する。図8の時盤テーブルからは、2005年4月5日の午前1時〜2時59分及び4月6日の午前3時〜4時59分に「北」が吉方位であって、北の八門に「生門」が入っていることがわかる。
上記のように決定された吉となる日時は、ステップ1323において、端末画面表示ファイル22に格納された場所指定外出診断結果画面ファイルに埋め込まれてユーザ端末12−1に送信される。
図24は、表示装置123に表示される場所指定外出診断結果画面の一例である。表示装置123には、当初、吉となる日時の月2405、日2406及び時2407と、詳細診断ボタン2408とを含むメイン画面2411が表示される。メイン画面2411において、ユーザが最適な日時の月2405、日2406又は時2407のうちの1つをクリックすると、先に説明した図21の場合と同様に、サブ画面2412に、開運カテゴリ2401と、選択された月、日又は時2402と、選択された月、日又は時に対応する月盤、日盤又は時盤2403と、解説文2404とが表示される。
ユーザが詳細診断ボタン2408をクリックすると、ステップ1324において、ユーザ端末12−1からサーバ13へ詳細診断要求が送信される。該要求を受信すると、制御部21は、ステップ1325において、風水情報作成部28及び外出先情報作成部26を制御して、ステップ1305で送信された希望の外出場所以外でユーザの開運願望に最適な外出先の候補を決定させる。具体的に、制御部21は、まず、風水情報作成部28を制御して、風水情報DB34から、ステップ1321で決定されたユーザの開運願望に適する吉方位を有する1つ以上の日時を特定し、当該1つ以上の日時のそれぞれにおける全方位の吉凶、八門及び八神と、解説文とを取り出させる。次に、制御部21は、外出先情報作成部26を制御して、ステップ1317と同様の方法で、ユーザの自宅から見て吉方位にある外出先を検索させる。ユーザの開運願望に適した吉方位を有する日時が2つ以上ある場合、それぞれの日時について、吉方位にある外出先が検索される。こうして決定された吉方位を有する日時、当該日時における吉方位、及び当該吉方位にある外出先の情報は、ステップ1326において、ユーザ端末12−1に送信される。
図25は、ユーザ端末12−1の表示装置123に表示される詳細診断画面の一例である。表示装置123は、メイン画面2511とサブ画面2412とを含む。サブ画面2412には、当初、図24に示された場所指定外出診断結果画面のサブ画面2412が引き続き表示される。メイン画面2511は、最適な日時の月2505、日2506又は時2507、吉方位2508、外出先名2509を含む。メイン画面2511には、更に、各外出先について住所をもとに計算された自宅からの距離2510を表示してもよく、外出先の住所やその他の情報を表示してもよい。
メイン画面2511において、ユーザが最適な日時月2505、日2506又は時2507の1つをクリックすると、先に説明した図21の場合と同様に、サブ画面2412に、選択された月、日又は時2402と、選択された月、日又は時に対応する月盤、日盤又は時盤2403と、それに対応する解説文2404とが表示される。また、外出先名2509の箇所に別のウェブページへのハイパーリンクを設け、外出先名2509をクリックした際に該外出先の地図データを提供するページが表示されるようにしてもよい。これは、ユーザが外出先名2509をクリックした際に、ユーザ端末12−1からサーバ13に地図データの要求が送信され、サーバ13において地図情報作成部27が、地図情報DB33を用いて、指定された外出先を含む地図データを作成し、ユーザ端末12−1に送信することにより実現可能である。
ステップ1305において、希望の外出日時及び外出場所がいずれも入力されず、ユーザ端末12−1からサーバ13に送信されなかった場合、サーバ13の送受信部20がユーザ端末12−1から外出情報を受信すると、制御部21は、ステップ1331において、ステップ1321と同様の方法で、風水情報作成部28に、目的情報に応じた吉方位を決定させる。
次に、制御部21は、ステップ1332において、風水情報作成部28を制御し、上記のステップ1311と同様の方法で、外出目的に応じて、日盤又は時盤のいずれを利用すべきかを決定させる。更に、制御部21は、ステップ1333において、風水情報作成部28を制御し、ステップ1332で決定された日盤又は時盤を用いて、ステップ1331で決定された吉方位を有する最も近い日時を決定させる。その後、制御部21は、ステップ1334において、ユーザ情報登録検索部24及び地図情報作成部27を制御し、ステップ1314と同様の方法で、ユーザの自宅を中心とする地図データであって、ステップ1331で決定された吉方位を表示する地図データを作成させる。作成された地図データは、ステップ1335において、ユーザ端末12−1に送信され、表示装置123に表示される。
図26は表示装置123に表示される外出診断結果画面の一例である。図26の画面は、開運カテゴリ2601、最適な外出日時2602、日盤又は時盤2603、及び解説文2604を含むサブ画面2612と、最適な外出日時及び方位2605、地図2606、吉方位2607及び詳細診断ボタン2608を含むメイン画面2611とを含む。図26の外出診断結果画面の機能及び表示内容は、希望の外出日時の代わりに最適な外出日時が表示される点を除き、図22の日時指定外出診断結果画面の例と同様である。
図26の画面においてユーザが詳細診断ボタン2608をクリックすると、ステップ1336において、ユーザ端末12−1からサーバ13へ詳細診断要求が送信される。該要求を受信すると、制御部21は、ステップ1337において、風水情報作成部28及び外出先情報作成部26を制御して、ユーザの開運願望に最適な外出日時及び外出先の組合せの候補を決定させる。具体的に、制御部21は、まず風水情報作成部28を制御して、風水情報DB34から、ステップ1331で決定された吉方位を有する1つ以上の日時を特定し、それぞれの日時における全方位の吉凶、八門及び八神と、解説文とを取り出させる。次に、制御部21は、外出先情報作成部26を制御して、外出先情報DB32において、吉方位にある外出先を検索させる。ユーザの開運願望に最適な吉方位を有する日時が2つ以上ある場合、それぞれの日時において吉方位にある外出先が検索される。こうして決定された吉方位を有する日時、当該日時における吉方位、及び当該吉方位にある外出先の情報は、ステップ1337において、ユーザ端末12−1に送信される。
ステップ1337の後にユーザ端末12−1の表示装置123に表示される詳細画面は、図25に例示された詳細診断画面とほぼ同様の表示内容及び機能を有する。
(7)風水カレンダー
風水情報提供システム10の風水カレンダー処理では、毎月、所定の日時に、登録されたユーザのメールアドレスに対し、翌月の風水情報を記載した電子メールが配信される。配信メールには、翌月の吉方位や吉日などの情報を含めることができる。これらの情報は制御部21が、風水情報作成部28を制御して、月盤テーブル600から翌月の吉方位を検索させ、又は、日盤テーブル700において、最も高い点数を伴う吉方位を有する日を決定させることにより入手可能である。これらの情報は、端末画面表示ファイル記憶部22に格納された風水カレンダー用の電子メールファイルに埋め込まれて、ユーザのメールアドレスに配信される。また、電子メールによる情報配信以外に、風水カレンダーを表示させるためのウェブページを設け、月盤テーブル600及び日盤テーブル700に基づいて作成された月盤、日盤や、それぞれに対応する解説文を表示してもよい。
(7)風水カレンダー
風水情報提供システム10の風水カレンダー処理では、毎月、所定の日時に、登録されたユーザのメールアドレスに対し、翌月の風水情報を記載した電子メールが配信される。配信メールには、翌月の吉方位や吉日などの情報を含めることができる。これらの情報は制御部21が、風水情報作成部28を制御して、月盤テーブル600から翌月の吉方位を検索させ、又は、日盤テーブル700において、最も高い点数を伴う吉方位を有する日を決定させることにより入手可能である。これらの情報は、端末画面表示ファイル記憶部22に格納された風水カレンダー用の電子メールファイルに埋め込まれて、ユーザのメールアドレスに配信される。また、電子メールによる情報配信以外に、風水カレンダーを表示させるためのウェブページを設け、月盤テーブル600及び日盤テーブル700に基づいて作成された月盤、日盤や、それぞれに対応する解説文を表示してもよい。
以上、本発明に係る風水情報提供システム10の処理の概要を、実施の形態を用いて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限られるものではない。
例えば、上記の実施の形態では、月、日及び時ごとの吉凶等の情報を予めテーブルとして風水情報DB34に格納しているが、代わりに、ユーザから引越し又は外出の希望日時が入力される都度、風水情報作成手段28が、風水に基づくロジックに従って当該日時の吉凶等を判断するようにしてもよい。これは、例えば、風水情報作成手段28の機能を実現するプログラムに、予め、入力された日時から当該日時の干支暦における干支及び局数を特定させ、それに基づいて当該日時の各方面の点数、吉凶、八門及び八神を算出するロジックを組み込んでおくことにより実現される。この処理を実現するプログラムは、例えば高根黒門著の「活盤奇門遁甲精義」に詳述されているような既存の風水による算出方法を、当業者にとって明らかな方法でコンピュータが実行可能なコマンドに置き換えることにより作成可能である。
例えば、上記の実施の形態では、月、日及び時ごとの吉凶等の情報を予めテーブルとして風水情報DB34に格納しているが、代わりに、ユーザから引越し又は外出の希望日時が入力される都度、風水情報作成手段28が、風水に基づくロジックに従って当該日時の吉凶等を判断するようにしてもよい。これは、例えば、風水情報作成手段28の機能を実現するプログラムに、予め、入力された日時から当該日時の干支暦における干支及び局数を特定させ、それに基づいて当該日時の各方面の点数、吉凶、八門及び八神を算出するロジックを組み込んでおくことにより実現される。この処理を実現するプログラムは、例えば高根黒門著の「活盤奇門遁甲精義」に詳述されているような既存の風水による算出方法を、当業者にとって明らかな方法でコンピュータが実行可能なコマンドに置き換えることにより作成可能である。
また、上記の実施の形態では、引越し及び外出という2種類の移動について風水に基づく吉凶情報を提供しているが、本発明は、これらの種類の移動に限定されるものではない。本発明に係る風水情報システムでは、移動の種類に関わらず、移動の日時、方位及び/又は目的の入力に応じて、風水に基づく移動の吉凶情報を提供することが可能であり、例えば旅行先や結婚式場の選択等の様々な種類の移動について、上記に説明したのと同様の処理により吉凶情報を提供可能である。
以上、実施の形態を参照して詳述したように、本発明の風水情報提供システムにより、相談者が入力する行動予定に対応する、風水に基づく方位の吉凶を含む具体的なアドバイスを提示するシステムを提供することができる。また、更に、相談者に対し、風水的な観点から最適な転居先物件の候補を提示するシステムを提供することにより、風水に基づくアドバイスを不動産物件の販売促進に役立てることが可能になる。
10 風水情報提供システム、11 ネットワーク、12−1〜12−N ユーザ端末、13 サーバ、20 送受信部、21 制御部、22 端末表示画面ファイル記憶部、23 認証部、24 ユーザ情報登録検索部、25 不動産物件情報作成部、26 外出先情報作成部、27 地図情報作成部、28 風水情報作成部、30 ユーザ情報DB、31 不動産物件情報DB、32 外出先情報DB、33 地図情報DB、34 風水情報DB。
Claims (9)
- ユーザからの移動に関する入力に応じて、風水に基づき前記移動についての吉凶情報を提供する風水情報提供システムであって、
風水に基づいて、所定の期間に渡って所定の時点ごとに求めた方位の吉凶に関する情報を格納する吉凶情報格納手段と、
前記ユーザからの時期の入力を受け付ける時期入力手段と、
前記吉凶情報格納手段において、前記入力された時期における吉方位及び凶方位を検索する吉凶検索手段と、
前記検索された吉方位及び凶方位を前記ユーザに提示する提示手段と
を備える風水情報提供システム。 - 請求項1記載の風水情報提供システムであって、前記ユーザの移動が引越しであり、更に、
住所を含む不動産物件情報を格納する不動産情報格納手段と、
前記ユーザからの現住所の入力を受け付ける現住所入力手段と、
前記不動産情報格納手段において、前記現住所に対して前記決定された吉方位にあたる住所を有する不動産物件を検索する物件検索手段と、
前記検索された不動産物件を前記ユーザに提示する提示手段と
を備える風水情報提供システム。 - 請求項1記載の風水情報提供システムであって、前記ユーザの移動が外出であり、前記吉凶情報格納手段が方位の吉凶及び方位の特徴を含む風水情報提供システムにおいて、更に、
移動目的と前記方位の特徴とを関連付けて格納する特徴格納手段と、
住所及び外出目的を含む外出先情報を格納する外出先情報格納手段と、
前記ユーザからの現住所の入力を受け付ける現住所入力手段と、
前記ユーザからの外出目的の入力を受け付ける目的入力手段と、
前記特徴格納手段において、前記入力された外出目的に応じた前記特徴を決定する特徴決定手段と、
前記吉凶検索手段により検索された吉方位であって、前記特徴決定手段により決定された特徴を有する方位を決定する吉方位決定手段と、
前記外出先情報格納手段において、前記現住所から見て前記決定された吉方位にあたる住所を有し、前記ユーザにより入力された外出目的を有する外出先を検索する外出先検索手段と、
前記検索された外出先を前記ユーザに提示する提示手段と
を備える風水情報提供システム。 - ユーザからの移動に関する入力に応じて、風水に基づき前記移動についての吉凶情報を提供する風水情報提供システムであって、
風水に基づいて、所定の期間に渡って所定の時点ごとに求めた方位の吉凶に関する情報を格納する吉凶情報格納手段と、
前記ユーザからの現住所及び目的地の入力を受け付ける目的地入力手段と、
前記目的地の前記現住所に対する方位を決定する方位決定手段と、
前記吉凶情報格納手段において、前記決定された方位が吉方位となる時期を検索する時期検索手段と、
前記検索された時期を前記ユーザに提示する提示手段と
を備える風水情報提供システム。 - 請求項4記載の風水情報提供システムであって、前記ユーザの移動が引越しであり、更に、
住所及び入居可能時期を含む不動産物件情報を格納する不動産情報格納手段と、
前記不動産情報格納手段において、住所が前記目的地にあって、入居可能時期が前記吉方位となる時期より前である不動産物件を検索する物件検索手段と、
前記検索された不動産物件を前記ユーザに提示する提示手段と
を備える風水情報提供システム。 - 請求項4記載の風水情報提供システムであって、前記ユーザの移動が外出であり、前記吉凶情報格納手段が方位の吉凶及び方位の特徴を含む風水情報提供システムにおいて、更に、
移動目的と前記方位の特徴とを関連付けて格納する特徴格納手段と、
住所及び外出目的を含む外出先情報を格納する外出先情報格納手段と、
前記ユーザからの外出目的の入力を受け付ける目的入力手段と、
前記特徴格納手段において、前記入力された外出目的に応じた前記特徴を決定する特徴決定手段と、
前記吉凶情報格納手段において、前記方位決定手段により決定された方位が吉方位であって前記特徴決定手段により決定された特徴を有する方位となる時期を決定する時期決定手段と、
前記決定された時期を前記ユーザに提示する提示手段と、
を備える風水情報提供システム。 - ユーザからの移動に関する入力に応じて、風水に基づき前記移動についての吉凶情報を提供する風水情報提供システムであって、
風水に基づいて、所定の期間に渡って所定の時点ごとに求めた方位の吉凶に関する情報を格納する吉凶情報格納手段と、
前記ユーザからの時期及び目的地を含まない移動予定の入力を受け付ける予定入力手段と、
前記吉凶情報格納手段において、吉方位を有する所定期間内の時期を検索する吉方位時期検索手段と、
前記検索された時期及び当該時期における吉方位を前記ユーザに提示する提示手段と
を備える風水情報提供システム。 - 請求項7記載の風水情報提供システムであって、前記ユーザの移動が引越しであり、更に、
住所を含む不動産物件情報を格納する不動産情報格納手段と、
前記ユーザからの現住所の入力を受け付ける現住所入力手段と、
前記不動産情報格納手段において、前記現住所に対して前記検索された吉方位にあたる住所を有する不動産物件を検索する物件検索手段と、
前記検索された不動産物件を、前記吉方位時期検索手段により検索された前記時期と関連付けて前記ユーザに提示する提示手段と
を備える風水情報提供システム。 - 請求項7記載の風水情報提供システムであって、前記ユーザの移動が外出であり、前記吉凶情報格納手段が方位の吉凶及び方位の特徴を含む風水情報提供システムにおいて、更に、
外出目的と前記方位の特徴とを関連付けて格納する特徴格納手段と、
住所及び外出目的を含む外出先情報を格納する外出先情報格納手段と、
前記ユーザからの現住所の入力を受け付ける現住所入力手段と、
前記ユーザからの外出目的の入力を受け付ける目的入力手段と、
前記特徴格納手段において、前記入力された外出目的に応じた前記特徴を決定する特徴決定手段と、
前記吉凶情報格納手段において、吉方位であって前記決定された特徴を有する方位を有する所定期間内の時期を決定する吉方位時期決定手段と、
前記外出先情報格納手段において、前記現住所から見て前記決定された時期における吉方位であって前記決定された特徴を有する方位にあたる住所を有し、前記ユーザにより入力された外出目的を有する外出先を検索する外出先検索手段と、
前記検索された外出先を、前記吉方位時期決定手段により決定された時期と関連付けて前記ユーザに提示する提示手段と
を備える風水情報提供システム。
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---|---|---|---|
JP2005113199A JP2006293668A (ja) | 2005-04-11 | 2005-04-11 | 風水情報提供システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005113199A JP2006293668A (ja) | 2005-04-11 | 2005-04-11 | 風水情報提供システム |
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-
2005
- 2005-04-11 JP JP2005113199A patent/JP2006293668A/ja active Pending
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