JP2006293642A - 通信システム、通信装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

通信システム、通信装置、制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 例えばディジタル放送受信装置および記録装置において、両者を接続するIEEE1394インタフェースとUSBインタフェースとの両方を有効に使用することを可能にする。
【解決手段】 ディジタル放送受信装置100と記録装置200とが、IEEE1394インタフェース(340)とUSBインタフェース(330)とによって接続され、ディジタル放送受信装置100と記録装置200との間で、コピーに対して制限がない第1のTSデータおよび該制限がある第2のTSデータが伝送される通信システムにおいて、第1のTSデータをUSBインタフェースによって伝送し、第2のTSデータに対して暗号化を行った上で、IEEE1394インタフェースによって伝送を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通信システム、通信装置、制御方法及びプログラムに関し、特に、第1の装置と第2の装置とが、通信方式の異なる複数の通信手段によって接続され、第1の装置と第2の装置との間で、コピーに対して制限がない第1のデータおよび該制限がある第2のデータが伝送される通信システム、該通信システムを構成する通信装置、前記通信システムに適用される制御方法、及び該制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
次世代のTV放送方式としてディジタルTV放送が注目されている。ディジタルTV放送は、STB(セットトップボックス)等のディジタル放送受信装置で受信される。ディジタル放送受信装置の中には、受信した放送番組データを外部に出力するためにIEEE1394インタフェースを使用するものがある(例えば、特許文献1参照)。IEEE1394インタフェースとは、IEEE1394規格(IEEE Std 1394-1995等)に準拠した高速シリアルバスに接続可能なデジタルインターフェースである。
高速シリアルバスインタフェースには、IEEE1394インタフェースの他にUSB(Universal Serial Bus)インタフェースが存在する。USBインタフェースとは、USB規格(USB2.0等)に準拠した高速シリアルバスに接続可能なデジタルインターフェースである。
ところで、IEEE1394インタフェースやUSBインタフェースには、ディジタルコンテンツの著作権保護のためにDTCP(Digital Transmission Content Protection)規格が定められており、これによって、不正コピーを防止することができるようになっている。例えば、特許文献2には、USBやパーソナルコンピュータ内のPCIバス等にDTCP規格を適用する技術が提案されている。なお、DTCP規格等は、ライセンス管理団体DTLA(Digital Transmission Licensing Administrator)によってライセンス管理されている(http://www.dtcp.com/参照)。
DTCP規格では、ライセンス管理団体から認証に必要な鍵やアルゴリズムを予め受け取り、IEEE1394やUSB等のシリアルバスを使用してデータ転送を行う際、転送先の機器について認証を行った上で、コピー制御情報(CCI;Copy Control Information)に応じてデータを暗号化し、IEEE1394やUSB等のシリアルバスを介して転送先の機器にデータを転送する。
DTCP規格において、シリアルバスを介してデータを転送する際に、送信側においてはコピー制御情報に基づきデータの暗号化を行うか否かを決定する。このコピー制御情報は一般に、コピー不可、これ以上のコピーは不可、1回のみコピー可、コピー可の4種類の制御情報からなっており、コピー可以外ではDTCP方式の暗号化が適用される。
受信側においては、シリアルバスを介して送信側にデータの送信を要求する際、送信側に受信側の認証を依頼する。認証が成功すれば、送信側と受信側とで鍵を共有し、送信側ではこの鍵でデータを暗号化し、シリアルバスを介して暗号化されたデータを受信側へ転送する。受信側では、認証で共有した鍵を用いて、転送された暗号化データの復号を行う。
特開2001−103390号公報 特開2001−333130号公報
ところで、ディジタル放送受信装置(STB等)と記録装置とを、上述したIEEE1394インタフェースとUSBインタフェースとの両方を使用して接続した場合において、ディジタル放送受信装置で受信した番組を記録装置に録画するために、例えば一方のIEEE1394シリアルバスを用いて認証を行い、暗号化された放送番組データを記録装置に転送するようにする。この場合、他方のUSBは使用されず、有効に利用されていない状態になる。
こうしたIEEE1394シリアルバスの使用状態において、例えば、ディジタルビデオカメラなどを該IEEE1394シリアルバスに接続して、該IEEE1394シリアルバスに接続されたディジタル放送受信装置や記録装置との間で、ディジタルビデオカメラなどから大量の動画像データを高速で転送したとする。この場合、IEEE1394インタフェースのアーキテクチャがバス型であるため、データ転送速度によっては、ディジタル放送受信装置から記録装置に転送している放送番組データがリアルタイムに転送することができなくなり、記録装置での番組録画を正しく行えなくなる可能性がある。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、IEEE1394インタフェースとUSBインタフェースとの両方を有効に使用することを可能にした通信システム、通信装置、制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る通信システムの一つは、例えば、第1の装置と第2の装置とが、通信方式の異なる複数の通信手段によって接続され、前記第1の装置と前記第2の装置との間で、コピーに対して制限がない第1のデータおよび該制限がある第2のデータが伝送される通信システムにおいて、前記複数の通信手段のうち、前記第1のデータの伝送を行う第1の通信手段と、前記複数の通信手段のうち、前記第2のデータに対して暗号化を行った上で伝送を行う第2の通信手段とを有することを特徴とする。
本発明に係る通信システムの一つは、例えば、第1の装置と第2の装置とが、通信方式の異なる複数の通信手段によって接続され、前記第1の装置と前記第2の装置との間で、コピーに対して制限がない第1のデータおよび該制限がある第2のデータが伝送される通信システムにおいて、前記複数の通信手段のうち、前記第1のデータの伝送を行うとともに、前記第2のデータに対して暗号化を行った上で伝送を行う第1の通信手段と、前記複数の通信手段のうち、前記第1の通信手段において行う暗号化に使用する暗号鍵の伝送を行う第2の通信手段とを有することを特徴とする。
本発明に係る通信システムの一つは、例えば、第1の装置と第2の装置とが、通信方式の異なる複数の通信手段によって接続され、前記第1の装置と前記第2の装置との間で、コピーに対して制限がある所定のデータが伝送される通信システムにおいて、前記複数の通信手段のうち、前記所定のデータに対して暗号化を行った上で伝送を行う第1の通信手段と、前記複数の通信手段のうち、前記第1の通信手段において行う暗号化に使用する暗号鍵の伝送を行う第2の通信手段とを有することを特徴とする。
本発明に係る通信装置の一つは、例えば、通信方式の異なる複数の通信手段によって外部装置と接続され、前記外部装置との間で、コピーに対して制限がない第1のデータおよび該制限がある第2のデータが伝送される通信装置において、前記複数の通信手段のうち、前記第1のデータの伝送を行う第1の通信手段と、前記複数の通信手段のうち、前記第2のデータに対して暗号化を行った上で伝送を行う第2の通信手段とを有することを特徴とする。
本発明に係る通信装置の一つは、例えば、通信方式の異なる複数の通信手段によって外部装置と接続され、前記外部装置との間で、コピーに対して制限がない第1のデータおよび該制限がある第2のデータが伝送される通信装置において、前記複数の通信手段のうち、前記第1のデータの伝送を行うとともに、前記第2のデータに対して暗号化を行った上で伝送を行う第1の通信手段と、前記複数の通信手段のうち、前記第1の通信手段において行う暗号化に使用する暗号鍵の伝送を行う第2の通信手段とを有することを特徴とする。
本発明に係る通信装置の一つは、例えば、通信方式の異なる複数の通信手段によって外部装置と接続され、前記外部装置との間で、コピーに対して制限がある所定のデータが伝送される通信装置において、前記複数の通信手段のうち、前記所定のデータに対して暗号化を行った上で伝送を行う第1の通信手段と、前記複数の通信手段のうち、前記第1の通信手段において行う暗号化に使用する暗号鍵の伝送を行う第2の通信手段とを有することを特徴とする。
本発明に係る制御方法の一つは、例えば、第1の装置と第2の装置とが、通信方式の異なる第1および第2の通信手段によって接続され、前記第1の装置と前記第2の装置との間で、コピーに対して制限がない第1のデータおよび該制限がある第2のデータが伝送される通信システムに適用される制御方法において、前記第1のデータを前記第1の通信手段によって伝送する第1の伝送ステップと、前記第2のデータに対して暗号化を行った上で、前記第2の通信手段によって伝送を行う第2の伝送ステップとを有することを特徴とする。
本発明に係る制御方法の一つは、例えば、第1の装置と第2の装置とが、通信方式の異なる第1および第2の通信手段によって接続され、前記第1の装置と前記第2の装置との間で、コピーに対して制限がない第1のデータおよび該制限がある第2のデータが伝送される通信システムに適用される制御方法において、前記第1のデータが入力されたとき、前記第1のデータを前記第1の通信手段によって伝送する第1の伝送ステップと、前記第2のデータが入力されたとき、前記第2のデータに対して暗号化を行った上で、前記第1の通信手段によって伝送を行うとともに、該暗号化に使用する暗号鍵を前記第2の通信手段によって伝送する第2の伝送ステップとを有することを特徴とする。
本発明に係る制御方法の一つは、例えば、第1の装置と第2の装置とが、通信方式の異なる第1および第2の通信手段によって接続され、前記第1の装置と前記第2の装置との間で、コピーに対して制限がある所定のデータが伝送される通信システムに適用される制御方法において、前記所定のデータに対して暗号化を行った上で前記第1の通信手段によって伝送を行う第1の伝送ステップと、前記第1の伝送ステップにおいて行う暗号化に使用する暗号鍵を前記第2の通信手段によって伝送する第2の伝送ステップとを有することを特徴とする。
本発明に係るプログラムの一つは、例えば、上記制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、第1の装置と第2の装置とが、通信方式の異なる第1および第2の通信手段によって接続され、第1の装置と第2の装置との間で、コピーに対して制限がない第1のデータおよび該制限がある第2のデータが伝送される通信システムにおいて、第1のデータを第1の通信手段によって伝送し、第2のデータに対して暗号化を行った上で、第2の通信手段によって伝送を行う。
また、同様の構成の通信システムにおいて、第1のデータが入力されたとき、第1のデータを第1の通信手段によって伝送し、第2のデータが入力されたとき、第2のデータに対して暗号化を行った上で、第1の通信手段によって伝送を行うとともに、該暗号化に使用する暗号鍵を前記第2の通信手段によって伝送する。
これにより、第1の通信手段(USB規格に基づく通信手段)と第2の通信手段(IEEE1394規格に基づく通信手段)との両方を有効に使用することが可能になる。
すなわち、コピーに対する制限の有無を示すコピー制御情報に基づき、第1及び第2のデータの区別を行い、該データを伝送すべき第1及び第2の通信手段を切り替えるようにし、具体的には、コピー制限がない第1のデータは、第1の通信手段経由で転送し、コピー制限がある第2のデータは、DTCP方式の暗号化を行った上で、第2の通信手段経由で転送する。かくして、2つの通信手段を有効に使用したデータ転送が実現する。
また、暗号鍵情報のみを第2の通信手段を使用して伝送するようにする。これにより、例えば、第2の通信手段が他の装置によって使用されて、第2の通信手段のトラフィックが混んできた場合でも、転送データの転送取りこぼしがおき難くなる。
また、暗号鍵情報と暗号化された第2のデータとを別々の通信手段を使用して伝送することにより、暗号化された第2のデータが違法に復号化され、コピーされることが難しくなる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。この通信システムはディジタル放送受信システムである。
図1中100はディジタル放送受信装置である。不図示のアンテナもしくはケーブルを介してディジタル受信信号が入力端子101に入力される。チューナ部102は、入力端子101に入力されたディジタル受信信号に対して、復調、誤り訂正を施し、トランスポートストリーム(TS)形式のディジタルデータを生成する。そして、生成されたトランスポートストリーム形式のディジタルデータ(TSデータ)をデスクランブラ103へ出力する。
デスクランブラ103は、視聴制限のためにスクランブルがかけられているTSデータがチューナ部102より入力された場合、TSデータに含まれるデスクランブルのための鍵情報と、不図示のICカード制御部より出力される鍵情報とに基づいて、TSデータに対してスクランブル解除を行う。そして、スクランブルを解除されたTSデータを切り替えスイッチ105の端子aへ出力するとともに、遅延器130,126、コピーフラグ検出器125へ出力する。
一方、デスクランブラ103は、スクランブルがかけられていないTSデータがチューナ部102より入力された場合には、TSデータをそのまま、切り替えスイッチ105の端子aへ出力するとともに、遅延器130,126、コピーフラグ検出器125へ出力する。
ここで、現在放送されている番組を受信し視聴する場合には、切り替えスイッチ105は、制御部117により端子aに接続され、デスクランブラ103から出力されたTSデータはデマルチプレクサ107へ出力される。
デマルチプレクサ107は、複数チャネル分の映像データ、音声データ、EPG(Electric Program Guide)データ等が時分割多重化されているTSデータの中から、図示しない操作部のユーザ操作により選択されたチャネルにおいて現在放送中の番組に係る映像データを映像復号化器109へ出力し、該番組の音声データを音声復号化器111へ出力する。
また、データ放送で送られてくる印刷データはメモリ118へ出力する。
映像復号化器109は、MPEG2等の符号化方式で圧縮された映像データを復号化して映像信号を生成し、出力端子113へ出力する。出力端子113は表示装置300と接続され、表示装置300は、映像信号に応じた画像を表示する。
音声復号化器111は、圧縮された音声データを復号化して音声信号を生成し、出力端子115へ出力する。出力端子115はスピーカ310と接続され、スピーカ310は音声信号に応じた音声を出力する。
また、データ放送で送られてきた印刷データは一旦メモリ118に蓄えられた後、図示しない操作部から印刷のユーザ指示があると、メモリ118から印刷データを読み出し、USBパケット生成部119へ出力する。USBパケット生成部119は、印刷データに基づきUSBパケットを生成し、出力端子143へ出力する。
出力端子143はプリンタ320にUSBケーブルで接続されており、プリンタ320は、USBパケットから印刷データを抽出して印刷を行う。これにより、データ放送で送られてきたデータが印刷される。
以上が、放送を視聴するときの通常の動作である。
つぎに、受信した放送番組データを記録装置200へ記録する場合について説明する。
デスクランブラ103から出力されたTSデータはコピーフラグ検出器125へ入力される。コピーフラグ検出器125は、TSデータに含まれるコピー制御情報(CCI;Copy Control Information)を抽出する。なお、遅延器126および遅延器130は、コピーフラグ検出器125がコピー制御情報を検出するまでに要する時間分だけ、TSデータをそれぞれ遅延させるものである。
コピー制御情報は2ビットのコピー制御フラグで構成され、BSディジタル放送では、コピー制御フラグ「00」は制限条件なしにコピー可、コピー制御フラグ「01」は、事業者が自由に定義し、コピー制御フラグ「10」は、1世代のみコピー可、コピー制御フラグ「11」は、コピー禁止に定義されている。
まず、コピーフラグ検出器125が、デスクランブラ103から出力されたTSデータのなかに含まれるコピー制御フラグが00(制限条件なしにコピー可)であることを検出した場合、コピーフラグ検出器125はスイッチ131を接続状態にし、遅延器130から出力されるTSデータをUSBパケット生成部123へ出力する。USBパケット生成部123は、TSデータを搭載したUSBパケットを生成し入出力端子145へ出力する。入出力端子145にはUSBケーブル330を介して記録装置200が接続される。
この場合、コピーフラグ検出器125はスイッチ127を接続状態にせずに、遅延器126から出力されるTSデータをDTCP暗号化器133へ出力しない。そのため、DTCP暗号化器133、リンク層A135、物理層A137は動作せず、入出力端子147に信号は出力されない。
次に、コピーフラグ検出器125が、デスクランブラ103から出力されるTSデータのなかに含まれるコピー制御フラグが00でない(何らかのコピー制限がある)ことを検出した場合は、コピーフラグ検出器125はスイッチ131を接続状態にせず、遅延器130より出力されるTSデータをUSBパケット生成部123へ出力しない。
一方、コピーフラグ検出器125はスイッチ127を接続状態にし、遅延器126より出力されたTSデータがDTCP暗号化器133へ入力される。DTCP暗号化器133は、DTCP暗号化方式に従い、TSデータに対して暗号化を行い、リンク層A135へ出力する。リンク層A135は、暗号化されたTSデータを搭載したIEEE1394パケットを生成し、物理層A137へ出力する。
物理層A137は、IEEE1394パケットを物理的な電気信号に変換し、入出力端子147へ出力する。入出力端子147にはIEEE1394ケーブル340を介して記録装置200が接続される。
以上説明したように、コピー制御フラグが00である場合(制限条件なしにコピー可)は、USBインタフェース経由でTSデータ信号を出力し、そうでない場合は、TSデータに対してDTCP暗号化方式の暗号化を施し、IEEE1394インタフェース経由で出力することとなる。
図2は、図1に示す記録装置200の内部構成を示すブロック図である。
記録装置200には、制限なしにコピーが可能であるTSデータを記録する場合、該TSデータが、ディジタル放送受信装置100からUSBケーブル330を介して入出力端子201へ入力される。
一方、コピー制限がなされたTSデータを記録する場合には、該TSデータが、IEEE1394の物理的な電気信号形態で、ディジタル放送受信装置100からIEEE1394ケーブル340を介して入出力端子203へ入力される。
入出力端子201に入力されたTSデータを含むUSBパケットは、USBパケット分離部205へ入力される。USBパケット分離部205は、USBパケットからTSデータ抽出し、切り替えスイッチ217の端子aへ出力する。
一方、入出力端子203へ入力されたIEEE1394の物理的な電気信号は物理層B207へ出力される。物理層B207は、IEEE1394の物理的な電気信号をIEEE1394パケットに変換し、リンク層B209へ出力する。
リンク層B209は、このIEEE1394パケットから暗号鍵情報を抽出して暗号鍵生成部211へ出力するとともに、暗号化されたTSデータを抽出してDTCP復号器215へ出力する。なおリンク層B209は、暗号化されたTSデータが抽出された場合、その旨制御部223へ通知する。暗号鍵生成部211は、入力された暗号鍵情報に基づいて暗号鍵を生成し、DTCP復号器215へ出力する。
DTCP復号器215は、暗号鍵生成部211から入力された暗号鍵を使用して、暗号化されたTSデータに対してDTCP復号化を行い、得られたTSデータを切り替えスイッチ217の端子bへ出力する。
制御部223は、暗号化されたTSデータが抽出された旨の通知がリンク層B209よりあった場合、切り替えスイッチ217を端子bに接続し、DTCP復号器215からのDTCP復号化されたTSデータを記録信号生成部219へ出力する。
一方、制御部223は、上記の暗号化TSデータの抽出通知がない場合、切り替えスイッチ217を端子aに接続し、USBパケット分離部205からのTSデータを記録信号生成部219へ出力する。
記録信号生成部219は、TSデータを記録信号に変換して記録器221へ出力し、記録器221に記録する。
次に、記録器221に記録された信号を再生する場合について説明する。
記録装置200において、記録器221から読み出した信号は、記録信号再生部222で、誤り訂正や記録フォーマットの復号化を行われ、TSデータとして遅延器227とコピーフラグ検出器225へ出力される。
コピーフラグ検出器225は、TSデータからコピー制御フラグを検出し、該コピー制御フラグに応じてスイッチ229及びスイッチ231の接続状態を制御する。遅延器227は、コピーフラグ検出器225がコピー制御フラグを検出するまでに要する時間だけTSデータを遅延させるものである。
コピーフラグ検出器225は、コピー制御フラグが00(制限条件なしにコピー可)であることを検出した場合、スイッチ229を接続状態にし、遅延器227からのTSデータをUSBパケット生成部233へ出力する。USBパケット生成部233は、入力されたTSデータを搭載したUSBパケットを生成し、入出力端子201へ出力する。また、スイッチ231を接続状態にせず、後段のDTCP暗号化器235、リンク層A237、物理層A239にTSデータを送らない。
一方、コピーフラグ検出器225は、コピー制御フラグが00以外であることを検出した場合、スイッチ231を接続状態にし、遅延器227から出力されたTSデータをDTCP暗号化器235に出力する。また、スイッチ229を接続状態にはせず、USBパケット生成部233にTSデータを送らない。
DTCP暗号化器235は、TSデータに含まれるコピー制御フラグに応じて、DTCP暗号化方式に従い、TSデータに対して暗号化を行い、リンク層A237へ出力する。
リンク層A237は、暗号化されたTSデータを搭載したIEEE1394パケットを生成し、物理層A239へ出力する。物理層A239は、IEEE1394の物理的な電気信号を生成し、入出力端子203へ出力する。
以上説明したように、記録装置200において、コピー制御フラグが00であって、条件なしにコピーが可能である場合は、USBインタフェース経由でTSデータをディジタル放送受信装置100へ出力し、一方、コピー制御フラグが00ではなく、コピーに何らかの制限がある場合には、TSデータにDTCP暗号化を施し、IEEE1394インタフェース経由でディジタル放送受信装置100へ出力する。
図1に戻って、ディジタル放送受信装置100において、制限なしにコピーが可能であるTSデータの場合には、再生TSデータがUSBパケット形態で、USBケーブル330を介して入出力端子145へ入力される。一方、何らかのコピー制限がなされたTSデータの場合には、DTCP方式で暗号化された再生TSデータが、IEEE1394ケーブル340を介して入出力端子147に入力される。
入出力端子145に入力されたUSBパケットは、USBパケット分離部121へ入力される。USBパケット分離部121は、USBパケットからTSデータを取り出し、切り替えスイッチ105の端子cへ出力する。
一方、入出力端子147に入力されたIEEE1394形式のTSデータは、物理的な電気信号の形態で物理層B141に入力される。
物理層B141は、IEEE1394の物理的な電気信号をIEEE1394パケットに変換し、リンク層B139へ出力する。
リンク層B139は、このIEEE1394パケットから暗号鍵情報を抽出して暗号鍵生成部128へ出力するとともに、暗号化されたTSデータを抽出してDTCP復号器129へ出力する。なおリンク層B139は、暗号化されたTSデータが抽出された場合、その旨制御部117へ通知する。暗号鍵生成部128は、入力された暗号鍵情報に基づいて暗号鍵を生成し、DTCP復号器129へ出力する。
DTCP復号器129は、暗号化されたTSデータに対して、暗号鍵生成部128から出力された暗号鍵を使用してDTCP復号化を行い、切り替えスイッチ105の端子bへ出力する。
制御部117は、暗号化されたTSデータが抽出された旨の通知がリンク層B139よりあり、コピー制限があるTSデータを再生し、視聴する場合は、切り替えスイッチ105を端子bに接続し、DTCP復号器129からのDTCP復号化されたTSデータをデマルチプレクサ107へ出力する。
一方、制御部117は、上記の暗号化TSデータの抽出通知がなく、コピー制限がないTSデータを再生し、視聴する場合は、切り替えスイッチ105を端子cに接続し、USBパケット分離部121からのTSデータをデマルチプレクサ107へ出力する。
この再生TSデータに対するデマルチプレクサ107以後の信号処理は、前述した放送を視聴するときの通常の信号処理と同等である。
このようにして、第1の実施の形態では、IEEE1394インタフェースとUSBインタフェースとの両方が有効に使用される。すなわち、コピー制御情報に応じて、TSデータの転送に使用する伝送路を切り替えるようにし、具体的には、コピー制限がないTSデータは、USBインタフェース経由で転送し、コピー制限があるTSデータは、DTCP方式の暗号化を行った上で、IEEE1394インタフェース経由で転送する。これにより、2つの伝送路を効率的に使用したデータ転送を行うことができる。
なお、上記の第1の実施の形態において、ディジタル放送受信装置100と記録装置200とはUSBケーブル330およびIEEE1394ケーブル340によって接続されているが、これに代わって、ディジタル放送受信装置100と記録装置200とを他の伝送方式で接続してもよく、例えばブルートゥースと呼ばれる無線通信方式を利用するようにしてもよい。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
上記の第1の実施の形態では、制限なくコピーが可能であるTSデータはUSBインタフェース経由で伝送し、コピーに制限のあるTSデータはIEEE1394インタフェースで伝送するようにしているが、これに対して第2の実施の形態では、コピーに制限のあるTSデータに関しては、鍵情報をIEEE1394インタフェースで伝送し、TSデータは暗号化したのち、USBインタフェース経由で伝送する。
図3は、第2の実施の形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。第2の実施の形態の構成は、基本的に第1の実施の形態の構成と同じであるので、第2の実施の形態の説明においては、第1の実施の形態の構成と同一部分には同一の参照符号を付して、第1の実施の形態の説明を流用する。
第2の実施の形態における放送視聴時の信号処理は、第1の実施の形態と同様であるので説明を省略し、第2の実施の形態における放送番組データの記録装置500への記録処理について以下に説明する。
第2の実施の形態では、デスクランブラ103からTSデータが、遅延器421、DTCP暗号化器423、コピーフラグ検出器425へ出力される。
コピーフラグ検出器425は、入力されたTSデータに含まれるコピー制御フラグを検出する。遅延器421は、コピーフラグ検出器425がコピー制御フラグを検出するまでに要する時間分だけ、TSデータを遅延させて、切り替えスイッチ427の端子aに送る。DTCP暗号化器423は、入力されたTSデータを、DTCP暗号化方式に従い、暗号鍵発生器433から入力された暗号鍵に基づきDTCP暗号化を行い、切り替えスイッチ427の端子bに送る。
コピーフラグ検出器425は、コピー制御フラグが00(制限条件なしにコピー可)であることを検出した場合、切り替えスイッチ427を端子aに接続する。これにより、遅延器421から出力されたTSデータをUSBパケット生成部123へ出力する。USBパケット生成器123は、TSデータをUSBパケットに変換して出力端子145へ出力する。
また、コピーフラグ検出器425は、コピー制御フラグが00であることを検出した場合に、スイッチ437を接続状態にはせずに、暗号鍵発生器433から出力される暗号鍵をリンク層A135へ出力しない。そのため、暗号鍵は、リンク層A135、物理層A137を経由して、IEEE1394バスの入出力端子147へ出力されない。暗号鍵発生器433は、暗号鍵をスイッチ437へ出力するとともに、DTCP暗号化器423へ出力する。
一方、コピーフラグ検出器425は、デスクランブラ103から出力されたTSデータに含まれるコピー制御フラグが00でない場合、切り替えスイッチ427を端子bに接続し、これによって、DTCP暗号化器423で暗号化されたTSデータは、USBパケット生成部123へ出力される。
また、コピーフラグ検出器425は、コピー制御フラグが00でない場合、スイッチ437を接続状態にし、これによって、TSデータに暗号化処理を行う場合に、暗号鍵発生器433から出力された暗号鍵がリンク層A135へ出力される。
リンク層A135は、暗号鍵を搭載したIEEE1394パケットを生成し、物理層A137へ出力する。物理層A137は、IEEE1394パケットを物理的な電気信号に変換し、入出力端子147へ出力する。
以上説明したように、コピー制御フラグが00である場合は、TSデータをUSBインタフェース経由で出力する。一方、コピー制御フラグが00でない場合は、TSデータに対してDTCP形式の暗号化を施し、暗号化されたTSデータをUSBインタフェース経由で伝送するとともに、暗号化に用いた鍵情報をIEEE1394インタフェース経由で出力する。
図4は、第2の実施の形態における記録装置500の内部構成を示すブロック図である。記録装置500の構成は、基本的に第1の実施の形態における記録装置200の構成と同じであるので、第2の実施の形態の説明においては、第1の実施の形態の構成と同一部分には同一の参照符号を付して、第1の実施の形態の説明を流用する。
第2の実施の形態における記録装置500においては、暗号復号化のための暗号鍵情報はIEEE1394ケーブル340を介して入出力端子203に入力される。一方、暗号化されたTSデータ、または暗号化されていないTSデータは、USBケーブル330を介して入出力端子201へ入力される。
入出力端子201に入力されたTSデータを含むUSBパケットは、USBパケット分離部505へ出力される。USBパケット分離部505は、USBパケットから、暗号化されたTSデータ、または暗号化されていないTSデータを抽出し、暗号化されていないTSデータを切り替えスイッチ217の端子aへ出力するとともに、暗号化されたTSデータをDTCP復号器507へ出力する。
一方、入出力端子203へ入力された暗号鍵情報を含むIEEE1394パケットは、物理的な電気信号の形態で物理層B207へ入力される。物理層B207は、物理的な電気信号をIEEE1394パケットに変換し、リンク層B513へ出力する。
リンク層B513は、IEEE1394パケットから暗号鍵情報を抽出し、暗号鍵生成部515へ出力するとともに、暗号鍵情報が検出された旨を示す検出信号を制御部223へ出力する。
暗号鍵生成部515は、入力された暗号鍵情報に基づき暗号鍵を生成し、DTCP復号器507へ出力する。DTCP復号器507は、暗号化されたTSデータに対して、暗号鍵生成部515から入力された暗号鍵を用いてDTCP方式の復号化を行い、得られたTSデータを切り替えスイッチ217の端子bへ出力する。
制御部517は、リンク層B513から検出信号が入力されない場合は、TSデータに対してDTCP暗号化がされず、制限なしにコピーが可能であると判断し、切り替えスイッチ217を端子aに接続する。一方、制御部517は、リンク層B513から検出信号が入力された場合は、TSデータに対してDTCP暗号化が行なわれ、伝送されたと判断し、切り替えスイッチ217を端子bに接続する。
このようにして、ディジタル放送受信装置400から記録装置500に暗号化されていないTSデータが伝送されたときは、この暗号化されていないTSデータが切り替えスイッチ217で選択されて記録信号生成器219へ出力され、一方、暗号化されたTSデータが伝送されたときは、この暗号化されたTSデータがDTCP復号器507で復号化され、切り替えスイッチ217で選択されて記録信号生成器219へ出力される。記録信号生成器219は、記録器221に記録する。
次に、第2の実施の形態において、記録器221に記録された信号を再生する場合について説明する。
図4に示す記録装置500において、記録器221から読み出された信号は、記録信号再生部222を介して、TSデータとして遅延器535とコピーフラグ検出器225とへ出力される。
コピーフラグ検出器225は、TSデータに含まれるコピー制御フラグを検出する。遅延器535は、コピーフラグ検出器225がコピー制御フラグを検出するまでに要する時間分だけ、TSデータを遅延させて、該TSデータを切り替えスイッチ531の端子aへ出力するとともに、DTCP暗号化器533へ出力する。
暗号鍵発生部527が、暗号鍵をDTCP暗号化器533およびスイッチ526に出力する。DTCP暗号化器533は、TSデータに対して、暗号鍵発生部527より出力された暗号鍵を用いてDTCP方式の暗号化を行い、切り替え端子531の端子bへ出力する。
コピーフラグ検出器225は、コピー制御フラグが00(制限条件ないしにコピー可)であることを検出した場合、切り替えスイッチ531を端子aに接続して、遅延器535からのTSデータをUSBパケット生成部233へ出力する。USBパケット生成部233は、入力されたTSデータを搭載したUSBパケットを生成し、入出力端子201へ出力する。
またコピーフラグ検出器225は、コピー制御フラグが00であることを検出した場合、スイッチ526を接続状態にはせず、暗号鍵発生部527より出力される暗号鍵を、リンク層A237へ出力しない。そのため、暗号鍵情報はIEEE1394インタフェース経由でディジタル放送受信装置400へ出力されない。
一方、コピーフラグ検出器225は、コピー制御フラグが00でないことを検出した場合、切り替えスイッチ531を端子bに接続し、DTCP暗号化器533からの暗号化されたTSデータをUSBパケット生成部233に出力する。
またコピーフラグ検出器225は、スイッチ526を接続状態にし、暗号鍵発生部527から出力される暗号鍵をリンク層A237へ出力する。リンク層A237は、暗号鍵を搭載したIEEE1394パケットを生成し、物理層A239へ出力する。物理層A239は、IEEE1394パケットをIEEE1394形式の電気信号に変換し、入出力端子203へ出力する。
以上説明したように、第2に実施の形態における記録装置500において、コピー制御フラグが、条件なしにコピーが可能であることを示す場合は、USBインタフェース経由でTSデータをディジタル放送受信装置400へ出力する。また、コピー制御フラグが何らかのコピー制限があることを示す場合には、TSデータにDTCP暗号化を施し、USBインタフェース経由でディジタル放送受信装置400へ出力するとともに、暗号鍵をIEEE1394インタフェース経由でディジタル放送受信装置400へ出力する。
図3に戻って、ディジタル放送受信装置400では、記録装置500で再生されたTSデータがUSBパケット形態で、USBケーブル330を介して入出力端子145へ入力される。このTSデータは、コピー制限がない場合、暗号化されておらず、コピー制限がされている場合、暗号化されている。
一方、コピー制限がされている場合には、IEEE1394ケーブル340を介して、暗号鍵を搭載したIEEE1394パケットが、物理的な電気信号の形態で入出力端子455に入力される。
USBパケット分離器121は、入力端子145から入力されたUSBパケットから、暗号化されたTSデータ、または暗号化されていないTSデータを抽出し、暗号化されたTSデータはDTCP復号器419へ出力するとともに、暗号化されていないTSデータは切り替えスイッチ105の端子cへ出力する。
入出力端子147に入力された暗号鍵情報を含む物理的な電気信号は、物理層B141に入力される。物理層B141は、物理的な電気信号をIEEE1394パケットに変換し、リンク層B443へ出力する。リンク層B443は、IEEE1394パケットに含まれる暗号鍵情報を抽出し、暗号鍵生成部435へ出力するとともに、暗号鍵情報が検出された旨を示す検出信号を制御部117へ送信する。暗号鍵生成部435は、入力された暗号鍵情報に基づいて暗号鍵を生成し、DTCP復号器419へ出力する。
DTCP復号器419は、暗号化されたTSデータに対して、暗号鍵生成部435から入力された暗号鍵を用いてDTCP復号化を行い、得られたTSデータを切り替えスイッチ105の端子bへ出力する。
制御部117は、検出信号がリンク層B443から送信されており、コピー制限があるTSデータを再生し、視聴する場合は、切り替えスイッチ105を端子bに接続し、DTCP復号器419からのDTCP復号化されたTSデータをデマルチプレクサ107へ出力する。
一方、制御部117は、検出信号が送信されておらず、コピー制限がないTSデータを再生し、視聴する場合は、切り替えスイッチ105を端子cに接続し、USBパケット分離部121からのTSデータをデマルチプレクサ107へ出力する。
この再生TSデータに対するデマルチプレクサ107以後の信号処理は、第1の実施の形態における放送視聴時の信号処理と同等である。
このようにして、第2の実施の形態でも、IEEE1394インタフェースとUSBインタフェースとの両方が有効に使用される。
また、暗号鍵情報のみをIEEE1394バスを使用して伝送することにより、例えば、IEEE1394バスが他の装置によって使用されて、IEEE1394バスが混んできた場合でも、データ転送によるデータの取りこぼしがおき難くなる。
また、暗号鍵情報と暗号化されたTSデータとを別々のバスを使用して伝送することにより、暗号化されたTSデータが違法に復号化され、コピーされることを難しくしている。
なお、上記の第2の実施の形態において、ディジタル放送受信装置400と記録装置500とはUSBケーブル330およびIEEE1394ケーブル340によって接続されているが、これに代わって、ディジタル放送受信装置400と記録装置500とを他の伝送方式で接続してもよく、例えばブルートゥース無線通信方式を利用するようにしてもよい。
また、上記の第2の実施の形態では、コピー制限がある場合に、暗号鍵情報をIEEE1394インタフェースで伝送し、TSデータは暗号化したのちUSBインタフェース経由で伝送しているが、これに代わって、コピー制限がある場合に、はじめはIEEE1394インタフェースを使用して暗号鍵情報と暗号化されたTSデータとを伝送し、IEEE1394バスを、ディジタル放送受信装置と他の装置との間の通信に使用し、IEEE1394バスが混んできたら、暗号化が必要のないデータもしくは暗号化されたデータのみをUSBインタフェース経由で伝送するようにしてもよい。
〔他の実施の形態〕
上記第1及び第2の実施の形態では、ディジタル放送受信装置と記録装置とを、IEEE1394インタフェースとUSBインタフェースとで接続する構成になっているが、IEEE1394インタフェースとUSBインタフェースとで接続される対象物は、他の装置どうしでもよく、またディジタル放送受信装置と記録装置とを接続する手段は、他の複数の通信手段であってもよい。
また上記第1及び第2の実施の形態では、ディジタル放送受信装置および記録装置がハードウェア構成を備えているが、こうしたハードウェア構成をソフトウェアによって構成するようにしてもよい。
また、上記各実施の形態は、上記各実施の形態の一部又は全てを実現するコンピュータプログラムを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納された上記コンピュータプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。
また、上記コンピュータプログラムを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、上記コンピュータプログラムをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが上記コンピュータプログラムを実行することにより、上記各実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのコンピュータプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出された上記コンピュータプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのコンピュータプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
また、コンピュータが読み出したコンピュータプログラムを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのコンピュータプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
この場合、上記コンピュータプログラムは、該コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体から直接、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続された不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
本発明の第1の実施の形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 図1に示す記録装置の内部構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態における記録装置の内部構成を示すブロック図である。
符号の説明
100,400 ディジタル放送受信装置(第1の装置、通信装置)
200,500 記録装置(第2の装置、通信装置)
300 表示装置
310 スピーカ
320 プリンタ
330 USBケーブル(第1の通信手段)
340 IEEE1394ケーブル(第2の通信手段)
102 チューナ部
103 デスクランブラ
105、217、427、531 切り替えスイッチ
107 デマルチプレクサ
109 映像復号化器
111 音声復号化器
118 メモリ
119、123、233 USBパケット生成部
121、205、505 USBパケット分離部
126,130,227、421、535 遅延器
127,131,229,231、437、526 スイッチ
133,235、423、533 DTCP暗号化器
135、237 リンク層A
137、239 物理層A
139,209、443,511、513 リンク層B
141、207 物理層B
129、215、419、507 DTCP復号器
128、211、435、515 暗号鍵生成部
134,236、433、527 暗号鍵発生部
117、223、517 制御部
125、225、425 コピーフラグ検出器
219 記録信号生成部
222 記録信号再生部
221 記録器

Claims (18)

  1. 第1の装置と第2の装置とが、通信方式の異なる複数の通信手段によって接続され、前記第1の装置と前記第2の装置との間で、コピーに対して制限がない第1のデータおよび該制限がある第2のデータが伝送される通信システムにおいて、
    前記複数の通信手段のうち、前記第1のデータの伝送を行う第1の通信手段と、
    前記複数の通信手段のうち、前記第2のデータに対して暗号化を行った上で伝送を行う第2の通信手段と
    を有することを特徴とする通信システム。
  2. 第1の装置と第2の装置とが、通信方式の異なる複数の通信手段によって接続され、前記第1の装置と前記第2の装置との間で、コピーに対して制限がない第1のデータおよび該制限がある第2のデータが伝送される通信システムにおいて、
    前記複数の通信手段のうち、前記第1のデータの伝送を行うとともに、前記第2のデータに対して暗号化を行った上で伝送を行う第1の通信手段と、
    前記複数の通信手段のうち、前記第1の通信手段において行う暗号化に使用する暗号鍵の伝送を行う第2の通信手段と
    を有することを特徴とする通信システム。
  3. コピーに対する制限の有無を示すコピー制御情報に基づき、前記第1及び第2のデータの区別を行い、前記第1及び第2の通信手段を選択的に動作させる動作制御手段を更に有することを特徴とする請求項1または請求項2記載の通信システム。
  4. 第1の装置と第2の装置とが、通信方式の異なる複数の通信手段によって接続され、前記第1の装置と前記第2の装置との間で、コピーに対して制限がある所定のデータが伝送される通信システムにおいて、
    前記複数の通信手段のうち、前記所定のデータに対して暗号化を行った上で伝送を行う第1の通信手段と、
    前記複数の通信手段のうち、前記第1の通信手段において行う暗号化に使用する暗号鍵の伝送を行う第2の通信手段と
    を有することを特徴とする通信システム。
  5. 前記第1の通信手段は、USB(Universal Serial Bus)規格に基づく通信手段であり、前記第2の通信手段は、IEEE1394規格に基づく通信手段であることを特徴とする請求項1、請求項2、または請求項4記載の通信システム。
  6. 前記第1および第2の装置は放送受信装置と記録装置とであり、前記第1および第2の装置の相互間で伝送されるデータは、前記放送受信装置で受信された放送番組データまたは前記記録装置に記録され再生された放送番組データであることを特徴とする請求項1、請求項2、または請求項4記載の通信システム。
  7. 通信方式の異なる複数の通信手段によって外部装置と接続され、前記外部装置との間で、コピーに対して制限がない第1のデータおよび該制限がある第2のデータが伝送される通信装置において、
    前記複数の通信手段のうち、前記第1のデータの伝送を行う第1の通信手段と、
    前記複数の通信手段のうち、前記第2のデータに対して暗号化を行った上で伝送を行う第2の通信手段と
    を有することを特徴とする通信装置。
  8. 通信方式の異なる複数の通信手段によって外部装置と接続され、前記外部装置との間で、コピーに対して制限がない第1のデータおよび該制限がある第2のデータが伝送される通信装置において、
    前記複数の通信手段のうち、前記第1のデータの伝送を行うとともに、前記第2のデータに対して暗号化を行った上で伝送を行う第1の通信手段と、
    前記複数の通信手段のうち、前記第1の通信手段において行う暗号化に使用する暗号鍵の伝送を行う第2の通信手段と
    を有することを特徴とする通信装置。
  9. コピーに対する制限の有無を示すコピー制御情報に基づき、前記第1及び第2のデータの区別を行い、前記第1及び第2の通信手段を選択的に動作させる動作制御手段を更に有することを特徴とする請求項7または請求項8記載の通信装置。
  10. 通信方式の異なる複数の通信手段によって外部装置と接続され、前記外部装置との間で、コピーに対して制限がある所定のデータが伝送される通信装置において、
    前記複数の通信手段のうち、前記所定のデータに対して暗号化を行った上で伝送を行う第1の通信手段と、
    前記複数の通信手段のうち、前記第1の通信手段において行う暗号化に使用する暗号鍵の伝送を行う第2の通信手段と
    を有することを特徴とする通信装置。
  11. 前記第1の通信手段は、USB規格に基づく通信手段であり、前記第2の通信手段は、IEEE1394規格に基づく通信手段であることを特徴とする請求項7、請求項8、または請求項10記載の通信装置。
  12. 第1の装置と第2の装置とが、通信方式の異なる第1および第2の通信手段によって接続され、前記第1の装置と前記第2の装置との間で、コピーに対して制限がない第1のデータおよび該制限がある第2のデータが伝送される通信システムに適用される制御方法において、
    前記第1のデータを前記第1の通信手段によって伝送する第1の伝送ステップと、
    前記第2のデータに対して暗号化を行った上で、前記第2の通信手段によって伝送を行う第2の伝送ステップと
    を有することを特徴とする制御方法。
  13. 第1の装置と第2の装置とが、通信方式の異なる第1および第2の通信手段によって接続され、前記第1の装置と前記第2の装置との間で、コピーに対して制限がない第1のデータおよび該制限がある第2のデータが伝送される通信システムに適用される制御方法において、
    前記第1のデータが入力されたとき、前記第1のデータを前記第1の通信手段によって伝送する第1の伝送ステップと、
    前記第2のデータが入力されたとき、前記第2のデータに対して暗号化を行った上で、前記第1の通信手段によって伝送を行うとともに、該暗号化に使用する暗号鍵を前記第2の通信手段によって伝送する第2の伝送ステップと
    を有することを特徴とする制御方法。
  14. コピーに対する制限の有無を示すコピー制御情報に基づき、入力されたデータが前記第1及び第2のデータのいずれであるかを判別し、前記第1及び第2の伝送ステップを選択的に実行させる動作制御ステップを更に有することを特徴とする請求項7または請求項13記載の制御方法。
  15. 第1の装置と第2の装置とが、通信方式の異なる第1および第2の通信手段によって接続され、前記第1の装置と前記第2の装置との間で、コピーに対して制限がある所定のデータが伝送される通信システムに適用される制御方法において、
    前記所定のデータに対して暗号化を行った上で前記第1の通信手段によって伝送を行う第1の伝送ステップと、
    前記第1の伝送ステップにおいて行う暗号化に使用する暗号鍵を前記第2の通信手段によって伝送する第2の伝送ステップと
    を有することを特徴とする制御方法。
  16. 第1の装置と第2の装置とが、通信方式の異なる第1および第2の通信手段によって接続され、前記第1の装置と前記第2の装置との間で、コピーに対して制限がない第1のデータおよび該制限がある第2のデータが伝送される通信システムに適用される制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
    前記第1のデータを前記第1の通信手段によって伝送する第1の伝送ステップと、
    前記第2のデータに対して暗号化を行った上で、前記第2の通信手段によって伝送を行う第2の伝送ステップと
    を有することを特徴とするプログラム。
  17. 第1の装置と第2の装置とが、通信方式の異なる第1および第2の通信手段によって接続され、前記第1の装置と前記第2の装置との間で、コピーに対して制限がない第1のデータおよび該制限がある第2のデータが伝送される通信システムに適用される制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
    前記第1のデータが入力されたとき、前記第1のデータを前記第1の通信手段によって伝送する第1の伝送ステップと、
    前記第2のデータが入力されたとき、前記第2のデータに対して暗号化を行った上で、前記第1の通信手段によって伝送を行うとともに、該暗号化に使用する暗号鍵を前記第2の通信手段によって伝送する第2の伝送ステップと
    を有することを特徴とするプログラム。
  18. 第1の装置と第2の装置とが、通信方式の異なる第1および第2の通信手段によって接続され、前記第1の装置と前記第2の装置との間で、コピーに対して制限がある所定のデータが伝送される通信システムに適用される制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
    前記所定のデータに対して暗号化を行った上で前記第1の通信手段によって伝送を行う第1の伝送ステップと、
    前記第1の伝送ステップにおいて行う暗号化に使用する暗号鍵を前記第2の通信手段によって伝送する第2の伝送ステップと
    を有することを特徴とするプログラム。
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