JP2006293083A - レンズ駆動機構、及び、カメラ - Google Patents

レンズ駆動機構、及び、カメラ Download PDF

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Abstract

【目的】 補正レンズ駆動機構の消費電力を低減する。
【構成】 補正レンズ駆動機構12では、補正レンズ23を保持するレンズホルダ54がガイドシャフト42A、42Bに沿って移動可能にスライドプレート56に支持され、スライドプレート56が、ガイドシャフト44A、44Bに沿って移動可能にベース52に支持されている。レンズホルダ54、スライドプレート56にはそれぞれ、移動子が設けられ、この移動子にそれぞれ圧電基板58、59が圧接されている。圧電基板58には交差指状電極66A、66Bが形成され、圧電基板59には67A、67Bが形成されており、交差指状電極66A、66B、67A、67Bに高周波電圧が印加されると、圧電基板58、59に弾性表面波が発生して移動子が移動する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、レンズを光軸と交差する方向へ移動させるレンズ駆動機構、及び、このレンズ駆動機構を備えるカメラに関する。
写真撮影の際に生じるカメラの手ブレによる結像面の像ブレを補正する機構として、撮影レンズの光軸方向後側に配置された補正レンズを光軸に対して直交する方向へ移動させる補正レンズ駆動機構が知られている(例えば、特許文献1参照)。この補正レンズ駆動機構では、補正レンズを移動させる駆動機構として圧電素子を用いたアクチュエータやボイスコイルモータ等が用いられている。
ここで、圧電素子を用いたアクチュエータやボイスコイルモータが非通電状態になると、移動子に力が作用せず、補正レンズを任意の位置で停止させることができないので、補正レンズが停止した状態でも圧電素子やボイスコイルモータに通電しなければならず、消費電力が増大するという問題があった。
ところで、圧電基板上に形成された交差指状電極に電圧を印加して圧電基板に弾性表面波を発生させ、圧電基板に圧接された移動子を移動させるという弾性表面波アクチュエータが考案されている(例えば、特許文献2乃至4参照)。この弾性表面波アクチュエータでは、常時、圧電基板が移動子に圧接されているので、無通電状態でも補正レンズを任意の位置で停止させることが可能である。
特開平8−43872号公報 特開平9−233865号公報 特開2000−89085号公報 特開2001−37272号公報
本発明は上記事実を考慮してなされたものであり、レンズ駆動機構の消費電力を低減することを目的とする。
請求項1に記載のレンズ駆動機構は、レンズの光軸と交差する方向へ延びるガイド部材と、前記ガイド部材に摺動可能に連結され、前記レンズを保持するレンズホルダと、前記レンズホルダを前記ガイド部材に沿って移動させる駆動手段と、を備えるレンズ駆動機構であって、前記駆動手段が、前記レンズホルダに設けられた移動子と、前記移動子に面して設けられた圧電基板と、前記圧電基板と前記移動子を圧接させる圧接手段と、前記圧電基板に設けられ、電圧を印加されて前記圧電基板に前記ガイド部材に沿って進行する弾性表面波を発生させる交差指状電極と、を有することを特徴とする。
請求項1に記載のレンズ駆動機構では、レンズを保持するレンズホルダが、ガイド部材に摺動可能に連結されており、駆動手段によってガイド部材に沿って移動される。ガイド部材はレンズの光軸と交差する方向へ延びており、レンズは、駆動手段によってレンズの光軸と交差する方向へ移動される。これによって、撮影の際のカメラの手ブレによる結像面での像ブレを補正することが可能となる。
駆動手段では、レンズホルダに設けられた移動子と、交差指状電極が設けられた圧電基板とが圧接手段によって圧接されており、交差指状電極に電圧が印加されて圧電基板にガイド部材に沿って進行する弾性表面波が発生し、この弾性表面波によって移動子がガイド部材に沿って移動される。これによって、レンズホルダ及びレンズが光軸と交差する方向へ移動する。
ここで、移動子と圧電基板が常時、圧接手段によって圧接されており、レンズホルダを圧接手段の圧接力によって停止させることが可能となっている。即ち、交差指状電極に通電することなくレンズを任意の位置で停止させることができるので、レンズが停止した状態では交差指状電極への通電を停止でき、駆動手段における消費電力を低減できる。
請求項2に記載のレンズ駆動機構は、請求項1に記載のレンズ駆動機構であって、互いに交差する方向へ沿って延びる一対の前記ガイド部材と、各々、前記圧電基板に設けられ、電圧を印加されて前記圧電基板に各ガイド部材に沿って進行する弾性表面波を発生させる一対の前記交差指状電極と、有することを特徴とする。
請求項2に記載のレンズ駆動機構では、一対のガイド部材が、互いに交差する方向へ沿って延びており、レンズホルダが、互いに交差する2方向へ移動可能となっている。また、圧電基板には、一対の交差指状電極が設けられており、各交差指状電極に電圧が印加されると各ガイド部材に沿って進行する弾性表面波が発生し、移動子が、各ガイド部材に沿って移動する。
即ち、1枚の圧電基板で、レンズを互いに交差する2方向へ移動させることが可能となる。従って、1個の圧電素子、1個のボイスコイルモータではレンズを1方向へしか移動させることができないが故に、レンズの移動方向と同数の圧電素子、ボイスコイルモータが必要であった従来と比して、駆動手段の部品点数、占有スペースを低減でき、レンズ駆動機構のコストダウン、小型化が可能となる。
請求項3に記載のレンズ駆動機構は、請求項1に記載のレンズ駆動機構であって、互いに交差する方向へ沿って延びる一対の前記ガイド部材と、前記移動子を間に置いて互いに対向する一対の前記圧電基板と、各々、各圧電基板に設けられ、電圧を印加されて各圧電基板に各ガイド部材に沿って進行する弾性表面波を発生させる一対の前記交差指状電極と、を有することを特徴とする。
請求項3に記載のレンズ駆動機構では、一対のガイド部材が、互いに交差する方向へ沿って延びており、レンズホルダが、互いに交差する2方向へ移動可能となっている。また、移動子を間に置いて互いに対向した一対の圧電基板が圧接手段によって移動子に圧接されている。各圧電基板には交差指状電極が設けられており、各交差指状電極に電圧が印加されると各圧電基板に各ガイド部材に沿って進行する弾性表面波が発生し、移動子が、各ガイド部材に沿って移動する。
ここで、本発明では、移動子が一対の圧電基板から狭持される構成になっており、移動子と圧電基板との間に作用する力がより強くなっているので、レンズを任意の位置で確実に停止させることができる。
請求項4に記載のレンズ駆動機構は、請求項1に記載のレンズ駆動機構であって、互いに交差する方向へ沿って延びる一対の前記ガイド部材と、前記圧電基板を間に置いて互いに対向する一対の前記移動子と、各々、前記圧電基板の各面に設けられ、電圧を印加されて前記圧電基板の各面に各ガイド部材に沿って進行する弾性表面波を発生させる一対の前記交差指状電極と、を有することを特徴とする。
請求項4に記載のレンズ駆動機構では、一対のガイド部材が、互いに交差する方向へ沿って延びており、レンズホルダが、互いに交差する2方向へ移動可能となっている。また、圧電基板を間に置いて対向した一対の移動子が圧接手段によって圧電基板に圧接されている。圧電基板の各面には交差指状電極が設けられており、各交差指状電極に電圧が印加されると圧電基板の各面に各ガイド部材に沿って進行する弾性表面波が発生し、移動子が、各ガイド部材に沿って移動する。
即ち、請求項2に記載の発明と同様、1枚の圧電基板で、レンズを互いに交差する2方向へ移動させることが可能となるので、従来と比して、駆動手段の部品点数、占有スペースを低減でき、レンズ駆動機構のコストダウン、小型化が可能となる。
ここで、本発明では、一対の移動子が圧電基板を狭持する構成になっており、移動子と圧電基板との間に作用する力がより強くなっているので、レンズを任意の位置で確実に停止させることができる。
請求項5に記載のレンズ駆動機構は、請求項1乃至4の何れか1項に記載のレンズ駆動機構であって、前記圧接手段が、前記レンズホルダに設けられた磁石と、前記レンズホルダより前記圧電基板側に前記磁石に面して設けられた磁性体と、を有することを特徴とする。
請求項5に記載のレンズ駆動機構では、磁石がレンズホルダに設けられ、磁性体が、レンズホルダより圧電基板側に磁石に面して設けられており、磁性体が磁石に磁気的に吸引されることで、移動子が圧電基板に圧接される。これによって、移動子と圧電基板が圧接される力が強くなり、より確実にレンズを任意の位置で停止させることができる。
請求項6に記載のレンズ駆動機構は、請求項5に記載の絞り駆動機構であって、前記磁石の位置を検出する磁気センサと、前記磁気センサによって検出された前記磁石の位置に基づいて、前記レンズの位置を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項6に記載のレンズ駆動機構では、レンズホルダに設けられた磁石の位置が、磁気センサによって検出され、制御手段が、磁気センサによって検出された磁石の位置に基づいて、レンズの位置を制御する。
このように、移動子を圧電基板に圧接させるために設けられた磁石が、レンズの位置を検出するための検出子を兼ねるように構成したことで、レンズの位置を検出するための機構の部品点数を低減でき、コストを低減できる。
請求項7に記載のカメラは、請求項1乃至6の何れか1項に記載のレンズ駆動機構を備えることを特徴とする。
請求項7に記載のカメラでは、レンズが停止されている間は、交差指状電極への通電を停止できるので、消費電力を低減できる。
本発明は、上記構成にしたので、レンズ駆動機構の消費電力を低減できる。
以下に図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態に係るデジタルカメラ10の外観上の構成を説明する。図1に示すように、デジタルカメラ10は、カメラ本体11の正面に、被写体像を結像させるための結像レンズ21、撮影時に必要に応じて被写体に照射する光を発するストロボ62、及び撮影する被写体の構図を決定するために用いられるファインダ88を備えている。また、デジタルカメラ10は、カメラ本体11の上面に、撮影を実行する際にユーザによって押圧操作されるレリーズボタン(所謂シャッター)92、及び電源スイッチ94を備えている。
なお、本実施の形態に係るデジタルカメラ10のレリーズボタン92は、中間位置まで押下される状態(以下、「半押し状態S1」という。)と、当該中間位置を超えた最終押下位置まで押下される状態(以下、「全押し状態S2」という。)と、の2段階の押圧操作が検出可能に構成されている。そして、デジタルカメラ10では、レリーズボタン92を半押し状態S1にすることによりAE(Automatic Explosure、自動露出)機能が働いて露出状態(シャッタースピード、絞りの状態)が設定された後、AF(Auto Focus、自動合焦)機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態S2にすると露光(撮影)が行われるようになっている。
一方、カメラ本体11の背面には、上記ファインダ88の接眼部が設けられている。このファインダ88の接眼部近傍(図1では下方)には、撮影によって得られたデジタル画像データにより示される被写体像や各種メニュー画面、そしてメッセージ等を表示するための液晶ディスプレイ(以下、「LCD」という。)44が設けられている。また、LCD44近傍(図1では上方)にはモード切替スイッチ96が設けられ、またLCD44近傍(図1では右方)には十字カーソルボタン98が設けられている。モード切替スイッチ96は、ユーザによってスライド操作によって、撮影を行うモードである撮影モード、及び撮影によって得られたデジタル画像データにより示される被写体像をLCD44に表示(再生)するモードである再生モードの何れか一方のモードに設定するためのものである。十字カーソルボタン98は、LCD44の表示領域における上・下・左・右の4方向の移動方向を示す4つの矢印キー及び当該4つの矢印キーの中央部に位置された決定キーの合計5つのキーを含んで構成されており、各キーの押圧により該当するコマンドを出力するものである。また、十字カーソルボタン98の近傍(図1では上方)には、ユーザの押圧操作によって、撮影時にストロボ62を強制的に発光させるモードである強制発光モードを設定するための強制発光スイッチ99が設けられている。
次に、図2を参照して、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の電気系の構成を説明する。
デジタルカメラ10は、結像レンズ21や補正レンズ23(図3参照)を含んで構成されたレンズユニット22を備えており、レンズユニット22の射出側でレンズ21の光軸後方には電荷結合素子(以下、「CCD」という。)24が設けられている。CCD24は、アナログ信号処理部26、アナログ/デジタル変換器(以下、「ADC」という。)28及びデジタル信号処理部30を介してシステムバスBUSに接続されている。アナログ信号処理部26は、CCDの出力信号に含まれるノイズ(特に熱雑音)等を軽減して正確な画素データを得る回路などを含んで構成されている。また、ADC28は、入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換するためのものである。また、デジタル信号処理部30は、所定容量のラインバッファを内蔵し、かつ入力されたデジタル画像データをメモリ72の所定領域に直接記憶させる制御を行うと共に、デジタル画像データに対して各種のデジタル画像処理を行うものである。
なお、システムバスBUSには、デジタル信号処理部30,LCDインタフェース42,CPU(中央処理装置)50、メモリインタフェース70、外部メモリインタフェース80、及び圧縮・伸張処理回路86の各々が相互にデータやコマンドを授受可能に接続されている。LCDインタフェース42は、デジタル画像データにより示される画像やメニュー画面等をLCD44に表示させるための信号を生成してLCD44に供給するインタフェース回路である。CPU(中央処理装置)50は、デジタルカメラ10全体の動作を司る処理装置である。メモリ72は、主として撮影により得られたデジタル画像データを記憶するVRAM(Video RAM)により構成されたメモリである。メモリインタフェース70は、メモリ72に対するアクセスのための制御回路である。外部メモリインタフェース80は、スマートメディア(Smart Media(登録商標))等の記録メディアにより構成されたメモリカード82をデジタルカメラ10でアクセス可能とするためのインタフェース回路である。圧縮・伸張処理回路86は、所定の圧縮形式でデジタル画像データに対して圧縮処理を施す一方、圧縮処理されたデジタル画像データに対して圧縮形式に応じた伸張処理を施す処理回路である。
従って、CPU50は、デジタル信号処理部30及び圧縮・伸張処理回路86の作動の制御、LCD44に対するLCDインタフェース42を介した各種情報の表示、メモリ72及びメモリカード82へのメモリインタフェース70及び外部メモリインタフェース80を介したアクセスを行う。
一方、デジタルカメラ10には、主としてCCD24を駆動させるためのタイミング信号を生成してCCD24に供給するタイミングジェネレータ32が備えられており、CCD24の駆動はCPU50によりタイミングジェネレータ32を介して制御される。
また、デジタルカメラ10は駆動部34を備えており、レンズユニット22に備えられた焦点調整機構(詳細は後述)やズーム機構及び補正レンズ駆動機構12(図3参照)の駆動もCPU50により駆動部34を介して制御される。
CPU50は、光学ズーム倍率を変更する際には図示しないズーム機構を駆動制御してレンズユニット22に含まれるレンズ21の焦点距離を変化させる。また、CPU50は、CCD24による撮像によって得られた画像のコントラスト値が最大となるように上記焦点調整機構(後述)を駆動制御することによって合焦制御する。本実施の形態に係るデジタルカメラ10では、合焦制御として、読み取られた画像のコントラストが最大となるようにレンズの位置を設定する、所謂TTL(Through The Lens)方式を採用している。
また、レリーズボタン92、電源スイッチ94、モード切替スイッチ96、十字カーソルボタン98、及び強制発光スイッチ99の各種ボタン類及びスイッチ類(同図では、「操作部90」と総称。)はCPU50に接続されており、CPU50は、これらの操作部90に対する操作状態を常時把握できる。
また、デジタルカメラ10は、ストロボ62とCPU50との間に介在され、CPU50の制御によりストロボ62を発光させるための電力を充電する充電部60を備えている。ストロボ62はCPU50にも接続されており、ストロボ62の発光はCPU50によって制御される。
また、デジタルカメラ10は、手ブレ検出センサ63を備えており、手ブレ検出センサ63でデジタルカメラ10の手ブレが検出されると、補正レンズ駆動機構12が、CPU50により駆動部34を介して駆動され、補正レンズ23が光軸と直交する方向へ移動されて結像面における像ブレが補正される。
次に、本実施の形態に係るデジタルカメラ10の全体的な動作について簡単に説明する。
まず、CCD24によりレンズユニット22を介した撮像を行い、被写体像を示すR(赤)、G(緑)、B(青)の信号をアナログ信号処理部26に順次出力する。アナログ信号処理部26は、CCD24から入力された信号に対して相関二重サンプリング処理等のアナログ信号処理を施した後にADC28に順次出力する。ADC28は、アナログ信号処理部26から入力されたR,G,Bの信号を各々12ビットのR,G,Bの信号(デジタル画像データ)に変換してデジタル信号処理部30に順次出力する。デジタル信号処理部30は、内蔵しているラインバッファにADC28から順次出力されるデジタル画像データを蓄積して一旦メモリ72の所定領域に格納する。
メモリ72の所定領域に格納されたデジタル画像データは、CPU50による制御によりデジタル信号処理部30によって読み出され、これらに所定の物理量に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行なうと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行なって8ビットのデジタル画像データを生成し、更にYC信号処理を施して輝度信号Yとクロマ信号Cr,Cb(以下、「YC信号」という。)を生成し、YC信号をメモリ72の上記所定領域とは異なる領域に格納する。
なお、LCD44は、CCD24による連続的な撮像によって得られた動画像(スルー画像)を表示してファインダとして使用することができるものとして構成されているが、このようにLCD44をファインダとして使用する場合には、生成したYC信号を、LCDインタフェース42を介して順次LCD44に出力する。これによってLCD44にスルー画像が表示されることになる。
ここで、レリーズボタン92がユーザによって半押し状態とされた場合、前述のようにAE機能が働いて露出状態が設定された後、AF機能が働いて合焦制御され、その後、引き続き全押し状態とされた場合、この時点でメモリ72に格納されているYC信号を、圧縮・伸張処理回路86によって所定の圧縮形式(本実施の形態ではJPEG形式)で圧縮した後に外部メモリインタフェース80を介してメモリカード82に記録することにより撮影が行われる。
次に、補正レンズ駆動機構12の構造について説明する。
[第1実施形態]
図3乃至図5に示すように、補正レンズ駆動機構12は、補正レンズ23の光軸Lと直交する方向(図3、図5中の矢印X方向)に延びる2本のガイドシャフト42A、42Bと、図中矢印X方向と直交する方向(図3、図4中の矢印Y方向)に延びる2本のガイドシャフト44A、44Bと、ガイドシャフト42A、42B、44A、44Bに摺動可能に連結され、補正レンズ23を保持するレンズホルダ46と、レンズホルダ46をガイドシャフト42A、42Bに沿って移動させる駆動部48と、レンズホルダ46をガイドシャフト44A、44Bに沿って移動させる駆動部49と、これらをカメラ本体11に支持するベース52と、を備えている。ベース52の中央部には光を通過させる開口52Aが穿設されている。
レンズホルダ46は、補正レンズ23の周囲を囲むレンズフレーム54と、ガイドシャフト44A、44Bを介してレンズフレーム54と連結されたスライドプレート56とを備えている。スライドプレート56は、ベース52に対向しており、スライドプレート56の中央部には光を通過させる開口56Aが穿設されている。
また、レンズフレーム54の矢印X方向の一側(図3、図5中の右側)にはガイドシャフト44Aが配設されており、スライドプレート56上には、ガイドシャフト44Aの軸方向両端部を支持する一対の支持板56Bが立設されている。また、レンズフレーム54の矢印X方向の他側(図3、図5中の左側)にはガイドシャフト44Bが配設されており、スライドプレート56上には、ガイドシャフト44Bの軸方向両端部を支持する一対の支持板56Cが立設されている。また、レンズフレーム54の矢印X方向の一側にはガイドシャフト44Aに摺動自在に連結される一対の連結部54Aが形成され、レンズフレーム54の矢印X方向の他側にはガイドシャフト44Bに摺動自在に連結される連結部54Bが形成されている。即ち、レンズフレーム54は、ガイドシャフト44A、44Bを介して矢印Y方向(図3、図4中の上下方向)へ移動自在にスライドプレート56に支持されている。
また、スライドプレート56の矢印Y方向の一側(図3、図4中の上側)にはガイドシャフト42Aが配設されており、ベース52上には、ガイドシャフト42Aの軸方向両端部を支持する一対の支持板52Bが立設されている。また、スライドプレート56の矢印Y方向の他側(図3、図4中の下側)にはガイドシャフト42Bが配設されており、ベース52上には、ガイドシャフト42Bの軸方向両端部を支持する支持板52Cが立設されている。また、スライドプレート56の矢印Y方向の一側にはガイドシャフト42Aに摺動自在に連結される一対の連結部56Dが形成され、スライドプレート56の矢印Y方向の他側にはガイドシャフト42Bに摺動自在に連結される連結部56Eが形成されている。即ち、スライドプレート56は、ガイドシャフト42A、42Bを介して矢印X方向(図3、図5中の左右方向)へ移動自在にベース52に支持されている。
また、スライドプレート56の矢印Y方向の一側には駆動部48が配設され、スライドプレート56の矢印X方向の一側には駆動部49が配設されている。駆動部48は、圧電基板58と、圧電基板58をベース52に接離可能に支持する支軸62と、支軸62に挿入されて圧電基板58をベース52から離間する方向へ付勢する圧縮コイルバネ64と、圧電基板58上に蒸着された一対の交差指状電極66A、66Bと、圧電基板58が圧縮コイルバネ64の付勢力で圧接される移動子68と、を備える。また、駆動部49は、圧電基板59と、圧電基板59をベース52に接離可能に支持する支軸63と、支軸63に挿入されて圧電基板59をベース52から離間する方向へ付勢する圧縮コイルバネ65と、圧電基板59上に蒸着された一対の交差指状電極67A、67Bと、圧電基板59が圧縮コイルバネ65の付勢力で圧接される移動子69と、を備える。
移動子68は、スライドプレート56から矢印Y方向の一側へ突出した支持片56Fに設けられ、また、移動子69は、レンズフレーム54から矢印X方向の一側へ突出した支持片54Dに設けられている。交差指状電極66A、66Bは、移動子68の圧接地点を間に置いて矢印X方向に互いに対向し、交差指状電極67A、67Bは、移動子69の圧接地点を間に置いて矢印Y方向に互いに対向している。
交差指状電極66A、66B、67A、67Bにはそれぞれ高周波電源(図示省略)が接続されている。図6(A)に示すように、交差指状電極66Aに高周波電圧が印加されると、交差指状電極66Aが励振し、圧電基板58に交差指状電極66B側(図中左側)へ進行する弾性表面波Hが発生する。この弾性表面波Hは、進行方向に対して後方楕円運動をしながら進行するので、圧電基板58に圧接されている移動子68は、弾性表面波Hの進行方向と逆方向(図中右方向)へ移動し、スライドプレート56が図中右方向へ移動する。これによって、補正レンズ23が図中右方向へ移動する。
また、図6(B)に示すように、交差指状電極66Bに高周波電圧が印加されると、交差指状電極66Bが励振し、圧電基板58に交差指状電極66A側(図中右側)へ進行する弾性表面波Hが発生し、移動子68が、弾性表面波Hの進行方向と逆方向(図中左方向)へ移動する。これによって、スライドプレート56が図中左方向へ移動して補正レンズ23が図中左方向へ移動する。
また、図7(A)に示すように、交差指状電極67Aに高周波電圧が印加されると、交差指状電極67Aが励振し、圧電基板59に交差指状電極67B側(図中下側)へ進行する弾性表面波Hが発生し、移動子69が、弾性表面波Hの進行方向と逆方向(図中上方向)へ移動する。これによって、スライドプレート56が図中上方向へ移動し、補正レンズ23が図中上方向へ移動する。
さらに、図7(B)に示すように、交差指状電極67Bに高周波電圧が印加されると、交差指状電極67Bが励振し、圧電基板59に交差指状電極67A側(図中上側)へ進行する弾性表面波Hが発生し、移動子69が、弾性表面波Hの進行方向と逆方向(図中下方向)へ移動する。これによって、スライドプレート56が図中下方向へ移動し、補正レンズ23が図中下方向へ移動する。
ここで、常時、移動子68、69と圧電基板58、59が圧縮コイルバネ64、65の付勢力によって圧接されており、レンズホルダ46を圧縮コイルバネ64、65の付勢力で停止させることが可能となっている。即ち、交差指状電極66A、66B、67A、67Bに通電することなく補正レンズ23を任意の位置で停止させることができるので、補正レンズ23が停止した状態では交差指状電66A、66B、67A、67Bへの通電を停止でき、駆動部48における消費電力を低減できる。
[第2実施形態]
次に、補正レンズ駆動機構の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図8乃至図10に示すように、補正レンズ駆動機構72は、2本のガイドシャフト42A、42Bと、2本のガイドシャフト44A、44Bと、レンズホルダ46と、レンズホルダ46をガイドシャフト42A、42B、44A、44Bに沿って移動させる駆動部74と、ベース52と、を備えている。
スライドプレート56の矢印X方向の一側(図8、図10の右側)には駆動部74が配設されている。駆動部74は、圧電基板78と、圧電基板78をベース52に接離可能に支持する支軸62と、支軸62に挿入されて圧電基板78をベース52から離間する方向へ付勢する圧縮コイルバネ64と、圧電基板78上に蒸着された交差指状電極66A、66B、67A、67Bと、圧電基板78が圧縮コイルバネ64の付勢力で圧接される移動子76と、を備えている。
移動子76は、レンズフレーム54から矢印X方向の一側へ突出した支持片54Dに設けられている。交差指状電極66A、66Bは、移動子76の圧接地点を間に置いて矢印X方向に互いに対向し、交差指状電極67A、67Bは、移動子76の圧接地点を間に置いて矢印Y方向に互いに対向している。
交差指状電極66A、66B、67A、67Bにはそれぞれ高周波電源(図示省略)が接続されている。図11(A)に示すように、交差指状電極66Aに高周波電圧が印加されると、交差指状電極66Aが励振し、圧電基板78に交差指状電極66B側(図中左側)へ進行する弾性表面波Hが発生し、圧電基板78に圧接されている移動子76が、弾性表面波Hの進行方向と逆方向(図中右方向)へ移動する。これによって、レンズフレーム54が図中右方向へ移動し、補正レンズ23が図中右方向へ移動する。
また、図11(B)に示すように、交差指状電極66Bに高周波電圧が印加されると、交差指状電極66Bが励振し、圧電基板78に交差指状電極66A側(図中右側)へ進行する弾性表面波Hが発生し、移動子76が、弾性表面波Hの進行方向と逆方向(図中左方向)へ移動する。これによって、レンズフレーム54が図中左方向へ移動し、補正レンズ23が図中左方向へ移動する。
また、図12(A)に示すように、交差指状電極67Aに高周波電圧が印加されると、交差指状電極67Aが励振し、圧電基板78に交差指状電極67B側(図中下側)へ進行する弾性表面波Hが発生し、移動子76が、弾性表面波Hの進行方向と逆方向(図中上方向)へ移動する。これによって、スライドプレート56が図中上方向へ移動し、補正レンズ23が図中上方向へ移動する。
さらに、図12(B)に示すように、交差指状電極67Bに高周波電圧が印加されると、交差指状電極67Bが励振し、圧電基板78に交差指状電極67A側(図中上側)へ進行する弾性表面波Hが発生し、移動子76が、弾性表面波Hの進行方向と逆方向(図中下方向)へ移動する。これによって、スライドプレート56が図中下方向へ移動し、補正レンズ23が図中下方向へ移動する。
即ち、1枚の圧電基板78で、補正レンズ23を互いに交差する2方向へ移動させることが可能となる。従った、1個の圧電素子、1個のボイスコイルモータでは補正レンズを1方向へしか移動させることができずに、補正レンズの移動方向と同数の圧電素子、ボイスコイルモータが必要であった従来と比して、駆動部74の部品点数、占有スペースを低減でき、補正レンズ駆動機構72のコストダウン、小型化が可能となる。
[第3実施形態]
次に、補正レンズ駆動機構の第3実施形態について説明する。なお、第1、第2実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図13乃至図15に示すように、補正レンズ駆動機構82は、2本のガイドシャフト42A、42Bと、2本のガイドシャフト44A、44Bと、レンズホルダ46と、レンズホルダ46をガイドシャフト42A、42Bに沿って移動させる駆動部84と、レンズホルダ46をガイドシャフト44A、44Bに沿って移動させる駆動部85と、これらをカメラ本体11に支持するベース52と、を備えている。ベース52には、後述する圧電基板59を支持するL字状の支持板52Dが立設されている。
スライドプレート56の矢印X方向の一側(図13、図15中の右側)には駆動部84、85が配設されている。駆動部84は、圧電基板58と、圧電基板58をベース52に接離可能に支持する支軸62と、支軸62に挿入されて圧電基板58をベース52から離間する方向へ付勢する圧縮コイルバネ64と、圧電基板58上に蒸着された交差指状電極66A、66Bと、圧電基板58が圧縮コイルバネ64の付勢力で圧接される移動子88と、を備えている。
また、駆動部85は、圧電基板59と、圧電基板59を支持板52Dの屈折された先端部に接離可能に支持する支軸63と、支軸63に挿入されて圧電基板59を支持板52Dの先端部から離間する方向へ付勢する圧縮コイルバネ65と、圧電基板59上に蒸着された交差指状電極67A、67Bと、圧電基板59が圧縮コイルバネ65の付勢力で圧接される移動子89と、を備えている。
移動子88は、レンズフレーム54から矢印X方向の一側へ突出した支持片54Dからベース52側へ突出し、移動子89は、支持片54Dからベース52の反対側へ突出している。
また、交差指状電極66A、66Bは、移動子88の圧接地点を間に置いて矢印X方向に互いに対向し、交差指状電極67A、67Bは、移動子89の圧接地点を間に置いて矢印Y方向に互いに対向している。
交差指状電極66A、66B、67A、67Bにはそれぞれ高周波電源(図示省略)が接続されており、第1実施形態と同様、交差指状電極66Aに高周波電圧が印加されると、レンズフレーム54が図中右方向へ移動する。また、交差指状電極66Bに高周波電圧が印加されると、レンズフレーム54が図中左方向へ移動する。
また、交差指状電極67Aに高周波電圧が印加されると、スライドプレート56が方向へ移動する。さらに、交差指状電極67Bに高周波電圧が印加されると、スライドプレート56が矢印D方向へ移動する。
ここで、本実施形態では、移動子88、89が一対の圧電基板58、59から狭持される構成になっており、移動子88、89と圧電基板58、59との間に作用する力がより強くなっているので、補正レンズ23を任意の位置で確実に停止させることができる。
[第4実施形態]
次に、レンズ駆動機構の第4実施形態について説明する。なお、第1乃至第3実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図16乃至図18に示すように、補正レンズ駆動機構102は、2本のガイドシャフト42A、42Bと、2本のガイドシャフト44A、44Bと、レンズホルダ46と、レンズホルダ46をガイドシャフト42A、42B、44A、44Bに沿って移動させる駆動部104と、ベース52と、を備えている。
スライドプレート56の矢印X方向の一側(図16、図18中の右側)には駆動部104が配設されている。駆動部104は、圧電基板108と、圧電基板108をベース52に支持する支軸112と、圧電基板108上に蒸着された交差指状電極66A、66B、67A、67Bと、レンズフレーム54及びスライドプレート56からそれぞれ矢印X方向の一側へ突出し、圧電基板108を間に置いて対向した一対の弾性片114、115と、弾性片114から圧電基板108側へ突出した移動子106と、弾性片115から圧電基板108側へ突出した移動子107と、を備えている。移動子106、107は、弾性片114、115の弾性力によって圧電基板108の一方の面及び他方の面にそれぞれ圧接されている。
また、交差指状電極66A、66Bは、圧電基板108の一方の面上で、移動子106の圧接地点を間に置いて矢印X方向に互いに対向し、交差指状電極67A、67Bは、圧電基板108の他方の面上で、移動子107の圧接地点を間に置いて矢印Y方向に対向している。
交差指状電極66A、66B、67A、67Bにはそれぞれ高周波電源(図示省略)が接続されている。交差指状電極66Aに高周波電圧が印加されると、交差指状電極66Aが励振し、圧電基板108の一方の面に交差指状電極66B側(図16、図18中の左側)へ進行する弾性表面波が発生する。これによって、圧電基板108の一方の面に圧接されている移動子106が、弾性表面波の進行方向と逆方向(図16、図18中の右方向)へ移動し、レンズフレーム54が図中右方向へ移動する。
また、交差指状電極66Bに高周波電圧が印加されると、交差指状電極66Bが励振し、圧電基板108の一方の面に交差指状電極66A側(図16、図18中の右側)へ進行する弾性表面波が発生する。これによって、移動子106が、弾性表面波の進行方向と逆方向(図16、図18中の左方向)へ移動し、レンズフレーム54が図中左方向へ移動する。
また、交差指状電極67Aに高周波電圧が印加されると、交差指状電極67Aが励振し、圧電基板108の他方の面に交差指状電極67B側(図16、図17中の下側)へ進行する弾性表面波が発生する。これによって、移動子107が、弾性表面波の進行方向と逆方向(図16、図17中の上方向)へ移動し、スライドプレート56が図中上方向へ移動する。
さらに、交差指状電極67Bに高周波電圧が印加されると、交差指状電極67Bが励振し、圧電基板108の他方の面に交差指状電極67A側(図16、図17中の上側)へ進行する弾性表面波が発生する。これによって、移動子107が、弾性表面波の進行方向と逆方向(図16、図17中の下方向)へ移動し、スライドプレート56が図中下方向へ移動する。
ここで、本実施形態では、一対の移動子106、107が圧電基板108を狭持する構成になっており、移動子106、107と圧電基板108との間に作用する力がより強くなっているので、補正レンズ23を任意の位置で確実に停止させることができる。
[第5実施形態]
次に、レンズ駆動機構の第5実施形態について説明する。なお、第1乃至第3実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図19乃至図21に示すように、レンズ駆動機構120は、ガイドシャフト42A、42B、44A、44Bと、レンズホルダ46と、レンズホルダ46をガイドシャフト42A、42Bに沿って移動させる駆動部122と、レンズホルダ46をガイドシャフト44A、44Bに沿って移動させる駆動部123と、ベース52と、を備えている。
スライドプレート56の矢印Y方向の一側(図19、図20の上側)には駆動部122が配設され、スライドプレート56の矢印X方向の一側(図19、図21の右側)には駆動部123が配設されている。駆動部122は、支軸112によってベース52に支持された圧電基板58と、移動子68と、レンズフレーム54から図中矢印X方向の一側へ突出して長手方向中央部に移動子68を支持する弾性片124と、弾性片124の先端部に取付けられた磁石126と、支軸112によってベース52に支持された磁性体128と、を備える。磁石126と磁性体128は互いに対向しており、磁石126と磁性体128との間に働く磁力で弾性片124がベース52側へ撓んで、移動子68が圧電基板58に圧接される。
また、駆動部123は、し軸112によってベース52に支持された圧電基板59と、移動子69と、レンズフレーム54から図中矢印Y方向の一側へ突出して長手方向中央部に移動子69を支持する弾性片125と、弾性片125の先端部に取付けられた磁石127と、支軸112によってベース52に支持された磁性体129と、を備える。磁石127と磁性体129は互いに対向しており、磁石127と磁性体129との間に働く磁力で弾性片125がベース52側へ撓んで、移動子69が圧電基板59に圧接される。
また、ベース52にはL字状の支持板52D、52Eが立設されており、ホール素子等の磁気センサ130が支持板52Dに支持され、同じくホール素子等の磁気センサ132が支持片52Eに支持されている。この磁気センサ130、132は、磁石126、127の位置を検出して出力する。また、磁気センサ130、132の出力には、CPU50(図2参照)が接続されており、CPU50が、磁気センサ130、132によって検出された磁石126、127の位置に基づいて、駆動部122、123を制御して補正レンズ23を所望の位置へ移動させる。
ここで、手ブレ補正方法について図22のフローチャートを参照して説明する。
まず、デジタルカメラ10の電源がオンになると処理ルーチンが開始されてステップ1へ進む。ステップ1では、手ブレ補正モードがオンになるまで否定判定が繰り返され肯定されるとステップ2へ進む。ステップ2では、磁気センサ130、132によって補正レンズ23のX方向、Y方向の位置が検出される。
次に、ステップ3では、手ブレ検出センサ63によってデジタルカメラ10の手ブレ量が検出され、ステップ4へ進む。ステップ4では、ステップ3で検出された手ブレ量とステップ2で検出された補正レンズ23の位置に基づいて、補正レンズ23の移動量の演算が行われる。そして、ステップ5へ進む。
ステップ5では、ステップ4で演算された補正レンズ23の移動量に基づいて、交差指状電極66A、66B、67A、67Bに高周波電圧を印加し、圧電基板58、59に弾性表面波を発生させる。これによって、補正レンズ23がX方向及びY方向へ移動して結像面での像ブレが補正される。
次に、ステップ6では、レリーズスイッチ(図示省略)がオンになるまで否定判定が繰り返されてステップ2へ戻り、肯定されるとステップ7へ進む。ステップ7では撮影が実行され、処理ルーチンを終了する。
このように、移動子68、69を圧電基板58、59に圧接させるために設けられた磁石126、127が、補正レンズ23の位置を検出するための検出子を兼ねるように構成したことで、補正レンズ23の位置を検出するための機構の部品点数を低減でき、コストを低減できる。
なお、第1乃至第5実施形態では、デジタルカメラを例に取って本発明を説明したが、アナログカメラ等の他のカメラや双眼鏡等の他の光学機器にも本発明を適用可能である。
本発明の実施形態のデジタルカメラの外観図である。 本発明の実施形態のデジタルカメラの制御系の概略ブロック図である。 本発明の第1実施形態の補正レンズ駆動機構を示す平面図である。 図3の4−4断面図である。 図3の5−5断面図である。 (A)〜(C)は、本発明の第1実施形態の補正レンズ駆動機構の動作を示す概略図である。 (A)〜(C)は、本発明の第1実施形態の補正レンズ駆動機構の動作を示す概略図である。 本発明の第2実施形態の補正レンズ駆動機構を示す平面図である。 図8の9−9断面図である。 図8の10−10断面図である。 (A)〜(C)は、本発明の第2実施形態の補正レンズ駆動機構の動作を示す概略図である。 (A)〜(C)は、本発明の第2実施形態の補正レンズ駆動機構の動作を示す概略図である。 本発明の第3実施形態の補正レンズ駆動機構を示す平面図である。 図13の14−14断面図である。 図13の15−15断面図である。 本発明の第4実施形態の補正レンズ駆動機構を示す平面図である。 図16の17−17断面図である。 図16の18−18断面図である。 本発明の第5実施形態の補正レンズ駆動機構を示す平面図である。。 図19の20−20断面図である。 図19の21−21断面図である。 本発明の第5実施形態の補正レンズ駆動機構における手ブレ補正方法を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 デジタルカメラ(カメラ)
12 補正レンズ駆動機構(レンズ駆動機構)
23 補正レンズ(レンズ)
42A ガイドシャフト(ガイド部材)
42B ガイドシャフト(ガイド部材)
48 駆動部(駆動手段)
49 駆動部(駆動手段)
50 CPU(制御手段)
54 レンズホルダ
58 圧電基板
59 圧電基板
62 圧縮コイルバネ(圧接手段)
63 圧縮コイルバネ(圧接手段)
66A 交差指状電極
66B 交差指状電極
67A 交差指状電極
67B 交差指状電極
68 移動子
69 移動子
72 補正レンズ駆動機構(レンズ駆動機構)
74 駆動部(駆動手段)
78 圧電基板
82 補正レンズ駆動機構(レンズ駆動機構
84 駆動部(駆動手段)
85 駆動部(駆動手段)
102 補正レンズ駆動機構(レンズ駆動機構)
104 駆動部(駆動手段)
106 移動子
107 移動子
108 圧電基板
114 弾性片(圧接手段)
116 弾性片(圧接手段)
120 補正レンズ駆動機構(レンズ駆動機構)
122 駆動部(駆動手段)
123 駆動部(駆動手段)
126 磁石(圧接手段)
127 磁石(圧接手段)
128 磁性体(圧接手段)
129 磁性体(圧接手段)
130 磁気センサ

Claims (7)

  1. レンズの光軸と交差する方向へ延びるガイド部材と、
    前記ガイド部材に摺動可能に連結され、前記レンズを保持するレンズホルダと、
    前記レンズホルダを前記ガイド部材に沿って移動させる駆動手段と、
    を備えるレンズ駆動機構であって、
    前記駆動手段が、
    前記レンズホルダに設けられた移動子と、
    前記移動子に面して設けられた圧電基板と、
    前記圧電基板と前記移動子を圧接させる圧接手段と、
    前記圧電基板に設けられ、電圧を印加されて前記圧電基板に前記ガイド部材に沿って進行する弾性表面波を発生させる交差指状電極と、
    を有することを特徴とするレンズ駆動機構。
  2. 互いに交差する方向へ沿って延びる一対の前記ガイド部材と、
    各々、前記圧電基板に設けられ、電圧を印加されて前記圧電基板に各ガイド部材に沿って進行する弾性表面波を発生させる一対の前記交差指状電極と、
    有することを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動機構。
  3. 互いに交差する方向へ沿って延びる一対の前記ガイド部材と、
    前記移動子を間に置いて互いに対向する一対の前記圧電基板と、
    各々、各圧電基板に設けられ、電圧を印加されて各圧電基板に各ガイド部材に沿って進行する弾性表面波を発生させる一対の前記交差指状電極と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動機構。
  4. 互いに交差する方向へ沿って延びる一対の前記ガイド部材と、
    前記圧電基板を間に置いて互いに対向する一対の前記移動子と、
    各々、前記圧電基板の各面に設けられ、電圧を印加されて前記圧電基板の各面に各ガイド部材に沿って進行する弾性表面波を発生させる一対の前記交差指状電極と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動機構。
  5. 前記圧接手段が、
    前記レンズホルダに設けられた磁石と、
    前記レンズホルダより前記圧電基板側に前記磁石に面して設けられた磁性体と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のレンズ駆動機構。
  6. 前記磁石の位置を検出する磁気センサと、
    前記磁気センサによって検出された前記磁石の位置に基づいて、前記レンズの位置を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項5に記載のレンズ駆動機構。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項に記載のレンズ駆動機構を備えることを特徴とするカメラ。
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