JP2006292837A - 投射型表示装置 - Google Patents

投射型表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006292837A
JP2006292837A JP2005110108A JP2005110108A JP2006292837A JP 2006292837 A JP2006292837 A JP 2006292837A JP 2005110108 A JP2005110108 A JP 2005110108A JP 2005110108 A JP2005110108 A JP 2005110108A JP 2006292837 A JP2006292837 A JP 2006292837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
display device
antireflection structure
projection
illumination light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005110108A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4794195B2 (ja
Inventor
Kenichi Ikeda
健一 池田
Shunsuke Kimura
俊介 木村
Masayuki Takahashi
昌之 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2005110108A priority Critical patent/JP4794195B2/ja
Publication of JP2006292837A publication Critical patent/JP2006292837A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4794195B2 publication Critical patent/JP4794195B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 投射レンズへの不要光の入射を確実に防止し、ゴーストの形成を実質的に完全に抑制することができる投射型表示装置を提供すること。
【解決手段】 照明光学系10は、光源からの放射光を集光してライトバルブを照明する。光学ユニットは、照明光学系10からの照明光を反射型ライトバルブ6に導く。反射型ライトバルブ6は、導かれた照明光を反射又は透過して光学像を形成する。投射光学系8は、反射型ライトバルブ6が形成した光学像を投射する。支持部12〜14は、投射型表示装置に含まれる光学素子の少なくとも一部を支持し、支持部12〜14の少なくとも一部に、所定の形状を有する構造単位が照明光の最短波長よりも小さいピッチで周期的にアレイ状に配列された反射防止構造体が設けられ、反射防止構造体自体、及び支持部の反射防止構造体が設けられた部分のうち、少なくとも一方は、照明光を吸収可能な材料からなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ライトバルブを用いた投射型表示装置に関する。
大画面映像を得る方法として、ライトバルブ上に映像信号に応じた画像を形成し、その画像に光を照射して形成された光学像を投射レンズによりスクリーン上に拡大投射する方法が従来からよく知られている(例えば、特許文献1)。ライトバルブとして、映像信号に応じて光の進行方向を制御することにより光学像を形成する空間光変調素子を用いた場合、光利用効率の高い高輝度の投射画像を表示することができる。ライトバルブには、例えば、液晶を使った透過型ライトバルブや、反射を使った反射型ライトバルブがある。以下、主に反射型ライトバルブを用いる場合を例に説明する。
反射型ライトバルブとしては、近年、デジタル・マイクロミラー・デバイス(Digital Micro Mirror Device、以下、DMDと呼ぶ)が注目されている。DMDは、シリコン基板上に多数の微少な反射ミラー(以下、微少ミラーと呼ぶ)が2次元的に配置されており、各微少ミラーが画素を構成する。各微少ミラーは、±θ度(通常、θは約10)の範囲でシーソーのように可動するように構成されている。DMDは、映像信号に応じて、各微少ミラーを+θ度または−θ度傾かせることで光線の出射方向を制御し、光学像を形成する。
図9及び図10は、反射型ライトバルブを用いた従来の投射型表示装置の構成を示す水平断面図である。照明光を反射型ライトバルブに導き、形成された光学像を投射光学系に入力させる光学ユニットとして、図9に示す投射型表示装置では全反射プリズム105A及び105Bが用いられ、図10に示す投射型表示装置では凸レンズ118が用いられている。いずれの投射型表示装置の場合も、光学ユニット以外は概ね同様の構成を有するので、代表して、図9に示す全反射プリズム105A及び105Bを用いた従来の投射型表示装置について以下に説明する。
光源としてのランプ101から放射される光を反射型ライトバルブ106上に集光及び照明する照明光学系110は、ランプ101、凹面鏡102、ロッドプリズム103及びコンデンサーレンズ104によって構成される。ロッドプリズム103は、例えば四角柱状であり、その断面は、反射型ライトバルブ106の有効表示領域にほぼ等しいアスペクト比を有する。凹面鏡102は、反射面の断面形状が楕円形をなし、第1焦点と第2焦点とを有する。また、ランプ101の発光体の中心は、凹面鏡102の第1焦点付近に位置するように配置され、ロッドプリズム103の光入射面は、凹面鏡102の第2焦点付近に位置するように配置されている。また、凹面鏡102は、赤外光を透過させ、可視光を反射させる光学多層膜をガラス製基材の内面に形成したものである。
ランプ101から放射される放射光は、凹面鏡102により反射及び集光され、凹面鏡102の第2焦点にランプ101の発光体像を形成する。ランプ101の発光体像は、光軸に近い中心付近が最も明るく、周辺ほど急激に暗くなる傾向があるため、輝度に不均一性が残るという問題がある。この問題は、凹面鏡102の第2焦点付近にロッドプリズム103の入射面口を配置し、ロッドプリズム103の内側面で入射光を多重反射させて輝度の均一化を図り、ロッドプリズム103の出射面口を2次光源とすることによって解決される。そしてこの2次光源から、以降のコンデンサーレンズ104、さらに光学ユニットである全反射プリズム105Aの面105aから全反射プリズム105Bの面105bを介し、カバーガラス107を通して反射型ライトバルブ106を照明し、照明光111の均一性を確保することができる。
特に、反射型のライトバルブとしてDMDを使用した場合、DMDの微小ミラーに入射した照明光111の反射光の光束は、微少ミラーがON信号時には投射レンズ109に入射する入射光116となり、逆にOFF信号時には投射レンズに入射しない方向に進行する非入射光115となる。このようにON信号時の光とOFF信号時の光との時間配分を映像信号に応じて制御することによりスクリーン上に投射すべき画像を形成させる。
特開2002−250894号公報
しかしながら、特に反射型ライトバルブを用いた投射型表示装置においては、スクリーン上に投射された画像の上に、必要な画像とは無関係であり、かつ所定の明るさを有する不要な投射光(以下、不要光と呼ぶ)が投射されてしまう場合がある。不要光がスクリーン上に到達すると、本来の所望の像とは別の像(以下、ゴーストと呼ぶ)が形成されてしまうため、画質が劣化してしまう。近年、投射型表示装置の明るさが向上するにつれ、不要光による画質の劣化がますます大きな問題となってきている。
不要光は、例えば、ランプより放射された放射光が光学素子を支持する保持具等の部品の間で反射を繰り返すことによって生じ、最終的に投射レンズを通過してスクリーン上に到達する。不要光が発生する原因は主に2つある。その1つは、ランプより放射された照明光が、屈折率の異なる光学素子の界面で必ず反射してしまうためであり、もう1つは、照明光が反射型ライトバルブ上に結像される際に、照明光がライトバルブの有効表示領域外に到達してしまうためである。
図11は、モデル化した反射型ライトバルブの正面図である。図11Aは、反射型ライトバルブ106と、その中央に位置する有効表示領域121とを示す。図11Bは、図11Aに示す反射型ライトバルブ106上に結像した照明光の像(以下、照明像と呼ぶ)22を示す。通常、照明像は、反射型ライトバルブ106の有効表示領域121よりもやや大きく構成されているため、有効表示領域121外に到達する光は不要光となる。
照明像がライトバルブの有効表示領域よりも大きく構成されているのは、照明光学系を組み立てる際の誤差や構成部品の誤差で、有効表示領域に照明像が重ならない部分が存在することによるスクリーン上の投射像の欠けを防止するためである。仮に、ライトバルブの有効表示領域の大きさと照明像の大きさとを完全に一致させたとしても、照明像には必ず光学設計上の収差や照明光学系組み立て時の誤差が発生するため、反射型ライトバルブの有効表示領域外に照明像の一部がはみ出し、不要光が生じてしまう。
また、反射型ライトバルブとしてDMDを使用した場合、OFF信号時の反射光である非入射光はすべて不要光となる。これらの不要光が、光学素子やそれを支持する支持部材間で反射を繰り返し、投射レンズを通してスクリーン上に達した場合、ゴーストが形成されてしまうため、画質劣化の原因となる。
図12は、全反射プリズムを用いた従来の投射型表示装置の構成を示す水平断面図である。以下、図12に示す従来の投射型表示装置において、不要光がスクリーン上に到達する一例について具体的に説明する。ランプ101より放射された放射光は、ロッドプリズム103、コンデンサーレンズ104を経由し、全反射プリズム105Aで全反射して反射型ライトバルブ106に入射する。反射型ライトバルブ106に入射した照明光は、微小ミラーがON信号時は投射レンズ109へ進行するが、逆に微小ミラーがOFF信号時は全反射プリズム105Bへ入射する。全反射プリズム105Bへ入射した不要光のうち、大部分が全反射プリズム105Bの外部へ抜けていくが(図12の117)、その一部は全反射プリズム105Bの内部及び支持部112で反射し、投射レンズ109を通過してスクリーン上に到達してしまう(図12の122)。なお、図12では、支持部材のうち、光学素子に接している部材のみを支持部112〜114として図示し、その他の支持部材の図示は省略している。
上記では、支持部112で不要光が反射する典型的な例について説明したが、投射型表示装置の内部ではさまざまな不要光が飛び交っているため、図12に示す他の支持部113または114で不規則に反射した不要光が投射レンズ109内に入射する可能性もある。
それゆえに、本発明の目的は、投射レンズへの不要光の入射を確実に防止し、ゴーストの形成を実質的に完全に抑制することができる投射型表示装置を提供することである。
本発明は、光源からの放射光を集光してライトバルブを照明する照明光学系と、照明光学系からの照明光をライトバルブに導く光学ユニットと、導かれた照明光を反射又は透過して光学像を形成するライトバルブと、ライトバルブが形成した光学像を投射する投射光学系とを備える投射型表示装置であって、投射型表示装置に含まれる光学素子の少なくとも一部を支持する支持部を備え、支持部の少なくとも一部に、所定の形状を有する構造単位が照明光の最短波長よりも小さいピッチで周期的にアレイ状に配列された反射防止構造体が設けられ、反射防止構造体自体、及び支持部の反射防止構造体が設けられた部分のうち、少なくとも一方は、照明光を吸収可能な材料からなることを特徴とする。
好ましくは、支持部は、光学ユニット及びライトバルブの少なくともいずれか一方を支持するとよい。
また、反射防止構造体はシート上に形成されており、支持部の少なくとも一部にシートが貼付されていてもよい。例えば、シートは、照明光を吸収可能な材料からなるものであってもよく、または、シートは、透明材料からなり、かつシートが貼付される支持部は、照明光を吸収可能な材料からなるものであってもよい。
好ましくは、反射防止構造体の構造単位が、照明光の最短波長の1/2以下のピッチで周期的にアレイ状に配置されるとよい。
好ましくは、反射防止構造体の構造単位が、少なくともピッチ以上の高さを有し、より好ましくは、少なくともピッチの3倍以上の高さを有するとよい。
また、反射防止構造体の構造単位が、略錐状の突出形状および/または略錐状の陥没構造であってもよい。
また、照明光を吸収可能な材料が、照明光を吸収するための染料を含有するものであってもよい。
好ましくは、シートと、当該シートが貼付される基材との屈折率の差が0.2以下、より好ましくは、0.1以下であるとよい。
また、反射防止構造体が形成される基材が、ガラス、樹脂または金属であるとよい。
本発明によれば、投射レンズへの不要光の入射を確実に防止し、ゴーストの形成を実質的に完全に抑制することができる投射型表示装置が提供される。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る投射型表示装置の構成を示す水平断面図である。図1において、投射型表示装置は、照明光学系10と、全反射プリズム5と、反射型ライトバルブ6と、カバーガラス7と、投射光学系8と、支持部12〜14とを備える。
照明光学系10は、光源としてのランプ1から放射される放射光を集光して、被照明面である反射型ライトバルブ6を照明する。照明光学系10は、ランプ1と、凹面鏡2と、ロッドプリズム3と、コンデンサーレンズ4とを含む。投射光学系8は、投射レンズ9を含む。
凹面鏡2は、反射面の断面形状が楕円形をなし、第1焦点と第2焦点を有する。ランプ1の発光体の中心は、凹面鏡2の第1焦点付近に位置するように配置され、ロッドプリズム3の光入射面は、凹面鏡2の第2焦点付近に位置するように配置されている。また、凹面鏡2は、例えばガラス製基材の内面に赤外光を透過させて可視光を反射させる光学多層膜を形成したものである。
ロッドプリズム3は、その断面が反射型ライトバルブ6の有効表示面と略同じアスペクト比であり、例えば内面に鏡を張り合わせた四角柱プリズムやガラス製四角柱プリズムである。
まず、ランプ1から放射される放射光は凹面鏡2により反射及び集光され、凹面鏡の第2焦点にランプの発光体像を形成する。ランプ1の発光体像は光軸に近い中心付近が最も明るく、周辺ほど急激に暗くなる傾向にあるため、輝度に不均一性が残る。この問題に対し、第2焦点付近にロッドプリズムの入射面を配置し、ロッドプリズム3の側面で入射光を多重反射させて輝度の均一化を図り、ロッドプリズム3の出射面を2次光源として以降のコンデンサーレンズ4、さらに全反射プリズム5を介して反射型ライトバルブ6上に結像させれば、照明光の均一性を確保することが出来る。なお、本実施形態において、照明光とは、光源から放射される放射光のうち、光学像を形成するために用いられる光のことを意味する。
コンデンサーレンズ4は、2次光源からの照明光11を集光するものであり、本実施形態においては、例えば図1に示すように、光学ユニットである全反射プリズム5Aと、ロッドプリズム3との間に配置される。なお、コンデンサーレンズ4は、図1に示すように1枚のみが配置されていてもよいが、例えば光軸上に複数枚が並列して配置されていてもよい。またコンデンサーレンズ4と全反射プリズム5Aとが一体化したものを用いることも可能である。
次に、コンデンサーレンズ4にて集光した照明光11は、全反射プリズム5A及び5Bに入射する。全反射プリズム5A及び5Bは、照明光11を反射型ライトバルブ6に導くための光学ユニットであり、これら2つの全反射プリズム5A及び5Bは、空気層を介して面5aと5bとが対向するように接合されている。このような接合により、全反射プリズム5Aの面5aへ入射する照明光11を全反射プリズム5Bの面5bで全反射させ、反射型ライトバルブ6に入射させることができる。
反射型ライトバルブ6は、例えばDMDであって、導かれた照明光11を反射して光学像を形成する。DMDは、基板上に2次元的に配置された多数の微少ミラーが各々画素を構成しており、各微小ミラーの反射方向は各々独立して2方向(挟角約20度)に切り替えることができる。この反射方向の切り替えは、各微小ミラーを画素としてDMDに入力される映像信号のON・OFF制御によって行われる。微小ミラーに入射した照明光11の反射光の光束は、微小ミラーがON信号時には、光学像を投射するために投射レンズ9に入射する入射光(ON光)16となり、逆にOFF信号時には、投射レンズに入射しない方向に進行する非入射光(OFF光)15となる。このように各微小ミラーの傾きを変え、ON信号時の光とOFF信号時の光との時間配分を映像信号に応じて制御することにより、所望の反射光のみをスクリーン上に収束させて投射すべき画像を形成させることができる。
支持部12〜14は、投射型表示装置に含まれる光学素子の少なくとも一部を支持する支持部材(保持具)の一部である。光学素子は、例えば、照明光学系10や投射光学系8、光学ユニット等を構成する素子や反射型ライトバルブである。なお、図1では、支持部材のうち、光学素子に接している部材のみを支持部12〜14として図示し、その他の支持部材の図示は省略している。支持部材12は、全反射プリズム5Bの投射光学系8と対向する面の一部に配置され、全反射プリズム5Bを支持する。支持部材13は、反射型ライトバルブ6及び全反射プリズム5Aを支持する。支持部材14は、全反射プリズム5Aの反射型ライトバルブ6と対向する面の一部に配置され、全反射プリズム5Aを支持する。
本実施形態に係る投射型表示装置の大きな特徴は、支持部12〜14が照明光を吸収可能な材料からなり、かつ、支持部12〜14の少なくとも一部に反射防止構造体23が形成されていることである。これにより、支持部12〜14は、照明光11のなかの不要な光(不要光)の反射を低減させ、かつ内部に吸収することができる。以下、支持部12〜14及び支持部12〜14による不要光の削減について図面を参照しながら詳細に説明する。
図2は、図1に示す投射型表示装置において、入射光16、非入射光15及び不要光が経由する光路を示す図である。図2において、入射光16及び非入射光15が経由する光路を実線で示し、不要光が経由する光路を点線で示す。
コンデンサーレンズ4から出射した照明光11は、全反射プリズム5Aの面5aで反射し、反射型ライトバルブ6へ入射する。ここで、反射型ライトバルブ6へ入射する照明光11のうちの一部は、反射型ライトバルブ6の有効表示領域外へ進行する。有効表示領域外へ進行した照明光11の一部は、支持部13で反射して全反射プリズム5Bを通過し、投射レンズ9へ入射してしまう(図2の21)。また、微小ミラーがOFF信号時に、反射型ライトバルブ6で反射した非入射光15の大部分は全反射プリズム5Bの外部へ抜け、投射レンズ9に入射しないが(図2の17)、非入射光15の一部は、全反射プリズム5B及び支持部12で反射し、投射レンズ9へ入射してしまう(図2の22)。これらの不要光21及び22が投射レンズ9へ入射することによって、ゴーストが形成されてしまう。
しかしながら、本実施形態に係る投射型表示装置は、支持部12〜14が照明光を吸収可能な材料からなり、かつ少なくともその一部に反射防止構造体が形成されているため、上記の不要な反射光の発生を十分に防止し、かつ支持部12〜14内部に吸収させることができるため、従来の投射型表示装置とは比較にならないほど不要光を大幅に削減することができる。
図3Aは、図1に示す全反射プリズム5B及び支持部12の拡大図である。支持部12において、反射防止構造体23が形成されている部分を斜線で示す。図3Aに示すように、不要光である非入射光22が到達する面、つまり全反射プリズム5Bと対向する面の少なくとも一部には、反射防止構造体23が形成されている。なお、図3Aでは、全反射プリズム5Bと対向する面の全体に反射防止構造体23が形成されている場合を示しているが、必ずしも全反射プリズム5Bと対向する面の全体に反射防止構造体23が形成されている必要はなく、少なくとも一部に反射防止構造体23が形成されていればよい。
また、図3Bに示すように、支持部12において、全反射プリズム5Bと対向する面だけでなく、当該面の側面に反射防止構造体23が形成されていてもよい。このように、支持体12が照明光を吸収可能な材料からなり、かつ少なくともその一部に反射防止構造体が形成されていることにより、全反射プリズム5Bを通過し、支持部12の側面に到達する不要光の反射を防止することができる。支持部12の側面に到達する不要光は、照明光と同じ波長を有しているため、反射防止構造体23及び支持部12を形成する照明光を吸収可能な材料によって、不要光の反射を実質的に完全に抑制することができる。
図3では、支持部12を例に説明したが、支持部13及び14も同様に、表面の少なくとも一部に反射防止構造体が形成されている。全反射プリズム5Aを支持する支持部14において、好ましくは、照明光が到達する面、つまり、支持部14の全反射プリズム5Aに対向する面の少なくとも一部に反射防止構造体23が形成されているとよい。
図4Aは、拡大した支持部13の水平断面図である。図4Aに示すように、反射型ライトバルブ6及び全反射プリズム5Aに対向する面に反射防止構造体23が形成されていてもよく、また、図4Bに示すように、反射型ライトバルブ6及び全反射プリズム5Aに対向する面、及びその側面に反射防止構造体23が形成されていてもよい。
反射防止構造体23とは、所定の形状を有する構造単位が、不要光(全反射プリズム5A、5Bで反射して支持部12〜14の表面へ到達してしまう光)となる照明光の波長(通常、約400〜700nm)の下限値、すなわち照明光の最短波長よりも小さいピッチで周期的にアレイ状に配列されたものである。このように所定の形状を有する構造単位を周期的にアレイ状に配列させることによって、照明光に対して、見かけ上屈折率を連続的に変化させ、空気層との界面での透過/反射特性の入射角依存性及び波長依存性が少ない反射防止機能面を形成させることができる。
なお前記ピッチとは、反射防止構造体23が多数の微細構造単位の二次元的な配列により構成されている場合には、最も密な配列方向におけるピッチを意味する。
また反射防止構造体23とは、反射を低減すべき照明光の反射を防止するために、表面に微細構造が形成された部材を意味し、反射を低減すべき光を完全に反射させない態様だけではなく、所定波長の反射を低減すべき光の反射を防止する効果を有する態様も含むものである。
本実施形態に用いることができる反射防止構造体23としては、例えば図5Aの概略拡大図に示すような、高さH1の円錐形状の突起を構造単位とし、これら円錐形状の突起がピッチP1で周期的にアレイ状に配列された構造体があげられる。
構造単位のピッチP1は、反射防止構造体23中、一配列方向において実質上略一定であり、照明光の最短波長よりも小さければよいが、界面での透過/反射特性の入射角依存性及び波長依存性をより一層低減させることができるという点から、かかるピッチP1は照明光の最短波長の1/2以下、さらには1/3以下であることが好ましい。なお例えば後述するような反射防止構造体23の製造性を考慮すると、かかるピッチP1はある程度の大きさを有することが望ましく、通常照明光の最短波長の1/5程度以上であることが好ましい。
また構造単位の高さH1には特に限定がなく、反射防止構造体23中、全ての構造単位の高さH1が必ずしも一定でなくてもよいが、かかる高さH1が高いほど、照明光のなかの不要光に対する反射防止機能が向上するという利点がある。したがって該構造単位の高さH1は、少なくとも前記ピッチP1以上(最小の構造単位の高さがピッチ以上)、さらには少なくともピッチP1の3倍以上(最小の構造単位の高さがピッチの3倍以上)であることが好ましい。なおやはり、例えば後述するような反射防止構造体23の製造性を考慮すると、かかる高さH1がある程度の大きさまでであることが望ましく、通常高くともピッチP1の5倍程度以下(最大の構造単位の高さがピッチの5倍程度以下)であることが好ましい。
しかしながら、反射防止構造体23の構造は、必ずしも図5Aに示す円錐形の構造体に限定されるものではなく、例えば構造単位が正六角錐形状や、四角錐形状などの角錐形状(図5B)の構造体であってもよい。また、かかる構造単位の形状は必ずしも錐状に限定されるものでもなく、円柱形状(図6A)や角柱形状(図6B)などの柱状であっても、先端が丸くなっている釣鐘状(図7A及び図7B)であっても、円錐台形状(図8A)や角錐台形状(図8B)などの錐台状であってもよい。また、各構造単位は厳密な幾何学的な形状である必要はなく、実質的に錐状、柱状、釣鐘状、錐台状などであればよい。
さらに上記図5〜図8では、反射防止構造体23として構造単位が突出形状のものを示しているが、本実施形態においてはこのような突出形状のものに限定されることもなく、例えば平面に錐状、柱状、釣鐘状、錐台状などの陥没形状の構造単位が、照明光の最短波長よりも小さいピッチで周期的にアレイ状に配列するように形成された反射防止構造体23を用いることも可能である。また突出形状の構造単位と陥没形状の構造単位とが1つの反射防止構造体23中に同時に存在していてもよい。なお、かかる突出形状の構造単位と陥没形状の構造単位とが同時に存在した反射防止構造体23の場合、その突出部の高さと陥没部の深さとの合計が前記高さH1の範囲内であることが好ましい。このように、本実施形態に用いられる反射防止構造体23は、各構造単位が照明光の最短波長よりも小さいピッチで周期的にアレイ状に配列され、不要光の反射を充分に防止することができるものであれば、その構造単位の形状などは特に限定されるものではない。
なお本実施形態においては、空気界面で照明光の屈折率が連続的に変化し、不要光の反射をより充分に防止することができるという点から、構造単位が略錐状の突出形状及び/または略錐状の陥没形状である反射防止構造体23を用いることが好ましく、略錐状が略正六角錐状である場合には、構造単位が高充填率で配列され、空気界面で照明光の屈折率がさらに連続的に変化するといった照明光の透過特性がより一層向上するという点から、特に好ましい。
支持部12〜14を構成する、照明光を吸収可能な材料としては、通常約400〜700nmの波長の照明光を吸収することができる材料であれば特に限定がなく、例えば黒色材料を好適に用いることができる。かかる黒色材料は、例えばポリカーボネート系樹脂、アクリル系樹脂などの樹脂に、シアン、マゼンタ、イエローなどの色素を混合して得られる黒色染料(例えば、Plast Black 8950、Plast Black 8970(いずれも商品名、有本化学工業(株)製))などの染料や、カーボンブラックなどの顔料を含有させることによって得ることができる。
本実施形態に係る支持部12〜14の製造方法にも特に限定がないが、一例として、例えば石英ガラス基板などに電子線描画などの方法でパターンを描画してドライエッチングなどの加工を行い、予め反射防止構造体23と同一形状に精密加工された高精度のマスター型を形成した後、該マスター型を用いて、加熱軟化したガラス材料をプレス成形することによってガラス製の反射防止構造体成形用型を作製し、該反射防止構造体成形用型を用いて、例えば前記黒色材料(黒色樹脂)などの照明光を吸収可能な材料をプレス成形に供する方法などがあげられる。かかる方法を採用した場合には、反射防止構造体23をその表面の少なくとも一部に有する支持部12〜14を安価でかつ大量に製造することができる。
また上記の他にも、本実施形態に係る支持部12〜14を製造する際には、例えばアルミニウム、真鍮、アルミニウムマグネシウム合金などの金属類を用い、成形、エッチング、X線リソグラフィ、フォトリソグラフィなどを適宜組み合わせる方法を採用することも可能である。なお、通常ロッドプリズム3から出射される照明光11の強度は高いため、上述のように、支持部12〜14に到達する反射光もある程度の強度を有する。したがって、支持部12〜14の近傍は、比較的高温となる可能性があるので、かかる支持部12〜14としては、上記金属などの耐熱性を有する材料からなるものをより好適に用いることができる。
また、本実施形態に係る支持部12〜14は、その表面に反射防止構造体23が形成されているため、反射防止構造体23が形成される基材24の表面と、支持部12〜14により支持される光学素子とは、少なくとも反射防止構造体の高さH1だけ離れた位置に配置される。一方、支持部12〜14と、それにより支持される光学素子との距離が離れすぎると、本発明の目的を達成することが困難である。また、支持部12〜14とそれにより支持される光学素子とは、例えばL字型部材などの接続部材によって接続されてもよい。
このように、本実施形態に係る支持部は照明光を吸収可能な材料からなり、所定の突出形状や陥没形状を有する構造単位が照明光の最短波長よりも小さいピッチで周期的にアレイ状に配列された反射防止構造体が少なくともその一部に形成されているため、空気との界面で照明光の中の不要光が反射するのを充分に防止し、かつ入射した不要光を実質的に完全に吸収することができる。
なお、本実施形態に係る投射型表示装置は、以上のように、照明光学系、光学ユニット、反射型ライトバルブ、投射光学系、支持部を備え、支持部が照明光を吸収可能な材料からなり、かつ少なくともその一部に反射防止構造体が形成されている限り、その構造に特に限定はない。したがって、投射型表示装置は、例えば図1に示すようなフロントタイプの投射型表示装置であってもよく、またリアタイプの投射型表示装置であってもよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る投射型表示装置について、図面を参照しながら説明する。
本実施形態に係る投射型表示装置の基本構成は第1の実施形態と同様であるが、支持部12〜14の少なくも一部が有する反射防止構造体23及び照明光を吸収可能な材料の構成が第1の実施形態と相違する。本実施形態は、支持部12〜14を構成する基材の上に、反射防止構造体23を有するシートが貼付されていることを特徴とする。
支持部12〜14を構成する基材は、吸収すべき所望の光束を包括する大きさ、機械的強度及び構成上必要な厚みを有する。基材は、照明光を吸収することができる材料であれば特に限定がなく、例えば黒色材料を好適に用いることができる。黒色材料は、第1の実施形態と同様に、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等の基材中にシアン、マゼンタ、イエロー等の色素を混ぜることによって得られる黒色染料(例えば、Plast Black 8950、Plast Black 8970(いずれも商品名、有本化学工業(株)製))等の染料や、カーボンブラックなどの顔料を含有させることによって得られる。
シートは、例えば、アクリル樹脂等の透明材料からなり、その表面の少なくとも一部に、照明光の最短波長よりも小さいピッチで形成された反射防止構造体23を有する。シートの厚みは、ハンドリングが容易で、かつ機械的強度が十分に得ることができればよいが、好ましくは10μm以上であるとよい。
反射防止構造体23の高さ及びピッチは、第1の実施形態と同様に決定すればよく、反射防止構造体23は、照明光の最短波長よりも小さいピッチで、かつ、当該ピッチ以上の高さを有する。
また、シートと基材との屈折率の差は、0.2以下である。シートと基材の屈折率の差を0.2以下とすることにより、シートと基材との界面で発生する反射率を問題とならない程度まで抑えることができる。さらには、シートと基材との屈折率の差は、0.1以下であるのが望ましい。シートと基材との屈折率の差を0.1以下とすることにより、シートと基材との界面で発生する反射率をさらに低減することが可能となり、迷光の発生を効率よく抑えることができる。
以上のように反射防止構造体23が形成されたシートと、当該シートが貼付される基材とは、例えば紫外線硬化樹脂を用いて接着することができる。なお、反射防止構造体23を少なくともその一部に有するシート自体を紫外線硬化樹脂で製造することとしてもよい。
反射防止構造体23を有するシートの製造法には特に限定がないが、シートは、例えば、以下のようにして製造することができる。例えば石英ガラス基板などに電子線描画などの方法でパターンを描画してドライエッチングなどの加工を行い、予め反射防止構造体23と同一形状に精密加工された高精度のマスター型を形成した後、該マスター型を用いて、加熱軟化したガラス材料をプレス成形することによってガラス製の反射防止構造体成形用型を作製し、該反射防止構造体成形用型を用いて、例えば上記アクリル樹脂などの材料をプレス成形に供する方法などがあげられる。かかる方法を採用した場合には、反射防止構造体23を少なくとも一部に有するシートを安価でかつ大量に製造することができる。
プレス成形に用いるアクリル樹脂は、ハンドリングの容易性及び機械的強度の点から、厚みが10μm以上(シートの厚み+0.15μm)であることが好ましい。これにより、ハンドリングが容易で、かつ充分な機械的強度を有するシートを製造することができる。
以上のように、本実施形態によれば、照明光を吸収可能な材料からなる基材の表面に、反射防止構造体23を有するシートを貼付することによって、入射する不要な照明光を、空気との界面での反射を充分に防止し、かつ入射した不要な照明光を実質的に完全に吸収することができる。したがって、これにより、目的の構造物に対して、安価かつ簡易に反射防止機能を付与することができる。
また、本実施形態では、シートの材料はアクリル樹脂であるものとして説明したが、シートの材料はこれに限られず、例えば。ポリカーボネート樹脂や、ポリエチレンテレフタレート樹脂等を用いることもできる。
なお、本実施形態においては、シートの材料として透明材料が用いられていたが、必ずしも透明材料に限定されるものではなく、照明光を吸収可能な材料、例えば、染料や顔料により黒色に着色された黒色材料を用いてもよい。照明光を吸収可能な材料からなるシートを用いることにより、照明光の吸収効率のさらなる向上を図ることができる。なお、シートが照明光を吸収可能な材料からなる場合、シートが貼付される基材は必ずしも吸収可能な材料で構成されている必要はない。
また、本実施形態では、反射防止構造体として構造単位が例えば円錐形状(図5A)の構造体を用いる場合を例に説明したが、第1の実施形態の場合と同様に、反射防止構造体の構造単位は必ずしもこのような形状の構造体に限定されるものではなく、例えば構造単位が正六角錐形状や、四角錐形状などの角錐形状(図5B)の構造体であってもよい。また、かかる構造単位の形状は必ずしも錐状に限定されるものでもなく、円柱形状(図6A)や角柱形状(図6B)などの柱状であっても、先端が丸くなっている釣鐘状(図7A及び図7B)であっても、円錐台形状(図8A)や角錐台形状(図8B)などの錐台状であってもよい。また、各構造単位は厳密な幾何学的な形状である必要はなく、実質的に錐状、柱状、釣鐘状、錐台状などであればよい。また、第1の実施形態と同様に、反射防止構造体として構造単位は突出形状であってもよく、また、陥没形状であってもよい。
また、第1及び第2の実施形態では、投写型表示装置が反射型ライトバルブを備える場合を例に説明したが、投写型表示装置が備えるライトバルブは液晶ライトバルブであってもよい。また、反射防止構造体が形成される支持部は、光学ユニット及び反射型ライトバルブの少なくともいずれか一方を支持するものとして説明したが、これに限定されず、投写型表示装置が備える光学素子を支持する支持金具や筐体等を照明光を吸収可能な基材で構成し、反射防止構造体を形成することにより、不要投射像を著しく低減でき、高品位の画像を形成させることができる。
本発明は、投射レンズへの不要光の入射を確実に防止し、ゴーストの形成を実質的に完全に抑制することができる投射型表示装置等として有用である。
本発明の第1の実施形態に係る投射型表示装置の構成を示す水平断面図 図1に示す投射型表示装置において、入射光16、非入射光15及び不要光が経由する光路を示す図 図1に示す全反射プリズム5B及び支持部12の拡大図 図1に示す全反射プリズム5B及び支持部12の拡大図 図1に示す支持部13の拡大図 図1に示す支持部13の拡大図 本発明に用いる反射防止構造体23の一例を示す概略拡大図であり、構造単位が円錐形状の構造体の図 本発明に用いる反射防止構造体23の一例を示す概略拡大図であり、構造単位が角錐形状の構造体の図 本発明に用いる反射防止構造体23の一例を示す概略拡大図であり、構造単位が円柱形状の構造体の図 本発明に用いる反射防止構造体23の一例を示す概略拡大図であり、構造単位が角柱形状の構造体を示す図 本発明に用いる反射防止構造体23の一例を示す概略拡大図であり、構造単位が釣鐘状の構造体を示す図 本発明に用いる反射防止構造体23の一例を示す概略拡大図であり、構造単位が釣鐘状の構造体を示す図 本発明に用いる反射防止構造体23の一例を示す概略拡大図であり、構造単位が円錐台形状の構造体を示す図 本発明に用いる反射防止構造体23の一例を示す概略拡大図であり、構造単位が角錐台形状の構造体を示す図 従来の投射型表示装置の構成の一例を示す水平断面図であり、光学ユニットとして全反射プリズムを用いたもの。 従来の投射型表示装置の構成の一例を示す水平断面図であり、光学ユニットとして凸レンズを用いたもの 反射型ライトバルブの正面図 反射型ライトバルブの正面図 不要光の発生を示す投射型表示装置の関係図
符号の説明
1、101 ランプ
2、102 凹面鏡
3、103 ロッドプリズム
4、104 コンデンサーレンズ
5A、5B、105A、105B 全反射プリズム
5a、5b、105a、105b 面
6、106 反射型ライトバルブ
7、107 カバーガラス
8、108 投射光学系
9、109 投射レンズ
10、110 照明光学系
11、111 照明光
12、13、14、112、113、114 支持部
15、115 非入射光
16、116 入射光
118 凸レンズ

Claims (13)

  1. 光源からの放射光を集光してライトバルブを照明する照明光学系と、照明光学系からの照明光をライトバルブに導く光学ユニットと、導かれた照明光を反射又は透過して光学像を形成するライトバルブと、ライトバルブが形成した光学像を投射する投射光学系とを備える投射型表示装置であって、
    前記投射型表示装置に含まれる光学素子の少なくとも一部を支持する支持部を備え、
    前記支持部の少なくとも一部に、所定の形状を有する構造単位が前記照明光の最短波長よりも小さいピッチで周期的にアレイ状に配列された反射防止構造体が設けられ、
    前記反射防止構造体自体、及び前記支持部の前記反射防止構造体が設けられた部分のうち、少なくとも一方は、前記照明光を吸収可能な材料からなることを特徴とする、投射型表示装置。
  2. 前記支持部は、前記光学ユニット及び前記ライトバルブの少なくともいずれか一方を支持する、請求項1に記載の投射型表示装置。
  3. 前記反射防止構造体はシート上に形成されており、
    前記支持部の少なくとも一部に前記シートが貼付されていることを特徴とする、請求項1に記載の投射型表示装置。
  4. 前記シートは、前記照明光を吸収可能な材料からなることを特徴とする、請求項3に記載の投射型表示装置。
  5. 前記シートは、透明材料からなり、かつ前記シートが貼付される支持部は、前記照明光を吸収可能な材料からなることを特徴とする、請求項3に記載の投射型表示装置。
  6. 前記反射防止構造体の構造単位が、前記照明光の最短波長の1/2以下のピッチで周期的にアレイ状に配置された、請求項1に記載の投写型表示装置。
  7. 前記反射防止構造体の構造単位が、少なくともピッチ以上の高さを有する、請求項1に記載の投射型表示装置。
  8. 前記反射防止構造体の構造単位が、少なくともピッチの3倍以上の高さを有する、請求項1に記載の投射型表示装置。
  9. 前記反射防止構造体の構造単位が、略錐状の突出形状および/または略錐状の陥没構造である、請求項1に記載の投射型表示装置。
  10. 前記照明光を吸収可能な材料が、前記照明光を吸収するための染料を含有する、請求項1に記載の投射型表示装置。
  11. 前記シートと、当該シートが貼付される基材との屈折率の差が0.2以下である、請求項3に記載の投射型表示装置。
  12. 前記シートと、当該シートが貼付される基材との屈折率の差が0.1以下である、請求項3に記載の投射型表示装置。
  13. 前記反射防止構造体が形成される基材が、ガラス、樹脂または金属である、請求項1に記載の投射型表示装置。
JP2005110108A 2005-04-06 2005-04-06 投射型表示装置 Expired - Fee Related JP4794195B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005110108A JP4794195B2 (ja) 2005-04-06 2005-04-06 投射型表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005110108A JP4794195B2 (ja) 2005-04-06 2005-04-06 投射型表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006292837A true JP2006292837A (ja) 2006-10-26
JP4794195B2 JP4794195B2 (ja) 2011-10-19

Family

ID=37413508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005110108A Expired - Fee Related JP4794195B2 (ja) 2005-04-06 2005-04-06 投射型表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4794195B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010197798A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Toppan Printing Co Ltd 偽造防止機能を有する光学素子及びそれを具備する偽造防止表示体
CN107942338A (zh) * 2017-09-28 2018-04-20 北京华航无线电测量研究所 一种基于数字微镜器件的多波长关联成像系统
CN110174757A (zh) * 2019-06-18 2019-08-27 苗家豪 光线绕流隐身装置
WO2023130759A1 (zh) * 2022-01-05 2023-07-13 华为技术有限公司 一种显示装置和交通工具

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02262602A (ja) * 1988-02-08 1990-10-25 Olympus Optical Co Ltd 光学素子
JPH11153702A (ja) * 1997-11-19 1999-06-08 Takayanagi Kenkyusho:Kk 反射防止材および反射防止方法
JP2000010045A (ja) * 1998-06-19 2000-01-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd プリズム装置及び投写型表示装置
JP2001166118A (ja) * 1999-09-30 2001-06-22 Mitsubishi Electric Corp プリズム、投写光学系及び投写型表示装置
JP2002267816A (ja) * 2001-03-08 2002-09-18 Dainippon Printing Co Ltd 射出成形に用いるための反射防止層付与用シート、これを用いた射出成形方法、および反射防止層が積層された射出成型品
JP2003240903A (ja) * 2002-02-20 2003-08-27 Dainippon Printing Co Ltd 反射防止物品
JP2003279705A (ja) * 2002-03-25 2003-10-02 Sanyo Electric Co Ltd 反射防止部材
JP2003340844A (ja) * 2002-05-24 2003-12-02 Dainippon Printing Co Ltd ゾルゲル法による反射防止物品及びその製造方法
JP2004191878A (ja) * 2002-12-13 2004-07-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd プリズム装置とこれを用いた投写型表示装置、リアプロジェクタ、及びマルチビジョンシステム

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02262602A (ja) * 1988-02-08 1990-10-25 Olympus Optical Co Ltd 光学素子
JPH11153702A (ja) * 1997-11-19 1999-06-08 Takayanagi Kenkyusho:Kk 反射防止材および反射防止方法
JP2000010045A (ja) * 1998-06-19 2000-01-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd プリズム装置及び投写型表示装置
JP2001166118A (ja) * 1999-09-30 2001-06-22 Mitsubishi Electric Corp プリズム、投写光学系及び投写型表示装置
JP2002267816A (ja) * 2001-03-08 2002-09-18 Dainippon Printing Co Ltd 射出成形に用いるための反射防止層付与用シート、これを用いた射出成形方法、および反射防止層が積層された射出成型品
JP2003240903A (ja) * 2002-02-20 2003-08-27 Dainippon Printing Co Ltd 反射防止物品
JP2003279705A (ja) * 2002-03-25 2003-10-02 Sanyo Electric Co Ltd 反射防止部材
JP2003340844A (ja) * 2002-05-24 2003-12-02 Dainippon Printing Co Ltd ゾルゲル法による反射防止物品及びその製造方法
JP2004191878A (ja) * 2002-12-13 2004-07-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd プリズム装置とこれを用いた投写型表示装置、リアプロジェクタ、及びマルチビジョンシステム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010197798A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Toppan Printing Co Ltd 偽造防止機能を有する光学素子及びそれを具備する偽造防止表示体
CN107942338A (zh) * 2017-09-28 2018-04-20 北京华航无线电测量研究所 一种基于数字微镜器件的多波长关联成像系统
CN107942338B (zh) * 2017-09-28 2021-04-20 北京华航无线电测量研究所 一种基于数字微镜器件的多波长关联成像系统
CN110174757A (zh) * 2019-06-18 2019-08-27 苗家豪 光线绕流隐身装置
WO2023130759A1 (zh) * 2022-01-05 2023-07-13 华为技术有限公司 一种显示装置和交通工具

Also Published As

Publication number Publication date
JP4794195B2 (ja) 2011-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7255450B2 (en) Projection type display apparatus, rear projector and multi-vision system
WO2014119407A1 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP2010152176A (ja) 投写型表示装置
JP6663891B2 (ja) バックライトユニットおよびヘッドアップディスプレイ装置
JP2008076524A (ja) 映像表示装置
JP2006308992A (ja) 投写型表示装置及び投写光学系
JP4794195B2 (ja) 投射型表示装置
JP4041700B2 (ja) 照明光学系およびこれを用いた投写型表示装置
JP2008064911A (ja) 投写型表示装置及びプリズムミラー
JP2003185964A (ja) 投写型表示装置、リアプロジェクタ及びマルチビジョンシステム
TW200521614A (en) Projection display system
KR20160080817A (ko) 포물경을 이용한 홀로그래픽 디스플레이
TWI308987B (en) Projecting device
JP2017032964A (ja) 光学系およびそれを用いた画像表示装置
JP2006308991A (ja) 投写型表示装置
JP2005250394A (ja) 照明装置
JPH10241437A (ja) 光源装置、照明系及び画像投射装置
JP2007171561A (ja) スクリーンおよび背面投写型表示装置
US20060250693A1 (en) Projection optics apparatus and display device thereof
JP2006162878A (ja) 投写型表示装置の光学系および投写型表示装置
JP2006308990A (ja) 投写型表示装置及び照明光学系
JP7131049B2 (ja) 車両用灯具
JP5266660B2 (ja) 投射型表示装置
JP2006285223A (ja) 反射防止構造体を有する部材
JP4744169B2 (ja) プロジェクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110323

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110518

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110704

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110726

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4794195

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140805

Year of fee payment: 3

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110826

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees