JP2006292199A - 製氷機及び蓄熱システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 天然の雪を有効活用して少ないエネルギで製氷が可能な製氷機、及びこの製氷機を有効に活用できる蓄熱システムを提供すること。
【解決手段】 雪と水とを導入してシャーベット状で粒状の雪氷を成形する造粒部11と、粒状の雪氷を浸して粒氷Gにする不凍液Bを貯留する製氷槽12とを備える製氷機。製氷機10の変形例に係る製氷機10Aは、さらに空冷式冷凍機21を備える。及びこのような製氷機10又は製氷機10Aと、製氷機10又は製氷機10Aで生成された氷を貯蔵する貯氷庫30とを備える蓄熱システム。
【選択図】 図2

Description

本発明は製氷機及び蓄熱システムに関し、特に天然の雪を有効活用して少ないエネルギで製氷が可能な製氷機及びこの製氷機を有効に活用できる蓄熱システムに関する。
近年の環境保全意識の高まりを背景に、自然エネルギを有効活用する技術の開発が切望されている。先日の京都議定書の発効を受け、この機運がさらに高まることは想像に難くない。自然エネルギ活用形態の一つとして、例えば、寒冷地等の降雪量が比較的多い地域では、冬に降り積もった雪を雪室に蓄え、蓄えられた雪の冷熱を夏に利用するということが行われていた。
雪室は夏に冷熱が利用できる点で重宝するが、雪の密度が水や氷に比べて小さいため蓄熱量を増やすには大きなスペースが必要であり、降り積もった雪を雪室に搬送するのが困難であるという欠点を持ち合わせている。このような欠点を解消するものとして、降り積もった雪に水を混ぜて粒状にしたものを冷気に接触させて氷の粒とし、これを気流で貯蔵庫に搬送して冷熱を蓄えることにより、蓄熱量を増大させると共に熱媒体の搬送や貯蔵を容易にするという製氷システムが開示されている(例えば特許文献1参照)。
特開2001−153507号公報(段落0005〜0007、図1等)
上述の製氷システムにより、雪の有効活用の一形態が示された。ところで、上述の製氷システムは製氷過程が空冷である。空気は比熱が比較的小さいので、製氷するには多くの空気が必要であり、いきおい製氷機が大型化する傾向にあった。他方、多様な製品を提供することは、利用者の便宜に資することとなる。
本発明は上述の課題に鑑み、天然の雪を有効活用して少ないエネルギで製氷が可能な比較的小型の製氷機、及びこの製氷機を有効に活用できる蓄熱システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明に係る製氷機は、例えば図1に示すように、雪と水とを導入して雪氷とし、該雪氷を粒状に形成する造粒部11と;前記粒状に形成された雪氷を浸して粒氷Gにする不凍液Bを貯留する製氷槽12とを備える。ここで、「雪氷」は、典型的には、雪と水が混じり合ったシャーベット状のものであり、「粒氷」は粒状の氷である。
このように構成すると、粒状に形成された雪氷を浸して粒氷にする不凍液を貯留する製氷槽を備えるので、製氷過程が空冷の場合と比べて小さな容積で確実に粒氷を製造することができる。
また、請求項2に記載の発明に係る製氷機は、例えば図1に示すように、請求項1に記載の製氷機10において、粒氷Gと不凍液Bとを分離する氷液分離部13と;氷液分離部13で分離された不凍液Bを貯留する循環槽14とを備える。
このように構成すると、粒氷と不凍液とを分離する氷液分離部を備えるので、製氷された粒氷が不凍液によって融解するのを防ぐことができる。また、氷液分離部で分離された不凍液を貯留する循環槽を備えるので、不凍液の再利用が容易になる。
また、請求項3に記載の発明に係る製氷機は、例えば図1(b)及び図2に示すように、請求項1又は請求項2に記載の製氷機10において、不凍液Bを導入して冷却する空冷式冷凍機21を備える。
このように構成すると、不凍液を導入して冷却する空冷式冷凍機21を備えるので、製氷時の凝固熱によって温度が上昇した不凍液を、空冷式冷凍機で冷却して製氷に適した温度に調整することができる。また、空冷式冷凍機を外気の温度が低いときに稼動した場合は、不凍液を冷却するのために使われるエネルギが少なくて済む。
上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明に係る蓄熱システムは、例えば図2に示すように、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の製氷機10(10A)と;製氷機10(10A)で生成された氷を貯蔵する貯氷庫30とを備える。
このように構成すると、製氷機で生成された氷を貯蔵する貯氷庫を備えるので、製造された粒氷が保有する冷熱を蓄えることができる。
また、請求項5に記載の発明に係る蓄熱システムは、例えば図2に示すように、請求項4に記載の蓄熱システム2において、粒氷Gに付着した不凍液Bと粒氷Gが融解した水との混合液Dを貯氷庫30から導入し、混合液Dを不凍液Bと水とに分離する分離モジュール40を備える。
このように構成すると、製造された粒氷に付着して貯氷庫に運ばれてきた不凍液を、製氷機に戻して利用することができる。
本発明によれば、粒状に形成された雪氷を浸して粒氷にする不凍液を貯留する製氷槽を備えるので、製氷過程が空冷の場合と比べて小さな容積で確実に粒氷を製造することができる。また、製氷に利用される不凍液を冷却する空冷式冷凍機を備える場合は、不凍液を空冷式冷凍機で冷却して製氷に適した温度に調整することができる。また、製氷機で生成された氷を貯蔵する貯氷庫を備える場合は、製造された粒氷が保有する冷熱を蓄えることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において、互いに同一又は相当する部材あるいは装置には同一又は類似の符号を付し、重複した説明は省略する。
図1を参照して、まず初めに本発明の第1の実施の形態に係る製氷機の構成を説明する。図1(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る製氷機の斜視図であり、図1(a)における1b−1b断面図が図1(b)に含まれている。製氷機10は、造粒部11と、製氷槽12と、氷液分離部としての氷液分離板13と、循環槽14と、粒氷ストッカ15とを備えている。なお、図1(b)では造粒部11及びロータリーフィーダー16の設置方向が図1(a)と整合していないが、これは説明の便宜のためであり、実際は図1(a)に示される方向に設置されている。
造粒部11は、雪と水とを導入して雪氷を生成し、生成した雪氷を粒状に小分けする部材である。「雪氷」は水を吸った状態の雪をいうこととし、典型的には雪と水が混じり合ったシャーベット状のものである。造粒部11は、雪及び水の投入口である雪水フィーダー11aと、雪氷を混ぜ合わせるスクリュー11bと、雪氷を粒状に小分けする造粒板11cとを含んで構成されている。
雪水フィーダー11aは、雪及び水をスクリュー11bへ導くホッパーである。雪水フィーダー11aには、雪と水とが投入される投入口が鉛直上方に設けられており、投入された雪と水とをスクリュー11bに導く導出口が下方に設けられている。投入口の面積は、雪や水を投入しやすいように、導出口の面積よりも大きく構成されている。雪水フィーダー11aは、鋼鉄や樹脂製の材料で作られており、典型的にはステンレス鋼が用いられる。雪水フィーダー11aは、採用される材質に応じ、雪や水の重量に耐えられるような厚みや形状を持って製作される。雪水フィーダー11aへの雪の投入は、ベルトコンベヤーVにて行われるが、これに限らず例えばバケットを備えたクレーンや人力で行ってもよい。雪水フィーダー11aへの水の投入は、ホースを用いて行われるが、給水配管を設置してもよい。給水配管を設置する場合は、ヒーター等の凍結防止措置を施すことが好ましい。
スクリュー11bは、雪水フィーダー11aを介して送られてきた雪と水とを混ぜ合わせ、雪氷を造粒板11cに向けて押し出すように構成されている。造粒部に投入された雪と水とは雪水フィーダー11a内又はスクリュー11bで混ぜ合わせられることにより雪氷となる。すなわち、雪水フィーダー11aで雪氷にならなかった場合は、スクリュー11bで撹拌されることにより雪氷となる。スクリュー11bは、軸を直角方向に切る断面の径方向に幅を持つ帯状の薄板が、軸の周囲に螺旋状に巻かれるようにして形成されている。スクリュー11bの軸はモータ11gの軸とギヤ等を介して接続されており、例えば図中の矢印Fの方向に回転することができるように構成されている。スクリュー11bは鋼鉄製であり、典型的には炭素鋼が用いられるが、ステンレス鋼を用いてもよい。スクリュー11bはトラフ11dに収容されている。
造粒板11cは、雪氷を粒状に小分けする板状部材であり、トラフ11dの一部に取り付けられている。又は、トラフ11dの一部を加工して造粒板cを形成するようにしてもよい。造粒板11cは、板状部材に小孔が多数形成されて構成されている。造粒板11cに形成される小孔の大きさは、製氷機10で製造される粒氷Gの大きさとなるように、すなわち、不凍液Bに浸ったときに意図する粒氷Gの大きさになるような雪氷とすることができる大きさにするとよい。造粒板11cに形成される小孔の間隔は、小分けされた雪氷が不凍液Bに浸って粒氷Gとなる前に雪氷同士が接触して意図する大きさよりも大きな粒氷Gとならないようにするという観点から決定するとよい。造粒板11cは、スクリュー11bが図中Fの方向に回転することにより押される雪氷を複数の小孔から導出し、スクリュー11bの帯状の薄板が一つの小孔に対して相対的に動くことにより小孔から導出された雪氷を帯状の薄板の先端とでせん断して粒状の雪氷とすることができるように構成されている。
製氷槽12は、不凍液Bを貯留する槽である。製氷槽12は、循環槽14と側板を一部共有している。製氷槽12と循環槽14とは、典型的には仕切板18で仕切られており、仕切板18は製氷槽の底板を構成している。また、製氷槽12には、冷却された不凍液Bを導入するための不凍液導入口12aが設けられている。製氷槽12は、鋼鉄やFRP等の樹脂製の材料で作られており、典型的にはステンレス鋼が用いられる。製氷槽12に貯留される不凍液Bは、造粒部11で粒状にされた雪氷を冷却して粒氷Gにする液体である。ここで「粒氷」は、上述のように粒状の氷であり、雪よりも大きな密度を有している。粒氷Gは、後に気流で搬送することができる程度の重量に対応する大きさとするのがよく、典型的には、平均粒径を5〜10mm程度とするとよい。製氷槽12内の不凍液Bの温度は、含浸された雪氷を粒氷Gにするため0℃以下に調整されており、典型的には−5℃〜−10℃に調整されている。不凍液Bとしては、典型的には、NaCl水溶液、CaCl水溶液、エチレングリコール水溶液等が用いられるが、これらは凍結温度が異なるので使用地域の気象条件を考慮して決定するとよい。例えば、日本国内においては北海道占冠村や長野県諏訪市等の気温が−20℃を下回ることがあるような地域では、凍結温度が低いエチレングリコール水溶液を用いるとよい。製氷槽12の底板(仕切板18)は、循環槽14の容積を確保するため傾斜となるように構成されている。傾斜した仕切板18から続いて氷液分離板13が設けられている。
氷液分離板13は、不凍液Bに浸って生成された粒氷Gと、粒氷Gに付着した不凍液Bとを分離するための部材である。氷液分離板13は、複数の小孔が形成された板状部材であり、典型的には、パンチングプレートや金網等が用いられる。氷液分離板13に形成された小孔は、造粒部11の造粒板11cに形成された小孔よりも小さく、粒氷Gを通過させないような大きさに形成されている。氷液分離板13は、典型的には仕切板18と同じ材質であり、本実施の形態においてはステンレス鋼が用いられている。氷液分離板13は、仕切板18及び不凍液導入口12aよりも高い位置になるように設けられており、粒氷Gが重力で粒氷ストッカ15に導かれるように、粒氷ストッカ15に向けて下り勾配となるように設置されている。
循環槽14は、氷液分離板13において粒氷Gから分離された不凍液Bを回収し貯留する槽である。循環槽14に貯留される不凍液Bは、製氷槽12に貯留される不凍液Bと比べて少なくとも雪氷が粒氷Gになる際の凝固熱分の温度が上昇している。上述のように、循環槽14は、製氷槽12と仕切板18で仕切られており、かつ側板の一部を共有している。また、循環槽14には、温度が上昇した不凍液Bを導出するための不凍液導出口14aが設けられている。循環槽14は、鋼鉄やFRP等の樹脂製の材料で作られており、典型的にはステンレス鋼が用いられる。
粒氷ストッカ15は、氷液分離板13において不凍液Bから分離された粒氷Gを一時的にストックする箱型の部材である。粒氷ストッカ15は、不凍液導入口12aと対向するように、製氷機10の端部に設けられており、製氷槽12と連通している。製氷ストッカ15は、氷液分離板13より下部で、下方になるにしたがって水平断面の面積が徐々に小さくなるようなホッパー15hが形成されている。ホッパー15hより下部には、水平断面の面積が変わらないスペースであって粒氷Gを外部に向けて導出する導出流路15eが設けられている。導出流路15eには、外部への粒氷Gの導出量を調整する調整機構であるロータリーフィーダー16が設けられている。ロータリーフィーダー16は水車状の部材であり、上部から粒氷Gが導入されてくると円周方向に回転し、粒氷Gを外部に向けて定量供給することができるように構成されている。ロータリーフィーダー16によって粒氷Gを定量的に製氷機10外に導出することを可能にすることで、後の気流による粒氷Gの搬送をスムーズに行うことができる。粒氷ストッカ15は、鋼鉄やFRP等の樹脂で作られており、典型的には製氷槽12や循環槽14と同じ材料で製作されている。
図1(b)を引き続き参照して、本発明の第1の実施の形態の変形例に係る製氷機10Aの構成を説明する。製氷機10Aは、これまでに説明した製氷機10と、不凍液Bを冷却する空冷式冷凍機としての空冷チラー21と、不凍液Bを循環させるブラインポンプ22とを備えている。製氷機10の不凍液導出口14aと不凍液導入口12aとは、循環流路51を介して接続されている。循環流路51には、不凍液Bを循環させるブラインポンプ22と、温度が上昇した不凍液Bを製氷に適した温度(典型的には−5〜−10℃)に冷却する空冷チラー21とが配設されている。製氷機10Aは、製氷機10の製氷槽12において雪氷が粒氷Gに変わる際に発生する凝固熱で温度が上昇した不凍液Bを、再び製氷に適した温度に冷却して製氷槽12に戻すことができるように構成されている。
次に図2を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る蓄熱システムの構成を説明する。図2は、本発明の第2の実施の形態に係る蓄熱システムを示す系統図である。蓄熱システム2は、製氷機10を含む製氷機10Aと、エジェクタ23と、粒氷Gを搬送する空気を冷やす空冷式冷凍機としての空冷チラー24と、気流を生じさせる搬送ファン25と、粒氷Gと空気とを分離する遠心分離機26と、粒氷Gを貯蔵する貯氷庫30と、分離モジュールとしての逆浸透膜モジュール40とを備えている。
製氷機10の導出流路15e(図1参照)には氷送管52が接続されており、氷送管52は搬送流路53に配設されたエジェクタ23に接続されている。エジェクタ23は、製氷機10から氷送管52を介して送られてきた粒氷Gを、搬送流路53を流れる空気に乗せるための合流部材である。
搬送流路53は、粒氷Gを気流搬送するための流路である。搬送流路53を流れる空気は、空冷チラー24により粒氷Gが融解しない温度に冷却される。搬送流路53は空冷チラー24と遠心分離機26とを結ぶように構成されており、搬送流路53にはエジェクタ23と、エジェクタ23より上流側に搬送ファン25とが配設されている。搬送ファン25がエジェクタ23より上流側の搬送流路53に設けられているためエジェクタ23内は正圧となるが、空気の流れる方向とは反対方向に延びるように、氷送管52がエジェクタ23に接続されているので、空気が製氷機10まで逆流することはない。むしろ、搬送流路53内の気流によって氷送管52内が負圧になる傾向にあり、これにより氷送管52内を重力により落ちてきた粒氷Gが搬送流路53を流れる空気に引き込まれることになる。
遠心分離機26は、いわゆるサイクロン型分離機であり、気流搬送されてきた粒氷Gを空気から分離することができるように構成されている。本実施の形態における遠心分離機26は向流式であり、側面から粒氷Gを含んだ空気を導入し、上方から空気を、下方から粒氷Gを導出するように構成されている。遠心分離機26は、側面に搬送流路53が、上方にレタンダクト54が、下方に貯氷庫30がそれぞれ接続されている。なお、遠心分離機26と貯氷庫30とは、配管等の常設のあるいはホース等の可撓性の流路を介して接続するようにしてもよい。レタンダクト54の他端は空冷チラー24に接続されている。
貯氷庫30は、遠心分離機26で分離された粒氷Gを貯蔵する倉庫である。貯氷庫30は、典型的にはコンクリートで構成されているがその他の材料で作られていてもよい。貯氷庫30は、貯蔵されている粒氷Gの融解を回避又は遅延するために、いずれの材料で作られていても押出法ポリスチレンフォーム保温板などの断熱材等で断熱されていることが好ましい。貯氷庫30の大きさは、蓄熱量に応じて適宜決定すればよい。その際、基準となる大きさ(例えば、縦5m×横5m×高さ3m)の貯氷庫30を蓄熱量に応じた数の分だけ設置するようにすると、既製の材料を利用することができると共に工期の短縮を図ることができる。また、貯氷庫30は、温度変化が少ない土中に埋設すると蓄熱を維持できる期間が延びるので好適である。貯氷庫30の下部には、粒氷Gが溶けて生じた水を貯める貯水部31が設けられている。貯水部31には粒氷Gに付着して貯氷庫30まで運ばれてきた不凍液Bも混入しており、したがって貯水部31内の液体は粒氷Gが溶けた水と不凍液Bとが混合した混合液Dとなっている。また、貯氷庫30の下部で貯水部31の上方には、貯水部31の水と粒氷Gとが接触しないように、粒氷Gを嵩上げする細かいメッシュ状の嵩上げ板32が設けられている。また、貯氷庫30には、冷熱利用場所へ冷熱を搬送する循環流路(不図示)が接続可能なように構成されている。また、貯氷庫30と遠心分離機26との接続位置を固定しておくと、粒氷Gが貯氷庫30内で均等に分散されずに偏って積もることが懸念され、これを回避するべく貯氷庫30の下部で嵩上げ板32の上方に撹拌部材としての回転板(不図示)を設けて偏った粒氷Gの分布を均すようにしてもよい。
逆浸透膜モジュール40は、混合液Dを水と不凍液Bとに分離する装置である。逆浸透膜モジュール40は、水を通して溶質を通さない半透膜で容器が2分割されており、混合液Dを水と不凍液Bとに分離することができるように構成されている。逆浸透膜モジュール40と貯氷庫30とは混合液流路55で接続されており、混合液流路55には貯水部31の混合液Dを逆浸透膜モジュール40に圧送する送液ポンプ28が配設されている。また、逆浸透膜モジュール40には分離した不凍液Bを製氷機10の製氷槽12に戻すための還元流路56が接続されており、還元流路56には分離した不凍液Bを圧送するための還元ポンプ29が配設されている。還元流路56の他端は循環流路51に接続されており、逆浸透膜モジュール40で分離された不凍液Bは循環流路51内を循環する不凍液Bと混合されて製氷槽12に導入されるように構成されている。還元流路56を流れる不凍液Bは、循環流路51を流れる不凍液Bに比べると少量であるので、空冷チラー21の二次側で混合させても不凍液Bの温度の降下が問題とはならない。なお、還元流路56を流れる不凍液Bの量が多く、製氷槽12での製氷に影響を与えるほど不凍液Bの温度が上昇してしまう場合は、空冷チラー21の一次側で還元流路56を循環流路51に接続するとよい。
次に図1及び図2を参照して、製氷機10を含む製氷機10A、及び蓄熱システム2の作用を説明する。
まず、製氷機10を含む製氷機10Aの作用を説明する。製氷機10の雪水フィーダー11aに雪と水とを投入すると、雪は水を吸って雪氷に変化しながらトラフ11d内に導かれる。トラフ11d内のスクリュー11bが回転すると、雪氷はさらに混ざり合って水分が均質化すると共に、スクリュー11bに押されて造粒板11cの小孔から導出される。小孔から押し出された雪氷はスクリュー11bに形成された薄板で切断されて適宜平均粒径が5〜10mmの粒状に小分けされ、製氷槽12内の不凍液Bへと落下する。製氷槽12内の不凍液Bの温度は、−5〜−10℃に調整されており、ここに粒状の雪氷が落下すると雪氷が瞬間的に凍って平均粒径が5〜10mmの粒氷Gとなる。ブラインポンプ22によって不凍液Bが撹拌する程度の動圧で不凍液導入口12aから製氷槽12内へ不凍液Bが導入されると、製氷槽12内の粒氷Gを含んだ不凍液Bは氷液分離板13の最高部を越えて氷液分離板13に流れ込む。
粒氷Gと不凍液Bが氷液分離板13に至ると、不凍液Bが氷液分離板13に形成された小孔から循環槽14に向かって落下し、粒氷Gが氷液分離板13に形成された小孔から落下せずに粒氷ストッカ15のホッパー15hに導かれることで粒氷Gと不凍液Bとが分離される。循環槽14に落下した不凍液Bは、雪氷が粒氷Gになる際に発生する凝固熱分の温度が上昇している。そこで、空冷チラー21とブラインポンプ22とを起動すると、循環槽14の不凍液Bが空冷チラー21を介して冷却した後に製氷槽12に戻される。製氷を冬に行うときは外気温が低く空冷チラー21の効率が向上する(投入エネルギが少なくて済む)ため、環境負荷を低減させることができると共にランニングコストを低減することができる。
次に、蓄熱システム3の作用について、ここまでの製氷機10及び製氷機10Aの作用の説明をふまえて説明する。ホッパー15hに導入された粒氷Gは導出流路15eに至り、ロータリーフィーダー16によって導出量が調整された上で、氷送管52を介してエジェクタ23に導入される。粒氷Gはエジェクタ23において搬送流路53を流れる空気に混入され、空気と共に搬送流路53を通って遠心分離機26へと導かれる。このとき、粒氷Gは平均粒径が5〜10mm程度なので気流搬送が可能である。また、新雪のように粉状に舞って空気内に拡散されることがなく、搬送先での収集が容易となる。なお、搬送流路53を流れる空気は空冷チラー24によって粒氷が融解しない温度に調整されている。この場合も製氷を冬に行うときは外気温が低く空冷チラー24の効率が向上するため、環境負荷を低減させることができると共にランニングコストを低減することができる。
搬送流路53を流れてきた空気と粒氷Gとは遠心分離機26の側面から遠心分離機26内に導入され、粒氷Gと空気とに分離される。分離された空気は遠心分離機26の上部から導出され、レタンダクト54を通って空冷チラー24に導かれる。空気は空冷チラー24にて粒氷Gが融解しない程度の温度に調整された後に搬送流路53を流れ、再び粒氷Gの搬送に利用される。他方、遠心分離機26で分離された粒氷Gは遠心分離機26の下部から導出され、貯氷庫30に導入される。
貯氷庫30に導入された粒氷Gは、貯氷庫30内に貯蔵される。粒氷Gの密度は約0.9g/cm3であり、こしまり雪(約0.15〜0.25g/cm3)や新雪(約0.05〜0.15g/cm3)に比べて単位体積あたりの蓄熱量を大きくすることができる。これに加えて粒氷Gは、融解する際の潜熱も利用することができるのでより多くの冷熱を蓄熱できることとなる。また、貯氷庫30は断熱されているので、いくらかの損失はあるものの、冷熱を利用する時期まで蓄熱量を維持することができる。冷熱を利用する際は、典型的には、貯氷庫30内に空気を導入し、貯氷庫30内において貯蔵されている粒氷Gと導入された空気との間で熱交換させ、冷やされた空気を冷熱利用場所に搬送する。冷やされた空気の搬送は、典型的には不図示のダクトを介して行われる。冷熱利用場所としては、典型的には、農作物を貯蔵する保冷庫や栽培ハウスがあるが、もちろん人の居住域やその他の冷熱を必要とする場所であってもよい。
貯氷庫30内の粒氷Gは、貯蔵時の時間経過と共に又は冷熱利用時の空気との熱交換により融解し、溶けた粒氷Gは水となって貯水部31に貯留される。粒氷Gには製氷機10の氷液分離板13で分離しきれなかった不凍液Bが少しばかり付着しており、不凍液Bによっても粒氷Gが溶け、これによって生じた水と不凍液Bも貯水部31に貯留される。このように不凍液Bも存在するので、貯水部31には、水と不凍液Bとが混ざった混合液Dが貯留されている。貯水部31の混合液Dは送液ポンプ28にて逆浸透膜モジュール40に送られ、ここで不凍液Bと水とに分離される。逆浸透膜モジュール40で分離された水は、清浄なのでそのまま廃棄されてもよく、保有する冷熱が利用されるようにしてもよい。他方、分離された不凍液Bは、還元ポンプ29で還元流路56を介して循環流路51に導入された後、製氷槽12に導入される。
以上の説明では、製氷槽12と循環槽14とが仕切板18で仕切られることによって分離されているとして説明したが(段落0022)、仕切板18を設けずに製氷槽12が循環槽14を兼ねるように構成されていてもよい。このときの氷液分離部は、不凍液Bを通して粒氷Gを通さない大きさの小孔が複数形成されたバケットを備えたホイストクレーンとして、製氷槽12で生成された粒氷Gをバケットでホッパー15hに運ぶように構成されるとよい。
以上で説明した本発明の第1の実施の形態に係る製氷機10によれば、冷却された空気で雪氷を粒氷にする場合に比べて小さな本体で確実に粒氷を生成することができる。また、本発明の第1の実施の形態の変形例に係る製氷機10Aによれば、不凍液を製氷に適した温度に調整することができ、特に冬季は製氷効率が向上する。また、本発明の第2の実施の形態に係る蓄熱システム2によれば、雪をそのまま又は圧縮して貯蔵する場合に比べて搬送が容易になると共に、単位体積あたりの蓄熱量を増加させることができる。また、蓄熱システム2における製氷を夜間電力を用いて行うようにすれば、電力平準化に寄与することができると共に、ランニングコストの低減を実現することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る製氷機の構成を説明する図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)における1b−1b断面図を含んだ本発明の第1の実施の形態の変形例に係る製氷機を示す模式図である。 本発明の第2の実施の形態に係る蓄熱システムを示す系統図である。
符号の説明
2 蓄熱システム
10、10A 製氷機
11 造粒部
12 製氷槽
13 氷液分離板(氷液分離部)
14 循環槽
14a 不凍液導出口
12a 不凍液導入口
21 空冷チラー(空冷式冷凍機)
30 貯氷庫
40 逆浸透膜モジュール(分離モジュール)
B 不凍液
D 混合液
G 粒氷

Claims (5)

  1. 雪と水とを導入して雪氷とし、該雪氷を粒状に形成する造粒部と;
    前記粒状に形成された雪氷を浸して粒氷にする不凍液を貯留する製氷槽とを備える;
    製氷機。
  2. 前記粒氷と前記不凍液とを分離する氷液分離部と;
    前記氷液分離部で分離された不凍液を貯留する循環槽とを備える;
    請求項1に記載の製氷機。
  3. 前記不凍液を導入して冷却する空冷式冷凍機を備える;
    請求項1又は請求項2に記載の製氷機。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の製氷機と;
    前記製氷機で生成された氷を貯蔵する貯氷庫とを備える;
    蓄熱システム。
  5. 前記粒氷に付着した前記不凍液と前記粒氷が融解した水との混合液を前記貯氷庫から導入し、前記混合液を前記不凍液と前記水とに分離する分離モジュールを備える;
    請求項4に記載の蓄熱システム。
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