JP2006292031A - 貯蔵容器 - Google Patents

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正治 渡部
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和之 網谷
Yuji Morimoto
祐史 森本
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Abstract

【課題】 大容量かつ高断熱性能を備えるとともに、耐衝撃性、耐揺動性を有する貯蔵容器を提供する。
【解決手段】 外側容器5と、外側容器5内部に配置され、低温液体LHを貯蔵する内側容器3と、内側容器3を外側容器5に対して浮かせて支持する支持手段7,7と、外側容器5および内側容器3の間に、内側容器3を覆うように配置された遮熱部材11と、を有し、外側容器5および内側容器3の間に真空断熱領域9が形成された貯蔵容器1であって、内側容器3内で低温液体LHから蒸発した低温気体を用いて、遮熱部材11を冷却する冷却手段17が備えられ、遮熱部材11と支持手段7,7とが熱的に接続されていることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、貯蔵容器に関する。
近年、車両、船舶又は航空機用の燃料として水素やLNG(液化天然ガス)の利用が進められている。これら燃料を気体として貯蔵するより液体として貯蔵する方が、貯蔵容器の小型化、貯蔵量の大量化等の観点から好ましい。
水素、LNGの液体は温度の低い低温性液体であり、その貯蔵用として二重貯蔵容器が用いられている。この二重貯蔵容器の内側容器には低温性液体が貯蔵され、内側容器と外側容器との間は真空に排気することにより断熱性能が向上され、液体の蒸発を防止している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−106794号公報
上述の特許文献1においては、真空タンク内に設置された液体水素貯蔵タンクに液体水素を貯蔵する技術が開示されている。このような構成とすることにより、真空断熱による断熱効果を向上させることができる。
しかしながら、真空断熱による効果を発揮させるためには、液体水素貯蔵タンクを真空タンク内に浮かせて配置させる必要があり、液体水素貯蔵タンクを浮かせて支持する支持部材を用いる必要があった。この支持部材は、液体水素貯蔵タンクと真空タンクとに接続されているため、外部の熱が支持部材を伝わって液体水素タンクに侵入し、断熱性能が低下するという問題があった。
この貯蔵容器を自動車・船舶・ロケット等の移動体に備える場合には、耐衝撃性、耐揺動性などが求められるため、上記支持部材の強度を上げる必要があった。一般的に支持部材の強度を向上させるとその断面積が増加するため、支持部材を伝わり侵入する熱量が増加し断熱性が低下するという問題があった。
また、船舶等の比較的大型で移動速度の遅い移動体では、用いられる貯蔵容器の容量が大きくなるとともに貯蔵期間が長くなる。そのため、貯蔵容器に、大重量の液体水素貯蔵タンクを支持できる構造と、高い断熱性を実現できる構造との両立が求められる。
特に、低温液体を大量に輸送する場合に上記要求の両立が求められていた。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、大容量かつ高断熱性能を備えるとともに、耐衝撃性、耐揺動性を有する貯蔵容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の貯蔵容器は、外側容器と、該外側容器内部に配置され、低温液体を貯蔵する内側容器と、前記前記内側容器を前記外側容器に対して浮かせて支持する支持手段と、前記外側容器および前記内側容器の間に、前記内側容器を覆うように配置された遮熱部材と、を有し、前記外側容器および前記内側容器の間に真空断熱領域が形成された貯蔵容器であって、前記内側容器内で前記低温液体から蒸発した低温気体を用いて、前記遮熱部材を冷却する冷却手段が備えられ、前記遮熱部材と前記支持手段とが熱的に接続されていることを特徴とする。
本発明によれば、支持手段が遮熱部材と熱的に接続され、遮熱部材が冷却手段により冷却されているため、遮熱部材を介して支持手段を冷却することができる。そのため、外側容器から支持手段を介して内側容器へ外部の熱が伝導して入熱することを防止することができる。
支持手段を冷却することができるため、内側容器への入熱を防止しつつ、大重量を支持することができる支持手段を用いることができる。また、同時に貯蔵容器として耐衝撃性、耐揺動性を向上させることができる。
また、遮熱部材が冷却手段により冷却されるため、輻射による内部容器への入熱をより確実に防止することができる。
また、上記発明においては、前記支持手段が棒部材であって、該棒部材が、前記外側容器と前記内側容器とを支持し、前記棒部材が、前記遮熱部材を貫通して配置されているとともに、前記遮熱部材と溶接されていることが望ましい。
本発明によれば、棒部材により、外側容器と内側容器とを支持しているため、確実に内側容器を支持することができる。また、棒部材が遮熱部材に溶接されているため、棒部材を遮熱部材に熱的に接続することができる。
さらに、上記発明においては、前記支持手段が、前記外側容器と前記遮熱部材とを支持する内側棒部材と、前記遮熱部材と前記内側容器とを支持する外側棒部材とからなることが望ましい。
本発明によれば、支持手段である外側棒部材が外側容器と遮熱部材とを支持するとともに、同じく支持手段である内側棒部材が遮熱部材と内側容器とを支持しているため、例えば、遮熱部材に棒部材を貫通させている場合と比較して、外側棒部材および内側棒部材と遮熱部材との接触面積を増やすことができる。そのため、外側棒部材および内側棒部材を介した内側容器への入熱量を減少させることができる。
上記発明においては、前記支持手段が磁力を発生する磁力発生部であって、前記外側容器、前記遮熱部材および前記内側容器が、前記磁力発生部により形成された磁力により、互いに非接触に支持されることが望ましい。
本発明によれば、磁力発生部により形成された磁力により外側容器と遮熱部材との間を非接触に支持し、かつ、遮熱部材と内側容器との間を非接触に支持することができる。そのため、外部の熱が伝導により内側容器に入熱することを防止することができる。
なお、磁力発生部としては、超伝導を利用した磁力発生部を用いることができる。
上記発明においては、前記支持手段が回転支持部材と弾性部材とであって、前記回転部材が前記遮熱部材および前記内側容器を下方から支持し、前記弾性部材が前記遮熱部材および前記内側容器を側方から支持することが望ましい。
本発明によれば、回転支持部材が、外側容器と遮熱部材との間、遮熱部材と内側容器との間に配置することにより、内側容器および遮熱部材を下方から支持することができる。また、弾性部材が、外側容器と遮熱部材との間、遮熱部材と内側容器との間に配置することにより、内側容器および遮熱部材を側方から支持することができる。
そのため、例えば、棒部材により支持する場合と比較して、外側容器、遮熱部材、内側容器との接触面積を小さくすることができ、熱伝導による内側容器への入熱を減少させることができる。
上記発明においては、前記支持手段に、外部から供給された冷却用媒体を流通させる支持手段冷却配管が熱的に接続するように配置されていることが望ましい。
本発明によれば、支持手段冷却配管に冷却媒体を流通させることにより、上記低温気体を用いる場合と比較して、支持手段をより確実に冷却することができる。そのため、支持手段を介した内側容器への入熱をより現象させることができる。
本発明の貯蔵容器は、外側容器と、該外側容器内部に配置され、低温液体を貯蔵する内側容器と、前記前記内側容器を前記外側容器に対して浮かせて支持する支持手段と、を有し、前記外側容器および前記内側容器の間に真空断熱領域が形成された貯蔵容器であって、前記内側容器内で前記低温液体から蒸発した低温気体を用いて、前記支持手段を冷却する冷却手段が備えられていることを特徴とする。
本発明によれば、支持手段が冷却手段により冷却されているため、外側容器から支持手段を介して内側容器へ外部の熱が伝導して入熱することを防止することができる。
そのため、内側容器への入熱を防止しつつ、大重量を支持することができる支持手段を用いることができる。また、同時に貯蔵容器として耐衝撃性、耐揺動性を向上させることができる。
上記発明においては、前記冷却手段が、前記低温気体を流通させる冷却配管であって、該冷却配管が前記遮熱部材に熱的に接続して配置されていることが望ましい。
本発明によれば、遮熱部材と熱的に接続された冷却配管内に、上記低温気体が流通されているため、遮熱部材を確実に冷却することができるとともに、低コストで遮熱部材を冷却することができる
上記発明においては、前記遮熱部材が、前記内側容器を少なくとも二重に覆うように配置されていることが望ましい。
本発明によれば、遮熱部材により、内側容器が少なくとも二重に覆われているため、内側容器への外部の熱の侵入をより確実に防止できる。
また、支持手段または支持部材と、遮熱部材との熱的な接続部分が増えるため、支持手段または支持部材を介した内側容器への入熱を防止しやすくなる。
上記発明においては、前記冷却手段で用いられた前記低温気体を排出する排出部が備えられえいることが望ましい。
本発明によれば、排出部により、冷却手段で用いられた低温液体を強制的に排出することができる。そのため、周囲の環境に影響されることなく、強制的に蒸発した低温気体を内側容器から排出することができ、内側容器内の圧力が上昇しすぎることを防止できる。
上記発明においては、前記冷却手段で用いられた前記低温気体を吸着する吸着部材が備えられていることが望ましい。
本発明によれば、吸着部材において、冷却手段で用いられた低温気体を吸着させることができる。吸着部材による吸着には動力が用いられないため、蒸発した低温気体の処理に要する動力が不要となる。
上記発明においては、前記低温気体が可燃性を有する気体であって、前記冷却手段で用いられた前記低温気体を燃焼させる燃焼部が備えられていることが望ましい。
本発明によれば、燃焼部において冷却手段で用いられた低温気体を燃焼させることができる。そのため、低温気体を再び液化する方法と比較して、低温気体の処理に要する動力が少なく、その設置コストを少なくすることができる。
また、燃焼部に酸化剤を供給する酸化剤供給部を接続してもよく、酸化剤供給部を備えることにより、周囲の環境に影響されることなく、低温気体を燃焼させることができる。
なお、燃焼部には燃焼触媒が備えられていてもよく、燃焼触媒を備えることにより、火炎を発生させることなく安全に低温気体を燃焼させることができる。
上記発明においては、前記前記冷却手段で用いられた前記低温気体を再び液化させる液化部が備えられ、該液化部により液化された低温液体が内側容器に戻されることが望ましい。
本発明によれば、液化部により蒸発した低温気体を再び低温液体に戻すことができ、その低温液体を内側容器に戻すことができる。そのため、低温液体の減少を防止することができ、低温液体をより長期間保存することができる。
上記発明においては、前記外側容器を冷却する予冷却手段が、前記外側容器に配置されていることが望ましい。
本発明によれば、予冷却手段により外側容器を冷却することで、外側容器に進入する熱量を減少させることができる。そのため、外側容器から内側容器に侵入する熱量を減少させ、貯蔵容器の断熱性能を向上させることができる。
上記発明においては、前記内側容器内に、前記低温液体を攪拌する攪拌部が配置されていることが望ましい。
本発明によれば、攪拌部により低温液体を攪拌させることで、外部からの入熱を低温液体の顕熱とすることができ、低温液体の蒸発を防止することができる。つまり、外部から入熱した局所領域で低温液体の温度が上昇することを攪拌することで防止し、低温液体の蒸発を防止することができる。
本発明の貯蔵容器によれば、支持手段が遮熱部材と熱的に接続され、遮熱部材が冷却手段により冷却されているため、遮熱部材を介して支持手段を冷却することができる。そのため、外側容器から支持手段を介して内側容器へ外部の熱が伝導して入熱することを防止することができ、高断熱性能を実現できるという効果を奏する。
支持手段を冷却することができるため、内側容器への入熱を防止しつつ、支持手段として大重量を支持できるとともに、耐衝撃性、耐揺動性を備えたものを用いることができる。そのため、大容量の貯蔵容器であるとともに、耐衝撃性、耐揺動性を有するものを実現することができるという効果を奏する。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明の第1の実施形態に係る貯蔵容器について図1から図6を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る貯蔵容器を説明する外観図である。図2は、図1の貯蔵容器の構成を説明するA−A´断面視図である。図3は、図2の貯蔵容器のB−B´断面視図である。
貯蔵容器1は、図1から図3に示すように、その内部に液体水素(低温液体)LHを貯蔵する略円筒状の内槽(内側容器)3と、内槽3を内部に格納する略円筒状の外槽(外側容器)5と、内槽3と外槽5との間に配置されたシールド板(遮熱部材)11と、内槽3を支持するロッド(支持手段、棒部材)7と、から概略構成されている。
上述の内槽3と外槽5との間には真空断熱領域9が形成されている。
なお、上述のように内槽3および外槽5を略円筒状に形成してもよいし、その他の形状に形成してもよく、特に限定するものではない。
なお、本実施形態においては、長手軸線方向の長さが10mから20m、直径が約5m程度の貯蔵容器1に適用して説明するが、特にこの大きさに限定されるものではない。
内槽3の外周面には、真空積層断熱材13が内槽3を包むように配置されている。真空積層断熱材13としては、例えば、アルミ箔のような輻射熱反射膜と、網目状に形成されたスペーサ膜と、を交互に複数層積み重ねて形成されたものを例示できるが、これに限定されるものではない。
内槽3の内部にはバッフル板15が備えられている。そのため、その移動にともなう加速度が貯蔵容器1に対して加えられた際に、発生する液体水素LHの動液圧を緩和することができる。なお、バッフル板15の形状、設置位置などは、公知の設計基準等に従って定められることが望ましいが、貯蔵容器1に対して要求される条件に基づいて定められても構わない。
内槽3における長手方向の両端面の略中央には、図3に示すように、ロッド7の一方の端部が結合されている。また、ロッド7の他方の端部は、外槽5における長手方向の隣接する端面の外周近傍に結合されている。このように内槽3とロッド7、外槽5とロッド7を結合することで内槽3を外槽7から浮かせて支持している。
また、内槽3とロッド7、外槽5とロッド7の結合は、それぞれの相対移動を拘束する固定結合であってもよいし、それぞれの相対移動を許容するボールベアリング等を用いた結合であってもよい。
ロッド7の形状および材料などは、貯蔵容器1に対して求められる耐衝撃性、耐揺動性などに基づいて定められることが望ましい。
シールド板11は内槽3と外槽5との間に備えられ、内槽3および外槽5から浮かせて配置されている。また、シールド板11は内槽3を覆うように形成され、ロッド7はシールド板11を貫通し、その接触部において溶接により接合され、熱的に接続されている。
シールド板11の外周面には、内槽3内で液体水素LHから蒸発(ボイルオフ)した気体水素が流通する冷却配管(冷却手段)17が備えられている。冷却配管17の一方の開口端は内槽3に接続され、他方の開口端は外槽5の外部に配置された圧縮機(排出部)19の吸入部に接続されている。
冷却配管17は、図2および図3に示すように、シールド板11の外周面に、貯蔵容器1の長手軸線を中心とした円環状、または、螺旋状に配置されていてもよいし、上記長手軸線に対して略直交する軸線を中心とした円環状に配置されていてもよく、特に限定するものではない。
次に、上記の構成からなる貯蔵容器1における作用について説明する。
貯蔵容器1外部の熱は、図2および図3に示すように、外槽5と内槽3との間の真空断熱領域9にて遮断される。外槽5内面から内槽3へ向かう輻射熱はシールド板11により遮断され、シールド板11から内槽3へ向かう輻射熱は真空積層断熱材13により反射・遮断される。
外部からのわずかな入熱により内槽3内で蒸発した低温の水素ガスは、冷却配管17に導かれシールド板11、および、シールド板11を介して熱的に接続されたロッド7を冷却した後に、圧縮機19により外部へ放出される。
外槽5からロッド7を介して熱伝導により貯蔵容器1に侵入する熱は、シールド板11を介して冷却配管17内を流れる水素ガスに吸熱され、外部へ放出される。
上記の構成によれば、ロッド7がシールド板11と溶接され、熱的に接続されているため、シールド板11を介してロッド7を冷却することができる。そのため、外槽5からロッド7を介して内槽3へ外部の熱が伝導して入熱することを防止することができる。
ロッド7を冷却することができるため、内槽3への入熱を防止しつつ、ロッド7の断面積を大きくして大重量を支持することができる。そのため、より大容量の内槽3を支持することができる。また、同時に貯蔵容器1の耐衝撃性、耐揺動性を向上させることができる。
また、シールド板11が冷却配管17により冷却されるため、輻射による内槽3への入熱をより確実に防止することができる。
シールド板11と熱的に接続された冷却配管17に、内槽3内でボイルオフした水素ガスが流通されているため、シールド板11を確実に冷却することができるとともに、低コストでシールド板11を冷却することができる。
圧縮機19を用いることにより、シールド板11等の冷却に用いられた水素ガスを強制的に排出することができる。そのため、周囲の環境に影響されることなく、強制的に蒸発した水素ガスを内槽3から排出することができ、内槽3内の圧力が上昇しすぎることを防止できる。
図4は、図1の貯蔵容器の別の実施形態の構成を説明する断面図である。
なお、上述のように、冷却配管17の他方の開口端を圧縮機19の吸入部に接続してもよいし、図4に示すように、水素ガスを吸着する吸蔵合金などの吸着材料を備えた吸着部(吸着部材)21に冷却配管17の他方の開口端を接続してもよい。
この構成によれば、吸着部21に備えられた吸着材料に、シールド板11等の冷却に用いられた水素ガスを吸着させることができる。吸着材料による水素ガスの吸着には動力が用いられないため、水素ガスの処理に要する動力が不要となり、水素ガスの貯蔵にかかるコストを低減できる。
図5は、図1の貯蔵容器の更に別の実施形態の構成を説明する断面図である。
また、図5に示すように、水素ガスを燃焼する燃焼器(燃焼部)23に冷却配管17の他方の開口端を接続し、燃焼器23に酸化剤である酸素を供給する酸化剤供給部25を接続してもよいし、燃焼器23に燃焼触媒を備え水素ガスを触媒燃焼させてもよいし、酸化剤供給部25を省略してもよい。
この構成によれば、燃焼器23においてシールド板11等の冷却に用いられた水素ガスを燃焼させることができる。そのため、水素ガスを再び液化する方法等と比較して、水素ガス処理に要する動力が少なく、その設置コストを少なくすることができる。また、酸化剤供給部25を備えることにより、周囲の環境に影響されることなく、水素ガスを燃焼させることができる。
なお、燃焼器23には燃焼触媒が備えられていてもよく、燃焼触媒を備えることにより、火炎を発生させることなく安全に水素ガスを燃焼させることができる。
図6は、図1の貯蔵容器の更に別の実施形態の構成を説明する断面図である。
また、図6に示すように、水素ガスを冷却し再液化する冷凍機(液化部)27に冷却配管17の他方の開口端を接続し、再液化した液体水素を再び内槽3に戻してもよい。
この構成によれば、冷凍機27により水素ガスを再び液体水素に戻すことができ、その液体水素を内槽3に戻すことができる。そのため、液体水素の減少を防止することができ、液体水素をより長期間保存することができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施形態について図7を参照して説明する。
本実施形態の貯蔵容器の基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、外槽と内槽との間における遮熱に係る構成が異なっている。よって、本実施形態においては、図7を用いて外槽と内槽との間の構成のみを説明し、その他の構成要素の説明を省略する。
図7は、本実施形態に係る貯蔵容器の構成を説明する断面図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付して、その説明を省略する。
貯蔵容器51は、図7に示すように、その内部に液体水素LHを貯蔵する略円筒状の内槽3と、内槽3を内部に格納する略円筒状の外槽5と、内槽3を支持するロッド7と、から概略構成されている。上述の内槽3と外槽5との間には真空断熱領域9が形成されている。
ロッド7には、内槽3内で液体水素LHから蒸発(ボイルオフ)した気体水素が流通する冷却配管(冷却手段)57が備えられている。冷却配管57の一方の開口端は内槽3に接続され、他方の開口端は、第1の実施形態において図3から図6に示したいずれかの装置に接続されている。
冷却配管57は、図7に示すように、内槽3から真空断熱領域9を経由してロッド7へ延び、ロッド7と熱的に接続されている。
次に、上記の構成からなる貯蔵容器51における作用について説明する。
貯蔵容器51外部の熱は、図7に示すように、外槽5と内槽3との間の真空断熱領域9にて遮断される。外槽5内面から内槽3へ向かう輻射熱は真空積層断熱材13により反射・遮断される。
外部からのわずかな入熱により内槽3内で蒸発した低温の水素ガスは、冷却配管57に導かれ、熱的に接続されたロッド7を冷却した後に、第1の実施形態において図3から図6に示したいずれかの装置へ導かれる。
外槽5からロッド7を介して熱伝導により貯蔵容器51に侵入する熱は、冷却配管57内を流れる水素ガスに吸熱される。
上記の構成によれば、ロッド7が冷却配管57により冷却されているため、外槽5からロッド7を介して内槽3へ外部の熱が伝導して入熱することを防止することができる。そのため、内槽3への入熱を防止しつつ、ロッド7の断面積を大きくして大重量を支持することができる。そのため、より大容量の内槽3を支持することができる。また、同時に貯蔵容器51の耐衝撃性、耐揺動性を向上させることができる。
〔第3の実施形態〕
次に、本発明の第3の実施形態について図8を参照して説明する。
本実施形態の貯蔵容器の基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、内槽を支持するロッドの構成が異なっている。よって、本実施形態においては、図8を用いてロッド構成周辺のみを説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
図8は、本実施形態に係る貯蔵容器の構成を説明する断面図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付して、その説明を省略する。
貯蔵容器101は、図8に示すように、その内部に液体水素LHを貯蔵する略円筒状の内槽3と、内槽3を内部に格納する略円筒状の外槽5と、内槽3と外槽5との間に配置されたシールド板11と、内槽3を支持する内部ロッド(支持手段、内側棒部材)107Aと、シールド板11を支持する外部ロッド(支持手段、外側棒部材)107Bと、から概略構成されている。上述の内槽3と外槽5との間には真空断熱領域9が形成されている。
内槽3における長手方向の両端面の略中央には、図8に示すように、内部ロッド107Aの一方の端部が結合されている。また、内部ロッド107Aの他方の端部は、シールド板11における長手方向の両端面の外周近傍に結合されている。
シールド板11における長手方向の両端面の略中央には、外部ロッド107Bの一方の端部が結合されている。また、外部ロッド107Bの他方の端部は、外槽5における長手方向の両端面の外周近傍に結合されている。
そのため、内部ロッド107Aおよび外部ロッド107Bは、シールド板11と熱的に接続されている。
このように内槽3と内部ロッド107A、シールド板11と内部ロッド107Aを結合することで内槽3をシールド板11から浮かせて支持している。さらに、シールド板11と外部ロッド107B、外槽5と外部ロッド107Bを結合することでシールド板11を外槽7から浮かせて支持している。
また、内槽3と内部ロッド107A、シールド板11と内部ロッド107A、シールド板11と外部ロッド107B、外槽5と外部ロッド107Bの結合は、それぞれの相対移動を拘束する固定結合であってもよいし、それぞれの相対移動を許容するボールベアリング等を用いた結合であってもよい。
次に、上記の構成からなる貯蔵容器101における作用について説明する。
貯蔵容器101外部の熱は、図2および図3に示すように、外槽5と内槽3との間の真空断熱領域9にて遮断される。外槽5内面から内槽3へ向かう輻射熱はシールド板11により遮断され、シールド板11から内槽3へ向かう輻射熱は真空積層断熱材13により反射・遮断される。
外部からのわずかな入熱により内槽3内で蒸発した低温の水素ガスは、冷却配管17に導かれシールド板11、および、シールド板11を介して熱的に接続された内部ロッド107A、外部ロッド107Bを冷却した後に、第1の実施形態において図3から図6に示したいずれかの装置へ導かれる。
外槽5から外部ロッド107B、シールド板11、内部ロッド107Aを介して熱伝導により貯蔵容器101に侵入する熱は、シールド板11を介して冷却配管17内を流れる水素ガスに吸熱される。
上記の構成によれば、外部ロッド107Bが外槽5とシールド板11とを支持するとともに、内部ロッド107Aがシールド板11と内槽3とを支持しているため、例えば、シールド板11にロッドを貫通させている場合と比較して、外部ロッド107Bおよび内部ロッド107Aとシールド板11との接触面積を増やすことができる。そのため、外部ロッド107Bおよび内部ロッド107Aを介した内槽3への入熱量を減少させることができる。
〔第4の実施形態〕
次に、本発明の第4の実施形態について図9を参照して説明する。
本実施形態の貯蔵容器の基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、シールド板の構成が異なっている。よって、本実施形態においては、図9を用いてシールド板周辺のみを説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
図9は、本実施形態に係る貯蔵容器の構成を説明する断面図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付して、その説明を省略する。
貯蔵容器151は、図9に示すように、その内部に液体水素LHを貯蔵する略円筒状の内槽3と、内槽3を内部に格納する略円筒状の外槽5と、内槽3と外槽5との間に配置された外部シールド板(遮熱部材)152A、内部シールド板(遮熱部材)152Bと、内槽3を支持するロッド7と、から概略構成されている。上述の内槽3と外槽5との間には真空断熱領域9が形成されている。
外部シールド板152Aおよび内部シールド板152Bは内槽3と外槽5との間に備えられている。内部シールド板152Bは、内槽3および外部シールド板152Aから浮かせて配置され、外部シールド板152Aは、内部シールド板152Bおよび外槽5から浮かせて配置されている。
また、内部シールド板152Bは内槽3を覆うように形成され、外部シールド板152Aは内部シールド板152Bを覆うように形成されている。さらに、ロッド7は外部シールド板152Aおよび内部シールド板152Bを貫通し、その接触部において溶接により接合され、熱的に接続されている。
両シールド板152A,152Bの外周面には、内槽3内で液体水素LHから蒸発(ボイルオフ)した気体水素が流通する冷却配管(冷却手段)157が備えられている。冷却配管157の一方の開口端は内槽3に接続され、他方の開口端は、第1の実施形態において図3から図6に示したいずれかの装置に接続されている。
冷却配管157は、両シールド板152A,152Bの外周面に、貯蔵容器151の長手軸線を中心とした円環状、または、螺旋状に配置されていてもよいし、上記長手軸線に対して略直交する軸線を中心とした円環状に配置されていてもよく、特に限定するものではない。
次に、上記の構成からなる貯蔵容器151における作用について説明する。
貯蔵容器151外部の熱は、図9に示すように、外槽5と内槽3との間の真空断熱領域9にて遮断される。外槽5内面から内槽3へ向かう輻射熱は両シールド板152A,152Bにより遮断され、内部シールド板152Bから内槽3へ向かう輻射熱は真空積層断熱材13により反射・遮断される。
外部からのわずかな入熱により内槽3内で蒸発した低温の水素ガスは、冷却配管157に導かれ両シールド板152A,152B、および、シールド板152A,152Bを介して熱的に接続されたロッド7を冷却した後に、第1の実施形態において図3から図6に示したいずれかの装置へ導かれる。
外槽5からロッド7を介して熱伝導により貯蔵容器151に侵入する熱は、両シールド板152A,152Bを介して冷却配管157内を流れる水素ガスに吸熱され、外部へ放出される。
上記の構成によれば、外部シールド板152Aおよび内部シールド板152Bにより、内槽3が二重に覆われているため、内槽3への外部の熱の侵入をより確実に防止できる。また、ロッド7と、外部シールド板152Aおよび内部シールド板152Bとの熱的な接続部分が増えるため、ロッド7を介した内槽3への入熱を防止しやすくなる。
なお、上述のように、内槽3を2つのシールド板152A,152Bで二重に覆うように構成してもよいし、より多くのシールド板を用いて内槽3を三重、四重に覆うように構成してもよく、特に限定するものではない。
〔第5の実施形態〕
次に、本発明の第5の実施形態について図10を参照して説明する。
本実施形態の貯蔵容器の基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、外槽の構成が異なっている。よって、本実施形態においては、図10を用いて外槽周辺のみを説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
図10は、本実施形態に係る貯蔵容器の構成を説明する断面図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付して、その説明を省略する。
貯蔵容器201は、図10に示すように、その内部に液体水素LHを貯蔵する略円筒状の内槽3と、内槽3を内部に格納する略円筒状の外槽(外側容器)205と、内槽3と外槽205との間に配置されたシールド板11と、内槽3を支持するロッド7と、から概略構成されている。上述の内槽3と外槽205との間には真空断熱領域9が形成されている。
外槽205の外周面には、外部から供給される冷却水を流通させる外槽冷却部(予冷却手段)206が配置されている。外槽冷却部206に供給される冷却水の温度は、貯蔵容器201の周囲の温度よりも低いことが望ましい。例えば、貯蔵容器201が船舶の内部に設置されると、周囲の温度が約40℃となる場合があり、この場合温度が約20℃の水を冷却水として用いることができる。
次に、上記の構成からなる貯蔵容器201における作用について説明する。
貯蔵容器201外部の熱は、図10に示すように、まず、外槽冷却部206に入熱して冷却水に吸収されて外部へ放出される。
そして、外槽冷却部206から外槽205に入熱した熱は、外槽205と内槽3との間の真空断熱領域9にて遮断される。外槽205内面から内槽3へ向かう輻射熱はシールド板11により遮断され、シールド板11から内槽3へ向かう輻射熱は真空積層断熱材13により反射・遮断される。
外部からのわずかな入熱により内槽3内で蒸発した低温の水素ガスは、冷却配管17に導かれシールド板11、および、シールド板11を介して熱的に接続されたロッド7を冷却した後に、第1の実施形態において図3から図6に示したいずれかの装置へ導かれる。
外槽205からロッド7を介して熱伝導により貯蔵容器201に侵入する熱は、シールド板11を介して冷却配管17内を流れる水素ガスに吸熱される。
上記の構成によれば、外槽冷却部206により外槽205を冷却することで、外槽205に侵入する熱量を減少させることができる。そのため、外槽205から内槽3へ侵入する熱量を減少させ、貯蔵容器201の断熱性能を向上させることができる。
〔第6の実施形態〕
次に、本発明の第6の実施形態について図11を参照して説明する。
本実施形態の貯蔵容器の基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、ロッドの冷却構成が異なっている。よって、本実施形態においては、図11を用いてロッド周辺のみを説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
図11は、本実施形態に係る貯蔵容器の構成を説明する断面図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付して、その説明を省略する。
貯蔵容器251は、図11に示すように、その内部に液体水素LHを貯蔵する略円筒状の内槽3と、内槽3を内部に格納する略円筒状の外槽5と、内槽3と外槽5との間に配置されたシールド板11と、内槽3を支持するロッド7と、から概略構成されている。上述の内槽3と外槽5との間には真空断熱領域9が形成されている。
ロッド7には、外部から極低温の媒体、例えば液体窒素(冷却媒体)が流通するロッド冷却配管(支持部材冷却配管)258が備えられている。ロッド冷却配管258は、ロッド7の周囲に接触して配置され、ロッド7と熱的に接続されている。
次に、上記の構成からなる貯蔵容器251における作用について説明する。
貯蔵容器251外部の熱は、図11に示すように、外槽5と内槽3との間の真空断熱領域9にて遮断される。外槽5内面から内槽3へ向かう輻射熱はシールド板11により遮断され、シールド板11から内槽3へ向かう輻射熱は真空積層断熱材13により反射・遮断される。
外部からのわずかな入熱により内槽3内で蒸発した低温の水素ガスは、冷却配管17に導かれシールド板11、および、シールド板11を介して熱的に接続されたロッド7を冷却した後に、第1の実施形態において図3から図6に示したいずれかの装置へ導かれる。
外槽5からロッド7を介して熱伝導により貯蔵容器251に侵入する熱は、ロッド冷却配管258内を流れる液体窒素に吸熱されるとともに、シールド板11を介して冷却配管17内を流れる水素ガスに吸熱される。
上記の構成によれば、ロッド冷却配管258に液体窒素を流通させることにより、ボイルオフした水素ガスを用いる場合と比較して、ロッド7をより確実に冷却することができる。そのため、ロッド7を介した内槽3への入熱をより減少させることができ、貯蔵容器251の断熱性能をより向上させることができる。
〔第7の実施形態〕
次に、本発明の第7の実施形態について図12を参照して説明する。
本実施形態の貯蔵容器の基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、内槽およびシールド板の支持手段の構成が異なっている。よって、本実施形態においては、図12を用いて内槽およびシールド板周辺のみを説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
図12は、本実施形態に係る貯蔵容器の構成を説明する断面図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付して、その説明を省略する。
貯蔵容器301は、図12に示すように、その内部に液体水素LHを貯蔵する略円筒状の内槽3と、内槽3を内部に格納する略円筒状の外槽5と、内槽3と外槽5との間に配置されたシールド板11と、内槽3を下方から支持する内部ローラ(支持手段、回転支持部材)307Aと、シールド板11を下方から支持する外部ローラ(支持手段、回転支持部材)307Bと、内槽3を側方から支持する内部バネ(支持手段、弾性部材)308Aと、シールド板11を側方から支持する外部バネ(支持手段、弾性部材)308Bと、から概略構成されている。上述の内槽3と外槽5との間には真空断熱領域9が形成されている。
内槽3における下方側面には、一対の内部ローラ307Aが配置され、シールド板11に対して内槽3を下方から支持している。また、シールド板11における下方側面には、一対の外部ローラ307Bが配置され、外槽5に対してシールド板11を下方から支持している。
内槽3における側方側面および長手方向の両端面には、複数の内部バネ308Aの一方の端部が固定されている。また、内部バネ308Aの他方の端部は、シールド板11の内面に固定されている。そのため、内槽3は、シールド板11に対して側方への移動を拘束するように支持されている。
シールド板11における側方側面および長手方向の両端面には、複数の外部バネ308Bの一方の端部が固定されている。また、外部バネ308Bの他方の端部は、外槽5の内面に固定されている。そのため、シールド板11は、外槽5に対して側方への移動を拘束するように支持されている。
次に、上記の構成からなる貯蔵容器301における作用について説明する。
貯蔵容器301外部の熱は、図12に示すように、外槽5と内槽3との間の真空断熱領域9にて遮断される。外槽5内面から内槽3へ向かう輻射熱はシールド板11により遮断され、シールド板11から内槽3へ向かう輻射熱は真空積層断熱材13により反射・遮断される。
外部からのわずかな入熱により内槽3内で蒸発した低温の水素ガスは、冷却配管17に導かれシールド板11を冷却すると同時に、低温の水素ガスは、シールド板11を介して内部ローラ307A、外部ローラ307B、内部バネ308A、外部バネ308Bを冷却した後に、第1の実施形態において図3から図6に示したいずれかの装置へ導かれる。
外槽5から内部ローラ307A、外部ローラ307Bを介して、あるいは、内部バネ308A、外部バネ308Bを介して熱伝導により貯蔵容器301に侵入する熱は、シールド板11を介して冷却配管17内を流れる水素ガスに吸熱され、外部へ放出される。
上記の構成によれば、例えば、ロッド等により内槽3およびシールド板11などを支持する場合と比較して、内部ローラ307A、外部ローラ307B、内部バネ308A、外部バネ308Bと外槽5、シールド板11、内槽3との接触面積を小さくすることができ、熱伝導による内槽3への入熱を減少させることができる。
〔第8の実施形態〕
次に、本発明の第8の実施形態について図13を参照して説明する。
本実施形態の貯蔵容器の基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、内槽およびシールド板の支持手段の構成が異なっている。よって、本実施形態においては、図13を用いて内槽およびシールド板周辺のみを説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
図13は、本実施形態に係る貯蔵容器の構成を説明する断面図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付して、その説明を省略する。
貯蔵容器351は、図13に示すように、その内部に液体水素LHを貯蔵する略円筒状の内槽3と、内槽3を内部に格納する略円筒状の外槽5と、内槽3と外槽5との間に配置されたシールド板11と、内槽3に備えられた内部磁力発生部357Aと、外槽5に備えられた外部磁力発生部357Bと、シールド板11に備えられた中間磁力発生部357Cと、から概略構成されている。上述の内槽3と外槽5との間には真空断熱領域9が形成されている。
なお、各磁力発生部357A,357B,357Cは、超伝導を利用した磁力発生部であってもよいし、超伝導を利用しない磁力発生部であってもよく、特に限定するものではない。
内部磁力発生部357Aは、内槽3における下方側面、長手軸線方向の両端面および側方側面等に配置され、中間磁力発生部357Cとは反発する磁力を発生している。
中間磁力発生部357Cは、シールド板11における内部磁力発生部357Aと対向する位置に配置され、内部磁力発生部357Aおよび外部磁力発生部357Bと反発する磁力を発生している。
外部磁力発生部357Bは、外槽5における中間磁力発生部357Cと対向する位置に配置され、中間磁力発生部357Cと反発する磁力を発生している。
シールド板11は、外部磁力発生部357Bと中間磁力発生部357Cとの磁力の反発により外槽5から浮き上がった状態(非接触状態)で支持される。内槽3は、内部磁力発生部357Aと中間磁力発生部357Cとの磁力の反発によりシールド板11から浮き上がった状態で支持される。
次に、上記の構成からなる貯蔵容器351における作用について説明する。
貯蔵容器351外部の熱は、図13に示すように、外槽5と内槽3との間の真空断熱領域9にて遮断される。外槽5内面から内槽3へ向かう輻射熱はシールド板11により遮断され、シールド板11から内槽3へ向かう輻射熱は真空積層断熱材13により反射・遮断される。
外部からのわずかな入熱により内槽3内で蒸発した低温の水素ガスは、冷却配管17に導かれシールド板11を冷却した後に、第1の実施形態において図3から図6に示したいずれかの装置へ導かれる。
また、シールド板11は、外部磁力発生部357Bと中間磁力発生部357Cとの磁力の反発により外槽5から浮き上がった状態(非接触状態)で支持される。内槽3は、内部磁力発生部357Aと中間磁力発生部357Cとの磁力の反発によりシールド板11から浮き上がった状態で支持される。
上記の構成によれば、シールド板11および内槽3は非接触状態で支持されているため、熱伝導による外槽5から内槽3への外熱の侵入は完全に遮断され、貯蔵容器351の断熱性能をより向上することができる。
〔第9の実施形態〕
次に、本発明の第9の実施形態について図14を参照して説明する。
本実施形態の貯蔵容器の基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、ロッドの構成が異なっている。よって、本実施形態においては、図14を用いてロッド周辺のみを説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
図14は、本実施形態に係る貯蔵容器の構成を説明する断面図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付して、その説明を省略する。
貯蔵容器401は、図14に示すように、その内部に液体水素LHを貯蔵する略円筒状の内槽3と、内槽3を内部に格納する略円筒状の外槽5と、内槽3と外槽5との間に配置されたシールド板11と、内槽3を支持するロッド(支持手段、棒部材)407と、から概略構成されている。上述の内槽3と外槽5との間には真空断熱領域9が形成されている。
内槽3における長手方向の両端面の略中央には、図14に示すように、ロッド407の一方の端部が結合されている。また、ロッド407の他方の端部は、外槽5における長手方向の端面であって、内槽3を挟んだ反対側の端面の外周近傍に結合されている。このように内槽3とロッド407、外槽5とロッド407を結合することで内槽3を外槽7から浮かせて支持している。
また、内槽3とロッド407、外槽5とロッド407の結合は、それぞれの相対移動を拘束する固定結合であってもよいし、それぞれの相対移動を許容するボールベアリング等を用いた結合であってもよい。
ロッド407の形状および材料などは、貯蔵容器401に対して求められる耐衝撃性、耐揺動性などに基づいて定められることが望ましい。
次に、上記の構成からなる貯蔵容器401における作用について説明する。
貯蔵容器401における熱の遮断は、第1の実施形態と同様であるのでその説明を省略する。
ここで、本実施形態の特徴部であるロッド407の作用について説明する。
ロッド407は、第1の実施形態におけるロッド7と比較して、その軸線方向の寸法が長いため、ロッド407を介して内槽3へ外部の熱が入熱する際の熱抵抗が高くなる。
上記の構成によれば、内槽3における長手方向の端面の略中央に、ロッド407の一方の端部を結合し、ロッド407の他方の端部を、外槽5における長手方向の端面であって、内槽3を挟んだ反対側の端面の外周近傍に結合することにより、ロッド407の軸線方向の寸法を長くすることができる。そのため、ロッド407の熱抵抗を高くでき、貯蔵容器401の断熱性能を向上させることができる。
〔第10の実施形態〕
次に、本発明の第10の実施形態について図15を参照して説明する。
本実施形態の貯蔵容器の基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、内槽の構成が異なっている。よって、本実施形態においては、図15を用いて内槽周辺のみを説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
図15は、本実施形態に係る貯蔵容器の構成を説明する断面図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の符号を付して、その説明を省略する。
貯蔵容器451は、図15に示すように、その内部に液体水素LHを貯蔵する略円筒状の内槽3と、内槽3を内部に格納する略円筒状の外槽5と、内槽3と外槽5との間に配置されたシールド板11と、内槽3を支持するロッド7と、から概略構成されている。上述の内槽3と外槽5との間には真空断熱領域9が形成されている。
内槽3の内部には、液体水素LHを攪拌する攪拌部457が備えられている。攪拌部457にはプロペラ458が備えられ、プロペラ458を回転させることにより、内槽3内の液体水素LHを攪拌できるように構成されている。
なお、攪拌部457は、予め設定された時間間隔をあけて所定時間駆動されてもよいし、液体水素LHの温度などに基づいて駆動制御されてもよく、特に限定するものではない。
次に、上記の構成からなる貯蔵容器451における作用について説明する。
貯蔵容器451における熱の遮断は、第1の実施形態と同様であるのでその説明を省略する。
ここで、本実施形態の特徴部である攪拌部457の作用について説明する。
ロッド7を介して内槽3内に侵入した熱は液体水素LHに伝達され、ロッド7との接続部近傍領域の液体水素LH温度を上昇させる。攪拌部457のプロペラ458は回転することにより内槽3内の液体水素LHを攪拌させることにより、内槽3内に侵入した熱を液体水素LH全体に拡散させると同時に、ロッド7との接続部近傍領域の液体水素LH温度を低下させる。
上記の構成によれば、攪拌部457により液体水素LHを攪拌することで、外部からの入熱を液体水素LH全体に拡散させることができる。その結果、上記入熱を液体水素LHの顕熱とすることにより液体水素LHの蒸発を防止することができる。
つまり、攪拌することにより、ロッド7との接続部近傍領域で液体水素LHが蒸発する温度まで上昇することを防止し、液体水素LHの蒸発を防止することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、液体水素を貯蔵する貯蔵容器に適用して説明したが、この液体水素を貯蔵する貯蔵容器に限られることなく、液体窒素等、その他各種の低温液体を貯蔵する貯蔵容器に適用することができるものである。
また、上記の実施の形態においては、船舶等に搭載される貯蔵容器に適用して説明したが、船舶に搭載されるものに限られることなく、その他の移動体に搭載される貯蔵容器に適用することができるものである。
本発明における第1の実施懈怠に係る貯蔵容器を説明する外観図である。 図1の貯蔵容器の構成を説明するA−A´断面視図である。 図2の貯蔵容器のB−B´断面視図である。 図1の貯蔵容器の別の実施形態の構成を説明する断面図である。 図1の貯蔵容器の更に別の実施形態の構成を説明する断面図である。 図1の貯蔵容器の更に別の実施形態の構成を説明する断面図である。 本発明における第2の実施形態に係る貯蔵容器の構成を説明する断面図である。 本発明における第3の実施形態に係る貯蔵容器の構成を説明する断面図である。 本発明における第4の実施形態に係る貯蔵容器の構成を説明する断面図である。 本発明における第5の実施形態に係る貯蔵容器の構成を説明する断面図である。 本発明における第6の実施形態に係る貯蔵容器の構成を説明する断面図である。 本発明における第7の実施形態に係る貯蔵容器の構成を説明する断面図である。 本発明における第8の実施形態に係る貯蔵容器の構成を説明する断面図である。 本発明における第9の実施形態に係る貯蔵容器の構成を説明する断面図である。 本発明における第10の実施形態に係る貯蔵容器の構成を説明する断面図である。
符号の説明
1,51,101,151,201,251,301,351,401,451 貯蔵容器
3 内槽(内側容器)
5,205 外槽(外側容器)
7,407 ロッド(支持手段、棒部材)
11 シールド板(遮熱部材)
17,57,157 冷却配管(冷却手段)
19 圧縮機(排出部)
21 吸着部(吸着部材)
23 燃焼器(燃焼部)
27 冷凍機(液化部)
107A 内部ロッド(支持手段、内側棒部材)
107B 外部ロッド(支持手段、外側棒部材)
152A 外部シールド板(遮熱部材)
152B 内部シールド板(遮熱部材)
206 外槽冷却部(予冷却手段)
258 ロッド冷却配管(支持部材冷却配管)
307A 内部ローラ(支持手段、回転支持部材)
307B 外部ローラ(支持手段、回転支持部材)
308A 内部バネ(支持手段、弾性部材)
308B 外部バネ(支持手段、弾性部材)
357A 内部磁力発生部
357B 外部磁力発生部
357C 中間磁力発生部
457 攪拌部
LH 液体水素(低温液体)

Claims (15)

  1. 外側容器と、
    該外側容器内部に配置され、低温液体を貯蔵する内側容器と、
    前記前記内側容器を前記外側容器に対して浮かせて支持する支持手段と、
    前記外側容器および前記内側容器の間に、前記内側容器を覆うように配置された遮熱部材と、を有し、
    前記外側容器および前記内側容器の間に真空断熱領域が形成された貯蔵容器であって、
    前記内側容器内で前記低温液体から蒸発した低温気体を用いて、前記遮熱部材を冷却する冷却手段が備えられ、
    前記遮熱部材と前記支持手段とが熱的に接続されていることを特徴とする貯蔵容器。
  2. 前記支持手段が棒部材であって、
    該棒部材が、前記外側容器と前記内側容器とを支持し、
    前記棒部材が、前記遮熱部材を貫通して配置されているとともに、前記遮熱部材と溶接されていることを特徴とする請求項1記載の貯蔵容器。
  3. 前記支持手段が、前記外側容器と前記遮熱部材とを支持する内側棒部材と、前記遮熱部材と前記内側容器とを支持する外側棒部材とからなることを特徴とする請求項1記載の貯蔵容器。
  4. 前記支持手段が磁力を発生する磁力発生部であって、
    前記外側容器、前記遮熱部材および前記内側容器が、前記磁力発生部により形成された磁力により、互いに非接触に支持されることを特徴とする請求項1記載の貯蔵容器。
  5. 前記支持手段が回転支持部材と弾性部材とであって、
    前記回転部材が前記遮熱部材および前記内側容器を下方から支持し、前記弾性部材が前記遮熱部材および前記内側容器を側方から支持することを特徴とする請求項1記載の貯蔵容器。
  6. 前記支持手段に、外部から供給された冷却用媒体を流通させる支持手段冷却配管が熱的に接続するように配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の貯蔵容器。
  7. 外側容器と、
    該外側容器内部に配置され、低温液体を貯蔵する内側容器と、
    前記前記内側容器を前記外側容器に対して浮かせて支持する支持手段と、を有し、
    前記外側容器および前記内側容器の間に真空断熱領域が形成された貯蔵容器であって、
    前記内側容器内で前記低温液体から蒸発した低温気体を用いて、前記支持手段を冷却する冷却手段が備えられていることを特徴とする貯蔵容器。
  8. 前記冷却手段が、前記低温気体を流通させる冷却配管であって、
    該冷却配管が前記遮熱部材に熱的に接続して配置されていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の貯蔵容器。
  9. 前記遮熱部材が、前記内側容器を少なくとも二重に覆うように配置されていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の貯蔵容器。
  10. 前記冷却手段で用いられた前記低温気体を排出する排出部が備えられえいることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の貯蔵容器。
  11. 前記冷却手段で用いられた前記低温気体を吸着する吸着部材が備えられていることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の貯蔵容器。
  12. 前記低温気体が可燃性を有する気体であって、
    前記冷却手段で用いられた前記低温気体を燃焼させる燃焼部が備えられていることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の貯蔵容器。
  13. 前記前記冷却手段で用いられた前記低温気体を再び液化させる液化部が備えられ、
    該液化部により液化された低温液体が内側容器に戻されることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の貯蔵容器。
  14. 前記外側容器を冷却する予冷却手段が、前記外側容器に配置されていることを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の貯蔵容器。
  15. 前記内側容器内に、前記低温液体を攪拌する攪拌部が配置されていることを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載の貯蔵容器。
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