JP2006291463A - 鋼製橋脚と鋼製桁との剛結合構造 - Google Patents

鋼製橋脚と鋼製桁との剛結合構造 Download PDF

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Abstract

【課題】
本発明は、600〜1000mm程度の小径の鋼管柱と鋼製桁の剛結合において、繰り返し荷重による疲労損傷に対し耐久性に優れ、大規模地震時にも構造的に剛性と耐荷力を有する剛結合構造を得ることを目的とする。
【解決手段】
鋼製橋脚と鋼製桁との剛結合構造であって、鋼製桁を鋼管柱の外面に溶接結合し、結合された鋼製桁のウェブ材に対応して、鋼管柱の内面に、ボルト孔を穿孔した中ウェブ取り付け用リブを溶接して結合し、該リブに応力伝達部材である中ウェブをボルトで締結し、鋼管柱内部にコンクリートを充填するようにした。
また、鋼管柱内面に縦桁と共に横桁に対応する縦リブを溶接して結合し、3片状の中ウェブをボルト締結するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、鋼製橋脚と鋼桁との結合構造に関し、特に、鋼管橋脚と鋼製桁との剛結合構造に係る。
鋼製橋脚と鋼製桁とを剛結合する場合、剛結合部は自動車などの繰り返し荷重による疲労損傷が生じないよう所要の耐久性が必要であるし、また、剛結合部は大規模地震時にも構造上の弱点とならないような剛性と耐荷力が同時に要求される。
したがって、剛結合部の製作にはこれらのことに配慮しなければならないが、高架橋では鋼管柱を用いた立体ラーメン構造とする場合がある。そして、剛結合構造の道路橋においては、剛結合部の主要溶接部は全て完全溶け込み溶接が必要である。
鋼管柱と鋼製桁との剛結合構造では、一般的に鋼管柱を鋼製枕梁(横桁)や鋼製桁(縦桁)で挟み、横桁および縦桁で囲まれる部分にコンクリートを充填する構成のものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
しかし、この構成では鋼製桁の本数が多くなること、充填するコンクリートのボリュームが多いため、橋桁断面が増加し、また、重量が増大すると云う不都合点がある。
また、図6に示すように、鋼製桁12の連続性を持たせるため鋼管柱11内に応力伝達部材である中ウェブ13を配置して、コンクリートを充填する構成が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
しかし、この場合、現場で中ウェブ13を鋼管柱11内に溶接して取り付けるのに、鋼管柱11の径が1000mm以下になると、中ウェブ13を取り付けるための作業空間が狭隘となり、完全溶け込み溶接で結合することは非常に困難になる。
特開2003−313822号公報 特開2004−156292号公報 平成14年9月 土木学会発行 土木学会第57回年次学術講演会 発表文献−31 1−319 637頁
本発明は、600〜1000mm程度の小径の鋼管柱と鋼製桁の結合において、繰り返し荷重による疲労損傷に対し耐久性に優れ、大規模地震時にも構造的に剛性と耐荷力を有する剛結合構造を得ることを目的とする。
鋼製橋脚と鋼製桁との剛結合構造であって、鋼製桁を鋼管柱の外面に溶接結合し、結合された鋼製桁のウェブ材に対応して、鋼管柱の内面に、ボルト孔を穿孔した中ウェブ取り付け用リブ(以下単に縦リブとする)を溶接して結合し、該縦リブに応力伝達部材である中ウェブをボルトで締結し、鋼管柱内部にコンクリートを充填するようにした。
また、鋼管柱内面に縦桁と共に横桁に対応する縦リブを3方または4方に溶接して結合し、3片状または4片状の中ウェブをボルト締結するようにした。
本発明は、鋼管柱に鋼製桁を剛結合するのに、鋼管柱内に応力伝達部材である中ウェブを配置する構成において、鋼管桁のウェブ材に対応して、鋼管柱の内面に縦リブを溶接で結合し、該縦リブに中ウェブをボルトで締結し、鋼管柱内部にコンクリートを充填するようにしたので、600〜1000mm程度の小径の鋼管柱に対して、縦リブの結合に必要な作業空間を確保でき、完全溶け込み溶接ができる。
そのあと中ウェブの取り付けには、ボルトで締結する作業空間があればよく、トルクレンチを使用して強固にボルト締結できる。また、コンクリートの充填は少量でよく、小径の鋼管柱を使用して、耐久性、耐荷性、剛性に優れた剛結合構造を得ることができる。
以下図に沿って本発明の最良の形態について説明する。図1は本発明による鋼管柱と鋼製桁の剛結合構造を示す斜視図、図2は同平断面図、図3は同縦断面図、図4は横桁を含めた結合構造の平断面図、図5は剛結合部の溶接状態を示す図である。
図において、1は橋脚である鋼管柱であり、基礎より立設されている。2は鋼製桁(縦桁)であって、鋼管柱1外面に溶接結合されている。3は同じく鋼管柱1の外面に溶接結合された鋼製の横桁を示す。
4は縦方向にボルト孔が穿孔された縦リブであって、鋼管柱1に結合される鋼桁2のウェブ材2′に対応して鋼管柱1の内面に溶接結合されている。
5は両側に、前記縦リブ4のボルト孔と合致するボルト孔が穿孔された中ウェブであって、鋼管柱1内に配されて、縦リブ4にボルト締結されている。
図4に示す例では、鋼製桁(縦桁)2と共に、横桁3に対応する縦リブ4が結合されており、3片状の中ウェブ6が鋼管柱1内に配され、前記のものと同様に縦リブ4にボルト締結されている。また、図示していないが、構成桁2と横桁3が十字状に結合される個所においては縦リブ4を4方に結合し、4片状の中ウェブを締結する。
なお、7は鋼製桁2の高さに合わせて鋼管柱1内に取り付けられたダイヤフラムであって、ウェブプレート5、6を締結したあと、該ダイヤフラム7を底にして鋼管柱1内にコンクリートを充填する。
また、ウェブプレート5、6にはコンクリートとの結合性を高めるため孔明板が使用されている。
本発明の構成は以上の通りである。したがって、立設された鋼管柱1に鋼製桁2を溶接結合し、鋼管柱1の内面に、鋼製桁2のウェブ材2′に対応して縦リブ4を溶接して結合する。このとき、鋼管桁1が600〜1000mm程度の小径のものであっても、縦リブ4を溶接するだけであるので、その作業空間が確保でき、図5に示すように完全溶け込み溶接ができる。
次いで、中ウェブ5を配設し、縦リブ4にボルト締結する。このとき、ボルト締結は専用の締結機で行うが、作業空間が狭隘であればトルクレンチを使用して、強固なボルト締めが容易に行える。
鋼製桁2と共に横桁3を結合する個所においては、図4に示すごとく縦リブ4が3方に結合され、3片状の中ウェブ6が締結される。また、構成桁2と横桁3が十字状に結合される個所においては、縦リブ4が4方に結合され、4片状の中ウェブが締結される。
このようにして、中ウェブ5、6が結合されたあと、ダイヤフラム7を底にして鋼管柱1内にコンクリートを充填する。これにより剛結合構造が得られるが、コンクリートは鋼管柱1の内部にだけ充填されるので、コンクリートの充填量は少なくてすむ。
なお、本発明は600〜1000mm程度の小径鋼管柱1を対象として有効な剛結合構造であり、鋼管柱1の径が600mm以下になると、縦リブ4の完全溶け込み溶接が困難となって有効性が薄れるが、鋼管柱1の径が1000mm以上のものに適用することは可能である。
本発明による鋼管柱と鋼製桁の剛結合構造を示す斜視図。 同平断面図。 同縦断面図。 横桁を含めた結合構造の平断面図。 剛結合部の溶接状態を示す図。 中ウェブを使用した従来例を示す図。
符号の説明
1 鋼管柱 2 鋼製桁
3 横桁 4 縦リブ
5 中ウェブ 6 3片状中ウェブ
7 ダイヤフラム

Claims (3)

  1. 鋼製桁を鋼管柱の外面に溶接結合し、結合された鋼製桁のウェブ材に対応して、鋼管柱の内面に、ボルト孔を穿孔した中ウェブ取り付け用リブを溶接して結合し、該中ウェブ取り付け用リブに中ウェブをボルトで締結し、鋼製桁の高さに合わせて、鋼管柱内部にダイヤフラムを取り付け、該ダイヤフラムを底板として鋼管柱の内部にコンクリートを充填することを特徴とする鋼製橋脚と鋼製桁との剛結合構造。
  2. 鋼管柱内面に縦桁と共に横桁に対応する中ウェブ取り付け用リブを3方に溶接して結合し、3片状の中ウェブをボルト締結したことを特徴とする請求項1記載の鋼製橋脚と鋼製桁との剛結合構造。
  3. 鋼管柱内面に縦桁と共に横桁に対応する中ウェブ取り付け用リブを4方に溶接して結合し、4片状の中ウェブをボルト締結したことを特徴とする請求項1記載の鋼製橋脚と鋼製桁との剛結合構造。

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