JP2006291235A - 粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置、及び、製造方法 - Google Patents

粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置、及び、製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】金属粉末の電荷と密度の関係に着目し、前記電荷をコントロールすることによって、成形金型に充填される金属粉末の充填量(密度)を一定にするための技術を提案する。
【解決手段】金属粉末に電荷を付与する、または、金属粉末中の電荷を低下させる除電を採用することにより、金属粉末の電荷をある一定の値に設定するようにして、成形金型に充填された金属粉末の密度を一定に保つこととする。
【選択図】なし

Description

本発明は、粉末冶金技術に関するものであり、より詳しくは、成形金型にて金属粉末を押し固めてなる金属粉末成形体の製造装置、及び、製造方法に関するものである。
金属粉末を用いた粉末冶金においては、金属粉末を成形金型にて押し固めて金属粉末成形体を成形し、該金属粉末成形体を熱処理することにより製品が製造される。
そして、この粉末冶金においては、従来、前記成形金型に充填する金属粉末の充填量が一定とならないことが原因で、寸法不良、密度不良、割れ不良といった不具合が発生していた。この不具合に対し、金属粉末の流動性の向上によって成形金型内へ充填する金属粉末の充填量の均一化を図る技術が提案されており、この技術について開示する文献も存在する(例えば、特許文献1参照。)。
また、粉末冶金を行う装置には、特許文献1においても開示されるように、金属粉末を貯蔵するホッパーと、該ホッパーからパイプを介して金属粉末が供給される粉箱(フィーダカップ)と、該粉箱内の金属粉末が充填される成形金型とを具備して構成されるものがある。そして、特許文献1では、前記パイプ、粉箱の双方又はいずれか一方に不活性ガスを供給することにより、金属粉末の流動性を向上させることとしている。
特開2003−213303号公報
以上に述べたように、金属粉末の流動性を向上させることによれば、充填量の均一化について一定の効果を得ることが期待できる。ただし、この場合における充填量の均一化は、充填量を体積基準(充填される金属粉末の体積)とした場合にのみ「均一」であるといえ、重量基準では「均一」とはいえないものと考えられる。
即ち、成形金型の金型内空間の体積は一定であり、金属粉末の流動性の向上によれば、金属粉末が摩擦の影響を受けることなく金型内空間に充填されるため、体積基準で考えると、充填量の均一化は図れるものといえる。しかし、充填される金属粉末の体積が同一であっても、充填された金属粉末の密度が同一でなければ、製品重量にバラツキが生じることになる。この点につき、上記の流動性向上の策を採用した場合でも、金属粉末成形体の重量に実際にはバラツキが生じることが確認されている。
そこで、発明者等は、重量と体積の両方を基準とする、即ち、密度基準における充填量の均一化を図る検討を行い、金属粉末の有する電荷(電気量)に着目した。
図14のグラフは、金属粉末を入れた樹脂容器を振動させ、金属粉末に静電気(摩擦電気)を帯電させた場合における、樹脂容器の振動時間(秒)と、金属粉末の密度(g/cm)の関係を測定した結果を表したものである。この結果から、金属粉末の振動時間の増加に応じて密度が減少することが解り、また、このことから、金属粉末の有する電荷が大きくなるほど金属粉末の密度が減少するといった、電荷と密度の関連性を確認することができる。
そして、金属粉末の電荷と密度の関連性からすれば、仮に、金属粉末の電荷を一定にすることができれば、金属粉末の密度を一定とすることができることとなり、成形金型に充填される金属粉末の充填量の均一化も図れることになる。
そこで、本発明は、以上のような金属粉末の電荷と密度の関係に着目し、前記電荷をコントロールすることによって、成形金型に充填される金属粉末の充填量(密度)を一定にするための技術を提案する。
本発明の解決しようとする課題は以上のごとくであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1に記載のごとく、
金属粉末を貯蔵するホッパーと、
前記ホッパーから送出される金属粉末を収容する粉箱と、
前記粉箱内の金属粉末が充填される成形金型と、
前記粉箱を前記成形金型の位置まで移動させるアクチュエータと、
前記成形金型内に充填される金属粉末の電荷をある一定の値に設定する電荷調整装置と、
を具備する粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置とする。
また、請求項2に記載のごとく、
ホッパー内の金属粉末を送出する第一工程と、
送出された金属粉末に所定の電荷を付与して金属粉末の電荷をある一定の値に設定する第二工程と、
成形金型に金属粉末を充填する第三工程と、
前記成形金型に充填された金属粉末に圧力を加えて金属粉末成形体を成形する第四工程と、
を有する粉末冶金における金属粉末成形体の製造方法とする。
また、請求項3に記載のごとく、
金属粉末を貯蔵するホッパーと、
前記ホッパーから送出される金属粉末を収容する粉箱と、
前記粉箱内の金属粉末が充填される成形金型と、
前記粉箱を前記成形金型の位置まで移動させるアクチュエータと、
を具備する粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置であって、
前記ホッパーの金属粉末送出シュートと、前記粉箱の金属粉末受入シュートとの間に、
前記金属粉末送出シュートから送出される金属粉末が、前記金属粉末受入シュートに着地するまでに、上下方向に所定の距離だけ移動することとなる筒型のガイド体が設けられる、粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置とする。
また、請求項4に記載のごとく、
前記ガイド体に、移動する金属粉末が通過可能な網目を有する網体を設けた構成とする。
また、請求項5に記載のごとく、
金属粉末を貯蔵するホッパーと、
前記ホッパーから送出される金属粉末を収容する粉箱と、
前記粉箱内の金属粉末が充填される成形金型と、
前記粉箱を前記成形金型の位置まで移動させるアクチュエータと、
前記ホッパーと粉箱の間に介設され、前記ホッパーから送出される金属粉末が投入される容器と、
前記容器を上下方向、及び左右方向のいずれか一方、又は両方に振動させるためのアクチュエータと、
前記容器の下部開口部を開放するための開閉蓋と、
前記開閉蓋を動作させるためのアクチュエータと、
前記容器を振動させるアクチュエータ、及び、前記開閉蓋を動作させるためのアクチュエータを制御する制御装置と、を具備する粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置とする。
また、請求項6に記載のごとく、
金属粉末を貯蔵するホッパーと、
前記ホッパーから送出される金属粉末を収容する粉箱と、
前記粉箱内の金属粉末が充填される成形金型と、
前記粉箱を前記成形金型の位置まで移動させるアクチュエータと、
前記ホッパーと粉箱の間に介設され、前記ホッパーから送出される金属粉末が投入される容器と、
前記容器内に設けられる電極と、
前記電極に電荷を供給する電荷供給装置と、
前記容器内に設けられるアース線と、
前記アース線の接地点に対する接続の入/切を制御するスイッチと、
前記容器の下部開口部を開放するための開閉蓋と、
前記開閉蓋を動作させるためのアクチュエータと、
前記電荷供給装置、前記スイッチ、及び前記開閉蓋を動作させるためのアクチュエータを制御する制御装置と、を具備する粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置とする。
また、請求項7に記載のごとく、
金属粉末を貯蔵するホッパーと、
前記ホッパーから送出される金属粉末を収容する粉箱と、
前記粉箱内の金属粉末が充填される成形金型と、
前記粉箱を前記成形金型の位置まで移動させるアクチュエータと、
を具備する粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置であって、
前記アクチュエータにて、前記粉箱を振動させることにより、粉箱内の金属粉末に摩擦による電荷を付与し、金属粉末の電荷をある一定の値に設定する構成とする、粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置とする。
また、請求項8に記載のごとく、
金属粉末を貯蔵するホッパーと、
前記ホッパーから送出される金属粉末を収容する粉箱と、
前記粉箱内の金属粉末が充填される成形金型と、
前記粉箱を前記成形金型の位置まで移動させるアクチュエータと、
前記粉箱内に設けられる電極と、
前記電極に電荷を供給する電荷供給装置と、
前記粉箱内に設けられるアース線と、
前記アース線の接地点に対する接続の入/切を制御するスイッチと、
前記粉箱内の金属粉末の電荷を検出するセンサと、
前記電荷供給装置、スイッチを制御する制御装置と、
を具備し、前記制御装置は、前記センサの検出値に基づいて、前記電荷供給装置及び、前記スイッチの入り切りを制御して金属粉末の電荷をある一定の値に設定するとともに、
前記制御装置は、前記電荷が一定の値になった場合において、前記アクチュエータを動作させ、前記粉箱を前記成形金型のある位置まで移動させる構成とする、
粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置とする。
また、請求項9に記載のごとく、
ホッパー内の金属粉末を送出する第一工程と、
送出された金属粉末の電荷を低減して金属粉末の電荷をある一定の値に設定する第二工程と、
成形金型に金属粉末を充填する第三工程と、
前記成形金型に充填された金属粉末に圧力を加えて金属粉末成形体を成形する第四工程と、
を有する粉末冶金における金属粉末成形体の製造方法とする。
また、請求項10に記載のごとく、
金属粉末を貯蔵するホッパーと、
前記ホッパーから送出される金属粉末を収容する粉箱と、
前記粉箱内の金属粉末が充填される成形金型と、
前記粉箱を前記成形金型の位置まで移動させるアクチュエータと、
を具備する粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置であって、
前記ホッパーの金属粉末送出シュートと、前記粉箱の金属粉末受入シュートとの間に、前記金属粉末送出シュートから送出される金属粉末に向けて除電イオンを放出させる除電イオン放出装置が設けられる、粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置とする。
また、請求項11に記載のごとく、
金属粉末を貯蔵するホッパーと、
前記ホッパーから送出される金属粉末を収容する粉箱と、
前記粉箱内の金属粉末が充填される成形金型と、
前記粉箱を前記成形金型の位置まで移動させるアクチュエータと、
を具備する粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置であって、
前記ホッパーの金属粉末送出シュートと、前記粉箱の金属粉末受入シュートとの間に、前記金属粉末送出シュートから送出される金属粉末に除電剤を添加する除電剤添加装置が設けられる、粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置とする。
また、請求項12に記載のごとく、
金属粉末を貯蔵するホッパーと、
前記ホッパーから送出される金属粉末を収容する粉箱と、
前記粉箱内の金属粉末が充填される成形金型と、
前記粉箱を前記成形金型の位置まで移動させるアクチュエータと、
前記粉箱内に設けられるアース線と、
前記アース線の接地点に対する接続の入/切を制御するスイッチと、
前記粉箱内の金属粉末の電荷を検出するセンサと、
前記スイッチ、及び、前記アクチュエータの動作を制御する制御装置を具備し、
前記制御装置は、前記センサの検出値に基づいて、前記スイッチの入り切りを制御して金属粉末の電荷をある一定の値に設定するとともに、
前記制御装置は、前記電荷が一定の値になった場合において、前記アクチュエータを動作させ、前記粉箱を前記成形金型のある位置まで移動させる構成とする、粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置とする。
また、請求項13に記載のごとく、
金属粉末を貯蔵するホッパーと、
前記ホッパーから送出される金属粉末を収容する粉箱と、
前記粉箱内の金属粉末が充填される成形金型と、
前記粉箱を前記成形金型の位置まで移動させるアクチュエータと、
前記粉箱内に設けられる除電イオン発生電極と、
前記除電イオン発生電極に除電イオンを供給する除電イオン発生装置と、
前記粉箱内の金属粉末の電荷を検出するセンサと、
前記除電イオン発生装置と、前記アクチュエータの動作を制御する制御装置と、を具備し、
前記制御装置は、前記センサの検出値に基づいて、前記除電イオン発生装置を制御して金属粉末の電荷をある一定の値に設定するとともに、前記制御装置は、前記電荷が一定の値になった場合において、前記アクチュエータを動作させ、前記粉箱を前記成形金型のある位置まで移動させる構成とする、粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置とする。
以上の請求項1に記載の発明では、金属粉末の電荷をある一定の値に設定することで、成形金型に充填された金属粉末の密度を一定に保つことが可能となり、成形される金属粉末成形体の重量の均一化、ひいては、粉末冶金製造品の重量の均一化を図ることができる。
また、請求項2乃至請求項8に記載の発明では、金属粉末に電荷を付与させる、即ち、帯電させることにより、金属粉末の電荷をある一定の値に設定し、これにより、成形の度毎に成形金型に充填される金属粉末の充填量(密度)を均一にすることができ、成形される金属粉末成形体の重量の均一化、ひいては、粉末冶金製造品の重量の均一化を図ることができる。
また、請求項9乃至請求項13に記載の発明では、金属粉末の有する電荷を低減する、即ち、除電することにより、金属粉末の電荷をある一定の値に設定し、これにより、成形の度毎に成形金型に充填される金属粉末の充填量(密度)を均一にすることができ、成形される金属粉末成形体の重量の均一化、ひいては、粉末冶金製造品の重量の均一化を図ることができる。
本発明に係る金属粉末成形体の製造方法においては、以下の実施例に述べるように、金属粉末に電荷を付与する工程(実施例1〜6)、または、金属粉末中の電荷を低下させる除電工程(実施例7〜10)を採用することにより、金属粉末の電荷をある一定の値に設定するようにして、成形金型に充填された金属粉末の密度を一定に保つことを特徴とするものである。
図1は、本発明に係る金属粉末成形体の製造方法を実施するための装置構成例について示すものであり、金属粉末20を貯蔵するホッパー1と、前記ホッパー1から送出される金属粉末を収容する粉箱3と、前記粉箱3内の金属粉末が充填される成形金型5と、前記粉箱3を前記成形金型5の位置まで移動させるアクチュエータ4とを具備して構成されている。
ホッパー1内には原料となる金属粉末20が貯蔵され、該金属粉末20は、電荷調整装置2によって電荷を調整された後に粉箱3内へと供給される。
また、前記ホッパー1には、金属粉末送出シュート1aが設けられ、該金属粉末送出シュート1aから金属粉末が送出される。
また、粉箱3には、金属粉末受入シュート3aが設けられ、該金属粉末受入シュート3aにて受けられた金属粉末が、粉箱3内へと案内される。
前記粉箱3は、アクチュエータ4によって、図において左右方向に移動するように構成されており、成形金型5の金型内空間5aの位置まで移動されると、金型内空間5aの体積とほぼ同体積の金属粉末が、粉箱3から金型内空間5a内へと充填されるようになっている。
また、前記粉箱3の上側開口は、蓋体3mによって閉じられており、金属粉末の外部への飛散を防止するとともに、後述する金属粉末に付与された電荷が粉箱3の外部への放出を防止することとしている。
前記成形金型5においては、下側成形パンチ5bと上側成形パンチ5cによって、金型内空間5a内の金属粉末が押し固められて、金属粉末成形体6が構成される。この金属粉末成形体6は、下側成形パンチ5bを押し上げるか、または、ダイス5dを押し下げることにより、成形金型5内から取り出され、図示せぬ熱処理装置により熱処理され、最終製品である粉末冶金製造品が製造される。
そして、上記の装置構成において、前記金属粉末成形体6は、図2に示すプロセスにより製造される。
即ち、ホッパー1内の金属粉末を送出する第一工程S11と、送出された金属粉末に所定の電荷を付与して金属粉末の電荷をある一定の値に設定する第二工程S12と、成形金型5に金属粉末を充填する第三工程S13と、前記成形金型5に充填された金属粉末に圧力を加えて金属粉末成形体6を成形する第四工程S14により、金属粉末成形体6が製造されるものである。
以上の製造方法においては、前記第二工程S12にて金属粉末に所定の電荷が帯電され、金属粉末は、ある一定の電荷を持った状態で成形金型5内に充填されることになる。このため、成形の度毎に充填される金属粉末の充填量(密度)を均一とすることができ、成形される金属粉末成形体6の重量を均一にできるのである。
以上のように、実施例1では、金属粉末に所定の電荷を付与して金属粉末を帯電させることにより、金属粉末の電荷をある一定の値に設定し、これにより、成形の度毎に成形金型5に充填される金属粉末の充填量(密度)を均一にして、成形される金属粉末成形体6の重量の均一化を図るものである。
前記第二工程S12にける、金属粉末への電荷の付与は、以下に示す例によって実施することができる。
図3は、前記ホッパー1の金属粉末送出シュート1aと、前記粉箱3の金属粉末受入シュート3aとの間に、前記金属粉末送出シュート1aから送出される金属粉末20が、前記金属粉末受入シュート3aに着地するまでに、上下方向に所定の距離Lだけ移動することとなる筒型のガイド体21を設けた構成とするものである。
この構成では、金属粉末20が金属粉末受入シュート3aに着地する際に衝撃が生じ、この衝撃によって金属粉末20に摩擦が生じる。そして、この摩擦によって、金属粉末20に電荷が付与されることになる。また、前記所定の距離Lは、金属粉末20に確実に電荷が付与されるように、実験によって求まる距離に適宜設定される。また、金属粉末20の組成や、帯電性等によっても付与される電荷が異なることになるため、このことからも、前記所定の距離Lは、金属粉末20の特性(組成、帯電性等)に応じて適宜設定される。また、金属粉末20に帯電した電荷は、放電されることになるため、ガイド体21は、前記金属粉末送出シュート1aと金属粉末受入シュート3aの間の経路を閉じた空間(密閉構造)とすることが好適である。
また、前記金属粉末送出シュート1aには、該金属粉末送出シュート1aの開口部を開口/閉口するための開閉蓋1bが設けられており、該開閉蓋1bの開閉動作はアクチュエータ1cによって行われるようになっている。このアクチュエータ1cによる開閉蓋1bの開閉を制御装置17にて制御することによって、金属粉末受入シュート3aへ落下される金属粉末20の量を制御することができるため、この開閉蓋1bの開閉によって、落下の衝撃によって金属粉末20に付与される電荷を制御することができる。
また、前記金属粉末受入シュート3aと粉箱3の間には、開閉蓋3bが設けられており、該開閉蓋3bの開閉動作はアクチュエータ3cによって行われるようになっている。
以上の構成では、ガイド体21の距離L(金属粉末の落下距離)、開閉蓋1bの開閉制御(金属粉末の落下量)により、金属粉末20が金属粉末送出シュート1aから粉箱3に供給されるまでに金属粉末20に付与される電荷を設定することができるため、粉箱3内に供給された金属粉末20の電荷をある一定の値に設定することができる。
そして、以上のようにして粉箱3内の金属粉末20の電荷をある一定の値に設定することによれば、成形金型5の金型内空間5a内に充填される金属粉末の充填量(密度)の均一化を図ることができ、製造される金属粉末成形体6の重量の均一化が図られ、ひいては、粉末冶金製造品の重量の均一化を図ることができる。
また、以上の構成より、本実施例においては、図1に示す電荷調整装置2は、前記ホッパー1の金属粉末送出シュート1aと、前記粉箱3の金属粉末受入シュート3aとの間に、前記金属粉末送出シュート1aから送出される金属粉末20が、前記金属粉末受入シュート3aに着地するまでに、上下方向に所定の距離Lだけ移動することとなる筒型のガイド体21と、前記金属粉末送出シュート1aと前記ガイド体21間を連通/分断するための開閉蓋1bと、該開閉蓋1bを動作させるアクチュエータ1cと、前記金属粉末受入シュート3aと粉箱3間を連通/分断するための開閉蓋3bと、該開閉蓋3bを動作させるアクチュエータ3cと、前記二つのアクチュエータの動作を制御する制御装置17とを具備して構成されることになる。
尚、図14のグラフに示すように、数秒間の短時間の摩擦付与が金属粉末の密度変化に大きく影響するものであり、このことから、上記の金属粉末を落下させることにより生じる摩擦によっても、金属粉末の密度変化に大きな変化がもたらされることが期待できる。つまり、落下される金属粉末に、確実な密度変化をもたらすことができ、これに基づく密度の均一化を図ることができる。
本実施例では、図4に示すごとく、実施例1におけるガイド体21に、通過する(図4においては上方から下方へ落下する)金属粉末20が通過可能な網目を有する網体22を設けた構成とするものである。
この構成では、落下する金属粉末20が前記網体22に接触する際に生じる衝撃によって、金属粉末20に電荷を付与することができ、該網体22を設けない実施例1の場合と比較して、より大きな電荷を金属粉末20に付与することができる。
尚、本実施例では、二枚の網体22・22を設け、金属粉末20が各網体22・22を通過する際に、電荷が付与されるようになっている。この網体22・22の素材・構成については、特に限定されるものではないが、網体22・22上に金属粉末が滞留しないように、金属粉末を良好に通過させる網目を具備することとすることが好適である。
本実施例では、図5に示すごとく、前記ホッパー1と粉箱3の間に介設され、前記ホッパー1から送出される金属粉末20が投入される容器23Aと、該容器23Aを上下方向、及び左右方向のいずれか一方、又は両方に振動させるためのアクチュエータ24と、前記容器23Aの下部開口部を開放するための開閉蓋23aと、前記開閉蓋23aを動作させるためのアクチュエータ25と、前記両アクチュエータ24・25を制御する制御装置18を具備する構成とするものである。
この構成では、容器23Aをアクチュエータ24にて振動させることにより、該容器23A内の金属粉末20に摩擦に起因する電荷を付与することとするものである。アクチュエータ24による容器23Aの振動動作は、制御装置18によって所定の動作となるように制御され、これにより、容器23Aから粉箱3の金属粉末受入シュート3aへと供給される金属粉末20の電荷がある一定の値に設定される。容器23Aの振動による金属粉末の電荷の設定が終了すると、制御装置18は、前記アクチュエータ25を駆動して開閉蓋23aを開き、金属粉末受入シュート3aへと金属粉末が落下される。
また、金属粉末に付与された電荷がある一定の値となるように、制御装置18によって、前記アクチュエータ24による容器23Aの振動時間、開閉蓋23a及び上側開閉蓋23bの開閉のタイミングが制御されるものとし、金属粉末が金属粉末受入シュート3aに落下した段階において有する電荷がある一定の値となるようにしている。
そして、以上のようにして粉箱3内へ供給される金属粉末20の電荷をある一定の値に設定することによれば、成形金型5の金型内空間5a内に充填される金属粉末の充填量(密度)の均一化を図ることができ、製造される金属粉末成形体6の重量の均一化が図られ、ひいては、粉末冶金製造品の重量の均一化を図ることができる。
尚、容器23Aの上側開口部は、アクチュエータ26によって動作される上側開閉蓋23bにより、必要に応じて開閉されるようになっている。つまり、容器23Aが振動される場合には、上側開閉蓋23bは閉じられて、金属粉末の外部への流出が制限される。また、ホッパー1からの金属粉末の供給時には、上側開閉蓋23bは開かれて、容器23A内への金属粉末の供給が許容されるようになっている。また、上側開閉蓋23bを閉じることにより、容器23A内を密閉空間とすることが可能となり、電荷の放電を防止することができる。
本実施例では、図6に示すごとく、前記ホッパー1と粉箱3の間に介設され、前記ホッパー1から送出される金属粉末20が投入される容器23Bと、前記容器23B内に設けられ金属粉末とは直接接触しない電極(電極板30・30)と、前記電極板30・30に電荷を供給する電荷供給装置27・27と、前記容器23B内に設けられるアース線29・29と、前記アース線29・29の接地点31に対する接続の入/切を制御するスイッチ28と、前記容器23Bの下部開口部を開放するための開閉蓋23aと、前記開閉蓋23aを動作させるためのアクチュエータ25と、前記電荷供給装置27・27、スイッチ28、及びアクチュエータ25を制御する制御装置19を具備する構成とするものである。
この構成においては、まず、前記スイッチ28を入としてアース線29・29を接地し、金属粉末20の電荷を逃がした状態とし、電荷供給装置27・27から電極板30・30に電荷を付与すると同時に、前記スイッチ28を切として、アース線29・29の接地を解除することにより、電極板30・30にプラス電荷を生じさせ、金属粉末20に電荷を付与することができるようになっている。電荷供給装置27・27による金属粉末20の電荷の設定が終了すると、制御装置19は、前記アクチュエータ25を駆動して開閉蓋23aを開き、金属粉末受入シュート3aへと金属粉末20が落下される。
また、金属粉末20の有する電荷がある一定の値となるように、制御装置19によって、前記電荷供給装置27・27にて電極に電荷を付与する時間、電荷の出力、前記スイッチ28の入り切りのタイミング、開閉蓋23aの開閉のタイミングが制御されるものとし、金属粉末20が金属粉末受入シュート3aに落下した段階においてある一定の電荷を有するようにしている。また、容器23Bに金属粉末20の電荷を検出するための接触型、又は非接触型のセンサ32を設け、該センサ32から検出される金属粉末20の電荷に基づいて、前記制御装置19による電荷の調整を実施することとしてもよい。
そして、以上のようにして粉箱3内へ供給される金属粉末20の電荷をある一定の値に設定することによれば、成形金型5の金型内空間5a内に充填される金属粉末20の充填量(密度)の均一化を図ることができ、製造される金属粉末成形体6の重量の均一化が図られ、ひいては、粉末冶金製造品の重量の均一化を図ることができる。
尚、本実施例では電極板30・30から放出される電荷を金属粉末20に帯電させることとしたが、電極板30・30の代わりに電極棒を用いることも可能であり、電荷を付与するための形態については特に限定されるものではない。
本実施例では、図1に示す構成において、粉箱3内にて金属粉末に電荷を付与することにより、粉箱3内の金属粉末の電荷をある一定の値に設定するものであり、図7に示すごとく、粉箱3を成形金型5の位置まで移動させるアクチュエータ4にて、粉箱3を所定の回数、振幅、振動数で振動させることにより、粉箱3内の金属粉末に摩擦による電荷を付与し、金属粉末の電荷をある一定の値に設定することとするものである。
この粉箱3の振動は、該粉箱3の通常の往復動作、即ち、ホッパー1の下方の金属粉末の受取位置から、成形金型5のある充填位置の間の移動とは別個に行われるものである。例えば、成形金型5の位置へ移動される前において、図において左右方向に10cm程の振幅で4秒間で4回振動させる等である。
この粉箱3の振動の回数・振幅は、アクチュエータ4のロッド4aの進退を制御する制御装置4bによって制御されるものであり、金属粉末の特性(組成、帯電性等)に応じて、前記回数・振幅が適宜設定され、成形金型5の金型内空間5a内に充填される金属粉末の電荷がある一定の値に設定されるようになっている。尚、粉箱3に金属粉末の電荷を検出するための接触型、又は非接触型のセンサを設け、該センサから検出される金属粉末の電荷に基づいて、前記制御装置4bによる電荷の調整を実施することとしてもよい。
そして、以上のようにして金型内空間5a内へ供給される金属粉末の電荷をある一定の値に設定することによれば、金型内空間5a内に充填される金属粉末の充填量(密度)の均一化を図ることができ、製造される金属粉末成形体6の重量の均一化が図られ、ひいては、粉末冶金製造品の重量の均一化を図ることができる。
また、前記粉箱3の上側開口部は必要に応じて蓋体3mによって閉じられる構成としてもよく、これにより、粉箱3の振動の際に金属粉末が粉箱3の外部へ飛散することが防止されるとともに、金属粉末に付与された電荷が粉箱3の外部への放出が防止され、金属粉末は、一定の電荷を保ったまま金型内空間5aへ充填される。
本実施例では、図1に示す構成において、粉箱3内にて金属粉末に電荷を付与することにより、粉箱3内の金属粉末の電荷をある一定の値に設定するものであり、図8に示すごとく、前記粉箱3内に設けられ金属粉末とは直接接触しない電極(電極板33・33)と、前記電極板33・33に電荷を供給する電荷供給装置34・34と、前記粉箱3内に設けられるアース線35・35と、前記アース線35・35の接地点36に対する接続の入/切を制御するスイッチ37と、前記粉箱3内の金属粉末の電荷を検出するセンサ38と、前記粉箱3を成形金型5のある位置まで移動させるアクチュエータ4と、前記電荷供給装置34・34、スイッチ37を制御する制御装置39を具備し、前記制御装置39は、前記センサ38の検出値に基づいて、前記電荷供給装置34・34及びスイッチ37の入り切りを制御して金属粉末の電荷をある一定の値に設定するとともに、前記制御装置39は、前記電荷が一定の値になった場合において、前記アクチュエータ4を動作させ、粉箱3を成形金型5のある位置まで移動させる構成とするものである。
この構成においては、まず、前記スイッチ37を入としてアース線35・35を接地し、金属粉末の電荷を逃がした状態とし、電荷供給装置34・34から電極板33・33に電荷を付与すると同時に、前記スイッチ37を切として、アース線35・35の接地を解除することにより、電極板33・33にプラス電荷を生じさせ、金属粉末に電荷を付与することができるようになっている。
また、金属粉末の有する電荷がある一定の値となるように、制御装置39によって、前記電荷供給装置34・34にて電極に電荷を付与する時間、電荷の出力、前記スイッチ37の入り切りのタイミングが制御されるものとし、粉箱3内の金属粉末がある一定の電荷を有するようにしている。また、粉箱3に金属粉末の電荷を検出するための接触型、又は非接触型のセンサ38を設け、該センサ38から検出される金属粉末の電荷に基づいて、前記制御装置39による電荷の調整を実施することとしてもよい。
そして、以上のようにして粉箱3内の金属粉末の電荷をある一定の値に設定することによれば、成形金型5の金型内空間5a内に充填される金属粉末の充填量(密度)の均一化を図ることができ、製造される金属粉末成形体6の重量の均一化が図られ、ひいては、粉末冶金製造品の重量の均一化を図ることができる。
尚、本実施例では電極板33・33から放出される電荷を金属粉末に帯電させることとしたが、電極板33・33の代わりに電極棒を用いることも可能であり、電荷を付与するための形態については特に限定されるものではない。
この実施例7以降においては、金属粉末の有する電荷を低減する、即ち、除電することにより、金属粉末の電荷をある一定の値に設定し、これにより、成形の度毎に成形金型5に充填される金属粉末の充填量(密度)を均一にして、成形される金属粉末成形体6の重量の均一化を図る構成とするものである。
図9は、この除電により金属粉末成形体6の重量の均一化を図った製造方法のプロセスについて示すものであり、ホッパー1内の金属粉末を送出する第一工程S21と、送出された金属粉末の電荷を低減して金属粉末の電荷をある一定の値に設定する第二工程S22と、成形金型5に金属粉末を充填する第三工程S23と、前記成形金型5に充填された金属粉末に圧力を加えて金属粉末成形体6を成形する第四工程S24により、金属粉末成形体6が製造されることとするものである。
そして、以上の製造方法においては、前記第二工程S22にて金属粉末の電荷が低減され、金属粉末の電荷はある一定の値に設定された状態で成形金型5内に充填されることになる。このため、成形の度毎に充填される金属粉末の充填量(密度)を均一とすることができ、成形される金属粉末成形体6の重量を均一にできるのである。
この実施例7では、図1に示す電荷調整装置2の構成につき、図10に示すごとく、前記ホッパー1の金属粉末送出シュート1aと、前記粉箱3の金属粉末受入シュート3aとの間に、前記金属粉末送出シュート1aから送出される金属粉末20に向けて除電イオン43を放出させる除電イオン放出装置42を設けた構成とするものである。
また、前記金属粉末送出シュート1aと金属粉末受入シュート3aには筒状のガイド体41が設けられ、該ガイド体41の内側に除電イオン放出装置42の吹込み口42aが設けられるものとし、ガイド体41を通過する金属粉末20に満遍なく除電イオン43が吹き付けられるようになっている。
ここで、除電イオン43は、金属粉末20に帯電している静電気を除電するためのイオンであり、本実施例では、エア内に除電イオン43を混入させたものを送風機等によって放出し、落下する金属粉末20に対して、横方向から除電イオン43を吹き付けることによって、金属粉末20の除電(静電気の中和)を行うこととしている。また、放出する除電イオン43の量は、金属粉末20の特性(組成、帯電性等)に応じて適宜設定されるものであり、金属粉末20が金属粉末受入シュート3aへ到達するまでの間に、金属粉末20の電荷をある一定の値に設定することができる量とされる。
また、ガイド体41の距離(金属粉末の落下距離)によっては、金属粉末が着地した際の衝撃によって摩擦が生じ、電荷が付与されることになるため、この衝撃の点も考慮して、除電イオン43の量を設定することが望ましい。
以上の構成では、除電イオン43の作用により、金属粉末の電荷を調整することができ(静電気の中和)、粉箱3内に供給される金属粉末の電荷をある一定の値に設定することができる。
そして、以上のようにして粉箱3内の金属粉末の電荷をある一定の値に設定することによれば、成形金型5の金型内空間5a内に充填される金属粉末の充填量(密度)の均一化を図ることができ、製造される金属粉末成形体6の重量の均一化が図られ、ひいては、粉末冶金製造品の重量の均一化を図ることができる。
本実施例では、図1に示す電荷調整装置2の構成につき、図11に示すごとく、前記ホッパー1の金属粉末送出シュート1aと、前記粉箱3の金属粉末受入シュート3aとの間に、前記金属粉末送出シュート1aから送出される金属粉末20に除電剤46を添加する除電剤添加装置45を設けた構成とするものである。
また、前記金属粉末送出シュート1aと金属粉末受入シュート3aには漏斗形状のガイド体47が設けられ、該ガイド体47の中に除電剤添加装置45の除電剤放出ノズル45aが設けられるものとし、ガイド体47を通過する金属粉末20に満遍なく除電剤46が吹き付けられるようになっている。
ここで、除電剤46は、それ自体の導電性による放電の促進、金属粉末20の分子間の摩擦係数を低減することによる摩擦帯電の抑制により、金属粉末20の帯電を防ぐものである。除電剤46としては、例えば、揮発性の良いアルコール溶液等の使用が考えられる。また、添加する除電剤46の量は、金属粉末20の特性(組成、帯電性等)に応じて適宜設定されるものであり、金属粉末20が金属粉末受入シュート3aへ到達するまでの間に、金属粉末20の電荷をある一定の値に設定することができる量とされる。
以上の構成では、除電剤46の作用により、金属粉末20の電荷を調整することができ(静電気の中和)、粉箱3内に供給される金属粉末20の電荷をある一定の値に設定することができる。
そして、以上のようにして粉箱3内の金属粉末の電荷をある一定の値に設定することによれば、成形金型5の金型内空間5a内に充填される金属粉末の充填量(密度)の均一化を図ることができ、製造される金属粉末成形体6の重量の均一化が図られ、ひいては、粉末冶金製造品の重量の均一化を図ることができる。
本実施例では、図1に示す構成において、粉箱3内にて金属粉末の電荷を低減することにより、粉箱3内の金属粉末の電荷をある一定の値に設定するものであり、図12に示すごとく、前記粉箱3内に設けられるアース線52・52と、前記アース線52・52の接地点54に対する接続の入/切を制御するスイッチ53と、前記粉箱3内の金属粉末20の電荷を検出するセンサ51と、前記粉箱3を成形金型5のある位置まで移動させるアクチュエータ4と、前記スイッチ53、及び、前記アクチュエータ4の動作を制御する制御装置55を具備し、前記制御装置55は、前記センサ51の検出値に基づいて、前記スイッチ53の入り切りを制御して金属粉末20の電荷をある一定の値に設定するとともに、前記制御装置55は、前記電荷が一定の値になった場合において、前記アクチュエータ4を動作させ、粉箱3を成形金型5のある位置まで移動させる構成とするものである。
この構成においては、前記制御装置55により、前記スイッチ53を入としてアース線52・52を接地し、金属粉末20の電荷を逃がし、金属粉末20の電荷をある一定の値に設定する。この場合、前記制御装置55は、センサ51の検出値に基づいて電荷を検知する。このセンサ51は、接触型、又は非接触型のいずれであってもよく、特に具体的な構成については限定されない。
そして、前記制御装置55は、金属粉末20の電荷が所定の電荷、つまり、予め定められたある電荷値となり安定したら、前記アクチュエータ4を動作させ、粉箱3を成形金型5のある位置まで移動させ、これにより、ある一定の電荷とされた金属粉末が金型内空間5a内へと充填される。
そして、以上のようにして粉箱3内の金属粉末の電荷をある一定の値に設定することによれば、成形金型5の金型内空間5a内に充填される金属粉末の充填量(密度)の均一化を図ることができ、製造される金属粉末成形体6の重量の均一化が図られ、ひいては、粉末冶金製造品の重量の均一化を図ることができる。
本実施例では、図1に示す構成において、粉箱3内にて金属粉末の電荷を低減することにより、粉箱3内の金属粉末の電荷をある一定の値に設定するものであり、図13に示すごとく、前記粉箱3内に設けられる除電イオン発生電極57・57と、前記除電イオン発生電極57・57に除電イオンを供給する除電イオン発生装置58と、前記粉箱3内の金属粉末20の電荷を検出するセンサ56と、粉箱3を成形金型5のある位置まで移動させるアクチュエータ4と、前記除電イオン発生装置58と、前記アクチュエータ4の動作を制御する制御装置59を設け、前記制御装置59は、前記センサ56の検出値に基づいて、前記除電イオン発生装置58を制御して金属粉末20の電荷をある一定の値に設定するとともに、前記制御装置59は、前記電荷が一定の値になった場合において、前記アクチュエータ4を動作させ、粉箱3を成形金型5のある位置まで移動させる構成とするものである。
この構成においては、前記制御装置59により、前記除電イオン発生装置58を起動して除電イオン発生電極57・57から除電イオンを発生させることにより、金属粉末20の電荷を除電し、金属粉末20の電荷をある一定の値に設定する。この場合、前記制御装置59は、センサ56の検出値に基づいて電荷を検知する。このセンサ56は、接触型、又は非接触型のいずれであってもよく、特に具体的な構成については限定されない。
そして、前記制御装置59は、金属粉末20の電荷が所定の電荷、つまり、予め定められたある電荷値となり安定したら、前記アクチュエータ4を動作させ、粉箱3を成形金型5のある位置まで移動させ、これにより、ある一定の電荷とされた金属粉末が金型内空間5a内へと充填される。
そして、以上のようにして粉箱3内の金属粉末の電荷をある一定の値に設定することによれば、成形金型5の金型内空間5a内に充填される金属粉末の充填量(密度)の均一化を図ることができ、製造される金属粉末成形体6の重量の均一化が図られ、ひいては、粉末冶金製造品の重量の均一化を図ることができる。
金属粉末成形体の製造装置の構成例について示す図。 実施例1の製造方法におけるプロセスについて示す図。 実施例1の装置構成例について示す図。 実施例2の装置構成例について示す図。 実施例3の装置構成例について示す図。 実施例4の装置構成例について示す図。 実施例5の装置構成例について示す図。 実施例6の装置構成例について示す図。 実施例7の製造方法におけるプロセスについて示す図。 実施例7の装置構成例について示す図。 実施例8の装置構成例について示す図。 実施例9の装置構成例について示す図。 実施例10の装置構成例について示す図。 金属粉末の電荷と密度の関係を調べた実験結果について示す図。
符号の説明
1 ホッパー
2 電荷調整装置
3 粉箱
4 アクチュエータ
5c 上側成形パンチ
5b 下側成形パンチ
5 成形金型
5a 金型内空間

Claims (13)

  1. 金属粉末を貯蔵するホッパーと、
    前記ホッパーから送出される金属粉末を収容する粉箱と、
    前記粉箱内の金属粉末が充填される成形金型と、
    前記粉箱を前記成形金型の位置まで移動させるアクチュエータと、
    前記成形金型内に充填される金属粉末の電荷をある一定の値に設定する電荷調整装置と、
    を具備する粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置。
  2. ホッパー内の金属粉末を送出する第一工程と、
    送出された金属粉末に所定の電荷を付与して金属粉末の電荷をある一定の値に設定する第二工程と、
    成形金型に金属粉末を充填する第三工程と、
    前記成形金型に充填された金属粉末に圧力を加えて金属粉末成形体を成形する第四工程と、
    を有する粉末冶金における金属粉末成形体の製造方法。
  3. 金属粉末を貯蔵するホッパーと、
    前記ホッパーから送出される金属粉末を収容する粉箱と、
    前記粉箱内の金属粉末が充填される成形金型と、
    前記粉箱を前記成形金型の位置まで移動させるアクチュエータと、
    を具備する粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置であって、
    前記ホッパーの金属粉末送出シュートと、前記粉箱の金属粉末受入シュートとの間に、
    前記金属粉末送出シュートから送出される金属粉末が、前記金属粉末受入シュートに着地するまでに、上下方向に所定の距離だけ移動することとなる筒型のガイド体が設けられる、粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置。
  4. 前記ガイド体に、移動する金属粉末が通過可能な網目を有する網体を設けた、
    ことを特徴とする、請求項3に記載の粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置。
  5. 金属粉末を貯蔵するホッパーと、
    前記ホッパーから送出される金属粉末を収容する粉箱と、
    前記粉箱内の金属粉末が充填される成形金型と、
    前記粉箱を前記成形金型の位置まで移動させるアクチュエータと、
    前記ホッパーと粉箱の間に介設され、前記ホッパーから送出される金属粉末が投入される容器と、
    前記容器を上下方向、及び左右方向のいずれか一方、又は両方に振動させるためのアクチュエータと、
    前記容器の下部開口部を開放するための開閉蓋と、
    前記開閉蓋を動作させるためのアクチュエータと、
    前記容器を振動させるアクチュエータ、及び、前記開閉蓋を動作させるためのアクチュエータを制御する制御装置と、を具備する粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置。
  6. 金属粉末を貯蔵するホッパーと、
    前記ホッパーから送出される金属粉末を収容する粉箱と、
    前記粉箱内の金属粉末が充填される成形金型と、
    前記粉箱を前記成形金型の位置まで移動させるアクチュエータと、
    前記ホッパーと粉箱の間に介設され、前記ホッパーから送出される金属粉末が投入される容器と、
    前記容器内に設けられる電極と、
    前記電極に電荷を供給する電荷供給装置と、
    前記容器内に設けられるアース線と、
    前記アース線の接地点に対する接続の入/切を制御するスイッチと、
    前記容器の下部開口部を開放するための開閉蓋と、
    前記開閉蓋を動作させるためのアクチュエータと、
    前記電荷供給装置、前記スイッチ、及び前記開閉蓋を動作させるためのアクチュエータを制御する制御装置と、を具備する粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置。
  7. 金属粉末を貯蔵するホッパーと、
    前記ホッパーから送出される金属粉末を収容する粉箱と、
    前記粉箱内の金属粉末が充填される成形金型と、
    前記粉箱を前記成形金型の位置まで移動させるアクチュエータと、
    を具備する粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置であって、
    前記アクチュエータにて、前記粉箱を振動させることにより、粉箱内の金属粉末に摩擦による電荷を付与し、金属粉末の電荷をある一定の値に設定する構成とする、粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置。
  8. 金属粉末を貯蔵するホッパーと、
    前記ホッパーから送出される金属粉末を収容する粉箱と、
    前記粉箱内の金属粉末が充填される成形金型と、
    前記粉箱を前記成形金型の位置まで移動させるアクチュエータと、
    前記粉箱内に設けられる電極と、
    前記電極に電荷を供給する電荷供給装置と、
    前記粉箱内に設けられるアース線と、
    前記アース線の接地点に対する接続の入/切を制御するスイッチと、
    前記粉箱内の金属粉末の電荷を検出するセンサと、
    前記電荷供給装置、スイッチを制御する制御装置と、
    を具備し、前記制御装置は、前記センサの検出値に基づいて、前記電荷供給装置及び、前記スイッチの入り切りを制御して金属粉末の電荷をある一定の値に設定するとともに、
    前記制御装置は、前記電荷が一定の値になった場合において、前記アクチュエータを動作させ、前記粉箱を前記成形金型のある位置まで移動させる構成とする、
    粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置。
  9. ホッパー内の金属粉末を送出する第一工程と、
    送出された金属粉末の電荷を低減して金属粉末の電荷をある一定の値に設定する第二工程と、
    成形金型に金属粉末を充填する第三工程と、
    前記成形金型に充填された金属粉末に圧力を加えて金属粉末成形体を成形する第四工程と、
    を有する粉末冶金における金属粉末成形体の製造方法。
  10. 金属粉末を貯蔵するホッパーと、
    前記ホッパーから送出される金属粉末を収容する粉箱と、
    前記粉箱内の金属粉末が充填される成形金型と、
    前記粉箱を前記成形金型の位置まで移動させるアクチュエータと、
    を具備する粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置であって、
    前記ホッパーの金属粉末送出シュートと、前記粉箱の金属粉末受入シュートとの間に、前記金属粉末送出シュートから送出される金属粉末に向けて除電イオンを放出させる除電イオン放出装置が設けられる、粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置。
  11. 金属粉末を貯蔵するホッパーと、
    前記ホッパーから送出される金属粉末を収容する粉箱と、
    前記粉箱内の金属粉末が充填される成形金型と、
    前記粉箱を前記成形金型の位置まで移動させるアクチュエータと、
    を具備する粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置であって、
    前記ホッパーの金属粉末送出シュートと、前記粉箱の金属粉末受入シュートとの間に、前記金属粉末送出シュートから送出される金属粉末に除電剤を添加する除電剤添加装置が設けられる、粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置。
  12. 金属粉末を貯蔵するホッパーと、
    前記ホッパーから送出される金属粉末を収容する粉箱と、
    前記粉箱内の金属粉末が充填される成形金型と、
    前記粉箱を前記成形金型の位置まで移動させるアクチュエータと、
    前記粉箱内に設けられるアース線と、
    前記アース線の接地点に対する接続の入/切を制御するスイッチと、
    前記粉箱内の金属粉末の電荷を検出するセンサと、
    前記スイッチ、及び、前記アクチュエータの動作を制御する制御装置を具備し、
    前記制御装置は、前記センサの検出値に基づいて、前記スイッチの入り切りを制御して金属粉末の電荷をある一定の値に設定するとともに、
    前記制御装置は、前記電荷が一定の値になった場合において、前記アクチュエータを動作させ、前記粉箱を前記成形金型のある位置まで移動させる構成とする、粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置。
  13. 金属粉末を貯蔵するホッパーと、
    前記ホッパーから送出される金属粉末を収容する粉箱と、
    前記粉箱内の金属粉末が充填される成形金型と、
    前記粉箱を前記成形金型の位置まで移動させるアクチュエータと、
    前記粉箱内に設けられる除電イオン発生電極と、
    前記除電イオン発生電極に除電イオンを供給する除電イオン発生装置と、
    前記粉箱内の金属粉末の電荷を検出するセンサと、
    前記除電イオン発生装置と、前記アクチュエータの動作を制御する制御装置と、を具備し、
    前記制御装置は、前記センサの検出値に基づいて、前記除電イオン発生装置を制御して金属粉末の電荷をある一定の値に設定するとともに、前記制御装置は、前記電荷が一定の値になった場合において、前記アクチュエータを動作させ、前記粉箱を前記成形金型のある位置まで移動させる構成とする、粉末冶金における金属粉末成形体の製造装置。
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