JP2006291166A - 熱可塑性エラストマー組成物の製造方法、および発泡された熱可塑性エラストマー組成物の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(A)エチレン単位と炭素原子数3〜10のα−オレフィン単位とを含む、JIS K−6253のA硬度が98以下のエチレン−α−オレフィンランダム共重合体ゴム100重量部と、(C)鉱物油軟化剤5〜150重量部と、(D)架橋剤0.01〜20重量部と、特定の(E1)第1のプロピレン重合体成分(E2)第2のプロピレン重合体成分を含有し、極限粘度が0.5〜4dl/gであって分子量分布が1〜10の(E)ポリプロピレン樹脂5〜130重量部とを動的に加熱する工程からなる熱可塑性エラストマー組成物の製造方法。
【選択図】なし
Description
(E1)少なくともプロピレン単位50〜100重量%と、エチレン単位および/または炭素原子数4〜12のα−オレフィン単位0〜50重量%とを含む、極限粘度5〜10dl/gの第1のプロピレン重合体成分(これらモノマー単位の合計を100重量%とする);
(E2)少なくともプロピレン単位50〜100重量%と、エチレン単位および/または炭素原子数4〜12のα−オレフィン単位0〜50重量%とを含む、極限粘度が0.5〜4dl/gの第2のプロピレン重合体成分(これらモノマー単位の合計を100重量%とする)。
この製造方法を以下、「製造方法−1」と言う。
(1)少なくとも、(A)少なくともエチレン単位と炭素原子数3〜10のα−オレフィン単位とを含む、JIS K−6253のA硬度が98以下のエチレン−α−オレフィンランダム共重合体ゴム100重量部と、(C)鉱物油軟化剤5〜150重量部と、(D)架橋剤0.01〜20重量部と、以下の(E1)第1のプロピレン重合体成分0.05〜25重量%および(E2)第2のプロピレン重合体成分75〜99.95重量%を含有し(両者の合計を100重量%とする)、極限粘度が0.5〜4dl/gであって分子量分布が1〜10の(E)ポリプロピレン樹脂5〜130重量部とを動的に加熱し、熱可塑性エラストマー組成物を製造する工程;
(E1)少なくともプロピレン単位50〜100重量%と、エチレン単位および/または炭素原子数4〜12のα−オレフィン単位0〜50重量%とを含む、極限粘度5〜10dl/gの第1のプロピレン重合体成分(これらモノマー単位の合計を100重量%とする)、
(E2)少なくともプロピレン単位50〜100重量%と、エチレン単位および/または炭素原子数4〜12のα−オレフィン単位0〜50重量%とを含む、極限粘度が0.5〜4dl/gの第2のプロピレン重合体成分(これらモノマー単位の合計を100重量%とする)、
(2)少なくとも、該熱可塑性エラストマー組成物と、成分(F)発泡剤0.5〜20重量部とを溶融混練する工程。
この製造方法を以下、「製造方法−2」と言う。
(1)少なくとも、(A)少なくともエチレン単位と炭素原子数3〜10のα−オレフィン単位とを含む、JIS K−6253のA硬度が98以下のエチレン−α−オレフィンランダム共重合体ゴム100重量部と、(B)プロピレン単位を50〜100重量%含有する、プロピレンの単独重合体、またはプロピレンと、エチレン及び/又は炭素数4〜10のα−オレフィンとのランダム共重合体もしくはブロック共重合体5〜130重量部と(これらモノマー単位の合計を100重量%とする)、(C)鉱物油軟化剤5〜150重量部と、成分(D)架橋剤0.01〜20重量部とを動的に加熱して、中間生成物を製造する工程;
(2)少なくとも、該中間生成物と、以下の成分(E1)第1のプロピレン重合体成分0.05〜25重量%および成分(E2)第2のプロピレン重合体成分75〜99.95重量%を含有し(両者の合計を100重量%とする)、極限粘度が0.5〜4dl/gであって分子量分布が1〜10の成分(E)ポリプロピレン樹脂1〜50重量部とを溶融混練する工程;
(E1)少なくともプロピレン単位50〜100重量%と、エチレン単位および/または炭素原子数4〜12のα−オレフィン単位0〜50重量%とを含む、極限粘度5〜10dl/gの第1のプロピレン重合体成分(これらモノマー単位の合計を100重量%とする)、
(E2)少なくともプロピレン単位50〜100重量%と、エチレン単位および/または炭素原子数4〜12のα−オレフィン単位0〜50重量%とを含む、極限粘度が0.5〜4dl/gの第2のプロピレン重合体成分(これらモノマー単位の合計を100重量%とする)。
この製造方法を以下、「製造方法−3」と言う。
(1)少なくとも、(A)少なくともエチレン単位と炭素原子数3〜10のα−オレフィン単位とを含む、JIS K−6253のA硬度が98以下のエチレン−α−オレフィンランダム共重合体ゴム100重量部と、(B)プロピレン単位を50〜100重量%含有する、プロピレンの単独重合体、またはプロピレンと、エチレン及び/又は炭素数4〜10のα−オレフィンとのランダム共重合体もしくはブロック共重合体5〜130重量部と(これらモノマー単位の合計を100重量%とする)、(C)鉱物油軟化剤5〜150重量部と、(D)架橋剤0.01〜20重量部とを動的に加熱して、中間生成物を製造する工程;
(2)少なくとも、該中間生成物と、以下の(E1)第1のプロピレン重合体成分0.05〜25重量%および(E2)第2のプロピレン重合体成分75〜99.95重量%を含有し(両者の合計を100重量%とする)、極限粘度が0.5〜4dl/gであって分子量分布が1〜10の(E)ポリプロピレン樹脂1〜50重量部とを溶融混練して、熱可塑性エラストマー組成物を製造する工程;
(E1)少なくともプロピレン単位50〜100重量%と、エチレン単位および/または炭素原子数4〜12のα−オレフィン単位0〜50重量%とを含む、極限粘度5〜10dl/gの第1のプロピレン重合体成分(これらモノマー単位の合計を100重量%とする)、
(E2)少なくともプロピレン単位50〜100重量%と、エチレン単位および/または炭素原子数4〜12のα−オレフィン単位0〜50重量%とを含む、極限粘度が0.5〜4dl/gの第2のプロピレン重合体成分(これらモノマー単位の合計を100重量%とする)、
(3)少なくとも、該熱可塑性エラストマー組成物と、(F)発泡剤0.5〜20重量部とを溶融混練する工程。
この製造方法を以下、「製造方法−4」と言う。
(1)プロピレンを単独重合し、ポリプロピレンを生成させる工程;
(2)該ポリプロピレンの存在下に、プロピレンとエチレンとを共重合させる工程。
式中、nは0〜10の整数;XおよびYはそれぞれ独立に水酸基、ハロゲン化アルキル基またはハロゲン原子であり;Rは炭素数1〜15の飽和炭化水素基である。該化合物は、置換フェノールとアルデヒドとをアルカリ触媒で縮重合させることによって製造することができる。
(1)成分(E1)0.05〜25重量%を製造する工程;
(2)成分(E1)の存在下に、成分(E2)75〜99.85重量%を製造する工程;
ただし、成分(E1)と成分(E2)との合計を100重量%とする。
製造方法−4の工程(1)
(i)エチレン単位の含有量が66.0重量%、プロピレン単位の含有量が30.0重量%、5−エチリデン−2−ノルボルネン単位の含有量が4.0重量%であるエチレン−プロピレン−5−エチリデン−2-ノルボルネン共重合体ゴム(成分(A)、これらモノマー単位の合計を100重量%とする)100重量部と、(ii)出光興産株式会社製の商品名がPW−380なる伸展油(成分(C))100重量部とからなる、住友化学株式会社製の商品名がエスプレン670Fでムーニー粘度(ML1+4100℃)が53なる油展ゴム200重量部と、住友化学株式会社製の商品名がノーブレンD101で230℃、荷重21.18Nで測定したメルトフローレートが0.7g/10分、極限粘度が3.0dl/gのプロピレンの単独重合体(成分(B))35.3重量部と、チバスペシャリティケミカルズ製の商品名がIrganox1010なるペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕(酸化防止剤)0.24重量部と、住友化学株式会社製の商品名がスミソーブ300なる2−(2−ヒドロキシ−3−t−ブチル−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール(耐光安定剤)0.47重量部と、チバスペシャリティケミカルズ製の商品名がTinuvin622なる1−(2−ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジノールとコハク酸ジメチルとの縮合物(耐光安定剤)0.47重量部と、精工化学株式会社製の商品名がハイクロスM−Pなるトリメチロールプロパントリメタクリレート(架橋助剤)0.71重量部とをバンバリーミキサーにより170〜200℃で10分間溶融混練して、混練物を製造した。該混練物をロールにて厚さ3mmのシートに加工し、次いで該シートをシートペレタイザーでペレットにした。
該中間生成物と、住友化学株式会社製の商品名がノーブレンEL80F1なる、(i)極限粘度7.9dl/gのプロピレンの単独重合体(成分(E1))10重量%と、(ii)極限粘度1.2dl/gのプロピレンの単独重合体(成分(E2))90重量%(成分(E1)と成分(E2)との合計を100重量%とする)とを含有するQ値(Mw/Mn)が3.8、極限粘度が=1.98dl/gのプロピレンの単独重合体(成分(E))12.5重量部とを、タンブラーミキサーにより室温にて10分間均一混合して、混合物を製造した。該混合物を、単軸押出機を用いて200±10℃で溶融混練し、熱可塑性エラストマー組成物を製造した。
該熱可塑性エラストマー組成物と、三協化成株式会社製の商品名がセルマイクMB2012であって、そのカタログにはOBSH系発泡剤マスターバッチと記載された発泡剤(成分(F))4.40重量部とをタンブラーミキサーにより室温にて10分間均一混合して、混合物を製造した。該混合物を、30mm径の押出機(シリンダ温度200℃、スクリュ回転数50rpm、ダイス温度190℃)で溶融混練して、発泡された熱可塑性エラストマー組成物のシート(幅25mm、厚さ1mm)を押出成形した。該組成物1kgが押出された時点における、ダイスの出口周辺に付着した重合体の量は54mgであり、該シートは優れた外観(目視)を有していた。表1に、主たる原料成分の種類と使用量(重量部)および評価結果をまとめた。
成分(E)の量を23.5重量部に変更したこと、成分(F)の量を4.21重量部に変更したこと以外は実施例1と同様に行った。結果を表1に示す。
成分(E)を、住友化学株式会社製の商品名がノーブレンD101なる極限粘度が3.0dl/gのプロピレンの単独重合体に変更したこと以外は実施例1と同様に行った。結果を表1に示す。
成分(E)12.5重量部を、住友化学株式会社製の商品名がノーブレンD101なる極限粘度が3.0dl/gのプロピレンの単独重合体23.5重量部に変更したこと、成分(F)の量を4.21重量部に変更したこと以外は実施例1と同様に行った。結果を表1に示す。
製造方法−3の工程(1)
実施例1の製造方法−4の工程(1)と同様に行い、中間生成物を製造した。
実施例1の製造方法−4の工程(2)と同様に行い、熱可塑性エラストマー組成物を製造した。
成分(E)を用いなかったこと以外は実施例3と同様に行った。結果を表2に示す。
製造方法−2の工程(1)
(i)エチレン単位の含有量が66.0重量%、プロピレン単位の含有量が30.0重量%、5−エチリデン−2−ノルボルネン単位の含有量が4.0重量%であるエチレン−プロピレン−5−エチリデン−2-ノルボルネン共重合体ゴム(成分(A)、これらモノマー単位の合計を100重量%とする)100重量部と、(ii)出光興産株式会社製の商品名がPW−380なる伸展油(成分(C))100重量部とからなる、住友化学株式会社製の商品名がエスプレン670Fでムーニー粘度(ML1+4100℃)が53なる油展ゴム200重量部と、住友化学株式会社製の商品名がノーブレンEL80F1なる、(i)極限粘度7.9dl/gのプロピレンの単独重合体(成分(E1))10重量%と、(ii)極限粘度1.2dl/gのプロピレンの単独重合体(成分(E2))90重量%(成分(E1)と成分(E2)との合計を100重量%とする)とを含有するQ値(Mw/Mn)が3.8、極限粘度が=1.98dl/gのプロピレンの単独重合体(成分(E))35.3重量部と、チバスペシャリティケミカルズ製の商品名がIrganox1010なるペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕(酸化防止剤)0.24重量部と、住友化学株式会社製の商品名がスミソーブ300なる2−(2−ヒドロキシ−3−t−ブチル−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール(耐光安定剤)0.47重量部と、チバスペシャリティケミカルズ製の商品名がTinuvin622なる1−(2−ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジノールとコハク酸ジメチルとの縮合物(耐光安定剤)0.47重量部と、住友化学株式会社製の商品名がスミファインBM(SumifineBM)なるN,N’−m−フェニレンビスマレイミド(架橋助剤)0.94重量部とをバンバリーミキサーにより170〜200℃で10分間溶融混練して、混練物を製造した。該混練物をロールにて厚さ3mmのシートに加工し、次いで該シートをシートペレタイザーでペレットにした。
該熱可塑性エラストマー組成物と、三協化成株式会社製の商品名がセルマイクMB3062であって、そのカタログには無機系発泡剤マスターバッチと記載された発泡剤(成分(F))4.42重量部とをタンブラーミキサーにより室温にて10分間均一混合して、混合物を製造した。該混合物を、30mm径の押出機(シリンダ温度200℃、スクリュ回転数50rpm、ダイス温度190℃)で溶融混練して、発泡された熱可塑性エラストマー組成物のシート(幅25mm、厚さ1mm)を押出成形した。該組成物1kgが押出された時点における、ダイスの出口周辺に付着した重合体の量は75mgであり、該シートは優れた外観(目視)を有していた。表3に、主たる原料成分の種類と使用量(重量部)および評価結果をまとめた。
成分(E)を、住友化学株式会社製の商品名がノーブレンH501Nで230℃、荷重21.18Nで測定したメルトフローレートが3.0g/10分、極限粘度が1.9dl/gのプロピレンの単独重合体に変更したこと以外は実施例4と同様に行った。結果を表3に示す。
製造方法−1の工程(1)
(i)エチレン単位の含有量が66.0重量%、プロピレン単位の含有量が30.0重量%、5−エチリデン−2−ノルボルネン単位の含有量が4.0重量%であるエチレン−プロピレン−5−エチリデン−2-ノルボルネン共重合体ゴム(成分(A)、これらモノマー単位の合計を100重量%とする)100重量部と、(ii)出光興産株式会社製の商品名がPW−380なる伸展油(成分(C))100重量部とからなる、住友化学株式会社製の商品名がエスプレン670Fでムーニー粘度(ML1+4100℃)が53なる油展ゴム200重量部と、住友化学株式会社製の商品名がノーブレンEL80F1なる、(i)極限粘度7.9dl/gのプロピレンの単独重合体(成分(E1))10重量%と、(ii)極限粘度1.2dl/gのプロピレンの単独重合体(成分(E2))90重量%(成分(E1)と成分(E2)との合計を100重量%とする)とを含有するQ値(Mw/Mn)が3.8、極限粘度が=1.98dl/gのプロピレンの単独重合体(成分(E))50.0重量部と、チバスペシャリティケミカルズ製の商品名がIrganox1010なるペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕(酸化防止剤)0.25重量部と、住友化学株式会社製の商品名がスミソーブ300なる2−(2−ヒドロキシ−3−t−ブチル−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール(耐光安定剤)0.50重量部と、チバスペシャリティケミカルズ製の商品名がTinuvin622なる1−(2−ヒドロキシエチル)−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジノールとコハク酸ジメチルとの縮合物(耐光安定剤)0.50重量部と、住友化学株式会社製の商品名がスミファインBMなるN,N’−m−フェニレンビスマレイミド(架橋助剤)1.0重量部とをバンバリーミキサーにより170〜200℃で10分間溶融混練して、混練物を製造した。該混練物をロールにて厚さ3mmのシートに加工し、次いで該シートをシートペレタイザーでペレットにした。
成分(E)を、住友化学株式会社製の商品名がノーブレンD101なる極限粘度が3.0dl/gのプロピレンの単独重合体に変更したこと以外は実施例5と同様に行った。結果を表4に示す。
Claims (10)
- 少なくとも、(A)少なくともエチレン単位と炭素原子数3〜10のα−オレフィン単位とを含む、JIS K−6253のA硬度が98以下のエチレン−α−オレフィンランダム共重合体ゴム100重量部と、(C)鉱物油軟化剤5〜150重量部と、(D)架橋剤0.01〜20重量部と、以下の(E1)第1のプロピレン重合体成分0.05〜25重量%および(E2)第2のプロピレン重合体成分75〜99.95重量%を含有し(両者の合計を100重量%とする)、極限粘度が0.5〜4dl/gであって分子量分布が1〜10の(E)ポリプロピレン樹脂5〜130重量部とを動的に加熱する工程からなる熱可塑性エラストマー組成物の製造方法:
(E1)少なくともプロピレン単位50〜100重量%と、エチレン単位および/または炭素原子数4〜12のα−オレフィン単位0〜50重量%とを含む、極限粘度5〜10dl/gの第1のプロピレン重合体成分(これらモノマー単位の合計を100重量%とする);
(E2)少なくともプロピレン単位50〜100重量%と、エチレン単位および/または炭素原子数4〜12のα−オレフィン単位0〜50重量%とを含む、極限粘度が0.5〜4dl/gの第2のプロピレン重合体成分(これらモノマー単位の合計を100重量%とする)。 - 以下の工程からなる発泡された熱可塑性エラストマー組成物の製造方法:
(1)少なくとも、(A)少なくともエチレン単位と炭素原子数3〜10のα−オレフィン単位とを含む、JIS K−6253のA硬度が98以下のエチレン−α−オレフィンランダム共重合体ゴム100重量部と、(C)鉱物油軟化剤5〜150重量部と、(D)架橋剤0.01〜20重量部と、以下の(E1)第1のプロピレン重合体成分0.05〜25重量%および(E2)第2のプロピレン重合体成分75〜99.95重量%を含有し(両者の合計を100重量%とする)、極限粘度が0.5〜4dl/gであって分子量分布が1〜10の(E)ポリプロピレン樹脂5〜130重量部とを動的に加熱し、熱可塑性エラストマー組成物を製造する工程;
(E1)少なくともプロピレン単位50〜100重量%と、エチレン単位および/または炭素原子数4〜12のα−オレフィン単位0〜50重量%とを含む、極限粘度5〜10dl/gの第1のプロピレン重合体成分(これらモノマー単位の合計を100重量%とする)、
(E2)少なくともプロピレン単位50〜100重量%と、エチレン単位および/または炭素原子数4〜12のα−オレフィン単位0〜50重量%とを含む、極限粘度が0.5〜4dl/gの第2のプロピレン重合体成分(これらモノマー単位の合計を100重量%とする)、
(2)少なくとも、該熱可塑性エラストマー組成物と、成分(F)発泡剤0.5〜20重量部とを溶融混練する工程。 - 以下の工程からなる熱可塑性エラストマー組成物の製造方法:
(1)少なくとも、(A)少なくともエチレン単位と炭素原子数3〜10のα−オレフィン単位とを含む、JIS K−6253のA硬度が98以下のエチレン−α−オレフィンランダム共重合体ゴム100重量部と、(B)プロピレン単位を50〜100重量%含有する、プロピレンの単独重合体、またはプロピレンと、エチレン及び/又は炭素数4〜10のα−オレフィンとのランダム共重合体もしくはブロック共重合体5〜130重量部と(これらモノマー単位の合計を100重量%とする)、(C)鉱物油軟化剤5〜150重量部と、成分(D)架橋剤0.01〜20重量部とを動的に加熱して、中間生成物を製造する工程;
(2)少なくとも、該中間生成物と、以下の成分(E1)第1のプロピレン重合体成分0.05〜25重量%および成分(E2)第2のプロピレン重合体成分75〜99.95重量%を含有し(両者の合計を100重量%とする)、極限粘度が0.5〜4dl/gであって分子量分布が1〜10の成分(E)ポリプロピレン樹脂1〜50重量部とを溶融混練する工程;
(E1)少なくともプロピレン単位50〜100重量%と、エチレン単位および/または炭素原子数4〜12のα−オレフィン単位0〜50重量%とを含む、極限粘度5〜10dl/gの第1のプロピレン重合体成分(これらモノマー単位の合計を100重量%とする)、
(E2)少なくともプロピレン単位50〜100重量%と、エチレン単位および/または炭素原子数4〜12のα−オレフィン単位0〜50重量%とを含む、極限粘度が0.5〜4dl/gの第2のプロピレン重合体成分(これらモノマー単位の合計を100重量%とする)。 - 以下の工程からなる発泡された熱可塑性エラストマー組成物の製造方法:
(1)少なくとも、(A)少なくともエチレン単位と炭素原子数3〜10のα−オレフィン単位とを含む、JIS K−6253のA硬度が98以下のエチレン−α−オレフィンランダム共重合体ゴム100重量部と、(B)プロピレン単位を50〜100重量%含有する、プロピレンの単独重合体、またはプロピレンと、エチレン及び/又は炭素数4〜10のα−オレフィンとのランダム共重合体もしくはブロック共重合体5〜130重量部と(これらモノマー単位の合計を100重量%とする)、(C)鉱物油軟化剤5〜150重量部と、(D)架橋剤0.01〜20重量部とを動的に加熱して、中間生成物を製造する工程;
(2)少なくとも、該中間生成物と、以下の(E1)第1のプロピレン重合体成分0.05〜25重量%および(E2)第2のプロピレン重合体成分75〜99.95重量%を含有し(両者の合計を100重量%とする)、極限粘度が0.5〜4dl/gであって分子量分布が1〜10の(E)ポリプロピレン樹脂1〜50重量部とを溶融混練して、熱可塑性エラストマー組成物を製造する工程;
(E1)少なくともプロピレン単位50〜100重量%と、エチレン単位および/または炭素原子数4〜12のα−オレフィン単位0〜50重量%とを含む、極限粘度5〜10dl/gの第1のプロピレン重合体成分(これらモノマー単位の合計を100重量%とする)、
(E2)少なくともプロピレン単位50〜100重量%と、エチレン単位および/または炭素原子数4〜12のα−オレフィン単位0〜50重量%とを含む、極限粘度が0.5〜4dl/gの第2のプロピレン重合体成分(これらモノマー単位の合計を100重量%とする)、
(3)少なくとも、該熱可塑性エラストマー組成物と、(F)発泡剤0.5〜20重量部とを溶融混練する工程。 - 成分(A)が、エチレン−プロピレン共重合体またはエチレン−プロピレン−5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体である請求項1〜4のうちの一の請求項に記載の熱可塑性エラストマー組成物の製造方法。
- 成分(C)がパラフィンオイルである請求項1〜4のうちの一の請求項に記載の熱可塑性エラストマー組成物の製造方法。
- 成分(D)が有機過酸化物である請求項1〜4のうちの一の請求項に記載の熱可塑性エラストマー組成物の製造方法。
- 成分(E)が、成分(E1)を製造する第一工程と、成分(E1)の存在下に成分(E2)を製造する第二工程を含む製造方法によって製造される請求項1〜4のうちの一の請求項に記載の熱可塑性エラストマー組成物の製造方法。
- 成分(E1)および成分(E2)が、プロピレンの単独重合体である請求項1〜4のうちの一の請求項に記載の熱可塑性エラストマー組成物の製造方法。
- 成分(B)が、プロピレンの単独重合体、エチレン−プロピレン共重合体またはプロピレン−1−ブテン共重合体である請求項3または請求項4記載の熱可塑性エラストマー組成物の製造方法。
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