JP2006290752A - 飛翔害虫防除用エアゾール剤 - Google Patents

飛翔害虫防除用エアゾール剤 Download PDF

Info

Publication number
JP2006290752A
JP2006290752A JP2005110379A JP2005110379A JP2006290752A JP 2006290752 A JP2006290752 A JP 2006290752A JP 2005110379 A JP2005110379 A JP 2005110379A JP 2005110379 A JP2005110379 A JP 2005110379A JP 2006290752 A JP2006290752 A JP 2006290752A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aerosol
flying insect
moth
phthalthrin
cyphenothrin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005110379A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Teramae
寺前朋浩
Masato Mizutani
水谷理人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumika Life Tech Co Ltd
Original Assignee
Sumika Life Tech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumika Life Tech Co Ltd filed Critical Sumika Life Tech Co Ltd
Priority to JP2005110379A priority Critical patent/JP2006290752A/ja
Publication of JP2006290752A publication Critical patent/JP2006290752A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

【課題】蛾等の鱗翅目飛翔害虫に対し速やかにノックダウン活性を示し、確実に致死に至らしめる優れた効果を示すエアゾールを作りあげること。
【解決手段】有効成分フタルスリン および シフェノトリン 、溶剤、及び噴射剤からなるエアゾールを処理することにより、蛾等の鱗翅目飛翔害虫を速やかに駆除でき、また壁面等への処理により、蛾等の鱗翅目飛翔害虫が壁面等に止まることを防ぐことができ、快適な生活空間を得ることが出来るようになった。
【選択図】なし

Description

本発明は、飛翔害虫、特に蛾等の鱗翅目害虫の駆除用エアゾールに関するものである。
飛翔害虫の駆除を標榜しているエアゾールは多く知られているが、ヨトウ蛾等の鱗翅目害虫に十分な効力を有するものは知られていない。また、壁面に噴霧処理した場合の害虫忌避活性においても持続性面で効力不十分であった。
本発明の目的は、飛翔害虫、特に蛾等の鱗翅目害虫に対し優れた害虫防除効果を示すエアゾール剤を提供することである。
前記目的を果たすべく鋭意検討した結果、有効成分フタルスリン および シフェノトリン 、溶剤、及び噴射剤からなる、蛾等の鱗翅目飛翔害虫に対し優れた効果を示すエアゾールを完成した。
有効成分フタルスリン および シフェノトリン 、溶剤、及び噴射剤からなるエアゾールを処理することにより、蛾等の鱗翅目飛翔害虫を速やかに駆除でき、また壁面等への処理により、蛾等の鱗翅目飛翔害虫が壁面等に止まることを防ぐことができ、快適な生活空間を得ることが出来るようになった。
本発明のエアゾールに使用される有効成分フタルスリン および シフェノトリンの量は、ともにエアゾール中0.002〜3重量%、好ましくは0.05〜2重量%である。
前記フタルスリン および シフェノトリンを、ケロシンなどの油性溶剤に溶かして、エアゾール原液を作成し、液化石油ガス、ジメチルエーテル、圧縮ガス、窒素ガス等の噴射剤を加えながら充填することで油性エアゾールを作成することができる。一方、油性溶剤の量を減らし、界面活性剤と水を加えた原液に上記噴射剤を加えながら充填することで水性エアゾールを作成することも出来る。
本発明のエアゾールでの、エアゾール原液と噴射剤との混合容積比は、5:1〜1:5の間で任意に設定できるが、好ましくは4:1〜1:4である。
本発明に使用されるエアゾールを構成する容器の材質は、通常のエアゾールで使用されるブリキ缶、アルミ缶を用いるのが好ましいが、ガラス缶、プラスチック缶を用いてもよい。
また本発明のエアゾールには有効成分であるフタルスリン および シフェノトリンに加えて他のピレスロイド系殺虫剤、忌避剤、昆虫成長調整剤、抗幼虫ホルモン剤、殺ダニ剤、殺蟻剤等のいわゆる害虫に対して殺虫、忌避効果を有するものを目的や必要に応じて加えることができる。
そして本発明のエアゾールには害虫防除および殺ダニ成分以外の殺菌剤、防黴剤、消臭剤、芳香剤、香料、植物精油等なども配合できる。
本発明において用いられる油性溶媒としては一般のエアゾール剤で用いられているケロシン、1号灯油成分等の脂肪族炭化水素類;キシレン、トルエン当の芳香族炭化水素類、エタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコール等のアルコール類が挙げられるが、無臭のケロシン、1号灯油を用いるのが望ましい。
本発明の飛翔害虫防除用エアゾール噴射剤としては従来のエアゾール剤で用いられている液化石油ガス、ジメチルエーテル、窒素ガス、ブタン等が挙げられる。
本発明の防除対象は屋内外に生息する飛翔性害虫であり、具体的には
ニカメイガ(ニカメイチュウ)、コブノメイガ、ノシメコクガ等のメイガ類、ハスモンヨトウ、アワヨトウ、ヨトウガ等のヨトウ類、モンシロチョウ等のシロチョウ類、コカクモンハマキ等のハマキガ類、シンクイガ類、ハモグリガ類、ホソガ類、キバガ類、ドクガ類、ウワバ類、カブラヤガ、タマナヤガ等のアグロティス属害虫(Agrothis spp.)、ヘリオティス属害虫 (Heliothis spp.) 、コナガ、イガ、コイガ等の鱗翅目害虫が挙げられる。
以後実施例を用いて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明が本実施例に限定される訳ではない。
(製剤例1)
フタルスリン 50mgおよび シフェノトリン 50mgを1号灯油132gに溶解させてエアゾール原液を作成した。このエアゾール原液と液化石油ガス137gを420ml容量のエアゾール缶に充填し、製剤例1のエアゾールを作製した。
(比較例1)
フタルスリン 50mgおよび シフェノトリン 50mgの代わりに、フタルスリン 100mgを加える以外は製剤例1と同様にして、比較例1のエアゾールを作製した。
(比較例2)
フタルスリン 50mgおよび シフェノトリン 50mgの代わりに、シフェノトリン 100mgを加える以外は製剤例1と同様にして、比較例2のエアゾールを作製した。
(試験例1)
2m×2m×2mの小部屋の中にコナガを50頭放し、供試エアゾールを2秒噴霧して、経時的にノックダウン虫数を数え、KT50値を求めた。
対照として、比較例1、比較例2とともに市販剤(有効成分:ピレトリン)についても同じ試験を行った。
結果を表1に示した。
Figure 2006290752
シフェノトリン単独の製剤(比較例2)に比べ、フタルスリン と混合することによって、即効性が増し、また市販剤よりも即効性に優れた。
(試験例2)
建物の外壁に供試エアゾールを噴霧(3秒/m)し、噴霧直後及び3日後にハスモンヨトウ10頭を強制的に留まらせ、5分後にその位置に留まっているかを調べた。
結果を表2に示す。
Figure 2006290752
いずれの製剤も処理直後は100%蛾を忌避したが、3日後にはフタルスリン単独の製剤(比較例1)及び市販品は蛾が壁面から移動する率が下がり、忌避効果が低下していた。それに対して、フタルスリンとシフェノトリンとを混合した製剤例1では3日後も高い忌避活性を維持していた。

Claims (2)

  1. フタルスリン および シフェノトリンを含む蛾等の鱗翅目害虫防除用エアゾール剤
  2. 請求項1記載のエアゾール剤を噴霧することにより鱗翅目害虫を駆除する方法

JP2005110379A 2005-04-06 2005-04-06 飛翔害虫防除用エアゾール剤 Pending JP2006290752A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005110379A JP2006290752A (ja) 2005-04-06 2005-04-06 飛翔害虫防除用エアゾール剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005110379A JP2006290752A (ja) 2005-04-06 2005-04-06 飛翔害虫防除用エアゾール剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006290752A true JP2006290752A (ja) 2006-10-26

Family

ID=37411715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005110379A Pending JP2006290752A (ja) 2005-04-06 2005-04-06 飛翔害虫防除用エアゾール剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006290752A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5517122B2 (ja) 害虫、ダニ防除方法
JP5517496B2 (ja) 害虫防除方法
JP6490847B2 (ja) 害虫防除用エアゾール、及びこれを用いた害虫防除方法
JP6034658B2 (ja) 衣類害虫防除方法
EP2862441A1 (en) Vermin controlling agent
JP2014019674A (ja) 飛翔害虫防除方法
JP4554008B2 (ja) 蚊成虫の駆除方法
JP6681420B2 (ja) 蚊類防除用エアゾール、及びこれを用いた蚊類の防除方法
JP6086646B2 (ja) トコジラミの防除方法
JP2011236136A (ja) 衣料害虫の食害防止剤
JP5253191B2 (ja) ゴキブリ用エアゾール剤
JP4741780B2 (ja) 虫類捕獲用樹脂発泡エアゾール剤、その樹脂発泡エアゾール剤を用いた虫類の捕獲・殺虫方法
JPH07119162B2 (ja) 発泡エアゾール殺虫剤ならびにこれを用いた塗布方法
JP4703172B2 (ja) 屋外用一液性水性エアゾール剤
JP2000226302A (ja) 殺虫液剤組成物
JP2006290752A (ja) 飛翔害虫防除用エアゾール剤
JP2008169164A (ja) ピレスロイド系殺蚤剤の効力増強剤
JP2017071571A (ja) フタルスリンの殺虫効力増強剤
JP2010155809A (ja) 孵化阻害材
JP2006290754A (ja) 飛翔害虫防除用エアゾール剤
JP7230069B2 (ja) 蚊類防除用エアゾール、及び蚊類防除方法
JP4335475B2 (ja) 殺虫エアゾール剤の効力増強方法
JP7368817B2 (ja) ナメクジ駆除剤
JP2008094769A (ja) 飛翔害虫駆除用エアゾール殺虫剤
JP3726208B2 (ja) エアゾール組成物