JP2006289886A - タイヤ成形用金型の洗浄方法及び洗浄方法に実施する金型予熱装置 - Google Patents

タイヤ成形用金型の洗浄方法及び洗浄方法に実施する金型予熱装置 Download PDF

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明和 瀬古
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Abstract

【課題】タイヤ成形用金型の洗浄処理時間を短縮することが出来るタイヤ成形用金型の洗浄方法及び洗浄方法に実施する金型予熱装置を提供する。
【解決手段】予め、予熱して保温したタイヤ成形用金型をチャンバー内において放電されたプラズマと反応ガスとの化学反応により、表面の汚れをプラズマクリーニングする。予熱装置1は、ベースプレート3上に、タイヤ成形用金型Wの加熱手段4と、加熱手段4の温度コントロール装置5と、放射温度計等の温度センサー6とで構成され、前記ベースプレート3上には、前記加熱手段4、タイヤ成形用金型W、温度センサー6の一部を覆う保温カバー7が設けてある。
【選択図】図1

Description

この発明は、タイヤ成形用金型の洗浄方法及び洗浄方法に実施する金型予熱装置に係わり、更に詳しくは洗浄装置でプラズマクリーニングする処理時間を短縮することを可能としたタイヤ成形用金型の洗浄方法及び洗浄方法に実施する金型予熱装置に関するものである。
従来、使用後のタイヤ成形用金型を洗浄する方法として、タイヤ成形後の汚れた加硫金型をプラズマ発生装置を備えた真空処理槽にセットし、真空処理槽内を真空にした状態でプラズマを発生させながら放電されたプラズマと反応ガスとの化学反応により前記加硫金型の表面の汚れをクリーニングする加硫金型の洗浄方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、上記のような従来のプラズマクリーニング装置の真空処理槽は、加硫金型の処理スタート時は、放電されたプラズマは直ぐに活性化せず、プラズマが活性化するためには約30分程度の準備時間(予備時間)が必要となっていた。この要因として、本願発明等が種々の実験の結果、下記のような知見を得ることが出来た。
(a).真空処理槽内へ投入する加硫金型(セクターモールド)の温度が低いために、当初のプラズマエネルギーがセクターモールドを昇温に消費されていまう事。
(b).真空処理槽内へのセクターモールドの入れ換えのために真空処理槽の扉を開閉するため、真空状態にあった真空処理槽内が一旦大気圧に戻ってしまうため、再度プラズマが活性化する真空度に到達し、安定化するのには時間がかかる事。
(c).プラズマクリーニングする加硫金型(セクターモールド)の状態も影響し、湿気を含んでいるような場合には、真空度を上げるのに時間を要する等、である。
このようなことから、タイヤ成形用金型の洗浄作業を短時間に、効率良く行うことが難しいと言う問題があった。
この発明はかかる従来の問題点に着目し、洗浄装置でプラズマクリーニングするタイヤ成形用金型の洗浄処理時間を短縮することが出来るタイヤ成形用金型の洗浄方法及び洗浄方法に実施する金型予熱装置を提供することを目的とするものである。
この発明は上記目的を達成するため、この発明のタイヤ成形用金型の洗浄方法は、予め洗浄を目的とするタイヤ成形用金型を予熱装置により一定温度に加温・保持し、この加温・保温したタイヤ成形用金型を洗浄装置に搬送してチャンバー内に収容し、このチャンバー内において放電されたプラズマと反応ガスとの化学反応により前記タイヤ成形用金型の表面の汚れをプラズマクリーニングすることを要旨とするものである。
ここで、前記予熱装置では、予めタイヤ成形用金型を100°C〜160°Cに加温保持するものである。
また、この発明のタイヤ成形用金型の洗浄装置は、予めタイヤ成形用金型を一定温度に加温・保持する予熱装置と、該予熱装置で加温されたタイヤ成形用金型をチャンバー内に収容し、放電されたプラズマと反応ガスとの化学反応により前記タイヤ成形用金型の表面の汚れをプラズマクリーニングする洗浄装置とから成り、前記予熱装置を洗浄装置の近傍に設置したことを要旨とするものである。
ここで、前記予熱装置は、ベースプレート上に、タイヤ成形用金型の加熱手段と、加熱手段の温度コントロール装置と、温度センサーとで構成し、前記ベースプレート上の加熱手段と、この加熱手段上に設置するタイヤ成形用金型と、温度センサーの一部とを保温カバーにより覆った構成にするものである。
また、前記予熱装置を移動可能に構成し、前記予熱装置の加熱手段で、タイヤ成形用金型を100°C〜160°Cに加温・保持するものであり、更に前記加熱手段は、スチーム、ヒータ、赤外線ヒータから選ばれた一つを使用するものである。
このように構成することで、洗浄装置でプラズマクリーニングするタイヤ成形用金型の洗浄処理時間を短縮することが出来るものである。
この発明は、上記のように洗浄処理前のタイヤ成形用金型(セクターモールド)を所定温度に予熱させることで、タイヤ成形用金型の湿気を除去し、真空度を早期に安定させ、タイヤ成形用金型の温度を上げることによりプラズの活性化を促進させてタイヤ成形用金型の洗浄処理時間を短縮することが出来る効果がある。
以下、添付図面に基づき、この発明の実施形態を説明する。
図1は、タイヤ成形用金型の洗浄方法を実施するための金型の予熱装置1の概略構成図、図2はタイヤ成形用金型W(セクターモールド)の表面の汚れをプラズマクリーニングする洗浄装置2の概略構成図を示し、前記予熱装置1は、洗浄装置2の近傍または隣接する位置に設置されている。
前記図1に示す予熱装置1は、ベースプレート3上に、タイヤ成形用金型Wの加熱手段4と、加熱手段4の温度コントロール装置5と、放射温度計等の温度センサー6とで構成され、前記ベースプレート3上には、前記加熱手段4、タイヤ成形用金型W、温度センサー6の一部を覆う保温カバー7が設けてある。
前記予熱装置1の具体的な構成としては、図3〜図7に示すように、複数個の走行車輪8aを備えた台車8上に、複数のタイヤ成形用金型Wを載置するベースプレート3をそれぞれ設置し、このベースプレート3上には、図5〜図7に示すように、断熱部材3aを介して複数本の棒状のヒータ9を埋設した加熱手段4を構成するスチール製の加熱盤10が設置され、更に加熱盤10上には、タイヤ成形用金型Wを保持するための皿状に形成された支持プレート11が設置されている。
前記複数本の棒状のヒータ9は、タイヤ成形用金型Wを100°C〜160°Cに加温・保持するもので、ベースプレート3上に設置された温度コントロール装置5に接続され、発熱温度を任意にコントロールすることが出来るようになっている。
なお、加熱手段4を構成するヒータ9は、棒状のヒータに限定されず、スチームや赤外線ヒータを使用することも可能である。また、前記支持プレート11は、図8に示すように、タイヤ成形用金型Wの形状に対応して任意の支持プレート11aを使用することも可能である。
また、前記予熱装置1の近傍に設置された洗浄装置2は、図2に示すように開閉扉12aを備えた密閉箱状の洗浄処理槽12(チャンバー)内の上壁に、図示しない高周波電源(高周波発振器)に接続された板状電極13が鉛直向きに吊設され、この板状電極13の相対向する位置には、支持台14を介して分割された洗浄するためのタイヤ成形用金型W(セクターモールド)が設置されている。
次に、上記のような金型の予熱装置1と洗浄装置2とによりタイヤ成形用金型Wの洗浄方法について説明する。
この発明では、タイヤ成形用金型Wの洗浄処理時間を短縮する目的で、予め洗浄を目的とするタイヤ成形用金型Wを予熱装置1により一定温度(100°C〜160°C)に加温・保持し、この加温・保温したタイヤ成形用金型Wを洗浄装置2に搬送して所定の真空度に保持されている洗浄処理槽12(チャンバー)内に収容し、この洗浄処理槽12内において放電されたプラズマと反応ガスとの化学反応により前記タイヤ成形用金型Wの表面の汚れをプラズマクリーニングするものである。
即ち、タイヤ成形用金型Wを洗浄する場合には、洗浄を目的とするタイヤ成形用金型Wを予熱装置1の支持プレート11上に載置し、予熱装置1のヒータ9を温度コントロール装置5と放射温度計等の温度センサー6とによりコントロールしながら一定温度(100°C〜160°C)に加温・保持する。
そして、タイヤ成形用金型Wが所定温度に加温・保持されたら、予熱装置1を洗浄装置2に移動させ、加温・保持された状態にあるタイヤ成形用金型Wを洗浄装置2の洗浄処理槽12(チャンバー)内の支持台14に洗浄面が板状電極13と対面するようにセットする。このような状態で、従来と同様に、洗浄処理槽12内において板状電極13とタイヤ成形用金型Wの洗浄面との間で放電されたプラズマと反応ガスとの化学反応により、タイヤ成形用金型Wの表面の汚れをプラズマクリーニングするものである。
このように、洗浄処理前のタイヤ成形用金型W(セクターモールド)を所定温度に予熱させることで、タイヤ成形用金型Wの湿気を除去し、真空度を早期に安定させ、タイヤ成形用金型Wの温度を上げることによりプラズの活性化を促進させてタイヤ成形用金型Wの洗浄処理時間を短縮することが可能となる。
タイヤ成形用金型の洗浄方法を実施するための金型の予熱装置の概略構成図である。 洗浄装置の概略構成図である。 予熱装置の概略斜視図である。 予熱装置の概略正面図である。 予熱装置の平面図である。 図5のA−A矢視正面図である。 図5のB−B矢視断面図である。 予熱装置の支持プレートの他の実施形態を示す断面図である。
符号の説明
1 予熱装置 2 洗浄装置
3 ベースプレート 3a 断熱部材
4 加熱手段
5 温度コントロール装置 6 温度センサー
7 保温カバー 8 台車
8a 走行車輪 9 ヒータ
10 加熱盤 11 支持プレート
11a 支持プレート 12 洗浄処理槽(チャンバー)
12a 開閉扉 13 板状電極
14 支持台

Claims (8)

  1. 予め洗浄を目的とするタイヤ成形用金型を予熱装置により一定温度に加温・保持し、この加温・保温したタイヤ成形用金型を洗浄装置に搬送してチャンバー内に収容し、このチャンバー内において放電されたプラズマと反応ガスとの化学反応により前記タイヤ成形用金型の表面の汚れをプラズマクリーニングすることを特徴とするタイヤ成形用金型の洗浄方法。
  2. 前記予熱装置で、予めタイヤ成形用金型を100°C〜160°Cに加温保持する請求項1に記載のタイヤ成形用金型の洗浄方法。
  3. 予めタイヤ成形用金型を一定温度に加温・保持する予熱装置と、該予熱装置で加温されたタイヤ成形用金型をチャンバー内に収容し、放電されたプラズマと反応ガスとの化学反応により前記タイヤ成形用金型の表面の汚れをプラズマクリーニングする洗浄装置とから成り、前記予熱装置を洗浄装置の近傍に設置したことを特徴とするタイヤ成形用金型の洗浄方法に実施する金型予熱装置。
  4. 前記予熱装置は、ベースプレート上に、タイヤ成形用金型の加熱手段と、加熱手段の温度コントロール装置と、温度センサーとで構成した請求項3に記載のタイヤ成形用金型の洗浄方法に実施する金型予熱装置。
  5. 前記ベースプレート上の加熱手段と、この加熱手段上に設置するタイヤ成形用金型と、温度センサーの一部とを保温カバーにより覆った請求項4に記載のタイヤ成形用金型の洗浄方法に実施する金型予熱装置。
  6. 前記予熱装置を移動可能に構成した請求項3,4または5に記載のタイヤ成形用金型の洗浄方法に実施する金型予熱装置。
  7. 前記予熱装置の加熱手段で、タイヤ成形用金型を100°C〜160°Cに加温・保持する請求項4,5または6に記載のタイヤ成形用金型の洗浄方法に実施する金型予熱装置。
  8. 前記加熱手段が、スチーム、ヒータ、赤外線ヒータから選ばれた一つを使用する請求項4,5,6または7に記載のタイヤ成形用金型の洗浄方法に実施する金型予熱装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016087988A (ja) * 2014-11-07 2016-05-23 横浜ゴム株式会社 加硫用モールドの洗浄方法および洗浄支援治具
WO2019127061A1 (zh) * 2017-12-27 2019-07-04 山东豪迈机械科技股份有限公司 清洗轮胎模具的设备

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