JP2006288818A - 浴室システム - Google Patents

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Kenji Okuno
健治 奥野
Kiyotaka Takehara
清隆 竹原
Yoshihiko Tokunaga
吉彦 徳永
Takashi Nishiyama
高史 西山
Akira Baba
朗 馬場
Kenji Nakakita
賢二 中北
Shinpei Hibiya
新平 日比谷
Haruka Amanuma
はるか 天沼
Masaya Hanazono
正也 花園
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Abstract

【課題】予め設定された浴室環境の選択も不要で、且つ、浴室外の活動内容に合わせてユーザ自身が設定を変更しなくてもきめ細かな環境制御が行える浴室システムを提供する。
【解決手段】浴室コントローラ10は、浴室内に入室した人物を特定する個人認識部11と、この人物が入浴前に浴室外で行った活動内容を示す行動情報を取得する行動情報取得部19と、個々の人物毎に予め設定された浴室内の環境条件を記憶する記憶部13と、個人認識部11で特定された人物の環境条件を記憶部13から抽出するとともに、抽出した環境条件を行動情報取得部19が取得した行動情報に基づいて調整する浴室環境調整部12と、浴室環境調整部12で調整された環境条件に基づいて浴室内の環境を制御する制御信号を出力する浴室環境制御部14とを備え、コントローラ20が浴室環境制御部14から入力される制御信号に基づいて浴室内の環境を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、湯槽に入れた湯水の温度や湯量、或いは、浴室内の照明や空調などの浴室環境を制御する浴室システムに関するものである。
従来より、入浴者が設定した浴室内の環境条件を記憶する浴室環境記憶部と、入浴者を特定する個人認識部と、個人認識部で特定された入浴者の環境条件を浴室環境記憶部から抽出し、抽出した環境条件に基づいて浴室内の環境条件を制御する環境条件制御部とを備え、浴室内の環境条件を入浴者の好みに合わせて制御するようにした浴室システムが提供されている(例えば特許文献1参照)。
特開平8−228947号公報
上記構成の浴室ユニットでは、個々の人物毎に複数のモードが浴室環境記憶部に登録されており、各々のモードでは湯温や気泡の有無などの環境条件が設定されている。そして、入浴時にはユーザが何れかのモードを選択することで、予め設定された条件に浴室環境を制御することが可能であるが、モード選択が必要な上、モードの数も限定される。従って、浴室外での活動内容に合わせて、モードにないきめ細かな制御が行いたい場合には、その都度、モード設定を変更しなければならなかった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、予め設定された浴室環境の選択も不要で、且つ、浴室外での活動内容に合わせてユーザ自身が環境設定の変更を行わなくてもきめ細かな環境制御が行える浴室システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、浴室内の人物が入浴前に浴室外で行った活動内容を示す行動情報を取得する行動情報取得部と、浴室内の環境条件を記憶する浴室環境記憶部と、浴室環境記憶部から抽出した環境条件を行動情報取得部が取得した行動情報に基づいて調整する浴室環境調整部と、浴室環境調整部で調整された環境条件に基づいて浴室内の環境を制御する浴室環境制御部とを備えて成ることを特徴とする。
この発明によれば、浴室環境調整部が、浴室環境記憶部から抽出した環境条件を行動情報取得部が取得した行動情報に基づいて調整しており、浴室外での活動内容に合わせて浴室内の環境条件を自動的に調整しているので、入浴中の人物が環境条件を調整する手間を省くことができ、使い勝手を良くできる。
請求項2の発明は、浴室内に入室した人物を特定する個人認識部を備え、前記浴室環境記憶部に個々の人物に対応した環境条件を記憶させ、前記浴室環境調整部が、個人認識部で特定された人物の環境条件を浴室環境記憶部から抽出するとともに、抽出した環境条件を前記行動情報取得部が取得した行動情報に基づいて調整することを特徴とする請求項1記載の浴室システム。
この発明によれば、浴室環境調整部が、個人認識部で特定された人物の環境条件を浴室環境記憶部から抽出し、抽出した環境条件をこの人物の行動情報に基づいて調整しているので、個々の人物の趣向に合わせて設定された環境条件を、この人物の行動情報に合わせて調整することで、個々の人物の趣向や活動内容に合わせて環境条件をきめ細かく設定することが出来る。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、浴室環境記憶部が、浴室環境調整部で調整された過去の環境条件と、対応する行動情報とを関連付けた履歴情報を個々の人物毎に記憶しており、浴室環境調整部が、個人認識部で特定された人物の履歴情報を浴室環境記憶部から抽出するとともに、抽出した履歴情報をもとに行動情報取得部の取得した行動情報に対応する環境条件を選択することによって環境条件を決定することを特徴とする。
この発明によれば、浴室環境記憶部に、過去の環境条件と対応する行動情報とを関連づけた履歴情報を個々の人物毎に記憶させておき、浴室環境調整部が、個人認識部で特定された人物の履歴情報をもとに、行動情報取得部の取得した行動情報に対応する環境条件を選択しているので、入浴中の人物が浴室外で行った活動内容に合わせた環境条件を過去の履歴から自動的に選択することができる。
請求項4の発明は、請求項2又は3の発明において、個人認識部が、宅内に設けられて人物が発する音声を取得する音声取得手段と、複数の人物の音声が予め登録された音声記憶手段と、音声取得手段の取得した音声と音声記憶手段に登録された音声とを比較することで個人を識別する識別手段とを備えるとともに、行動情報取得部が、音声取得手段の取得した音声を認識する音声認識手段と、該音声認識手段の認識結果をもとに、人物との対話によって行動情報を取得するための応答メッセージを作成する対話手段と、該対話手段が作成した応答メッセージを音声合成により出力する音声合成手段とを備え、音声認識手段の認識結果から行動情報を取得することを特徴とする。
この発明によれば、人物との対話によって行動情報を取得しているので、この人物が行動情報を手入力で入力する必要がなく、使い勝手をさらに良くできる。
請求項5の発明は、請求項2又は3の発明において、行動情報取得部が、人物の睡眠状態を検出する睡眠状態検出手段からなり、浴室環境記憶部が、個々の人物毎に、睡眠状態検出手段により検出された睡眠状態を、当日入浴した際の浴室内の環境条件と対応付けて記憶しており、浴室環境調整部は、個人認識部で特定された人物の履歴情報を浴室環境記憶部から抽出するとともに、抽出した履歴情報をもとに浴室内の環境条件を所望の睡眠状態に対応した環境条件に調整することを特徴とする。
この発明によれば、睡眠状態検出手段が行動情報として睡眠状態を取得しており、浴室環境調整部では、個人認識部で特定された人物の履歴情報を浴室環境記憶部から抽出し、抽出した履歴情報をもとに浴室内の環境条件を所望の睡眠状態に対応した環境条件に調整しているので、調整後の環境条件で入力することによって、所望の睡眠状態を得ることが可能になる。
本発明によれば、浴室環境調整部が、浴室環境記憶部から抽出した環境条件を行動情報取得部が取得した行動情報に基づいて調整しており、浴室外での活動内容に合わせて浴室内の環境条件を自動的に調整しているので、入浴中の人物が環境条件を調整する手間を省くことができ、使い勝手が向上するという効果がある。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
本発明の実施形態1を図1〜図3に基づいて説明する。図1は本実施形態の浴室システムのシステム構成図であり、この浴室システムは、湯槽に入れた湯水の温度や湯量、或いは、浴室内の照明や空調などの浴室内の環境条件を制御する浴室コントローラ10と、浴室コントローラ10からの制御信号を受けて浴室環境を調整する給湯器や空気調整器や照明装置などの環境制御機器を制御するコントローラ20とを備える。
コントローラ20は、例えばカランや湯槽に湯水を供給する給湯装置(図示せず)の湯温や湯量や給湯時間などを調整する給湯コントローラ21と、浴室内に設置された1個又は複数個の照明器具(図示せず)の点灯/消灯や照度などを個別に制御する照明コントローラ22と、浴室に設置された空気調整器(図示せず)の動作(冷房、暖房、除湿、乾燥、送風)を制御する空調コントローラ23と、浴室の壁に設けた噴出口から細かい霧状のシャワーを噴出するミストシャワー装置(図示せず)の動作(シャワーの噴出量など)を制御するミストシャワーコントローラ24と、湯槽に設けた複数個の噴出口からジェット噴流を発生させるジェットバス装置の動作(ジェット噴流の噴出量や強弱)を制御するジェットバスコントローラ25とを備える。なお、図1では図示を省略しているが、異なる種類の入浴剤がそれぞれ投入されている複数の入浴剤タンク(図示せず)を備え、何れかの入浴剤を選択して給湯器から供給される湯水に所定量を混入させる入浴剤投入装置(図示せず)の動作を制御するコントローラなどもある。
一方、浴室コントローラ10は個人認識部11と、浴室環境調整部12と、浴室環境記憶部としての記憶部13と、浴室環境制御部14と、音声入力部15と、行動情報取得部19とを主要な構成として備える。
個人認識部11は音声認識を利用して人物を識別するものであり、内蔵するRAMやフラッシュメモリからなるメモリ(図示せず)には浴室を使用する人物の音声データが予め登録されている。浴室には人物の発する音声を電気信号に変換するマイクMCが設けられ、マイクMCの出力信号は音声入力部15によって増幅されて、個人認識部11および浴室環境調整部12に出力されるようになっている。そして浴室に入った人物が個人認識のために音声を発すると、人物の発した音声がマイクMCと音声入力部15とを介して個人認識部11に入力され、個人認識部11が入力された音声をもとにメモリに記憶してある個人毎の音声データとパターンマッチングを行うことで浴室内の人物を認識し、認識結果を浴室環境調整部12と記憶部13と浴室環境制御部14とに出力する。なお個人認識部11では話者の音声の特徴から個人を認識しているが、マイクMCに自分の名前を入力させて、この音声を音声認識部12aで音声認識した結果をもとに人物を特定するようにしても良いし、浴室内に設置された入力ボタン16を用いて人物名などを入力した結果をもとに人物を特定しても良い。また個人認識部11の内蔵するメモリに浴室を使用する人物の体重データを予め登録しておき、体重計18から入力された体重とメモリに登録された体重データとを比較することで、人物を特定するようにしても良い。体重計18は、浴室に出入りするための扉の浴室側又は脱衣所側の床に埋め込んでおくのが好ましく、入浴時には体重計の上に必ず乗るので、意識することなく体重を測定でき、且つ、入浴時は着衣を身に付けていないので、その人物の体重を正確に測定することができる。なお個人認識部11では、上述した複数の方法を組み合わせて人物を特定しても良く、人物の識別精度を向上させることができる。
記憶部13は例えばRAMやフラッシュメモリなどの記憶装置からなり、個々の人物毎に予め設定された環境条件を保存している。
行動情報取得部19は、浴室の内部又は外部に設けた外部入力部19aを用いて、入浴しようとする人物が入浴前に浴室外で行った活動内容を示す行動情報を取得し、内蔵のメモリ(図示せず)に行動情報を個人毎に記憶させる。外部入力部19aは例えば入力スイッチで構成され、この入力スイッチを用いてユーザが手入力することで行動情報を取得するようにしても良いし、外部入力部19aを対話型のインタフェース装置で構成し、ユーザとの間で音声で対話することで、行動情報を取得しても良い。また行動情報取得部19が行動情報として外出の有無を取得する場合には、外部入力部19aを玄関に設置したカメラと、カメラの画像を画像処理することで人物を特定する認識装置とで構成し、人物の出入りを監視することで外出の有無を自動的に検出しても良い。また行動情報取得部19が行動情報として前日の睡眠状態を取得する場合には、外部入力部19aを寝室に設置した対話型のインタフェース装置で構成し、目を覚ました人物が対話型のインタフェース装置との間で音声で対話することによって睡眠状態を検出するようにしても良い。
浴室環境調整部12は個々の人物毎に浴室内の環境条件を調整するためのもので、個人認識部11から人物の認識結果が入力されると、記憶部13からこの人物の環境条件を読み出して環境条件の初期設定とし、行動情報取得部19から取得した行動情報をもとに初期設定を調整することで環境条件を決定し、その設定内容を浴室環境制御部14と設定表示部17とに出力する。
設定表示部17は浴室内の人物が環境条件の設定内容を容易に確認できるように設けられており、例えば浴室の壁に設置された液晶ディスプレイ(図示せず)と浴室内に音声を出力するスピーカ(図示せず)とで構成される。そして、浴室環境調整部12から設定表示部17に環境条件の設定内容が入力されると、液晶ディスプレイの画面上に設定内容を表示させるとともに、音声合成処理により設定内容を報知する音声メッセージを作成してスピーカから出力させており、浴室内の人物に文字情報と音声情報とで設定内容を報知させている。
浴室環境制御部14では、浴室環境調整部12から環境条件の設定内容が入力されると、この環境条件をもとに各コントローラ21〜25に送出する制御信号を生成し、各コントローラ21〜25が制御対象の機器の動作を制御することで、浴室環境を所望の環境に制御する。
以下に本実施形態の浴室システムの動作を図2および図3に基づいて説明する。図2(a)は入力ボタン16を用いて環境条件を設定する場合のフロー図であり、入力ボタン16を用いて環境条件を登録する人物の個人名や、環境条件の設定内容を入力すると(ステップS1)、浴室環境調整部12が入力ボタン16からの入力内容に基づいてこの人物の環境条件を生成して、記憶部13と設定表示部17とに環境条件の設定内容を出力する。記憶部13ではこの人物の個人名と環境条件とを対応付けて記憶し(ステップS2)、設定表示部17では環境条件の設定内容を液晶ディスプレイに表示させたり、音声メッセージで出力する。表1は個人毎に設定された環境条件の一例を示し、個人名として「お父さん」「お母さん」「お兄ちゃん」といった名称が入力され、各個人毎に環境条件が登録されている。環境条件の設定項目としては、湯温、湯量、照明の明るさ、空調の動作状態、ミストのON/OFF、ジェットバスのON/OFFおよび強度などの項目を設定することができ、各環境条件には個別の設定番号が割り当てられている。
Figure 2006288818
図2(b)は行動情報を取得する場合のフロー図であり、ユーザが外部入力部19aを用いて自分の名前を入力した後(ステップS3)、当日の浴室外での活動内容を入力すると(ステップS4)、行動情報取得部19が入力された活動内容を示す行動情報を記憶部13に出力し、この行動情報と人物の個人名とを対応付けて記憶部13に記憶させる。表2は個人毎に登録された行動情報の一例を示し、個人名や登録日の日付とともに、この人物の浴室外での活動内容を示す複数の項目が登録される。なお活動内容の項目としては、入浴当日の外出の有無、外出時間、歩数、前日の睡眠状態、体や目の疲労度などの項目を設定することができる。
Figure 2006288818
また図2(c)は個人認識に用いる音声データを登録する場合のフロー図であり、先ず入力ボタン16を用いて登録する人物の個人名を入力した後(ステップS5)、マイクMCに音声を入力すると(ステップS6)、マイクMCに入力された音声が音声入力部15を介して個人認識部11に与えられ、個人認識部11が内蔵メモリに入力された音声と個人名とを対応付けて記憶させる(ステップS7)。
次に入浴時の動作を図3のフロー図に基づいて説明する。このフロー図は人物の発する音声をもとに個人認識を行う場合を示し、浴室内の人物が個人認識のための音声を発すると(ステップS8)、人物の発した音声がマイクMCと音声入力部15とを介して個人認識部11に与えられ(ステップS9)、個人認識部11では、音声入力部15から入力された音声と、内蔵するメモリに登録した音声データとを比較することで人物の認識を行う(ステップS10)。人物の認識に成功したか否かで処理が分かれ(ステップS11)、個人認識に成功していれば認識結果が浴室環境調整部12に与えられ、浴室環境調整部12が記憶部13からこの人物の環境条件を読み出すとともに(ステップS12)、行動情報取得部19からこの人物の行動情報を取得し(ステップS13)、取得した行動情報をもとに環境条件を調整する(ステップS14)。すなわち浴室環境調整部12では行動情報をもとに疲労の度合いを判定し、疲労の度合いに応じて環境条件を調整する。例えば浴室環境調整部12は、外出ありの場合は人物の疲労度合いが大きいと判断して、ジェットバス装置の噴流の強度を初期設定よりも強くするように環境条件を調整しており、さらに外出時間が通常よりも長い場合は、ジェットバス装置の噴流の強度をより強くするように環境条件を調整する。そして、浴室環境調整部12は、調整後の環境条件を浴室環境制御部14と設定表示部17とに出力しており、浴室環境制御部14が、浴室環境調整部12から入力された環境条件をもとに制御信号を生成して各コントローラ21〜25に出力し、浴室環境を制御する(ステップS15)。
一方、個人認識に失敗した場合は、個人認識に失敗したという情報が浴室環境調整部12に出力され、浴室環境調整部12が設定表示部17を用いて個人認識に失敗したことを文字や音声で入浴中の人物に知らしめ、入力ボタン16により再度個人認識を行うか否かを入力させる(ステップS16)。再度個人認識を行う場合はステップS8に戻って上述の処理を繰り返し、個人認識を行わない場合は浴室環境調整部12が記憶部13に予め登録されている環境条件の初期値(デフォルト設定)を取り込み(ステップS17)、このデフォルト設定をもとに制御信号を作成して各種コントローラ21〜25に出力し、浴室環境を制御する(ステップS15)。
以上説明したように本実施形態の浴室コントローラ10では、個人認識部11により適宜の方法で人物を特定した後、記憶部13に記憶されたこの人物の環境条件を読み出し、行動情報取得部19が取得したこの人物の行動情報をもとに環境条件を調整しているので、入浴当日の浴室外での活動内容に合わせた浴室環境で入浴することができる。しかも、浴室環境調整部12が行動情報取得部19から入力された行動情報をもとに浴室の環境条件を自動的に調整しているので、入浴中の人物が環境条件を調整する手間を省いて、使い勝手をさらに良くできる。また個人認識部11が人物の音声や体重をもとに個人認識を行う場合、個人認識に成功すると、この人物の環境条件が記憶部13から読み出され、この環境条件を当日の行動情報をもとに調整して得た環境条件に基づいて浴室環境が調整されるから、入浴しようとする人物が音声を発したり体重計18に乗るだけで、好みの環境条件を当日の活動内容に応じて調整した浴室環境で入浴することが可能になる。
なお本実施形態では記憶部13に個々の人物に対応した環境条件を記憶させておき、浴室環境調整部12が、個人認識部11で特定された人物の環境条件を記憶部13から抽出し、抽出した環境条件をこの人物の行動情報をもとに調整しているが、どの人物の場合でも、飲酒時には湯温をぬるめに設定したり、疲労度合いが大きい場合は湯温を高めに設定するのが一般的であるから、全ての人物に共通する環境条件を記憶部13に記憶させておき、浴室環境調整部12が、記憶部13に記憶された環境条件を、行動情報取得部19で取得した行動情報をもとに調整するようにしても良く、入浴前の活動内容に合わせた浴室環境で入浴することが可能になる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2を図4および図5を参照して説明する。本実施形態では、上述した実施形態1の浴室システムにおいて、行動情報取得部19が取得した行動情報と、この行動情報をもとに浴室環境調整部12で調整された環境条件に応じて浴室環境制御部14で作成された各コントローラ21〜25の制御信号との履歴情報を、個々の人物毎に記憶する履歴記憶部13aを記憶部13内に設けている。なお、履歴記憶部13a以外の構成は実施形態1と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
記憶部13に設けた履歴記憶部13aには、個々の人物毎に、浴室環境制御部14から入力された各種コントローラ21〜25への制御信号が、行動情報取得部19から入力された行動情報と、入浴日、入浴時刻、入浴時間などの情報とともに登録されている。なお浴室コントローラ10が履歴記憶部13aに行動情報を記憶させる場合には、履歴記憶部13aが、入浴当日の行動情報や前日の睡眠状態などの情報を外部入力部19aから直接取り込んで保存しても良い。また履歴記憶部13aに、各コントローラ21〜25へ出力した制御信号を記憶させる代わりに、行動情報取得部19から取得した行動情報をもとに浴室環境調整部12で調整された環境条件の設定内容を記憶させるようにしても良い。
次に本実施形態の動作を図5に基づいて説明する。図5(a)は履歴情報を保存する場合のフロー図であり、履歴情報の保存時は、浴室環境制御部14が各種コントローラ21〜25に出力した制御信号を記憶部13に送信するとともに(ステップS18)、行動情報取得部19が外部入力部19aより入浴中の人物の行動情報を取得して記憶部13に送信しており(ステップS19)、記憶部13では浴室環境制御部14から入力された制御結果と、行動情報取得部19から入力された行動情報とを関連づけて個々の人物毎に記憶する(ステップS20)。
行動情報取得部19が外部入力部19aから取得する行動情報としては外出の有無、外出時間、前日の睡眠状態を示す睡眠情報、食事の内容などの情報があり、これらの情報に加えて当日の天気や外気温、室内温などの環境情報を環境情報入力部19bから取得し、行動情報に関連付けて記憶部13に記憶させても良い。なお環境情報入力部19bに、ユーザが直接手入力で情報を入力する手段を設けて、当日の天気や外気温などの情報を手入力しても良いし、デジタル温度計などの測定器を用いて当日の最高気温や最低気温、或いは入浴開始直前の気温(外気温や室内温度)などを測定しても良い。また履歴情報として、入浴後によく眠れたか否かを示す睡眠情報を保存させても良く、この場合は入浴した次の日に記憶部13が外部入力部19aから直接読み込んだ睡眠情報を前日の履歴情報に追加するものとする。また履歴情報として、入浴時の心地よさを満足度として保存させても良く、この場合は入浴中に入力ボタン16を操作したり、マイクMCに入力した音声を音声認識することで満足度を入力しても良いし、入浴後に外部入力部19aを用いて満足度を入力しても良い。表3は履歴情報の一例を示し、個人名および入浴日の情報と、各種コントローラ21〜25に出力する制御結果(湯温、湯量など)と、環境情報(当日の天気、気温など)と、当日の行動情報(外出の有無、歩数など)と、睡眠情報および入浴の満足度などの情報とが保存される。
Figure 2006288818
図5(b)は履歴情報を用いて入浴時の浴室環境を設定する場合のフロー図を示し、入浴開始時に個人認識部11が実施形態1で説明した方法で浴室内の人物を認識し、認識結果を浴室環境調整部12に出力する(ステップS21)。浴室環境調整部12は、個人認識部11で特定された人物の履歴情報を履歴記憶部13aから抽出し、この履歴情報をもとに浴室環境を設定する(ステップS22)。ここで、履歴情報をもとに環境条件を設定する方法の一例としては、過去数日の入浴日の湯温とその入浴日の入浴後の睡眠状況とをもとに、その人物に適した湯温を自動的に選択するといった方法がある。表4はある月の1日から10日までの間でその人物が入浴した時の湯温と、当日の入浴後の睡眠状況とを対応付けて記憶したデータを示しており、浴室環境調整部12ではこのデータをもとに過去10日間の湯温の平均値を算出して、本日の湯温をその平均値(40℃)に設定したり、睡眠状況が悪い日(睡眠レベルが1と2の日)を除いた8日分の湯温の平均値(39.25℃)を算出し、平均値の小数点第1位を四捨五入した値(39℃)を本日の湯温に設定することができる。また履歴情報の中に、浴室内の人物が疲れている時は湯温を高めに設定するという情報が含まれている場合、浴室環境調整部12が、行動情報取得部19から入力される行動情報(例えば当日の歩数など)をもとに疲労度が大きいと判断すると、湯温を高めに設定するようにしてもよい。また履歴情報の中に、浴室内の人物が飲酒した日は湯温を低めに設定して長めに入浴するという情報が含まれている場合、浴室環境調整部12が、行動情報取得部19から入力される行動情報(飲酒の有無)をもとに飲酒したと判断すると、湯温を低めに設定するようにしてもよい。なお行動情報取得部19が飲酒の有無を判断する方法としては、キッチン或いは冷蔵庫に保存されている酒の重量を重量センサーで測定して酒の残量を監視することにより、当日の飲酒の有無を判断しても良いし、浴室内に設置した呼気センサを用いて人物の呼気に含まれるアルコールを検出することで飲酒の有無を判断しても良い。
Figure 2006288818
浴室環境調整部12は、履歴情報から最適な環境条件を設定すると、行動情報取得部19から当日の行動情報を取り込むとともに(ステップS23)、環境情報入力部19bから環境情報を取り込み(ステップS24)、ステップS22で設定した浴室環境の設定値を行動情報と環境情報とをもとに調整する(ステップS25)。そして、浴室環境制御部14が調整後の環境条件の設定内容をもとに各コントローラ21〜25に送出する制御信号を生成し、各コントローラ21〜25が制御対象の機器を制御することで、浴室環境を所望の環境に制御する(ステップS26)。
例えば入浴中の人物の当日の行動が多い場合、浴室環境調整部12は、ステップS42で選択された環境条件をもとに、さらに疲れが取れるようジェットバスの強度を強めにしたり、湯槽に長時間つかることができるよう湯温をぬるめにするなどの微調整を行っている。また浴室環境調整部12により当日の環境情報を考慮して浴室の環境条件を微調整する方法としては、履歴記憶部13aに記憶された過去の浴室環境の設定値(環境条件)と湯温や外気温といった環境情報との間の相関関係を抽出し、その相関関係と本日の環境情報とに基づいて浴室の環境条件を微調整するといった方法がある。例えば履歴記憶部13aに記憶された過去の履歴情報より、気温が低いと湯温を高めに設定する傾向がある人物の場合は当日の気温に応じて湯温を微調整するようにしても良い。また、異なる種類の入浴剤がそれぞれ投入されている複数の入浴剤タンクを備え、浴室環境調整部12からの制御信号に応じて、何れかの入浴剤を選択して給湯器から供給される湯水に所定量を混入させる入浴剤投入装置(図示せず)を備えている場合に、浴室環境調整部12が、湿度の高い日にはさらっとする入浴剤を選択し、乾燥している日には潤い成分を多く含む入浴剤を選択するようにしても良い。
なお、外部入力部19aにより外出の有無を示す情報を取得する場合には、例えば外部入力部19aとして玄関などの家の出入口に人感センサやTVカメラなどのセンサを取り付けて設置し、これらのセンサで人物の外出の有無を検出すれば良い。また、個々の人物に歩数計を所持させ、この歩数計の計数値を行動情報として取得しても良いし、人物にGPS装置を所持させ、このGPS装置の出力をもとに当日の行動情報を取得するようにしても良い。
上述のように本実施形態では、履歴記憶部13aに環境条件の履歴情報を個人毎に記憶しておき、履歴情報を利用して浴室内にいる人物に適した環境条件を設定しているから、その人物に適した浴室環境で入浴することが可能になる。また外部入力部19aにより当日の行動情報を入力することができ、履歴情報をもとに決定した浴室環境の設定値(環境条件)を行動情報に基づいて微調整することで、個人の好みにより近い浴室環境で入浴することが可能になる。さらに環境情報入力部19bにより当日の環境情報を取得し、取得した環境情報を用いて、履歴情報をもとに決定した浴室環境の設定値(環境条件)を微調整することで、当日の環境に合わせて調整された浴室環境で入浴することができる。また、入浴中の人物が入力ボタン16を用いて手入力したり、音声で入力することなく環境条件を微調整することができるので、環境条件の設定を簡単に行うことができる。
(実施形態3)
本発明の実施形態3を図6および図7に基づいて説明する。本実施形態では、上述した実施形態2において、建物の玄関に、玄関にいる人物と音声で対話することでこの人物の行動情報を取得する音声対話部31、および、各種センサの検知信号をもとに行動情報を取得する個人行動取得部32からなる玄関ユニット30を設けている。なお、玄関ユニット30以外の構成は実施形態2と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
音声対話部31は音声入力部33と音声認識部34と対話制御部35と音声合成部36と個人認識部37とを主要な構成として備える。音声入力部33は玄関に設置されたマイク41で集音した音声を増幅して音声認識部34に出力する。玄関にいる人物が音声を発すると、その音声はマイク41と音声入力部33とを介して音声認識部34に入力され、音声認識部34で音声の内容を認識した結果が対話制御部35に出力される。対話制御部35は音声認識部34の認識結果をもとに玄関にいる人物と対話するための応答メッセージを作成して、音声合成部36に出力する。音声合成部36は、対話制御部35からの応答メッセージを音声合成して玄関に設置されたスピーカ42から出力させる。このように音声対話部31では、玄関にいる人物が発した音声をもとに応答メッセージを作成してスピーカ42から出力させることで、この人物と音声対話が行えるようになっており、例えば名前を尋ねる音声メッセージを出力して、その返事を音声認識部34で認識処理した結果をもとに個人認識部37が人物を特定することができ、個人認識部37の認識結果は行動情報取得部19に出力される。また個人認識部37の認識結果は対話制御部35にも出力されており、対話制御部35では個々の人物に合わせた応答メッセージを作成することで、この人物の行動情報を音声対話で取得することもできる。
ここで、図7に基づいて本実施形態の動作を説明する。図7(a)は外出検知時のフロー図であり、玄関内人感センサ43が外出のために玄関に現れた人物を検知すると(ステップS27)、対話制御部35が玄関内人感センサ43の検知信号に基づいて個人認識を行うための音声メッセージを作成し、音声合成部36により音声合成してスピーカ42から出力させる(ステップS28)。音声メッセージに人物が応答すると、その応答内容を音声認識部34が音声認識することで、個人認識部37がこの人物を特定する(ステップS29)。また、玄関内人感センサ43の検知信号は個人行動取得部32にも出力されており、個人行動取得部32は玄関内人感センサ43から検知信号が入力されると、ドア開閉センサ45の検知出力を監視し(ステップS30)、一定時間内にドア開閉センサ45がドアの開操作を検知すると、玄関外人感センサ44の検知信号を監視する(ステップS31)。個人行動取得部32は、ドア開閉センサ45がドアの開操作を検知した後、一定時間内に玄関外人感センサ44が玄関外で人を検知すると、個人認識部37で特定された人物が外出したと判断し(ステップS32)、行動情報取得部19に外出したことを出力する(ステップS33)。行動情報取得部19は、個人認識部37の認識結果と個人行動取得部32の取得した行動情報とをもとに、内蔵するメモリにこの人物が外出したことを記憶させ、同じ人物が当日入浴した際には浴室環境調整部12が行動情報取得部19から入力された行動情報をもとに外出ありの情報に基づいて浴室内の環境条件を調整し(ステップS34)、各コントローラ21〜25により浴室環境を制御する(ステップS35)。なお玄関内人感センサ43が人を検知してから一定時間内にドア開閉センサ45がドアの開操作を検知しなかったり、ドア開閉センサ45がドアの開操作を検知してから一定時間内に玄関外人感センサ44が人を検知しなかった場合、個人行動取得部32は個人認識部37で特定された人物が外出していないと判断し(ステップS36)、ステップS27に戻って外出の有無を監視する。なお門の周辺で人の存否を検知する人感センサを設け、ドア開閉センサ45が人を検知した後に、門の周辺を監視する人感センサが人を検知した場合、個人行動取得部32が外出ありと判断するようにしても良く、庭に出ただけの場合と外出とを確実に判別することができる、
また図7(b)は帰宅検知時のフロー図であり、帰宅した人物が玄関の外側に現れたのを玄関外人感センサ44が検知して、個人行動取得部32に検知信号を出力すると(ステップS37)、個人行動取得部32はドア開閉センサ45の検知出力を監視し(ステップS38)、一定時間内にドア開閉センサ45がドアの開操作を検知すると、玄関内人感センサ43の検知信号を監視する(ステップS39)。個人行動取得部32は、ドア開閉センサ45がドアの開操作を検知した後、一定時間内に玄関内人感センサ43が玄関の内側で人を検知すると、帰宅した人物がいると判断して判断結果を行動情報取得部19と対話制御部35に出力する。なお玄関外人感センサ44が人を検知してから一定時間内にドア開閉センサ45がドアの開操作を検知しなかったり、ドア開閉センサ45がドアの開操作を検知してから一定時間内に玄関内人感センサ43が人を検知しなかった場合、誰も帰宅していないと判断し(ステップS40)、ステップS38に戻って外出の有無を監視する。対話制御部35は、個人行動取得部32から帰宅ありの情報を取得すると、個人認識を行うための音声メッセージを作成し、音声合成部36により音声合成してスピーカ42から出力させる(ステップS41)。音声メッセージに人物が応答すると、その応答内容が音声認識部34により音声認識され、この認識結果を基に個人認識部37が人物を特定する(ステップS42)。この時、個人行動取得部32では個人認識部37の認識結果をもとにこの人物が帰宅したと判断し(ステップS43)、この人物が帰宅した情報を行動情報取得部19に出力する(ステップS44)。行動情報取得部19は、個人行動取得部32から入力された帰宅情報と、この人物が外出した時刻とをもとに外出時間を判断して(ステップS45)、内蔵するメモリにこの人物の帰宅した時間と外出時間とを記憶させる。そして、同じ人物が当日入浴した際には浴室環境調整部12が行動情報取得部19から入力された行動情報をもとに外出ありの情報と外出時間とに基づいて浴室内の環境条件を調整し(ステップS46)、各コントローラ21〜25により浴室環境を制御する(ステップS47)。
このように本実施形態では玄関に設けられた音声対話部31で玄関にいる人物と音声対話を行うことで人物を特定し、この人物の外出および帰宅を個人行動取得部32で判断しているので、個々の人物毎に外出の有無を正確に検出でき、また外出した時刻と帰宅した時刻との時間差から外出時間を自動的に取得できるから、その日の活動内容に合わせて浴室内の環境を制御することが可能になる。また、行動情報として外出の有無の情報を取得する際にユーザ自身が手入力で入力する必要がないから、入力の手間を省くことができる。
(実施形態4)
本発明の実施形態4を図8および図9に基づいて説明する。本実施形態では、寝室に設けられ、この寝室で睡眠をとった人物の睡眠状態を音声対話により取得する音声対話装置50を設けている。なお、音声対話装置50以外の構成は実施形態2と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
音声対話装置50は音声入力部51と音声認識部52と対話制御部53と音声合成部54と睡眠状態検出部55とを主要な構成として備える。寝室にいる人物が音声を発すると、その音声はマイク56で集音され、音声入力部51によって増幅された後に音声認識部52に入力される。音声認識部52は音声入力部51から入力された音声の内容を認識し、認識結果を対話制御部53に出力する。対話制御部53は音声認識部52の認識結果をもとに寝室にいる人物と対話するための応答メッセージを作成して、音声合成部54に出力する。音声合成部54は、対話制御部53からの応答メッセージを音声合成して寝室に設置されたスピーカ57から出力させる。このように対話制御部53では、寝室にいる人物が発した音声をもとに応答メッセージを作成してスピーカ57から出力させることで、この人物と音声対話が行えるようになっており、例えば名前や睡眠状態を尋ねる音声メッセージをスピーカ57から出力させ、その返事を音声認識部52で認識処理した結果をもとに睡眠状態検出部55が人物の名前を特定したり、睡眠状態の情報を取得することができる。なお睡眠状態検出部55には、睡眠中の人物が装着する心拍センサ58の検出信号が入力されており、睡眠中の人物の心拍数から睡眠状態を測定するようにしても良い。
ここで、図9に基づいて本実施形態の動作を説明する。図9(a)は入浴後の睡眠状態を取得する場合のフロー図であり、浴室コントローラ10では記憶部13が行動情報取得部19から入浴した人物の当日の行動情報を取得して、履歴記憶部13aに保存するとともに(ステップS48)、当日入浴した際の浴室内の環境条件の設定内容を履歴記憶部13aに保存する(ステップS49)。その後、入浴した人物が睡眠をとり(ステップS50)、翌朝目を覚ますと、音声対話装置50が目を覚ました人物と対話することによって、この人物の人物名を特定するとともに前夜の睡眠の質(睡眠状態)を取得して(ステップS51)、行動情報取得部19に出力する。行動情報取得部19は音声対話装置50から人物の個人名と睡眠の質を示す情報とが入力されると、この情報を記憶部13に出力し、履歴記憶部13aに保存されたこの人物の履歴情報に睡眠の質の情報を追加して記憶させる(ステップS52)。
図9(b)は入浴時のフロー図であり、浴室環境調整部12が、個人認識部11で特定された人物の履歴情報を履歴記憶部13aから抽出する際に、睡眠の質の情報をもとに所望の睡眠状態に対応する浴室環境、例えばよく眠れた日の浴室環境の設定内容を複数抽出した後(ステップS53)、行動情報取得部19で取得された行動情報をもとに(ステップS54)、ステップS53で抽出された複数の設定内容の中から、行動情報が当日の行動情報に最も似ているている日の設定内容を選択する(ステップS55)。そして、選択された設定内容をもとに浴室環境制御部14が各コントローラ21〜25に出力する制御信号を出力することで、各コントローラ21〜25により浴室内の環境を所望の環境に制御することができ(ステップS56)、過去の履歴情報をもとに浴室環境を設定する際に履歴情報に含まれる睡眠状態の情報を考慮して浴室環境を設定することが可能になる。
なお、本発明の精神と範囲に反することなしに、広範に異なる実施形態を構成することができることは明白なので、この発明は、特定の実施形態に制約されるものではない。
実施形態1の浴室システムのシステム構成図である。 (a)〜(c)は同上の動作を説明するフロー図である。 同上の他の動作を説明するフロー図である。 実施形態2の浴室システムのシステム構成図である。 (a)(b)は同上の動作を説明するフロー図である。 実施形態3の浴室システムのシステム構成図である。 (a)(b)は同上の動作を説明するフロー図である。 実施形態4の浴室システムのシステム構成図である。 (a)(b)は同上の動作を説明するフロー図である。
符号の説明
10 浴室コントローラ
11 個人認識部
12 浴室環境調整部
13 記憶部
14 浴室環境制御部
19 行動情報取得部
20 コントローラ

Claims (5)

  1. 浴室内の人物が入浴前に浴室外で行った活動内容を示す行動情報を取得する行動情報取得部と、浴室内の環境条件を記憶する浴室環境記憶部と、浴室環境記憶部から抽出した環境条件を行動情報取得部が取得した行動情報に基づいて調整する浴室環境調整部と、浴室環境調整部で調整された環境条件に基づいて浴室内の環境を制御する浴室環境制御部とを備えて成ることを特徴とする浴室システム。
  2. 浴室内に入室した人物を特定する個人認識部を備え、前記浴室環境記憶部に個々の人物に対応した環境条件を記憶させ、前記浴室環境調整部が、個人認識部で特定された人物の環境条件を浴室環境記憶部から抽出するとともに、抽出した環境条件を前記行動情報取得部が取得した行動情報に基づいて調整することを特徴とする請求項1記載の浴室システム。
  3. 前記浴室環境記憶部が、前記浴室環境調整部で調整された過去の環境条件と、対応する行動情報とを関連付けた履歴情報を個々の人物毎に記憶しており、浴室環境調整部が、前記個人認識部で特定された人物の履歴情報を浴室環境記憶部から抽出するとともに、抽出した履歴情報をもとに前記行動情報取得部の取得した行動情報に対応する環境条件を選択することによって環境条件を決定することを特徴とする請求項2記載の浴室システム。
  4. 前記個人認識部が、宅内に設けられて人物が発する音声を取得する音声取得手段と、複数の人物の音声が予め登録された音声記憶手段と、音声取得手段の取得した音声と音声記憶手段に登録された音声とを比較することで個人を識別する識別手段とを備えるとともに、前記行動情報取得部が、前記音声取得手段の取得した音声を認識する音声認識手段と、該音声認識手段の認識結果をもとに、人物との対話によって行動情報を取得するための応答メッセージを作成する対話手段と、該対話手段が作成した応答メッセージを音声合成により出力する音声合成手段とを備え、音声認識手段の認識結果から行動情報を取得することを特徴とする請求項2又は3記載の浴室システム。
  5. 前記行動情報取得部が、前記人物の睡眠状態を検出する睡眠状態検出手段からなり、前記浴室環境記憶部が、個々の人物毎に、睡眠状態検出手段により検出された睡眠状態を、当日入浴した際の浴室内の環境条件と対応付けて記憶しており、前記浴室環境調整部は、前記個人認識部で特定された人物の履歴情報を浴室環境記憶部から抽出するとともに、抽出した履歴情報をもとに浴室内の環境条件を所望の睡眠状態に対応した環境条件に調整することを特徴とする請求項2又は3記載の浴室システム。
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JP2016101222A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 三菱電機株式会社 入浴システム及びネットワークシステム
KR20180030318A (ko) * 2016-09-13 2018-03-22 (주)아이리녹스 욕실용 스마트 미러 장치

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