JP2006288797A - 荷物運搬補助具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 この発明の荷物運搬補助具は、胸側連結帯12および背側連結帯14と、肩に架け渡される肩掛け帯16と、荷物に掛け止めされる荷物保持帯18とを含み、前記肩掛け帯16は、肩に架け渡されるように、前記胸側連結帯20,26と背側連結帯22,24に固定され、前記荷物保持帯18は、保持された荷物が肩掛け帯により肩で支持されるように、前記胸側連結帯20,26及び/又は背側連結帯22,24を介して、前記肩掛け帯16に連結されている。
【選択図】 図1
Description
そこで、手で提げて持ち運びをしている重量のある手荷物でも簡単に肩で支持するようにできて、腕が自由に使えて楽に運搬することのできる運搬用補助ベルトが提案されている。
それゆえに、この発明の主たる目的は、荷物等を持ち歩くときに、手の平や腕への負担をなくし、比較的軽く、正常な体の向きによって長時間移動をすることができる荷物運搬補助具を提供することである。
この発明の請求項2にかかる荷物運搬補助具は、胸側連結帯及び背側連結帯は、肩掛け帯との間において腕を通せるように、環状に連結された、請求項1に記載の荷物運搬補助具である。
この発明の請求項3にかかる荷物運搬補助具は、胸側連結帯及び背側連結帯は、無端環状の帯状体からなり、その略中央において斜め十文字にうち違えたたすき掛け状で、交差部を介して、左側の胸側連結帯と右側の背側連結帯とが連結し且つ左側の背側連結帯と右側の胸側連結帯とが連続するとともに、左側の胸側連結帯と左側の背側連結帯とが連続し且つ右側の胸側連結帯と右側の背側連結帯とが連続するように、略8の字状に形成された、請求項1または2に記載の荷物運搬補助具である。
この発明の請求項4にかかる荷物運搬補助具は、荷物保持帯は、環状に連続した胸側連結帯と背側連結帯とに移動自在に固定され、わきの下から腕に沿って手の平にまで達するように形成され、手の平に近い位置において荷物に掛け止めされ、緊張して肩掛け帯で荷物を支持するように構成された、請求項1ないし3のいずれかに記載の荷物運搬補助具である。
この発明の請求項5にかかる荷物運搬補助具は、一方の側の荷物保持帯は、他方の肩に掛けられた荷物の肩掛けベルト等の一部に掛けられるように構成された、請求項1ないし4のいずれかに記載の荷物運搬補助具である。
請求項2の発明によれば、肩掛け帯と胸側連結帯と背側連結帯との間において腕を通し、肩掛け帯を肩に掛けることにより荷物を荷物保持帯で保持し、肩掛け帯により支持することにより運搬できるので、荷物等を持ち歩くときに手の平や腕への負担を軽くして肩でしっかりと荷物を支持することができる。
請求項3の発明によれば、胸側連結帯及び背側連結帯の斜め十文字にうち違えたたすき掛け状の交差部分において、背で胸側連結帯及び背側連結帯を保持することができ、胸側連結帯及び背側連結帯を介して荷物に掛け止めされる荷物保持帯を連結しているので、荷物保持帯に保持された荷物を肩掛け帯により肩で支持するとともに、胸側連結帯及び背側連結帯の十文字状の交差部分において背中の上部特に首の根元部分において確実に荷物を保持することができるので、荷物等を持ち歩くときに、手の平及び腕への負担を軽減することができ、長時間の移動にも耐えることができる。
請求項4の発明によれば、荷物保持帯を、洋服のわきの下から腕に沿って手の平にまで達するように洋服の腕の中を通して、荷物を掛け止めすることができ、外見上は荷物運搬補助具を使用していることがほとんどわからずに、肩掛け帯で荷物を支持して荷物を運搬することができる。
請求項5の発明によれば、一方の肩側の荷物保持帯は、他方の肩に掛けられた荷物の肩ヒモ等の一部に掛けられるように構成されているので、例えばショルダーバッグの肩掛けベルトなどのような荷物の肩ヒモ等の一部に掛けることにより、ショルダーバッグ等の荷物が肩からずり落ちることを防止する。また、肩から落とさないように肩をあげて歩くために生じる身体のゆがみと、引ったくりされることとを防止することができる。
図2は、図1図示荷物運搬補助具の利用方法を示す斜視図解図である。
図3は、図1図示荷物運搬補助具の利用方法を示す斜視図解図である。
図4は、図1図示荷物運搬補助具の荷物保持帯による荷物の掛け止め方法を示す斜視図解図である。
図5は、図1図示荷物運搬補助具の荷物保持帯による荷物の掛け止め方法を示す斜視図解図である。
また、荷物保持帯18は、保持された荷物が肩掛け帯16により肩で支持されるように、胸側連結帯12及び背側連結帯14を介して、肩掛け帯16に連結されている。
すなわち、胸側連結帯12及び背側連結帯14は、一体化された合成樹脂製ベルトなどの帯状体が無端環状に連結され、その略中央において、斜め十文字にうち違えたたすき掛け状に形成されている。
この実施の形態においては、左側の胸側連結帯20と右側の背側連結帯22とが連続し且つ左側の背側連結帯24と右側の胸側連結帯26とが連続している。
また、左側の胸側連結帯20と左側の背側連結帯24とが連続し且つ右側の背側連結帯22と右側の胸側連結帯26とが連続するように構成されている。
しかして、全体として概観すれば、胸側連結帯12と背側連結帯14とは、交差部28を介して輪状の左側の胸側連結帯20及び左側の背側連結帯24と輪状の右側の背側連結帯22及び右側の胸側連結帯26とが連続した略8の字状に形成されている。
そして、荷物保持帯18の自由端には、面ファスナーの一方の面ファスナー34が固着され、前記面ファスナー34より上部にもう一方の面ファスナー36が固着され、一対の面ファスナー34と面ファスナー36が係合されることにより、輪状部32が形成されるように構成されている。
この荷物運搬補助具10を実際に使用するに当たっては、まず胸側連結帯12と背側連結帯14の交差部28近傍を背中の首の根元近傍におき、左側の胸側連結帯20と左側の背側連結帯24と左側の肩掛け帯16aとの間の環状部分に左腕を通し、また、右側の背側連結帯22と右側の胸側連結帯26と右側肩掛け帯16bとの間の環状部分に右腕を通し、左右の肩掛け帯16を肩に掛け、荷物保持帯18を上着の腕の中に通す。そして、荷物保持帯18は、その輪状部30を脇の下に位置させて、輪状部30より下方を右腕及び左腕に沿って下方に垂らし、手の平の部分で手荷物の例えば提げ手に引掛けて手で押さえるようにすればよい。
そして、荷物保持帯18の自由端には、面ファスナーの一方の面ファスナー34が固着され、前記面ファスナー34より上部にもう一方の面ファスナー36が固着され、一対の面ファスナー34と面ファスナー36が係合されることにより、輪状部32が形成されるように構成されているので、その輪状部32に荷物の提げ手を貫挿させることができる。輪状部32は、荷物保持帯18の自由端近傍を荷物の提げ手に二重または三重に巻き付けとなる、二重または三重の輪を形成してもよい。
したがって、荷物保持帯18に引掛けられた荷物の重みにより荷物保持帯18が緊張し、肩掛け帯16で荷物を保持することができ、そのまま持ち運びすることができる。
荷物保持帯18は、前記したように長く手の部分まで垂らしておく必要のないときや輪状部39に荷物の提げ手を貫挿させて、腕の中間近傍で荷物を保持するときに、輪状部39を形成する。輪状部39は、荷物保持帯18の中間より下方を荷物の提げ手に二重または三重に巻き付けるように、二重または三重の輪を形成してもよい。
この実施の形態におけるずれ防止具40は、左側の胸側連結帯20と右側の胸側連結帯26にそれぞれずれ防止帯42とずれ防止帯44が付設され、ずれ防止帯42及びずれ防止帯44は、それぞれその先端に係脱することができるようなフック具46が設けられている。ずれ防止帯42及びずれ防止帯44は、その長さを調整できるように構成されており、左側の胸側連結帯20に付設された左側のずれ防止帯42の先端のフック具46と右側の胸側連結帯26に付設されたずれ防止帯44の先端に設けられたフック具46とを係合させることにより、胸の前で緊張した状態で左側の胸側連結帯20と右側の胸側連結帯26とを引っ張ることができるように構成されている。
また、このずれ防止具40には、図2に示すように、携帯電話等を入れる袋やMDプレイヤー等の音響機器を入れることのできる袋52,54を、開口部近傍に設けられたフック52a,54aにより吊り下げることができる。
例えば、図7において示すように、胸側連結帯112と背側連結帯114とを前記実施の形態のようにたすき掛け状とせず、単なる無端環状にした構成としてもよい。
また、荷物保持帯118は、保持された荷物が肩掛け帯116により肩で支持されるように、胸側連結帯112及び背側連結帯114を介して、肩掛け帯116に連結されている。
すなわち、胸側連結帯112及び背側連結帯114は、一体化された合成樹脂製ベルトなどの帯状体が無端環状に連結されて形成されている。
この実施の形態においては、左側の胸側連結帯120と左側の背側連結帯124とが連続し且つ右側の胸側連結帯126と右側の背側連結帯122とが連続している。
また、左側の胸側連結帯120と右側の胸側連結帯126とが連続し且つ左側の背側連結帯124と右側の背側連結帯122とが連続するように構成されている。
しかして、全体として概観すれば、胸側連結帯112と背側連結帯114とは、輪状に形成されている。
そして、荷物保持帯118の自由端には、面ファスナーの一方の面ファスナー134が固着され、前記面ファスナー134より上部にもう一方の面ファスナー136が固着され、一対の面ファスナー134と面ファスナー136が係合されることにより、輪状部132が形成されるように構成されている。
この荷物運搬補助具110を実際に使用するに当たっては、まず胸側連結帯112と背側連結帯114と左側の肩掛け帯116a及び右側の肩掛け帯116bの間に首を入れて首の根元近傍におき、左側の胸側連結帯120と左側の背側連結帯124と左側の肩掛け帯116aとの間の環状部分に左腕を通し、また、右側の背側連結帯122と右側の胸側連結帯126と右側肩掛け帯116bとの間の環状部分に右腕を通し、左右の肩掛け帯16を肩に掛け、荷物保持帯118を上着の腕の中に通し、右腕及び左腕に沿って下方に垂らし、手の平の部分で手荷物の例えば提げ手に引掛けて手で押さえるようにすればよい。
そして、荷物保持帯118の自由端には、面ファスナーの一方の面ファスナー134が固着され、前記面ファスナー134より上部にもう一方の面ファスナー136が固着され、一対の面ファスナー134と面ファスナー136が係合されることにより、輪状部132が形成されるように構成されているので、その輪状部132に荷物の提げ手を貫挿させればよい。。
したがって、荷物保持帯118に引掛けられた荷物の重みにより荷物保持帯118が緊張し、肩掛け帯116で荷物を保持することができ、そのまま持ち運びすることができる。
12,112 胸側連結帯
14,114 背側連結帯
16,116 肩掛け帯
16a,116a 左側の肩掛け帯
16b,116b 右側の肩掛け帯
18,118 荷物保持帯
20,120 左側の胸側連結帯
22,122 右側の背側連結帯
24,124 左側の背側連結帯
26,126 右側の胸側連結帯
28 交差部
30,130 輪状部
32,132 輪状部
34,134 面ファスナー
36,136 面ファスナー
38 面ファスナー
39 輪状部
40 ずれ防止具
42 ずれ防止帯
44 ずれ防止帯
46 フック具
50 肩ヒモ
Claims (5)
- 胸側連結帯および背側連結帯と、
肩に架け渡される肩掛け帯と、
荷物に掛け止めされる荷物保持帯とを含み、
前記肩掛け帯は、肩に架け渡されるように、前記胸側連結帯と背側連結帯に固定され、
前記荷物保持帯は、保持された荷物が肩掛け帯により肩で支持されるように、前記胸側連結帯及び/又は背側連結帯を介して、前記肩掛け帯に連結された、荷物運搬補助具。 - 胸側連結帯及び背側連結帯は、
肩掛け帯との間において腕を通せるように、環状に連結された、請求項1に記載の荷物運搬補助具。 - 胸側連結帯及び背側連結帯は、
無端環状の帯状体からなり、
その略中央において斜め十文字にうち違えたたすき掛け状で、
交差部を介して、左側の胸側連結帯と右側の背側連結帯とが連結し且つ左側の背側連結帯と右側の胸側連結帯とが連続するとともに、左側の胸側連結帯と左側の背側連結帯とが連続し且つ右側の胸側連結帯と右側の背側連結帯とが連続するように、略8の字状に形成された、請求項1または2に記載の荷物運搬補助具。 - 荷物保持帯は、
環状に連続した胸側連結帯と背側連結帯とに移動自在に固定され、
わきの下から腕に沿って手の平にまで達するように形成され、手の平に近い位置において荷物に掛け止めされ、緊張して肩掛け帯で荷物を支持するように構成された、請求項1ないし3のいずれかに記載の荷物運搬補助具。 - 一方の側の荷物保持帯は、他方の肩に掛けられた荷物の肩掛けベルト等の一部に掛けられるように構成された、請求項1ないし4のいずれかに記載の荷物運搬補助具。
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