JP2006288377A - 100%米粉を使ったパンの製造方法 - Google Patents

100%米粉を使ったパンの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006288377A
JP2006288377A JP2005146000A JP2005146000A JP2006288377A JP 2006288377 A JP2006288377 A JP 2006288377A JP 2005146000 A JP2005146000 A JP 2005146000A JP 2005146000 A JP2005146000 A JP 2005146000A JP 2006288377 A JP2006288377 A JP 2006288377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice flour
bread
flour
producing
dough
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005146000A
Other languages
English (en)
Inventor
Chizuru Endo
千鶴 遠藤
Tsukie Goto
月江 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHIKOKU UNIV
Original Assignee
SHIKOKU UNIV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHIKOKU UNIV filed Critical SHIKOKU UNIV
Priority to JP2005146000A priority Critical patent/JP2006288377A/ja
Publication of JP2006288377A publication Critical patent/JP2006288377A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cereal-Derived Products (AREA)
  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Abstract

【課題】グルテンを使用しない100%米粉を使って、手軽で簡単に米粉パンの製造が出来るように、特殊な機械や器具、材料、発泡技術などを使用せずにパンを製造する。
【解決手段】100%米粉を使用して、従来のパンの製造方法で生地の水の配合割合と発酵時間を調製することにより、米粉パンを製造する。
【選択図】なし

Description

米粉を使ったパンの製造に関する技術である。
現在のパンのほとんどは原料に小麦粉を使用して製造されている。小麦粉にはアレルギーを引き起こすタンパク質が含まれており、パンを食べるとアレルギーを起こすため、パンを食べることが出来ない人がいる。
パンを食べるとアレルギーを起こす人のために、パンを製造するための米粉が開発されているが、そのほとんどは、小麦粉に含まれるタンパク質の中でもアレルギーを起こす人の少ないグルテンを小麦粉から抽出し、米粉に混ぜて使用している。
グルテンを混ぜることにより従来と同じ方法でのパンの製造が可能になり、アレルギーにならない、小麦のパンに比べて低カロリーである、米粉パン独特の風味があるなどの理由から、米粉パンはその需要を広げつつある。
現在、米粉パンのほとんどがグルテンを添加した米粉を原料に作られているが、グルテンを使用しない米粉でパンが製造できるようになれば、小麦粉からのグルテンの抽出および米粉への添加が不要になる。また、アレルギーに対しても更に安全性が高まる。
100%米粉を使って、手軽で簡単に米粉パンの製造が出来るように、特殊な機械や器具、材料、発泡技術などを使用せずにパンを製造することが課題である。
本発明の第1の方法は、従来の小麦粉によるパンの製造方法において、小麦粉を100%米粉に置き換え、生地の水の配合割合を従来の食パン生地の基本とされている配合から変化させると共に、発酵時間を適正化することにより、米粉パンを製造する方法である。
本発明の第2の方法は、第1の方法において、米粉重量を100とした場合に、水の配合割合を90〜92とすることを特徴とする。
この製造方法により、100%米粉を使って、特殊な機械や器具、材料、発泡技術などを使用せずにパンを製造することができることから、手軽に簡単に米粉パンを製造することが可能になる。
米粉は山形・新潟・富山県産の混合うるち米を粉砕し80メッシュに調製したものを製菓卸業者より購入し用いた。ドライイーストはスーパーカメリア(日清製粉)、砂糖はスプーン印上白糖(台糖)、塩は食塩(財団法人塩事業センター)、油は豊年サラダ油(ホーネンコーポレション)を使用した。配合比率を下表に示す。
Figure 2006288377
一斤用食パンケースを用いて米粉パンを焼成した。発酵には恒温恒湿室を、焼成には製パン用電気オーブンを利用した。恒温恒湿室は温度35℃湿度80%に設定し、発酵時間は決めず、生地が膨化により型の上面まで上がってきたときを発酵終了の見極めとした。一次発酵、二次発酵を行った生地を、200℃の製パン用電気オーブンで35分焼成した。その結果、クラムにも細かな気泡が均一に入った米粉パン一斤を焼成することができた。
水の配合割合について、米粉の生地を捏ねることができる80%より、82%、84%と2%ずつ94%まで追加し、膨張率を測定した結果を表1に示す。膨張率、気泡の状況などから、90%〜92%の配合割合が好ましい。
Figure 2006288377
水の配合割合を米粉重量の90%としたものを生地として、一次発酵、二次発酵それぞれ10分ごとに膨張率を測定した結果を表2に示す。一次発酵では50分では中央にくぼみが見られ、二次発酵では25分以降生地表面にひび割れが見え始めたことから、一次発酵は40分、二次発酵は20分が好ましい。
Figure 2006288377
この製造方法により、特殊な機械や器具、材料、発泡技術などを使用せずにパンを製造することができることから、手軽に簡単に米粉パンを製造することが可能になる。これにより、米粉パンの普及拡大につながると共に、小麦粉でアレルギーを起こす人へ安全なパンを供給することができる。

Claims (3)

  1. 小麦粉の代わりに混ぜ物のない100%米粉を使用して、水の配合割合と発酵時間を調製することでパンを製造することを特徴とする米粉パンの製造方法
  2. 米粉重量を100とした場合に、前記水の配合割合を90〜92とすることを特徴とする請求項1に記載の米粉パン製造方法
  3. 請求項1および請求項2により製造した米粉パン
JP2005146000A 2005-04-14 2005-04-14 100%米粉を使ったパンの製造方法 Pending JP2006288377A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005146000A JP2006288377A (ja) 2005-04-14 2005-04-14 100%米粉を使ったパンの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005146000A JP2006288377A (ja) 2005-04-14 2005-04-14 100%米粉を使ったパンの製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008002318U Continuation JP3145326U (ja) 2008-04-11 2008-04-11 米粉パン及び米粉パン用パン生地

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006288377A true JP2006288377A (ja) 2006-10-26

Family

ID=37409671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005146000A Pending JP2006288377A (ja) 2005-04-14 2005-04-14 100%米粉を使ったパンの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006288377A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012170405A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 Robapan:Kk 食パン焼成ユニット
CN108739924A (zh) * 2018-05-29 2018-11-06 上海来伊份股份有限公司 一种大米面包产品及其加工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012170405A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 Robapan:Kk 食パン焼成ユニット
CN108739924A (zh) * 2018-05-29 2018-11-06 上海来伊份股份有限公司 一种大米面包产品及其加工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
López et al. Flour mixture of rice flour, corn and cassava starch in the production of gluten-free white bread
Smith et al. Effect of HPMC on the quality of wheat‐free bread made from carob germ flour‐starch mixtures
JP2007202524A (ja) 食品素材
RU2015139729A (ru) Способ получения смеси для приготовления мягкого торта
JP5226500B2 (ja) 米粉パン
JP2005323536A (ja) 米粉を主原料とするパン類及びその製造方法
JP2006288377A (ja) 100%米粉を使ったパンの製造方法
US20090148557A1 (en) Foamed food comprising soybean flour as the main component
JP2016059321A (ja) 発酵パン
JP3145326U (ja) 米粉パン及び米粉パン用パン生地
JP4190180B2 (ja) 米粉を主原料として架橋ネットワーク構造体を形成する方法と、米粉を主原料とするパン用生地とパン
JP6178221B2 (ja) パン類の製造方法
JP6987636B2 (ja) ケーキドーナツの製造方法
JP6330305B2 (ja) パン類の製造方法
JP2014054190A (ja) パン類の製造方法
JP2012152144A (ja) 米粉クッキー及び米粉クッキーの製造方法
KR20220009067A (ko) 칼슘이 강화된 두부과자의 제조방법
JP6678058B2 (ja) パン類の製造方法
JP2005253361A (ja) 米粉を主原料とした含泡食品生地形成方法と含泡食品生地、及びこれらを用いたパン風味含泡食品とその製造方法。
JPH1042778A (ja) そばパン類及びそばパン類用ミックス組成物並びにそばパン類の製造方法
JP6254462B2 (ja) パン類の製造方法
JP2004248567A (ja) 菓子の製造方法並びに菓子用プレミックス
JP7218110B2 (ja) 菓子類の製造方法
JP5921391B2 (ja) パン類の製造方法
KR102092903B1 (ko) 쌀프로스팅, 쌀타르트지, 쌀케이크 및 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080408

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080408

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080409