JP2006288139A - 車載発電機の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電気負荷に応じた発電量を確保しながら、エンジンのハンチングを防ぐことができるようにする。
【解決手段】 内燃機関11により駆動される発電機12と、発電機12から給電を受けて間欠的に作動する第1の電気機器15および継続的に作動する第2の電気機器14と、第1および第2の電気機器15,14の各電気負荷量を検出する電気負荷量検出手段21と、第1および第2の電気機器15,14の電気負荷量に応じて発電機12による発電量を制御する発電量制御手段22と、第1の電気機器15の作動により電気負荷量が間欠的に変動した場合に、発電機12による発電量の応答性を抑制する制御である応答性抑制制御を実行する応答性抑制手段23と、第2の電気機器14の作動により電気負荷量が増大した場合に、応答性抑制制御の実行を休止させるキャンセル手段24とを備えて構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車載発電機の制御装置に関するものである。
従来より、自動車には、ヘッドランプ、フォグランプ、フラッシャランプ、電動ワイパなど、種々の電装品が搭載され、また、これらの車載電装品に対しては、オルタネータによって発電された電力が供給されるようになっている。
このオルタネータは、エンジンによって駆動されて発電を行なうものであって、そのデューティ比を変更することによって、発電量を変更することができるようになっている。つまり、デューティ比を増大させればエンジンへの負荷は増大するものの発電量を増大させることができ、一方、デューティ比を減少させれば発電量は減少するもののエンジンの動力負荷を小さくすることができるようになっている。
また、このオルタネータのデューティ制御は、車載電装品によって消費される電力量(即ち、電気負荷量)に応じて変更されるようになっている。
しかしながら、エンジンが低負荷運転中(例えば、アイドル運転中)に、車載電装品によって消費される電力が増大すると、オルタネータのデューティ比が増大することによりエンジンの負荷が増大する。
このため、オルタネータのデューティ比の増減に応じて、スロットルバルブの開度を変更したり、点火時期を変更することで、エンジン出力を調節する制御が実行されるようになっている。
なお、オルタネータのデューティ比に応じてエンジン出力を制御する技術の一例として、以下の特許文献1の技術が存在する。
特許3045353号公報
ところが、車載電装品によっては、ヘッドランプやフォグランプなどのように、継続的に作動するものばかりではなく、間欠的に作動するものもある。例えば、フラッシャランプは、間欠的に作動する車載電装品の1つであって、ドライバにより方向指示レバーが操作された場合、あるいは、ハザードスイッチがオンとなることによって明滅し、その電力消費量は間欠的に変動する。
他方、電動ワイパは、連続モードで作動させた場合、その電力消費量は原則的には一定であるが、間欠モードで作動させた場合には、間欠的に作動し、その電力消費量は間欠的に変動する。
つまり、ヘッドランプやフォグランプが点灯すると、電気負荷は増大するものの、原則的には変動しないため、上述のスロットルバルブによる吸気量制御や、点火時期制御などにより、エンジン出力を制御することで、必要な発電量を確保しながら、エンジンの回転安定性を確保することができる。
しかしながら、フラッシャランプが明滅する場合や、電動ワイパが間欠モードで作動する場合には、電気負荷が間欠的に変動し、この電気負荷の変動に応じてオルタネータのデューティ比が変化する。そして、このオルタネータのデューティ比変化に応じてスロットルバルブ開度を制御すると、ハンチングが生じたり、エンジン回転数の変化がオルタネータ・デューティ比の変化に追従できない事態、即ち、制御遅れが生じたりする事態を招く。
また、点火時期制御を実行した場合には、スロットルバルブによる吸気量制御に比べれば制御遅れは生じにくいものの、点火時期の進角量および遅角量にはおのずと限界がある。また、ノック発生を考慮すると、更にその進角量・遅角量は制限を受ける。また、過度に遅角させると燃費の悪化を招くという課題もある。
他方、上述の特許文献1のように、電気負荷が間欠的に変動した場合には、オルタネータのデューティ比を徐々に増大させ、エンジン回転数にハンチングが生じることを防ぐという手法も考えられるものの、この手法では、電気負荷が増大した場合であってもオルタネータによる発電量が増大するまでには時間がかかることになるため、電気負荷に対応した電力量を発電することができない事態、即ち、発電量不足という事態が生じる。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、電気負荷に応じた発電量を確保しながら、エンジンのハンチングを防ぐことができる、車載発電機の制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の車載発電機の制御装置(請求項1)は、内燃機関により駆動される発電機と、該発電機から給電を受けて間欠的に作動する第1の電気機器と、該発電機から給電を受けて継続的に作動する第2の電気機器と、該第1および該第2の電気機器の電気負荷量を検出する電気負荷量検出手段と、該電気負荷量検出手段により検出された該電気負荷量に応じて該発電機による発電量を制御する発電量制御手段と、該第1の電気機器の作動により該電気負荷量が間欠的に変動した場合に、該発電機による発電量の応答性を抑制する制御である応答性抑制制御を実行する応答性抑制手段と、該第2の電気機器の作動により該電気負荷量が継続的に増大した場合に、該応答性抑制手段による該応答性抑制制御の実行を休止させるキャンセル手段とを備えることを特徴としている。
また、請求項2記載の本発明の車載発電機の制御装置は、請求項1記載の内容において、該応答性抑制手段は、該応答性抑制制御における該発電機による発電量の応答性を徐々に抑制することを特徴としている。
また、請求項3記載の本発明の車載発電機の制御装置は、請求項1または2記載の内容において、該キャンセル手段は、該第2の電気機器の作動により該電気負荷量が増大すると該応答性抑制制御の実行を即座に休止させることを特徴としている。
また、請求項4記載の本発明の車載発電機の制御装置は、請求項1〜3記載の内容において、該発電量制御手段は、該発電機の発電量を制限するクリップ値と、該電気負荷量が該クリップ値を越えた電気負荷となったとき該クリップ値を越えて所定量発電量を増加可能とする増量クリップ値とを備え、該応答性抑制制御は、該増量クリップ値を抑制させることを特徴としている。
本発明の車載発電機の制御装置によれば、電気負荷量が間欠的に変動した場合には発電機による発電量の応答性を抑制しつつ、さらに、電気負荷量が増大した場合には、発電量の応答性を抑制することをキャンセルできるので、電気負荷に応じた発電量を確保しながら、エンジンのハンチングを防ぐことができる。(請求項1)
また、電気負荷量が間欠的に変動した場合には、発電機による発電量の応答性を徐々に抑制するので、エンジンのハンチングを適切に防ぐことができる。(請求項2)
また、電気負荷量が増大した場合には、発電量の応答性を即座に高めることで、増大した電気負荷量に対応した発電量を瞬時に確保することができる。(請求項3)
また、電気負荷量が間欠的に変動した場合には、発電機による発電量の増量を抑制するので、エンジンのハンチングを防ぐことができる。(請求項4)
以下、図面により、本発明の一実施形態に係る車載発電機の制御装置について説明すると、図1はその全体構成を示す模式的なブロック図、図2はその作用を示すフローチャート、図3はその作用を示すタイムチャートである。
図1で示すように、車両10には、エンジン11、オルタネータ12、バッテリ13、ヘッドランプ(第2の電気機器)14、フラッシャランプ(第1の電気機器)15、ECU16が備えられている。
このうち、エンジン11は、ガソリンエンジンであって、車両10の駆動源となるものである。
また、オルタネータ12は、エンジン11によって駆動されて交流電力を発電する発電機である。なお、このオルタネータ12には整流ユニット(図示略)が内蔵されており、オルタネータ12によって発電された交流電力を直流電力に変換して出力できるようになっている。
また、このオルタネータ12による発電量は、このオルタネータ12のデューティ比を変更することによって変更できるようになっている。より具体的には、オルタネータ・デューティ比を増大させることによって発電量を増大させることができ、また、オルタネータ・デューティ比を減少させることによって発電量抑制することができるようになっている。なお、オルタネータ・デューティ比を増大させた場合にはエンジン11の負荷が増大し、オルタネータ・デューティ比を減少させた場合には、エンジン11の負荷が減少するようになっている。
バッテリ13は、オルタネータ12から出力された直流電力を放電可能に蓄える鉛電池である。
ヘッドランプ14は、車両10の前面に設けられ、車両10の前方にヘッドライトを照射できるようになっている。また、このヘッドランプ14は、図示しないヘッドランプスイッチがオン/オフされることによって、点灯/消灯するようになっている。
フラッシャランプ15は、車両10の左右前方および左右後方に設けられており、左側或いは右側のフラッシャランプ15が明滅することによって、車両10の進行方向を示すことができるようになっている。また、全てのフラッシャランプ15が明滅することによって、車両10に異常が生じていることを示したり車両10が停車中であることを示したりすることができるようになっている。
より具体的には、ドライバにより方向指示器レバー(図示略)が操作される方向に応じて、左右どちらかのフラッシャランプ15が明滅し、フラッシャランプ15を方向指示器として用いることができ、一方、ドライバにより、ハザードスイッチ(図示略)がオンにされることにより、全てのフラッシャランプ15が明滅し、フラッシャランプ15をハザードランプとして用いることができるようになっている。
ECU16は、いずれも図示しない、インターフェース、CPU、メモリ等を備えた電子制御ユニットであって、エンジン11とオルタネータ12とに対して専用ケーブルで接続されるとともに、ヘッドランプ14およびフラッシャ15に対してCAN(Controller Area Network)規格に基づいて接続されている。
また、このECU16には、電力消費量検出部(電気負荷量検出手段)21、発電量制御部(発電量制御手段)22、応答性抑制部(応答性抑制手段)23、キャンセル部(キャンセル手段)24およびエンジン制御部25が、それぞれソフトウェアとして内蔵されている。
これらのうち、電力消費量検出部21は、ヘッドランプ14およびフラッシャランプ15の各電力消費量(電気負荷量)を検出するものである。
また、発電量制御部22は、電力消費量検出部21によって検出されたヘッドランプ14およびフラッシャランプ15の電力消費量に応じてオルタネータ12のデューティ比(フィールドコイル通電デューティ比;以下、「FRデューティ比」という)を制御することによって、オルタネータ12による発電量を制御するものである。
例えば、ヘッドランプ14が点灯したことによって電力消費量が増大したことが電力消費量検出部21によって検出されると、この発電量制御部22によってFRデューティ比が増大され、このFRデューティ比の増大に伴ってオルタネータ12によって発電される発電量が増大するようになっている。
応答性抑制部23は、フラッシャランプ15の作動により電力消費量が間欠的に変動した場合に、オルタネータ12による発電量の応答性、即ち、FRデューティ比の応答性を抑制する制御である「応答性抑制制御」を実行するものである。
この応答性抑制制御をもう少し具体的に説明すると、フラッシャランプ15が作動することによって電力消費量が増大したことが電力消費量検出部21によって検出されると、オルタネータ12のFRデューティ比がこのフラッシャランプ15の明滅により変動する電力消費量に対して追従するように発電量制御部22により制御されるが、応答性抑制部23は、FRデューティ比が電力消費量に対して追従して変更されることを防ぐパラメータである「パワートランジスタ通電デューティ比(以下「G端子デューティ比」という)」を設定するようになっている。このG端子デューティ比は、FRデューティ比の上限を抑制する、いわゆるクリップ値であって、このG端子デューティ比には、不感帯(増量クリップ値)を設定することができるようになっている。
例えば、G端子デューティ比が60%で、G端子デューティ比不感帯の割合(以下、単に「G端子制御不感帯」という)が10%であった場合、原則的にはFRデューティ比の上限が60%でクリップされるが、G端子制御不感帯として設定された+10%(即ち、デューティ比70%)までは、FRデューティ比の上昇が許容されるようになっている。
そして、この応答性抑制部23は、フラッシャランプ15が明滅することによって電気負荷量が間欠的に変動したことが電力消費量検出部21により検出されると、G端子制御不感帯を1〜3%(実質的には0%)にまで低下させ、FRデューティ比の上限を厳密にクリップするようになっている。なお、FRデューティや、G端子制御不感帯については、図3を用いて後述する。
キャンセル部24は、ヘッドランプ14の点灯により電力消費量が増大した場合に、応答性抑制部23による応答性抑制制御の実行を休止させるものである。
もう少し具体的に説明すると、フラッシャランプ15が明滅することにより、電気負荷量が間欠的に変動している場合には、上述したように、応答性抑制部23により、G端子制御不感帯が低く設定され、厳密にFRデューティ比の上限がクリップされるようになっている。
このとき、さらにヘッドラップ14が点灯すると、当然に電力消費量が増大する。なお、このヘッドランプ14は、フラッシャランプ15のように明滅しないので、その電力消費量は原則的に一定である。
このとき、キャンセル部24は、応答性制御部23による応答性抑制制御、即ち、G端子制御不感帯の低減制御(増加クリップ値の抑制)をキャンセルし、G端子制御不感帯を、応答性抑制制御部23によって低減される前のG端子制御不感帯(約10%)に復帰させるようになっている。したがって、ヘッドランプ14が点灯することによって増大した電力消費量に対応した電力をオルタネータ12によって即座に発電させることができるようになっている。
エンジン制御部25は、発電量制御部22によって設定されたFRデューティ比に応じて、エンジン11のスロットルバルブ開度および点火時期を制御するものである。より具体的には、FRデューティ比が増大した場合には、スロットル開度を増大させたり点火時期を進角させたりするようになっている。また、FRデューティ比が減少した場合には、スロットル開度を減少させたり若しくは点火時期を遅角させたりするようになっている。
本発明の一実施形態に係る車載発電機の制御装置は上述のように構成されているので、以下のような作用および効果を奏する。なお、ここでは図2のフローチャートを用いて、図3のタイムチャートに示す状況を例にとって説明する。
図2のフローチャートに示すように、ステップS11において、フラッシャランプ15が明滅すると、このフラッシャランプ15の明滅によりオルタネータ12に対する電気負荷の変動が電力消費量検出部21により検出される。(図3の「間欠電気負荷」参照)。
このとき、通常の制御であれば、発電量制御部22が、電力消費量検出部21によって検出されたフラッシャランプ15の間欠的に変動する電力消費量に応じてオルタネータ12のFRデューティ比を制御することで、オルタネータ12による発電量を調節する(図3の符号A1参照)。このため、エンジン制御部25も、負荷変化に応じてスロットルバルブ開度や点火時期を変更するため、ハンチングが生じる(図3の符号A2参照)。
しかしながら、ステップS12において、応答性抑制部23が、FRデューティ比の応答性を抑制する制御である「応答性抑制制御」を実行し、約10%に設定されていたG端子制御不感帯を約0%に徐々に変更するため(図3中符号A3参照)、FRデューティ比の上限は、G端子デューティ比でクリップされる(図3中符号A4参照)。なお、フラッシャランプ15のみが明滅している場合、G端子デューティ比は約60%として設定されている。
その後、ステップS13において、ヘッドランプ14が点灯して電力消費量が増大したことが電力消費量検出部21によって検出されると(ステップS13のYesルート;図3の符号A5参照)、キャンセル部24が、応答性抑制部23による応答性抑制制御の実行を休止させる。つまり、フラッシャランプ15が明滅することにより、電力消費量が間欠的に変動している場合には、応答性抑制部23により、G端子制御不感帯が低く設定され、厳密にFRデューティ比の上限がクリップされているが、さらにヘッドラップ14が点灯すると、電力消費量が増大が許容される。
このとき、ステップS14において、キャンセル部24は、応答性制御部23によるG端子制御不感帯の低減制御をキャンセルし、約0%に設定されていたG端子制御不感帯を約10%へ即座に復帰させる(図3の符号A6参照)。これにより、FRデューティ比が約70%にまで上昇することが許容され、ヘッドラップ14が点灯することによって増大した電力消費量に対応した電力をオルタネータ12によって即座に発電させることができる。
その後、ステップS15において、応答性抑制部23が、約60%に設定されていたG端子デューティを約70%に増大させ、そして、所定のディレイ時間(図3中符号t1参照)が経過した後に、ステップS16において、キャンセル部24が、約10%に設定されていたG端子制御不感帯を再び約0%へ徐々に減少させることで、応答性制御部23によるG端子制御不感帯の低減制御を再び有効とする。これにより、FRデューティ比の変動を抑制することが可能となり、フラッシャ15の明滅による変動する電力消費量とヘッドランプ14の点灯による定常的な電力消費量とに応じた電力をオルタネータ12に発電させながら、エンジン11のハンチングを防ぐことができる。
その後、ステップS17において、フラッシャランプ15が消灯されると(図3の符号A8参照)、キャンセル部24が、約0%に設定されていたG端子制御不感帯を再び約10%へ徐々に復帰させ(図3中符号A9参照)、電力消費量に応じて、オルタネータ12から適切な量の電力が発電されるようにする。
このように、本発明の一実施形態に係る車載発電機の制御装置によれば、電力消費量が間欠的に変動した場合には、オルタネータ12による発電量の応答性を抑制しつつ、さらに、電力消費量が増大した場合には、オルタネータ12による発電量の応答性抑制を休止できるので、電力消費量に応じた発電量を確保しながら、エンジン11のハンチングを防ぐことができる。
また、電力消費量が間欠的に変動した場合には、オルタネータ12による発電量の応答性を徐々に抑制するので、エンジン11のハンチングをさらに適切に防ぐことができる。
また、電力消費量が増大した場合には、オルタネータ12の発電量の応答性を即座に高めることで、増大した電力消費量に対応した発電量を瞬時に確保することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
上述の実施形態においては、第1の電気機器がヘッドランプである場合について説明したが、このような構成に限るものではない。例えば、第1の電気機器が、カーオーディオ機器、車内ランプなど、種々の電装機器が該当し得る。
同様に、上述の実施形態においては、第2の電気機器がフラッシャランプである場合について説明したが、このような構成に限るものではない。例えば、第2の電気機器が間欠モードで作動する電動ワイパ等であってもよい。
また、上述の実施形態においては、エンジン11がガソリンエンジンである場合を例にとって説明したが、このような構成に限るものではない。例えば、ディーゼルエンジンやガスタービンエンジンなど、種々のエンジンが適用できる。
また、上述の実施形態においては、ECU16がヘッドランプ14およびフラッシャランプ15に対してCAN規格にネットワーク化されている場合について説明したが、このような場合に限定するものではない。例えば、専用ハーネスによって相互接続してもよいし、CAN規格以外の規格に基づきネットワーク化してもよい。
本発明の一実施形態に係る車載発電機の制御装置の全体構成を示す模式的なブロック図である。 本発明の一実施形態に係る車載発電機の制御装置の作用を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る車載発電機の制御装置の作用を示す模式的なタイムチャートである。
符号の説明
11 エンジン(内燃機関)
12 オルタネータ(発電機)
14 ヘッドランプ(第2の電気機器)
15 フラッシャランプ(第1の電気機器)
21 電力消費量検出部(電気負荷量検出手段)
22 発電量制御部(発電量制御手段)
23 応答性抑制部(応答性抑制手段)
24 キャンセル部(キャンセル手段)

Claims (4)

  1. 内燃機関により駆動される発電機と、
    該発電機から給電を受けて間欠的に作動する第1の電気機器と、
    該発電機から給電を受けて継続的に作動する第2の電気機器と、
    該第1および該第2の電気機器の電気負荷量を検出する電気負荷量検出手段と、
    該電気負荷量検出手段により検出された該電気負荷量に応じて該発電機による発電量を制御する発電量制御手段と、
    該第1の電気機器の作動により該電気負荷量が間欠的に変動した場合に、該発電機による発電量の応答性を抑制する制御である応答性抑制制御を実行する応答性抑制手段と、
    該第2の電気機器の作動により該電気負荷量が増大した場合に、該応答性抑制手段による該応答性抑制制御の実行を休止させるキャンセル手段とを備える
    ことを特徴とする、車載発電機の制御装置。
  2. 該応答性抑制手段は、該応答性抑制制御における該発電機による発電量の応答性を徐々に抑制する
    ことを特徴とする、請求項1記載の車載発電機の制御装置。
  3. 該キャンセル手段は、該第2の電気機器の作動により該電気負荷量が増大すると該応答性抑制制御の実行を即座に休止させる
    ことを特徴とする、請求項1または2記載の車載発電機の制御装置。
  4. 該発電量制御手段は、該発電機の発電量を制限するクリップ値と、該電気負荷量が該クリップ値を越えた電気負荷となったとき該クリップ値を越えて所定量発電量を増加可能とする増量クリップ値とを備え、
    該応答性抑制制御は、該増量クリップ値を抑制させる
    ことを特徴とする、請求項1〜3記載の車載発電機の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009011036A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Mitsubishi Motors Corp 永久磁石式発電機の制御装置

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