JP2006288013A - リニアモータ構造 - Google Patents

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JP2006288013A
JP2006288013A JP2005101938A JP2005101938A JP2006288013A JP 2006288013 A JP2006288013 A JP 2006288013A JP 2005101938 A JP2005101938 A JP 2005101938A JP 2005101938 A JP2005101938 A JP 2005101938A JP 2006288013 A JP2006288013 A JP 2006288013A
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linear motor
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yoke
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Tsuneo Sugiura
恒雄 杉浦
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Tamagawa Seiki Co Ltd
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Tamagawa Seiki Co Ltd
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Abstract

【課題】ボビンに複数の切溝を形成することにより、渦電流による逆トルクの発生を防止し、円滑な動作を得る。
【解決手段】リニアモータ構造は、全体形状が四角枠形状のヨークと、ヨークの上下に設けられたマグネットと、ボビンとコイルを備え、非磁性金属よりなるボビン(1)のコイル(4)を巻回した無端状溝部(3)に複数の切溝(20)を形成することにより、逆トルクの発生を防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、リニアモータ構造に関し、特に、コイルを巻回するボビンの一部に複数の切溝を形成することにより、渦電流の発生による逆トルクの発生を防止すると共に放熱効果を向上するための新規な改良に関する。
従来、用いられていたこの種のリニアモータ構造としては、文献名は特に開示していないが(文献が特にないため)、図3及び図4で示す構成を挙げることができる。
すなわち、図3において符号1で示されるものは、断面凹状をなす無端状溝部3を有する樹脂製のボビンであり、このボビン1の無端状溝部3にはコイル4が巻回して設けられている。
前記ボビン1に対面して複数のマグネット5が配設されている。
前述の状態で、図4に示されるように、コイル4に通電して励磁を開始すると、周知の磁気作用によって、ボビン1側又はマグネット5側が相対的に移動方向Aに沿って移動が始まる。
従来のリニアモータ構造は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、ボビンが非電導のプラスチック樹脂で形成されていたため、耐熱性が低く、モータ定格を上げることができず、モータ性能の向上が困難であった。
そのため、ボビンは金属で製作する方がモータ性能の向上には有効であるが、渦電流が環流としてボビンに流れ、その結果、逆トルクの発生となり、円滑な直動が妨げられることになっていた。
本発明によるリニアモータ構造は、全体形状が四角枠状をなすヨークと、前記ヨークの上部内面と下部内面に設けられたマグネットと、前記ヨークの内孔内で前記各マグネット間を貫通し全体形状が枠状をなすボビンと、前記ボビンの外周に形成され断面凹状をなす無端状溝部と、前記無端状溝部に巻回されたコイルとを備え、前記コイルを励磁することにより前記ボビンとヨークの相対移動を行うようにしたリニアモータ構造において、前記ボビンは非磁性金属よりなり、前記無端状溝部には、前記無端状溝部の長さ方向と交差する方向に複数の切溝が形成されている構成であり、また、前記ボビンは円弧状をなし、前記内孔も円弧状をなしている構成であり、また、前記各切溝の溝方向は、前記相対移動の移動方向と同一である構成であり、また、前記ボビンは、アルミニウムからなる構成であり、また、前記内孔は円弧状をなし、前記各マグネットは前記内孔の形状に沿って配設されている構成である。
本発明によるリニアモータ構造は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、ボビンを非磁性材からなる金属製とし、ボビンの無端状溝部の長さ方向と交差する方向に複数の切溝が形成されているため、金属製であるにも拘わらず渦電流による逆トルクの発生がなく安定した直動を得ることができる。
また、ボビンが金属製であるため、従来の樹脂製よりも強度が高く、かつ、放熱性にも優れた特性を得ることができる。
本発明は、コイルを巻回するボビンの一部に複数の切溝を形成することにより、渦電流の発生による逆トルクの発生を防止すると共に放熱効果を向上させるようにしたリニアモータ構造を提供することを目的とする。
以下、図面と共に本発明によるリニアモータ構造の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分には、同一符号を用いて説明する。
図1において、符号10で示されるものは、磁性材料からなるヨークであり、このヨーク10は全体形状が四角枠形をなし内孔11を備えている。
前記内孔11は、上部内面12及び下部内面13を有すると共に、前記各内面12,13は円弧状をなしており、前記上部内面12及び下部内面13には、その形状に合わせて形成された4個のマグネット5が接着によって設けられている。
前記内孔11内には、この内孔11を貫通する状態でほぼ長方形状をなすボビン1がX軸、Y軸及びZ軸のうちのX軸廻りの移動方向Aに沿って往復移動できるように配設されている。
前記ボビン1は、アルミニウム等の非磁性金属材料で構成されていると共に、その外周には、断面凹状をなす無端状溝部3が形成され、この無端状溝部3にはコイル4が巻回して設けられている。
前記ボビン1の前記無端状溝部3には、図1で示されるように、前記無端状溝部3の長さ方向Bと交差(すなわち、直交する状態)する方向に沿って複数の切溝20が形成されている。
前記切溝20の溝幅Wは、前記無端状溝部3の溝幅よりも十分に狭い状態に形成されていると共に、前記ボビン1の肉厚を貫通し中央部1aに向けて延設されている。
前記ボビン1の裏面の両端には、長手板形状をなす一対の取付部21がこれと一体又は接着等によって取付けられ、この各取付部21は、例えば、図示しないジンバルに用いられている可動部材に接続されて移動方向Aの移動を行うことができるように構成されている。
従って、X軸以外のZ軸及びY軸廻りの移動を行うためには、各々別体に構成されたリニアモータを用いる必要がある。
次に、前述の構成において、ボビン1のコイル4に通電すると、図2の磁場30との磁気作用によって移動方向Aに沿ってボビン1を移動、すなわち、ヨーク10とボビン1との相対移動(例えば、左右数度の規定角度内)を行うことができる。
また、コイル4の向きを変えることにより、これまでとは逆の方向の直動を行うことができ、各切溝20の形成によって前述の渦電流による環流によって発生する逆トルク発生のリアクションを防止し、円滑な直動を得ることができる。
尚、前述の構成においては、内孔11、マグネット5及びボビン1の形状を円弧状として、若干円弧状に相対移動する構成とした場合について述べたが、これらを円弧状とすることなく、直線状として、直線状の直動を行うことができるように構成することもできる。
本発明のリニアモータ構造は、円弧状動作及び直線状動作の両方の分野に適用可能である。
本発明によるリニアモータ構造を示す斜視図である。 図1のリニアモータ構造の動作を示す説明図である。 従来のボビンを示す斜視図である。 図3のボビンを用いた動作を示す説明図である。
符号の説明
1 ボビン
3 無端状溝部
4 コイル
5 マグネット
10 ヨーク
11 内孔
12 上部内面
13 下部内面
20 切溝
A 移動方向(X軸廻り)
B 無端状溝部の長さ方向B

Claims (5)

  1. 全体形状が四角枠状をなすヨーク(10)と、前記ヨーク(10)の上部内面(12)と下部内面(13)に設けられたマグネット(5)と、前記ヨーク(10)の内孔(11)内で前記各マグネット(5)間を貫通し全体形状が枠状をなすボビン(1)と、前記ボビン(1)の外周に形成され断面凹状をなす無端状溝部(3)と、前記無端状溝部(3)に巻回されたコイル(4)とを備え、前記コイル(4)を励磁することにより前記ボビン(1)とヨーク(10)の相対移動を行うようにしたリニアモータ構造において、
    前記ボビン(1)は非磁性金属よりなり、前記無端状溝部(3)には、前記無端状溝部(3)の長さ方向(B)と交差する方向に複数の切溝(20)が形成されていることを特徴とするリニアモータ構造。
  2. 前記ボビン(1)は円弧状をなし、前記内孔(11)も円弧状をなしていることを特徴とする請求項1記載のリニアモータ構造。
  3. 前記各切溝(20)の溝方向は、前記相対移動の移動方向(A)と同一であることを特徴とする請求項1又は2記載のリニアモータ構造。
  4. 前記ボビン(1)は、アルミニウムからなることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のリニアモータ構造。
  5. 前記内孔(11)は円弧状をなし、前記各マグネット(5)は前記内孔(11)の形状に沿って配設されていることを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載のリニアモータ構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010268655A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Minebea Co Ltd ステッピングモータ
CN107659111A (zh) * 2017-10-20 2018-02-02 沈阳工业大学 弧形导轨无铁心永磁直线电机

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