JP2006287540A - 親子ip電話装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】IP電話システムの構成の変更に伴ってシステムの設定を行う場合、サービス業者による設定を回避する。
【解決手段】IPセントレックス1に収容される親IP電話機4と、親IP電話機4に接続される子IP電話機5とからなる親子IP電話装置を設け、親IP電話機4に、予めIPセントレックス1に設定されているこのIPセントレックスの内線を識別するためのIPアドレス及び内線番号に対応して、親IP電話機4及び子IP電話機5の各ローカルIPアドレス及び内線番号が設定可能な変換テーブル43を設ける。
【選択図】 図4

Description

本発明は、IPセントレックスに接続される親子IP電話装置に関する。
近年、ユーザに対しIP網経由でPBX機能を提供するIPセントレックスサービスが急速に普及し始めている。ユーザは、このようなIP−PBXサービス機能を有するIPセントレックス(IP−PBX:IPセントレックスサーバ)にIP電話機を接続するだけで、内線通話は無料となり、また、外線通話においても通常のIP電話と同じ料金体系となるなど、通話料の面でコストダウンを図ることができる。また、オフィス内設備がシンプルになるなどの利点も有している。
図5はこのようなIP電話システムの構成を示す図であり、図示しないIP網に収容されるIPセントレックス1と、中継ノードであるハブ2と、IP電話機3A1〜3A3,3B1〜3B3とから構成され、内線電話機である各IP電話機3A1〜3A3,3B1〜3B3はハブ2を介してIPセントレックス1に接続される。
ここで、前記IPセントレックス1では、サービスの開始に先立ってサービス業者が顧客の要求に合わせて例えば内線電話機としての各IP電話機3の内線番号やそのIPアドレスなどを設定する(非特許文献1)。そして、以降、その設定情報にしたがってIPセントレックス1からIP電話機3側へサービスが提供される。すなわち、IPセントレックス1と各IP電話機3との間では上記設定情報にしたがった通信が行われ、これにより、IP電話機3のIPセントレックス1を介する内線通話や、IP電話機3のIPセントレックス1及びIP網を介する外線通話などのサービスが提供される。
また、サービス業者の設定により、例えば図5に示すような、IP電話機3A1〜3AをグループAとし、IP電話機3B1〜3B3をグループBとする、グループ分けを行うこともできる。このようにグループ分けされた場合は、或る回線の着信時にはグループAに属するIP電話機3A1〜3A3が着信鳴動し、他の回線の着信時にはグループBに属するIP電話機3B1〜3B3が着信鳴動する。
http://www.ntt-me.co.jp/ipcentrex/service.html
このようなIP電話システムは、前述したようにオフィス内設備がシンプルになるなどの利点を有している。しかしながら、サービス業者の上記設定に対して、IP電話機の内線番号の変更など、システムのわずかな構成の変更時などにも逐一サービス業者に届け出てサービス業者によりIPセントレックスに、その変更に応じた設定をして貰わなければならないという問題がある。
したがって、本発明は、IP電話システムの構成の変更に伴ってシステムの設定を行う場合、サービス業者による設定を回避することを目的とする。
このような課題を解決するために本発明は、IPセントレックスに収容される親IP電話装置と、親IP電話装置に接続される子IP電話装置とからなる親子IP電話装置であって、親IP電話装置は、予めIPセントレックスに設定されているこのIPセントレックスの内線を識別するための第1の識別情報に対応して、親IP電話装置及び子IP電話装置の各識別情報が第2の識別情報として設定可能な変換テーブルと、IPセントレックスから提供されるサービスを変換テーブルの設定情報に基づいて親IP電話装置及び子IP電話装置に提供する制御部とを備えるものである。
この場合、制御部は、IPセントレックスの配下の内線を示す第1内線の制御機能を有する第1内線制御部と、親IP電話装置の配下の内線を示す第2内線の制御機能を有する第2内線制御部とを有し、第1内線制御部は、IPセントレックスからの第1の識別情報を含むサービス情報を受信すると、この受信情報を第2内線制御部に通知する一方、第2内線制御部から通知される、親IP電話装置又は子IP電話装置の何れかのIP電話装置からの第2の識別情報を含むサービス要求情報を受信すると、このサービス要求情報に含まれる第2の識別情報を変換テーブルの設定情報に基づいて第1の識別情報に変換し第1の識別情報を含むサービス要求情報としてIPセントレックスに通知し、第2内線制御部は、親IP電話装置又は子IP電話装置の何れかのIP電話装置からの第2の識別情報を含むサービス要求情報を受信すると、この受信情報を第1内線制御部に通知する一方、第1内線制御部から通知される、IPセントレックスからの第1の識別情報を含むサービス情報を受信すると、このサービス情報に含まれる第1の識別情報を変換テーブルの設定情報に基づいて第2の識別情報に変換し、変換した第2の識別情報に応じた親IP電話装置又は子IP電話装置の何れかに前記サービス情報に応じたサービスを提供することを特徴とするものである。
ここで、第1の識別情報は、IPセントレックスに予め設定されたIPアドレス及び内線番号であり、第2の識別情報は、親IP電話装置及び子IP電話装置のそれぞれのローカルIPアドレス及び内線番号である。
本発明によれば、IPセントレックスに収容される親IP電話装置と、親IP電話装置に接続される子IP電話装置とからなる親子IP電話装置を設け、親IP電話装置に、予めIPセントレックスに設定されているこのIPセントレックスの内線を識別するための第1の識別情報に対応して、親IP電話装置及び子IP電話装置の各識別情報が第2の識別情報として設定可能な変換テーブルを設けるようにしたので、IP電話システムの構成の変更に伴ってシステムの設定を行う場合、IPセントレックスの設定を変えずに、ユーザ側で親IP電話装置に設けた変換テーブルの設定情報を変えるだけで良く、したがって、サービス業者によるIPセントレックスの設定を回避することができる。
以下、本発明について図面を参照して説明する。
図1は本発明の親子IP電話装置を適用したIP電話システムの構成を示すブロック図である。本システムは、図1に示すように、図示しないIP網に収容されるIPセントレックス1と、中継ノードであるハブ2と、ハブ2に接続される親IP電話機4A,4Bと、親IP電話機4Aに接続される子IP電話機5A1,5A2と、親IP電話機4Bに接続される子IP電話機5B1〜5B3とから構成される。
ここで、このシステムでは、親IP電話機4Aと子IP電話機5A1,5A2の3台のIP電話機によりグループAが構成されているとともに、親IP電話機4Bと子IP電話機5B1〜5B3の4台のIP電話機によりグループBが構成されている。
図1に示す、親IP電話機4Aと子IP電話機5A1,5A2の3台のIP電話機により構成されるグループAという構成情報、及び、親IP電話機4Bと子IP電話機5B1〜5B3の4台のIP電話機により構成されるグループBという構成情報は、本システムがサービス開始当初にサービス業者によってIPセントレックス1に設定されたものである。また、このときグループAに属する3台のIP電話機の内線番号とIPアドレス、及び、グループBに属する4台のIP電話機の内線番号とIPアドレスが同様にサービス業者によりIPセントレックス1に設定されている。
ここで、当初のグループに属する3台のIP電話機に対し、さらにそのグループに新たなIP電話機を加えるようなシステムの変更が生じた場合を考慮して、図1では、そのグループを、1台の親IP電話機4と、その親IP電話機4の配下に接続される複数の子IP電話機5とから構成されるようにしている。
図2は、図1に示す親IP電話機4Aを含むグループAの構成を模式的に示した図である。図2を用いて親子IP電話装置の構成をさらに具体的に説明する。
前述したように、グループAという構成情報は、本システムがサービス開始当初にサービス業者によりIPセントレックス1に設定されたものであり、このときそのグループAに属する3台のIP電話機の内線番号としてそれぞれ、例えば、「501」、「502」、「503」がIPセントレックス1に設定され、また、前記グループAに属する3台のIP電話機のIPアドレスとしてそれぞれ、例えば、「AAAA」、「AAAB」、「AABA」がIPセントレックス1に設定されているものとする。
ここで、当初のグループAに属する3台のIP電話機に対し、さらにそのグループAに新たなIP電話機を加えるようなシステムの変更が生じた場合を考慮して、図2では、グループAに、1台の親IP電話機4Aを設けてこの親IP電話機4AがIPセントレックス1に接続されるように構成するとともに、その親IP電話機4Aの配下に複数の子IP電話機5A1〜5A5が接続されるように構成する。
そして、親IP電話機4Aに後述の図3に示す変換テーブル43を設け、その変換テーブル43に、IPセントレックス1に設定されている、IPセントレックス1の配下の内線(第1内線)としての前記IPアドレス及び内線番号に対応して、親IP電話機4Aの配下の内線(第2内線)として、この親IP電話機4AのローカルIPアドレス及び内線番号を含む子IP電話機5A1〜5A5の各ローカルIPアドレス及び内線番号などをユーザ側で設定できるようにする。
このように構成することにより、親IP電話機4Aでは、IPセントレックス1に対して、内線番号「501」、「502」、「503」の3台分のIP電話機に相当する通信が行われるとともに、その親IP電話機4A自身を含めた各子IP電話機5に対しては前記変換テーブル43の設定情報にしたがって着信呼などの呼が分配される。ここで、親IP電話機4の変換テーブル43の設定情報は、前述したようにユーザ側で自在に設定変更できるため、例えば内線の構成を変更するときなど、システムの構成を変更する場合にサービス業者によるその変更に対応したシステムの設定を回避することができる。
図4は、親機IP電話装置の要部構成を示すブロック図であり、親IP電話機4の構成を示すものである。
親IP電話機4には、図4に示すように、CPUやROM、RAMなどからなる制御部40と、ユーザ側で各種の設定を行うことができるユーザインタフェース47と、音声信号の符号化・復号化を行うコーディック48と、回線キーやダイヤルキー等のキー49と、LCD50と、LED51とが設けられている。また、前記コーディック48には、通話を行うためのマイク52,スピーカ53及びハンドセット54が接続されている。なお、コーディック48、キー49、LCD50、LED51、マイク52、スピーカ53、ハンドセット54などは、通話に必須のもので当然子IP電話機5にも設けられている。
前記制御部40には、図4に示すように、第1内線終端部41と、第1内線制御部42と、前述した変換テーブルである第1・第2内線変換テーブル43と、第2内線制御部44と、第2内線終端部45と、ユーザによるユーザインタフェース47からの設定情報を入力して変換テーブル43に設定する設定部46とが設けられている。そして、IPセントレックス1の配下の内線としてのプロトコル終端機能を有する前記第1内線終端部41は、コネクタCN1及びハブ2を介してIPセントレックス1に接続され、親IP電話機4の配下の内線としてのプロトコル終端機能を有する第2内線終端部45は、コネクタCN2を介して各子IP電話機5A1〜5Anに接続される。
ここで、IPセントレックス1は、SIP(Session Initiation Protocol)プロトコルを有しており、IPセントレックス1に接続される制御部40の前記第1内線終端部41は、このSIPプロトコルを終端する機能を有する。また、親IP電話機4の配下の内線としてのプロトコル終端機能を有する第2内線終端部45は、SIPプロトコル又はTCP/IPプロトコルを終端する機能を有する。
IPセントレックス1の配下の内線(第1内線)の制御機能を有する第1内線制御部42は、第1内線終端部41から通知された、IPセントレックス1側からの例えば、IPアドレス及び内線番号を含む着信情報を受信するとその情報を第2内線制御部44に通知して、第2内線制御部44に、変換テーブル43の設定情報に応じた変換を行わせ、該当の子IP電話機5に着信情報を報知させる一方、第2内線制御部44から通知された、子IP電話機5からの例えば、IPアドレス及び内線番号を含む発信要求情報を受信すると、変換テーブル43の設定情報を参照してその設定に応じたIPアドレス及び内線番号に変換して第1内線終端部41に通知し、第1内線終端部41のSIPプロトコルによりそのIPアドレス及び内線番号を含む発信要求情報をIPセントレックス1に送信させる機能を有する。
また、親IP電話機4の配下の内線(第2内線)の制御機能を有する第2内線制御部44は、第2内線終端部45から通知された、子IP電話機5からの例えば、IPアドレス及び内線番号を含む発信要求情報を受信すると、その情報を第1内線制御部42に通知して、第1内線制御部42に、そのIPアドレス及び内線番号を変換テーブル43の設定情報に応じて変換させ、その変換情報を含む発信要求情報をIPセントレックス1側に送信させるとともに、第1内線制御部42から通知された、IPセントレックス1側からの例えば、IPアドレス及び内線番号を含む着信情報を受信すると、そのIPアドレス及び内線番号を変換テーブル43の設定情報に応じて変換し、その変換情報を含む着信情報を第2内線終端部45に通知して、第2内線終端部45のプロトコルにより該当子IP電話機5にその着信情報を送信させる機能を有する。
図3は、親IP電話機4に設けられた変換テーブル43の設定情報を示す図である。この変換テーブル43の設定情報は、前述したようにユーザが設定できるものである。
図3の例では、IPセントレックス1に設定されている、IPセントレックス1の配下の1つの内線に相当するIPアドレス「AAAA」及び内線番号「501」に対応して、2台のIP電話機が割り当てられた例であり、このうち、1台のIP電話機は親IP電話機4であって、ローカルIPアドレス「XXXX」、内線番号「200」が設定され、もう1台のIP電話機は子IP電話機5A1であって、ローカルIPアドレス「XXXY」、内線番号「201」が設定されている。
また、IPセントレックス1に設定されている、IPセントレックス1の配下のもう1つの内線に相当するIPアドレス「AAAB」及び内線番号「502」に対応して、2台のIP電話機が割り当てられ、このうち、1台のIP電話機は子IP電話機5A2であって、ローカルIPアドレス「XXYX」、内線番号「202」が設定され、もう1台のIP電話機は子IP電話機5A3であって、ローカルIPアドレス「XXYY」、内線番号「203」が設定されている。
さらに、IPセントレックス1に設定されている、IPセントレックス1の配下のもう1つの内線に相当するIPアドレス「AABA」及び内線番号「503」に対応して、2台のIP電話機が割り当てられ、このうち、1台のIP電話機は子IP電話機5A4であって、ローカルIPアドレス「XXYZ」、内線番号「204」が設定され、もう1台のIP電話機は子IP電話機5A5であって、ローカルIPアドレス「XXZY」、内線番号「205」が設定されている。
なお、上記変換テーブル43には、親IP電話機4や子IP電話機5A1〜5A5のそれぞれのローカルIPアドレス及び内線番号に対応して、図3に示すような、そのIP電話機が属するグループ番号「1」又は「2」が設定可能であり、さらにそのIP電話機への個別着信の可否を示す「可」、「不可」が設定可能である。
以上のように構成された親IP電話機4の動作を図3及び図4を用いて説明する。
(着信時の動作)
まず、親IP電話機4の着信時における動作から説明する。
IP網を介してIPセントレックス1に着信が到来し、IPセントレックス1がその着信を、自身の配下の内線IP電話機である、例えばIPアドレスが「AAAA」、内線番号が「501」のIP電話機に伝達する場合は、SIPプロトコルを実行することにより、IPアドレス「AAAA」、内線番号「501」を含む着信情報を通知する。
この着信情報は、ハブ2を介して、親IP電話機4の制御部40内の第1内線終端部41に伝達され、さらに第1内線終端部においてSIPプロトコルが実行されることにより受信され、第1内線制御部42に通知される。第1内線制御部42は、第1内線終端部41から通知された、IPセントレックス1側からのIPアドレス「AAAA」及び内線番号「501」を含む着信情報を受信すると、その情報を第2内線制御部44に通知する。
第2内線制御部44は、第1内線制御部42から通知された、IPアドレス「AAAA」及び内線番号「501」を含む着信情報を受信すると、変換テーブル43の設定情報をもとにそのIPアドレス及び内線番号を変換する。ここで、図3の変換テーブル43に従うと、このIPアドレス「AAAA」及び内線番号「501」は、ローカルIPアドレス「XXXX」及び内線番号「200」に変換されるとともに、ローカルIPアドレス「XXXY」及び内線番号「201」に変換される。
そして、変換されたローカルIPアドレス「XXXX」及び内線番号「200」は親IP電話機4自身のローカルIPアドレス及び内線番号であることから、第2内線制御部44は、親IP電話機4の図示しないブザーを着信鳴動させるとともに、LED51を着信表示する。また、変換されたローカルIPアドレス「XXXY」及び内線番号「201」は子IP電話機5A1のローカルIPアドレス及び内線番号であることから、第2内線制御部44は、その変換されたローカルIPアドレス「XXXY」及び内線番号「201」を含む着信情報を第2内線終端部45に通知する。第2内線終端部45は着信情報が通知されると、SIPプロトコル又はTCP/IPプロトコルを実行することにより、その着信情報に含まれるローカルIPアドレス「XXXY」及び内線番号「201」を有する子IP電話機5A1に着信を報知し、その子IP電話機5A1のブザーを着信鳴動させるとともにLEDを着信表示させる。
そして、親IP電話機4又は子IP電話機5A1の何れかが着信応答操作を行うと、IPアドレス「AAAA」及び内線番号「501」を有するIP電話機の操作情報としてIPセントレックス1側に送信され、IPセントレックス1側の制御により、着信応答IP電話機と発信側電話機との間で通話が開始される。
(発信時の動作)
次に、親IP電話機4の発信時の動作について説明する。
例えば、親IP電話機4においてオフフックし、回線キー及びダイヤルキーが操作されると、第2内線制御部44は、これらの発信操作情報を検出する。この場合、第2内線制御部44は、この発信操作は親IP電話機4で行われたものと判断して、親IP電話機4のローカルIPアドレス「XXXX」及び内線番号「200」を含む発信要求情報として、第1内線制御部42へ通知する。
第1内線制御部42は、第2内線制御部44から通知された、ローカルIPアドレス「XXXX」及び内線番号「200」を含む発信要求情報を受信すると、変換テーブル43の設定情報にしたがい、そのローカルIPアドレス「XXXX」及び内線番号「200」を、IPアドレス「AAAA」及び内線番号「501」に変換し、その変換情報を含む発信要求情報を第1内線終端部41に通知する。第1内線終端部41は、SIPプロトコルを実行することにより、IPアドレス「AAAA」及び内線番号「501」を含む発信要求情報をIPセントレックス1側に送信し、IPセントレックス1に対し前記発信要求情報で示される相手端末への発信を行わせる。このような発信に対して相手端末側が応答すると、親IP電話機4と相手端末間でIPセントレックス1及びIP網を介した通話が開始される。
また、例えば、子IP電話機5A1においてオフフックし、回線キー及びダイヤルキーが操作されると、子IP電話機5A1側でのSIPプロトコル又はTCP/IPプロトコルの実行により、その子IP電話機5A1のローカルIPアドレス「XXXY」及び内線番号「201」を含む発信要求情報が親IP電話機4側に伝達される。この場合、制御部40内の内線終端部45はSIPプロトコル又はTCP/IPプロトコルを実行することによりその発信要求情報を受信する。そして、その子IP電話機5A1のローカルIPアドレス「XXXY」及び内線番号「201」を含む発信要求情報を第1内線制御部42に通知する。
第1内線制御部42は、第2内線制御部44から通知された、ローカルIPアドレス「XXXY」及び内線番号「201」を含む発信要求情報を受信すると、変換テーブル43の設定情報にしたがい、そのローカルIPアドレス「XXXY」及び内線番号「201」を、IPアドレス「AAAA」及び内線番号「501」に変換し、その変換情報を含む発信要求情報を第1内線終端部41に通知する。第1内線終端部41は、SIPプロトコルを実行することにより、IPアドレス「AAAA」及び内線番号「501」を含む発信要求情報をIPセントレックス1側に送信し、IPセントレックス1に対し前記発信要求情報で示される相手端末への発信を行わせる。このような発信に対して相手端末側が応答すると、子IP電話機5A1と相手端末間で、親IP電話機4,IPセントレックス1及びIP網を介した通話が開始される。
なお、親IP電話機4又は子IP電話機5において内線発信操作が行われた場合も、発信を行ったIP電話機のローカルIPアドレス及び内線番号が、同様に変換テーブル43の設定情報をもとに、IPセントレックス1に設定されているIPアドレス及び内線番号に変換されて、発信要求情報とともにIPセントレックス1側に通知される。この場合、内線発信を行った、親IP電話機4又は子IP電話機5と相手端末間では、IP網を介さない通話(内線通話)が行われる。
このように、本システムは、IPセントレックス1の配下として、親IP電話機4を接続し、かつ親IP電話機4の配下として、複数の子IP電話機5A1〜5Anを接続するとともに、親IP電話機4に変換テーブル43を設け、この変換テーブル43に、IPセントレックス1の配下の内線(第1内線)としての内線番号及びIPアドレスに対応して、親IP電話機4を含む複数の子IP電話機5A1〜5Anの各内線番号及びローカルIPアドレスを、この親IP電話機4の配下の内線(第2内線)を識別する識別情報として設定するように構成することにより、親IP電話機4に、IPセントレックス1から提供されるサービスの終端機能と、親IP電話機4を含めた子IP電話機5A1〜5An対するサービスの提供機能とを持たせるようにしたものである。これにより、親IP電話機4では、IPセントレックス1側から提供されるサービスを的確にIP電話機側に提供することができる。すなわち、親IP電話機4ではIPセントレックス1側からIP電話機側へ、サービス情報である着信が通知された場合でも、変換テーブル43の設定情報による変換によって的確に所望のIP電話機に着信サービスを提供できるとともに、IP電話機側からセントレックス1側へサービス要求情報である発信要求情報を通知する場合においても変換テーブル43の設定情報による変換によってIPセントレックス1側へ的確にその発信要求情報を伝達し、発信サービスを受けることができる。
また、変換テーブル43に情報を設定する場合、ユーザにより設定できるようにしたことから、例えばIPセントレックス1にIP電話機を増設するようなシステムの変更が生じた場合でも、サービス業者を煩わすことなく、ユーザ側で自在にそのシステム変更に応じた設定を行うことができる。
なお、本実施の形態では、IPセントレックス1の配下として親IP電話機4を接続し、さらに親IP電話機4の配下として複数の子IP電話機5A1〜5Anを接続するようにしているが、IPセントレックス1の配下として第1の親IP電話機を接続し、さらにその第1の親IP電話機の配下として第2の親IP電話機を接続し、この第2の親IP電話機4の配下として、複数の子IP電話機を接続するように構成しても良い。
また、例えば会社内の営業グループ、スタッフグループ、及び開発グループごとにそれぞれ親IP電話機を配置して、各親IP電話機にそれぞれ複数の子IP電話機を接続し、グループ員に不在が多い営業グループに対応する親IP電話機4に対しては、子IP電話機5として、転送電話やボイスメール装置を配置するように構成すれば、各グループごとの特徴を反映したシステムを構築できる。
本発明の親子IP電話装置を適用したシステムの構成を示す図である。 上記親子IP電話装置を構成する親IP電話機の構成を模式的に示す図である。 上記親IP電話機に設けられた変換テーブルの設定状況を示す図である。 上記親IP電話機の要部構成を示すブロック図である。 従来システムの構成を示す図である。
符号の説明
1…IPセントレックス、2…ハブ、4,4A,4B…親IP電話機、5,5A15An…子IP電話機、40…制御部、41…第1内線終端部、42…第1内線制御部、43…第1・第2内線変換テーブル、44…第2内線制御部、45…第2内線終端部、46…設定部、47…ユーザインタフェース、48…コーディック、49…キー、50…LCD、51…LED、52…マイク、53…スピーカ、54…ハンドセット。

Claims (3)

  1. IPセントレックスに収容される親IP電話装置と、前記親IP電話装置に接続される子IP電話装置とからなる親子IP電話装置であって、
    前記親IP電話装置は、
    予め前記IPセントレックスに設定されている前記IPセントレックスの内線を識別するための第1の識別情報に対応して、前記親IP電話装置及び子IP電話装置の各識別情報が第2の識別情報として設定可能な変換テーブルと、
    前記IPセントレックスから提供されるサービスを前記変換テーブルの設定情報に基づいて前記親IP電話装置及び子IP電話装置に提供する制御部と
    を備えることを特徴とする親子IP電話装置。
  2. 請求項1において、
    前記制御部は、
    前記IPセントレックスの配下の内線を示す第1内線の制御機能を有する第1内線制御部と、
    前記親IP電話装置の配下の内線を示す第2内線の制御機能を有する第2内線制御部と
    を有し、
    前記第1内線制御部は、前記IPセントレックスからの前記第1の識別情報を含むサービス情報を受信すると、この受信情報を前記第2内線制御部に通知する一方、前記第2内線制御部から通知される、親IP電話装置又は子IP電話装置の何れかのIP電話装置からの前記第2の識別情報を含むサービス要求情報を受信すると、このサービス要求情報に含まれる前記第2の識別情報を前記変換テーブルの設定情報に基づいて前記第1の識別情報に変換し第1の識別情報を含むサービス要求情報として前記IPセントレックスに通知し、
    前記第2内線制御部は、親IP電話装置又は子IP電話装置の何れかのIP電話装置からの前記第2の識別情報を含むサービス要求情報を受信すると、この受信情報を前記第1内線制御部に通知する一方、前記第1内線制御部から通知される、前記IPセントレックスからの前記第1の識別情報を含むサービス情報を受信すると、このサービス情報に含まれる前記第1の識別情報を前記変換テーブルの設定情報に基づいて前記第2の識別情報に変換し、変換した第2の識別情報に応じた親IP電話装置又は子IP電話装置の何れかに前記サービス情報に応じたサービスを提供することを特徴とする親子IP電話装置。
  3. 請求項2において、
    前記第1の識別情報は、前記IPセントレックスに予め設定されたIPアドレス及び内線番号であり、前記第2の識別情報は、前記親IP電話装置及び子IP電話装置のそれぞれのローカルIPアドレス及び内線番号であることを特徴とする親子IP電話装置。
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