JP2006287430A - 画像処理システム、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 1つのリーダーに対して複数のプリンタが接続された画像形成システムにおいて、プリンタのキャリブレーションに関する操作性を向上させることが出来る画像処理システム、プログラム、及び記憶媒体を提供する。
【解決手段】 複数のプリンタにおいて同一のテストパターンを出力し、1つのリーダーで読み込み、印刷特性の差を点数化し、UIに表示された点数からユーザーが判断し出力先プリンタを選択することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、記録材上に画像を形成する画像形成システム、画像出力装置およびキャリブレーション方法に関し、詳しくは、複数の画像出力装置を用いたシステムにおけるキャリブレーションに関するもので、特に画像処理システム、プログラム、及び記憶媒体に係る。
従来、プリンタ等の画像出力装置の起動時など所定のタイミングであるいはユーザー等の指示に基づいて画像出力装置のキャリブレーションが行われることが知られている。このキャリブレーションは、一般に、階調パターンなどの特定パターンを紙等の記録材上に記録し、その階調パターンをスキャナ等の画像読み取り装置で読み取り、その読み取り情報に基づいてγ補正等、画像出力装置で用いる画像データの画像処理パラメータを作成もしくは更新することによって行われるものであり、これによって、画像出力装置における色味や濃度階調などの画像出力特性を良好に維持することができる。
1つの画像読み取り装置に対して複数の画像出力装置が接続されて構成される画像形成システム、または、複写機等、個々にスキャナを備えた画像出力装置を複数接続し1つの複写機のスキャナで読み取った画像を他の複数の複写機に送信して出力するシステムにおいても(以下「重連」ともいう)、一般的にキャリブレーションはそれぞれの複写機ごとに行われる。
但し、一台の複写機で読み取った画像を他の複写機に送って記録する場合、それぞれキャリブレーションの際に階調パターンを読込んだスキャナが異なることから、上述の記録では複写機毎に微妙に色味が異なる等の問題が発生することがある。
このような重連印刷の為、各画像出力装置により出力された階調パターンを、1つの画像読取装置において読み取り、それぞれの画像出力装置に対する階調補正テーブルを生成する技術がある。
特開2001−180090号公報
しかしながら、上述のような従来例においても、印刷装置の特性は機器毎に様々であり、該補正をしたとしても出力結果は異なるため、同じデータをプリントしても印刷装置によっては全く色味の異なる出力になってしまうという問題があった。
特に重連プリント先が近くに無い場合は、プリントしてみてから出力の違いを確かめるということは大変困難であった。
また、複数の重連対象画像出力装置のうち、どの画像出力装置を使用するか決定する場合に、許容できる範囲の出力特性の違いに収まる複数台の画像出力装置を選択するのは非常に困難であった。
本発明は、以上の問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、1つの画像読み取り装置に対して複数の画像出力装置が接続されたシステムにおいて、ユーザーが出力先の画像出力装置を選択する際の、操作性を向上させることを可能とする画像形成システム、画像出力装置およびキャリブレーション方法を実現する画像処理システム、プログラム、及び記憶媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像処理システムは、
それぞれ画像の出力を行う複数の画像出力装置と、
該複数の画像出力装置のそれぞれにデータの転送が可能であって画像読み取りを行う画像読み取り装置とを有し、
該複数の画像出力装置それぞれについて、画像出力装置が出力した第1のテストパターン画像を画像読み取り装置が読み取った結果に基づいてキャリブレーションを行うことができる画像処理システムであって、
該複数の画像出力装置それぞれについて、該キャリブレーションデータに基づいて出力された第2のテストパターン画像を、該画像読み取り装置にて読み取り、
読み取られた複数のテストパターンデータから、特定の比較基準に基づいて特性の差を比較し点数付けする比較手段と、
表示装置上に表示された比較結果から、ユーザーが画像出力装置を選択し、選択された画像出力装置に対し印刷データを送信する、選択送信手段と、
該比較結果の比較された点数を表示装置上に表示する比較結果表示手段と、
を備えることを特徴とする。
さらに上記目的を達成するために、本発明の画像処理システムは、
任意の一台の画像出力装置に対する、その他の画像出力装置を該比較された点数により特性の近い順に並べてリスト表示することを特徴とする。
さらに上記目的を達成するために、本発明の画像処理システムは、
特性の差の点数の閾値を設定する閾値設定手段を備え、
該設定された閾値を越えない範囲の画像出力装置の組み合わせをリスト表示することを特徴とする。
さらに上記目的を達成するために、本発明の画像処理システムは、
それぞれの画像出力装置の能力・ステータスを識別する、能力ステータス識別手段を備え、
画像出力装置の組み合わせにおいて、現時点での出力能力の高い順に並べてリスト表示することを特徴とする。
さらに上記目的を達成するために、本発明の画像処理システムは、
比較基準として、テストパターンの読み取りデータの読み取り濃度値の、各階調毎の差の絶対値の全ての階調における積分を点数とすることにより、比較することを特徴とする。
さらに上記目的を達成するために、本発明の画像処理システムは、
比較基準として、テストパターンの読み取りデータの読み取り濃度値の、各階調毎の差の絶対値に重み付けをした上で、全ての階調における積分を点数とすることにより、比較することを特徴とする。
さらに上記目的を達成するために、本発明の画像処理システムは、
それぞれの画像処理装置における第2のテストパターン出力時の、温度または湿度を記録し、該それぞれの画像処理装置における現在の温度または湿度と記録された温度または湿度の比較を行う温度湿度比較手段を備え、
該比較結果表示手段に比較結果を表示するときに、該温度湿度比較手段による温度湿度比較結果を表示装置上に表示するか、又は表示する比較結果に直接反映させることを特徴とする。
さらに上記目的を達成するために、本発明の画像処理システムは、
それぞれの画像処理装置における第2のテストパターン出力時の、累積印字枚数記録し、該それぞれの画像処理装置における現在の累積印字枚数と記録された累積印字枚数の比較を行う累積印字枚数比較手段を備え、
該比較結果表示手段に比較結果を表示するときに、該累積印字枚数比較手段による累積印字枚数比較結果を表示装置上に表示するか、又は表示する比較結果に直接反映させることを特徴とする。
本発明は、1つの画像読み取り装置に対して複数の画像出力装置が接続されたシステムにおいて、ユーザーが出力先の画像出力装置を選択する際の、操作性を向上させることを可能とする画像形成システム、画像出力装置およびキャリブレーション方法を実現する画像処理システム、プログラム、及び記憶媒体を提供することが可能である。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
本実施形態に係る画像入出力システムの全体構成を、図1を参照しながら説明する。
リーダー部(画像入力装置)200は、原稿画像を光学的に読み取り、画像データに変換する。リーダー部200は、原稿を読み取るための機能を持つスキャナユニット210と、原稿用紙を搬送するための機能を持つ原稿給紙ユニット250とで構成される。リーダー部では原稿サイズを検知して、制御装置110に検知サイズを通知することが可能である。
プリンタ部(画像出力装置)300は、記録紙を搬送し、その上に画像データを可視画像として印字して装置外に排紙する。プリンタ部300は、複数種類の記録紙カセットを持つ給紙ユニット310と、画像データを記録紙に転写、定着させる機能を持つマーキングユニット320と、印字された記録紙をソート、ステイプルして機外へ出力する機能を持つ排紙ユニット330とで構成される。
制御装置110は、リーダー部200、プリンタ部300と電気的に接続され、さらにネットワーク400を介して、ホストコンピュータ401,402、プリンタ403、他の複合機404,405と接続されている。
制御装置110は、リーダー部200を制御して、原稿の画像データを読み込み、プリンタ部300を制御して画像データを記録用紙に出力してコピー機能を提供する。また、リーダー部200から読み取った画像データを、コードデータに変換し、ネットワーク400を介してホストコンピュータへ送信するスキャナ機能、ホストコンピュータからネットワーク400を介して受信したコードデータを画像データに変換し、プリンタ部300に出力するプリンタ機能、ネットワーク400を介してプリンタ403、複合機404,405にコードデータを送信しプリントさせる重連コピー機能、を提供する。
操作部150は、制御装置110に接続され、液晶タッチパネルで構成され、画像入出力システムを操作するためのユーザーI/Fを提供する。
図2701は画像入出力デバイス概観図である。
画像入力デバイスであるスキャナ部2015は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサ(図示せず)を走査することで、ラスターイメージデータとして電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダ2701のトレイ2702にセットし、装置使用者が操作部2006から読み取り起動指示することにより、コントローラCPU2001がスキャナ2015に指示を与え、フィーダ2071のトレイ2702から原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
また、CISラインセンサ(図示せず)を固定して、フィーダ2701のトレイ2702からフィードしながら、ラインセンサ上を送紙することで、ラスターイメージデータとして電気信号に変換する。
フィーダ2701には原稿サイズを検知する手段として、トレイ2702にセンサ(図示せず)があり、トレイに原稿がおかれた時点でサイズを検知することができる。ここで、長尺原稿のような原稿の場合、トレイ上に置かれただけではサイズ検知することができないため、フィード後どれだけの長さを引き込んだ時点でトレイ上のセンサが原稿終端のエッジを検知したかどうかを図ることで原稿サイズを検知する。また、主操作方向サイズに関してはトレイ2702上の原稿ガイド(図示せず)を原稿にあわせて移動することで、主操作方向サイズを測ることが可能である。
画像出力デバイスであるプリンタ部2017は、ラスターイメージデータを用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。プリント動作の起動は、コントローラCPU2001からの指示によって開始する。プリンタ部2095には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセット2703、2704、2705がある。また、排紙トレイ2706は印字し終わった用紙を受ける排紙トレイである。
図2はリーダー部200及びプリンタ部300の概観図である。リーダー部の原稿給送ユニット250は原稿を先頭順に1枚ずつプラテンガラス211上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガラス211上の原稿を排出するものである。原稿がプラテンガラス211上に搬送されると、ランプ212を点灯し、そして光学ユニット213の移動を開始させて、原稿を露光走査する。この時の原稿からの反射光は、ミラー214、215、216及びレンズ217によってCCDイメージセンサ(以下CCDという)218へ導かれる。このように、走査された原稿の画像はCCD218によって読み取られる。
222はリーダー画像処理回路部であり、CCD218から出力される画像データに所定の処理を施し、スキャナI/F140を介して制御装置110へと出力するところである。
352はプリンタ画像処理回路部であり、プリンタI/F145を介して制御装置110から送られる画像信号をレーザドライバへと出力するところである。
プリンタ部300のレーザドライバ317はレーザ発光部313、314、315、316を駆動するものであり、プリンタ画像処理部352から出力された画像データに応じたレーザ光をレーザ発光部313、314、315、316を発光させる。このレーザ光はミラー340、341、342、343、344、345、346、347、348、349、350、351によって感光ドラム325、326、327、328に照射され、感光ドラム325、326、327、328にはレーザ光に応じた潜像が形成される。321、322、323、324は、それぞれブラック(Bk)、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンダ(M)のトナーによって、潜像を現像するための現像器であり、現像された各色のトナーは、用紙に転写されフルカラーのプリントアウトがなされる。
用紙カセット360、361及び手差しトレイ362のいずれかより、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで給紙された用紙は、レジストローラ333を経て、転写ベルト334上に吸着され、搬送される。そして、感光ドラム325、326、327、328に付着された現像剤を記録紙に転写する。現像剤の乗った記録紙は定着部335に搬送され、定着部335の熱と圧力により現像剤は記像紙に定着される。定着部335を通過した記録紙は排出ローラ336によって排出され、排紙ユニット370は排出された記録紙を束ねて記録紙の仕分けをしたり、仕分けされた記録紙のステイプルを行う。
また、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ336のところまで記録紙を搬送した後、排出ローラ336の回転方向を逆転させ、フラッパ337によって再給紙搬送路338へ導く。再給紙搬送路338へ導かれた記録紙は上述したタイミングで転写ベルト334へ給紙される。
<リーダー画像処理部の説明>
図3は、リーダー画像処理部222の詳細な構成を示すブロック図である。このリーダー画像処理部222では、プラテンガラス211上の原稿はCCD218に読み取られて電気信号に変換される(CCD218はカラーセンサの場合、RGBのカラーフィルタが1ラインCCD上にRGB順にインラインに乗ったものでも、3ラインCCDで、それぞれRフィルタ・Gフィルタ・BフィルタをそれぞれのCCDごとに並べたものでも構わないし、フィルタがオンチップ化又は、フィルタがCCDと別構成になったものでも構わない)。そして、その電気信号(アナログ画像信号)は画像処理部222に入力され、クランプ&Amp.&S/H&A/D部301でサンプルホールド(S/H)され、アナログ画像信号のダークレベルを基準電位にクランプし、所定量に増幅され(上記処理順番は表記順とは限らない)、A/D変換されて、例えばRGB各8ビットのデジタル信号に変換される。そして、RGB信号はシェーディング部302で、シェーディング補正及び黒補正が施された後、制御装置110へと出力される。
ここで、このリーダー装置は、検知した原稿以外の部分における画像信号を固定値にマスクすることが可能である。
<制御装置の説明>
制御装置110の機能を、図4に示すブロック図をもとに説明する。メインコントローラ111は、主にCPU112と、バスコントローラ113、各種I/Fコントローラ回路とから構成される。
CPU112とバスコントローラ113は制御装置110全体の動作を制御するものであり、CPU112はROM114からROM I/F115を経由して読込んだプログラムに基いて動作する。また、ホストコンピュータから受信したPDL(ページ記述言語)コードデータを解釈し、ラスターイメージデータに展開する動作も、このプログラムに記述されており、ソフトウェアによって処理される。バスコントローラ113は各I/Fから入出力されるデータ転送を制御するものであり、バス競合時の調停やDMAデータ転送の制御を行う。
DRAM116はDRAMI/F117によってメインコントローラ111と接続されており、CPU112が動作するためのワークエリアや、画像データを蓄積するためのエリアとして使用される。
Codec118は、DRAM116に蓄積されたラスターイメージデータをMH/MR/MMR/JBIG/JPEG等の方式で圧縮し、また逆に圧縮され蓄積されたコードデータをラスターイメージデータに伸長する。SRAM119はCodec118の一時的なワーク領域として使用される。Codec118はI/F120を介してメインコントローラ111と接続され、DRAM116との間のデータの転送は、バスコントローラ113によって制御されDMA転送される。
Graphic Processor135は、DRAM116に蓄積されたラスターイメージデータに対して、画像回転、画像変倍、色空間変換、二値化の処理をそれぞれ行う。SRAM136はGraphic Processor135の一時的なワーク領域として使用される。Graphic Processor135はI/F137を介してメインコントローラ111と接続され、DRAM116との間のデータの転送は、バスコントローラ113によって制御されDMA転送される。
Network Contorller121はI/F122によってメインコントローラ111と接続され、コネクタ122によって外部ネットワークと接続される。ネットワークとしては一般的にイーサネット(登録商標)があげられる。
汎用高速バス125には、拡張ボードを接続するための拡張コネクタ124とI/O制御部126とが接続される。汎用高速バスとしては、一般的にPCIバスがあげられる。
I/O制御部126には、リーダー部200、プリンタ部300の各CPUと制御コマンドを送受信するための調歩同期シリアル通信コントローラ127が2チャンネル装備されており、I/Oバス128によって外部I/F回路140,145に接続されている。
パネルI/F132は、LCDコントローラ131に接続され、操作部150上の液晶画面に表示を行うためのI/Fと、ハードキーやタッチパネルキーの入力を行うためのキー入力I/F130とから構成される。
操作部150は液晶表示部と液晶表示部上に張り付けられたタッチパネル入力装置と、複数個のハードキーを有する。タッチパネルまたはハードキーにより入力された信号は前述したパネルI/F132を介してCPU112に伝えられ、液晶表示部はパネルI/F520から送られてきた画像データを表示するものである。液晶表示部には、本画像形成装置の操作における機能表示や画像データ等を表示する。
リアルタイムクロックモジュール133は、機器内で管理する日付と時刻を更新/保存するためのもので、バックアップ電池134によってバックアップされている。
E−IDEインタフェース161は、外部記憶装置を接続するためのものである。本実施形態においては、このI/Fを介してハードディスクドライブ160を接続し、ハードディスク162へ画像データを記憶させたり、ハードディスク162から画像データを読み込む動作を行う。
コネクタ142と147は、それぞれリーダー部200とプリンタ部300とに接続され、同調歩同期シリアルI/F(143,148)とビデオI/F(144,149)とから構成される。
スキャナI/F140は、コネクタ142を介してリーダー部200と接続され、また、スキャナバス141によってメインコントローラ111と接続されており、リーダー部200から受け取った画像に対して所定の処理を施す機能を有し、さらに、リーダー部200から送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、スキャナバス141に出力する機能も有する。
スキャナバス141からDRAM116へのデータ転送は、バスコントローラ113によって制御される。
プリンタI/F145は、コネクタ147を介してプリンタ部300と接続され、また、プリンタバス146によってメインコントローラ111と接続されており、メインコントローラ111から出力された画像データに所定の処理を施して、プリンタ部300へ出力する機能を有し、さらに、プリンタ部300から送られたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、プリンタバス146に出力する機能も有する。
DRAM116上に展開されたラスターイメージデータのプリンタ部への転送は、バスコントローラ113によって制御され、プリンタバス146、ビデオI/F149を経由して、プリンタ部300へDMA転送される。
<スキャナI/Fの画像処理部の説明>
スキャナI/F140の画像処理を担う部分についての詳細な説明を行う。図5はスキャナI/F140の画像処理を担う部分の詳細な構成を示すブロック図である。
リーダー部200から、コネクタ142を介して送られる画像信号に対して、つなぎ&MTF補正部501で、CCD218が3ラインCCDの場合、つなぎ処理はライン間の読取位置が異なるため、読取速度に応じてライン毎の遅延量を調整し、3ラインの読取位置が同じになるように信号タイミングを補正し、MTF補正は読取速度によって読取のMTFが変るため、その変化を補正する。読取位置タイミングが補正されたデジタル信号は入力マスキング部502によって、CCD218の分光特性及びランプ212及びミラー214、215、216の分光特性を補正する。入力マスキング部502の出力はACSカウント部503及びヒストグラムカウント部504およびメインコントローラ111へと送られる。
<ACSカウント部及び、ヒストグラムカウント部の説明>
ACS(オートカラーセレクト)カウント部の説明を図6を用いて行う。オートカラーセレクト(以下ACS)は、原稿がカラーなのか白黒なのかを判断する。つまり画素ごとの彩度を求めてある閾値以上の画素がどれだけ存在するかでカラー判定を行うものである。しかし、白黒原稿であっても、MTF等の影響により、ミクロ的に見るとエッジ周辺に色画素が多数存在し、単純に画素単位でACS判定を行うのは難しい。このACS手法は様々な方法が提供されているが、本実施形態ではACSの方法にはこだわらない為、ごく一般的な手法で説明を行う。
前記したように、白黒画像でもミクロ的に見ると色画素が多数存在するわけであるから、その画素が本当に色画素であるかどうかは、注目画素に対して周辺の色画素の情報で判定する必要がある。601はそのためのフィルタであり、注目画素に対して周辺画素を参照する為にFIFOの構造をとる。602はメインコントローラ111からセットされた607〜610のレジスタに設定された値と、リーダー部200から送られたビデオ制御信号612を元に、ACSをかける領域信号605を作成する回路である。603の色判定部は、ACSをかける領域信号605に基づき、注目画素に対して601のフィルタ内のメモリ内の周辺画素を参照し、注目画素が色画素か白黒画素かを決定する為の色判定部である。
604は603の色判定部が出力した色判定信号の個数を数えるカウンタである。
メインコントローラ111は読み込み範囲に対してACSをかける領域を決定し、607〜610のレジスタに設定する(本実施形態では、原稿に対して独立で範囲を決める構成をとる)。また、メインコントローラ111はACSをかける領域内での色判定信号の個数を計数するカウンタの値を、所定の閾値と比較し、当該原稿がカラーなのか白黒なのかを判断する。
607〜610のレジスタには、主走査方向、副走査方向それぞれについて、色判定部603が判定を開始する位置、判定を終了する位置を、リーダー部200から送られたビデオ制御信号612に基づいて設定しておく。本実施形態では、実際の原稿の大きさよりもそれぞれ10mm程度小さめに設定している。
ヒストグラムカウント部613は、指定された矩形領域内の画素を離散的にサンプリングし、サンプリングした画素の有する輝度レベルを発現度数として計数する事により、下地レベル判定用のヒストグラムを生成する。
ソフトウェアの設定に従い、原稿画像の読み取り動作中に、主走査方向及び副走査方向それぞれの開始点及び終了点で囲まれた矩形領域内の画素データ(R、G、B、及びこれらから合成するNDの4種類)を主走査方向及び副走査方向に一定のピッチでサンプリングし、その輝度レベルの発現度数を計数して4つ(R,G,B,ND)のヒストグラムを作成する。
<プリンタI/Fの画像処理部の説明>
プリンタI/F145の画像処理を担う部分についての詳細な説明を行う。図7はプリンタI/F145の画像処理を担う部分の詳細な構成を示すブロック図である。
メインコントローラ111から、プリンタバス146を介して送られる画像信号は、まず下地飛ばし部706に入力される。下地飛ばし部706(非線形下地除去部)では、ヒストグラムカウント部613により取得されたヒストグラムから計算された下地レベルか、またはUIにより設定された下地レベルに対応して、適切な下地を飛ばすための演算を実行して入力RGB値(各8ビット)を出力R’G’B’(各8ビット)に変換する。R、G、Bをスルー出力するか否かをページ全体、または像域フラグにより画素単位で選択できるようにする。
画像信号は次にLOG変換部701に入力される。LOG変換部701では、LOG変換でRGB信号からCMY信号に変換する。次にモアレ除去部702でモアレが除去される。703はUCR&マスキング部で、モアレ除去処理されたCMY信号はUCR処理でCMYK信号が生成され、マスキング処理部でプリンタの出力にあった信号に補正される。UCR&マスキング部703で処理された信号はγ補正部704で濃度調整された後フィルタ部705でスムージング又はエッジ処理される。これらの処理を経て、コネクタ147を介してプリンタ部300へと画像が送られる。
<Graphic Processorの説明>
Graphic Processor135についての詳細な説明を行う。図8はGraphic Processor135の詳細な構成を示すブロック図である。
Graphic Processor135は、画像回転、画像変倍、色空間変換、二値化の処理をそれぞれ行うモジュールを有する。SRAM136はGraphic Processor135の各々のモジュールの一時的なワーク領域として使用される。各々のモジュールが用いるSRAM136のワーク領域が競合しないよう、予め各々のモジュールごとにワーク領域が静的に割り当てられているものとする。Graphic Processor135はI/F137を介してメインコントローラ111と接続され、DRAM116との間のデータの転送は、バスコントローラ113によって制御されDMA転送される。
バスコントローラ113は、Graphic Processor135の各々のモジュールにモード等を設定する制御及び、各々のモジュールに画像データを転送するためのタイミング制御を行う。
<画像回転部の説明>
以下に画像回転部801における処理手順を示す。I/F137を介して、CPU112からバスコントローラ113に画像回転制御のための設定を行う。この設定によりバスコントローラ113は画像回転部801に対して画像回転に必要な設定(例えば画像サイズや回転方向・角度等)を行う。必要な設定を行った後に、再度CPU112からバスコントローラ113に対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、バスコントローラ113はDRAM116もしくは各I/Fを介して接続されているデバイスから画像データの転送を開始する。
なお、ここでは回転を行う画像サイズを32画素×32ラインとし、又、画像バス2008上に画像データを転送させる際に24byte(RGB各々8bitで1画素分)を単位とする画像転送を行うものとする。
上述のように、32画素×32ラインの画像を得るためには、上述の単位データ転送を32×32回行う必要があり、且つ不連続なアドレスから画像データを転送する必要がある(図9参照)。
不連続アドレッシングにより転送された画像データは、読み出し時に所望の角度に回転されているように、SRAM136に書き込まれる。例えば、90度反時計方向回転であれば、転送される画像データを、図10のようにY方向に書き込んでいく。読み出し時にX方向に読み出すことで、画像が回転される。
32画素×32ラインの画像回転(SRAM136への書き込み)が完了した後、画像回転部801はSRAM136から上述した読み出し方法で画像データを読み出し、バスコントローラ113に画像を転送する。
回転処理された画像データを受け取ったバスコントローラ113は、連続アドレッシングを以て、DRAM116もしくはI/F上の各デバイスにデータを転送する。
こうした一連の処理は、CPU112からの処理要求が無くなるまで(必要なページ数の処理が終わったとき)繰り返される。
<画像変倍部の説明>
以下に画像変倍部802における処理手順を示す。I/F137を介して、CPU112からバスコントローラ113に画像変倍制御のための設定を行う。この設定によりバスコントローラ113は画像変倍部802に対して画像変倍に必要な設定(主走査方向の変倍率、副走査方向の変倍率、変倍後の画像サイズ等)を行う。必要な設定を行った後に、再度CPU112からバスコントローラ113に対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、バスコントローラ113はDRAM116もしくは各I/Fを介して接続されているデバイスから画像データの転送を開始する。
画像変倍部802は、受け取った画像データを一時SRAM136に格納し、これを入力バッファとして用いて、格納したデータに対して主走査、副走査の変倍率に応じて必要な画素数、ライン数の分の補間処理を行って画像を拡大もしくは縮小することで、変倍処理とする。変倍後のデータは再度SRAM136へ書き戻し、これを出力バッファとして画像変倍部802はSRAM136から画像データを読み出し、バスコントローラ113に転送する。
変倍処理された画像データを受け取ったバスコントローラ113は、DRAM116もしくはI/F上の各デバイスにデータを転送する。
<色空間変換部の説明>
以下に色空間変換部803における処理手順を示す。I/F137を介して、CPU112からバスコントローラ113に色空間変換制御のための設定を行う。この設定によりバスコントローラ113は色空間変換部803およびLUT(ルック・アップ・テーブル)804に対して色空間変換処理に必要な設定(後述のマトリックス演算の係数、LUT804のテーブル値等)を行う。必要な設定を行った後に、再度CPU112からバスコントローラ113に対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、バスコントローラ113はDRAM116もしくは各I/Fを介して接続されているデバイスから画像データの転送を開始する。
色空間変換部803は、受け取った画像データ1画素ごとに対して、まず下記の式で表される3×3のマトリックス演算を施す。
上式において、R、G、Bが入力、X、Y、Zが出力、a11、a12、a13、a21、a22、a23、a31、a32、a33、b1、b2、b3、c1、c2、c3がそれぞれ係数である。
上式の演算によって、例えばRGB色空間からYuv色空間への変換など、各種の色空間変換を行うことができる。
次に、マトリックス演算後のデータに対して、LUT804による変換を行う。これによって、非線形の変換をも行うことができる。当然、スルーのテーブルを設定することにより、実質的にLUT変換を行わないこともできる。
その後、色空間変換部803は色空間変換処理された画像データをバスコントローラ113に転送する。
色空間変換処理された画像データを受け取ったバスコントローラ113は、DRAM116もしくはI/F上の各デバイスにデータを転送する。
<画像二値化部の説明>
以下に画像二値化部805における処理手順を示す。I/F137を介して、CPU112からバスコントローラ113に二値化制御のための設定を行う。この設定によりバスコントローラ113は画像二値化部805に対して二値化処理に必要な設定(変換方法に応じた各種パラメータ等)を行う。必要な設定を行った後に、再度CPU112からバスコントローラ113に対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、バスコントローラ113はDRAM116もしくは各I/Fを介して接続されているデバイスから画像データの転送を開始する。
画像二値化部805は、受け取った画像データに対して二値化処理を施す。本実施形態では、二値化の手法としては、画像データを所定の閾値と比較して単純に二値化するものとする。もちろん、ディザ法、誤差拡散法、誤差拡散法を改良したものなど、いずれの手法によってもかまわない。
その後、画像二値化部805は二値化処理された画像データをバスコントローラ113に転送する。二値化処理された画像データを受け取ったバスコントローラ113は、DRAM116もしくはI/F上の各デバイスにデータを転送する。
<PDL画像出力時のシーケンス>
図11は、本実施形態におけるPDL画像出力の手順を示すフローチャートである。なお、図中のS1101〜S1109は各ステップを示す。
PDL画像を出力する場合、S1101では、PC401上でユーザーが当該PDL画像出力ジョブのプリント設定を行う。プリント設定内容は、部数、用紙サイズ、片面/両面、ページ出力順序、ソート出力、ステイプル止めの有無等である。ここで、タブシート印刷を実行する場合、タブシートモードを設定する。
S1102では、PC401上で印刷指示を与え、それと共にPC401上にインストールされているドライバソフトウェアが、印刷対象となるPC401上のコードデータをいわゆるPDLデータに変換して、S1101で設定したプリント設定パラメータとともに、本画像入出力装置の制御装置110に、ネットワーク400を介してPDLデータを転送する。
S1103では、制御装置110のメインコントローラ111のCPU112が、コネクタ122およびNetwork Controller121を介して転送されたPDLデータを前記プリント設定パラメータに基づいて、画像データに展開(ラスタライズ)する。画像データの展開は、DRAM116上に行われる。画像データの展開が完了するとS1104へ進む。
S1104では、メインコントローラ111がDRAM116上に展開された画像データを、Graphic Processor135に転送する。
S1105では、Graphic Processor135が、前記プリント設定パラメータとは独立に、画像処理を行う。例えば、前記プリント設定パラメータで指定された用紙サイズがA4であるにもかかわらず、プリンタ部300の給紙ユニット360にはA4R用紙しかない場合には、Graphic Processor135で画像を90度回転することによって、出力用紙にあわせた画像出力を行うことができる。画像データの画像処理が完了するとS1106へ進む。
S1106では、Graphic Processor135がメインコントローラ111へ画像処理後の画像データを転送する。メインコントローラ111は転送されてきた画像データをDRAM116上に記憶する。
S1107では、ステップS1101での設定に基づき、印刷モードがタブシートモードに設定されているか否かを判断する。
ステップS1107で、タブシートモードでないと判断された場合、ステップS1108へ進み、S1108では、メインコントローラ111はプリンタI/F145およびコネクタ147を介して、プリンタ部300を制御しつつ、適切なタイミングでDRAM116上の画像データを、プリンタ部300へと転送する。
S1109では、制御装置110が、プリンタ部300を制御して画像データをプリント出力する。画像データの転送が完了すると、すなわち当該PDLジョブが終了すると、プリント出力を終了する。
一方、ステップS1107で、タブシートモードであると判断された場合、ステップ1110に進み、図17を用いてタブシートイメージをDRAM上に形成する。
そして、ステップS1108へ進み、DRAMからプリンタへ生成した画像データを転送し、ステップS1109において、予め設定されているタブシートに画像をプリントし、処理を終了する。
<コピー画像出力時のシーケンス>
図12は、本実施形態におけるコピー画像出力の手順を示すフローチャートである。なお、図中のS1201〜S1208は各ステップを示す。
コピー画像を出力する場合、S1201では、操作部150上でユーザーが当該コピー画像出力ジョブのコピー設定を行う。コピー設定内容は、部数、用紙サイズ、片面/両面、拡大/縮小率、ソート出力、ステイプル止めの有無等である。なお、ここで、タブシート印刷を実行する場合、タブシートモードを設定する。
S1202では、操作部150上でコピー開始指示を与えると、制御装置110のメインコントローラ111はスキャナI/F140およびコネクタ142を介してリーダー部200を制御し、原稿の画像データの読み込み動作を行う。まず、原稿給送ユニット250は、載置された原稿を1枚ずつプラテンガラス211上へ給送し、その際同時に原稿のサイズを検知する。検知された原稿のサイズに基づいて原稿を露光走査することにより、画像データを読み取るわけである。
読み取られた画像データはDRAM116上に記憶される。従来のコピー機では、前記コピー設定の拡大/縮小率の設定に応じて、すなわち副走査方向の変倍率に応じて光学ユニット213の移動速度を変化させることにより副走査方向の変倍処理を実現していた。しかしながら、本実施形態では、前記コピー設定の拡大/縮小率の設定にかかわらず、必ず等倍(100%)で画像データを読み取り、変倍処理については、主走査方向、副走査方向ともに、後述するGraphic Processor135によって行うものとする。
S1203では、メインコントローラ111がDRAM116上の画像データを、Graphic Processor135に転送する。
S1204では、Graphic Processor135が、前記コピー設定パラメータに基づいて画像処理を行う。例えば、拡大400%の設定がなされているときには、Graphic Processor135内のモジュールである画像変倍部を用いて主走査方向、副走査方向、双方への変倍処理を行う。
画像データの画像処理が完了するとS1205へ進む。
S1205では、Graphic Processor135がメインコントローラ111へ画像処理後の画像データを転送する。メインコントローラ111は転送されてきた画像データをDRAM116上に記憶する。
S1206では、ステップS1201での設定に基づき、印刷モードがタブシートモードに設定されているか否かを判断する。
ステップS1206で、タブシートモードでないと判断された場合、ステップS1207へ進み、S1207では、メインコントローラ111はプリンタI/F145およびコネクタ147を介して、プリンタ部300を制御しつつ、適切なタイミングでDRAM116上の画像データを、プリンタ部300へと転送する。
S1208では、制御装置110が、プリンタ部300を制御して画像データをプリント出力する。画像データの転送が完了すると、すなわち当該コピージョブが終了すると、プリント出力を終了する。
一方、ステップS1206で、タブシートモードであると判断された場合、ステップ1110に進み、図17を用いてタブシートイメージをDRAM上に形成する。
そして、ステップS1208へ進み、DRAMからプリンタへ生成した画像データを転送し、ステップS1208において、予め設定されているタブシートに画像をプリントし、処理を終了する。
<画像パケット構造の実施形態>
図13は、本実施形態のパケット構造を示す図である。1パケットは32×32画素の1タイル分の画像データを収容するデータ本体10と、ヘッダ12からなる。ヘッダ12は、パケットのシリアル番号を示すパケットID14、データ本体10に収容される画像データが圧縮されているか否かを示す圧縮フラグ16、及び、データ本体10に収容される画像データ量を示す画像データ長18を具備する。本実施形態では、パケットID14は1バイト、圧縮フラグ16は1ビット、データ長18は2バイトである。パケットヘッダには上記以外に、圧縮方式を示すフラグ、像域判定のフラグ、ACS判定の結果、色空間情報など、任意の情報を含めることができる。
図14は、1ページの画像データを32画素×32画素からなるタイルに分割した様子を示す。1タイルの画像データが、図14に示すように1つのパケットに収容される。1タイルは32×32画素でなくても良く、例えば、64×64画素でも良いし、さらには、正方形でなく矩形などでも良い。1タイルが32画素×32画素の場合、例えば、A4を600dpiの解像度では、タイル数は、220×156=34320になり、A3を1200dpiの解像度では、タイル数は440×624=274,560になる。
本実施形態では、画像データを圧縮する場合に、1ページ分をまとめて圧縮するのではなく、パケット単位、即ち、タイル単位で画像データを圧縮するか否かを決定する。圧縮後のデータ量が圧縮前のデータ量よりも多くなる場合には、圧縮しない。
本実施形態のパケットは、ヘッダ12に圧縮フラグ16を具備するので、データ本体10に圧縮画像データが収容されたか非圧縮の画像データが収容されたかを圧縮フラグ16で識別できる。圧縮画像データをデータ本体10に収容した場合には、圧縮フラグに‘1’をセットし、データ本体10に非圧縮画像データを収容した場合には、圧縮フラグに‘0’をセットする。1ページ中には、圧縮画像データを持つパケットと、非圧縮画像データを持つパケットが混在する。
例えば、1ページのプレーンな画像データがあり、これを圧縮する場合に、本実施形態の画像データフォーマットの形式を採用したとする。まず、ページ画像データを図14に示すようにタイルに分割する。このタイル毎の画像データを、例えばJPEG方式などで圧縮する。圧縮方法は、別の方法でも良い。圧縮の結果、元の画像データ量よりもデータ量が少なくなったときには、圧縮画像データをパケットのデータ本体10に収容し、そのデータ量をヘッダ12のデータ長18に格納し、圧縮フラグ16に‘1’をセットする。逆に、圧縮の結果、元の画像データ量よりもデータ量が多くなったときには、非圧縮の画像データをパケットのデータ本体10に収容し、そのデータ量をヘッダ12のデータ長18に格納し、圧縮フラグ16に‘0’をセットする。
このようにして、各タイルについてデータの圧縮とパケット化を繰り返し、1ページのデータを作成する。このようにして出来た1ページ分のデータは、各パケットのデータ本体10について元の画像データ量を超えないことを保証できる。ヘッダ12のデータ量は固定(4バイト)なので、1ページの総データ量の最大値は、(1タイルの非圧縮の画像データ量+ヘッダのデータ量4Byte)×(1ページのタイル数)で計算される。
圧縮/非圧縮のパケットが混在しているページ画像データを伸長して非圧縮の画像データを復元する場合には、各パケットのヘッダ12の圧縮フラグ16を参照し、それが‘1’であるパケットに収容されるデータのみを伸長すればよい。
このように、本実施形態では、1タイル分の非圧縮画像データを一時保持すれば済むので、そのためのメモリ容量は小さくて済む。そのタイルの画像データの圧縮が終了し、そのタイルのパケットを生成した後は、そのタイルの画像データを消去しても構わない。つまり、1タイルの画像データを圧縮しパケット化する毎に、そのタイルの原画像データを消去できる。これにより、圧縮の際に必要となるメモリの作業領域は、1タイル分の画像データの容量があれば良いことになる。
図15は、本実施形態におけるパケットデータ生成に係る構成を説明するブロック図である。メモリ116を除く図15の処理ブロックは、図4に示すメインコントローラ111に含まれる。112はCPU、22はメモリ制御回路であり、116はメモリ(DRAM)である。34は、CPU20、メモリ制御回路22及びDMA制御回路32を接続するシステムバスである。
26は処理すべき画像データが入力する入力端子、28は入力端子26に入力した画像データを、図13及び図14を参照して説明したパケットに成形するパケット生成回路である。パケット生成回路28は、タイル単位で画像データを圧縮する画像圧縮回路を具備する。30は、画像圧縮前後の画像データを一時記憶するバッファである。32は、パケット生成回路28の出力パケットをDMA(Direct Memory Access)方式で、メモリ制御回路22を介してメモリ24に転送するDMA制御回路である。
基本的なデータの流れを説明する。スキャナI/F140等から入力された画像データが、32画素×32画素のタイル単位で入力端子26に入力する。パケット生成回路28は、タイル単位で画像データを圧縮し、非圧縮画像データと圧縮画像データとを比較し、少ないデータ量の方をデータ本体10に収容し、ヘッダ12の圧縮フラグ16に‘0’又は‘1’をセットし、図13に示すパケットのフォーマットでDMA制御回路32に出力する。DMA制御回路32は、パケット生成回路28からのパケットデータを、システム・バス34及びメモリ制御回路22を介してメモリ24に書き込む。
図16は、パケット生成回路28の概略構成ブロック図を示す。圧縮回路40は、入力端子26からのタイル単位の画像データをバッファ30に格納すると共に圧縮して圧縮画像データもバッファ30に格納し、非圧縮画像データと圧縮画像データとを比較して、少ないデータ量の方を出力する。すなわち、圧縮後の画像データ量が圧縮前の画像データ量よりも少ない場合には、圧縮回路40は、圧縮画像データをマージ回路44に出力すると共に、ヘッダ生成回路42に、マージ回路44に出力したデータが圧縮データであること及びそのデータ量を通知する。逆に、圧縮後の画像データ量が圧縮前の画像データ量よりも多い場合には、圧縮回路40は、圧縮前の画像データをマージ回路44に出力すると共に、ヘッダ生成回路42に、マージ回路44に出力したデータが非圧縮データであること及びそのデータ量を通知する。
ヘッダ生成回路42は、パケットID14を順にインクリメントし、画像データ長18にデータ量をセットし、圧縮フラグ16については、圧縮回路40がマージ回路44に非圧縮データを出力するときには、‘0’をセットし、圧縮回路40がマージ回路44に圧縮画像データを出力するときには、‘1’をセットする。そして、ヘッダ生成回路42は、このように生成したヘッダ情報をマージ回路44に出力する。
マージ回路44は、ヘッダ生成回路42からのヘッダと圧縮回路40からのデータとをマージして、図13に示すフォーマットのパケットを生成する。生成されたパケットは、DMA制御回路32に送られる。
DMA制御回路32は、パケットデータを格納するアドレスを示すパケットアドレスレジスタを具備する。DMA制御回路32は、パケット生成回路28(のマージ回路44)からのパケットを、パケットアドレスレジスタで示されるメモリ116のアドレスへ書き込む。パケットアドレスレジスタは、記憶値をパケット容量分だけ加算して更新する。その後、DMA制御回路32は、次のパケットをパケット生成回路28から受け取る。
図17は、パケットデータとパケットテーブルの関係を示している。図中、1700は各パケットのメモリ上での開始アドレス1701を示すパケットテーブル、1702はリピートフラグであり、ひとつ前のパケットとデータが同じ場合にフラグがONになり、異なる場合にはOFFに設定される。また、1710はメモリに格納されているパケットデータ領域であり、図示の如く模式的に示した。パケット1711とテーブル上のアドレスとは1対1で対応しており、パケット1712とテーブル上のアドレスとは、リピートフラグを用いることにより1対2で対応している。
<分散印刷画像処理システム実施形態>
図18は、複写機からの重連印刷構成を示す図である。複合機A1801からプリンタB1802・複合機C1803・複合機D1804へ重連印刷やリモートコピーなどを行う場合、複合機A1801のリーダーと他の機体BCDのプリンタ特性をあわせるためにそれぞれで出力した第1のテストチャートを複合機A1801のリーダーで読み取り、γ補正用のテーブルを作成する。作成されたγ補正テーブルによりABCDそれぞれの機体で第2のテストチャート1806−1809を出力し、ユーザーが複合機A1801へ出力されたテストチャートを運び1810、複合機A1801のリーダーにて読み込ませる。ここで、それぞれのテストチャートと複合機A1801により出力されたテストチャート1806からの濃度サンプリング結果から、複合機A1801に対するB−Dのそれぞれの印刷特性の違いを、登録可能な任意のアルゴリズムにより算出し、それぞれの印刷特性の近さを(遠い)0−100点(近い)による点数付けを行う。この結果1811を複合機A1801上のUIに表示し、出力先をユーザーが選択する。選択されたプリンタに対しネットワーク1805を介して印刷データを送信し1812、選択されたそれぞれのプリンタにより印刷を行う。
図19は、サーバーからの分散印刷構成を示す図である。これは図18の構成における複合機A1801をコンピュータ(サーバー)1902及びスキャナ(リーダー)1901に置き換えた場合での例である。
サーバー1902からプリンタB1903・複合機C1904・複合機D1905へ分散印刷などを行う場合、リーダー1901と他の機体BCDのプリンタ特性をあわせるためにそれぞれで出力した第1のテストチャートをリーダー1901で読み取り、γ補正用のテーブルを作成する。作成されたγ補正テーブルによりBCDそれぞれの機体で第2のテストチャート1907−1809を出力し、ユーザーがリーダー1901へ出力されたテストチャートを運び1910、読み込ませる。
ここで、それぞれのテストチャートからの濃度サンプリング結果から、B−Dのそれぞれの印刷特性の違いを、登録可能な任意のアルゴリズムにより算出し、それぞれの印刷特性の近さを(遠い)0−100点(近い)による点数付けを行う。
この結果1911をサーバー1902上のUIか又はサーバーに接続されている他のサーバー上UIに表示し、出力先をユーザーが選択する。選択されたプリンタに対しネットワーク1905を介して印刷データを送信し1912、選択されたそれぞれのプリンタにより印刷を行う。
ここではサーバーによる分散印刷の説明をしたが、サーバー+リーダーの構成だけではなく、ネットワーク複合機そのものでも同様に考えられる。
図20は、分散印刷調整のフローチャートである。
以下、図面上は、ステップはSで示す。
分散印刷階調調整モードが開始されると(ステップ2001)、各プリンタにおいて、γ補正部図7−704によるγ補正スルーで第1のテストパターンを出力し(ステップ2002)、調整対象となっているスキャナにて出力された第1のテストパターンをスキャンする(ステップ2003)。さらに、読み取り結果からそれぞれのプリンタに対してγ補正テーブルを生成し(ステップ2004)、各プリンタにて、作成されたγ補正テーブルが設定されたγ補正部図7−704によりγ補正された第2のテストパターンを出力する(ステップ2005)。調整対象となっているスキャナにて出力された第2のテストパターンをスキャンする(ステップ2006)。さらに、読み取り結果からそれぞれのプリンタ間の印刷特性の比較を行い点数付けを行う(ステップ2007)。
また、この時点でのそれぞれのプリンタにおける気温・湿度・累積出力枚数・調整時刻等、印刷特性に変化をもたらす影響のあるパラメータを不揮発性記憶装置に保存する(ステップ2008)。
図21は、複写機からの重連印刷のフローチャートである。
分散印刷モードが開始されると(ステップ2101)、各プリンタにおける現状の気温・湿度・累積出力枚数・調整時刻等、印刷特性に変化をもたらす影響のあるパラメータを取得し(ステップ2101)、不揮発性記憶装置に保存されたデータを取り出す。各プリンタの印字特性比較結果とともに、上記変化をUIに表示するか(ステップ2104)、又はそれぞれのパラメータ変化から印刷特性比較結果の点数を付け直し(ステップ2103)、UIに表示する(ステップ2104)。
ユーザーが表示されたリストから分散印刷先を選択し(ステップ2105)、選択されたプリンタへ印刷データを送信する(ステップ2106)。
図22は、サーバーからの分散印刷のフローチャートである。
分散印刷モードが開始されると(ステップ2201)、ユーザーが印刷特性点数差の許容できる閾値をUIから設定する(ステップ2202)。
各プリンタにおける現状の気温・湿度・累積出力枚数・調整時刻等、印刷特性に変化をもたらす影響のあるパラメータと、ステータス・能力情報を取得し(ステップ2203)、不揮発性記憶装置に保存されたデータを取り出し、各プリンタ間の印刷特性比較における点数の付け直しを行う。
ここで、ユーザーによって指定された閾値を超えないプリンタの組み合わせを全て算出し(ステップ2205)、総合の生産性の高い順にソートしリスト表示する(ステップ2206)。
ユーザーが表示されたリストから分散印刷先を選択し(ステップ2207)、選択されたプリンタへ印刷データを送信する(ステップ2208)。
図23は、テストパターンの1例を示す図である。
図示するテストパターン2301は、4色トナーのプリンタにおける階調補正用パターンである。ここでCMYKそれぞれのプレーン毎に、最低濃度〜最高濃度間の濃度を分割し2302、それぞれの階調による出力を行う。
実際の出力結果の濃度をサンプリングすることで、理論値と実測値の差からプリンタの特性を調べることが出来る。
図24は、比較方法を示す説明図である。
図24−2401は2台のプリンタにおいて出力された第2のテストパターンのサンプリング結果である。A機のサンプリング結果2402及びB機のサンプリング結果2403から、2台の印刷における階調特性の距離を求める場合、全入力濃度におけるA機B機のサンプリング結果の差2404の積分を点数化する。
また、入力濃度をA2405・B2406・C2407のような領域にわけ、それぞれに重みを付け、それぞれの領域の積分結果に重み付けをして合計された結果を点数化するなどの方法も考えられる。
さらには、各中間調処理ごとや、紙種毎にテストパターンを読み込ませるような場合に、それぞれ各中間調処理・紙種・・等の積分結果に重み付けをして合計するなどの方法も考えられる。
また、上記比較方法は階調の補正について述べたが、階調特性以外のパラメータから点数を計算するということも考えられる。
図25は、複写機からの重連印刷のUIを示す図である。
複合機A2502における重連・リモート印刷指定時を想定した場合に、複合機AのUI上で、ダイアログ2501が表示される。
ここで、出力先のプリンタ(印刷装置)と、それぞれの複合機Aに対する特性の近さの点数及び、取得された各パラメータを表示する(2503)。
図に表示されている内容としては、特性の近さの点数・最終調整後の印字枚数・経過時間・気温差・湿度差(又は過去現在の双方の表示)・能力・その他ドラム交換・トナー交換・補充があった等の情報が表示される。
ここに表示されたリストから、ユーザーが情報を見て判断し、出力先を選択する(2504)。
図26は、サーバーからの分散印刷のUIを示す図である。
サーバー上で分散印刷指定を行うと、ディスプレイ上にダイアログ2601が表示されうる。
ここで、ユーザーによって指定された閾値2602を超えないプリンタの組み合わせを全て算出し、総合の生産性の高い順にソートしリスト表示する(2603)。
ユーザーが表示されたリストから分散印刷先を選択する(2604)。
(他の実施形態)
上記実施形態においては、本発明をデジタル複合機において適用した例で説明したが、これに限るものではなく、本発明は、例えば、スキャナでスキャンした画像を送信する場合の、ファクシミリ装置、プリンタ等他の画像形成装置における印刷においても適用可能であることは言うまでも無い。さらに画像形成装置に限らず、例えば、パーソナルコンピュータ上のプリンタドライバや、画像処理ソフトウェアにおいて、本発明を適用してもよい。
また、本発明は、前述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体をシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体(例えば上述した本実施の形態におけるRAM31)に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、完成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMを用いることができる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きもまれた後、次のプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPUなどが処理を行って実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、このような記憶媒体を含む装置をネットワーク上に配置させておき、記憶媒体に記憶されたプログラムをネットワークを介して所定の装置へダウンロードし、ダウンロードしたプログラムを実行することによっても、本発明の上記実施形態の機能が実現されることは言うまでもない。
本実施形態に係る画像入出力システムの全体構成を説明するための図である。 リーダー部200及びプリンタ部300の概観図である。 リーダー画像処理部222の詳細な構成を示すブロック図である。 制御装置110の機能を説明するブロック図である。 スキャナI/F140の画像処理を担う部分の詳細な構成を示すブロック図である。 ACS(オートカラーセレクト)カウント部を説明する図である。 プリンタI/F145の画像処理を担う部分の詳細な構成を示すブロック図である。 Graphic Processor135の詳細な構成を示すブロック図である。 タイル画像のアドレスを説明するための図である。 回転処理を説明するための図である。 本実施形態におけるPDL画像出力の手順を示すフローチャートである。 本実施形態におけるコピー画像出力の手順を示すフローチャートである。 本実施形態のパケット構造を示す図である。 1ページの画像データを32画素×32画素からなるタイルに分割した様子を示す図である。 本実施形態におけるパケットデータ生成に係る構成を説明するブロック図である。 パケット生成回路28の概略構成を示すブロック図である。 パケットデータとパケットテーブルの関係を示す図である。 複写機からの重連印刷構成を示す図である。 サーバーからの分散印刷構成を示す図である。 分散印刷調整のフローチャートである。 複写機からの重連印刷のフローチャートである。 サーバーからの分散印刷のフローチャートである。 テストパターンを示す図である。 比較方法を示す説明図である。 複写機からの重連印刷のUIを示す図である。 サーバーからの分散印刷のUIを示す図である。
符号の説明
110 コントローラ
112 CPU
116 DRAM
135 Graphic Processor
200 リーダー装置
300 プリンタ装置

Claims (10)

  1. それぞれ画像の出力を行う複数の画像出力装置と、
    該複数の画像出力装置のそれぞれにデータの転送が可能であって画像読み取りを行う画像読み取り装置とを有し、
    該複数の画像出力装置それぞれについて、画像出力装置が出力した第1のテストパターン画像を画像読み取り装置が読み取った結果に基づいてキャリブレーションを行うことができる画像処理システムであって、
    該複数の画像出力装置それぞれについて、該キャリブレーションデータに基づいて出力された第2のテストパターン画像を該画像読み取り装置にて読み取り、
    読み取られた複数のテストパターンデータから特定の比較基準に基づいて特性の差を比較し点数付けする比較手段と、
    表示装置上に表示された比較結果からユーザーが画像出力装置を選択し、選択された画像出力装置に対し印刷データを送信する選択送信手段と、
    該比較結果の比較された点数を表示装置上に表示する比較結果表示手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理システム。
  2. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、
    任意の一台の画像出力装置に対する、その他の画像出力装置を該比較された点数により特性の近い順に並べてリスト表示することを特徴とする画像処理システム。
  3. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、
    特性の差の点数の閾値を設定する閾値設定手段を備え、
    該設定された閾値を越えない範囲の画像出力装置の組み合わせをリスト表示することを特徴とする画像処理システム。
  4. 請求項3に記載の画像処理システムにおいて、
    それぞれの画像出力装置の能力・ステータスを識別する、能力ステータス識別手段を備え、
    画像出力装置の組み合わせにおいて、現時点での出力能力の高い順に並べてリスト表示することを特徴とする画像処理システム。
  5. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、比較基準とは、テストパターンの読み取りデータの読み取り濃度値の、各階調毎の差の絶対値の全ての階調における積分を点数とすることにより、比較することを特徴とする画像処理システム。
  6. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、比較基準とは、テストパターンの読み取りデータの読み取り濃度値の、各階調毎の差の絶対値に重み付けをした上で、全ての階調における積分を点数とすることにより、比較することを特徴とする画像処理システム。
  7. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、それぞれの画像処理装置における第2のテストパターン出力時の、温度または湿度を記録し、該それぞれの画像処理装置における現在の温度または湿度と記録された温度または湿度の比較を行う温度湿度比較手段を備え、
    該比較結果表示手段に比較結果を表示するときに、該温度湿度比較手段による温度湿度比較結果を表示装置上に表示するか、又は表示する比較結果に直接反映させることを特徴とする画像処理システム。
  8. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、それぞれの画像処理装置における第2のテストパターン出力時の、累積印字枚数記録し、該それぞれの画像処理装置における現在の累積印字枚数と記録された累積印字枚数の比較を行う累積印字枚数比較手段を備え、
    該比較結果表示手段に比較結果を表示するときに、該累積印字枚数比較手段による累積印字枚数比較結果を表示装置上に表示するか、又は表示する比較結果に直接反映させることを特徴とする画像処理システム。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の画像処理システムを実行することを特徴とするプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムを格納するコンピュータ可読の記憶媒体。
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