JP2006286999A - 発光ダイオード及びその製造方法 - Google Patents

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龍彦 山田
Toshio Shimada
俊男 嶋田
Toshimichi Nakamura
利道 中村
Seiichi Takahashi
誠一 高橋
Akihiro Kato
陽弘 加藤
Masaharu Wakatsuki
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Abstract

【課題】 蛍光体で波長変換された光の取出し効率を向上させることができると共に蛍光体の量及び表面積を増大させることができ、更には、蛍光体の熱劣化を抑制できる高発光ダイオードの実現。
【解決手段】 外部電極16a,16bが形成された絶縁材料より成る第1の基板12上に、熱伝導性が良好な材料より成る第2の基板14を載置すると共に、第2の基板14の表面にLEDチップ17を配置し、また、LEDチップ17底面の一方の電極と一方の外部電極16aとを第2の基板14表面に形成された導体パターン18及びボンディングワイヤ19を介して接続すると共に、LEDチップ17底面の他方の電極と他方の外部電極16aとを第2の基板14表面に形成された導体パターン18及びボンディングワイヤ19を介して接続し、さらに、LEDチップ17を、第1の基板12上に配置した枠部材28で囲繞すると共に、枠部材28の上端開口部を、蛍光体20を担持したシート状の不織布22で閉塞した。
【選択図】 図1

Description

この発明は、LEDチップから発光される紫外線等の光を、所定波長の可視光等の光に波長変換して放射する蛍光体を有する発光ダイオード(LED)及びその製造方法に係り、特に、蛍光体で波長変換された光の取出し効率を向上させることができると共に蛍光体の量及び表面積を増大させることができ、更には、蛍光体の熱劣化を抑制できる高輝度な発光ダイオードと、その製造方法に関する。
図9は、蛍光体を有する従来のLEDの一例を示すものであり、該発光ダイオード60は、発光ダイオードチップ搭載用の第1のリードフレーム62の先端部62aに、その底面から上方に向かって孔径が徐々に拡大する略漏斗形状の凹部を設けると共に該凹部内面を反射面と成してリフレクタ64を形成し、該リフレクタ64の底面に発光ダイオードチップ(以下、LEDチップと称する)66をAgペースト等を介してダイボンドすることにより、上記第1のリードフレーム62と、LEDチップ66底面の一方の電極(図示せず)とを電気的に接続している。また、第2のリードフレーム68の先端部68aと、上記LEDチップ66上面の他方の電極(図示せず)とをボンディングワイヤ70を介して電気的に接続して成る。
上記LEDチップ66の上面及び側面は、リフレクタ64内に充填された透光性エポキシ樹脂等のコーティング材72によって被覆・封止されており、また、上記コーティング材72中には、LEDチップ66から発光された紫外線等の光を所定波長の可視光等の光に変換する波長変換用の蛍光体74が分散状態で多数混入されている。
さらに、コーティング材72で被覆された上記LEDチップ66、第1のリードフレーム62の先端部62a及び端子部62bの上端、第2のリードフレーム68の先端部68a及び端子部68bの上端は、エポキシ樹脂等より成り、先端に凸レンズ部76を有する透光性の外囲器78によって被覆・封止されている。
而して、上記第1のリードフレーム62及び第2のリードフレーム68を介してLEDチップ66に電圧が印加されると、LEDチップ66が発光して紫外線等の光が放射され、この光が上記コーティング材72中の蛍光体74に照射されることにより、所定波長の可視光等の光に波長変換され、波長変換された光が外囲器78の凸レンズ部76で集光されて外部へ放射されるようになっている。
ところで、上記従来のLED60にあっては、蛍光体74で波長変換された光は、コーティング材72中の蛍光体74を透過する透過光となるため、コーティング材72内部を透過してコーティング材72外部へ出射するまでの間に、その一部が蛍光体74によって吸収(自己吸収)されてしまい、光の取出し効率が良好ではなかった。
また、上記蛍光体74から放射される光の輝度は、一般に蛍光体74の量及び表面積に略比例するものであるが、上記従来のLED60にあっては、リフレクタ64内に充填したコーティング材72中に蛍光体74を混入していたことから、混入できる蛍光体74の量には限界があると共に、透過光の場合には、蛍光体74の量・膜厚が一定以上となると自己吸収の影響が大きくなって輝度低下を生じていた。
さらに、上記蛍光体74として、耐熱性が必ずしも十分ではないYAG蛍光体等を用いた場合には、LEDチップ66の発熱により蛍光体74が熱劣化してLED60の輝度低下を生じることがあった。
この発明は、従来の上記問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、蛍光体で波長変換された光の取出し効率を向上させることができると共に蛍光体の量及び表面積を増大させることができ、更には、蛍光体の熱劣化を抑制できる高輝度な発光ダイオード及びその製造方法を実現することにある。
上記の目的を達成するため、本発明に係る発光ダイオードは、一対の外部電極が形成された第1の基板上に、熱伝導性が良好な絶縁材料より成る第2の基板を載置すると共に、該第2の基板の表面にLEDチップを配置し、また、上記LEDチップの一方の電極と一方の外部電極とを接続すると共に、LEDチップの他方の電極と他方の外部電極とを接続し、さらに、上記LEDチップを枠部材で囲繞すると共に、該枠部材の上端開口部を、蛍光体を担持して成る繊維の集合体で閉塞したことを特徴とする。
上記繊維の集合体としては、不織布が好ましく、この場合、不織布を構成する繊維に蛍光体を担持させる。
また、本発明に係る発光ダイオード製造方法は、高融点材料より成る繊維を低融点材料より成る繊維で被覆して形成した複合繊維より成る集積体を形成する工程と、上記複合繊維を構成する低融点材料より成る繊維の融点より高く、且つ、高融点材料より成る繊維の融点より低い温度で、上記複合繊維の集積体を加熱して低融点材料より成る繊維のみを溶融させ、高融点材料より成る繊維の交差部分を、溶融した低融点材料より成る繊維を介して接着することにより、不織布を形成すると共に、粒子状の蛍光体を、溶融した低融点材料より成る繊維を介して、不織布を構成する繊維に接着する工程と、を備えることを特徴とする。
本発明の発光ダイオードにあっては、LEDチップを囲繞する枠部材の上端開口部を、蛍光体を担持して成る繊維の集合体で閉塞したことから、蛍光体で波長変換される光を、蛍光体で反射された反射光として取り出すことができる。このため、蛍光体で波長変換される光を透過光として取り出していた従来の発光ダイオード60に比べ、光の取出し効率が向上し、高輝度化を図ることができる。
また、本発明の発光ダイオードは、単位体積当たりの繊維の表面積が大きい繊維の集合体に蛍光体を担持させたことから、従来の発光ダイオード60の如く、リフレクタ64内に充填したコーティング材72中に蛍光体74を混入した場合に比べ、蛍光体の量及び表面積を増大させることができる。
尚、本発明の発光ダイオードは、蛍光体で波長変換される光を反射光として取り出しているため、蛍光体の量が増大しても、光を透過光として取り出している従来の発光ダイオード60の如く、蛍光体による光の自己吸収に起因する輝度低下を生じることがない。
さらに、本発明の発光ダイオードは、LEDチップが配置された第2の基板を熱伝導性が良好な材料で構成しているので、LEDチップの発熱を、該第2の基板を介して第1の基板へと効率良く逃がすことができ、LEDチップの発熱による蛍光体の熱劣化を防止することとができる。
多数の繊維が立体的に絡み合って形成された不織布を、上記繊維の集合体として用い、
該不織布を構成する繊維に蛍光体を担持させた場合には、単位体積当たりの繊維の表面積が極めて大きいことから、従来の発光ダイオード60の如く、リフレクタ64内に充填したコーティング材72中に蛍光体74を混入した場合に比べ、蛍光体の量及び表面積を飛躍的に増大させることができる。
本発明の発光ダイオードの製造方法にあっては、高融点材料より成る繊維を低融点材料より成る繊維で被覆した複合繊維を用い、低融点材料より成る繊維のみを溶融させて接着剤として機能させることにより、不織布の形成と、該不織布を構成する繊維への蛍光体の担持を略同時に行うことができるので、極めて製造容易である。
以下、図面に基づき、本発明に係る発光ダイオードの実施形態を説明する。
図1は、本発明に係る発光ダイオード10を示すものであり、該発光ダイオード10は、樹脂やセラミック等の絶縁材料より成る第1の基板12上に、窒化アルミニウムやシリコン等の熱伝導性が良好な絶縁材料より成る第2の基板14を載置して成る。第2の基板14は、第1の基板12より小さく成されている。
上記第1の基板12には、その表面から側面を経て裏面に至る一対の外部電極16a,16bが相互に絶縁状態で形成されている。また、上記第2の基板14の表面にはLEDチップ17が配置されており、該LEDチップ17底面の一方の電極(図示せず)は、第2の基板14表面に形成された導体パターン18及びボンディングワイヤ19を介して、一方の外部電極16aに接続されると共に、LEDチップ17底面の他方の電極(図示せず)は、第2の基板14表面に形成された導体パターン18及びボンディングワイヤ19を介して、他方の外部電極16aに接続されている。
上記LEDチップ17は、窒化ガリウム系半導体結晶等で構成されており、後述する蛍光体を励起させる波長の紫外線や青色可視光等の光を発光するものである。
上記LEDチップ17は、第1の基板12上に配置された所定高さを備えた枠部材28で囲繞されていると共に、該枠部材28の上端開口部は、透明板30及び該透明板30の内面30aに接合された蛍光体20を担持して成る繊維の集合体としてのシート状の不織布22(図2参照)で閉塞されている。この結果、LEDチップ17の上方に、上記シート状の不織布22が対向配置されることとなる。
上記枠部材28は、アルミニウム等の光反射率の高い材料で構成されると共に、その下端から上端に向かって孔径が徐々に拡大する略漏斗形状と成されていて、枠部材28内面が光反射面28aを構成している。
上記不織布22は、図3及び図4に示すように、多数の繊維24が立体的に絡み合って形成されるものであり、繊維24間には多数の空隙26(図4参照)が形成されており、また、多数の繊維24が立体的に絡み合っているため、単位体積当たりの繊維24の表面積が極めて大きいものである。蛍光体20は、不織布22を構成する繊維24の表面に被着・担持されているものであり、図5に示すように、繊維24の表面に、蛍光体20の粒子が多数被着されている。
尚、不織布22を構成する繊維24の繊維密度や、不織布22の厚さ、目付等を適宜調整することにより、不織布22を構成する繊維24の総表面積を任意に増減可能である。
上記繊維24は、ナイロン、ポリエステル、アクリル、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、フッ素樹脂等の樹脂繊維、レーヨン等のセルロース系の化学繊維、ガラス繊維、アルミナ、ボロン等の金属繊維、天然繊維等の短繊維から成り、その直径は1〜20μm、長さは0.5〜20mm程度である。
尚、長さが50〜100mm程度の長繊維から成る繊維24を用いることも勿論可能である。
上記蛍光体20は、紫外線や青色可視光等の光の照射を受けると、この光を所定波長の可視光等の光に波長変換するものであり、例えば以下の組成のものを用いることができる。
紫外線等の光を赤色可視光に変換する赤色発光用の蛍光体20として、MS:Eu(Mは、La、Gd、Yの何れか1種)、0.5MgF・3.5MgO・GeO:Mn、2MgO・2LiO・Sb:Mn、Y(P,V)O4:Eu、YVO4:Eu、(SrMg)3(PO4):Sn、Y:Eu、CaSiO:Pb,Mn等がある。
また、紫外線等の光を緑色可視光に変換する緑色発光用の蛍光体20として、BaMgAl1627:Eu,Mn、ZnSiO4:Mn、(Ce,Tb,Mn)MgAl1119、LaPO4:Ce,Tb、(Ce,Tb)MgAl1119、YSiO:Ce,Tb、ZnS:Cu,Al、ZnS:Cu,Au,Al、(Zn,Cd)S:Cu,Al、SrAl:Eu、SrAl:Eu,Dy、SrAl1425:Eu,Dy、YAl12:Tb、Y(Al,Ga)12:Tb、YAl12:Ce、Y(Al,Ga)12:Ce等がある。
更に、紫外線等の光を青色可視光に変換する青色発光用の蛍光体20として、(SrCaBa)(PO)Cl:Eu、BaMgAl1627:Eu、(SrMg)7:Eu、Sr7:Eu、Sr:Sn、Sr(PO4Cl:Eu、BaMgAl1627:Eu、CaWO4、CaWO4:Pb、ZnS:Ag,Cl、ZnS:Ag,Al、(Sr,Ca,Mg)10(PO)Cl:Eu等がある。
上記赤色発光用の蛍光体20、緑色発光用の蛍光体20、青色発光用の蛍光体20を適宜選択・混合して用いることで、種々の色の発色が可能である。
また、青色の可視光を放射するLEDチップ17を用いて白色光を得る場合には、LEDチップ17から放射される光を補色としての黄色可視光に変換する黄色発光用の蛍光体24として、YAl12:Ce、YBO:Ce、BaMgAl1017:Eu,Mn、(Sr,Ca,Ba)(Al,Ga):Eu、BaSiO:Eu、(Sr,Ba)SiO:Eu、SiAlON:Eu等がある。
尚、蛍光体20は、有機、無機の蛍光染料や、有機、無機の蛍光顔料を含むものである。
本発明の発光ダイオード10にあっては、一対の外部電極16a,16bを介してLEDチップ17に電圧が印加されると、LEDチップ17が発光して、上記蛍光体20を励起させる紫外線や可視光等の光が放射される。この光が、枠部材28の上端開口部を閉塞し、LEDチップ17の上方に対向配置された上記不織布22に担持された蛍光体20に照射され、所定波長の可視光等の光に波長変換された後、透明板30を透過して外部へ放射されるのである。
而して、本発明の発光ダイオード10にあっては、LEDチップ17を囲繞する枠部材28
の上端開口部をシート状の不織布22で閉塞し、該不織布22を構成する繊維24の表面に蛍光体20を担持せしめたことから、蛍光体20で波長変換される光を、蛍光体20で反射された反射光として取り出すことができる。このため、蛍光体74で波長変換される光を透過光として取り出していた従来の発光ダイオード60に比べ、光の取出し効率が向上し、高輝度化を図ることができる。
また、本発明の発光ダイオード10は、単位体積当たりの繊維24の表面積が極めて大きい不織布22を構成する繊維24の表面に蛍光体20を担持せしめたことから、従来の発光ダイオード60の如く、リフレクタ64内に充填したコーティング材72中に蛍光体74を混入した場合に比べ、蛍光体20の量及び表面積を飛躍的に増大させることができる。この場合、本発明の発光ダイオード10は、上記の通り、蛍光体20で波長変換される光を反射光として取り出しているため、蛍光体20の量が増大しても、光を透過光として取り出している従来の発光ダイオード60の如く、蛍光体による光の自己吸収に起因する輝度低下の生じることがない。
さらに、上記の通り、LEDチップ17が配置された第2の基板14を、窒化アルミニウムやシリコン等の熱伝導性が良好な材料で構成しているので、LEDチップ17の発熱を、該第2の基板14を介して第1の基板12へと効率良く逃がすことができ、LEDチップ17の発熱による蛍光体20の熱劣化を防止することとができる。
以下、本発明の発光ダイオード10において、不織布22に蛍光体20を担持させる方法について説明する。
先ず、ポリプロピレン等の高融点材料より成る繊維24を、ポリエチレン等の低融点材料より成る繊維32で被覆した所定長さの複合繊維34(図6参照)を多数準備し、カード法やエアレイ法等を用いて、これら多数の複合繊維34より成るシート状の集積体(ウェブ)を形成する。
次に、シート状の集積体を、上記複合繊維34を構成する低融点材料より成る繊維32の融点より高く、且つ、高融点材料より成る繊維24の融点より低い温度で加熱し、低融点材料より成る繊維32のみを溶融させると共に、粒子状の蛍光体20を上記集積体に吹き付ける。
この結果、高融点材料より成る繊維24の交差部分が、溶融した低融点材料より成る繊維32を介して接着することにより、シート状の不織布22が形成されると共に、粒子状の蛍光体20が、溶融した低融点材料より成る繊維32を介して、不織布22を構成する繊維24の表面に接着・担持される。
上記方法にあっては、高融点材料より成る繊維24を低融点材料より成る繊維32で被覆した複合繊維34を用い、低融点材料より成る繊維32のみを溶融させて接着剤として機能させることにより、不織布22の形成と、不織布22を構成する繊維24の表面への蛍光体20の担持を略同時に行うことができるので、極めて製造容易である。
上記方法で製造されたシート状の不織布22を型抜き等して、図2に示す不織布22は形成される。
尚、上記方法以外にも、例えば、蛍光体20の分散樹脂液中に不織布22を浸漬した後乾燥させたり、不織布22の上方から、蛍光体20の分散樹脂液を滴下させることにより、不織布22を構成する繊維24の表面に蛍光体20を被着・担持させても良い。
また、不織布22を加熱して、該不織布22を構成する繊維24の表面を溶融させた状態で蛍光体20を吹き付けることにより、不織布22を構成する繊維24の表面に蛍光体20を被着・担持させることもできる。
さらに、高温加熱した蛍光体20を不織布22に吹きつけ、不織布22を構成する繊維24を一部溶融させることにより、不織布22を構成する繊維24の表面に蛍光体20を被着・担持させても良い。
図7は、本発明に係る発光ダイオード10の変形例を示すものであり、該発光ダイオード10の変形例は、空気の屈折率と、LEDチップ17の屈折率との間の屈折率を有する材料で構成された透光性部材42により、上記LEDチップ17を被覆・封止した点に特徴を有するものであり、その他の構成は、上記発光ダイオード10と同一である。
上記透光性部材42は、例えば、シリコン樹脂で構成される。すなわち、シリコン樹脂の屈折率は1.5程度であり、屈折率が1の空気と、屈折率が3.3程度のLEDチップ17(例えば窒化ガリウム系の場合)との間の屈折率を有している。
この発光ダイオード10の変形例においては、LEDチップ17上に、未硬化状態の透光性部材42を滴下した後、硬化させてLEDチップ17を封止する。
この発光ダイオード10の変形例において、空気の屈折率と、LEDチップ17の屈折率との間の屈折率を有する材料より成る透光性部材42で、LEDチップ17を封止したのは次の理由による。
すなわち、空気の屈折率とLEDチップ17の屈折率とは差が大きいため、LEDチップ17から放射された光の一部が、空気との界面で反射してLEDチップ17へ戻ってくるため光の取出し効率が悪い。そこで、上記の如く、空気の屈折率とLEDチップ17の屈折率との間の屈折率を有する透光性部材42でLEDチップ17を封止すれば、LEDチップ17と透光性部材42との間、透光性部材42と空気との間の屈折率の差が小さいため、LEDチップ17と透光性部材42との界面、透光性部材42と空気との界面で反射する光の量が少なく、光の取出し効率が向上するのである。
図8は、本発明に係る発光ダイオード10の他の変形例を示すものであり、該発光ダイオード40の変形例は、LEDチップ17を略円筒状の透光性の枠体43で囲繞すると共に、該枠体43内に充填した上記透光性部材42によりLEDチップ17を被覆・封止した点に特徴を有するものである。
尚、上記枠体43と透光性部材42とは、屈折率に差が生じないように同一材料(例えばシリコン樹脂)で構成するのが、光の取出し効率を向上させる上で好ましい。
この変形例においては、LEDチップ17を上記枠体43で囲繞した後、該枠体43内に未硬化状態の透光性部材42を充填後、硬化させてLEDチップ17を封止する。
この発光ダイオード10の変形例は、LEDチップ17を枠体43で囲繞すると共に、該枠体43内に充填した透光性部材42でLEDチップ17を封止したので、粘度の低い未硬化状態の透光性部材42を用いた場合であっても、透光性部材42が第1の基板12及び第2の基板14上に拡散・流出することを防止できる。
上記においては、繊維の集合体として、不織布22を用いた場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、多数の繊維を織り込んで形成した織布を用い、該織布を構成する繊維に蛍光体を担持させても良い。この織布も、不織布22には及ばないものの、単位体積当たりの繊維の表面積が大きいものである。
また、上記においては、不織布22を構成する繊維24の「表面」に蛍光体20を担持せしめた場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、透明樹脂等より成る透光性の繊維24に粒子状の蛍光体20を練り混むことにより、不織布22を構成する繊維24に蛍光体20を担持させても良い。
この場合、例えば、未硬化状態の透明樹脂中に、粒子状の蛍光体を所定量混合した後、透明樹脂を延伸、硬化させ、その後、所定の長さに切断することにより、蛍光体20が練り混まれた多数の繊維を形成し、斯かる蛍光体20が練り混まれた多数の繊維を用いて不織布22を形成すれば良い。
本発明に係る発光ダイオードを模式的に示す概略断面図である。 蛍光体を担持した不織布を模式的に示す斜視図である。 蛍光体を担持した不織布を模式的に示す部分拡大図である。 不織布を構成する繊維を模式的に示す拡大図である。 不織布を構成する繊維を模式的に示す断面図である。 複合繊維を示す概略断面図である。 本発明に係る発光ダイオードの変形例を模式的に示す概略断面図である。 本発明に係る発光ダイオードの変形例を模式的に示す概略断面図である。 従来の発光ダイオードを模式的に示す概略断面図である。
符号の説明
10 発光ダイオード
12 第1の基板
14 第2の基板
16a外部電極
16b外部電極
17 LEDチップ
18 導体パターン
19 ボンディングワイヤ
20 蛍光体
22 不織布
24 繊維
28 枠部材
30 透明板
34 複合繊維
42 透光性部材
43 枠体


Claims (3)

  1. 一対の外部電極が形成された第1の基板上に、熱伝導性が良好な絶縁材料より成る第2の基板を載置すると共に、該第2の基板の表面にLEDチップを配置し、また、上記LEDチップの一方の電極と一方の外部電極とを接続すると共に、LEDチップの他方の電極と他方の外部電極とを接続し、さらに、上記LEDチップを枠部材で囲繞すると共に、該枠部材の上端開口部を、蛍光体を担持して成る繊維の集合体で閉塞したことを特徴とする発光ダイオード。
  2. 上記繊維の集合体が不織布であり、該不織布を構成する繊維に蛍光体を担持させたことを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオード。
  3. 請求項2に記載の発光ダイオードの製造方法であって、
    高融点材料より成る繊維を低融点材料より成る繊維で被覆して形成した複合繊維より成る集積体を形成する工程と、
    上記複合繊維を構成する低融点材料より成る繊維の融点より高く、且つ、高融点材料より成る繊維の融点より低い温度で、上記複合繊維の集積体を加熱して低融点材料より成る繊維のみを溶融させ、高融点材料より成る繊維の交差部分を、溶融した低融点材料より成る繊維を介して接着することにより、不織布を形成すると共に、粒子状の蛍光体を、溶融した低融点材料より成る繊維を介して、不織布を構成する繊維に接着する工程と、
    を備えることを特徴とする発光ダイオードの製造方法。
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