JP2006286895A - Led電極の接合体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 基板とLEDチップとの接合部に空気層(断熱層)が形成されて熱が籠もるのを防止し、これによって発光効率を下げることなく寿命を延ばすことができるようにする。
【解決手段】 基板1の電極1a,1bとLEDチップ2の電極2a,2bとの間に、これら電極1a,1b、2a,2bと面接触し、基板1側からLEDチップ2に電力を供給する金属パネルまたは焼結金属パネルからなる給電子11を設けて、基板1とLEDチップ2との接合部に空気層(断熱層)が形成されないようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】 基板1の電極1a,1bとLEDチップ2の電極2a,2bとの間に、これら電極1a,1b、2a,2bと面接触し、基板1側からLEDチップ2に電力を供給する金属パネルまたは焼結金属パネルからなる給電子11を設けて、基板1とLEDチップ2との接合部に空気層(断熱層)が形成されないようにする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、高発光効率で長寿命のLEDチップを得ることができるLED電極の接合体に関する。
従来より、基板の電極と発光素子の電極の間に介在して、基板側から発光素子に電力を供給する電極の接合装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
図6はこのような電極の接合装置の一例を示すもので、金属ボールを用いた電極の接合装置の分解斜視図である。この金属ボールを用いたLED電極の接合装置は、図示しないベアーウエハ上で基板1のプラス電極1aとLEDチップ2のプラス電極2a相互が金属ボール3aによって接合され、また基板1のマイナス電極1bとLEDチップ2のマイナス電極2b相互が金属ボール3bによって接合されるようになっている。
図7はこのような電極の接合装置の他の例を示すもので、金属ワイヤを用いた電極の接合装置の斜視図である。この金属ワイヤを用いたLED電極の接合装置も、ベアーウエハ上で中央部に分離溝4aを有する基板4のプラス電極4bと、同じく中央部に分離溝5aを有するLEDチップ5のプラス電極5b相互が金属ワイヤ6aによって接合され、また基板4のマイナス電極4cとLEDチップ5のマイナス電極5c相互が金属ワイヤ6bによって接合されるようになっている。
そして、このように金属ボール3a,3bや金属ワイヤ6a,6bにより接合されたLEDチップ2,5は、LEDチップ全体を透明樹脂にてモールドして、完成する。
このようにして製造されるLEDのLEDチップ2,5は、基板1,4から金属ボール3a,3bもしくは金属ワイヤ6a,6bを介して電力が供給されることにより動作(発光)する。なお、接合に用いる金属ワイヤもしくは金属ボールは、加工方法が難しいので増やすことができず、通常1個(本)から数個(本)である。
図8は金属ボール3a,3bによる接合状態を示すもので、LEDチップ2と基板1間の隙間における半田面と空気層の割合は、約10:90であり、空気による断熱層が形成されている。ちなみに、空気の熱伝導率は0.027J/m・sec・℃ 、鉛フリー半田の熱伝導率は64J/m・sec・℃である。
このように従来は、基板とLEDチップとの接合を金属ボール3a,3bや金属ワイヤ6a,6bにより行っているため、電力および熱的な接合部が限定され、その結果、電気抵抗および熱抵抗を抑えることができないという難点があった。このため、大電力でLEDを動作させようとすると、電力集中による発光ムラが生じていた。さらに、伝熱面積が小さいため、熱を逃がすことができず、熱がLED内に籠もり、これによりLEDの温度が上昇し、発光効率の低下、寿命の劣化を招いていた。
本発明の技術的課題は、基板とLEDチップとの接合部に空気層(断熱層)が形成されて熱が籠もるのを防止し、これによって発光効率を下げることなく寿命を延ばすことができるようにすることにある。
本発明に係るLED電極の接合体は、基板の電極とLEDチップの電極との間に、これら電極と面接触し、基板側からLEDチップに電力を供給する金属パネルまたは焼結金属パネルからなる給電子を設けたものである。
本発明のLED電極の接合体によれば、基板の電極とLEDチップの電極との間に、これら電極と面接触し、基板側からLEDチップ素子に電力を供給する金属パネルまたは焼結金属パネルからなる給電子を設けているので、基板とLEDチップとの接合部に空気層(断熱層)が形成されることが無くなる。さらに、伝熱面積が大きくなるだけでなく、給電子が、半田よりも熱伝導率がよい金属パネルまたは焼結金属パネルから構成されているため、基板とLEDチップの間の熱抵抗が小さく、容易に熱を逃がすことができ、LEDの温度の上昇を抑えることが可能となり、発光効率が向上し、かつ寿命を延ばすことができる。
実施の形態1.
以下、図示実施形態により本発明を説明する。
図1は本発明の実施の形態1に係るLED電極の接合体の構成を示す分解斜視図、図2はその電極の接合部を分解して示す断面図、図3はLEDの寿命特性を示す図であり、各図中、前述の従来例(図6)に相当する部分には同一符号を付してある。
以下、図示実施形態により本発明を説明する。
図1は本発明の実施の形態1に係るLED電極の接合体の構成を示す分解斜視図、図2はその電極の接合部を分解して示す断面図、図3はLEDの寿命特性を示す図であり、各図中、前述の従来例(図6)に相当する部分には同一符号を付してある。
本実施形態のLED電極の接合体は、図1及び図2のように基板1の電極1a,1bとLEDチップ2の電極2a,2bとの間に、これら電極1a,1b、2a,2bと面接触し、基板1側からLEDチップ2に電力を供給する金属パネルまたは焼結金属パネルからなる給電子11を設けたものである。
これを更に詳述すると、給電子11は、LEDチップ2の電極2a,2b形状と相似する形状に形成され、ここではそのプラス電極11aとマイナス電極11bが弧状のギャップgを介して分割構成され、LEDチップ2の電極2a,2bよりも若干小さめになるように形成されている。
また、給電子11と、基板1の電極1a,1b及びLEDチップ2の電極2a,2bとは、半田12a,12bにより接合されるようになっている。実際の接合にあたっては、熱と超音波を併用して接合するようになっている。給電子11への半田12a,12bの塗布は、予め別のところで金属への半田メッキのという形で行ってもよい。
図3の寿命特性図は、LEDの寿命特性を示すもので、図3から明らかなように、20mAのときと30mAのときを比較してみると、20mAの方が寿命が長くなることが分かる。同じLED素子に電流を多く流すと、電流の多いときの方が電力が大きくなり、発熱量も多くなることが分かる。そのことから発熱量が増加すると、つまり大電力であればあるほど、相対光度の低下は大になり、寿命が短くなることが分かる。原因として、封止樹脂(透明樹脂)の劣化が考えられる。
このように、本実施形態のLED電極の接合体によれば、基板1の電極1a,1bとLEDチップ2の電極2a,2bとの間に、これら電極と面接触し、基板1側からLEDチップ2に電力を供給する金属パネルまたは焼結金属パネルからなる給電子11を設けているので、基板1とLEDチップ2との接合部、つまり基板1と給電子11との間、及びLEDチップ2と給電子11との間に、空気層(断熱層)が形成されることが無くなる。さらに、伝熱面積が大きくなるだけでなく、給電子11が、半田よりも熱伝導率がよい金属パネルまたは焼結金属パネルから構成されているため、熱抵抗が低く、熱を逃がすことができて、LEDチップ2の温度の上昇を抑えることが可能となり、発光効率が向上し、かつ寿命を延ばすことができる。
また、給電子11を、LEDチップ2の電極形状に相似する形状に形成しているので、電気抵抗、熱抵抗を下げることができる。また、電力集中も生じることなく、均一に発光させることができる。これにより、高発光効率で長寿命のLEDを得ることができる。
また、給電子11と、基板1の電極1a,1b及び LEDチップ2の電極2a,2bとは、半田12a,12bにより接合されるようになっているので、給電子11への半田12a,12bの塗布を、素子とは別のところで金属への半田メッキのという形で行うことができ、生産性が向上する。
実施の形態2.
図4は本発明の実施の形態2に係るLED電極の接合体の構成を示す分解斜視図、図5はその電極の接合部を分解して示す断面図であり、各図中、前述の実施の形態1(図1及び図2)に相当する部分には同一符号を付してある。
図4は本発明の実施の形態2に係るLED電極の接合体の構成を示す分解斜視図、図5はその電極の接合部を分解して示す断面図であり、各図中、前述の実施の形態1(図1及び図2)に相当する部分には同一符号を付してある。
本実施形態のLED電極の接合体は、図1,2のように給電子11のプラス電極11aとマイナス電極11bが間に絶縁物13を介して一体化されている点が前述の実施の形態1のものと異なっており、それ以外の構成は前述の実施の形態1のものと同一であり、実施の形態1のもつ機能を全て備えている。
本実施形態のLED電極の接合体においては、給電子11が絶縁物13を挟み込んだ金属板の一体品で接合される。これにより、更なる生産性の向上が可能となる。また、絶縁物13を挟む両側の金属部分すなわちプラス電極11aとマイナス電極11bに、半田などを塗布をしたものを使うと、更なる生産性向上が可能となる。
1 基板、1a,1b 基板の電極、2 LEDチップ、2a,2b LEDチップの電極、11 給電子、11a 給電子のプラス電極、11b 給電子のマイナス電極、12a,12b 半田、13 絶縁物。
Claims (4)
- 基板の電極とLEDチップの電極との間に、これら電極と面接触し、前記基板側から前記LEDチップに電力を供給する金属パネルまたは焼結金属パネルからなる給電子を設けたことを特徴とするLED電極の接合体。
- 前記給電子を、前記LEDチップの電極形状に相似する形状に形成したことを特徴とする請求項1記載のLED電極の接合体。
- 前記給電子は、プラス電極とマイナス電極が間に絶縁物を介して一体化されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のLED電極の接合体。
- 前記給電子と、前記基板の電極および前記LEDチップの電極とは、半田により接合されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のLED電極の接合体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005104292A JP2006286895A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | Led電極の接合体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005104292A JP2006286895A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | Led電極の接合体 |
Publications (1)
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JP2006286895A true JP2006286895A (ja) | 2006-10-19 |
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ID=37408474
Family Applications (1)
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JP2005104292A Withdrawn JP2006286895A (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | Led電極の接合体 |
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JP (1) | JP2006286895A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013041867A (ja) * | 2011-08-11 | 2013-02-28 | Citizen Electronics Co Ltd | 発光ダイオード |
-
2005
- 2005-03-31 JP JP2005104292A patent/JP2006286895A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013041867A (ja) * | 2011-08-11 | 2013-02-28 | Citizen Electronics Co Ltd | 発光ダイオード |
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