JP2006286545A - 燃料電池用セパレータの製造方法および燃料電池用セパレータの製造装置 - Google Patents

燃料電池用セパレータの製造方法および燃料電池用セパレータの製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 粉末状成形材料の充填量のバラツキをなくすとともに加圧成形後の厚みバラツキを低減する。
【解決手段】 黒鉛と熱硬化性樹脂とを混合した粉末状の成形材料121を、熱硬化性樹脂が溶融しない温度条件下において、成形型110の型外位置に配置した材料供給容器122内に供給するとともに供給された成形材料の表面を擦り切って平坦にする。材料供給容器内に供給された成形材料を加圧することによって成形材料圧縮体を形成する。材料供給容器内に形成された成形材料圧縮体を熱硬化性樹脂が硬化する温度よりも低い温度で加熱して熱硬化性樹脂の一部を溶融させることによって形状が保持された予備成形体を形成する。予備成形体を材料供給容器内から成形型に充填する。そして、予備成形体を成形型によって加圧成形するとともに熱硬化性樹脂が硬化する温度まで加熱して燃料電池用セパレータを得る。
【選択図】 図2

Description

本発明は、燃料電池用セパレータの製造方法および燃料電池用セパレータの製造装置に関する。
燃料電池の単セルは、燃料ガスと空気などとを分離するためのセパレータを有する。セパレータは、例えば、黒鉛と熱硬化性樹脂とを混合した粉末状成形材料を加圧成形するとともに熱硬化性樹脂が硬化する温度まで加熱して得られる(例えば、特許文献1〜3参照。)。
特許文献1〜3に記載された技術においては、成形型の型内位置において、供給された粉末状成形材料の上面を擦り切った後、粉末状成形材料を自然落下させることによって、成形型のキャビティに成形材料を充填している。
特開2004−79194号公報 特開2004−79205号公報 特開2004−79233号公報
しかしながら、成形型の型内位置において粉末状成形材料を供給しているため、成形型からの伝熱によって、熱硬化性樹脂が瞬時に溶融したり硬化したりする虞がある。このため、粉末状成形材料の表面を擦り切る際に、表面において溶融または硬化した部分を盛り上げてしまい、表面を面一に擦り切ることができなくなる。かかる場合には、粉末状成形材料の成形型への充填量にバラツキが生じ、材料充填不足あるいは材料充填過多が引き起こされ、均一な加工精度を確保することが困難となる。
さらに、粉末状成形材料を自然落下により充填しているため、成形型のキャビティ内の部位毎に嵩密度のバラツキが生じ易く、加圧成形後のセパレータの厚みバラツキが増大し易いという問題がある。
本発明の目的は、粉末状成形材料の充填量のバラツキをなくすとともに加圧成形後の厚みバラツキを低減し得る、燃料電池用セパレータの製造方法および燃料電池用セパレータの製造装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、黒鉛と熱硬化性樹脂とを混合した粉末状の成形材料を、熱硬化性樹脂が溶融しない温度条件下において、成形型の型外位置に配置した材料供給容器内に供給するとともに供給された成形材料の表面を擦り切って平坦にし、
前記材料供給容器内に供給された成形材料を加圧することによって成形材料圧縮体を形成し、
前記材料供給容器内に形成された前記成形材料圧縮体を熱硬化性樹脂が硬化する温度よりも低い温度で加熱して熱硬化性樹脂の一部を溶融させることによって形状が保持された予備成形体を形成し、
前記予備成形体を前記材料供給容器内から前記成形型に充填し、
前記予備成形体を前記成形型によって加圧成形するとともに熱硬化性樹脂が硬化する温度まで加熱して燃料電池用セパレータを得る、燃料電池用セパレータの製造方法である。
また、黒鉛と熱硬化性樹脂とを混合した粉末状の成形材料を、熱硬化性樹脂が溶融しない温度条件下において、成形型の型外位置に配置した材料供給容器内に供給するとともに供給された成形材料の表面を擦り切って平坦にする材料供給手段と、
前記材料供給容器内に供給された成形材料を加圧することによって成形材料圧縮体を形成する第1形成手段と、
前記材料供給容器内に形成された前記成形材料圧縮体を熱硬化性樹脂が硬化する温度よりも低い温度で加熱して熱硬化性樹脂の一部を溶融させることによって形状が保持された予備成形体を形成する第2形成手段と、
前記予備成形体を前記材料供給容器内から前記成形型に充填する充填手段と、
前記成形型によって加圧成形される前記予備成形体を熱硬化性樹脂が硬化する温度まで加熱する加熱手段と、を有してなる燃料電池用セパレータの製造装置である。
本発明によれば、粉末状成形材料の供給および擦り切りは、熱硬化性樹脂が溶融しない温度条件下において行われるため、粉末状成形材料の表面を擦り切る際に、表面において溶融または硬化した部分を盛り上げることがなく、表面を面一に擦り切ることができる。したがって、粉末状成形材料の充填量にバラツキが生じることがなく、均一な加工精度を容易に確保することが可能となる。
さらに、予備成形体はその形状を保持し得るように固体化されているため、材料供給容器内から落下させても、その形状を維持したまま成形型に充填される。したがって、粉末状の成形材料を自然落下により成形型に充填する場合に生じ得る嵩密度のバラツキを抑えることができ、加圧成形後のセパレータの厚みバラツキを低減することが可能となる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1(A)は、燃料電池の単セル10を示す断面図、図1(B)は、燃料電池用セパレータ30を示す平面図である。
燃料電池は、単セル10を多数積層して燃料電池スタックの形態で、例えば、自動車の駆動源として使用される。
単セル10は、水の電気分解の逆の原理を利用し、水素と酸素とを反応させて水を得る過程で電気を得ることができる電池である。図示した単セル10は、固体高分子型燃料電池に使用されるものである。この単セル10は、固体高分子膜21と、触媒層が形成され固体高分子膜21の両面に配置される一対の電極22、23と、電極22、23の両側に配置されるセパレータ30と、を有する。
セパレータ30は、流路溝31、32、33、34をなす凹部41、43と、当該凹部41、43を区画する凸部42、44とを備える。さらに詳しくは、電極22側のセパレータ30の外面30aには、冷却水を流通させるための流路溝31をなす凹部41と、当該凹部41を区画する凸部42とが形成され、内面30bには、燃料ガス(水素)を流通させるための流路溝32をなす凹部43と、当該凹部43を区画する凸部44とが形成されている。電極23側のセパレータ30の外面30aには、冷却水を流通させるための流路溝33をなす凹部41と、当該凹部41を区画する凸部42とが形成され、内面30bには、酸化剤ガス(空気)を流通させるための流路溝34をなす凹部43と、当該凹部43を区画する凸部44とが形成されている。
流路溝31〜34の形状および配置は、ガスの拡散性、圧力損失、生成水の排出性、冷却性能等を考慮する必要があり、図1(B)に示されるように、微細で複雑な構成を有している。
図2(A)は、本発明に係る燃料電池用セパレータ30の製造方法を具現化する、本発明に係る燃料電池用セパレータ30の製造装置100の実施形態を示す概略断面図、図2(B)は、材料供給容器122および保持プレート127を示す断面図である。
製造装置100は、概説すれば、成形型110と、黒鉛と熱硬化性樹脂とを混合した粉末状の成形材料121を、熱硬化性樹脂が溶融しない温度条件下において、成形型110の型外位置に配置した材料供給容器122内に供給するとともに供給された成形材料の表面を擦り切って平坦にする材料供給ユニット120(材料供給手段に相当する)と、材料供給容器122内に供給された成形材料121を加圧することによって成形材料圧縮体131(図3参照)を形成する第1形成ユニット130(第1形成手段に相当する)と、材料供給容器122内に形成された成形材料圧縮体131を熱硬化性樹脂が硬化する温度よりも低い温度で加熱して熱硬化性樹脂の一部を溶融させることによって形状が保持された予備成形体141(図4参照)を形成する第2形成ユニット140(第2形成手段に相当する)と、予備成形体141を材料供給容器122内から成形型110に充填する充填ユニット150(充填手段に相当する)と、成形型110によって加圧成形される予備成形体141を熱硬化性樹脂が硬化する温度まで加熱する加熱ユニット160(加熱手段に相当する)と、成形型110を冷却するための冷却ユニット170と、を有する。
なお、成形材料圧縮体131を形成するために、粉末状成形材料121を加圧することを、「予備加圧」とも言う。また、熱硬化性樹脂の一部を溶融させることによって形状が保持された予備成形体141を形成するために、成形材料圧縮体131を熱硬化性樹脂が硬化する温度よりも低い温度で加熱することを、「予備加熱」とも言う。
熱硬化性樹脂は、例えば、フェノール樹脂やエポキシ樹脂である。粉末状成形材料121に含まれる樹脂は、小径であることが好ましい。反応速度が上昇し、かつ黒鉛間の空間が小さくなることによって、得られるセパレータ30の強度を向上させることが可能となるためである。
熱硬化性樹脂が溶融する温度および熱硬化性樹脂が硬化する温度は、熱硬化性樹脂の種類によって異なるものであるが、一例を挙げれば、熱硬化性樹脂が溶融する温度は約100℃、熱硬化性樹脂が硬化する温度は約150℃である。
前記成形型110は、相対的に接近離反移動自在な上型111および下型112を有する。本明細書において「成形型110の型外位置」とは、上型111および下型112が相対的に移動する空間の外側の位置を意味している。上型111および下型112には、セパレータ30の流路溝31〜34をなす凹部41、43を形成するための凸条部111a、112aと、凸部42、44を形成するための凹条部111b、112bとが形成されている。上型111および下型112の型面を突き合わせることによって、セパレータ30の外形形状に合致した内面形状のキャビティが形成される。図示省略するが、成形型110には、上型111および下型112により予備成形体141を加圧するための加圧機構、成形後のセパレータ30を下型112から押し上げて取り出すための抜き出しロッドなどの周知の機構や部材などが設けられている。
前記材料供給ユニット120は、成形型110の型外位置に配置されるテーブル123と、テーブル123上すなわち成形型110の型外位置に配置される材料供給容器122と、材料供給容器122内に粉末状成形材料121を供給するホッパ124と、材料供給容器122内に供給された粉末状成形材料121の表面を擦り切る擦り切り板125と、を有する。テーブル123は、下型112に隣接して設けられている。テーブル123と下型112との間には、成形型110からテーブル123に伝熱されることを防止するために、断熱部材126が設けられている。断熱部材126は、テーブル123の温度を熱硬化性樹脂が溶融しない温度に維持し得る断熱性能を備えていれば足り、成形型110からの熱伝導を完全に遮断する性能は必ずしも必要ではない。
材料供給容器122は、上部および底部のそれぞれに上部開口122aおよび底部開口122bが開口された枠形状を有し、底部開口122bを開閉自在な保持プレート127がスライド移動自在に取り付けられている。粉末状成形材料121は、枠形状をなす材料供給容器122および保持プレート127によって形成される空間内に供給される。図2(B)を参照して、材料供給容器122には、保持プレート127の移動をガイドするためのガイドプレート128が取り付けられている。ベースプレート128には、底部開口122bに連通する開口128aが形成されている。材料供給容器122とベースプレート128との間に、保持プレート127が移動自在に挿通されている。なお、簡略化のため、図2(A)ではベースプレート128を図示省略してある。
ホッパ124は、上部開口122aの上方の供給位置と、後述するプレス機132の作動と干渉しない待機位置との間で移動自在に設けられている。ホッパ124はまた、図示しない材料供給源に接続されている。擦り切り板125は、材料供給容器122の上部開口122aに沿ってスライド移動自在に設けられ、図示しない駆動装置によってスライド移動される。駆動装置は、モータと歯車機構とを含むスライダ、あるいは油圧などの流体圧によって作動する流体圧シリンダなど、公知の手段から構成されている。
粉末状成形材料121は、熱硬化性樹脂が溶融しない温度条件下に維持されているテーブル123上の材料供給容器122内にホッパ124から供給され、その表面が擦り切り板125によって擦り切られて平坦にされる。粉末状成形材料121の供給および擦り切りは、熱硬化性樹脂が溶融しない温度条件下において行われるため、粉末状成形材料121の表面を擦り切る際に、表面において溶融または硬化した部分を盛り上げることがなく、表面を面一に擦り切ることができる。したがって、粉末状成形材料121の充填量にバラツキが生じることがなく、材料充填不足あるいは材料充填過多が引き起こされることがなく、均一な加工精度を容易に確保することが可能となる。
前記第1形成ユニット130は、供給された粉末状成形材料121を加圧して成形材料圧縮体131を形成するプレス機132を有する。プレス機132は、油圧などの流体圧によって昇降駆動されるポンチ133を有する。ポンチ133を下降駆動することにより、テーブル123上面に載置された保持プレート127との間で、粉末状成形材料121が予備加圧され、成形材料圧縮体131が形成される。プレス機132による予備加圧は、成形型110による加圧時よりも小さい圧力で行われる。
製品の厚み方向の寸法に厚い部位と薄い部位とが存在する場合つまり製品形状に段差が存在する場合において、粉末状成形材料121をほぼ均一な厚さに加圧成形すると、製品形状のうち厚さが厚い部位は、厚さが薄い部位に比べて材料の圧縮比が相対的に小さくなる。このように部位ごとの圧縮比に差が生じると、加圧成形時における面圧のバラツキが生じ、成形型110に対する離型不良が生じたり、製品の厚さバラツキが増大したりするという不具合が生じる。
したがって、成形型110によって予備成形体141を加圧成形する際の部位ごとの圧縮比のバラツキをなくすことが好ましく、そのためには、予備成形体141は、製品である燃料電池用セパレータの形状に対応した圧縮比形状を有することが好ましい。
そこで、本実施形態にあっては、成形材料圧縮体131を形成するために使用するポンチ133の加圧面133aを、成形材料圧縮体131に、製品である燃料電池用セパレータの形状に対応した圧縮比形状を付与し得る形状に設定してある。このような加圧面形状のポンチ133を使用すれば、成形材料圧縮体131ひいては予備成形体141が、製品である燃料電池用セパレータの形状に対応した圧縮比形状を有し、成形型110によって予備成形体141を加圧成形する際の部位ごとの圧縮比のバラツキがなくなる。その結果、加圧成形時における面圧のバラツキがなくなり、成形型110に対する離型不良が生じることがなく、製品の厚さバラツキを低減することができる。
図示例では、理解の容易のために、燃料電池用セパレータ30の凹部41および凸部42に対応した相似形を成形材料圧縮体131の図中上面に形成してあるが、流路溝を形成する領域と、その周囲のディフューザ部との間に段差を付ける形態でもよい。また、ポンチ133の加圧面133aの凹凸形状や段差に抜き勾配を設定し、ポンチ133を離間させるときの成形材料圧縮体131の形崩れを防止することが好ましい。
前記第2形成ユニット140は、第1形成ユニット130によって形成した成形材料圧縮体131を成形型110の型内位置に移動させるための移動装置142を有する。移動装置142は、材料供給容器122に接続されている。移動装置142は、テーブル123上面に対して材料供給容器122を昇降移動させるためのリフタ装置142aと、テーブル123上と成形型110の型内位置との間で材料供給容器122を水平移動させるためのスライダ装置142bと、が設けられている。リフタ装置142aおよびスライダ装置142bは、モータと歯車機構とを含むスライダ、あるいは油圧などの流体圧によって作動する流体圧シリンダなど、公知の手段から構成されている。材料供給容器122は、保持プレート127とともに昇降移動および水平移動される。
成形材料圧縮体131は、移動装置142におけるリフタ装置142aおよびスライダ装置142bを作動させることによって、保持プレート127上に保持されたまま成形型110の型内位置に移動される。そして、成形材料圧縮体131は、成形型110の型内位置において、成形型110が保有する熱量によって、熱硬化性樹脂が硬化する温度よりも低い温度で加熱され、熱硬化性樹脂の少なくとも一部が溶融する。予備加熱によって樹脂が溶融することにより、成形材料圧縮体131は、材料供給容器122内において保持プレート127上に保持されたまま、形崩れしない程度の力で粘性を持って一体化され、形状が保持された予備成形体141となる。
予備加熱においては、成形材料圧縮体131の外表面のすべておよび外表面近傍における樹脂を溶融させることが好ましい。予備成形体141を材料供給容器122内から成形型110に充填する際の形崩れを防止できるからである。リフタ装置142aを作動させることによって、成形型110の型内位置における成形材料圧縮体131の高さ位置を調整し、成形材料圧縮体131の上面および下面のそれぞれに加わる熱を調整することもできる。
なお、樹脂が溶融した部分と粉末状のままの部分との境界面が弱くなるのではないかという懸念がある。しかしながら、鋳造の湯境や樹脂の射出成形の界面のように材料温度差があるわけではなく、加圧成形後の加熱によって材料中の熱硬化性樹脂により一体化するため、強度上の問題は生じない。また、形状を保持するために熱硬化性樹脂の少なくとも一部を溶融させても、加圧成形後の加熱で本来の熱硬化を生じさせるため、強度上の問題は同様に生じない。
前記充填ユニット150は、保持プレート127を材料供給容器122に対してスライド移動させるための開閉装置151を有する(図2(B)参照)。保持プレート127は、材料供給容器122の底部開口122bを閉じる閉位置と、底部開口122bを開く開位置との間で移動する。開閉装置151は、モータと歯車機構とを含むスライダ、あるいは油圧などの流体圧によって作動する流体圧シリンダなど、公知の手段から構成されている。
開閉装置151を開作動させることによって、保持プレート127がスライド移動して、材料供給容器122の底部開口122bが開かれる。これにより、予備成形体141は、材料供給容器122から成形型110に落下し、当該成形型110に充填される。予備成形体141は、予備加熱によって、その形状を保持し得るように固体化されている。このため、予備成形体141は、材料供給容器122内から落下させても、その形状を維持したまま成形型110に充填される。したがって、粉末状の成形材料121を自然落下により成形型110に充填する場合に生じ得る嵩密度のバラツキを抑えることができ、加圧成形後のセパレータ30の厚みバラツキを低減できる。
なお、材料供給ユニット120においては、粉末状の成形材料121を自然落下により材料供給容器122に供給し、供給された粉末状成形材料121の表面を擦り切っているので、嵩密度のバラツキは確かに生じている。しかしながら、成形型110による加圧の前に予備加圧を行うため、この予備加圧時において、材料供給容器122内で生じていた嵩密度のバラツキがある程度改善される。したがって、成形型110に充填された予備成形体141は、粉末状成形材料121を成形型110に直接充填する場合に比べて、嵩密度のバラツキが抑えられる。さらに、成形型110の型外位置において粉末状成形材料121を供給するため、材料供給容器122への供給方法や機構を、成形型110との干渉などを考慮することなく比較的自由に選択できる。このため、嵩密度のバラツキを抑えるための供給方法や機構を簡単に付加することができ、嵩密度のバラツキを一層抑えることができる。
前記加熱ユニット160は、成形型110を加熱することで、成形型110によって加圧成形される予備成形体141の温度を上昇させ、予備成形体141に含まれる樹脂を熱硬化させるために使用される。加熱ユニット160は、上型111および下型112の内部に配置され、熱媒が導入される熱媒通路を有する。熱媒は、特に限定されないが、コストや取扱い性を考慮し、高温の油が好ましい。熱媒は、熱容量が大きく、加熱性能が良好であるため、予備成形体141に含まれる樹脂の熱硬化温度まで、予備成形体141を急速加熱することが可能である。
加熱ユニット160はまた、予備加熱においても使用することができる。予備加熱においては、成形材料圧縮体131を熱硬化性樹脂が硬化する温度すなわち架橋反応が開始する温度よりも低い温度で加熱し、熱硬化性樹脂の少なくとも一部を溶融させ得るに足りる熱量を、成形型110が有していることが必要である。したがって、成形型110が保有する熱量が必要な熱量よりも少ない場合には、加熱ユニット160により成形型110を加熱する。この場合、熱媒の温度や供給量を制御することにより、熱硬化性樹脂が硬化する温度よりも低い温度で成形材料圧縮体131を加熱して熱硬化性樹脂の少なくとも一部を溶融させることができる。
前記冷却ユニット170は、熱硬化の完了後において、成形型110を冷却することで、成形されたセパレータ30の温度を降下させ、取り出すために使用される。冷却ユニット170は、上型111および下型112の内部に配置され、冷媒が導入される冷媒通路を有する。冷媒は、特に限定されないが、コストや取扱い性を考慮し、低温の水が好ましい。
次に、燃料電池用セパレータ30の製造方法を説明する。
図3(A)は、材料供給容器122内に供給された成形材料121の表面を擦り切って平坦にする状態を示す断面図、図3(B)は、粉末状成形材料121を予備加圧して成形材料圧縮体131を形成する状態を示す断面図、図4(A)は、成形材料圧縮体131を予備加熱して予備成形体141を形成する状態を示す断面図、図4(B)は、予備成形体141を材料供給容器122内から落下させて成形型110に充填する状態を示す断面図、図5(A)は、予備成形体141を成形型110に充填した後の状態を示す断面図、図5(B)は、予備成形体141を成形型110によって加圧成形する直前の状態を示す断面図、図6は、予備成形体141を成形型110によって加圧成形した後の状態を示す断面図である。
まず、移動装置142におけるリフタ装置142aおよびスライダ装置142bを作動し、成形型110の型外位置であるテーブル123上に材料供給容器122を移動する。保持プレート127は、開閉装置151によって閉位置にスライド移動され、材料供給容器122の底部開口122bを閉じている。保持プレート127はまた、テーブル123上面に接している。この状態を、材料供給容器122の初期位置とする。断熱部材126は、成形型110からテーブル123への伝熱を防止し、テーブル123の温度は、粉末状成形材料121に含まれる熱硬化性樹脂が溶融しない温度に維持されている。
ホッパ124を待機位置から、材料供給容器122の上部開口122aの上方の供給位置に移動させる。材料供給容器122および保持プレート127によって形成される空間内に、ホッパ124から粉末状成形材料121を供給する(図2(A)参照)。所定量の粉末状成形材料121を供給すると、粉末状成形材料121の供給を終了する。ホッパ124は、プレス機132の作動と干渉しない待機位置成に後退される。そして、図3(A)に示すように、擦り切り板125を材料供給容器122の上部開口122aに沿ってスライド移動し、粉末状成形材料121の表面を擦り切って平坦にする。これにより、成形材料121の充填量が規定された量に正確に設定される。
粉末状成形材料121の供給および擦り切りは、熱硬化性樹脂が溶融しない温度条件下において行われるため、粉末状成形材料121の表面を擦り切る際に、表面において溶融または硬化した部分を盛り上げることがなく、表面を面一に擦り切ることができる。したがって、粉末状成形材料121の充填量にバラツキが生じることがなく、材料充填不足あるいは材料充填過多が引き起こされることがなく、均一な加工精度を容易に確保することが可能となる。また、粉末状成形材料121は加熱されていないので、材料供給容器122から除去した成形材料121を再度使用することができ、材料の歩留まりが向上する。
次いで、図3(B)に示すように、プレス機132のポンチ133を下降駆動し、テーブル123上面に載置された保持プレート127との間で、粉末状成形材料121を予備加圧し、成形材料圧縮体131を形成する。成形材料圧縮体131は、保持プレート127の上に形成される。成形材料圧縮体131は、ポンチ133の加圧面133aによって、製品である燃料電池用セパレータ30の形状に対応した圧縮比形状が付与されている。
次いで、図4(A)に示すように、プレス機132のポンチ133を上昇駆動した後、リフタ装置142aを作動し、初期位置にある材料供給容器122を保持プレート127とともにテーブル123上面から上昇移動する。スライダ装置142bを作動し、材料供給容器122を成形型110の型内位置まで水平に前進移動する。これにより、成形材料圧縮体131は、保持プレート127上に保持されたまま成形型110の型内位置に移動される。すると、成形材料圧縮体131は、成形型110の型内位置において、成形型110が保有する熱量によって、熱硬化性樹脂が硬化する温度よりも低い温度で加熱され、熱硬化性樹脂の少なくとも一部が溶融する。予備加熱によって樹脂が溶融することにより、成形材料圧縮体131は、材料供給容器122内において保持プレート127上に保持されたまま、形崩れしない程度の力で粘性を持って一体化され、形状が保持された予備成形体141となる。成形型110が保有する熱量が不足するような場合には、熱媒の温度や供給量を制御しつつ加熱ユニット160を作動する。
次いで、図4(B)に示すように、開閉装置151を開作動し、保持プレート127をスライド移動して、材料供給容器122の底部開口122bを開く。予備成形体141は、材料供給容器122から成形型110に落下し、当該成形型110に充填される。予備成形体141は固体化されているため、材料供給容器122内から落下させても、その形状を維持したまま成形型110に充填される。したがって、粉末状の成形材料121を自然落下により成形型110に充填する場合に生じ得る嵩密度のバラツキを抑えることができ、加圧成形後のセパレータの厚みバラツキを低減できる。
次いで、図5(A)に示すように、予備成形体141を成形型110に充填した後、リフタ装置142aを作動し、材料供給容器122を予備成形体141と干渉しない位置まで上昇移動する。開閉装置151を閉作動し、保持プレート127をスライド移動して、底部開口122bを閉じる。スライダ装置142bを作動し、材料供給容器122をテーブル123上まで水平に後退移動する。
次いで、図5(B)に示すように、材料供給容器122を初期位置に復帰し、上型111を降下する。図6に示すように、上型111をさらに降下し、予備成形体141を加圧成形する。また、次の製造のために、粉末状成形材料121の供給も開始する。成形材料圧縮体131を予備加熱してなる予備成形体141も、製品である燃料電池用セパレータ30の形状に対応した圧縮比形状を有している。予備成形体141を加圧成形する際の部位ごとの圧縮比のバラツキがなくなるため、加圧成形時における面圧のバラツキがなくなり、成形型110に対する離型不良が生じることがなく、製品の厚さバラツキが低減する。
さらに、加熱ユニット160の熱媒通路に熱媒を導入して成形型110を加熱し、予備成形体141の温度を上昇させ、熱硬化性樹脂を熱硬化させる。加熱速度が遅いと、硬化途中の樹脂が表面や隅に移動して局所的に集中することにより、樹脂リッチな部位が形成されてしまい、黒鉛の分散不良が生じてしまう。本実施形態にあっては、予備成形体141は熱媒によって急速加熱されるため、樹脂リッチな部位が形成されることが防がれ、黒鉛の分散不良が抑制される。さらに、急速加熱により熱硬化時間が短くなり、サイクルタイムを短縮できる。
熱硬化が完了し、セパレータ30が形成されると、熱媒通路に対する熱媒の導入を停止する一方、冷却ユニット170の冷媒通路に冷媒を導入し、成形型110を冷却する。そして、セパレータ30の温度が所定温度まで降下すると、上下型111、112が開かれ、セパレータ30が取り出される。セパレータ30は、成形型110を介して冷媒によって急速冷却されるため、冷却時間が短くなり、サイクルタイムをさらに短縮できる。
(第2の実施形態)
図7は、燃料電池用セパレータ30の製造装置101の第2の実施形態を示す概略断面図である。
第1の実施形態では、成形型110の型内位置において、成形型110が保有する熱量によって、成形材料圧縮体131を加熱して予備成形体141を形成したが、本発明はこの場合に限定されるものではない。
図7に示すように、成形型110の型外位置において、成形型110から伝熱された熱によって、成形材料圧縮体131を加熱して予備成形体141を形成してもよい。さらに詳しくは、第2の実施形態の製造装置101は、下型112に隣接して配置される予備加熱用テーブル181と、予備加熱用テーブル181に隣接して配置される供給用テーブル182と、を有する。予備加熱用テーブル181は、成形型110からの伝熱を効率よく行うために、下型112に密接している。予備加熱用テーブル181と下型112との間に熱伝導率の高い材質を設けてもよい。予備加熱用テーブル181と供給用テーブル182との間には、予備加熱用テーブル181から供給用テーブル182への伝熱を防止するための断熱部材183が設けられている。供給用テーブル182が材料供給ユニット120の一部をなし、予備加熱用テーブル181が第2形成ユニット140の一部をなしている。
第2形成ユニット140の移動装置142は、粉末状成形材料121の供給および擦り切りを行うとき、および成形材料圧縮体131を形成するときには、供給用テーブル182の上に材料供給容器122を移動する。移動装置142は、予備成形体141を形成するときには、供給用テーブル182から予備加熱用テーブル181の上に成形材料圧縮体131を移動する。成形材料圧縮体131は、成形型110の型外位置である予備加熱用テーブル181の上において、成形型110から伝熱された熱によって、熱硬化性樹脂が硬化する温度よりも低い温度で加熱され、熱硬化性樹脂の少なくとも一部が溶融し、形状が保持された予備成形体141となる。加熱ユニット160によって成形型110を加熱し、成形型110からの伝熱量を調整することによって、予備加熱用テーブル181の温度を所望の温度に設定することができる。
予備成形体141は、リフタ装置142aおよびスライダ装置142bを作動させることによって、保持プレート127上に保持されたまま成形型110の型内位置に移動される。そして、開閉装置151を開作動し、保持プレート127をスライド移動して、材料供給容器122の底部開口122bを開く。予備成形体141は、材料供給容器122から成形型110に落下し、当該成形型110に充填される。以後の手順は第1の実施形態と同様であるので説明は省略する。
(第3の実施形態)
図8は、燃料電池用セパレータ30の製造装置102の第3の実施形態を示す概略断面図である。
図8に示すように、成形型110の型外位置において、加熱部材184が生じた熱によって、成形材料圧縮体131を加熱して予備成形体141を形成してもよい。さらに詳しくは、第3の実施形態の製造装置100は、第2の実施形態における予備加熱用テーブル181と下型112との間に、下型112から予備加熱用テーブル181への伝熱を防止するための断熱部材185を設け、さらに予備加熱用テーブル181に加熱部材184を設けてある。加熱部材184は、予備加熱用テーブル181を加熱することで、成形材料圧縮体131を予備加熱するために使用される。加熱部材184は、加熱ユニット160と同様に、予備加熱用テーブル181の内部に配置され、熱媒が導入される熱媒通路を有する。成形材料圧縮体131は、成形型110の型外位置である予備加熱用テーブル181の上において、加熱部材184が生じた熱によって、熱硬化性樹脂が硬化する温度よりも低い温度で加熱され、熱硬化性樹脂の少なくとも一部が溶融し、形状が保持された予備成形体141となる。加熱部材184による加熱量を調整することによって、予備加熱用テーブル181の温度を所望の温度に設定することができる。
予備成形体141は、リフタ装置142aおよびスライダ装置142bを作動させることによって、保持プレート127上に保持されたまま成形型110の型内位置に移動される。そして、開閉装置151を開作動し、保持プレート127をスライド移動して、材料供給容器122の底部開口122bを開く。予備成形体141は、材料供給容器122から成形型110に落下し、当該成形型110に充填される。以後の手順は第1の実施形態と同様であるので説明は省略する。
(その他の改変例)
保持プレート127は、スライド移動する形態に限られず、材料供給容器122の底部開口122bを開閉自在な限りにおいて種々の形態に改変できる。例えば、保持プレート127は、ヒンジを介して回動することによって底部開口122bを開閉する形態でもよく、また、複数個の保持プレート127によって底部開口122bを開閉する形態でもよい。保持プレート127の形態に併せて、開閉装置151の構成も適宜改変できる。
加熱ユニット160や第3の実施形態における加熱部材184は、熱媒を利用する形態に限定されず、電磁誘導加熱、超音波加熱、抵抗加熱(抵抗発熱体)などを適宜適用することも可能である。電磁誘導加熱および超音波加熱は、熱媒の場合と同様に、急速加熱の観点から好ましい。さらに、電磁誘導加熱は、成形体61に含まれるカーボンを直接加熱する機能を有する点においても好ましい。
第1形成ユニット130のプレス機132のポンチ133にヒータを設け、予備加圧に引き続いてヒータによる加熱を行い、熱硬化性樹脂が硬化する温度よりも低い温度で加熱して熱硬化性樹脂の一部を溶融させることによって形状が保持された面を形成した後に、ポンチ133による加圧を解除するようにしてもよい。燃料電池用セパレータの形状に対応した圧縮比形状の形崩れを防止することができるからである。
成形型110の型外位置において予備成形体141を形成する形態において、第2の実施形態の構成に加えて、予備加熱用テーブル181に加熱部材184を設け、成形型110から伝熱された熱および加熱部材184が生じた熱の両者によって、成形材料圧縮体131を加熱して予備成形体141を形成してもよい。
また、第2または第3の実施形態の構成に加えて、予備加熱用テーブル181の図中上方に、成形材料圧縮体131を加熱するための加熱部材をさらに配置してもよい。第3の実施形態の構成に代えて、予備加熱用テーブル181の図中上方にのみ加熱部材を配置してもよい。
図1(A)は、燃料電池の単セルを示す断面図、図1(B)は、燃料電池用セパレータを示す平面図である。 図2(A)は、本発明に係る燃料電池用セパレータの製造方法を具現化する、本発明に係る燃料電池用セパレータの製造装置の実施形態を示す概略断面図、図2(B)は、材料供給容器および保持プレートを示す断面図である。 図3(A)は、材料供給容器内に供給された成形材料の表面を擦り切って平坦にする状態を示す断面図、図3(B)は、粉末状成形材料を予備加圧して成形材料圧縮体を形成する状態を示す断面図である。 図4(A)は、成形材料圧縮体を予備加熱して予備成形体を形成する状態を示す断面図、図4(B)は、予備成形体を材料供給容器内から落下させて成形型に充填する状態を示す断面図である。 図5(A)は、予備成形体を成形型に充填した後の状態を示す断面図、図5(B)は、予備成形体を成形型によって加圧成形する直前の状態を示す断面図である。 予備成形体を成形型によって加圧成形した後の状態を示す断面図である。 燃料電池用セパレータの製造装置の第2の実施形態を示す概略断面図である。 燃料電池用セパレータの製造装置の第3の実施形態を示す概略断面図である。
符号の説明
10 単セル、
21 固体高分子膜、
22、23 電極、
30 燃料電池用のセパレータ、
31〜34 流路溝、
41、43 流路溝をなす凹部、
42、44 凸部、
100、101、102 燃料電池用セパレータの製造装置、
110 成形型、
111 上型、
112 下型、
120 材料供給ユニット(材料供給手段)、
121 粉末状の成形材料、
122 材料供給容器、
122b 底部開口、
123 テーブル、
124 ホッパ、
125 擦り切り板、
126 断熱部材、
127 保持プレート、
130 第1形成ユニット(第1形成手段)、
131 成形材料圧縮体、
132 プレス機、
133 ポンチ、
140 第2形成ユニット(第2形成手段)、
141 予備成形体、
142 移動装置、
150 充填ユニット(充填手段)、
151 開閉装置、
160 加熱ユニット(加熱手段)、
170 冷却ユニット、
181 予備加熱用テーブル、
182 供給用テーブル、
183 断熱部材、
184 加熱部材、
185 断熱部材。

Claims (7)

  1. 黒鉛と熱硬化性樹脂とを混合した粉末状の成形材料を、熱硬化性樹脂が溶融しない温度条件下において、成形型の型外位置に配置した材料供給容器内に供給するとともに供給された成形材料の表面を擦り切って平坦にし、
    前記材料供給容器内に供給された成形材料を加圧することによって成形材料圧縮体を形成し、
    前記材料供給容器内に形成された前記成形材料圧縮体を熱硬化性樹脂が硬化する温度よりも低い温度で加熱して熱硬化性樹脂の一部を溶融させることによって形状が保持された予備成形体を形成し、
    前記予備成形体を前記材料供給容器内から前記成形型に充填し、
    前記予備成形体を前記成形型によって加圧成形するとともに熱硬化性樹脂が硬化する温度まで加熱して燃料電池用セパレータを得る、燃料電池用セパレータの製造方法。
  2. 前記材料供給容器の底部に形成した底部開口を開閉自在な保持プレートの上に前記成形材料圧縮体を形成し、
    前記保持プレートにより前記底部開口を開くことによって前記予備成形体を前記材料供給容器内から前記成形型に落下させて充填することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池用セパレータの製造方法。
  3. 前記成形型の型内位置において、前記成形型が保有する熱量によって、前記成形材料圧縮体を加熱して前記予備成形体を形成することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池用セパレータの製造方法。
  4. 前記成形型の型外位置において、前記成形型から伝熱された熱によって、前記成形材料圧縮体を加熱して前記予備成形体を形成することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池用セパレータの製造方法。
  5. 前記成形型の型外位置において、加熱部材が生じた熱によって、前記成形材料圧縮体を加熱して前記予備成形体を形成することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池用セパレータの製造方法。
  6. 前記予備成形体は、製品である燃料電池用セパレータの形状に対応した圧縮比形状を有してなり、前記成形型によって前記予備成形体を加圧成形する際の部位ごとの圧縮比のバラツキをなくすようにしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の燃料電池用セパレータの製造方法。
  7. 黒鉛と熱硬化性樹脂とを混合した粉末状の成形材料を、熱硬化性樹脂が溶融しない温度条件下において、成形型の型外位置に配置した材料供給容器内に供給するとともに供給された成形材料の表面を擦り切って平坦にする材料供給手段と、
    前記材料供給容器内に供給された成形材料を加圧することによって成形材料圧縮体を形成する第1形成手段と、
    前記材料供給容器内に形成された前記成形材料圧縮体を熱硬化性樹脂が硬化する温度よりも低い温度で加熱して熱硬化性樹脂の一部を溶融させることによって形状が保持された予備成形体を形成する第2形成手段と、
    前記予備成形体を前記材料供給容器内から前記成形型に充填する充填手段と、
    前記成形型によって加圧成形される前記予備成形体を熱硬化性樹脂が硬化する温度まで加熱する加熱手段と、を有してなる燃料電池用セパレータの製造装置。
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