JP2006286336A - 非水電解質二次電池及びその充電方法 - Google Patents

非水電解質二次電池及びその充電方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 高電位で、安全性及びサイクル特性に優れた非水電解質二次電池を提供する。
【解決手段】 正極活物質が、少なくともジルコニウムとマグネシウムとが添加されたリチウムコバルト複合酸化物と、層状構造を有するリチウムニッケルマンガン複合酸化物と、からなり、正極活物質の電位がリチウム基準で4.4〜4.6Vであり、リチウムニッケルマンガン複合酸化物の凝集体形状が、短径/長径が0.80以上1.0以下である球形又は楕円体形であり、リチウムコバルト複合酸化物の平均粒径Xが7μm以上30μm以下であり、リチウムニッケルマンガン複合酸化物の平均粒径Yが2μm以上15μm以下であり、前記Xと前記Yの比X/Yが1.4以上15以下であることを特徴とする非水電解質二次電池。
【選択図】 なし

Description

本発明は、放電容量及びサイクル特性の向上を目的とする非水電解質二次電池の改良に関する。
近年、携帯電話、ノートパソコン、PDA等の移動情報端末の小型・軽量化が急速に進展しており、その駆動電源として、高いエネルギー密度を有し、高容量である非水電解質二次電池が広く利用されている。
近年では電池のさらなる高容量化、高エネルギー密度化が求められており、より高い電位となるまで充電して使用することにより、正極活物質の利用率を高めることが試みられている。
しかし、従来より正極活物質として用いられているコバルト酸リチウム(リチウム含有コバルト複合酸化物)を、リチウム基準で4.3Vよりも高い電位まで充電すると、化合物としての安定性の低下を招くため、化合物が劣化し、サイクル特性が低下するという問題がある。
この問題を解決するため、ジルコニウム、マグネシウム等の異種金属をコバルト酸リチウムに添加することにより、化合物の高い電位での安定性を高めることが提案されている。しかし、この技術は、高電位での熱安定性が十分ではない。
このような中、非水電解質二次電池の充放電特性や安全性を高めるために、正極活物質の形状や粒径を規制する技術が提案されている(特許文献1〜3参照。)。
特開2002−251996号公報(特許請求の範囲、段落0008−0015) 特開2003−242976号公報(特許請求の範囲、段落0009−0017) 特開2003−77459号公報(特許請求の範囲、段落0005−0024)
特許文献1は、正極活物質として、コバルト酸リチウムとスピネル型マンガン酸リチウムとの混合物を用い、且つスピネル型マンガン酸リチウム平均粒径/コバルト酸リチウム平均粒径を1.5以上8.0以下とする技術であり、この技術によると、コバルト酸リチウムの配向を抑制でき、負荷特性を向上できるとされる。
特許文献2は、正極活物質としてLipNixCoyMnzrで示される、形状が球状又は楕円球状で、平均粒径が2〜4μmの化合物を用いる技術であり、この技術によると、初期容量及び初期充放電効率を高め、充放電サイクル耐久性及び安全性を向上させることができるとされる。
特許文献3は、正極活物質として、平均粒径が10〜30μmであるLiCoO2を60〜95重量%と、当該LiCoO2よりも平均粒径が小さいLiNiO2等を5〜40重量%とを混合して用いる技術であり、この技術によると、高容量で、安全性に優れ、良好な低温/レート特性を示すリチウム二次電池を実現できるとされる。
しかし、上記3文献に係る技術は、正極活物質を高い電位で使用することを考慮していない。
本発明者らは、上記問題を解決するため鋭意研究を行った結果、活物質の形状や粒径が高電位でのサイクル特性や熱安定性に大きな影響を与えることを知った。本発明は、以上の知見に基づき完成されたものであって、サイクル特性と熱安定性に優れ、高容量な非水電解質二次電池を提供することを目的とする。
上記知見に基づき完成された非水電解質二次電池に係る本発明は、正極活物質を有する正極と、負極活物質を有する負極と、非水電解質と、を備える非水電解質二次電池において、前記正極活物質が、少なくともジルコニウムとマグネシウムとが添加されたリチウムコバルト複合酸化物と、層状構造を有するリチウムニッケルマンガン複合酸化物と、からなり、前記正極活物質の電位がリチウム基準で4.4〜4.6Vであり、前記リチウムニッケルマンガン複合酸化物の凝集体形状が、短径/長径が0.80以上1.0以下である球形又は楕円体形であり、前記リチウムコバルト複合酸化物の平均粒径Xが7μm以上30μm以下であり、前記リチウムニッケルマンガン複合酸化物の平均粒径Yが2μm以上15μm以下であり、前記Xと前記Yの比X/Yが1.4以上15以下であることを特徴とする。
通常、リチウムニッケルマンガン複合酸化物粒子は、一次粒子が凝集して凝集体(二次粒子)となっており、極板内ではこの凝集体がひとつの粒子として存在している。ここで、凝集体の粒子形状がいびつであると、表面積が大きくなって電解液との反応性が高まり、電解液が分解するので、サイクル特性が低下するとともに、電解液との反応により活物質が劣化し、熱安定性が低下するため、高温での安全性が低下する。また、形状がいびつであると、凝集体を極板内に均一に分散できなくなるので、極板内での充放電反応の進行状態にムラが生じる。このため、極板内に局所的な過充電や過放電が生じ、活物質が劣化して熱安定性及びサイクル特性が低下する。
上記本発明の構成では、活物質として用いるリチウムニッケルマンガン複合酸化物の凝集体形状の指標である短径/長径が、0.80以上1.0以下に規制されている。この範囲の凝集体の形状は、球形又は球形に近い楕円体形となるので、活物質の表面積を小さくでき、活物質と電解液との反応性を低下できるとともに、極板内において活物質粒子を均一に分散させることができるため、上記問題が生じない。
しかし、上記のように凝集体形状が規制されていても、平均粒径が過大または過小である場合には、次のような問題が生じる。平均粒径が過大であると、粒子の流動性が低くなり、活物質充填密度を高めるためのプレスに、より高い圧力を必要とするので、極板内での活物質粒子間の隙間が小さくなる。これにより、極板内への電解液の含浸性が低下し、活物質の周囲の電解液量が減少するので、放電特性が低下する。他方、平均粒径が過小であると、活物質の総表面積が大きくなり、電解液との反応性が増すため、上記問題が生じる。
また、硬い粒子の平均粒径が過大である場合、活物質充填密度を高めるためのプレスに、より高い圧力を必要とするので、上記と同様の問題が生じる。ここで、本発明に用いる正極活物質では、リチウムコバルト複合酸化物よりも、層状リチウムニッケルマンガン複合酸化物の方が硬い。このため、リチウムコバルト複合酸化物の平均粒径よりも層状リチウムニッケルマンガン複合酸化物の平均粒径を、相対的に小さくすることが好ましい。
以上を総合すると、リチウムコバルト複合酸化物平均粒径Xを7μm以上30μm以下とし、リチウムニッケルマンガン複合酸化物の平均粒径Yを2μm以上15μm以下とし、X/Yを1.4以上15以下とすることが好ましい。ここで、平均粒径は、活物質全粒子の粒径の平均値であり、凝集していない一次粒子が存在する場合、これを含んだものである。
また、上記構成では、正極活物質としてジルコニウムとマグネシウムとが添加されたリチウムコバルト複合酸化物を有しており、この化合物はジルコニウムとマグネシウムとの添加によって高電位(リチウム基準で4.4〜4.6V)での安定性が高められている。さらに、正極活物質として、高電位での熱安定性に優れた層状構造を有するリチウムニッケルマンガン複合酸化物が配合されているため、高電位での熱安定性に優れる。
上記のジルコニウムとマグネシウムとが添加されたリチウムコバルト複合酸化物は、LiaCo1-x-y-zZrxMgyz2(MはAl,Ti,Snの少なくとも一種であり、0≦a≦1.1、x+y+z=1)で示されるものである。また、層状リチウムニッケルマンガン複合酸化物は、LibMnsNitCouv2(XはZr,Mg,Al,Ti,Snの少なくとも一種、0≦b≦1.1、s+t+u+v=1)で示されるものである。これらの化合物には、コバルト・ニッケル・マンガン等の合計モル数に対するリチウムのモル数を大きくできるので、充放電に寄与するリチウム量を十分に大きくすることができる。
なお、本願発明の効果を十分に得るためには、ジルコニウムの添加量が、LiaCo1-x-y-zZrxMgyz2において、0.0001≦xであることが好ましい。また、本願発明の効果を十分に得るためには、マグネシウムの添加量は、0.0001≦yであることが好ましい。また、ジルコニウム、マグネシウム以外に、Al,Ti,Snが0.0002≦zの割合で添加されていてもよいが、添加金属の合計x+y+zが0.03より大きくなると、電池容量が低下するため好ましくない。
また、本願発明の効果を十分に得るためには、LibMnsNitCouv2において、マンガンの含有量が、0.1≦s≦0.5であることが好ましい。また、ニッケルの含有量が、0.1≦t≦0.5であることが好ましい。また、高い熱安定性を得るためには、ニッケルとマンガンとの比s/tが0.95〜1.05の範囲内であることが好ましい。また、化合物の熱安定性を高めるために、Zr,Mg,Al,Ti,Sn等の異種元素が0.0001≦v≦0.03の割合で添加されていてもよい。
また、正極活物質中のリチウムコバルト複合酸化物の含有量が51質量%より少ないと、電池容量、サイクル特性、保存特性が低下するおそれがあり、また、層状構造のリチウムニッケルマンガン複合酸化物の含有量が10質量%未満であると、正極活物質の高電位での熱安定性の向上効果が十分に得られない。このため、好ましくはリチウムコバルト複合酸化物と、層状リチウムニッケルマンガン複合酸化物の質量比を、好ましくは51:49〜90:10とし、より好ましくは70:30〜80:20とする。
また、上記知見に基づき完成された非水電解質二次電池の充電方法に係る本発明は、正極活物質を有する正極と、負極活物質を有する負極と、非水電解質と、を備える非水電解質二次電池の充電方法において、前記正極活物質が、少なくともジルコニウムとマグネシウムとが添加されたリチウムコバルト複合酸化物と、層状構造を有するリチウムニッケルマンガン複合酸化物と、からなり、前記リチウムニッケルマンガン複合酸化物の凝集体形状が、短径/長径比Cが0.80以上1.0以下である球形又は楕円体形であり、前記リチウムコバルト複合酸化物の平均粒径Xが7μm以上30μm以下であり、前記リチウムニッケルマンガン複合酸化物の平均粒径Yが2μm以上15μm以下であり、前記Xと前記Yの比X/Yが1.4以上15以下であり、前記正極活物質の電位がリチウム基準で4.4〜4.6Vとなるまで充電することを特徴とする。
上記本発明によると、高電位での正極活物質の熱安定性が高く、安全性及びサイクル特性に優れた高容量な非水電解質二次電池を提供することができる。
本発明を実施するための最良の形態を、実施例を用いて詳細に説明する。なお、本発明は下記の形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施することが可能である。
(実施例1)
〈正極の作製〉
コバルト(Co)に対して0.2mol%のジルコニウム(Zr)と、コバルトに対して0.5mol%のマグネシウム(Mg)とを共沈させ、熱分解反応させて、ジルコニウム、マグネシウム含有四酸化三コバルトを得た。この四酸化三コバルトと炭酸リチウムとを混合し、空気雰囲気中で850℃で24時間焼成し、その後粉砕して、ジルコニウム、マグネシウム含有リチウムコバルト複合酸化物(正極活物質A)を得た。この正極活物質Aを島津製作所製粒度分布計(SALD−2000J)を用いて測定した平均粒径は12μmであった。
硫酸ニッケルと、硫酸マンガンと、硫酸コバルトとを所定量混合した水溶液に、アンモニア水溶液及び水酸化ナトリウム水溶液を連続的に反応させることにより、Ni0.33Mn0.33Co0.34(OH)2で示される共沈水酸化物を得た。この共沈水酸化物と炭酸コバルトとを混合し、空気雰囲気中で1000℃で20時間焼成し、その後粉砕して、コバルト含有リチウムニッケルマンガン複合酸化物(正極活物質B)を得た。
なお、この正極活物質Bを、島津製作所製粒度分布計(SALD−2000J)を用いて、測定可能なすべての粒子(一次粒子、二次粒子)の平均粒径を求めたところ、5μmであった。また、この正極活物質Bの結晶構造を、X線を用いて解析したところ、層状構造であることが確認された。
また、走査型電子顕微鏡(SEM)観察において、倍率500倍で任意に選択された20〜30個の凝集体粒子(具体的には、SEM写真における任意の5cm(実サイズ0.1mm)四方にあるすべての粒子)について短径および長径を測定し、平均化することにより求めた、正極活物質Bの短径/長径は、0.9であった。
なお、上記共沈反応条件において、反応pH、反応温度、滞留時間の条件を変更すると、最終生成物である正極活物質Bの凝集体形状及び平均粒径が変化する。上記3条件のうちその他2つの条件が同一である場合、反応pHを高くすると平均粒径が小さくなる傾向があり、反応温度を高くすると平均粒径が小さくなる傾向があり、滞留時間を長くすると凝集体形状が球形に近づく傾向がある。
正極活物質Aと正極活物質Bとを質量比7:3で混合した正極活物質94質量部と、導電剤としての炭素粉末3質量部と、結着剤としてのポリフッ化ビニリデン(PVdF)3質量部と、N−メチルピロリドンとを混合して正極活物質スラリーとした。この正極活物質スラリーをアルミニウム製の正極集電体(厚み15μm)の両面に塗布し、乾燥・圧延して正極を作製した。
〈負極の作製〉
負極活物質としての黒鉛95質量部と、増粘剤としてのカルボキシメチルセルロース3質量部と、結着剤としてのスチレンブタジエンゴム2質量部と、水とを混合して負極活物質スラリーとした。この負極活物質スラリーを銅製の負極集電体(厚み8μm)の両面に塗布し、乾燥・圧延して負極を作製した。
〈電極体の作製〉
上記正極及び負極を、ポリプロピレン製微多孔膜からなるセパレータを介して巻回し、その後プレスして、扁平形状の巻回電極体を作製した。
〈電解液の調整〉
非水溶媒としてのエチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)とメチルエチルカーボネート(MEC)とを体積比20:30:50(25℃)で混合し、電解質塩としてのLiPF6を1M(モル/リットル)となるように溶解して、電解液となした。
〈電池の組み立て〉
外装缶に上記電極体を挿入した後、上記電解液を注液し、外装缶の開口部を封口することにより、実施例1に係る非水電解質二次電池(幅34mm×高さ43mm×厚み5mm)を作製した。
(実施例2)
共沈反応条件を変更することにより、層状リチウムニッケルマンガン複合酸化物の短径/長径比を0.8としたこと以外は、上記実施例1と同様にして、実施例2に係る非水電解質二次電池を作製した。
(実施例3)
共沈反応条件を変更することにより、層状リチウムニッケルマンガン複合酸化物の短径/長径比を1.0としたこと以外は、上記実施例1と同様にして、実施例3に係る非水電解質二次電池を作製した。
(実施例4)
共沈反応条件を変更することにより、層状リチウムニッケルマンガン複合酸化物の平均粒径を8.6μmとしたこと以外は、上記実施例1と同様にして、実施例4に係る非水電解質二次電池を作製した。
(実施例5)
粉砕条件を変更することにより、リチウムコバルト複合酸化物の平均粒径を30μmとし、共沈反応条件を変更することにより、層状リチウムニッケルマンガン複合酸化物の平均粒径を2μmとしたこと以外は、上記実施例1と同様にして、実施例5に係る非水電解質二次電池を作製した。
(実施例6)
粉砕条件を変更することにより、リチウムコバルト複合酸化物の平均粒径を7μmとしたこと以外は、上記実施例1と同様にして、実施例6に係る非水電解質二次電池を作製した。
(実施例7)
粉砕条件を変更することにより、リチウムコバルト複合酸化物の平均粒径を7μmとしたこと以外は、上記実施例1と同様にして、実施例7に係る非水電解質二次電池を作製した。
(実施例8)
共沈反応条件を変更することにより、層状リチウムニッケルマンガン複合酸化物の平均粒径を2μmとしたこと以外は、上記実施例1と同様にして、実施例8に係る非水電解質二次電池を作製した。
(実施例9)
粉砕条件を変更することにより、リチウムコバルト複合酸化物の平均粒径を24μmとし、共沈反応条件を変更することにより、層状リチウムニッケルマンガン複合酸化物の平均粒径を15μmとしたこと以外は、上記実施例1と同様にして、実施例9に係る非水電解質二次電池を作製した。
(比較例1)
共沈反応条件を変更することにより、層状リチウムニッケルマンガン複合酸化物の短径/長径比を0.7としたこと以外は、上記実施例1と同様にして、比較例1に係る非水電解質二次電池を作製した。
(比較例2)
共沈反応条件を変更することにより、層状リチウムニッケルマンガン複合酸化物の平均粒径を9.2μmとしたこと以外は、上記実施例1と同様にして、比較例2に係る非水電解質二次電池を作製した。
(比較例3)
粉砕条件を変更することにより、リチウムコバルト複合酸化物の平均粒径を32μmとし、共沈反応条件を変更することにより、層状リチウムニッケルマンガン複合酸化物の平均粒径を2μmとしたこと以外は、上記実施例1と同様にして、比較例3に係る非水電解質二次電池を作製した。
(比較例4)
粉砕条件を変更することにより、リチウムコバルト複合酸化物の平均粒径を6μmとし、共沈反応条件を変更することにより、層状リチウムニッケルマンガン複合酸化物の平均粒径を3μmとしたこと以外は、上記実施例1と同様にして、比較例4に係る非水電解質二次電池を作製した。
(比較例5)
粉砕条件を変更することにより、リチウムコバルト複合酸化物の平均粒径を32μmとしたこと以外は、上記実施例1と同様にして、比較例5に係る非水電解質二次電池を作製した。
(比較例6)
共沈反応条件を変更することにより、層状リチウムニッケルマンガン複合酸化物の平均粒径を1μmとしたこと以外は、上記実施例1と同様にして、比較例6に係る非水電解質二次電池を作製した。
(比較例7)
粉砕条件を変更することにより、リチウムコバルト複合酸化物の平均粒径を24μmとし、共沈反応条件を変更することにより、層状リチウムニッケルマンガン複合酸化物の平均粒径を16μmとしたこと以外は、上記実施例1と同様にして、比較例7に係る非水電解質二次電池を作製した。
〈電池特性試験〉
上記各電池に対し、下記条件で電池特性の試験を行った。この結果を下記表1〜4に示す。
〔サイクル特性試験〕
充電条件:定電流 1It(電池容量÷1時間で表される値)4.4Vまで充電、定電圧(4.4V)、合計3時間、25℃
放電条件:定電流 1It、終止電圧 3.0V、25℃
サイクル特性(%):(300サイクル目放電容量/1サイクル目放電容量)×100
〔DSC発熱試験〕
25℃において、100μAで電位が4.4Vとなるまで充電し、ドライボックス中で分解して正極(活物質、導電剤、結着剤を含むもの)を取り出し、ジメチルカーボネートで洗浄し、試験サンプルとした。このサンプル40mgに対してエチレンカーボネート10mgを加え、アルゴン雰囲気下でアルミ製のセルに封入し、示差走査熱量計(DSC)にて5℃/分で昇温し、発熱開始温度を測定した。この発熱反応は正極活物質の構造崩壊によるものであると考え、この発熱反応開始温度を、正極活物質の自己発熱開始温度とした。
Figure 2006286336
Figure 2006286336
Figure 2006286336
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上記表1から、リチウムコバルト複合酸化物(活物質A)の平均粒径及び層状リチウムニッケルマンガン複合酸化物(活物質B)の平均粒径を同一とした場合、活物質Bの短径/長径が0.8〜1.0である実施例1〜3では、放電容量が821〜824mAh、熱安定性の指標であるDSC発熱開始温度が154〜157℃、サイクル特性が91〜92と優れていたのに対し、活物質Bの短径/長径が0.7である比較例1では、放電容量は820mAhと優れているものの、DSC発熱開始温度が140℃、サイクル特性が88%と低下していることがわかる。
このことは、次のように考えられる。比較例1では、活物質Bの短径/長径が0.7と低く、活物質粒子の形状がいびつであるので、活物質の表面積が大きくなり、活物質と電解液との反応性が高まるので、電解液が分解してサイクル特性が低下する。また、電解液との反応により活物質が劣化して、熱安定性(DSC発熱開始温度が低下)が低下する。さらに、形状がいびつであるため、活物質粒子を均一に分散できなくなり、極板内での充放電反応の進行状態にムラができるので、極板内に局所的な過充電、過放電が生じ、これにより活物質の熱安定性が低下する。これに対し、実施例1〜3では、活物質Bの短径/長径が0.8〜1.0であり、活物質の粒子形状が球状あるいは球形に近い楕円体であるため、上記問題が生じない。これにより、優れたサイクル特性と高い安全性とを兼ね備えた高容量な電池が得られる。
また、上記表2から、リチウムコバルト複合酸化物の平均粒径が7〜30μmである実施例1、6、7は、放電容量が821〜822mAh、DSC発熱開始温度が153〜155℃、サイクル特性が90〜92%であり、活物質Aの平均粒径が6μmである比較例4の821mAh、142℃、84%よりもDSC発熱開始温度が高く、サイクル特性に優れ、活物質Aの平均粒径が32μmである比較例5の803mAh、146℃、88%よりも、すべてにおいて優れていることがわかる。
このことは次のように考えられる。平均粒径が小さくなるに伴い活物質の総表面積が大きくなる。リチウムコバルト複合酸化物(活物質)の総表面積が大きい場合、初期の放電容量には影響がないが、充放電により活物質と電解液とが反応しやすくなり、この反応により電解液が劣化してサイクル劣化を招くとともに、活物質が劣化してや熱安定性(DSC発熱開始温度)を低下させる。他方、リチウムコバルト複合酸化物の平均粒径が32μmと大きい比較例5においては、粒子の流動性が低いため、正極の厚みを所定値(135μm)とするの圧縮において、実施例1よりも高い圧力がかかり、活物質粒子間の隙間が小さくなるので、極板内への電解液の含浸性が低下して、放電容量及びサイクル特性が低下する。よって、活物質の周囲の電解液量が減少するので、熱安定性が低下する。このため、リチウムコバルト複合酸化物の平均粒径は、7μm以上30μm以下であることが好ましい。
また、上記表3から、層状リチウムニッケルマンガン複合酸化物の平均粒径が2〜15μmである実施例1、8、9は、放電容量が821〜822mAh、DSC発熱開始温度が154〜156℃、サイクル特性が90〜92%であり、活物質Bの平均粒径が1μmである比較例6の820mAh、143℃、83%よりもDSC発熱開始温度が高く、サイクル特性に優れ、活物質Bの平均粒径が16μmである比較例5の801mAh、146℃、86%よりもすべてにおいて優れていることがわかる。
このことは、上述したものと同様の理由によるものと考えられる。このため、層状リチウムニッケルマンガン複合酸化物の平均粒径は、2μm以上15μm以下であることが好ましい。
また、上記表4から、平均粒径比が1.4〜15である実施例1、4、5では、放電容量が820〜823mAh、DSC発熱開始温度が153〜155℃、サイクル特性が90〜91%と、平均粒径比が1.3である比較例2の806mAh、146℃、86%、平均粒径比が16である比較例3の802mAh、144℃、87%よりも優れていることがわかる。
このことは次のように考えられる。リチウムコバルト複合酸化物よりも、層状リチウムニッケルマンガン複合酸化物の方が硬いが、リチウムコバルト複合酸化物に対し層状リチウムニッケルマンガン複合酸化物の平均粒径が相対的に大きい(平均粒径比が1.3と小さい)比較例2では、活物質の充填密度を高める圧延において、実施例1よりも高い圧力がかかる。このため、上述した問題が生じる。また、比較例3では、リチウムコバルト複合酸化物の平均粒径が過大であるため、上述したものと同様の問題が生じる。これらのことから、平均粒径比(活物質A/活物質B)は、1.4以上15以下であることが好ましい。
(その他の事項)
本発明においては、電池形状は限定されないので、角型外装缶以外に、円筒型外装缶、コイン型外装体、ラミネート外装体を用いることができる。
また、非水溶媒としてはジエチルカーボネート、エチレンカーボネート、エチルメチルカーボネート以外に、プロピレンカーボネート、ビニレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、ジメチルカーボネート、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、1,3−ジオキソラン、2−メトキシテトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等を用いることができる。
また、電解質塩としては、上記LiPF6以外に、LiN(C25SO22、LiN(CF3SO22、LiClO4、LiBF4等の一種または複数種の混合物が使用できる。
以上に説明したように、本発明によれば、サイクル特性が高く、安全性に優れた、高容量な非水電解質二次電池を提供できる。よって、産業上の利用可能性は大きい。

Claims (2)

  1. 正極活物質を有する正極と、負極活物質を有する負極と、非水電解質と、を備える非水電解質二次電池において、
    前記正極活物質が、少なくともジルコニウムとマグネシウムとが添加されたリチウムコバルト複合酸化物と、層状構造を有するリチウムニッケルマンガン複合酸化物と、からなり、
    前記正極活物質の電位がリチウム基準で4.4〜4.6Vであり、
    前記リチウムニッケルマンガン複合酸化物の凝集体形状が、短径/長径が0.80以上1.0以下である球形又は楕円体形であり、
    前記リチウムコバルト複合酸化物の平均粒径Xが7μm以上30μm以下であり、
    前記リチウムニッケルマンガン複合酸化物の平均粒径Yが2μm以上15μm以下であり、
    前記Xと前記Yの比X/Yが1.4以上15以下である、
    ことを特徴とする非水電解質二次電池。
  2. 正極活物質を有する正極と、負極活物質を有する負極と、非水電解質と、を備える非水電解質二次電池の充電方法において、
    前記正極活物質が、少なくともジルコニウムとマグネシウムとが添加されたリチウムコバルト複合酸化物と、層状構造を有するリチウムニッケルマンガン複合酸化物と、からなり、
    前記リチウムニッケルマンガン複合酸化物の凝集体形状が、短径/長径比Cが0.80以上1.0以下である球形又は楕円体形であり、
    前記リチウムコバルト複合酸化物の平均粒径Xが7μm以上30μm以下であり、
    前記リチウムニッケルマンガン複合酸化物の平均粒径Yが2μm以上15μm以下であり、
    前記Xと前記Yの比X/Yが1.4以上15以下であり、
    前記正極活物質の電位がリチウム基準で4.4〜4.6Vとなるまで充電することを特徴とする非水電解質二次電池の充電方法。


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