JP2006284608A - 空気流量測定モジュール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、上記目的を達成するために副空気通路をモジュールの一部に一体化し、モジュール単品に発熱抵抗式空気流量測定装置に必要な機能を全て持たせた構造としたものである。
【効果】本発明によれば1種類の発熱抵抗式空気流量測定装置のモジュールで、各々のエンジンに装着可能となり内燃機関のシステムコストも含め越すと低減がはかれる。さらに吸気系の例えばエアクリーナ等にも装着することが可能となり装着性に優れた発熱抵抗式空気流量計を提供できる。
【選択図】図3
Description
主流路中に脈動流が生じることによる計測誤差に対しては、副流路をL字形の曲がり流路とし、主流方向に平行な第1通路と垂直な第2通路の長さの比を最適化しており、逆流の発生に対しては、副流路の出口開口面を主流方向と平行な面に形成し、出口部の上流にひさし状の突起を設けている。主流路の偏流による計測誤差に対しては、副流路の入口開口面を受皿状とし、出口上流に傾斜面を設けるとともに、主流路中の副流路の出入口の配置を最適化している。主流路の乱流,旋回流に対しては、副流路の全長を十分長くし、第1通路の断面積に対して第2通路の断面積を大きくすることを可能とし、出口上流に両側に壁のある傾斜面を設けている。温度変化に対しては、吸入空気の温度を計測する感温抵抗体をベース部材から離れた位置で副流路の直角曲がり部の内側コーナの近くに固定し、発熱抵抗体は感温抵抗体よりもベース部材に近い位置に固定している。また、発熱抵抗体の固定位置による計測精度の悪化を防止するために、副流路の入口開口部の受皿状の底面と第1通路が作るコーナから発熱抵抗体の間隔を適正化している。
この作用が最も有効となるのは、第1通路を主流路の中心から偏心した位置に設け、主流路の中心付近を含む範囲に受皿状の部分を広げ、副流路の出口を主流路の中心に対して入口の反対部分に設けた時である。また、この受皿状の入口開口部は、回路固定面や主流路壁面の挿入穴が傾いたことによる副流路構成部材の上下流方向の傾きばらつきによる計測誤差の低減効果がある。副流路の出口方向が主流路の上流方向に傾くと、出口開口面は主流路の上流側から見えるようになる方向に傾くため、出口開口面に若干の動圧が生じる、あるいは負圧が減少するため、副流路の出入口間の圧力差が小さくなり副流路へ流入する空気流量が減少し、マイナスの計測誤差を生じるように作用する。一方、受皿状の開口面は第1通路が下流になる方向に傾くため、主流路の中心付近の流れをより副流路へ導きやすくするとともに、第1通路中に生じるはく離域が大きくなり発熱抵抗体付近の流速を速めるためプラス側の計測誤差を生じるように作用する。この両作用は互いに相殺し合うため、上記の副流路構成部材の傾きばらつきによる計測誤差を低減できる。反対に出口が下流側になるように傾くと、出口部は負圧が大きくなり、入口部は副流路に空気の取り入れにくい方向に傾くとともに第1通路内のはく離域を小さくするため、出入口の作用が相殺し合って計測誤差を低減できる。
13及びベース部材7が金属製でホルダ19がプラスチック製で、ホルダ19の成形時にターミナル13とベース部材7をインサート成形することにより3者を一体化する方法,ターミナル13とホルダ19をインサート成形しベース部材7と接着等により固定する方法、あるいは、図3では別部材として示しているが、ベース部材7とホルダ19をひとつのプラスチック成形品としてターミナル13をインサート成形する方法、及び、最も部品点数を少なくするために、回路ハウジング9とベース部材7とホルダ19をひとつのプラスチック成形品としてターミナル13をインサート成形する方法等がある。電子回路8は、ベース部材7あるいはホルダ19の上面に固定され、ターミナル13とワイヤ等の導電性部材22を介して電気的に接続される。また、回路ハウジング9もベース部材7の上面に固定され、回路ハウジング9の上面はカバー10を固定することによって覆われる。
32の内径を大きくしたものである。ボディ内径を大きくすると単純に考えれば、副空気通路の内、流量を計測するための発熱抵抗体1が配置される第1通路302及び入口開口面301がボディ壁面近くに片寄ってしまう。この場合、仮にボディ32の上流側の形状(エアクリーナ及びダクト形状)によりボディ32内において空気の流れに偏流が生じた場合、壁面に近い場所においてはその偏流によって発熱抵抗式空気流量測定装置の計測誤差を生じてしまう。通常管内を流れる流速分布は管の中心部分が最も流速が速く、壁面に近づくにつれておそくなる様に放物線に近い分布を示す。すなわち管内の中心では平均流速より流速は速く壁面ではおそくなり、流速の平均値は中心よりズレた位置で計測することが望まれる。このため、本発明品においては副空気通路の出入口を管中心からズラして平均流速の値を副空気通路に取込む様にしている(副空気通路内を流れる流速値を決めるのは出入口の圧力差であり出入口共に管中心よりズラす必要が有る)。しかし、偏流の大部分はこの最も流速の速い位置が中心位置からズレてしまい、中心に対し一方が速い流速の値を示し、他方はおそい流速の値を示してしまう。このため速い流速分布の位置に副空気通路の入口開口面301が有ると、平均流速よりプラス側の計測誤差が生じ、逆におそい位置に有るとマイナス側の計測誤差を生じる。
102のボディ,吸気ダクト103,スロットルボディ104及び燃料が供給されるインジェクタ105を備えたマニホールド106を経て、エンジンシリンダ107に吸入される。一方エンジンシリンダで発生したガス108は排気マニホールド109を経て排出される。
Claims (4)
- 電子回路を内蔵した回路ハウジングと、曲がり部を有する副流路が構成された副流路構成部材と、前記副流路内に配置される検出素子とが一体に構成され、前記副流路構成部材を主流路を構成する壁に設けられた挿入穴から挿入し、前記副流路が前記主流路内に位置するように前記副流路構成部材を設置する空気流量モジュールであって、
前記副流路構成部材はプラスチック製であり、プラスチック製のホルダと一体に組み付けられると共に、
前記プラスチック製のホルダは前記副流路構成部材の反対側でベース部材に固定され、かつ前記検出素子が固定されるターミナルが前記ホルダの内部を貫通して前記検出素子が前記副流路内に位置するよう前記副流路構成部材と一体化され、
前記副流路は、主流路を流れる主流と垂直な辺及び主流と平行な辺よりなり、かつ主流に対して垂直方向に延びる空気取り込みのための入口開口面と、前記入口開口面から取り込まれた空気の量を測定する検出素子と、前記検出素子を通過した空気が流れ、かつ前記入口開口面を形成する主流と垂直な辺の下側に配置され主流と垂直な辺及び主流と平行な辺によって形成される断面がほぼ長方形状の出口通路とを備え、
前記入口開口面から前記出口通路の下面までの長さを前記入口開口面の幅より長くしたことを特徴とする空気流量測定モジュール。 - 電子回路を内蔵した回路ハウジングと、曲がり部を有する副流路が構成された副流路構成部材と、前記副流路内に配置される検出素子とが一体に構成され、前記副流路構成部材を主流路を構成する壁に設けられた挿入穴から挿入し、前記副流路が前記主流路内に位置するように前記副流路構成部材を設置する空気流量モジュールであって、
前記副流路構成部材はプラスチック製であり、プラスチック製のホルダと一体に組み付けられると共に、
前記プラスチック製のホルダは前記副流路構成部材の反対側でベース部材に固定され、かつ前記検出素子が固定されるターミナルが前記ホルダの内部を貫通して前記検出素子が前記副流路内に位置するよう前記副流路構成部材と一体化され、
前記副流路は、主流路を流れる主流と垂直な辺及び主流と平行な辺よりなり、かつ主流に対して垂直方向に延びる空気取り込みのための入口開口面と、前記入口開口面から取り込まれた空気の量を測定する検出素子と、前記検出素子を通過した空気が流れ、かつ前記入口開口面を形成する主流と垂直な辺の下側に配置され主流と垂直な辺及び主流と平行な辺によって形成される断面がほぼ長方形状の出口通路とを備え、
前記入口開口面から前記出口通路の下面までの長さを前記入口開口面の幅の1から2倍の範囲にしたことを特徴とする空気流量測定モジュール。 - 請求項1または2において、
前記出口通路の下面は、円弧状をなすことを特徴とする空気流量測定モジュール。 - 請求項1または2において、
前記入口開口面の幅よりも前記出口通路の幅の方が大であることを特徴とする空気流量測定モジュール。
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